JP2520975Y2 - 吸収冷温水機 - Google Patents

吸収冷温水機

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JP2520975Y2
JP2520975Y2 JP1991094760U JP9476091U JP2520975Y2 JP 2520975 Y2 JP2520975 Y2 JP 2520975Y2 JP 1991094760 U JP1991094760 U JP 1991094760U JP 9476091 U JP9476091 U JP 9476091U JP 2520975 Y2 JP2520975 Y2 JP 2520975Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本考案は、吸収剤(例えば臭
化リチウム,ヨウ化リチウム)を液冷媒(例えば水)に
溶解させて作った吸収液を作動流体とし、該作動流体の
濃度を希溶液から濃溶液(場合によっては希溶液、中間
濃溶液、濃溶液)の順に濃縮させながら動作する吸収冷
温水機に係り、特に冷水と温水を同時に供給する吸収冷
温水機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷水と温水を同時に供給する吸収
冷温水機としては、例えば、「吸収冷凍機」(高田秋一
著、日本冷凍協会発行)に記載されたものが知られてい
る。これは図10に示すように、第1発生器で生成され
た中間濃溶液の顕熱で温水を加熱する第三熱交と、第2
発生器を通過した冷媒の潜熱及び顕熱で温水を加熱する
温水加熱器とを設けるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術では、冷
水、温水の同時供給を可能とするために、機器の数が増
えるとともに、それらの機器を接続する配管の系統も増
え、装置の大型化、保守の煩雑化を招くという問題があ
った。
【0004】本考案の課題は、装置の大型化、保守の煩
雑化を招くことなく、冷水、温水の同時供給を可能とす
るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、吸収剤を
冷媒に溶解させて得た希溶液を加熱する高温再生器と、
該高温再生器で加熱された希溶液から冷媒蒸気と溶液を
分離する分離器と、該分離器で分離された冷媒蒸気を冷
却する冷却手段を備え該冷却手段により前記冷媒蒸気を
冷却して凝縮液化する凝縮器と、蒸発コイルを内装し前
記凝縮器で生成された液冷媒を該蒸発コイル上で蒸発さ
せて該蒸発コイル内の流体を冷却する蒸発器と、前記分
離器で分離された溶液に前記蒸発器で発生した冷媒蒸気
を吸収させて希溶液を生成し発生する吸収熱を冷却する
吸収器と、前記分離器と蒸発器を弁を介して連通する手
段とを備えてなる吸収冷温水機において、前記凝縮器で
冷媒蒸気を冷却する冷却手段を、凝縮器に内装されて冷
却媒体を循環させ温水負荷に接続可能な冷却媒体循環手
段と、該凝縮器の冷媒蒸気と外気を隔てる壁面の外気側
の面に冷却水液膜を形成する冷却水供給手段と、該冷却
水液膜近傍の空気を流動させる空気駆動手段と、冷却媒
体循環手段と冷却水供給手段と空気駆動手段とを独立し
て制御する手段とを含んで構成し、前記吸収器に、該吸
収器の外気と冷媒蒸気を隔てる壁面の冷媒蒸気側に面に
溶液の液膜を形成する滴下手段と、該壁面の外気側の面
に冷却水液膜を形成する冷却水供給手段と、該冷却水液
膜近傍の空気を流動させる空気駆動手段とを備えること
によっても達成される。
【0006】上記の課題を達成するための手段は、低温
再生器を備えていない吸収冷温水機について述べている
が、低温再生器を備えた二重効用吸収冷温水機について
も同様に適用可能である。
【0007】冷水のみが必要な場合、凝縮器に内装され
て冷却媒体を循環させる冷却媒体循環手段の冷却媒体の
循環は停止され、凝縮器での冷媒蒸気の冷却は、冷却水
供給手段によって凝縮器の冷媒蒸気と外気を隔てる壁面
の外気側の面に形成された冷却水液膜によって行われ
る。凝縮熱を奪った冷却水液膜は外気中に水蒸気となっ
て蒸発する。蒸発した水蒸気は空気駆動手段によって流
動させられる冷却水液膜近傍の空気とともに大気中に放
出される。凝縮器で形成された液冷媒は蒸発器に供給さ
れ、該液冷媒の蒸発コイル上での蒸発によって蒸発コイ
ル中の流体が冷却される。冷却された流体が負荷に供給
される。
