JPH078469A - 核スピン共鳴撮像装置の共振器離調装置 - Google Patents

核スピン共鳴撮像装置の共振器離調装置

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JPH078469A
JPH078469A JP3348530A JP34853091A JPH078469A JP H078469 A JPH078469 A JP H078469A JP 3348530 A JP3348530 A JP 3348530A JP 34853091 A JP34853091 A JP 34853091A JP H078469 A JPH078469 A JP H078469A
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series
capacitor
frequency
high frequency
resonator
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JP3348530A
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Inventor
Helmut Greim
グライム ヘルムート
Juergen Ruhl
ルール ユルゲン
Ralph Oppelt
オツペルト ラルフ
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Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/32Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
    • G01R33/36Electrical details, e.g. matching or coupling of the coil to the receiver
    • G01R33/3628Tuning/matching of the transmit/receive coil

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きな費用なしに共振器の離調を可能にす
る。 【構成】 離調装置2の出力端A1を共振器Res1に
接続する高周波導線8の長さが高周波導線8上の核スピ
ン共鳴撮像装置の作動周波数を有する高周波信号の波長
の四分の一よりも小さく、また高周波導線8が共振器R
es1を離調させるために出力端A1において、高周波
導線8が端子10において短絡として作用するようにコ
ンデンサC1で終端可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、出力端を有する核スピ
ン共鳴撮像装置内の共振器を離調させるための離調装置
であって、出力端が2つの導体から成る高周波導線を介
して共振器の端子と接続されており、また共振器がその
端子において、共振器を離調させるために短絡可能であ
る短縮コンデンサにより短縮されている離調装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】核スピン共鳴撮像装置(NMR装置)に
おいては基本磁界および勾配磁界とならんで高周波磁界
が必要とされる。高周波磁界は共振器またはアンテナか
ら作られ、アンテナはその機能に従って次のように分け
ることができる。 1.送信アンテナが受信アンテナでもあり、それにより
ほぼ身体全体が高周波磁界にさらされ得る。従って、そ
れは身体共振器とも呼ばれる。 2.送信アンテナが身体共振器であり、また受信アンテ
ナが身体共振器よりも小さい特殊アンテナである。 3.特殊アンテナが送信および受信アンテナである。
【0003】特殊アンテナは人体の部分範囲の断層像、
たとえば膝、頭または眼の断層像を撮像するために使用
される。
【0004】特殊アンテナの高周波磁界を乱さないよう
に、固定的に組み込まれている身体共振器は、特殊アン
テナが能動化されているときに離調させられなければな
らない。身体共振器はしばしばそれらの端子または供給
点において短縮コンデンサによりそれらの長さを短縮さ
れており、それらは次いで離調のためにスイッチを介し
て短絡される。この解決策は、共振器に直接配置されて
いなければならない高周波スイッチを必要とする。従っ
て、この解決策では高周波導線とならんで高周波スイッ
チに対する制御線も共振器に導かれている。
【0005】離調装置の1つは米国特許第 4801885号明
細書から知られている。そこでは共振器への高周波導線
の入力端が共振器を離調させるために短絡される。この
短絡は、高周波導線の入力端に接続され離調のためにそ
