JPH0661839U - 荷役用吸着器 - Google Patents
荷役用吸着器Info
- Publication number
- JPH0661839U JPH0661839U JP1087892U JP1087892U JPH0661839U JP H0661839 U JPH0661839 U JP H0661839U JP 1087892 U JP1087892 U JP 1087892U JP 1087892 U JP1087892 U JP 1087892U JP H0661839 U JPH0661839 U JP H0661839U
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- JP
- Japan
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- suction
- suction cup
- handle
- guide hole
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- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] 大型板ガラスあるいは大型版状体を荷役する
際に用いる荷役補助具の吸着器において、荷役作業中、
吸着操作手段が意に反して解除されないような構成にす
ることを目的とした。 [構成] 荷役用の提げ手1の元部を回動自在に枢着し
た吊り具本体2の一面を円形で、かつ、面一状態をもっ
て開口し、該開口部3を、ゴムあるいは合成ゴム等のエ
ラストマで形成する吸盤4の外周を密嵌合して気密に閉
塞し、該吸盤4の裏面中央に固着した操作軸5を、前記
吊り具本体2の胴部6の端面で出入自在に枢着するとと
もに、該操作軸5の中間の設定位置で、且つ、軸心と直
交する方向に操作ハンドル7を回転自在に枢着し、胴部
6の円周に、一端に係止凹所9を有する斜状の案内孔8
を胴部6の内外を連通するように穿設し、この案内孔8
より前記の操作ハンドル7を胴外に突出し、該操作ハン
ドル7の回動によって、吸盤4の吸着ならびに吸着解除
の操作を行い得るように構成して成るものである。
際に用いる荷役補助具の吸着器において、荷役作業中、
吸着操作手段が意に反して解除されないような構成にす
ることを目的とした。 [構成] 荷役用の提げ手1の元部を回動自在に枢着し
た吊り具本体2の一面を円形で、かつ、面一状態をもっ
て開口し、該開口部3を、ゴムあるいは合成ゴム等のエ
ラストマで形成する吸盤4の外周を密嵌合して気密に閉
塞し、該吸盤4の裏面中央に固着した操作軸5を、前記
吊り具本体2の胴部6の端面で出入自在に枢着するとと
もに、該操作軸5の中間の設定位置で、且つ、軸心と直
交する方向に操作ハンドル7を回転自在に枢着し、胴部
6の円周に、一端に係止凹所9を有する斜状の案内孔8
を胴部6の内外を連通するように穿設し、この案内孔8
より前記の操作ハンドル7を胴外に突出し、該操作ハン
ドル7の回動によって、吸盤4の吸着ならびに吸着解除
の操作を行い得るように構成して成るものである。
Description
【0001】
この考案は、板ガラスをはじめとする表面平滑な版状体を荷役する際に用いる 荷役用吸着器に関するものである。
【0002】
大型板ガラスおよび表面平滑な大型版状体の運搬荷役補助具として、被荷役体 の平面部の中ほどに密接し、且つ、該密接後減圧操作による吸着作用を利用して 固着させた荷役補助具の提げ手をもって荷役する吸着器が知られている。
【0003】
現行の荷役吸着器は、被荷役体の平滑部に密着当接した後の吸着作用発生機構 、吸盤を嵌合した本体の外面に装着されたレバーの起・伏操作により、被荷役体 の当接面より吸盤中央部を前記レバー操作に連動して吸盤面の容積を拡大し、該 拡大容積にした空隙の内圧を減じることによる吸盤現象を利用し、吸着作用を期 待できるようにしてある。
【0004】
前記した現行の荷役用吸着器において、吸盤作用の操作機構は、本体を吊り持 ちする提げ手の把握部に対面する位置、即ち、本体裏面に突出した状態をもって 吸盤操作レバーが形成されており、前記把握部を握る手指でその操作が行えるよ うに操作の容易性が図られている。
【0005】 被荷役物の吸着、吸着解除の操作の容易性については、賞する反面、誤操作も 発生し易く、荷役中の誤操作は厳禁である。
【0006】 このようにして、意に反しての誤操作を皆無にするために、操作の容易性より も、誤操作発生源を排除し、吸着の確実性ならびに安全性を優位にし、誤操作を 皆無にすることを目的としたものである。
【0007】
