JPH11344268A - 吸収式冷凍装置 - Google Patents
吸収式冷凍装置Info
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- JPH11344268A JPH11344268A JP10151360A JP15136098A JPH11344268A JP H11344268 A JPH11344268 A JP H11344268A JP 10151360 A JP10151360 A JP 10151360A JP 15136098 A JP15136098 A JP 15136098A JP H11344268 A JPH11344268 A JP H11344268A
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- Japan
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- air
- heat
- supplied
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/27—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/62—Absorption based systems
Landscapes
- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外気を熱源とする吸収式冷凍装置の冬季の暖
房運転時におけるCOPを向上させてヒートポンプ運転
を可能とする。 【解決手段】 再生器、凝縮器、蒸発器、空冷吸収器を
ヒートポンプ運転可能に接続し、上記蒸発器又は凝縮器
若しくはそれら両方の熱交換器に2次側熱搬送回路の熱
搬送媒体を流すことにより2次側熱源として構成してな
る吸収式冷凍装置において、暖房運転時に空冷蒸発器と
なる上記空冷吸収器に供給される冷媒に吸収剤を混入
し、凝固点を低下させ、COPを向上させた。
房運転時におけるCOPを向上させてヒートポンプ運転
を可能とする。 【解決手段】 再生器、凝縮器、蒸発器、空冷吸収器を
ヒートポンプ運転可能に接続し、上記蒸発器又は凝縮器
若しくはそれら両方の熱交換器に2次側熱搬送回路の熱
搬送媒体を流すことにより2次側熱源として構成してな
る吸収式冷凍装置において、暖房運転時に空冷蒸発器と
なる上記空冷吸収器に供給される冷媒に吸収剤を混入
し、凝固点を低下させ、COPを向上させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、吸収式冷凍装置
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から例えば冷媒として水、吸収液と
して臭化リチウム(LiBr)を採用した吸収式冷凍装
置が種々開発されてきている。この系の装置は、安全
で、しかも水の蒸発潜熱が他の系に比較して最も大きい
ために、高い効率を得ることができる。
して臭化リチウム(LiBr)を採用した吸収式冷凍装
置が種々開発されてきている。この系の装置は、安全
で、しかも水の蒸発潜熱が他の系に比較して最も大きい
ために、高い効率を得ることができる。
【0003】ところで、このような吸収式冷凍装置の吸
収器では、冷媒蒸気の吸収に加え、該吸収によって生じ
る吸収液の吸収熱の除去を行うことが必要となる。その
ため、一般に水冷式又は空冷式の吸収器冷却手段が設け
られるようになっているが、水冷式の冷却手段を設けた
ものでは冷却効率は高いものの、冷却塔を必要とするな
どシステムが複雑、大型化し、コストが高くなる欠点を
有している。
収器では、冷媒蒸気の吸収に加え、該吸収によって生じ
る吸収液の吸収熱の除去を行うことが必要となる。その
ため、一般に水冷式又は空冷式の吸収器冷却手段が設け
られるようになっているが、水冷式の冷却手段を設けた
ものでは冷却効率は高いものの、冷却塔を必要とするな
どシステムが複雑、大型化し、コストが高くなる欠点を
有している。
【0004】そこで、このような事情から最近では空冷
式の吸収器構造を採用した空冷吸収式冷凍装置が色々提
案されるようになっている。
式の吸収器構造を採用した空冷吸収式冷凍装置が色々提
案されるようになっている。
【0005】この種の空冷吸収式冷凍装置の冷房および
暖房サイクルの構成の一例を、今例えば図13および図
14に示す。
暖房サイクルの構成の一例を、今例えば図13および図
14に示す。
【0006】先ず冷房サイクルを示す図13において、
符号1は高温再生器であり、ガスバーナ等の加熱源2を
備えている。該高温再生器1は、空冷吸収器8から供給
される吸収作用完了後の臭化リチウム希溶液を加熱沸騰
させて、冷媒蒸気である水蒸気と吸収液である臭化リチ
ウム濃溶液とに分離再生するようになっている。
符号1は高温再生器であり、ガスバーナ等の加熱源2を
備えている。該高温再生器1は、空冷吸収器8から供給
される吸収作用完了後の臭化リチウム希溶液を加熱沸騰
させて、冷媒蒸気である水蒸気と吸収液である臭化リチ
ウム濃溶液とに分離再生するようになっている。
【0007】この高温再生器1に供給される臭化リチウ
ム希溶液は、後述する空冷吸収器8において吸収液であ
る臭化リチウム濃溶液に冷媒蒸気である水蒸気を吸収さ
せることによって得られ、溶液ポンプ11により、開閉
弁V3から低温溶液熱交換器12を介して有効に予熱さ
れた後に還流されるようになっている。
ム希溶液は、後述する空冷吸収器8において吸収液であ
る臭化リチウム濃溶液に冷媒蒸気である水蒸気を吸収さ
せることによって得られ、溶液ポンプ11により、開閉
弁V3から低温溶液熱交換器12を介して有効に予熱さ
れた後に還流されるようになっている。
【0008】次に、高温発生器1において再生された水
蒸気は、空冷凝縮器5に送られ凝縮液化されて凝縮水と
なり、さらに流量調整弁E1を介して蒸発器6の凝縮水
散布装置部分へ供給される。
蒸気は、空冷凝縮器5に送られ凝縮液化されて凝縮水と
なり、さらに流量調整弁E1を介して蒸発器6の凝縮水
散布装置部分へ供給される。
【0009】蒸発器6は、2次側(利用側)室内機への
冷熱源としての冷水を取り出す熱交換器7を備え、その
2次側冷凍サイクルを循環する冷媒水と上記空冷凝縮器
5から送られてくる凝縮水とを相互に熱交換させ、凝縮
水を蒸発させることによって2次側冷媒水を冷房運転時
の冷熱源である冷水に形成する。
冷熱源としての冷水を取り出す熱交換器7を備え、その
2次側冷凍サイクルを循環する冷媒水と上記空冷凝縮器
5から送られてくる凝縮水とを相互に熱交換させ、凝縮
水を蒸発させることによって2次側冷媒水を冷房運転時
の冷熱源である冷水に形成する。
【0010】一方上記高温発生器1から取り出された臭
化リチウム濃溶液は、上記低温溶液熱交換器12におい
て上記空冷吸収器8の下部ヘッダ8bからの吸収作用が
完了した臭化リチウム希溶液と熱交換された後に、開閉
弁V4、流量調整弁E2を介して上記空冷吸収器8の上部
に設けられている吸収液分配用上部ヘッダ8a内に供給
される。
化リチウム濃溶液は、上記低温溶液熱交換器12におい
て上記空冷吸収器8の下部ヘッダ8bからの吸収作用が
完了した臭化リチウム希溶液と熱交換された後に、開閉
弁V4、流量調整弁E2を介して上記空冷吸収器8の上部
に設けられている吸収液分配用上部ヘッダ8a内に供給
される。
【0011】そして、空冷吸収器8は、上記低温溶液熱
交換器12からの臭化リチウム濃溶液と上記蒸発器6か
らの水蒸気とが上記上部ヘッダ8aを介して下方に垂直
に流される吸収伝熱管9,9・・・と、該吸収伝熱管
9,9・・・の外周部上下方向に所定の間隔で並設され
た多数枚の放熱フィン10,10・・・と、吸収伝熱管
9,9・・・に冷却空気を送風する送風ファン15とを
備えて構成されている。
交換器12からの臭化リチウム濃溶液と上記蒸発器6か
らの水蒸気とが上記上部ヘッダ8aを介して下方に垂直
に流される吸収伝熱管9,9・・・と、該吸収伝熱管
9,9・・・の外周部上下方向に所定の間隔で並設され
た多数枚の放熱フィン10,10・・・と、吸収伝熱管
9,9・・・に冷却空気を送風する送風ファン15とを
備えて構成されている。
【0012】そして、この空冷吸収器9では、上記高温
発生器1から低温溶液熱交換器12、開閉弁V4、流量
調整弁E2を介して供給されてくる臭化リチウム濃溶液
に対し、上記蒸発器6で蒸発した水蒸気を吸収させるこ
とによって、上述のように臭化リチウム希溶液を形成す
る。この臭化リチウム希溶液は、一旦空冷吸収器8の下
部ヘッダ8b内に留められた後、開閉弁V3から溶液ポ
ンプ11により前述したように低温溶液熱交換器12を
介して高温再生器1に戻されて再び高温再生される。
発生器1から低温溶液熱交換器12、開閉弁V4、流量
調整弁E2を介して供給されてくる臭化リチウム濃溶液
に対し、上記蒸発器6で蒸発した水蒸気を吸収させるこ
とによって、上述のように臭化リチウム希溶液を形成す
る。この臭化リチウム希溶液は、一旦空冷吸収器8の下
部ヘッダ8b内に留められた後、開閉弁V3から溶液ポ
ンプ11により前述したように低温溶液熱交換器12を
介して高温再生器1に戻されて再び高温再生される。
【0013】次に暖房サイクルを示す図14において、
符号1は高温再生器であり、ガスバーナ等の加熱源2を
備えている。該高温再生器1は、空冷吸収器8から供給
される吸収作用完了後の臭化リチウム希溶液を加熱沸騰
させて、冷媒蒸気である水蒸気と吸収液である臭化リチ
ウム濃溶液とに分離再生するようになっている。
符号1は高温再生器であり、ガスバーナ等の加熱源2を
備えている。該高温再生器1は、空冷吸収器8から供給
される吸収作用完了後の臭化リチウム希溶液を加熱沸騰
させて、冷媒蒸気である水蒸気と吸収液である臭化リチ
ウム濃溶液とに分離再生するようになっている。
【0014】次に、高温発生器1において再生された水
蒸気は、凝縮器3に送られ凝縮液化されて凝縮水とな
る。
蒸気は、凝縮器3に送られ凝縮液化されて凝縮水とな
る。
【0015】凝縮器3は、2次側(利用側)室内機への
温熱源としての温水を取り出す熱交換器4を備え、その
凝縮時において2次側冷凍サイクルを循環する冷媒水と
上記高温再生器1から送られてくる冷媒蒸気とを相互に
熱交換させることによって2次側冷媒水を暖房運転時の
温熱源である温水に形成する。
温熱源としての温水を取り出す熱交換器4を備え、その
凝縮時において2次側冷凍サイクルを循環する冷媒水と
上記高温再生器1から送られてくる冷媒蒸気とを相互に
熱交換させることによって2次側冷媒水を暖房運転時の
温熱源である温水に形成する。
【0016】そして、該凝縮器3で発生した凝縮水は、
開閉弁V1を介して再び高温再生器1に戻されて高温再
生され、冷媒蒸気となって凝縮器3に供給される。
開閉弁V1を介して再び高温再生器1に戻されて高温再
生され、冷媒蒸気となって凝縮器3に供給される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
水/臭化リチウム系の空冷吸収式冷凍装置の場合、冬季
の暖房運転時は、高温再生器1においてガスバーナの燃
焼熱により冷媒蒸気を発生させ、それを凝縮器3で凝縮
させて利用するため、COP(成績係数)が0.8程度
と低いという問題があった。このため暖房運転時のCO
Pを向上させる方法として、例えば外気を熱源とするヒ
ートポンプ化が考えられるが、同装置の場合、冷媒が水
であるため、0℃以下の外気を熱源とした場合に冷媒が
凍結し、運転不能となる問題があった。
