JPH078485Y2 - 荷役用吸着器 - Google Patents

荷役用吸着器

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Publication number
JPH078485Y2
JPH078485Y2 JP1087892U JP1087892U JPH078485Y2 JP H078485 Y2 JPH078485 Y2 JP H078485Y2 JP 1087892 U JP1087892 U JP 1087892U JP 1087892 U JP1087892 U JP 1087892U JP H078485 Y2 JPH078485 Y2 JP H078485Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction cup
suction
handle
guide hole
operation handle
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1087892U
Other languages
English (en)
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JPH0661839U (ja
Inventor
達夫 久保田
克弘 吉羽
Original Assignee
理研精工株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 理研精工株式会社 filed Critical 理研精工株式会社
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、板ガラスをはじめと
する表面平滑な版状体を荷役する際に用いる荷役用吸着
器に関するものである。
【0002】
【技術的背景】大型板ガラスおよび表面平滑な大型版状
体の運搬荷役補助具として、被荷役体の平面部の中ほど
に密接し、且つ、該密接後減圧操作による吸着作用を利
用して固着させた荷役補助具の提げ手をもって荷役する
吸着器が知られている。
【0003】
【従来の技術】現行の荷役吸着器は、被荷役体の平滑部
に密着当接した後の吸着作用発生機構、吸盤を嵌合した
本体の外面に装着されたレバーの起・伏操作により、被
荷役体の当接面より吸盤中央部を前記レバー操作に連動
して吸盤面の容積を拡大し、該拡大容積にした空隙の内
圧を減じることによる吸盤現象を利用し、吸着作用を期
待できるようにしてある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記した現行の荷役用
吸着器において、吸盤作用の操作機構は、本体を吊り持
ちする提げ手の把握部に対面する位置、即ち、本体裏面
に突出した状態をもって吸盤操作レバーが形成されてお
り、前記把握部を握る手指でその操作が行えるように操
作の容易性が図られている。
【0005】被荷役物の吸着、吸着解除の操作の容易性
については、賞する反面、誤操作も発生し易く、荷役中
の誤操作は厳禁である。
【0006】このようにして、意に反しての誤操作を皆
無にするために、操作の容易性よりも、誤操作発生源を
排除し、吸着の確実性ならびに安全性を優位にし、誤操
作を皆無にすることを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記の目的
を達成させるための手段として、荷役用の提げ手の元部
を回動自在に枢着した吊り具本体の一面を円形で、か
つ、面一状態をもって開口し、該開口部を、ゴムあるい
は合成ゴム等のエラストマで形成する吸盤の外周を密嵌
合して気密に閉塞し、該吸盤の裏面中央に固着した操作
軸を、前記吊り具本体の胴部の端面で出入自在に枢着す
るとともに、該操作軸の中間の設定位置で、且つ、軸心
と直交する方向に操作ハンドルを回転自在に枢着し、胴
部円周に、一端に係止凹所を有する斜状の案内孔を胴部
の内外を連通するように穿設し、この案内孔より前記の
操作ハンドルを胴外に突出し、該操作ハンドルの回動に
よって、吸盤の吸着ならびに吸着解除の操作を行い得る
ように構成して成るものである。
【0008】
【作用】被荷役体である大型板ガラスあるいは大型版状
体の平滑面の中ほどにおける荷役に適する位置に、本願
吸着器における吸盤面を密に当接し、本器を被荷役体に
押圧した状態を維持しつつ操作ハンドルを胴部の案内孔
に導かせて、斜状の高所側に移行するように回動すれ
ば、該操作ハンドルに連なる操作軸が吊り具本体内を後
退し、操作軸先端に装着した吸盤の中央部が被荷役体の
当接面より引き離されて減圧し、吸着現象が生ずる。
【0009】そして、なおも操作ハンドルを案内孔の高
所側に回動し、然る後に案内孔終端に達した時点では、
吸盤の吸着作用が最高潮に達し、回動操作を終了した操
作ハンドルは、真空状態に近い吸盤の引き作用によっ
て、案内孔終端の吸盤を指向する方向に凹設した係止凹
所に没入係合する。
【0010】このようにして、本器と被荷役体は吸盤と
該被荷役体の当接面との真空に近い減圧による吸着作用
で一体化し、吸着器に設けた提げ手をもって運搬荷役作
業を敢行することができる。
【0011】荷役作業が終了したならば操作ハンドルを
吸盤の引き作用に抗して係止凹所より逸脱させ、斜状の
案内孔を低所に向けて回動し、最低位に達すれば吸盤と
被荷役体との当接面間に形成されていた減圧作用も常圧
に近く復帰し、吸盤効果が解除され、吸着器と被荷役体
との分離を容易にするものである。
【0012】
【実施例】次に、この考案の実施例を図とともに説明す
れば、荷役用の提げ手1の元部を回動自在に枢着した吊
り具本体2の一面を円形で、かつ、面一状態をもって開
口し、該開口部3を、ゴムあるいは合成ゴム等のエラス
トマで形成する吸盤4の外周を密嵌合して気密に閉塞
し、該吸盤4の裏面中央に固着した操作軸5を、前記吊
り具本体2の胴部6の端面で出入自在に枢着するととも
に、該操作軸5の中間の設定位置で、且つ、軸心と直交
する方向に操作ハンドル7を回転自在に枢着し、胴部6
の円周に、一端に係止凹所9を有する斜状の案内孔8を
胴部6の内外を連通するように穿設し、この案内孔8よ
り前記の操作ハンドル7を胴外に突出し、該操作ハンド
ル7の回動によって、吸盤4の吸着ならびに吸着解除の
操作を行い得るように構成して成るものである。
【0013】吸盤4は、その吸着面に、吸盤4本体と伸
縮率を同様にした保護板41をコーティングしてあり、
また、内面にはインサートプレート51が埋設してあ
り、このインサートプレート51の裏面に操作軸5の先
端が固着してある。
【0014】前記操作軸5は、吊り具本体2の後部に設
けた円筒状の胴部6の後壁61の中心部を貫通させ、軸
心方向の出入が摺動自在に軸支されている。
【0015】また、前記の胴部6対して螺旋状の一部形
態をもって斜状の案内孔8が直径方向に対向して胴部6
の内外を貫通するように約1/4周にわたって穿設され
ており、該案内孔8における前記胴部6の後壁61に接
近する孔端部より吸盤4を指向する方向に係止凹所9を
凹設するものである。
【0016】操作軸5は、吸盤4の後面中央部にインサ
ートプレート51を介して固着し、その後端を前記吊り
具本体2の胴部6後壁61の中心に軸支させることは前
述の通りで、操作軸5において軸支部と、前記吸盤4の
固着部との中間の或る設定した位置に凹設した環状凹溝
に回動自在に枢着し、かつ、軸心と直交する方向となる
ように装着した操作ハンドル7を、前記胴部6に穿設し
た双方の斜状案内孔8より胴部6外方に突出させ、一方
の長柄状態の端部に握り部71が設けてある。
【0017】なお1は、提げ手で、両下端部を吊り具本
体2後方の胴部6の直径方向に回動自在に枢着して成る
ものである。
【0018】この考案は以上のようにして、吸盤4に固
着した操作軸5は、該操作軸5の設定した位置の一箇所
で回動自在となるように枢着した操作ハンドル7は、該
操作ハンドル7が係合している斜状の案内孔8に導かれ
て回動するものであるから、該斜状の案内孔8の起端と
終端との変位差Lを昇・降運動することになり、該変位
差Lの距離が吸盤4に吸着現象を発生させる吸盤凹没作
用を形成する作動距離とするものであり、この凹没作用
形成の最終段階の斜状の最高位終端位置で、操作ハンド
ル7の回動操作を終了した際に、回動操作力を停止すれ
ば、吸盤4の吸着作用により、胴部内の操作軸5は吸盤
側に吸引される引き作用が生じ、この作用が連動して操
作ハンドル7は案内孔8端部に設けた係止凹所9に嵌合
し、この結合状態は吸引による引き作用をもってなすも
のであるから強固である。
【0019】これら、吸着状態を解除する際には、一
旦、吸盤4の吸着能力を上回る力をもって操作ハンドル
7を係止凹所9より引き出し脱出させなければ、吸着作
用を終了させることはできないものである。
【0020】
【考案の効果】この考案は以上のように、荷役用吸着器
において、吸盤の吸着作用ならびにその解除を操作ハン
ドルの回動によって行うもので、特に、吸着荷役時に、
意に反する解除誤操作を排除するために、吸着の解除を
行うとき、吸引を上回る力による引き抜き操作を必要と
するようにしたものであり、、荷役中、誤って意に反す
る指接触による誤操作、また、他部材との接触等を因と
する吸着解除の誤操作等の不利益を防止し得る効果ある
ものである。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本装置の正面図、
【図2】本装置の平面図、
【図3】本装置の底面図、
【図4】図2のA−A線断面図、
【図5】胴部の正面図、
【0022】
【符号の説明】
1 提げ手 2 吊り具本体 3 開口部 4 吸盤 41 保護板 5 操作軸 51 インサートプレート 6 胴部 61 後壁 7 操作ハンドル 71 握り部 8 案内孔 9 係止凹所 L 変位差