【0008】温水のみが必要な場合、分離器と蒸発器が
連通され、分離器で分離された冷媒蒸気は直接蒸発器に
供給される。従って凝縮器での冷媒蒸気の凝縮は行われ
ず、凝縮器の冷却手段は停止される。蒸発器に直接供給
された冷媒蒸気によって蒸発コイル内の流体が加熱さ
れ、温水となる。この温水が温水負荷に供給される。
【0009】冷水と温水が同時に必要な場合、凝縮器に
内装されて冷却媒体を循環させ温水負荷に接続可能な冷
却媒体循環手段で温水が生成され、蒸発器の蒸発コイル
で冷水が生成される。凝縮器に、冷却媒体を循環させる
冷却媒体循環手段と、凝縮器の冷媒蒸気と外気を隔てる
壁面の外気側の面に冷却水液膜を形成する冷却水供給手
段と、該冷却水液膜近傍の空気を流動させる空気駆動手
段と、冷却媒体循環手段と冷却水供給手段と空気駆動手
段とを独立して制御する手段とが設けられている場合、
冷却媒体循環手段に冷却媒体が循環され、冷却水供給手
段と空気駆動手段が停止される。凝縮器に流入する冷媒
蒸気の凝縮熱は冷却媒体循環手段内を流れる冷却媒体に
取り込まれる。凝縮熱を取り込んだ冷却媒体が温水負荷
に供給される。蒸発器における冷水の生成と供給は前記
冷水を供給する場合と同じであるので、説明は省略す
る。
【0010】
【考案の実施の形態】以下、本考案の実施例を図面を参
照して説明する。図1は、本考案の参考例である吸収冷
温水機を用いて構成した冷暖房装置を示す系統図であ
る。図示の冷暖房装置は、凝縮器に冷却水コイル1Fと
温水コイル1Eを備え、蒸発器に蒸発コイル1Kを備え
た吸収冷温水機1と、前記温水コイル1Eの出口側に接
続された温水出口ヘッダ2Aと、前記温水コイル1Eの
入り口側に吐出口を接続させた温水ポンプ6Aと、該温
水ポンプ6Aの入り口側に接続された温水入り口ヘッダ
2Bと、前記蒸発コイル1Kの出口側に接続された冷水
出口ヘッダ2Cと、前記蒸発コイル1Kの入り口側に吐
出口を接続させた冷水ポンプ6Bと、該冷水ポンプ6B
の入り口側に接続された冷水入り口ヘッダ2Dと、前記
温水出口ヘッダ2A,温水入り口ヘッダ2B,冷水出口
ヘッダ2C,冷水入り口ヘッダ2Dにそれぞれ第1のポ
ートを接続した三方弁3A,3B,4A,4Bと、三方
弁3Aの第2のポートに一端を接続され他端を三方弁4
Aの第2のポートに接続されたコイルを備えた室内機5
Aと、三方弁3Bの第2のポートに一端を接続され他端
を三方弁4Bの第2のポートに接続されたコイルを備え
た室内機5Bとを含んで構成されている。前記三方弁3
A,3B,4A,4Bの第3のポートは、それぞれ、冷
水出口ヘッダ2C,冷水入り口ヘッダ2D,温水出口ヘ
ッダ2A,温水入り口ヘッダ2Bに接続されている。
【0011】また、吸収冷温水機1は、希溶液を加熱す
る再生器1Aと、該再生器1Aで加熱された希溶液を冷
媒蒸気と濃溶液に分離する分離器1Bと、該分離器1B
で分離された冷媒蒸気を冷却水コイル1F内及び温水コ
イル1E内を流れる流体で冷却凝縮して液冷媒とする凝
縮器1Dと、蒸発コイル1Kを備え、前記凝縮器1Dで
生成された液冷媒を前記蒸発コイル1K上で蒸発させる
蒸発器1Gと、前記分離器1Bで分離された濃溶液と前
記再生器に供給される希溶液を熱交換させる溶液熱交換
器1Cと、該溶液熱交換器1Cで熱交換を済ませた濃溶
液を内装された冷却水コイル1L上に散布し、前記蒸発
器1Gで生成された冷媒蒸気を吸収させて希溶液を生成
する吸収器1Hと、該希溶液を吸入・圧送し、前記溶液
熱交換器1Cを経て前記再生器1Aに送りこむ溶液ポン
プ1Jと、前記分離器1Bと前記吸収器1Hとを連通す
る管に介装された冷暖切換弁1Mと、前記冷却水コイル
1Lに冷却水を供給する冷却水ポンプ1Nと、前記冷却
水コイル1Lと冷却水コイル1Fを連通する管に介装さ
れた調整弁1Pと、を含んで構成されている。
【0012】上記構成の冷暖房装置の運転動作を以下に
説明する。室内機5A,5Bをともに冷房運転するとき
は、冷暖切換弁1Mは閉じられ、温水ポンプ6Aは停止
され、三方弁3A,3Bはいずれも第2のポートと第3
のポートが連通される位置に操作され、三方弁4A,4
Bはいずれも第1のポートと第2のポートが連通される
位置に操作される。また、調整弁1Pは全開され、冷却
水ポンプ1N,冷水ポンプ6Bが運転される。この状態
で吸収冷温水機1が冷房運転される。温水ポンプ6Aが
停止されているので、温水コイル1Eには流体は流れ
ず、蒸発コイル1K内で冷媒の蒸発により冷却された冷
水は冷水出口ヘッダ2Cに導かれ、その一部は三方弁3