この考案は、上記の目的を達成させるための手段として、荷役用の提げ手の元 部を回動自在に枢着した吊り具本体の一面を円形で、かつ、面一状態をもって開 口し、該開口部を、ゴムあるいは合成ゴム等のエラストマで形成する吸盤の外周 を密嵌合して気密に閉塞し、該吸盤の裏面中央に固着した操作軸を、前記吊り具 本体の胴部の端面で出入自在に枢着するとともに、該操作軸の中間の設定位置で 、且つ、軸心と直交する方向に操作ハンドルを回転自在に枢着し、胴部円周に、 一端に係止凹所を有する斜状の案内孔を胴部の内外を連通するように穿設し、こ の案内孔より前記の操作ハンドルを胴外に突出し、該操作ハンドルの回動によっ て、吸盤の吸着ならびに吸着解除の操作を行い得るように構成して成るものであ る。
【0008】
被荷役体である大型板ガラスあるいは大型版状体の平滑面の中ほどにおける荷 役に適する位置に、本願吸着器における吸盤面を密に当接し、本器を被荷役体に 押圧した状態を維持しつつ操作ハンドルを胴部の案内孔に導かせて、斜状の高所 側に移行するように回動すれば、該操作ハンドルに連なる操作軸が吊り具本体内 を後退し、操作軸先端に装着した吸盤の中央部が被荷役体の当接面より引き離さ れて減圧し、吸着現象が生ずる。
【0009】 そして、なおも操作ハンドルを案内孔の高所側に回動し、然る後に案内孔終端 に達した時点では、吸盤の吸着作用が最高潮に達し、回動操作を終了した操作ハ ンドルは、真空状態に近い吸盤の引き作用によって、案内孔終端の吸盤を指向す る方向に凹設した係止凹所に没入係合する。
【0010】 このようにして、本器と被荷役体は吸盤と該被荷役体の当接面との真空に近い 減圧による吸着作用で一体化し、吸着器に設けた提げ手をもって運搬荷役作業を 敢行することができる。
【0011】 荷役作業が終了したならば操作ハンドルを吸盤の引き作用に抗して係止凹所よ り逸脱させ、斜状の案内孔を低所に向けて回動し、最低位に達すれば吸盤と被荷 役体との当接面間に形成されていた減圧作用も常圧に近く復帰し、吸盤効果が解 除され、吸着器と被荷役体との分離を容易にするものである。
【0012】
次に、この考案の実施例を図とともに説明すれば、荷役用の提げ手1の元部を 回動自在に枢着した吊り具本体2の一面を円形で、かつ、面一状態をもって開口 し、該開口部3を、ゴムあるいは合成ゴム等のエラストマで形成する吸盤4の外 周を密嵌合して気密に閉塞し、該吸盤4の裏面中央に固着した操作軸5を、前記 吊り具本体2の胴部6の端面で出入自在に枢着するとともに、該操作軸5の中間 の設定位置で、且つ、軸心と直交する方向に操作ハンドル7を回転自在に枢着し 、胴部6の円周に、一端に係止凹所9を有する斜状の案内孔8を胴部6の内外を 連通するように穿設し、この案内孔8より前記の操作ハンドル7を胴外に突出し 、該操作ハンドル7の回動によって、吸盤4の吸着ならびに吸着解除の操作を行 い得るように構成して成るものである。
【0013】 吸盤4は、その吸着面に、吸盤4本体と伸縮率を同様にした保護板41をコー ティングしてあり、また、内面にはインサートプレート51が埋設してあり、こ のインサートプレート51の裏面に操作軸5の先端が固着してある。
【0014】 前記操作軸5は、吊り具本体2の後部に設けた円筒状の胴部6の後壁61の中 心部を貫通させ、軸心方向の出入が摺動自在に軸支されている。
【0015】 また、前記の胴部6対して螺旋状の一部形態をもって斜状の案内孔8が直径方 向に対向して胴部6の内外を貫通するように約1/4周にわたって穿設されてお り、該案内孔8における前記胴部6の後壁61に接近する孔端部より吸盤4を指 向する方向に係止凹所9を凹設するものである。
【0016】 操作軸5は、吸盤4の後面中央部にインサートプレート51を介して固着し、 その後端を前記吊り具本体2の胴部6後壁61の中心に軸支させることは前述の 通りで、操作軸5において軸支部と、前記吸盤4の固着部との中間の或る設定し た位置に凹設した環状凹溝に回動自在に枢着し、かつ、軸心と直交する方向とな るように装着した操作ハンドル7を、前記胴部6に穿設した双方の斜状案内孔8 より胴部6外方に突出させ、一方の長柄状態の端部に握り部71が設けてある。
【0017】 なお1は、提げ手で、両下端部を吊り具本体2後方の胴部6の直径方向に回動 自在に枢着して成るものである。
【0018】 この考案は以上のようにして、吸盤4に固着した操作軸5は、該操作軸5の設 定した位置の一箇所で回動自在となるように枢着した操作ハンドル7は、該操作 ハンドル7が係合している斜状の案内孔8に導かれて回動するものであるから、 該斜状の案内孔8の起端と終端との変位差Lを昇・降運動することになり、該変 位差Lの距離が吸盤4に吸着現象を発生させる吸盤凹没作用を形成する作動距離 とするものであり、この凹没作用形成の最終段階の斜状の最高位終端位置で、操 作ハンドル7の回動操作を終了した際に、回動操作力を停止すれば、吸盤4の吸 着作用により、胴部内の操作軸5は吸盤側に吸引される引き作用が生じ、この作 用が連動して操作ハンドル7は案内孔8端部に設けた係止凹所9に嵌合し、この 結合状態は吸引による引き作用をもってなすものであるから強固である。