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷役用の提げ手の元部を回動自在に枢着
    した吊り具本体の一面を円形で、かつ、面一状態をもっ
    て開口し、該開口部を、ゴムあるいは合成ゴム等のエラ
    ストマで形成する吸盤の外周を密嵌合して気密に閉塞
    し、該吸盤の裏面中央に固着した操作軸を、前記吊り具
    本体の胴部の端面で出入自在に枢着するとともに、該操
    作軸の中間の設定位置で、且つ、軸心と直交する方向に
    操作ハンドルを回転自在に枢着し、胴部円周に、一端に
    係止凹所を有する斜状の案内孔を胴部の内外を連通する
    ように穿設し、この案内孔より前記の操作ハンドルを胴
    外に突出し、該操作ハンドルの回動によって、吸盤の吸
    着ならびに吸着解除の操作を行い得るように構成したこ
    とを特徴とする荷役用吸着器。
JP1087892U 1992-02-03 1992-02-03 荷役用吸着器 Expired - Lifetime JPH078485Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1087892U JPH078485Y2 (ja) 1992-02-03 1992-02-03 荷役用吸着器

Applications Claiming Priority (1)

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JP1087892U JPH078485Y2 (ja) 1992-02-03 1992-02-03 荷役用吸着器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0661839U JPH0661839U (ja) 1994-09-02
JPH078485Y2 true JPH078485Y2 (ja) 1995-03-01

Family

ID=11762591

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1087892U Expired - Lifetime JPH078485Y2 (ja) 1992-02-03 1992-02-03 荷役用吸着器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202006010069U1 (de) * 2006-06-28 2007-11-08 Waldemar Link Gmbh & Co. Kg Einsetzinstrument für Gelenkpfannen von Prothesen

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0661839U (ja) 1994-09-02

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