JP2516045Y2 - 吸収式冷温水機を用いた輻射冷暖房システム - Google Patents

吸収式冷温水機を用いた輻射冷暖房システム

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JP2516045Y2
JP2516045Y2 JP10350691U JP10350691U JP2516045Y2 JP 2516045 Y2 JP2516045 Y2 JP 2516045Y2 JP 10350691 U JP10350691 U JP 10350691U JP 10350691 U JP10350691 U JP 10350691U JP 2516045 Y2 JP2516045 Y2 JP 2516045Y2
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heat
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健二 大西
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は吸収式冷温水機を用いた
輻射冷暖房システムに関し、より詳しくは除湿機能の再
加熱用熱源に空冷式の吸収式冷温水機の排熱空気を用い
て除湿効果をもたせた輻射冷暖房システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、天井から積極的に冷やす天井輻射
冷房では、建物および人体から発生する潜熱(水蒸気)
を除去するため除湿機が必要であった。特に、水冷式の
吸収式冷温水機を用いた場合、除湿機での再加熱に用い
られるような熱源がないため、輻射冷暖房システムの冷
房を行う際には除湿機が必要不可欠であった。図3にそ
の具体例を示す。図3において、吸収式冷温水機1の蒸
発器2に熱搬送媒体の熱搬送管路3が接続されており、
この熱搬送管路3内の熱搬送媒体は循環ポンプ4によっ
て天井輻射冷暖房用パネル5に送られ室内を冷房する。
吸収式冷温水機1の凝縮器や吸収器はクーリングタワー
6から管路7により冷水が送られ冷却される。また、室
内には除湿機8が設けられている。この除湿機8には蒸
発器コイル9と凝縮器コイル10とが並べられており、
これに室内の湿り空気を送って前者で冷却減湿し、凝結
水(ドレイン)を除いたものを後者で再加熱して送り出
す。このための送風機11と冷凍サイクルを行う密閉型
圧縮機12が付いている。なお、蒸発器コイル9と凝縮
器コイル10の下方にはドレイン容器13が設けられて
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の技術
では、湿度だけを取り除きたいときには再加熱が必要と
なり、除湿機には別の熱源が必要となる。また、上記の
ような除湿機8は、蒸発器コイル9や凝縮器コイル10
および密閉型圧縮機12が必要であり、装置が複雑化
し、エネルギー消費が大となりコスト高となるという欠
点がある。
【0004】従って、本考案の目的は複雑な除湿機の必
要のない、吸収式冷温水機のみで構成できるシステムが
可能であり、省エネルギー効果のある空冷式の吸収式冷
温水機を用いた輻射冷暖房システムを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案による吸収式冷温水機を用いた輻射冷暖房システ
ムにあってはその構成を以下のようにした。即ち、冷媒
と熱搬送媒体を熱交換させる蒸発器と、この蒸発器で熱
交換して蒸発した冷媒を吸収液に吸収させ希溶液を生成
する吸収器と、この希溶液を加熱する熱交換器および再
生器と、加熱された希溶液を冷媒蒸気および吸収液に分
離する分離器と、分離された冷媒蒸気を凝縮させ前記蒸
発器に供給する凝縮器と、前記分離された吸収液を冷却
して前記吸収器に供給する熱交換器と、前記凝縮器およ
び吸収器を冷却するための空冷式ファンとを有する吸収
式冷温水機と、この吸収式冷温水機の蒸発器に前記熱搬
送媒体の熱搬送管路を介して接続される天井輻射冷暖房
用パネルと、この天井輻射冷暖房用パネルの配設された
室内に設けられ、空気吸入用ファンと、冷却器と、前記
吸収式冷温水機の空冷式ファンから管路を介して排熱空
気を再加熱用として供給するダクトとを有する除湿機と
を具備すること。また、この輻射冷暖房システムにおい
て、除湿機内の冷却器として前記吸収式冷温水機の蒸発
器に前記熱搬送媒体の熱搬送管路を介して接続された熱
交換器を用いたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案は上記構成であり、吸収式冷温水機の蒸
発器において冷却された熱搬送媒体は熱搬送管路を介し
て、室内の天井に設けられた輻射冷暖房用パネルに送ら
れて室内の冷房に供する。また、室内の空気吸入用ファ
ンと冷却器の後方に吸収式冷温水機の凝縮器や吸収器の
冷却に用いられた排熱空気を再加熱用として供給するダ
クトを設けて除湿するようにしている。そして、この輻
射冷暖房システムにおいて、除湿機を構成する冷却器と
して吸収式冷温水機の蒸発器に前記熱搬送媒体の熱搬送
管路を介して接続された熱交換器を用いて省エネルギー
を図っている。
【0007】
【実施例】以下に、本考案の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本考案の吸収式冷温水機を用いた輻射
冷暖房システムの概略図であり、吸収式冷温水機1内に
は、大部分が図示されていないが、冷媒と熱搬送媒体
(例えば水)を熱交換させる蒸発器2と、この蒸発器2
で熱交換して蒸発した冷媒を吸収液に吸収させ希溶液を
生成する吸収器と、この希溶液を加熱する熱交換器およ
び再生器と、加熱された希溶液を冷媒蒸気および吸収液
に分離する分離器と、分離された冷媒蒸気を凝縮させ前
記蒸発器に供給する凝縮器と、前記分離された吸収液を
冷却して前記吸収器に供給する熱交換器と、前記凝縮器
および吸収器を冷却するための空冷式ファン14とが設
けられている。そして、吸収式冷温水機1の蒸発器2に
熱搬送媒体の熱搬送管路3が接続されており、この熱搬
送管路3内の熱搬送媒体は循環ポンプ4によって天井輻
射冷暖房用パネル5に送られ室内に約20℃の冷気を放
出する。一方、室内は温度が26℃で湿度が約50%に
なるように制御されている。このため室内には除湿機1
5が配設されており、この除湿機15には室内の湿度7
0%程度の空気を吸入するためのファン16と、この湿
った空気を露点温度まで冷却し凝縮水分を除くための冷
却器17と、前記空冷式ファン14から管路18を通っ
て冷却器17によって冷却された空気を再加熱するため
に排熱空気を供給するためのダクト19が設けられてい
る。空冷式ファン14からの排熱空気は、空冷式の吸収
式冷温水機では、例えば外気温度が35℃であれば約4
5〜50℃の温度のものが得られ、ダクト19から排出
する空気を26℃程度にする。
【0008】図2は別の実施例であり図1を応用した例
の概略図である。図1と構成の大部分は同一であり、同
一作用をするものには同一の符号を付してある。図1と
異なる点は、除湿機15の冷却器17の替わりに吸収式
冷温水機1の蒸発器2に接続されている熱搬送管路3内
の10℃程度の熱搬送媒体(例えば冷水)が供給される
熱交換器20を設けている。今室温が26℃に保つよう
に輻射冷房を行っている場合、相対湿度が70%程度の
ものを50%にしたいときは、除湿機15における空気
の冷却温度が17℃程度であればよいので湿り空気の冷
却に、上記のように蒸発器2からの熱搬送媒体(例えば
冷水)を用いることによって、従来のような複雑な除湿
機のいらない吸収式冷温水機1を応用するだけでよい輻
射冷暖房システムが構成できる。
【0009】
【考案の効果】以上に説明したように、本考案の空冷式
の吸収式冷温水機を用いた輻射冷暖房システムによれ
ば、複雑な除湿機の必要のない、吸収式冷温水機のみで
構成できるシステムが可能であり、省エネルギー効果も
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の吸収式冷温水機を用いた輻射冷暖房シ
ステムの概略図である。
【図2】本考案の別の実施例であり図1を応用した例の
概略図である。
【図3】従来の吸収式冷温水機を用いた輻射冷暖房シス
テムの概略図である。
【符号の説明】
1 吸収式冷凍機 2 蒸発器 3 熱搬送管路 4 循環ポンプ 5 天井輻射冷暖房用パネル 6 クーリングタワー 7 管路 8 除湿機 9 蒸発器コイル 10 凝縮器コイル 11 送風機 12 密閉型圧縮機 13 ドレイン容器 14 空冷式ファン 15 除湿機 16 ファン 17 冷却器 18 管路 19 ダクト 20 熱交換器