の他方の端において無負荷で作動させられるλ/4導線
により行われる。λは導線上の核スピン共鳴撮像装置の
作動周波数を有する電磁波の波長を表す。従って、その
長さが位相誤差の回避のために共振器へ等しい長さでな
ければならない高周波導線とならんで、その長さが正確
にλ/4でなければならない別の導線片が必要とされ
る。このことは高周波導線に対してもλ/4導線に対し
ても高精度の製造を必要とする。
【0006】高周波磁界は核スピン共鳴撮像装置内でほ
ぼ均等でなければならない。従って特に身体共振器は互
いに180°位相シフトされた高周波信号により供給さ
れる2つの向き合っている共振器から成っていなければ
ならない。身体共振器の構成および高周波信号の正しい
位相での供給はドイツ特許出願公開第 3133432号明細書
から公知である。そこには、送信器から発生される送信
器信号がどのようにして2つの向き合っている共振器に
均等に分配され得るかが記載されている。第1の実施例
では両共振器の供給点が等しい端において向き合ってい
る。180°位相シフトはλ/2の長さを有する中間接
続された導線片により達成される。他の実施例では電流
が異なる側から供給される。この場合には、向き合って
いる両共振器に対する導線は等しい長さでなければなら
ない。欠点は両実施例において比較的長い導線片が使用
されることである。
【0007】180°位相がずれ、基準電位に対称な2
つの信号を出力する対称回路は Bottomleyほかの論文:
「Human in Vivo Phospate M
etabolite Imaging with 31
P NMR」の第2図から知られている。この論文は
「Magnetic Resonance in Me
dice」7、1988、第319〜336頁に発表さ
れている。対称回路はそこでは“Balun”と呼ばれ
ており、またNMR装置内の接地対称な共振器を接地非
対称な高周波導線、たとえば同軸導線と接続するために
利用される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、核ス
ピン共鳴撮像装置内に固定的に組み込まれている身体共
振器を大きな費用なしに離調させ得る離調装置を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明においては、高周波導線の長さが高周波導線上の
核スピン共鳴撮像装置の作動周波数を有する高周波信号
の波長の四分の一よりも小さく、また高周波導線が共振
器を離調させるために出力端において、高周波導線が端
子において短絡として作用するようにコンデンサで終端
可能である。
【0010】相変わらず共振器に直接配置されている短
縮コンデンサが短絡されるが、高周波導線とならんで別
の制御線を共振器に導く必要はない。それ自体波長の四
分の一よりも短い高周波導線は離調のためにコンデンサ
により電気的に延長される。コンデンサのキャパシタン
ス値は、高周波導線がその入力端において開いたλ/4
導線として作用するように選定されている。それによっ
て高周波導線は共振器の端子において短絡として作用す
る。高周波導線の製造時の許容差はキャパシタンス値の
適切な選定により補整することができる。
【0011】出力端において高周波導線の両導体の間に
コンデンサと高周波スイッチとの並列回路が高周波スイ
ッチ装置に直列に配置されており、コンデンサおよび高
周波スイッチの並列回路と高周波スイッチ装置との接続
線に高周波信号が供給可能であり、共振器を離調させる
ために高周波スイッチは開かれており、高周波スイッチ
装置が閉じられた高周波スイッチとして作用するように
すると特に有利である。ここで特に有利な点は、高周波
スイッチが送信作動中に閉じられており、また共振器の
離調の際に非常に弱い受信信号によってのみ負荷される
ので、高周波スイッチの電圧負荷が低いことである。さ
らに、離調の際に、接続されている電子回路が高周波ス
イッチ装置を介して基準電位におかれる。
【0012】コンデンサは調整可能にすることができ、
それによって許容差をコンデンサの組み込み後に、たと
えば始動の際に補整することができる。
【0013】高周波スイッチ装置が第1の直列コンデン
サと、それに直列に接続されている第2の直列コンデン
サおよび第1の直列コイルの直列回路とから成る第1の
直列振動回路を含んでおり、第2の直列コンデンサおよ
び第1の直列コイルの直列回路がバイパススイッチによ
りバイパスされており、また直列振動回路が核スピン共
鳴撮像装置の作動周波数に同調されており、高周波スイ
ッチ装置が、バイパススイッチが開かれている状態で閉
じられた高周波スイッチとして作用するようにすると有
利である。
【0014】また前述の構成に代えて、高周波スイッチ
装置が第3の直列コンデンサおよび第2の直列コイルか