水/臭化リチウム系の空冷吸収式冷凍装置の場合、冬季
の暖房運転時は、高温再生器1においてガスバーナの燃
焼熱により冷媒蒸気を発生させ、それを凝縮器3で凝縮
させて利用するため、COP(成績係数)が0.8程度
と低いという問題があった。このため暖房運転時のCO
Pを向上させる方法として、例えば外気を熱源とするヒ
ートポンプ化が考えられるが、同装置の場合、冷媒が水
であるため、0℃以下の外気を熱源とした場合に冷媒が
凍結し、運転不能となる問題があった。
【0018】本願発明は、該問題を解決するためになさ
れたもので、0℃以下では凝固してしまう冷媒(水等)
に吸収剤を混入し、凝固点を低下させ、0℃以下で蒸発
させるようにすることにより、吸収サイクルを外気を熱
源とした冬季のヒートポンプ運転を可能とした吸収式冷
凍装置を提供することを目的とするものである。
れたもので、0℃以下では凝固してしまう冷媒(水等)
に吸収剤を混入し、凝固点を低下させ、0℃以下で蒸発
させるようにすることにより、吸収サイクルを外気を熱
源とした冬季のヒートポンプ運転を可能とした吸収式冷
凍装置を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の目的
を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構
成されている。
を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構
成されている。
【0020】(1) 請求項1の発明 この発明の吸収式冷凍装置は、再生器1、凝縮器3、空
冷蒸発器8′、吸収器6′を暖房ヒートポンプ運転可能
に接続し、上記凝縮器3又は吸収器6′若しくはそれら
両方の熱交換器に2次側熱搬送回路の熱搬送媒体を流す
ことにより2次側温熱源として構成してなる吸収式冷凍
装置において、上記空冷蒸発器8′に供給される冷媒に
吸収剤を混入し、凝固点を低下させたことを特徴として
いる。
冷蒸発器8′、吸収器6′を暖房ヒートポンプ運転可能
に接続し、上記凝縮器3又は吸収器6′若しくはそれら
両方の熱交換器に2次側熱搬送回路の熱搬送媒体を流す
ことにより2次側温熱源として構成してなる吸収式冷凍
装置において、上記空冷蒸発器8′に供給される冷媒に
吸収剤を混入し、凝固点を低下させたことを特徴として
いる。
【0021】したがって、冬季の暖房を目的としてヒー
トポンプ運転を行った場合にも0℃以下の外気により冷
媒が凍結して運転が不能になるようなことがなくなり、
COP(成績係数)が向上する。
トポンプ運転を行った場合にも0℃以下の外気により冷
媒が凍結して運転が不能になるようなことがなくなり、
COP(成績係数)が向上する。
【0022】(2) 請求項2の発明 この発明の吸収式冷凍装置は、再生器1、凝縮器3、空
冷蒸発器8′、吸収器6′を暖房ヒートポンプ運転可能
に接続し、上記凝縮器3又は吸収器6′若しくはそれら
両方の熱交換器に2次側熱搬送回路の熱搬送媒体を流す
ことにより2次側温熱源として構成してなる吸収式冷凍
装置において、上記吸収器6′に供給される冷媒に多成
分系の溶液を使用し吸収温度を上昇させることにより、
2次側冷媒の温度を高温化したことを特徴としている。
冷蒸発器8′、吸収器6′を暖房ヒートポンプ運転可能
に接続し、上記凝縮器3又は吸収器6′若しくはそれら
両方の熱交換器に2次側熱搬送回路の熱搬送媒体を流す
ことにより2次側温熱源として構成してなる吸収式冷凍
装置において、上記吸収器6′に供給される冷媒に多成
分系の溶液を使用し吸収温度を上昇させることにより、
2次側冷媒の温度を高温化したことを特徴としている。
【0023】したがって、冬季の暖房を目的としてヒー
トポンプ運転を行った場合にも0℃以下の外気により冷
媒が凍結して運転が不能になるようなことがなくなり、
よりCOP(成績係数)が向上し、暖房性能が高くな
る。
トポンプ運転を行った場合にも0℃以下の外気により冷
媒が凍結して運転が不能になるようなことがなくなり、
よりCOP(成績係数)が向上し、暖房性能が高くな
る。
【0024】(3) 請求項3の発明 この発明の吸収式冷凍装置は、再生器1、凝縮器3、蒸
発器6、空冷吸収器8をヒートポンプ運転可能に接続
し、上記蒸発器6又は凝縮器3若しくはそれら両方の熱
交換器に2次側熱搬送回路の熱搬送媒体を流すことによ
り2次側熱源として構成してなる吸収式冷凍装置におい
て、冷房時における空冷吸収器8を暖房時には空冷蒸発
器8′として機能させる冷媒回路切替手段V1,V2,V
3,V4,V5を設け、暖房時の上記空冷蒸発器8′に供
給される冷媒に吸収剤を混入し、凝固点を低下させたこ
とを特徴としている。
発器6、空冷吸収器8をヒートポンプ運転可能に接続
し、上記蒸発器6又は凝縮器3若しくはそれら両方の熱
交換器に2次側熱搬送回路の熱搬送媒体を流すことによ
り2次側熱源として構成してなる吸収式冷凍装置におい
て、冷房時における空冷吸収器8を暖房時には空冷蒸発
器8′として機能させる冷媒回路切替手段V1,V2,V
3,V4,V5を設け、暖房時の上記空冷蒸発器8′に供
給される冷媒に吸収剤を混入し、凝固点を低下させたこ
とを特徴としている。
【0025】したがって、空冷吸収器8を空冷蒸発器
8′に切替え、冬季の暖房を目的としてヒートポンプ運
転を行った場合にも、0℃以下の外気により空冷蒸発器
8′に供給される冷媒が凍結して運転が不能になるよう
なことがなくなり、COP(成績係数)が向上する。
8′に切替え、冬季の暖房を目的としてヒートポンプ運
転を行った場合にも、0℃以下の外気により空冷蒸発器
8′に供給される冷媒が凍結して運転が不能になるよう
なことがなくなり、COP(成績係数)が向上する。
【0026】(4) 請求項4の発明 この発明の吸収式冷凍装置は、上記請求項3記載の発明
の構成において、その冷凍回路が、冷房時には2重効用
型の冷凍サイクルとして構成されるようになっているこ
とを特徴としている。
の構成において、その冷凍回路が、冷房時には2重効用
型の冷凍サイクルとして構成されるようになっているこ
とを特徴としている。
【0027】したがって、単効用の場合に比べて熱効率
が高く、COPが向上する。
が高く、COPが向上する。
【0028】(5) 請求項5の発明 この発明の吸収式冷凍装置は、上記請求項3記載の発明
の構成において、その冷凍回路が、冷房時にはデュアル
ループ3重効用型の冷凍サイクルとして構成されるよう
になっていることを特徴としている。
の構成において、その冷凍回路が、冷房時にはデュアル
ループ3重効用型の冷凍サイクルとして構成されるよう
になっていることを特徴としている。
【0029】したがって、単効用、2重効用の場合に比
べて、さらに熱効率が高く、COPが向上する。
べて、さらに熱効率が高く、COPが向上する。
【0030】(6) 請求項6の発明 この発明の吸収式冷凍装置は、上記請求項3記載の発明
の構成において、その冷凍回路が、冷房時にはデュアル
ループ3重効用型の冷凍サイクル、暖房時にはリソープ
ション冷凍サイクルとして構成されるようになっている
ことを特徴としている。
の構成において、その冷凍回路が、冷房時にはデュアル
ループ3重効用型の冷凍サイクル、暖房時にはリソープ
ション冷凍サイクルとして構成されるようになっている
ことを特徴としている。
【0031】したがって、上記の場合と同様に、COP
が向上するとともに、回路構成が簡単になる。
が向上するとともに、回路構成が簡単になる。
【0032】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の吸収式冷凍装置
によると、外気温度が0℃以下の冬季にも有効な暖房ヒ
ートポンプ運転が可能となり、吸収式冷凍装置の暖房性
能を有効に向上させることができる。
によると、外気温度が0℃以下の冬季にも有効な暖房ヒ
ートポンプ運転が可能となり、吸収式冷凍装置の暖房性
能を有効に向上させることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)先ず図1および
図2は、上記図14に示す従来の吸収式冷凍装置の暖房
サイクルの問題点を解決した本願発明の実施の形態1に
係る単効用型吸収式冷凍装置の暖房サイクルの構成およ
び作用を示している。
図2は、上記図14に示す従来の吸収式冷凍装置の暖房
サイクルの問題点を解決した本願発明の実施の形態1に
係る単効用型吸収式冷凍装置の暖房サイクルの構成およ
び作用を示している。
【0034】図1中、先ず符号1は高温再生器であり、
その容器本体には加熱源としてのガスバーナ2を備えて
いる。そして、上記容器本体内側の高温再生室内には、
前述のように吸収器18からの臭化リチウム希溶液が供
給されるようになっており、該供給された臭化リチウム
希溶液を上記ガスバーナ2により加熱沸騰させることに
よって水冷媒蒸気を発生させ、その水冷媒蒸気を冷媒蒸
気配管を介して凝縮器3に供給するようになっている。
その容器本体には加熱源としてのガスバーナ2を備えて
いる。そして、上記容器本体内側の高温再生室内には、
前述のように吸収器18からの臭化リチウム希溶液が供
給されるようになっており、該供給された臭化リチウム
希溶液を上記ガスバーナ2により加熱沸騰させることに
よって水冷媒蒸気を発生させ、その水冷媒蒸気を冷媒蒸
気配管を介して凝縮器3に供給するようになっている。
【0035】凝縮器3は、2次側室内機の熱交換器から
暖房用の2次側温熱源としての冷水(2次側熱搬送媒
体)が供給される熱交換器4を備えて構成されており、
上記高温再生器1から供給される水冷媒蒸気を凝縮液化
させることにより、その凝縮熱により上記熱交換器4を
介して冷水を温水にして室内機側熱交換器に供給する。
そして、該凝縮器3で凝縮液化された水冷媒は、次に膨
張弁E1を介して空冷蒸発器8′に供給される。
暖房用の2次側温熱源としての冷水(2次側熱搬送媒
体)が供給される熱交換器4を備えて構成されており、
上記高温再生器1から供給される水冷媒蒸気を凝縮液化
させることにより、その凝縮熱により上記熱交換器4を
介して冷水を温水にして室内機側熱交換器に供給する。
そして、該凝縮器3で凝縮液化された水冷媒は、次に膨
張弁E1を介して空冷蒸発器8′に供給される。
【0036】空冷蒸発器8′は、多数枚の伝熱フィン1
0′,10′・・・を有して上下鉛直方向に延びる複数
本の蒸発伝熱管9′,9′・・・を水平方向に並設する
とともに上部ヘッダ8a′、下部ヘッダ8b′を設けて
構成されている。また、その蒸発伝熱管9′,9′・・
・の前面側近傍には、外気送風ファン15が設けられて
いる。
0′,10′・・・を有して上下鉛直方向に延びる複数
本の蒸発伝熱管9′,9′・・・を水平方向に並設する
とともに上部ヘッダ8a′、下部ヘッダ8b′を設けて
構成されている。また、その蒸発伝熱管9′,9′・・
・の前面側近傍には、外気送風ファン15が設けられて
いる。
【0037】そして、上記凝縮器3から供給される水冷
媒を上記上部ヘッダ8a′を介して後述する吸収器18
からの臭化リチウム希溶液の一部と混合した上で各蒸発
伝熱管9′,9′・・・に均等に流し、空冷することに
よって効率良く蒸発させ、残った溶液のみを下部ヘッダ
8b′に留める。
媒を上記上部ヘッダ8a′を介して後述する吸収器18
からの臭化リチウム希溶液の一部と混合した上で各蒸発
伝熱管9′,9′・・・に均等に流し、空冷することに
よって効率良く蒸発させ、残った溶液のみを下部ヘッダ
8b′に留める。
【0038】この下部ヘッダ8b′に留められた溶液