Aを経て室内機5Aに流れる。室内機5Aで冷房を行っ
た冷水は、三方弁4A,冷水入り口ヘッダ2Dを経て冷
水ポンプ6Bに吸入され、再び蒸発コイル1Kに導入さ
れる。冷水出口ヘッダ2Cを出た冷水の残りは三方弁3
Bを経て室内機5Bに流れる。室内機5Bで冷房を行っ
た冷水は三方弁4Bを経て冷水入り口ヘッダ2Dに流入
し、前記室内機5Aを経てきた冷水と合流して冷水ポン
プ6Bに吸入され、再び蒸発コイル1Kに導入される。
【0013】室内機5Aを暖房,5Bを冷房で運転する
ときは、冷暖切換弁1Mは閉じられ、温水ポンプ6A,
冷却水ポンプ1N,冷水ポンプ6Bは運転され、三方弁
3A,3B,4A,4Bはいずれも第1のポートと第2
のポートが連通される位置に操作される。また、調整弁
1Pの開度は部分開度に調整される。この状態で吸収冷
温水機1が冷房運転される。温水ポンプ6Aが運転され
ているので、温水コイル1Eには温水が流れ、凝縮器内
に流入する冷媒蒸気に加熱されて昇温された温水が温水
出口ヘッダ2A,三方弁3Aを経て室内機5Aに流れ
る。室内機5Aで暖房を行った温水は三方弁4A,温水
入り口ヘッダ2Bを経て温水ポンプ6Aに吸入され、再
び温水コイル1Eに導入される。一方、蒸発コイル1K
内で冷媒の蒸発により冷却された冷水は冷水出口ヘッダ
2Cに導かれ、三方弁3Bを経て室内機5Bに流れる。
室内機5Bで冷房を行った冷水は三方弁4Bを経て冷水
入り口ヘッダ2Dに流入し、冷水ポンプ6Bに吸入され
て、再び蒸発コイル1Kに導入される。
【0014】室内機5A,5Bをともに暖房運転すると
きは、冷暖切換弁1Mは開かれ、温水ポンプ6A,冷却
水ポンプ1Nは停止され、冷水ポンプ6Bが運転され
る。三方弁3A,3Bはいずれも第2のポートと第3の
ポートが連通される位置に操作され、三方弁4A,4B
はいずれも第1のポートと第2のポートが連通される位
置に操作される。冷却水ポンプ1Nが停止されているの
で、調整弁1Pの開度は無関係である。この状態で吸収
冷温水機1が暖房運転される。冷暖切換弁1Mが開かれ
ているので、分離器1Bで分離された濃溶液は吸収器1
Hの底部に直接流入し、分離器1Bで分離された冷媒蒸
気は凝縮器を通過して蒸発器1Gに流入する。蒸発コイ
ル1K内の水は、流入する前記冷媒蒸気に加熱されて高
温の温水となって冷水出口ヘッダ2Cに導かれ、その一
部は三方弁3Aを経て室内機5Aに流れる。室内機5A
で暖房を行った温水は、三方弁4A,冷水入り口ヘッダ
2Dを経て冷水ポンプ6Bに吸入され、再び蒸発コイル
1Kに導入される。冷水出口ヘッダ2Cを出た温水の残
りは三方弁3Bを経て室内機5Bに流れる。室内機5B
で暖房を行った温水は三方弁4Bを経て冷水入り口ヘッ
ダ2Dに流入し、前記室内機5Aを経てきた温水と合流
して冷水ポンプ6Bに吸入され、再び蒸発コイル1Kに
導入される。
【0015】室内機5Aを冷房,5Bを暖房で運転する
ときは、冷暖切換弁1Mは閉じられ、温水ポンプ6A,
冷却水ポンプ1N,冷水ポンプ6Bはいずれも運転さ
れ、三方弁3A,3B,4A,4Bはいずれも第2のポ
ートと第3のポートが連通される位置に操作される。ま
た、調整弁1Pの開度は部分開度に調整される。この状
態で吸収冷温水機1が冷房運転される。温水ポンプ6A
が運転されているので、温水コイル1Eには温水が流
れ、凝縮器内に流入する冷媒蒸気に加熱されて昇温され
た温水が温水出口ヘッダ2A,三方弁3Bを経て室内機
5Bに流れる。室内機5Bで暖房を行った温水は三方弁
4B,温水入り口ヘッダ2Bを経て温水ポンプ6Aに吸
入され、再び温水コイル1Eに導入される。一方、蒸発
コイル1K内で冷媒の蒸発により冷却された冷水は冷水
出口ヘッダ2Cに導かれ、三方弁3Aを経て室内機5A
に流れる。室内機5Aで冷房を行った冷水は三方弁4A
を経て冷水入り口ヘッダ2Dに流入し、冷水ポンプ6B
に吸入されて、再び蒸発コイル1Kに導入される。
【0016】図2に上記各操作状態における弁、ポンプ
の状態をまとめて示す。図中、1P−2Pは、第1ポー
トと第2ポートが連通されることを示す。
【0017】本参考例によれば、凝縮器に温水コイル1
Eを追加し、温水ポンプ及び配管系を追加することで冷
水を供給しつつ温水を供給することが可能となり、吸収
冷温水機の構造を複雑化することなく、冷房と暖房を同
時に行うことができる。
【0018】図3は本考案の第1の実施例を示す。図3
は本考案の第1の実施例を示す吸収冷温水機の概略構成