ら成る第2の直列振動回路を含んでおり、第3の直列コ
ンデンサがバイパススイッチによりバイパスされてお
り、第2の直列振動回路が核スピン共鳴撮像装置の作動
周波数に同調されており、高周波スイッチ装置が、バイ
パススイッチが開かれている状態で閉じられた高周波ス
イッチとして作用することもできる。最後にあげた両構
成例ではバイパススイッチは送信作動中に閉じられてい
る。その際に有利な点は、バイパススイッチの電圧負荷
が小さいことである。それらは共振器の離調時に開かれ
ているので、それらは低い受信電圧によってのみ負荷さ
れている。
【0015】離調装置の特に有利な使用は、1つの入力
端および2つの出力端を有する2つの向き合っている共
振器内で高周波送信器から供給される高周波信号を離調
させかつ供給するための核スピン共鳴撮像装置内の離調
装置組み合わせであって、入力端が高周波送信器と接続
可能であり、またそれぞれ1つの出力端が2つの導体か
ら成る高周波導線を介してそれぞれ共振器の1つの端子
と接続されており、共振器がそれらの端子において、共
振器を離調させるために短絡可能である短縮コンデンサ
により短縮されている離調装置組み合わせに関する。こ
の離調装置組み合わせは、入力端と第1の出力端との間
に直列コイルが、またそれに直列に高周波スイッチとコ
ンデンサと並列回路が配置されており、直列コイルと並
列回路との間の接続線に横枝路内に、第1の直列コンデ
ンサとそれに直列の第2の直列コンデンサと第1の直列
コイルとの直列回路とから構成されている第1の直列振
動回路が配置されており、第2の直列コンデンサと第1
の直列コイルとの直列回路がバイパススイッチによりバ
イパスされており、入力端と第2の出力端との間に、直
列コンデンサとそれに直列なコンデンサと高周波スイッ
チとの第2の並列回路とが配置されており、第2の並列
回路と直列コンデンサとの間の接続線に横枝路内に、第
3の直列コンデンサと第2の直列コイルとから構成され
ている第2の直列振動回路が配置されており、第3の直
列コンデンサがバイパススイッチによりバイパスされて
おり、直列コイル、第1の直列コンデンサ、直列コンデ
ンサおよび第1の直列コイルのキャパシタンス値または
インダクタンス値が核スピン共鳴撮像装置の作動周波数
に対して等しい無効インピ−ダンスを有し、またそれに
よって出力端における信号が、高周波スイッチが閉じら
れており、かつバイパススイッチが閉じられている状態
では、互いに180°だけ位相シフトされており、第1
および第2の直列振動回路が核スピン共鳴撮像装置の作
動周波数に同調させられており、両共振器への高周波導
線が高周波導線上の核スピン共鳴撮像装置の作動周波数
を有する高周波信号の波長の四分の一よりも短い長さと
等しい長さであり、また各高周波導線が、共振器を離調
させるために、高周波導線が端子において短絡として作
用するように、出力端においてコンデンサで終端可能で
あるように構成されている。
【0016】この離調装置組み合わせは、共振器の離調
のための構成部品の一部分が高周波送信器から供給され
る高周波信号の位相回転および両共振器への均等な分配
のためにも使用されているという利点を有する。
【0017】
【実施例】以下、2つの図面により本発明を説明する。
【0018】図1には入力端Eおよび出力端A1を有す
る離調装置2が示されている。入力端Eは高周波送信器
(図示せず)と接続可能である。出力端A1は2つの導
体4、6から成る高周波導線8を介して共振器Res1
の端子10と接続されている。共振器Res1はλ/2
共振器として構成されている。λは核スピン共鳴撮像装
置の作動周波数を有する共振器Res1内の1つの波の
波長を表す。共振器Res1の端子10において両接続
導体4、6の間に短縮コンデンサCVが接続されてい
る。それにより共振器Res1の実際の長さはλ/2よ
りも小さく構成されている。
【0019】高周波導線8の長さは高周波導線8上の核
スピン共鳴撮像装置の作動周波数を有する高周波信号の
波長の四分の一よりも小さい。
【0020】高周波導線8は離調装置2の出力端A1に
おいてコンデンサC1で終端可能である。コンデンサC
1のキャパシタンス値は、高周波導線8がコンデンサC
1により出力端A1において開端するλ/4導線に電気
的に延長されるように選定されている。それによってλ
/4導線は共振器Res1の端子10において短縮コン
デンサCVに対する短絡として作用する。離調させられ
た共振器Res1の共振周波数はこうして作動周波数に
関してより低い値へ向けてシフトされている。それによ
って作動周波数を有する高周波磁界への共振器Res1
の影響が小さく保たれている。
【0021】離調装置2のなかにはコンデンサC1に対
して並列に高周波スイッチD1が配置されている。この