は、溶液熱交換器16を介して上記溶液ポンプ11によ
り流量調整弁E2を介して吸収器18から供給される臭
化リチウム希溶液の一部と熱交換(熱回収)された後
に、吸収器18に戻される。吸収器18には、上記高温
再生器1から溶液熱交換器17、流量調整弁E3を介し
て吸収液である臭化リチウム濃溶液が供給されるように
なっており、この臭化リチウム濃溶液に対して上記空冷
蒸発器8′から供給される冷媒蒸気を吸収させることに
よって臭化リチウム希溶液が形成される。そして、上記
吸収時に発生する吸収熱は、2次側室内機の熱交換器に
温水を供給するための熱交換器19を介して温水の形で
取り出される。
は、溶液熱交換器16を介して上記溶液ポンプ11によ
り流量調整弁E2を介して吸収器18から供給される臭
化リチウム希溶液の一部と熱交換(熱回収)された後
に、吸収器18に戻される。吸収器18には、上記高温
再生器1から溶液熱交換器17、流量調整弁E3を介し
て吸収液である臭化リチウム濃溶液が供給されるように
なっており、この臭化リチウム濃溶液に対して上記空冷
蒸発器8′から供給される冷媒蒸気を吸収させることに
よって臭化リチウム希溶液が形成される。そして、上記
吸収時に発生する吸収熱は、2次側室内機の熱交換器に
温水を供給するための熱交換器19を介して温水の形で
取り出される。
【0039】そして、上記吸収作用完了後の臭化リチウ
ム希溶液は、溶液ポンプ11により、上記溶液熱交換器
17を介して高温再生器1に戻される一方、その一部は
流量調整弁E2、溶液熱交換器16を介して上述のよう
に空冷蒸発器8′の上部ヘッダ8a′に供給されて水冷
媒に混入される。
ム希溶液は、溶液ポンプ11により、上記溶液熱交換器
17を介して高温再生器1に戻される一方、その一部は
流量調整弁E2、溶液熱交換器16を介して上述のよう
に空冷蒸発器8′の上部ヘッダ8a′に供給されて水冷
媒に混入される。
【0040】以上のように、この実施の形態の吸収式冷
凍装置では、空冷式の蒸発器を備えた単効用型の吸収式
冷凍装置において、ヒートポンプ作動可能に構成し、そ
の暖房運転時には、流量調整弁E2を介して吸収器18
の臭化リチウム希溶液の一部を分岐し空冷蒸発器8′の
上部ヘッダ8a′に供給して凝縮器3からの液冷媒に混
入させ、液冷媒の凝固点を低下させた後に空冷蒸発器
8′で液冷媒を蒸発させるようになっている。
凍装置では、空冷式の蒸発器を備えた単効用型の吸収式
冷凍装置において、ヒートポンプ作動可能に構成し、そ
の暖房運転時には、流量調整弁E2を介して吸収器18
の臭化リチウム希溶液の一部を分岐し空冷蒸発器8′の
上部ヘッダ8a′に供給して凝縮器3からの液冷媒に混
入させ、液冷媒の凝固点を低下させた後に空冷蒸発器
8′で液冷媒を蒸発させるようになっている。
【0041】したがって、図2のデューリング線図から
明らかなように、冬季の暖房を目的としてヒートポンプ
運転を行った場合にも0℃以下の外気により冷媒が凍結
して運転が不能になるようなことがなくなり、COP
(成績係数)が向上する。
明らかなように、冬季の暖房を目的としてヒートポンプ
運転を行った場合にも0℃以下の外気により冷媒が凍結
して運転が不能になるようなことがなくなり、COP
(成績係数)が向上する。
【0042】なお、図2中のPは溶液ポンプを示してい
る。
る。
【0043】(変形例)次に図3は、上記本願発明の実
施の形態1に係る吸収式冷凍装置において、冷媒に多成
分系の溶液を使用することによって吸収器における吸収
温度を高くし、それによって、さらに2次側冷媒の温度
を高温化した変形例のヒートポンプサイクルの構成のデ
ューリング線図を示している。
施の形態1に係る吸収式冷凍装置において、冷媒に多成
分系の溶液を使用することによって吸収器における吸収
温度を高くし、それによって、さらに2次側冷媒の温度
を高温化した変形例のヒートポンプサイクルの構成のデ
ューリング線図を示している。
【0044】この場合、多成分系の溶液としては、Li
Br,LiI,LiClの混合溶液、LiBr,LiN
O3,KClの混合溶液などが採用される。
Br,LiI,LiClの混合溶液、LiBr,LiN
O3,KClの混合溶液などが採用される。
【0045】該構成の場合にも、図3のデューリング線
図から明らかなように、冬季の暖房を目的としてヒート
ポンプ運転を行った場合にも0℃以下の外気により冷媒
が凍結して運転が不能になるようなことがなくなり、C
OP(成績係数)が向上する。
図から明らかなように、冬季の暖房を目的としてヒート
ポンプ運転を行った場合にも0℃以下の外気により冷媒
が凍結して運転が不能になるようなことがなくなり、C
OP(成績係数)が向上する。
【0046】(実施の形態2)次に図4および図5は、
本願発明の実施の形態2に係る単効用型吸収式冷凍装置
の構成を示している。
本願発明の実施の形態2に係る単効用型吸収式冷凍装置
の構成を示している。
【0047】この実施の形態の場合には、冷媒回路切替
機構(開閉弁V1〜V5)を設け、冷房運転時(図4:V
2,V4開、V1,V3,V5,E3閉時)に空冷吸収器8と
して作動する熱交換器を、暖房運転時(図5:V1,
V3,V5開、V2,V4閉時)には空冷式の溶液蒸発器
8′として作動させるようにしたことを特徴とするもの
である。
機構(開閉弁V1〜V5)を設け、冷房運転時(図4:V
2,V4開、V1,V3,V5,E3閉時)に空冷吸収器8と
して作動する熱交換器を、暖房運転時(図5:V1,
V3,V5開、V2,V4閉時)には空冷式の溶液蒸発器
8′として作動させるようにしたことを特徴とするもの
である。
【0048】(1) 冷房運転時の構成と作用 先ず最初に、同装置の冷房運転時(V2,V4開、V1,
V3,V5,E3閉の時)の冷凍回路の構成と作用につい
て、図4を参照して説明する。
V3,V5,E3閉の時)の冷凍回路の構成と作用につい
て、図4を参照して説明する。
【0049】図4中、先ず符号1は高温再生器であり、
その容器本体には加熱源としてのガスバーナ2を備えて
いる。そして、上記容器本体内側の高温再生室内には、
後述するように吸収器6からの臭化リチウム希溶液が供
給されるようになっており、該供給された臭化リチウム
希溶液を上記ガスバーナ2により加熱沸騰させることに
よって水冷媒蒸気を発生させ、その水冷媒蒸気第1の蒸
気顕熱回収熱交換器14、開閉弁V2を介して空冷凝縮
器5に供給するようになっている。
その容器本体には加熱源としてのガスバーナ2を備えて
いる。そして、上記容器本体内側の高温再生室内には、
後述するように吸収器6からの臭化リチウム希溶液が供
給されるようになっており、該供給された臭化リチウム
希溶液を上記ガスバーナ2により加熱沸騰させることに
よって水冷媒蒸気を発生させ、その水冷媒蒸気第1の蒸
気顕熱回収熱交換器14、開閉弁V2を介して空冷凝縮
器5に供給するようになっている。
【0050】凝縮器5は、上記水冷媒蒸気を凝縮液化し
た後に膨張弁E1を介して蒸発器6に供給する。蒸発器
6は、2次側室内機の熱交換器から冷房用の2次側冷熱
源としての温水(2次側熱搬送媒体)が供給される熱交
換器7を備えて構成されており、上記凝縮器5から供給
される液化した水冷媒を蒸発気化させることにより、そ
の蒸発潜熱により上記熱交換器7を介して温水を冷水に
して室内機側熱交換器に供給する。そして、該蒸発器6
で蒸発気化された水冷媒は、次に空冷吸収器8に供給さ
れる。
た後に膨張弁E1を介して蒸発器6に供給する。蒸発器
6は、2次側室内機の熱交換器から冷房用の2次側冷熱
源としての温水(2次側熱搬送媒体)が供給される熱交
換器7を備えて構成されており、上記凝縮器5から供給
される液化した水冷媒を蒸発気化させることにより、そ
の蒸発潜熱により上記熱交換器7を介して温水を冷水に
して室内機側熱交換器に供給する。そして、該蒸発器6
で蒸発気化された水冷媒は、次に空冷吸収器8に供給さ
れる。
【0051】空冷吸収器8は、多数枚の伝熱フィン1
0,10・・・を有して上下鉛直方向に延びる複数本の
蒸発伝熱管9,9・・・を水平方向に並設するとともに
上部ヘッダ8a、下部ヘッダ8bを設けて構成されてい
る。また、その吸収伝熱管9,9・・・の前面側近傍に
は、冷却用の外気送風ファン15が設けられている。
0,10・・・を有して上下鉛直方向に延びる複数本の
蒸発伝熱管9,9・・・を水平方向に並設するとともに
上部ヘッダ8a、下部ヘッダ8bを設けて構成されてい
る。また、その吸収伝熱管9,9・・・の前面側近傍に
は、冷却用の外気送風ファン15が設けられている。
【0052】そして、上記蒸発器6から供給される冷媒
蒸気を上記吸収器8の上部ヘッダ8aに導入する一方、
上記高温再生器1からの臭化リチウム濃溶液を各吸収伝
熱管9,9・・・の内周面に均等に流し、空冷すること
によって冷媒蒸気を臭化リチウム濃溶液に効率良く吸収
させることによって臭化リチウム希溶液を形成し、下部
ヘッダ8bに留める。
蒸気を上記吸収器8の上部ヘッダ8aに導入する一方、
上記高温再生器1からの臭化リチウム濃溶液を各吸収伝
熱管9,9・・・の内周面に均等に流し、空冷すること
によって冷媒蒸気を臭化リチウム濃溶液に効率良く吸収
させることによって臭化リチウム希溶液を形成し、下部
ヘッダ8bに留める。
【0053】この下部ヘッダ8bに留められた臭化リチ
ウム希溶液は、流量調整弁E7を経て、溶液ポンプ11
により、流量調整弁E5、低温溶液熱交換器12を介し
て上記高温再生器1から供給される臭化リチウム濃溶液
の熱交換(熱回収)される一方、流量調整弁E6、蒸気
顕熱回収熱交換器14を介して高温再生器1からの冷媒
蒸気と熱交換された後に、高温再生器1に戻される。
ウム希溶液は、流量調整弁E7を経て、溶液ポンプ11
により、流量調整弁E5、低温溶液熱交換器12を介し
て上記高温再生器1から供給される臭化リチウム濃溶液
の熱交換(熱回収)される一方、流量調整弁E6、蒸気
顕熱回収熱交換器14を介して高温再生器1からの冷媒
蒸気と熱交換された後に、高温再生器1に戻される。
【0054】(2) 暖房運転時の構成と作用 次に、同装置の暖房運転時(V1,V3,V5開、V2,V
4閉の時)の冷凍回路の構成と作用について図5を参照
して説明する。
4閉の時)の冷凍回路の構成と作用について図5を参照
して説明する。
【0055】図5中、先ず符号1は高温再生器であり、
その容器本体には加熱源としてのガスバーナ2を備えて
いる。そして、上記容器本体内側の高温再生室内には、
後述するように吸収器6からの臭化リチウム希溶液が供
給されるようになっており、該供給された臭化リチウム
希溶液を上記ガスバーナ2により加熱沸騰させることに
よって水冷媒蒸気を発生させ、その水冷媒蒸気を蒸気顕
熱回収熱交換器14、開閉弁V1を介して凝縮器3に供
給するようになっている。
その容器本体には加熱源としてのガスバーナ2を備えて
いる。そして、上記容器本体内側の高温再生室内には、
後述するように吸収器6からの臭化リチウム希溶液が供
給されるようになっており、該供給された臭化リチウム
希溶液を上記ガスバーナ2により加熱沸騰させることに
よって水冷媒蒸気を発生させ、その水冷媒蒸気を蒸気顕
熱回収熱交換器14、開閉弁V1を介して凝縮器3に供
給するようになっている。
【0056】凝縮器3は、2次側室内機の熱交換器から
暖房用の2次側温熱源としての冷水(2次側熱搬送媒
体)が供給される熱交換器4を備えて構成されており、
上記高温再生器1から供給される水冷媒蒸気を凝縮液化
させることにより、その凝縮熱により上記熱交換器4を
介して冷水を温水にして室内機側熱交換器に供給する。
そして、該凝縮器3で凝縮液化された水冷媒は、次に膨