図である。図3において、まず、この吸収冷温水機を冷
房時冷水を発生させる場合について説明する。高温再生
器(再生器)301は内部に燃焼室が収められ、冷媒を
吸収し濃度が薄くなった稀溶液を加熱し、この稀溶液か
ら冷媒蒸気を発生する。分離器302は前記冷媒蒸気を
蒸発して濃度が濃くなった中間濃溶液と冷媒蒸気とを分
離し、前者を高温溶液熱交換器307へ後者を低温再生
器303へと送出する。低温再生器(再生器)303は
高温溶液熱交換器307により温度が低下した中間濃溶
液を分離器302からくる冷媒蒸気で再加熱し、中間濃
溶液の中から更に冷媒蒸気を発生させこれを凝縮器30
4へ送出しかつ中間濃溶液自身を濃溶液にするととも
に、分離器302からきた冷媒蒸気を一部凝縮し冷媒液
にして凝縮器304へと送出する。凝縮器304は低温
再生器303で発生した冷媒蒸気と低温再生器303で
液冷媒とならなかった冷媒蒸気を冷却水と空気を用いて
冷却液化して液冷媒にし蒸発器305へ送出する。蒸発
器305は内部に循環水が流れる蒸発コイル305Aが
配設され、伝熱管305Aに凝縮器304から送られて
くる液冷媒を散布器305Bを用いて散布し、液冷媒が
冷媒蒸気となるときの気化熱を利用して循環水を冷却す
る。吸収器306は低温再生器303から低温溶液熱交
換器308を通ってきた濃溶液が流入し滴下され、この
濃溶液は蒸発器305内で気化した冷媒蒸気を吸収す
る。吸収器306の吸収作用によって蒸発器305内は
高真空が確保されており、蒸発器305内の蒸発コイル
305A上に散布された液冷媒は直ちに蒸発できるよう
になっている。また、吸収器306には濃溶液が冷媒蒸
気を吸収して稀溶液となる際の冷却のための冷却手段が
配設されているが、この点については後に詳述する。高
温溶液熱交換器307は高温の中間濃溶液と低温の稀溶
液との間で熱交換し、また、低温溶液熱交換器308は
高温の濃溶液と低温の稀溶液との間で熱交換を行い、高
温側と低温側とに2段に設けて熱交換効率の向上を図っ
ている。溶液循環ポンプ309は吸収器306において
冷媒蒸気を吸収して稀溶液となったものを低温溶液熱交
換器308および高温溶液熱交換器307を介して高温
再生器301に送り再び循環させるために設けられてい
る。
【0019】凝縮器304には、前述のように低温再生
器303で発生した冷媒蒸気と、低温再生器303で液
冷媒とならなかった冷媒蒸気と一部冷されて液冷媒とな
ったものとが流入する。これらは凝縮器304内で冷却
してすべて液冷媒としてやらねばならないが、このため
には冷媒蒸気と冷却媒体との間で熱交換が行われなけれ
ばならない。前記図1に示す参考例においてはこの熱交
換を行うために冷却水コイル1Fが設けられているが、
図3に示す実施例においては、熱交換を行うための熱交
換器部として内が中空で鉛直方向に縦長形の管310が
複数本凝縮器304内に配設されている。そして、この
管310の内壁面に冷却水の流下液膜を形成してやるた
めに、管310の上方から冷却水を滴下してやる。この
流下液膜を適切に形成するため管上部310Aを凝縮器
304の上面304Aよりも若干突出するように形成
し、この上面304Aと管上部310Aの突出部とで形
成される部分に冷却水の液溜りを作り、ここに凝縮器散
水給水弁311から送られてくる冷却水を供給する。こ
うすると管310Aの上端部をオ−バ−フロ−した冷却
水は管310の内壁面に沿って薄い液膜を形成しつつ流
下する。一方、凝縮器304内に流入した冷媒蒸気はこ
の管310の外壁面に接するような形で存在する。その
結果、冷媒蒸気と冷却水とは管310の壁面を介して熱
交換し、冷媒蒸気は冷却されて凝縮し液冷媒となって管
310の外壁面に沿って流下し凝縮器304内の下面3
04Bに溜ってくる、また、冷却水は凝縮熱を得て熱せ
られその一部が蒸発する。このようにして管310内で
蒸発した水蒸気は、凝縮器304の上方に設けられた冷
却ファン312によって凝縮器304および吸収器30
6の下方から強制的に導入された空気とともに大気中に
放出される。なお、符号313は空気を導入する際の防
塵用フィルタであり、符号314は空気を排出する際の
開閉用シャッタ−である。
【0020】また、蒸発器304内には、一端を温水ポ
ンプ6Aに接続された温水コイル1Eが管310の外側
に螺旋状に配設されており、該温水コイル1E内の循環
水が蒸発器304内に流入した冷媒蒸気と熱交換するよ