【0019】 これら、吸着状態を解除する際には、一旦、吸盤4の吸着能力を上回る力をも って操作ハンドル7を係止凹所9より引き出し脱出させなければ、吸着作用を終 了させることはできないものである。
【0020】
この考案は以上のように、荷役用吸着器において、吸盤の吸着作用ならびにそ の解除を操作ハンドルの回動によって行うもので、特に、吸着荷役時に、意に反 する解除誤操作を排除するために、吸着の解除を行うとき、吸引を上回る力によ る引き抜き操作を必要とするようにしたものであり、、荷役中、誤って意に反す る指接触による誤操作、また、他部材との接触等を因とする吸着解除の誤操作等 の不利益を防止し得る効果あるものである。
【0021】
【図1】本装置の正面図、
【図2】本装置の平面図、
【図3】本装置の底面図、
【図4】図2のA−A線断面図、
【図5】胴部の正面図、
【0022】
1 提げ手 2 吊り具本体 3 開口部 4 吸盤 41 保護板 5 操作軸 51 インサートプレート 6 胴部 61 後壁 7 操作ハンドル 71 握り部 8 案内孔 9 係止凹所 L 変位差
Claims (1)
- 【請求項1】 荷役用の提げ手の元部を回動自在に枢着
した吊り具本体の一面を円形で、かつ、面一状態をもっ
て開口し、該開口部を、ゴムあるいは合成ゴム等のエラ
ストマで形成する吸盤の外周を密嵌合して気密に閉塞
し、該吸盤の裏面中央に固着した操作軸を、前記吊り具
本体の胴部の端面で出入自在に枢着するとともに、該操
作軸の中間の設定位置で、且つ、軸心と直交する方向に
操作ハンドルを回転自在に枢着し、胴部円周に、一端に
係止凹所を有する斜状の案内孔を胴部の内外を連通する
ように穿設し、この案内孔より前記の操作ハンドルを胴
外に突出し、該操作ハンドルの回動によって、吸盤の吸
着ならびに吸着解除の操作を行い得るように構成したこ
とを特徴とする荷役用吸着器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1087892U JPH078485Y2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 荷役用吸着器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1087892U JPH078485Y2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 荷役用吸着器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661839U true JPH0661839U (ja) | 1994-09-02 |
JPH078485Y2 JPH078485Y2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=11762591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1087892U Expired - Lifetime JPH078485Y2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 荷役用吸着器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078485Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009540977A (ja) * | 2006-06-28 | 2009-11-26 | ヴァルデマール・リンク・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト | 人工器官の関節のソケット用挿入具 |
-
1992
- 1992-02-03 JP JP1087892U patent/JPH078485Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009540977A (ja) * | 2006-06-28 | 2009-11-26 | ヴァルデマール・リンク・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト | 人工器官の関節のソケット用挿入具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH078485Y2 (ja) | 1995-03-01 |
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