張弁E4を介して空冷蒸発器8′に供給される。
暖房用の2次側温熱源としての冷水(2次側熱搬送媒
体)が供給される熱交換器4を備えて構成されており、
上記高温再生器1から供給される水冷媒蒸気を凝縮液化
させることにより、その凝縮熱により上記熱交換器4を
介して冷水を温水にして室内機側熱交換器に供給する。
そして、該凝縮器3で凝縮液化された水冷媒は、次に膨
張弁E4を介して空冷蒸発器8′に供給される。
【0057】空冷蒸発器8′は、多数枚の伝熱フィン1
0′,10′・・・を有して上下鉛直方向に延びる複数
本の蒸発伝熱管9′,9′・・・を水平方向に並設する
とともに上部ヘッダ8a′、下部ヘッダ8b′を設けて
構成されている。また、その蒸発伝熱管9′,9′・・
・の前面側近傍には、外気送風ファン15が設けられて
いる。
0′,10′・・・を有して上下鉛直方向に延びる複数
本の蒸発伝熱管9′,9′・・・を水平方向に並設する
とともに上部ヘッダ8a′、下部ヘッダ8b′を設けて
構成されている。また、その蒸発伝熱管9′,9′・・
・の前面側近傍には、外気送風ファン15が設けられて
いる。
【0058】そして、上記凝縮器3から供給される水冷
媒を上記上部ヘッダ8a′を介して後述する吸収器18
からの希溶液の一部と混合した上で各蒸発伝熱管9′,
9′・・・に均等に流し、空冷することによって効率良
く蒸発させるとともに、残された溶液を下部ヘッダ8
b′に留める。
媒を上記上部ヘッダ8a′を介して後述する吸収器18
からの希溶液の一部と混合した上で各蒸発伝熱管9′,
9′・・・に均等に流し、空冷することによって効率良
く蒸発させるとともに、残された溶液を下部ヘッダ8
b′に留める。
【0059】この下部ヘッダ8b′に留められた溶液
は、流量調整弁E7から、溶液ポンプ11により、流量
調整弁E5、溶液熱交換器12を介して上記高温再生器
1から吸収器6′に供給される臭化リチウム濃溶液およ
び水冷媒蒸気と熱交換(熱回収)された後に、高温再生
器1に戻される。
は、流量調整弁E7から、溶液ポンプ11により、流量
調整弁E5、溶液熱交換器12を介して上記高温再生器
1から吸収器6′に供給される臭化リチウム濃溶液およ
び水冷媒蒸気と熱交換(熱回収)された後に、高温再生
器1に戻される。
【0060】一方、吸収器16には、上記高温再生器1
から溶液熱交換器12、流量調整弁E3を介して吸収液
である臭化リチウム濃溶液が供給されるようになってお
り、この臭化リチウム濃溶液に対して上記空冷蒸発器
8′からの冷媒蒸気を吸収させることによって臭化リチ
ウム希溶液が形成される。そして、上記吸収時に発生す
る吸収熱は、2次側室内機の熱交換器に温水を供給する
ための熱交換器7′を介して温水の形で取り出される。
から溶液熱交換器12、流量調整弁E3を介して吸収液
である臭化リチウム濃溶液が供給されるようになってお
り、この臭化リチウム濃溶液に対して上記空冷蒸発器
8′からの冷媒蒸気を吸収させることによって臭化リチ
ウム希溶液が形成される。そして、上記吸収時に発生す
る吸収熱は、2次側室内機の熱交換器に温水を供給する
ための熱交換器7′を介して温水の形で取り出される。
【0061】また、上記吸収作用完了後の臭化リチウム
希溶液は、開閉弁V3を介して溶液ポンプ11により、
流量調整弁E5、溶液熱交換器12および流量調整弁
E6、蒸気顕熱回収熱交換器14を介して高温再生器1
に戻される一方、その一部は開閉弁V5、流量調整弁E2
を介して上述のように空冷蒸発器8′の上部ヘッダ8
a′に供給される。
希溶液は、開閉弁V3を介して溶液ポンプ11により、
流量調整弁E5、溶液熱交換器12および流量調整弁
E6、蒸気顕熱回収熱交換器14を介して高温再生器1
に戻される一方、その一部は開閉弁V5、流量調整弁E2
を介して上述のように空冷蒸発器8′の上部ヘッダ8
a′に供給される。
【0062】以上のように、この実施の形態の吸収式冷
凍装置では、空冷式の蒸発器を備えた単効用型の吸収式
冷凍装置において、ヒートポンプ作動可能に構成し、そ
の暖房運転時には、溶液ポンプ11下流側の開閉弁V5
を開弁することにより吸収器6′の臭化リチウム希溶液
の一部を空冷蒸発器8′の上部ヘッダ8a′に供給して
凝縮器3からの液冷媒に混入させ、液冷媒の凝固点を低
下させた後に空冷蒸発器8′で液冷媒を蒸発させるよう
になっている。
凍装置では、空冷式の蒸発器を備えた単効用型の吸収式
冷凍装置において、ヒートポンプ作動可能に構成し、そ
の暖房運転時には、溶液ポンプ11下流側の開閉弁V5
を開弁することにより吸収器6′の臭化リチウム希溶液
の一部を空冷蒸発器8′の上部ヘッダ8a′に供給して
凝縮器3からの液冷媒に混入させ、液冷媒の凝固点を低
下させた後に空冷蒸発器8′で液冷媒を蒸発させるよう
になっている。
【0063】したがって、冬季の暖房を目的としてヒー
トポンプ運転を行った場合にも0℃以下の外気により冷
媒が凍結して運転が不能になるようなことがなくなり、
COP(成績係数)が向上する。
トポンプ運転を行った場合にも0℃以下の外気により冷
媒が凍結して運転が不能になるようなことがなくなり、
COP(成績係数)が向上する。
【0064】(実施の形態3)次に図6および図7は、
本願発明の実施の形態3に係る吸収式冷凍装置の構成を
示している。
本願発明の実施の形態3に係る吸収式冷凍装置の構成を
示している。
【0065】この実施の形態の場合には、冷房時二重効
用型の空冷吸収式冷凍装置において、上記実施の形態2
のものと同様に、冷媒回路切替機構(開閉弁V1〜V5)
を設け、冷房運転時(図6:V1,V3開、V2,V4,V
5,E3閉時)に空冷吸収器8として作動する熱交換器
を、暖房運転時(図7:V2,V4,V5開、V1,V3閉
時)には空冷式の溶液蒸発器8′として作動させるよう
にしたことを特徴とするものである。
用型の空冷吸収式冷凍装置において、上記実施の形態2
のものと同様に、冷媒回路切替機構(開閉弁V1〜V5)
を設け、冷房運転時(図6:V1,V3開、V2,V4,V
5,E3閉時)に空冷吸収器8として作動する熱交換器
を、暖房運転時(図7:V2,V4,V5開、V1,V3閉
時)には空冷式の溶液蒸発器8′として作動させるよう
にしたことを特徴とするものである。
【0066】(1) 冷房運転時の構成と作用 先ず最初に、同装置の冷房運転時(V1,V3開、V2,
V4,V5,E3閉の時)の冷凍回路の構成と作用につい
て、図6を参照して説明する。
V4,V5,E3閉の時)の冷凍回路の構成と作用につい
て、図6を参照して説明する。
【0067】図6中、先ず符号1は高温再生器であり、
その容器本体には加熱源としてのガスバーナ2を備えて
いる。そして、上記容器本体内側の高温再生室内には、
後述するようにして空冷吸収器6からの吸収作用完了後
の臭化リチウム希溶液が供給されるようになっており、
該供給された臭化リチウム希溶液を上記ガスバーナ2に
より加熱沸騰させることによって水冷媒蒸気を発生さ
せ、その水冷媒蒸気を低温再生器19によって低温再生
した後に、蒸気顕熱回収熱交換器20、流量調整弁
E9、開閉弁V1を介して空冷凝縮器5に供給するように
なっている。
その容器本体には加熱源としてのガスバーナ2を備えて
いる。そして、上記容器本体内側の高温再生室内には、
後述するようにして空冷吸収器6からの吸収作用完了後
の臭化リチウム希溶液が供給されるようになっており、
該供給された臭化リチウム希溶液を上記ガスバーナ2に
より加熱沸騰させることによって水冷媒蒸気を発生さ
せ、その水冷媒蒸気を低温再生器19によって低温再生
した後に、蒸気顕熱回収熱交換器20、流量調整弁
E9、開閉弁V1を介して空冷凝縮器5に供給するように
なっている。
【0068】空冷凝縮器5は、上記水冷媒蒸気を凝縮液
化した後に膨張弁E1を介して蒸発器6に供給する。
化した後に膨張弁E1を介して蒸発器6に供給する。
【0069】蒸発器6は、2次側室内機の熱交換器から
冷房用の2次側冷熱源としての温水(2次側熱搬送媒
体)が供給される熱交換器7を備えて構成されており、
上記凝縮器5から供給される液化した水冷媒を蒸発気化
させることにより、その蒸発潜熱により上記熱交換器7
を介して温水を冷水にして室内機側熱交換器に供給す
る。そして、該蒸発器6で蒸発気化された水冷媒は、次
に空冷吸収器8に供給される。
冷房用の2次側冷熱源としての温水(2次側熱搬送媒
体)が供給される熱交換器7を備えて構成されており、
上記凝縮器5から供給される液化した水冷媒を蒸発気化
させることにより、その蒸発潜熱により上記熱交換器7
を介して温水を冷水にして室内機側熱交換器に供給す
る。そして、該蒸発器6で蒸発気化された水冷媒は、次
に空冷吸収器8に供給される。
【0070】空冷吸収器8は、多数枚の伝熱フィン1
0,10・・・を有して上下鉛直方向に延びる複数本の
蒸発伝熱管9,9・・・を水平方向に並設するとともに
上部ヘッダ8a、下部ヘッダ8bを設けて構成されてい
る。また、その吸収伝熱管9,9・・・の前面側近傍に
は、冷却用の外気送風ファン15が設けられている。
0,10・・・を有して上下鉛直方向に延びる複数本の
蒸発伝熱管9,9・・・を水平方向に並設するとともに
上部ヘッダ8a、下部ヘッダ8bを設けて構成されてい
る。また、その吸収伝熱管9,9・・・の前面側近傍に
は、冷却用の外気送風ファン15が設けられている。
【0071】そして、上記蒸発器6から供給される冷媒
蒸気を上記吸収器8の上部ヘッダ8aに導入する一方、
上記高温再生器1からの臭化リチウム濃溶液を各吸収伝
熱管9,9・・・の内周面に均等に流し、空冷すること
によって冷媒蒸気を臭化リチウム濃溶液に効率良く吸収
させることによって臭化リチウム希溶液を形成し、下部
ヘッダ8bに留める。
蒸気を上記吸収器8の上部ヘッダ8aに導入する一方、
上記高温再生器1からの臭化リチウム濃溶液を各吸収伝
熱管9,9・・・の内周面に均等に流し、空冷すること
によって冷媒蒸気を臭化リチウム濃溶液に効率良く吸収
させることによって臭化リチウム希溶液を形成し、下部
ヘッダ8bに留める。
【0072】この下部ヘッダ8bに留められた臭化リチ
ウム希溶液は、流量調整弁E7を経て、溶液ポンプ11
により、流量調整弁E5、低温溶液熱交換器12を介し
て上記高温再生器1から供給される臭化リチウム濃溶液
の熱交換(熱回収)される一方、流量調整弁E6、蒸気
顕熱回収熱交換器14を介して高温再生器1からの冷媒
蒸気と熱交換された後に、高温再生器1に戻される。
ウム希溶液は、流量調整弁E7を経て、溶液ポンプ11
により、流量調整弁E5、低温溶液熱交換器12を介し
て上記高温再生器1から供給される臭化リチウム濃溶液
の熱交換(熱回収)される一方、流量調整弁E6、蒸気
顕熱回収熱交換器14を介して高温再生器1からの冷媒
蒸気と熱交換された後に、高温再生器1に戻される。
【0073】(2) 暖房運転時の構成と作用 次に、同装置の暖房運転時(V2,V4,V5開、V1,V
3閉の時)の冷凍回路の構成と作用について、図7を参
照して説明する。
3閉の時)の冷凍回路の構成と作用について、図7を参
照して説明する。
【0074】図7中、先ず符号1は高温再生器であり、
その容器本体には加熱源としてのガスバーナ2を備えて
いる。そして、上記容器本体内側の高温再生室内には、
後述するように吸収器6からの臭化リチウム希溶液が、
溶液ポンプ11により流量調整弁E5、低温溶液熱交換
器12および流量調整弁E6、蒸気顕熱回収熱交換器2
0を介して供給されるようになっており、該供給された
臭化リチウム希溶液を上記ガスバーナ2により加熱沸騰
させることによって水冷媒蒸気を発生させ、その水冷媒