うに構成されている。つまり、凝縮器304内に流入し
た冷媒蒸気は、温水コイル1E内に循環水が循環される
ときは該循環水と熱交換して凝縮され、管310の内周
面に沿って冷却水が流下されて液膜面を形成するときは
該液膜と熱交換して凝縮されるのである。もちろん、温
水コイル1E内の循環水と管310の内周面の液膜の両
者と同時に熱交換することも可能である。冷房のみを行
う場合は温水を作る必要はないので、温水ポンプ6Aは
停止される。
【0021】次に、吸収器306には前述のように低温
再生器303で形成された濃溶液が低温溶液熱交換器3
08を通って流入し、かつ、吸収器306の側面部に設
けられた蒸発器305内で発生した冷媒蒸気が流入す
る。前記濃溶液は蒸発器から流入する冷媒蒸気を吸収し
て希溶液となるが、濃溶液が冷媒蒸気を吸収する際に吸
収熱が発生する。濃溶液の温度が上昇すると冷媒蒸気を
吸収する能力が低下するので、蒸発器での冷媒蒸気の蒸
発を継続的に行わせるには、発生する吸収熱を除去する
必要がある。そのためには、冷媒蒸気を吸収中の濃溶液
(濃溶液から希溶液になる過程の吸収液)と冷却媒体と
の間で熱交換が行われなければならない。この熱交換を
行うための熱交換器部として、凝縮器304と同様、中
空で鉛直方向に縦長形の管315が複数本吸収器306
内に設けられている。そして、この管315の内壁面に
冷却水の流下液膜を形成するために管上部315Aが吸
収器306の上面306Aよりも若干突出して形成さ
れ、液溜りを構成している点も凝縮器304の場合と同
じであるからその詳細な説明は省略する。該液溜りには
吸収器散水給水弁316を備えた冷却水管により冷却水
が給水される。また、管315の外壁面には吸収器30
6に流入した濃溶液が管の上端から接するように滴下さ
れ、液膜を形成しつつ流下する。その結果、液膜を形成
しつつ管315の壁面を流下する濃溶液は吸収熱を発生
しつつ冷媒蒸気を吸収し、希溶液となって吸収器306
の下面306Bへと流れる。管315の内周面には前述
のように冷却水が滴下されて液膜を形成しつつ流下して
おり、この冷却水の液膜が管315の管壁を介して管3
15の外周面で発生する吸収熱を取り入れて蒸発する。
【0022】前記管310と管315とはそれぞれの中
空部が互いに連通するように配置されており、前記冷却
ファン312で吸入される外気は、管315の中空部を
通過したのち管310の中空部を通過する。吸収熱を取
り入れた冷却水は水蒸気を発生し、これが管315内に
強制的に導入された空気によって大気中に放出される点
は凝縮器4の場合と同じである。
【0023】吸収器306の場合には、管315の上端
部より濃溶液が滴下され冷媒蒸気を吸収しつつ流下する
ため下方になるに従い溶液濃度が低下する。このため管
の下方は上方に比べてより低温に冷却されることが必要
となるが、本考案の構成によれば下方から導入される空
気は乾球温度.湿球温度ともに低く、上方になるに従い
乾球温度.湿球温度ともに高くなる。よって、熱交換器
としては極めて合理的なものであり熱交換の温度差を増
大できる利点がある。
【0024】この吸収冷温水機を暖房時温水を発生させ
る場合について説明する。この場合には前記分離器2と
蒸発器5とを接続する管路に設けられた冷暖切替弁1M
を開く。その結果、高温再生器301において加熱され
た溶液と冷媒蒸気は直接蒸発器5に導かれ、蒸発コイル
305A内の循環水と熱交換して温水を発生する。この
温水が温水負荷に供給される。冷媒蒸気は該循環水に熱
を与え、自身は冷却凝縮されて液冷媒となり溶液と混合
して再び溶液循環ポンプ309によって高温再生器30
1に送られる。この時、前記冷水を発生させる場合に冷
却のために用いた凝縮器4および吸収器6の冷却装置は
停止する。即ち、凝縮器散水給水弁311,吸収器散水
給水弁316が閉じられて冷却水の滴下が停止され、温
水ポンプ6Aも停止される。冷却ファン12の運転も停
止され、さらに冷却ファン12の運転と同期して開閉し
ていたシャッタ−14は閉じられ空気の対流による凝縮
器4および吸収器6の管内面からの放熱を防止するよう
にしている。
【0025】冷水と温水を同時に供給する場合には、凝
縮器散水給水弁311は閉じられ、温水ポンプ6Aが運
転される。吸収器散水給水弁316は開かれて冷却水が
管315の内周面に供給され、冷却ファン312は運転
される。凝縮器304に流入する冷媒蒸気は温水コイル
1E内を流れる循環水によって冷却凝縮されて液冷媒と