並列回路に対して直列に高周波スイッチ装置12が接続
されている。こうして出力端A1における高周波導線8
の両導体4および6の間にコンデンサC1と高周波スイ
ッチD1との並列回路が高周波スイッチ装置12に対し
て直列に位置している。離調装置2の入力端Eは高周波
スイッチ装置12とコンデンサC1および高周波スイッ
チD1の並列回路との接続線に接続されている。
【0022】送信作動中、すなわち高周波信号iS が高
周波送信器から共振器Res1に供給される間、高周波
スイッチD1は閉じられており、また高周波スイッチ装
置12は開かれた高周波スイッチとして作用する。こう
して離調装置2は送信作動中は影響なしである。いま特
殊アンテナの能動化の際に共振器Res1が離調させら
れるべきであれば、高周波スイッチD1が開かれ、また
高周波スイッチ装置12は、それが閉じられた高周波ス
イッチとして作用するように制御される。この作動状態
ではコンデンサC1が高周波導線を終端する。この回路
の特別な利点は、高周波スイッチ装置12を介して入力
端Eが基準電位におかれていることにある。それによ
り、擾乱信号が入力端Eを介して入力端Eに接続されて
いる電子的チャネルに達することが回避される。
【0023】コンデンサC1は、高周波導線8の製造許
容差を補償するため、調整可能なコンデンサとして構成
されている。
【0024】図2には、2つの向き合っている共振器R
es1、Res2内で高周波送信器から供給される高周
波信号iS を離調させ、かつ供給するための核スピン共
鳴撮像装置内の離調装置組み合わせが示されている。図
2に示されている回路内のコンデンサCS およびコイル
S は後記のPINダイオードD1、D2の直流的脱結
合の役割をする。それらは回路の高周波挙動には影響し
ない。
【0025】離調装置組み合わせは1つの入力端Eおよ
び2つの出力端A1、A2を有し、入力端Eは高周波送
信器と接続可能であり、またそれぞれ出力端A1または
A2は2つの導体4、6から成る高周波導線8を介して
それぞれ共振器Res1、Res2の端子10と接続さ
れている。共振器Res1、Res2はそれらの端子1
0において短縮コンデンサCVにより短縮されている。
送信器から供給された高周波信号iS は離調装置組み合
わせにより、2つの等大で180°だけ位相シフトされ
た送信信号iA1およびiA2に分割される。それによって
共振器Res1およびRes2はそれぞれ等長の高周波
導線8を介して等しい端において供給され得る。
【0026】高周波スイッチD1はここでは、直流電流
の際には高周波信号に対して導通状態を、また阻止直流
電圧の際には高周波信号に対して阻止状態を有するPI
Nダイオードとして構成されている。
【0027】入力端Eと第1の出力端A1との間に直列
コイルL1が、またそれに直列にコンデンサC1と高周
波スイッチとして使用されるPINダイオードD1との
第1の並列回路14が配置されている。直列コイルL1
と第1の並列回路との接続線に横枝路内に高周波スイッ
チ装置12■が配置されている。
【0028】入力端Eと第2の出力端A2との間に直列
コンデンサC2が、またそれに直列にコンデンサC1と
高周波スイッチとして使用されるPINダイオードD1
との第2の並列回路16が配置されている。直列コンデ
ンサC2と第2の並列回路16との接続線に横枝路内に
高周波スイッチ装置12■が配置されている。
【0029】高周波スイッチ装置12■および12■
は、核スピン共鳴撮像装置の作動周波数に同調させられ
ており、また以下に説明する仕方で共振器の離調のため
に能動化され得るそれぞれ1つの直列振動回路を含んで
いる。
【0030】図2の上側部分の高周波スイッチ装置12
■において第1の直列振動回路は、第1の直列コイルL
2と第2の直列コンデンサC4との直列回路に直列に第
1の直列コンデンサC3を含んでいる。第2の直列コン
デンサC4と第1の直列コイルL2との直列回路はバイ
パススイッチとしてのPINダイオードD2によりバイ
パスされている。
【0031】高周波スイッチ装置12■は高周波スイッ
チ装置12■の1つの変形である。高周波スイッチ装置
12■は、第2の直列コイルL3および第3の直列コン
デンサC5を含んでいる第2の直列振動回路から成って
いる。しかし、ここでは、高周波スイッチ装置12■と
異なり、PINダイオードD2がバイパススイッチとし
ての第3の直列コンデンサC5に並列に配置されてい
る。
【0032】直列インダクタンスL1および第1の直列
コンデンサC3ならびに直列コンデンサC2および第2
の直列コイルL3は、核スピン共鳴撮像装置の作動周波
数において等しい無効インピ−ダンスを有する。許容差
の補整のためにコイルL1およびL3は調整可能であ
る。
【0033】端子DCを介してPINダイオードD1、