蒸気を先ず低温再生器19で低温再生した後、蒸気熱交
換器20、流量調整弁E9、開閉弁V2を介して凝縮器3
に供給するようになっている。
その容器本体には加熱源としてのガスバーナ2を備えて
いる。そして、上記容器本体内側の高温再生室内には、
後述するように吸収器6からの臭化リチウム希溶液が、
溶液ポンプ11により流量調整弁E5、低温溶液熱交換
器12および流量調整弁E6、蒸気顕熱回収熱交換器2
0を介して供給されるようになっており、該供給された
臭化リチウム希溶液を上記ガスバーナ2により加熱沸騰
させることによって水冷媒蒸気を発生させ、その水冷媒
蒸気を先ず低温再生器19で低温再生した後、蒸気熱交
換器20、流量調整弁E9、開閉弁V2を介して凝縮器3
に供給するようになっている。
【0075】凝縮器3は、2次側室内機の熱交換器から
暖房用の2次側温熱源としての冷水(2次側熱搬送媒
体)が供給される熱交換器4を備えて構成されており、
上記高温再生器1から供給される水冷媒蒸気を凝縮液化
させることにより、その凝縮熱により上記熱交換器4を
介して冷水を温水にして室内機側熱交換器に供給する。
そして、該凝縮器3で凝縮液化された水冷媒は、次に膨
張弁E4を介して空冷蒸発器8′に供給される。
暖房用の2次側温熱源としての冷水(2次側熱搬送媒
体)が供給される熱交換器4を備えて構成されており、
上記高温再生器1から供給される水冷媒蒸気を凝縮液化
させることにより、その凝縮熱により上記熱交換器4を
介して冷水を温水にして室内機側熱交換器に供給する。
そして、該凝縮器3で凝縮液化された水冷媒は、次に膨
張弁E4を介して空冷蒸発器8′に供給される。
【0076】空冷蒸発器8′は、多数枚の伝熱フィン1
0′,10′・・・を有して上下鉛直方向に延びる複数
本の蒸発伝熱管9′,9′・・・を水平方向に並設する
とともに上部ヘッダ8a′、下部ヘッダ8b′を設けて
構成されている。また、その蒸発伝熱管9′,9′・・
・の前面側近傍には、外気送風ファン15が設けられて
いる。
0′,10′・・・を有して上下鉛直方向に延びる複数
本の蒸発伝熱管9′,9′・・・を水平方向に並設する
とともに上部ヘッダ8a′、下部ヘッダ8b′を設けて
構成されている。また、その蒸発伝熱管9′,9′・・
・の前面側近傍には、外気送風ファン15が設けられて
いる。
【0077】そして、上記凝縮器3から供給される水冷
媒を上記上部ヘッダ8a′を介して後述する空冷吸収器
6′からの臭化リチウム希溶液の一部と混合した上で各
蒸発伝熱管9′,9′・・・に均等に流し、空冷するこ
とによって効率良く蒸発させ、その水冷媒蒸気を吸収器
6′に供給する。
媒を上記上部ヘッダ8a′を介して後述する空冷吸収器
6′からの臭化リチウム希溶液の一部と混合した上で各
蒸発伝熱管9′,9′・・・に均等に流し、空冷するこ
とによって効率良く蒸発させ、その水冷媒蒸気を吸収器
6′に供給する。
【0078】吸収器6′は、2次側室内機の熱交換器か
らの冷水が供給される熱交換器7を備えて構成されてい
る。この吸収器6′には、また上記高温再生器1から第
1,第2の低温溶液熱交換器12,21、流量調整弁E
10,E3を介して吸収液である臭化リチウム濃溶液が供
給されるようになっており、この臭化リチウム濃溶液に
対して上記空冷蒸発器8′からの水冷媒蒸気を吸収させ
ることによって臭化リチウム希溶液が形成される。そし
て、その吸収時に発生する吸収熱は、熱交換器7を介し
て上記2次側室内機の熱交換器からの冷水と熱交換さ
れ、2次側室内機の温熱源としての温水の形で取り出さ
れる。
らの冷水が供給される熱交換器7を備えて構成されてい
る。この吸収器6′には、また上記高温再生器1から第
1,第2の低温溶液熱交換器12,21、流量調整弁E
10,E3を介して吸収液である臭化リチウム濃溶液が供
給されるようになっており、この臭化リチウム濃溶液に
対して上記空冷蒸発器8′からの水冷媒蒸気を吸収させ
ることによって臭化リチウム希溶液が形成される。そし
て、その吸収時に発生する吸収熱は、熱交換器7を介し
て上記2次側室内機の熱交換器からの冷水と熱交換さ
れ、2次側室内機の温熱源としての温水の形で取り出さ
れる。
【0079】また、上記吸収器6′からの臭化リチウム
希溶液は、溶液ポンプ11により、開閉弁V5を経て流
量調整弁E5、第2,第1の低温溶液熱交換器21,1
2および流量調整弁E6、蒸気顕熱回収熱交換器20を
介して上述高温再生器1に戻される一方、その一部は開
閉弁V4、流量調整弁E2を介して上述のように空冷蒸発
器8′の上部ヘッダ8a′に供給される。
希溶液は、溶液ポンプ11により、開閉弁V5を経て流
量調整弁E5、第2,第1の低温溶液熱交換器21,1
2および流量調整弁E6、蒸気顕熱回収熱交換器20を
介して上述高温再生器1に戻される一方、その一部は開
閉弁V4、流量調整弁E2を介して上述のように空冷蒸発
器8′の上部ヘッダ8a′に供給される。
【0080】以上のように、この実施の形態の吸収式冷
凍装置では、空冷式の吸収器8を備えた冷房時二重効用
型の吸収式冷凍装置において、ヒートポンプ作動可能に
構成し、その暖房運転時には、開閉弁V1,V3を閉じる
一方、開閉弁V2,V4,V5を開弁することにより、冷
房時の空冷吸収器8を空冷蒸発器8′として機能させ、
開閉弁V5,V4、溶液ポンプ11、流量調整弁E2を介
して吸収器6の臭化リチウム希溶液の一部を同空冷蒸発
器8′の上部ヘッダ8a′に供給して凝縮器3からの液
冷媒に混入させ、液冷媒の凝固点を低下させた後に空冷
蒸発器8′で液冷媒を蒸発させるようになっている。
凍装置では、空冷式の吸収器8を備えた冷房時二重効用
型の吸収式冷凍装置において、ヒートポンプ作動可能に
構成し、その暖房運転時には、開閉弁V1,V3を閉じる
一方、開閉弁V2,V4,V5を開弁することにより、冷
房時の空冷吸収器8を空冷蒸発器8′として機能させ、
開閉弁V5,V4、溶液ポンプ11、流量調整弁E2を介
して吸収器6の臭化リチウム希溶液の一部を同空冷蒸発
器8′の上部ヘッダ8a′に供給して凝縮器3からの液
冷媒に混入させ、液冷媒の凝固点を低下させた後に空冷
蒸発器8′で液冷媒を蒸発させるようになっている。
【0081】したがって、冬季の暖房を目的としてヒー
トポンプ運転を行った場合にも0℃以下の外気により水
冷媒が凍結して運転が不能になるようなことがなくな
り、COP(成績係数)が向上する。
トポンプ運転を行った場合にも0℃以下の外気により水
冷媒が凍結して運転が不能になるようなことがなくな
り、COP(成績係数)が向上する。
【0082】(実施の形態4)次に図8および図9は、
本願発明の実施の形態4に係る低温サイクルと高温サイ
クルを独立に備えたデュアルループ三重効用型吸収式冷
凍装置の構成を示している。
本願発明の実施の形態4に係る低温サイクルと高温サイ
クルを独立に備えたデュアルループ三重効用型吸収式冷
凍装置の構成を示している。
【0083】この実施の形態の場合には、図示のような
同デュアルループ三重効用型空冷吸収式冷凍装置におい
て、上記実施の形態2,3のものと同様に冷媒回路切替
機構(電磁開閉弁V1〜V5)を設け、冷房運転時(図
8:V1,V3開、V2,V4,V5,E4閉時)に低温サイ
クル側の空冷吸収器8として作動する熱交換器を、暖房
運転時(図9:V2,V4,V5開、V1,V3閉時)には
空冷式の溶液蒸発器として作動させるようにしたことを
特徴とするものである。
同デュアルループ三重効用型空冷吸収式冷凍装置におい
て、上記実施の形態2,3のものと同様に冷媒回路切替
機構(電磁開閉弁V1〜V5)を設け、冷房運転時(図
8:V1,V3開、V2,V4,V5,E4閉時)に低温サイ
クル側の空冷吸収器8として作動する熱交換器を、暖房
運転時(図9:V2,V4,V5開、V1,V3閉時)には
空冷式の溶液蒸発器として作動させるようにしたことを
特徴とするものである。
【0084】(1) 冷房運転時の構成と作用 先ず最初に、同装置の冷房運転時(V1,V3開、V2,
V4,V5閉の時)の冷凍回路の構成と作用について、図
8を参照して説明する。
V4,V5閉の時)の冷凍回路の構成と作用について、図
8を参照して説明する。
【0085】図8中、先ず符号1は高温再生器であり、
その容器本体には加熱源としてのガスバーナ2を備えて
いる。そして、上記容器本体内側の高温再生室内には、
高温吸収器21からの吸収作用完了後の臭化リチウム希
溶液が溶液ポンプ11bにより溶液熱交換器12aを介
して供給されるようになっており、該供給された臭化リ
チウム希溶液を上記ガスバーナ2により加熱沸騰させる
ことによって水冷媒蒸気を発生させ、その水冷媒蒸気を
高温凝縮器22によって一次的に凝縮液化した後に、流
量調整弁E6、蒸気顕熱回収熱交換器14、開閉弁V1を
介して空冷式の低温凝縮器5に供給するようになってい
る。
その容器本体には加熱源としてのガスバーナ2を備えて
いる。そして、上記容器本体内側の高温再生室内には、
高温吸収器21からの吸収作用完了後の臭化リチウム希
溶液が溶液ポンプ11bにより溶液熱交換器12aを介
して供給されるようになっており、該供給された臭化リ
チウム希溶液を上記ガスバーナ2により加熱沸騰させる
ことによって水冷媒蒸気を発生させ、その水冷媒蒸気を
高温凝縮器22によって一次的に凝縮液化した後に、流
量調整弁E6、蒸気顕熱回収熱交換器14、開閉弁V1を
介して空冷式の低温凝縮器5に供給するようになってい
る。
【0086】また符号19は、上記高温吸収器21およ
び高温凝縮器22に伝熱性良く結合され、それらの吸収
熱および凝縮熱を加熱源として後述する低温吸収器9か
らの吸収作用完了後の臭化リチウム希溶液を低温再生す
る低温再生器であり、この低温再生器19で再生された
水冷媒蒸気も上記開閉弁V1を介して上記空冷式の低温
凝縮器5に供給される。
び高温凝縮器22に伝熱性良く結合され、それらの吸収
熱および凝縮熱を加熱源として後述する低温吸収器9か
らの吸収作用完了後の臭化リチウム希溶液を低温再生す
る低温再生器であり、この低温再生器19で再生された
水冷媒蒸気も上記開閉弁V1を介して上記空冷式の低温
凝縮器5に供給される。
【0087】空冷式の低温凝縮器5は、上記高温凝縮器
22からの凝縮液および低温再生器19からの水冷媒蒸
気を確実に凝縮液化した後に膨張弁E2を介して蒸発器
6に供給される。蒸発器6は、2次側室内機から冷房用
の2次側冷熱源としての温水(2次側熱搬送媒体)が供
給される熱交換器7を備えて構成されており、上記空冷
式の低温凝縮器5から供給される液化した水冷媒を蒸発
気化させることにより、その蒸発潜熱により上記熱交換
器7を介して2次側室内機の熱交換器からの温水を冷水
にして同2次側室内機の熱交換器に供給する。そして、
該蒸発器6で蒸発気化された水冷媒は、次に低温側の空
冷吸収器8に供給される。
22からの凝縮液および低温再生器19からの水冷媒蒸
気を確実に凝縮液化した後に膨張弁E2を介して蒸発器
6に供給される。蒸発器6は、2次側室内機から冷房用
の2次側冷熱源としての温水(2次側熱搬送媒体)が供
給される熱交換器7を備えて構成されており、上記空冷
式の低温凝縮器5から供給される液化した水冷媒を蒸発
気化させることにより、その蒸発潜熱により上記熱交換
器7を介して2次側室内機の熱交換器からの温水を冷水
にして同2次側室内機の熱交換器に供給する。そして、
該蒸発器6で蒸発気化された水冷媒は、次に低温側の空
冷吸収器8に供給される。
【0088】空冷吸収器8は、多数枚の伝熱フィン1
0,10・・・を有して上下鉛直方向に延びる複数本の
吸収伝熱管9,9・・・を水平方向に並設するとともに