なり、散布器305Bから蒸発コイル305A上に散布
される。前記温水コイル1E内の循環水は冷媒蒸気から
凝縮熱を奪って温水となり、この温水が温水負荷に供給
される。蒸発コイル305A上に散布された液冷媒は、
蒸発コイル305A内の循環水から蒸発熱を奪って蒸発
し、管315の外周面に滴下されて液膜をなして流下す
る濃溶液に吸収される。発生する吸収熱は、管315の
内周面に滴下されて液膜をなして流下する冷却水に取り
込まれ、吸収熱を取り込んだ冷却水は水蒸気として蒸発
する。この水蒸気は、冷却ファン312に駆動されて管
315,310の中空部を通過する外気とともに、大気
中に放出される。すなわち、温水のみを供給する場合
は、蒸発コイルで温水が生成されるのに対し、温水と冷
水を同時に供給する場合は、蒸発コイルで冷水が、温水
コイルで温水が、それぞれ生成され、供給されるのであ
る。
【0026】図4は本考案の第2の実施例を示す概略構
成図であり、凝縮器304および吸収器306の熱交換
器部として中空で鉛直方向縦長形の管を用いて冷却装置
を構成する点は図3の場合と同様である。ただ若干異な
るのは凝縮器304と吸収器306とが前記第1の実施
においては直列的に配設されているのに対し、本実施
例の場合には並列的に設けられていることである。そし
て、凝縮器304の管310で発生する水蒸気を大気に
放出する凝縮器冷却ファン312Bが、吸収器306の
管315で発生する水蒸気を大気に放出する冷却ファン
312Aと別に設けられている点である。その他の点は
図3の場合と同一なので詳細な説明は省略する。なお、
図3において用いた符号と同一のものは、同じ作用およ
び動作をするものである。
【0027】本実施例において、冷水のみを供給する場
合は、温水ポンプ6Aが停止され、凝縮器散水給水弁3
11,吸収器散水給水弁316はいずれも開かれ、凝縮
器冷却ファン312B,冷却ファン312Aはいずれも
運転される。冷水は蒸発コイル305Aで生成され、供
給される。温水のみを供給する場合は、温水ポンプ6A
が停止され、凝縮器散水給水弁311,吸収器散水給水
弁316はいずれも閉じられ、凝縮器冷却ファン312
B,冷却ファン312Aはいずれも停止される。また、
冷暖切換弁1Mが開かれ、蒸発コイル305A内の循環
水は、分離器から該冷暖切換弁1Mを経て蒸発器に流入
する冷媒蒸気に加熱されて温水となる。凝縮熱を奪われ
て液化した冷媒は、分離器から蒸発器/吸収器に流入し
てその底部を流れる溶液に混合されて希溶液となり、溶
液ポンプ309により再び低温溶液熱交換器308、高
温溶液熱交換器307を経て高温再生器301に送られ
る。温水は蒸発コイル305Aで生成され、負荷に供給
されるのである。
【0028】温水及び冷水を同時に供給する場合は、温
水ポンプ6Aが運転され、凝縮器散水給水弁311は閉
じられ,吸収器散水給水弁316は開かれ、凝縮器冷却
ファン312Bは停止され、冷却ファン312Aは運転
される。また、冷暖切換弁1Mは閉じられる。凝縮器3
04に流入する冷媒蒸気は、温水コイル1E内を流れる
循環水に凝縮熱を奪われて凝縮、液化し、液冷媒となっ
て散布器305Bから蒸発コイル305A上に散布され
る。前記凝縮熱を奪った循環水は温水となって温水負荷
に供給される。蒸発コイル305A上に散布された液冷
媒は蒸発コイル内の循環水から蒸発熱を奪って蒸発し、
該循環水は冷水となって冷水負荷に供給される。蒸発し
た冷媒蒸気は管315の外周面に滴下され、液膜をなし
て流下する濃溶液に吸収され、希溶液となる。吸収され
る過程で管315の外周面に発生する吸収熱は、管31
5の内周面に沿って滴下され、液膜をなして流下する冷
却水に取り込まれる。吸収熱を取り込んだ冷却水は水蒸
気となって蒸発し、冷却ファン312Aで駆動される外
気とともに大気中に放出される。管315の外周面で形
成された前記希溶液は、吸収器/蒸発器の低部306B
を経て溶液ポンプ309に吸引され、低温溶液熱交換器
308、高温溶液熱交換器307を経て高温再生器30
1に送られる。温水は温水コイル1Eで生成されて温水
負荷に供給され、冷水は蒸発コイル305Aで生成さ
れ、冷水負荷に供給されるのである。
【0029】図5は本考案の第3の実施例の概略構成図
を示すものである。本実施例では凝縮器304と吸収器
306とが冷却水および冷却用空気に対し図3と同様直
列的一体的に設けられている。そして、凝縮器304お
よび吸収器306の熱交換器部として鉛直方向縦長形の
