JPH0784723B2 - 塔状構造物 - Google Patents

塔状構造物

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JPH0784723B2
JPH0784723B2 JP848688A JP848688A JPH0784723B2 JP H0784723 B2 JPH0784723 B2 JP H0784723B2 JP 848688 A JP848688 A JP 848688A JP 848688 A JP848688 A JP 848688A JP H0784723 B2 JPH0784723 B2 JP H0784723B2
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vibration
slit
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明弘 本田
通 斎藤
弘 坂田
健一 加地
成人 白石
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は橋梁における主塔、煙突等の塔状構造物に係る
ものである。
(従来の技術) 長方形、あるいは円形の断面形状を有する塔状構造物に
風が作用したとき、同構造物の後流側には周期的な渦が
発生し、この渦に起因する有害な振動が発生することが
多い。
このため、従来は第3図及び第4図に示すように塔状構
造物(a)の外周に、同構造物(a)のまわりの風
(b)の流れを整流する部材(カウリング)(c)を取
付けるか、または第5図及び第6図に示すように風の流
れを撹乱するヘリカルワイヤ(d)等の部材を取付ける
か、あるいはまた塔状構造物が長方形断面の部材であれ
ば4隅を欠截する等の空力的方法によって、塔状構造物
の振動を防止していた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら塔状構造物本体にカウリング、ヘリカルワ
イヤ等の付加部材を取付ける前記従来の方法は、同付加
部材の前記本体に対する取付が容易でなく、また維持、
管理を行なう上で、塗装が難しく、更に景観上、違和感
を生じる等の問題点がある。
更にまた長方形断面の塔状構造物の4隅を欠截する方法
は、同構造物の断面内における構造部材の配置が難かし
く、更に前記構造物の振動発生の防止効果が必らずしも
十分でない。
本発明はこのような従来技術の有する課題に鑑みて提案
されたもので、その目的とする処は簡単な構造で、風に
よる振動を効果的に防止し、外観的にも優れた塔状構造
物を提供する点にある。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するために、本発明は直線上の2方向
に亘って、他部材または地盤との間に張設された索条に
よって拘束され、同索条の張設方向の振動が問題になる
塔状構造物において、同構造物における前記索条と直角
方向の側面に、風を通過させるスリツトを穿設し、塔状
構造物における索条の張設方向と直角方向の風による振
動の発生を防止するものである。
(作用) 本発明に係る塔状構造物においては、同構造物と他部
材、または地盤との間に、直線上の2方向に亘って張設
された索条と直角方向の側面に穿設されたスリツトを風
が通過することによって、同塔状構造物側面の後流側に
生起する渦を吹き飛ばし、同構造物に働く励振力を低減
せしめる。
(実施例) 以下本発明を吊橋の主塔に適用した第1図に示す実施例
について説明する。
(A)は例えば高さが300mに達する長大な主塔で、地盤
(B)に脚部を固定された、橋軸方向に亘って扁平な長
方形状断面を有する左右一双の柱状部材(1)(1)の
対向面間を、ラチス状の連結部材(2)で連結して構成
されている。
前記各柱状部材(1)の頂部と橋桁、または地盤との間
に橋軸に沿う前後2方向に亘って索条(3)が張設され
る。
従って脚部を地盤(B)に固定された長大な主塔(A)
は頂部を前後方向に拘束され、第2図に示すように前後
索条(3)の張設された前後方向に振動する。
前記主塔(A)における矢印(4)方向と直交する前記
左右一双の柱状部材(1)の側面に、夫々上下方向に亘
って風を通過させるスリツト(5)が穿設されている。
なお同スリツト(5)の位置、大きさは適宜、施工個所
の状況に対応して選択される。
図示の実施例は前記したように構成されているので、前
記柱状部材(1)の側面に穿設されたスリット(5)を
風(6)が通過し、同柱状部材(1)の側面の後流側に
生起する渦流を吹き流し、主塔(A)に作用する励振力
を低減する。
(発明の効果) 本発明によれば前記したように、直線上の2方向に亘っ
て、他部材または地盤との間に張設された索条によって
拘束された塔状構造物における、前記索条と直角方向の
側面にスリツトを穿設したので、同スリツトを通過する
風によって前記塔状構造物側面の後流側に生起する渦流
が吹き流され、同塔状構造物に働く励振力が低減され、
同構造物の風による振動が効果的に防止される。
また本発明によれば塔状構造物の風による振動防止のた
め、前記従来の構造におけるように、塔状構造物に付加
部材を取付けたり、断面の4隅を欠截することなく、塔
状構造物における同構造物拘束用の前記索条と直交する
側面にスリツトを穿設しただけであるから、構造が著し
く簡略化され、外観上の体裁を損なうことがなく、維
持、管理を行なう際の塗装作業が容易に行なわれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を吊橋主塔に適用した実施例を示す斜視
図、第2図は同主塔の振動状態を示す説明図、第3図及
び第4図は夫々従来の塔状構造物の一例を示す平面図並
に側面図、第5図及び第6図は夫々従来の塔状構造物の
他の例を示す平面図並に側面図である。 (A)……主塔、(1)……柱状部材 (3)……索条、(5)……スリツト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 弘 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 加地 健一 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 白石 成人 京都府京都市左京区岩倉幡枝町93―7 (56)参考文献 特開 昭63−103104(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直線上の2方向に亘って、他部材または地
    盤との間に張設された索条によって拘束され、同索条の
    張設方向の振動が問題になる塔状構造物において、同構
    造物における前記索条と直角方向の側面に、風を通過さ
    せるスリツトを穿設してなることを特徴とする塔状構造
    物。
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CN113106878A (zh) * 2021-04-14 2021-07-13 苏交科集团股份有限公司 一种提高超大跨度桥梁颤振临界风速的方法及加固装置

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