上部ヘッダ8a、下部ヘッダ8bを設けて構成されてい
る。また、その吸収伝熱管9,9・・・の前面側近傍に
は、冷却用の外気送風ファン15が設けられている。
0,10・・・を有して上下鉛直方向に延びる複数本の
吸収伝熱管9,9・・・を水平方向に並設するとともに
上部ヘッダ8a、下部ヘッダ8bを設けて構成されてい
る。また、その吸収伝熱管9,9・・・の前面側近傍に
は、冷却用の外気送風ファン15が設けられている。
【0089】そして、上記蒸発器6から供給される水冷
媒蒸気を上記空冷吸収器8の上部ヘッダ8aに導入する
一方、上記低温発生器19から低温溶液熱交換器12
b、開閉弁V3、流量調整弁E3を介して供給される臭化
リチウム濃溶液を各吸収伝熱管9,9・・・の内周面に
均等に流し、上記外気送風ファン15によって空冷する
ことによって臭化リチウム濃溶液に水冷媒蒸気を効率良
く吸収させ、臭化リチウム希溶液を形成する。
媒蒸気を上記空冷吸収器8の上部ヘッダ8aに導入する
一方、上記低温発生器19から低温溶液熱交換器12
b、開閉弁V3、流量調整弁E3を介して供給される臭化
リチウム濃溶液を各吸収伝熱管9,9・・・の内周面に
均等に流し、上記外気送風ファン15によって空冷する
ことによって臭化リチウム濃溶液に水冷媒蒸気を効率良
く吸収させ、臭化リチウム希溶液を形成する。
【0090】この臭化リチウム希溶液は下部ヘッダ8b
から、溶液ポンプ11aにより、流量調整弁E9を経
て、流量調整弁E7、溶液熱交換器12bおよび流量調
整弁E8、蒸気顕熱回収熱交換器14を介して上記低温
発生器19から供給される臭化リチウム濃溶液および高
温凝縮器22から空冷式の低温凝縮器5に供給される水
冷媒液とそれぞれ熱交換(熱回収)された後に、低温発
生器19に戻される。
から、溶液ポンプ11aにより、流量調整弁E9を経
て、流量調整弁E7、溶液熱交換器12bおよび流量調
整弁E8、蒸気顕熱回収熱交換器14を介して上記低温
発生器19から供給される臭化リチウム濃溶液および高
温凝縮器22から空冷式の低温凝縮器5に供給される水
冷媒液とそれぞれ熱交換(熱回収)された後に、低温発
生器19に戻される。
【0091】(2) 暖房運転時の構成と作用 次に、同装置の暖房運転時(V2,V4,V5開、V1,V
3閉時)の冷凍回路の構成と作用について、図9を参照
して説明する。
3閉時)の冷凍回路の構成と作用について、図9を参照
して説明する。
【0092】図9中、先ず符号1は高温再生器であり、
その容器本体には加熱源としてのガスバーナ2を備えて
いる。そして、上記容器本体内側の高温再生室内には、
後述するように高温吸収器21からの吸収作用完了後の
臭化リチウム希溶液が、溶液ポンプ11b、溶液熱交換
器12aを介して供給されるようになっており、該供給
された臭化リチウム希溶液を上記ガスバーナ2により加
熱沸騰させることによって水冷媒蒸気を発生させ、その
水冷媒蒸気を先ず高温凝縮器22で一次的に凝縮液化し
た後、流量調整弁E6、蒸気顕熱回収熱交換器14、開
閉弁V2を介して低温凝縮器3に供給するようになって
いる。
その容器本体には加熱源としてのガスバーナ2を備えて
いる。そして、上記容器本体内側の高温再生室内には、
後述するように高温吸収器21からの吸収作用完了後の
臭化リチウム希溶液が、溶液ポンプ11b、溶液熱交換
器12aを介して供給されるようになっており、該供給
された臭化リチウム希溶液を上記ガスバーナ2により加
熱沸騰させることによって水冷媒蒸気を発生させ、その
水冷媒蒸気を先ず高温凝縮器22で一次的に凝縮液化し
た後、流量調整弁E6、蒸気顕熱回収熱交換器14、開
閉弁V2を介して低温凝縮器3に供給するようになって
いる。
【0093】また符号19は、上記高温吸収器21およ
び高温凝縮器22に伝熱性良く結合され、それらの吸収
熱および凝縮熱を加熱源として低温吸収器6からの吸収
作用完了後の臭化リチウム希溶液を低温再生する低温再
生器であり、この低温再生器19で再生された水冷媒蒸
気も上記開閉弁V2を介して低温凝縮器3に供給され
る。
び高温凝縮器22に伝熱性良く結合され、それらの吸収
熱および凝縮熱を加熱源として低温吸収器6からの吸収
作用完了後の臭化リチウム希溶液を低温再生する低温再
生器であり、この低温再生器19で再生された水冷媒蒸
気も上記開閉弁V2を介して低温凝縮器3に供給され
る。
【0094】上記低温凝縮器3は、2次側室内機の熱交
換器から暖房用の2次側温熱源としての冷水(2次側熱
搬送媒体)が供給される熱交換器4を備えて構成されて
おり、上記高温凝縮器22から供給される水冷媒液およ
び低温再生器19から供給される水冷媒蒸気を確実に凝
縮液化させることにより、その凝縮熱により上記熱交換
器4を介して冷水を温水にして室内機側熱交換器に供給
する。そして、該低温凝縮器3で確実に凝縮液化された
水冷媒液は、次に膨張弁E5を介して空冷蒸発器8′に
供給される。
換器から暖房用の2次側温熱源としての冷水(2次側熱
搬送媒体)が供給される熱交換器4を備えて構成されて
おり、上記高温凝縮器22から供給される水冷媒液およ
び低温再生器19から供給される水冷媒蒸気を確実に凝
縮液化させることにより、その凝縮熱により上記熱交換
器4を介して冷水を温水にして室内機側熱交換器に供給
する。そして、該低温凝縮器3で確実に凝縮液化された
水冷媒液は、次に膨張弁E5を介して空冷蒸発器8′に
供給される。
【0095】空冷蒸発器8′は、多数枚の伝熱フィン1
0′,10′・・・を有して上下鉛直方向に延びる複数
本の蒸発伝熱管9′,9′・・・を水平方向に並設する
とともに上部ヘッダ8a′、下部ヘッダ8b′を設けて
構成されている。また、その蒸発伝熱管9′,9′・・
・の前面側近傍には、外気送風ファン15が設けられて
いる。
0′,10′・・・を有して上下鉛直方向に延びる複数
本の蒸発伝熱管9′,9′・・・を水平方向に並設する
とともに上部ヘッダ8a′、下部ヘッダ8b′を設けて
構成されている。また、その蒸発伝熱管9′,9′・・
・の前面側近傍には、外気送風ファン15が設けられて
いる。
【0096】そして、上記低温凝縮器3から供給される
水冷媒液を上記上部ヘッダ8a′を介して後述する低温
吸収器6′からの臭化リチウム希溶液の一部と混合した
上で各蒸発伝熱管9′,9′・・・に均等に流し、空冷
することによって効率良く蒸発させ、その水冷媒蒸気を
低温吸収器6′に供給する。
水冷媒液を上記上部ヘッダ8a′を介して後述する低温
吸収器6′からの臭化リチウム希溶液の一部と混合した
上で各蒸発伝熱管9′,9′・・・に均等に流し、空冷
することによって効率良く蒸発させ、その水冷媒蒸気を
低温吸収器6′に供給する。
【0097】低温吸収器6′は、2次側室内機の熱交換
器からの暖房用温熱源としての冷水が供給される熱交換
器7を備えて構成されている。この低温吸収器6′に
は、また上記低温再生器19から溶液熱交換器12b、
流量調整弁E4を介して吸収液である臭化リチウム濃溶
液が供給されるようになっており、この臭化リチウム濃
溶液に対して上記空冷蒸発器8′からの水冷媒蒸気を吸
収させることによって臭化リチウム希溶液が形成され
る。そして、その吸収時に発生する吸収熱は、熱交換器
7を介して上記2次側室内機の熱交換器からの冷水と熱
交換され、2次側室内機の温熱源としての温水の形で取
り出される。
器からの暖房用温熱源としての冷水が供給される熱交換
器7を備えて構成されている。この低温吸収器6′に
は、また上記低温再生器19から溶液熱交換器12b、
流量調整弁E4を介して吸収液である臭化リチウム濃溶
液が供給されるようになっており、この臭化リチウム濃
溶液に対して上記空冷蒸発器8′からの水冷媒蒸気を吸
収させることによって臭化リチウム希溶液が形成され
る。そして、その吸収時に発生する吸収熱は、熱交換器
7を介して上記2次側室内機の熱交換器からの冷水と熱
交換され、2次側室内機の温熱源としての温水の形で取
り出される。
【0098】また、上記低温吸収器6′からの臭化リチ
ウム希溶液は、溶液ポンプ11により、開閉弁V5を経
て、流量調整弁E7、溶液熱交換器12bおよび流量調
整弁E8、蒸気顕熱回収熱交換器14を介して上述低温
再生器19に戻される一方、その一部は開閉弁V4、流
量調整弁E3を介して上述のように空冷蒸発器8′の上
部ヘッダ8a′に供給される。
ウム希溶液は、溶液ポンプ11により、開閉弁V5を経
て、流量調整弁E7、溶液熱交換器12bおよび流量調
整弁E8、蒸気顕熱回収熱交換器14を介して上述低温
再生器19に戻される一方、その一部は開閉弁V4、流
量調整弁E3を介して上述のように空冷蒸発器8′の上
部ヘッダ8a′に供給される。
【0099】以上のように、この実施の形態の吸収式冷
凍装置では、冷房時には空冷吸収器、暖房時には空冷式
の蒸発器となる空冷式の熱交換器を有し、かつ独立の低
温サイクルと高温サイクルを備えた図示のうよなデュア
ルループ三重効用型の吸収式冷凍装置において、ヒート
ポンプ作動可能に構成し、その暖房運転時には、冷媒回
路切替機構である開閉弁V1,V3を閉じる一方、開閉弁
V2,V4,V5を開弁することにより、開閉弁V5,
V4、流量調整弁E3を介して低温吸収器6′の臭化リチ
ウム希溶液の一部を上記空冷蒸発器8′の上部ヘッダ8
a′に供給して低温凝縮器3からの液冷媒に混入させ、
同液冷媒の凝固点を低下させた後に空冷蒸発器8′で液
冷媒を蒸発させるようになっている。
凍装置では、冷房時には空冷吸収器、暖房時には空冷式
の蒸発器となる空冷式の熱交換器を有し、かつ独立の低
温サイクルと高温サイクルを備えた図示のうよなデュア
ルループ三重効用型の吸収式冷凍装置において、ヒート
ポンプ作動可能に構成し、その暖房運転時には、冷媒回
路切替機構である開閉弁V1,V3を閉じる一方、開閉弁
V2,V4,V5を開弁することにより、開閉弁V5,
V4、流量調整弁E3を介して低温吸収器6′の臭化リチ
ウム希溶液の一部を上記空冷蒸発器8′の上部ヘッダ8
a′に供給して低温凝縮器3からの液冷媒に混入させ、
同液冷媒の凝固点を低下させた後に空冷蒸発器8′で液
冷媒を蒸発させるようになっている。
【0100】したがって、冬季の暖房を目的としてヒー
トポンプ運転を行った場合にも0℃以下の外気により水
冷媒が凍結して運転が不能になるようなことがなくな
り、本来COP(成績係数)が高い同装置のCOPがよ
り一層向上する。
トポンプ運転を行った場合にも0℃以下の外気により水
冷媒が凍結して運転が不能になるようなことがなくな
り、本来COP(成績係数)が高い同装置のCOPがよ
り一層向上する。
【0101】また、該構成の場合、冷房時および暖房時
共に低温側、高温側各吸収器に単一の蒸発器を共通に使
用するようになっているので、装置の小型化に寄与でき
る。
共に低温側、高温側各吸収器に単一の蒸発器を共通に使
用するようになっているので、装置の小型化に寄与でき
る。
【0102】なお、該構成において、その高温サイクル
には、例えば水/ゼオライト吸着サイクル、アンモニア
/水サイクル等、水/LiBr以外のサイクルなどの採
用も可能である。
には、例えば水/ゼオライト吸着サイクル、アンモニア
/水サイクル等、水/LiBr以外のサイクルなどの採
用も可能である。
【0103】(実施の形態5)次に図10〜図12は、
冷房時においては低温サイクルと高温サイクルを独立に
備えたデュアルループ三重効用型吸収式冷凍装置を形成
する一方、暖房時にはリソープションサイクルを形成す
る、本願発明の実施の形態5に係る吸収式冷凍装置の構
成と作用を示している。
冷房時においては低温サイクルと高温サイクルを独立に