D2に制御信号が直流信号として供給される。PINダ
イオードD1、D2の制御は高周波的に離調装置組み合
わせからコイルLS により脱結合されている。阻止コン
デンサCS は、制御信号がそれぞれ個々のPINダイオ
ードD1、D2にのみ作用することを保証する。
【0034】送信作動中は高周波スイッチD1およびバ
イパススイッチD2は導通している。すなわち、上側の
回路部分のなかでは入力端Eと出力端A1との間の縦枝
路内で直列コイルL1のみが、また出力端A1において
横枝路内では第1の直列コンデンサC3のみが有効であ
る。相応のことが下側の回路部分に対しても当てはま
り、入力端Eと出力端A2との間で直列コンデンサC2
が、また出力端Aにおいて横枝路内で第2の直列コイル
L3が有効である。すべてのリアクタンスは等しい値を
有するので、出力端A1およびA2に供給される高周波
信号iA1およびiA2は互いに180°だけ位相シフトさ
れている。こうして共振器Res1およびRes2は等
長の導線により同じ側から供給され得る。
【0035】共振器Res1およびRes2を離調させ
るために高周波スイッチD1およびバイパススイッチD
2は遮断される。いま高周波導線8はコンデンサC1で
終端されており、また端子10において短絡として作用
する。入力端Eは高周波スイッチ装置12■および12
■を介して基準電位におかれている。
【図面の簡単な説明】
【図1】離調装置の原理回路図である。
【図2】2つの共振器の離調のために適した離調装置組
み合わせの回路図である。
【符号の説明】
2 離調装置 4、6 導体 8 高周波導線 10 端子 12、12■、12■ 高周波スイッチ装置 14 第1の並列回路 16 第2の並列回路 A1、A2 出力端 CV 短縮コンデンサ C1 コンデンサ C2 直列コンデンサ C3 第1の直列コンデンサ C2 第2の直列コンデンサ C2 第3の直列コンデンサ CS 阻止コンデンサ D1 高周波スイッチ D2 バイパススイッチ E 入力端 iA1 、iA2 送信信号 iS 高周波信号 LS コイル L1 直列コイル L2 第1の直列コイル L3 第2の直列コイル Res1、Res2 共振器 λ 波長
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラルフ オツペルト ドイツ連邦共和国 8525 ワイエル リン デンヴエーク 1

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力端(A1、A2)を有する核スピン
    共鳴撮像装置内の共振器(Res1、Res2)を離調
    させるための離調装置であって、出力端(A1、A2)
    が2つの導体(4、6)から成る高周波導線(8)を介
    して共振器(Res1、Res2)の端子(10)と接
    続されており、また共振器(Res1、Res2)がそ
    の端子(10)において、共振器(Res1、Res
    2)を離調させるために短絡可能である短縮コンデンサ
    (CV)により短縮されている離調装置において、高周
    波導線(8)の長さが高周波導線(8)上の核スピン共
    鳴撮像装置の作動周波数を有する高周波信号の波長の四
    分の一よりも小さく、また高周波導線(8)が共振器
    (Res1、Res2)を離調させるために出力端(A
    1、A2)において、高周波導線(8)が端子(10)
    において短絡として作用するようにコンデンサ(C1)
    で終端可能であることを特徴とする核スピン共鳴撮像装
    置の共振器離調装置。
  2. 【請求項2】 出力端(A1、A2)において高周波導
    線(8)の両導体(4、6)の間にコンデンサ(C1)
    と高周波スイッチ(D1)との並列回路が高周波スイッ
    チ装置(12、12■12■)に直列に配置されてお
    り、またコンデンサ(C1)および高周波スイッチ(D
    1)の並列回路と高周波スイッチ装置(12)との接続
    線に高周波信号が供給可能であり、共振器(Res1、
    Res2)を離調させるために高周波スイッチ(D1)
    は開かれており、また高周波スイッチ装置(12)が閉
    じられた高周波スイッチとして作用することを特徴とす
    る請求項1記載の離調装置。
  3. 【請求項3】 コンデンサ(C1)が調整可能であるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の離調装置。
  4. 【請求項4】 高周波スイッチ装置(12■)が第1の
    直列コンデンサ(C3)と、それに直列に接続されてい
    る第2の直列コンデンサ(C4)および第1の直列コイ
    ル(L2)の直列回路とから成る第1の直列振動回路を