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒と熱搬送媒体を熱交換させる蒸発器
    と、この蒸発器で熱交換して蒸発した冷媒を吸収液に吸
    収させ希溶液を生成する吸収器と、この希溶液を加熱す
    る熱交換器および再生器と、加熱された希溶液を冷媒蒸
    気および吸収液に分離する分離器と、分離された冷媒蒸
    気を凝縮させ前記蒸発器に供給する凝縮器と、前記分離
    された吸収液を冷却して前記吸収器に供給する熱交換器
    と、前記凝縮器および吸収器を冷却するための空冷式フ
    ァンとを有する吸収式冷温水機と、この吸収式冷温水機
    の蒸発器に前記熱搬送媒体の熱搬送管路を介して接続さ
    れる天井輻射冷暖房用パネルと、この天井輻射冷暖房用
    パネルの配設された室内に設けられ、空気吸入用ファン
    と、冷却器と、前記吸収式冷温水機の空冷式ファンから
    管路を介して排熱空気を再加熱用として供給するダクト
    とを有する除湿機とを具備することを特徴とする吸収式
    冷温水機を用いた輻射冷暖房システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、除湿機内の冷却器と
    して前記吸収式冷温水機の蒸発器に前記熱搬送媒体の熱
    搬送管路を介して接続された熱交換器を用いたことを特
    徴とする吸収式冷温水機を用いた輻射冷暖房システム。
JP10350691U 1991-12-16 1991-12-16 吸収式冷温水機を用いた輻射冷暖房システム Expired - Lifetime JP2516045Y2 (ja)

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JPH0552635U JPH0552635U (ja) 1993-07-13
JP2516045Y2 true JP2516045Y2 (ja) 1996-11-06

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