備えたデュアルループ三重効用型吸収式冷凍装置を形成
する一方、暖房時にはリソープションサイクルを形成す
る、本願発明の実施の形態5に係る吸収式冷凍装置の構
成と作用を示している。
【0104】この実施の形態の場合には、図10のよう
な冷房時にデュアルループ三重効用型空冷吸収式冷凍装
置を形成する吸収式冷凍装置において、上記実施の形態
2,3,4のものと同様に冷媒回路切替機構(電磁開閉
弁V1,V2,V3,V4)を設け、冷房運転時(図10:
V1,V2,V3開、V4閉時)に低温サイクル側の空冷吸
収器8として作動する熱交換器を、暖房運転時(図1
1:V1,V2,V3閉、V4開時)には空冷式の溶液蒸発
器として作動させ、図11のようなリソープションサイ
クルを形成するようにしたことを特徴とするものであ
る。
な冷房時にデュアルループ三重効用型空冷吸収式冷凍装
置を形成する吸収式冷凍装置において、上記実施の形態
2,3,4のものと同様に冷媒回路切替機構(電磁開閉
弁V1,V2,V3,V4)を設け、冷房運転時(図10:
V1,V2,V3開、V4閉時)に低温サイクル側の空冷吸
収器8として作動する熱交換器を、暖房運転時(図1
1:V1,V2,V3閉、V4開時)には空冷式の溶液蒸発
器として作動させ、図11のようなリソープションサイ
クルを形成するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0105】(1) 冷房運転時の構成と作用 先ず最初に、同装置の冷房運転時(V1,V2,V3開、
V4閉の時)の冷凍回路の構成と作用について、図10
を参照して説明する。
V4閉の時)の冷凍回路の構成と作用について、図10
を参照して説明する。
【0106】図10中、先ず符号1は高温再生器であ
り、その容器本体には加熱源としてのガスバーナ2を備
えている。そして、上記容器本体内側の高温再生室内に
は、高温吸収器21からの吸収作用完了後の臭化リチウ
ム希溶液が溶液ポンプ11bにより溶液熱交換器12a
を介して供給されるようになっており、該供給された臭
化リチウム希溶液を上記ガスバーナ2により加熱沸騰さ
せることによって水冷媒蒸気を発生させ、その水冷媒蒸
気を高温凝縮器22によって一次的に凝縮液化した後
に、開閉弁V3、蒸気顕熱回収熱交換器14、開閉弁V1
を介して空冷式の低温凝縮器5に供給するようになって
いる。
り、その容器本体には加熱源としてのガスバーナ2を備
えている。そして、上記容器本体内側の高温再生室内に
は、高温吸収器21からの吸収作用完了後の臭化リチウ
ム希溶液が溶液ポンプ11bにより溶液熱交換器12a
を介して供給されるようになっており、該供給された臭
化リチウム希溶液を上記ガスバーナ2により加熱沸騰さ
せることによって水冷媒蒸気を発生させ、その水冷媒蒸
気を高温凝縮器22によって一次的に凝縮液化した後
に、開閉弁V3、蒸気顕熱回収熱交換器14、開閉弁V1
を介して空冷式の低温凝縮器5に供給するようになって
いる。
【0107】また符号19は、上記高温吸収器21およ
び高温凝縮器22に伝熱性良く結合され、それらの吸収
熱および凝縮熱を加熱源として後述する低温吸収器8か
らの吸収作用完了後の臭化リチウム希溶液を低温再生す
る低温再生器であり、この低温再生器19で再生された
水冷媒蒸気も上記開閉弁V1を介して上記空冷式の低温
凝縮器5に供給される。
び高温凝縮器22に伝熱性良く結合され、それらの吸収
熱および凝縮熱を加熱源として後述する低温吸収器8か
らの吸収作用完了後の臭化リチウム希溶液を低温再生す
る低温再生器であり、この低温再生器19で再生された
水冷媒蒸気も上記開閉弁V1を介して上記空冷式の低温
凝縮器5に供給される。
【0108】空冷式の低温凝縮器5は、上記高温凝縮器
22からの凝縮液および低温再生器19からの水冷媒蒸
気を確実に凝縮液化した後に膨張弁E1を介して蒸発器
6に供給する。蒸発器6は、2次側室内機から冷房用の
2次側冷熱源としての温水(2次側熱搬送媒体)が供給
される熱交換器7を備えて構成されており、上記空冷式
の低温凝縮器5から供給される液化した水冷媒を蒸発気
化させることにより、その蒸発潜熱により上記熱交換器
7を介して2次側室内機の熱交換器からの温水を冷水に
して同2次側室内機の熱交換器に供給する。そして、該
蒸発器6で蒸発気化された水冷媒蒸気は、次に開閉弁V
2を介して低温側の空冷吸収器8に、開閉弁V5を介して
高温側の吸収器21に、それぞれ供給される。
22からの凝縮液および低温再生器19からの水冷媒蒸
気を確実に凝縮液化した後に膨張弁E1を介して蒸発器
6に供給する。蒸発器6は、2次側室内機から冷房用の
2次側冷熱源としての温水(2次側熱搬送媒体)が供給
される熱交換器7を備えて構成されており、上記空冷式
の低温凝縮器5から供給される液化した水冷媒を蒸発気
化させることにより、その蒸発潜熱により上記熱交換器
7を介して2次側室内機の熱交換器からの温水を冷水に
して同2次側室内機の熱交換器に供給する。そして、該
蒸発器6で蒸発気化された水冷媒蒸気は、次に開閉弁V
2を介して低温側の空冷吸収器8に、開閉弁V5を介して
高温側の吸収器21に、それぞれ供給される。
【0109】空冷吸収器8は、多数枚の伝熱フィン1
0,10・・・を有して上下鉛直方向に延びる複数本の
吸収伝熱管9,9・・・を水平方向に並設するとともに
上部ヘッダ8a、下部ヘッダ8bを設けて構成されてい
る。また、その吸収伝熱管9,9・・・の前面側近傍に
は、冷却用の外気送風ファン15が設けられている。
0,10・・・を有して上下鉛直方向に延びる複数本の
吸収伝熱管9,9・・・を水平方向に並設するとともに
上部ヘッダ8a、下部ヘッダ8bを設けて構成されてい
る。また、その吸収伝熱管9,9・・・の前面側近傍に
は、冷却用の外気送風ファン15が設けられている。
【0110】そして、上記蒸発器6から供給される水冷
媒蒸気を上記空冷吸収器8の上部ヘッダ8aに導入する
一方、上記低温発生器19から低温溶液熱交換器12
b、流量調整弁E2を介して供給される臭化リチウム濃
溶液を各吸収伝熱管9,9・・・の内周面に均等に流
し、上記外気送風ファン15によって空冷することによ
って臭化リチウム濃溶液に水冷媒蒸気を効率良く吸収さ
せて、臭化リチウム希溶液を形成する。
媒蒸気を上記空冷吸収器8の上部ヘッダ8aに導入する
一方、上記低温発生器19から低温溶液熱交換器12
b、流量調整弁E2を介して供給される臭化リチウム濃
溶液を各吸収伝熱管9,9・・・の内周面に均等に流
し、上記外気送風ファン15によって空冷することによ
って臭化リチウム濃溶液に水冷媒蒸気を効率良く吸収さ
せて、臭化リチウム希溶液を形成する。
【0111】この臭化リチウム希溶液は下部ヘッダ8b
から、溶液ポンプ11aにより、流量調整弁E5、溶液
熱交換器12bおよび流量調整弁E6、蒸気顕熱回収熱
交換器14を介して上記低温発生器19から供給される
臭化リチウム濃溶液および高温凝縮器22から空冷式の
低温凝縮器5に供給される水冷媒液とそれぞれ熱交換
(熱回収)された後に、低温発生器19に戻される。
から、溶液ポンプ11aにより、流量調整弁E5、溶液
熱交換器12bおよび流量調整弁E6、蒸気顕熱回収熱
交換器14を介して上記低温発生器19から供給される
臭化リチウム濃溶液および高温凝縮器22から空冷式の
低温凝縮器5に供給される水冷媒液とそれぞれ熱交換
(熱回収)された後に、低温発生器19に戻される。
【0112】(2) 暖房運転時の構成と作用 次に、同装置の暖房運転時(V1,V2,V3閉、V4,V
5開時)の冷凍回路の構成と作用について、図11を参
照して説明する。
5開時)の冷凍回路の構成と作用について、図11を参
照して説明する。
【0113】図11中、先ず符号1は高温再生器であ
り、その容器本体には加熱源としてのガスバーナ2を備
えている。そして、上記容器本体内側の高温再生室内に
は、後述するように高温吸収器21からの吸収作用完了
後の臭化リチウム希溶液が、溶液ポンプ11b、溶液熱
交換器12aを介して供給されるようになっており、該
供給された臭化リチウム希溶液を上記ガスバーナ2によ
り加熱沸騰させることによって水冷媒蒸気と臭化リチウ
ム濃溶液を発生させ、その水冷媒蒸気を開閉弁V4、蒸
気顕熱回収熱交換器14を介して低温吸収器19′に供
給する一方、臭化リチウム濃溶液を流量調整弁E3を介
して上記高温吸収器21に供給するようになっている。
り、その容器本体には加熱源としてのガスバーナ2を備
えている。そして、上記容器本体内側の高温再生室内に
は、後述するように高温吸収器21からの吸収作用完了
後の臭化リチウム希溶液が、溶液ポンプ11b、溶液熱
交換器12aを介して供給されるようになっており、該
供給された臭化リチウム希溶液を上記ガスバーナ2によ
り加熱沸騰させることによって水冷媒蒸気と臭化リチウ
ム濃溶液を発生させ、その水冷媒蒸気を開閉弁V4、蒸
気顕熱回収熱交換器14を介して低温吸収器19′に供
給する一方、臭化リチウム濃溶液を流量調整弁E3を介
して上記高温吸収器21に供給するようになっている。
【0114】先ず上記低温吸収器19′は、上記高温吸
収器21および高温凝縮器22と伝熱性良く結合され、
その吸収熱とともに高温吸収器21の吸収熱および高温
凝縮器22の凝縮熱を熱源として2次側室内機用の熱交
換器23から温水を取出すようになっている。
収器21および高温凝縮器22と伝熱性良く結合され、
その吸収熱とともに高温吸収器21の吸収熱および高温
凝縮器22の凝縮熱を熱源として2次側室内機用の熱交
換器23から温水を取出すようになっている。
【0115】すなわち、上記高温吸収器21および低温
吸収器19′には、2次側室内機の熱交換器から暖房用
の2次側温熱源としての冷水(2次側熱搬送媒体)が供
給される熱交換器23が共通に備えられており、上記高
温凝縮器22の凝縮熱とそれら高温吸収器21および低
温吸収器19′の各吸収熱とにより上記熱交換器23を
介して冷水を温水にして室内機側熱交換器に供給する。
吸収器19′には、2次側室内機の熱交換器から暖房用
の2次側温熱源としての冷水(2次側熱搬送媒体)が供
給される熱交換器23が共通に備えられており、上記高
温凝縮器22の凝縮熱とそれら高温吸収器21および低
温吸収器19′の各吸収熱とにより上記熱交換器23を
介して冷水を温水にして室内機側熱交換器に供給する。
【0116】一方、符号8は空冷蒸発器であり、この空
冷蒸発器8′は、多数枚の伝熱フィン10′,10′・
・・を有して上下鉛直方向に延びる複数本の蒸発伝熱管
9′,9′・・・を水平方向に並設するとともに上部ヘ
ッダ8a′、下部ヘッダ8b′を設けて構成されてい
る。また、その蒸発伝熱管9′,9′・・・の前面側近
傍には、外気送風ファン15が設けられている。
冷蒸発器8′は、多数枚の伝熱フィン10′,10′・
・・を有して上下鉛直方向に延びる複数本の蒸発伝熱管
9′,9′・・・を水平方向に並設するとともに上部ヘ
ッダ8a′、下部ヘッダ8b′を設けて構成されてい
る。また、その蒸発伝熱管9′,9′・・・の前面側近
傍には、外気送風ファン15が設けられている。
【0117】そして、上記低温吸収器19′から溶液熱
交換器12b、流量調整弁E2を介して供給される吸収
作用完了後の臭化リチウム希溶液を各蒸発伝熱管9′,
9′・・・に均等に流し、空冷することによって効率良
く蒸発させ、その吸収液蒸気を開閉弁V5を介して上記
高温吸収器21に供給する。
交換器12b、流量調整弁E2を介して供給される吸収
作用完了後の臭化リチウム希溶液を各蒸発伝熱管9′,
9′・・・に均等に流し、空冷することによって効率良