プレ−ト317を複数本、図6にその断面を示すような
形状にして用い、これと凝縮器304および吸収器30
6の外側面304C.306Cとの間に中空部318を
形成して冷却装置を構成したものである。この中空部3
18の内を冷却水は前記プレ−ト17の内壁面に沿って
上方から液膜を形成しつつ流下し、冷却ファン312に
よって強制的に導入された空気は下方から上方に向かっ
て流れて発生した水蒸気を大気中に放出する。プレ−ト
317の内壁面に流下液膜を形成するために、図3と同
様に、凝縮器304の上面304Aとプレ−ト上部31
7Aとで形成される部分に冷却水の液溜りを設ける。こ
の液溜りには凝縮器散水給水弁311を備えた給水管に
より冷却水が供給される。その結果、図3における管の
場合と同様にプレ−ト317の壁面を介して熱交換が行
われ凝縮器304の冷却が行われる。なお、その作用は
図3における管を用いた場合と同じであるから詳細な説
明は省略する。また、この実施例では凝縮器304と吸
収器306とを直列的に構成したが、凝縮器304の下
面304Bと吸収器306の上面306Aとは離して構
成され、吸収器306の上面306Aとプレ−ト上部3
17Bとで形成される部分に冷却水の液溜り設けられて
いる。この液溜りには吸収器散水給水弁316を備えた
給水管により冷却水が供給される。その結果、図3にお
ける管の場合と同様にプレ−ト317の壁面を介して熱
交換が行われ吸収器306の冷却が行われる。なお、そ
の作用は図3における管を用いた場合と同じであるから
詳細な説明は省略する。蒸発器305は吸収器306に
形成されたプレ−ト317の内部に設けられている。冷
却された冷媒蒸気が液冷媒となって凝縮器4の下面30
4Bに、同様に冷却され冷媒蒸気を吸収した濃溶液は稀
溶液となって吸収器306の下面306Bに溜ってくる
のは図3において管を用いた場合と同じである。この実
施例における凝縮器および吸収器以外の部分は作用およ
び動作ともに図3に説明したもの同じであるので、同図
で用いた符号は同じものを付してある。
【0030】本実施例において温水を供給する場合、冷
水を供給する場合、温水と冷水を同時に供給する場合の
ポンプ、弁、冷却ファンの操作は、前記第1の実施例
場合と同じであるので、説明は省略する。
【0031】図7は、前記図3,4,5に示す吸収冷温
水機を用いて構成した冷暖房装置を示し、前記図1と同
一の符号を用いて記載してあるので、詳細な説明は省略
する。吸収冷温水機の部分の詳細は記載していないが、
前記図3,4,5に示す吸収冷温水機のいずれをあては
めてもよい。
【0032】図8に、吸収冷温水機として図3に示す吸
収冷温水機を用いた場合の、室内機5A,5Bを冷房、
暖房のいずれかで運転する組合せそれぞれに対し、ポン
プ、弁、冷却ファンの操作状態を示す。三方弁のポート
の定義は前記第1の実施例の場合と同様である。吸収冷
温水機として図5に示す吸収冷温水機を用いた場合も同
様の操作状態となる。
【0033】図9は、吸収冷温水機として図4に示す吸
収冷温水機を用いた場合の、ポンプ、弁、冷却ファンの
操作状態を示す。
【0034】上記第1,第2,第3の実施例によれば、
吸収器、凝縮器の冷却を冷却水の蒸発潜熱によって行う
ため、熱伝達効率が良く、伝熱面積が小さくて済むので
機器のコンパクト化が図れる、冷却水放熱のための冷却
塔が不要である、吸収器においては熱交換の温度変化を
合理的に配置できるので熱交換の温度差を大きく出来、
機器を小型できる、などの効果がある。
【0035】
【考案の効果】本考案によれば、凝縮器に、温水負荷に
接続される冷却媒体循環手段と温水負荷に接続されない
冷却手段が設けられるので、冷水負荷と温水負荷が同時
に加わるとき、蒸発器の蒸発コイルで冷水を生成する一
方、凝縮器の、温水負荷に接続されない冷却手段を停止
して温水負荷に接続される冷却媒体循環手段を流れる冷
却媒体に凝縮器に流入する冷媒蒸気の凝縮熱を取り込む
ことができ、余分に熱交換器などの機器を増設すること
なく、冷水と温水を同時に供給することが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の参考例の構成を示す系統図である。
【図2】図1に示す参考例の負荷の状態に対応する機器
の運転状態を示す図である。
【図3】本考案の第1の実施例の構成を示す系統図であ
る。
【図4】本考案の第2の実施例の構成を示す系統図であ
る。