く蒸発させ、その吸収液蒸気を開閉弁V5を介して上記
高温吸収器21に供給する。
【0118】高温吸収器21は、上記のように2次側室
内機の熱交換器からの暖房用温熱源としての冷水が供給
される熱交換器23を備えて構成されている。そして高
温吸収器21には、また上記高温再生器1から溶液熱交
換器12a、流量調整弁E3を介して吸収液である臭化
リチウム濃溶液が供給されるようになっており、この臭
化リチウム濃溶液に対して上記空冷蒸発器8′からの吸
収液蒸気を吸収させることによって臭化リチウム希溶液
が形成される。そして、その吸収時に発生する吸収熱
は、熱交換器23を介して上記2次側室内機の熱交換器
からの冷水と熱交換され、2次側室内機の温熱源として
の温水の形で取り出される。
内機の熱交換器からの暖房用温熱源としての冷水が供給
される熱交換器23を備えて構成されている。そして高
温吸収器21には、また上記高温再生器1から溶液熱交
換器12a、流量調整弁E3を介して吸収液である臭化
リチウム濃溶液が供給されるようになっており、この臭
化リチウム濃溶液に対して上記空冷蒸発器8′からの吸
収液蒸気を吸収させることによって臭化リチウム希溶液
が形成される。そして、その吸収時に発生する吸収熱
は、熱交換器23を介して上記2次側室内機の熱交換器
からの冷水と熱交換され、2次側室内機の温熱源として
の温水の形で取り出される。
【0119】以上のように、この実施の形態の吸収式冷
凍装置では、冷房時には空冷吸収器8、暖房時には空冷
式の蒸発器8′となる空冷式の熱交換器を有し、かつ冷
房時に独立の低温サイクルと高温サイクルを備えた図1
0のようなデュアルループ三重効用型の吸収式冷凍装置
において、冷房時の低温再生器19を暖房時には低温吸
収器19′となるようにヒートポンプ作動可能に構成
し、その暖房運転時には、冷媒回路切替機構である開閉
弁V1,V2,V3を閉じることにより、図11のような
リソープションサイクルを形成し、溶液熱交換器12
b、流量調整弁E2を介して同低温吸収器19′の臭化
リチウム希溶液を上記空冷蒸発器8′の上部ヘッダ8
a′に供給して液冷媒の凝固点を低下させた後に空冷蒸
発器8′で溶液を蒸発させるようになっている。
凍装置では、冷房時には空冷吸収器8、暖房時には空冷
式の蒸発器8′となる空冷式の熱交換器を有し、かつ冷
房時に独立の低温サイクルと高温サイクルを備えた図1
0のようなデュアルループ三重効用型の吸収式冷凍装置
において、冷房時の低温再生器19を暖房時には低温吸
収器19′となるようにヒートポンプ作動可能に構成
し、その暖房運転時には、冷媒回路切替機構である開閉
弁V1,V2,V3を閉じることにより、図11のような
リソープションサイクルを形成し、溶液熱交換器12
b、流量調整弁E2を介して同低温吸収器19′の臭化
リチウム希溶液を上記空冷蒸発器8′の上部ヘッダ8
a′に供給して液冷媒の凝固点を低下させた後に空冷蒸
発器8′で溶液を蒸発させるようになっている。
【0120】したがって、図12のデューリング線図か
ら明らかなように、冬季の暖房を目的としてヒートポン
プ運転を行った場合にも0℃以下の外気により水冷媒が
凍結して運転が不能になるようなことがなくなり、本来
COP(成績係数)が高い同装置のCOPがより一層向
上する。また、暖房時のヒートポンプ回路構成が簡単に
なる。
ら明らかなように、冬季の暖房を目的としてヒートポン
プ運転を行った場合にも0℃以下の外気により水冷媒が
凍結して運転が不能になるようなことがなくなり、本来
COP(成績係数)が高い同装置のCOPがより一層向
上する。また、暖房時のヒートポンプ回路構成が簡単に
なる。
【図1】本願発明の実施の形態1に係る吸収式冷凍装置
の暖房運転時のヒートポンプ回路構成を示す冷凍回路図
である。
の暖房運転時のヒートポンプ回路構成を示す冷凍回路図
である。
【図2】同装置の暖房運転時のデューリング線図であ
る。
る。
【図3】同装置の変形例の暖房運転時のデューリング線
図である。
図である。
【図4】本願発明の実施の形態2に係る吸収式冷凍装置
の冷房運転時のヒートポンプ回路構成を示す冷凍回路図
である。
の冷房運転時のヒートポンプ回路構成を示す冷凍回路図
である。
【図5】同装置の暖房運転時のヒートポンプ回路構成を
示す冷凍回路図である。
示す冷凍回路図である。
【図6】本願発明の実施の形態3に係る吸収式冷凍装置
の冷房運転時のヒートポンプ回路構成を示す冷凍回路図
である。
の冷房運転時のヒートポンプ回路構成を示す冷凍回路図
である。
【図7】同装置の暖房運転時のヒートポンプ回路構成を
示す冷凍回路図である。
示す冷凍回路図である。
【図8】本願発明の実施の形態4に係る吸収式冷凍装置
の冷房運転時のヒートポンプ回路構成を示す冷凍回路図
である。
の冷房運転時のヒートポンプ回路構成を示す冷凍回路図
である。
【図9】同装置の暖房運転時のヒートポンプ回路構成を
示す冷凍回路図である。
示す冷凍回路図である。
【図10】本願発明の実施の形態5に係る吸収式冷凍装
置の冷房運転時のヒートポンプ回路構成を示す冷凍回路
図である。
置の冷房運転時のヒートポンプ回路構成を示す冷凍回路
図である。
【図11】同装置の暖房運転時のヒートポンプ回路構成
を示す冷凍回路図である。
を示す冷凍回路図である。
【図12】同装置の暖房運転時のデューリング線図であ
る。
る。
【図13】従来の吸収式冷凍装置の冷房運転時のヒート
ポンプ回路構成を示す冷凍回路図である。
ポンプ回路構成を示す冷凍回路図である。
【図14】同装置の暖房運転時のヒートポンプ回路構成
を示す冷凍回路図である。
を示す冷凍回路図である。
1は高温発生器、2はガスバーナ、3は凝縮器、4は熱
交換器、8は空冷吸収器、8′は空冷蒸発器、9は吸収
伝熱管、9′は蒸発伝熱管、11は溶液ポンプ、19は
低温再生器、19′は低温吸収器、21は高温吸収器で
ある。
交換器、8は空冷吸収器、8′は空冷蒸発器、9は吸収
伝熱管、9′は蒸発伝熱管、11は溶液ポンプ、19は
低温再生器、19′は低温吸収器、21は高温吸収器で
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 再生器(1)、凝縮器(3)、空冷蒸発
器(8′)、吸収器(6′)を暖房ヒートポンプ運転可
能に接続し、上記凝縮器(3)又は吸収器(6′)若し
くはそれら両方の熱交換器に2次側熱搬送回路の熱搬送
媒体を流すことにより2次側温熱源として構成してなる
吸収式冷凍装置において、上記空冷蒸発器(8′)に供
給される冷媒に吸収剤を混入し、凝固点を低下させたこ
とを特徴とする吸収式冷凍装置。 - 【請求項2】 再生器(1)、凝縮器(3)、空冷蒸発
器(8′)、吸収器(6′)を暖房ヒートポンプ運転可
能に接続し、上記凝縮器(3)又は吸収器(6′)若し
くはそれら両方の熱交換器に2次側熱搬送回路の熱搬送
媒体を流すことにより2次側温熱源として構成してなる
吸収式冷凍装置において、上記吸収器(6′)に供給さ
れる冷媒に多成分系の溶液を使用し吸収温度を上昇させ
ることにより、2次側冷媒の温度を高温化したことを特
徴とする吸収式冷凍装置。 - 【請求項3】 再生器(1)、凝縮器(3)、蒸発器
(6)、空冷吸収器(8)をヒートポンプ運転可能に接
続し、上記蒸発器(6)又は凝縮器(3)若しくはそれ
ら両方の熱交換器に2次側熱搬送回路の熱搬送媒体を流
すことにより2次側熱源として構成してなる吸収式冷凍
装置において、冷房時における空冷吸収器(8)を暖房
時には空冷蒸発器(8′)として機能させる冷媒回路切
替手段(V1,V2,V3,V4,V5)を設け、暖房時の
上記空冷蒸発器(8′)に供給される冷媒に吸収剤を混
入し、凝固点を低下させたことを特徴とする吸収式冷凍
装置。 - 【請求項4】 冷凍回路が、冷房時には2重効用型の冷
凍サイクルとして構成されるようになっていることを特
徴とする請求項3記載の吸収式冷凍装置。 - 【請求項5】 冷凍回路が、冷房時にはデュアルループ
3重効用型の冷凍サイクルとして構成されるようになっ
ていることを特徴とする請求項3記載の吸収式冷凍装
置。 - 【請求項6】 冷凍回路が、冷房時にはデュアルループ
3重効用型の冷凍サイクル、暖房時にはリソープション
冷凍サイクルとして構成されるようになっていることを
特徴とする請求項3記載の吸収式冷凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10151360A JPH11344268A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 吸収式冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10151360A JPH11344268A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 吸収式冷凍装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11344268A true JPH11344268A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15516849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10151360A Pending JPH11344268A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 吸収式冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11344268A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102147135A (zh) * | 2011-02-18 | 2011-08-10 | 王红斌 | 一种直冷式冷风蒸发器溴化锂吸收式冷水机组 |
CN109085905A (zh) * | 2018-10-17 | 2018-12-25 | 郑州云海信息技术有限公司 | 一种用于不同发热量的服务器的冷却系统 |
CN111336714A (zh) * | 2019-08-30 | 2020-06-26 | 同方节能工程技术有限公司 | 一种新型吸收式冷温水机组 |
-
1998
- 1998-06-01 JP JP10151360A patent/JPH11344268A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102147135A (zh) * | 2011-02-18 | 2011-08-10 | 王红斌 | 一种直冷式冷风蒸发器溴化锂吸收式冷水机组 |
CN109085905A (zh) * | 2018-10-17 | 2018-12-25 | 郑州云海信息技术有限公司 | 一种用于不同发热量的服务器的冷却系统 |
CN109085905B (zh) * | 2018-10-17 | 2024-06-11 | 郑州云海信息技术有限公司 | 一种用于不同发热量的服务器的冷却系统 |
CN111336714A (zh) * | 2019-08-30 | 2020-06-26 | 同方节能工程技术有限公司 | 一种新型吸收式冷温水机组 |
CN111336714B (zh) * | 2019-08-30 | 2024-04-12 | 同方节能工程技术有限公司 | 一种吸收式冷温水机组 |
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