【図5】本考案の第3の実施例の構成を示す系統図であ
る。
【図6】図5のA−A矢視断面を示す平面図である。
【図7】本考案の第1,第2,第3の実施例を適用した
冷暖房装置の構成を示す系統図である。
【図8】図3,図5に示す実施例を適用した図7の冷暖
房装置の負荷の状態に対応する機器の運転状態を示す図
である。
【図9】図4に示す実施例を適用した図7の冷暖房装置
の負荷の状態に対応する機器の運転状態を示す図であ
る。
【図10】従来技術の例を示す系統図である。
【符号の説明】 1 吸収冷温水機 1A 高温再生器 1B 分離器 1C 溶液熱交換器 1D 凝縮器 1E 温水コイル 1F 冷却水コイル 1G 蒸発器 1H 吸収器 1J 溶液ポンプ 1K 蒸発コイル 1L 冷却水コイル 1M 冷暖切換弁 1N 冷却水ポンプ 1P 調整弁 2A 温水出口ヘッダ 2B 温水入り口ヘ
ッダ 2C 温水出口ヘッダ 2D 温水入り口ヘ
ッダ 3A,3B,4A,4B 三方弁 5A,5B 室内機 6A 温水ポンプ 6B 冷水ポンプ 301 高温再生器 302 分離器 303 低温再生器 304 凝縮器 304A 凝縮器頂部 304B 凝縮器底
部 305 蒸発器 305A 蒸発コイ
ル 305B 散布器 306 吸収器 306A 吸収器頂部 306B 吸収器底
部 307 高温溶液熱交換器 308 低温溶液熱
交換器 309 溶液ポンプ 310 管 310A 管上部 311 凝縮器散水
給水弁 312,312A 冷却ファン 312B 凝縮器冷
却ファン 313 フィルタ 314 シャッタ 315 管 315A 管上部 316 吸収器散水給水弁 317 プレート 317A プレート上部 318 空間部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収剤を冷媒に溶解させて得た希溶液を
    加熱する高温再生器と、該高温再生器で加熱された希溶
    液から冷媒蒸気と溶液を分離する分離器と、該分離器で
    分離された冷媒蒸気を冷却する冷却手段を備え該冷却手
    段により前記冷媒蒸気を冷却して凝縮液化する凝縮器
    と、蒸発コイルを内装し前記凝縮器で生成された液冷媒
    を該蒸発コイル上で蒸発させて該蒸発コイル内の流体を
    冷却する蒸発器と、前記分離器で分離された溶液に前記
    蒸発器で発生した冷媒蒸気を吸収させて希溶液を生成し
    発生する吸収熱を冷却する吸収器と、前記分離器と蒸発
    器を弁を介して連通する手段とを備えてなる吸収冷温水
    機において、前記凝縮器で冷媒蒸気を冷却する冷却手段
    が、凝縮器に内装されて冷却媒体を循環させ温水負荷に
    接続可能な冷却媒体循環手段と、該凝縮器の冷媒蒸気と
    外気を隔てる壁面の外気側の面に冷却水液膜を形成する
    冷却水供給手段と、該冷却水液膜近傍の空気を流動させ
    る空気駆動手段と、冷却媒体循環手段と冷却水供給手段
    と空気駆動手段とを独立して制御する手段を備えている
    ことと、前記吸収器が、該吸収器の外気と冷媒蒸気を隔
    てる壁面の冷媒蒸気側面に溶液の液膜を形成する滴下手
    段と、該壁面の外気側の面に冷却水液膜を形成する冷却
    水供給手段と、該冷却水液膜近傍の空気を流動させる空
    気駆動手段とを備えていることとを特徴とする吸収冷温
    水機。
  2. 【請求項2】 分離器で分離された溶液と吸収器で生成
    された希溶液の間で熱交換させる溶液熱交換器と、該溶
    液熱交換器を通過した溶液を前記分離器で分離された冷
    媒蒸気で加熱して新たな冷媒蒸気を発生させる低温再生
    器とを備え、該低温再生器で加熱を終了した冷媒と該低
    温再生器で新たに発生した冷媒蒸気が共に凝縮器に導入
    されるように構成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の吸収冷温水機。
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JPS58182064A (ja) * 1982-04-20 1983-10-24 三洋電機株式会社 吸収冷温水機
JPH0754215B2 (ja) * 1990-06-11 1995-06-07 株式会社タクマ 吸収式冷暖給湯機

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