    含んでおり、第2の直列コンデンサ(C4)および第1
    の直列コイル(L2)の直列回路がバイパススイッチ
    (D2)によりバイパスされており、また直列振動回路
    が核スピン共鳴撮像装置の作動周波数に同調されてお
    り、高周波スイッチ装置(12)が、バイパススイッチ
    (D2)が開かれている状態で閉じられた高周波スイッ
    チとして作用することを特徴とする請求項1ないし3の
    1つに記載の離調装置。
  5. 【請求項5】 高周波スイッチ装置(12■)が第3の
    直列コンデンサ(C5)および第2の直列コイル(L
    3)から成る第2の直列振動回路を含んでおり、第3の
    直列コンデンサ(C5)がバイパススイッチ(D2)に
    よりバイパスされており、また直列振動回路が核スピン
    共鳴撮像装置の作動周波数に同調されており、高周波ス
    イッチ装置(12)が、バイパススイッチ(D2)が開
    かれている状態で閉じられた高周波スイッチとして作用
    することを特徴とする請求項1ないし3の1つに記載の
    離調装置。
  6. 【請求項6】 1つの入力端(E)および2つの出力端
    (A1、A2)を有する2つの向き合っている共振器
    (Res1、Res2)内で高周波送信器から供給され
    る高周波信号(iS )を離調させ、かつ供給するための
    核スピン共鳴撮像装置内の離調装置組み合わせであっ
    て、入力端(E)が高周波送信器と接続可能であり、ま
    たそれぞれ1つの出力端(A1またはA2)が2つの導
    体(4、6)から成る高周波導線(8)を介してそれぞ
    れ1つの共振器(Res1、Res2)の端子と接続さ
    れており、また共振器(Res1、Res2)がそれら
    の端子(10)において、共振器を離調させるために短
    絡可能である短縮コンデンサ(CV)により短縮されて
    いる離調装置組み合わせにおいて、入力端(E)と第1
    の出力端(A1)との間に直列コイル(L1)が、また
    それに直列に高周波スイッチ(D1)とのコンデンサ
    (C1)と並列回路(14)が配置されており、直列コ
    イル(L1)と並列回路(14)との間の接続線に横枝
    路内に、第1の直列コンデンサ(C3)とそれに直列の
    第2の直列コンデンサ(C4)と第1の直列コイル(L
    2)との直列回路とから構成されている第1の直列振動
    回路が配置されており、第2の直列コンデンサ(C4)
    と第1の直列コイル(L2)との直列回路がバイパスス
    イッチ(D2)によりバイパスされており、入力端
    (E)と第2の出力端(A2)との間に、直列コンデン
    サ(5)とそれに直列なコンデンサ(C1)と高周波ス
    イッチ(D1)との第2の並列回路(16)とが配管さ
    れており、第2の並列回路(16)と直列コンデンサ
    (C2)との間の接続線に横枝路内に、第3の直列コン
    デンサ(C5)と第2の直列コイル(L3)とから構成
    されている第2の直列振動回路が配置されており、第3
    の直列コンデンサ(C5)がバイパススイッチ(D2)
    によりバイパスされており、直列コイル(L1)、第1
    の直列コンデンサ(C3)、直列コンデンサ(C2)お
    よび第2の直列コイル(L3)のキャパシタンス値また
    はインダクタンス値が核スピン共鳴撮像装置の作動周波
    数に対して等しい無効インピ−ダンスを有し、またそれ
    によって出力端(A1、A2)における信号が、高周波
    スイッチ(D1)が閉じられており、かつバイパススイ
    ッチ(D2)が閉じられている状態では、互いに180
    °だけ位相シフトされており、第1および第2の直列振
    動回路が核スピン共鳴撮像装置の作動周波数に同調させ
    られており、両共振器(Res1、Res2)への高周
    波導線(8)が高周波導線(8)上の核スピン共鳴撮像
    装置の作動周波数を有する高周波信号の波長の四分の一
    よりも短い長さと等しい長さであり、また各高周波導線
    (8)が、共振器(Res1、Res2)を離調させる
    ために、高周波導線(8)が端子(10)において短絡
    として作用するように出力端(A1、A2)においてコ
    ンデンサ(C1)で終端可能であることを特徴とする核
    スピン共鳴撮像装置の共振器離調装置。
  7. 【請求項7】 高周波スイッチ(D1)およびバイパス
    スイッチ(D2)がPINダイオードであることを特徴
    とする請求項1ないし6の1つに記載の離調装置。
  8. 【請求項8】 高周波スイッチ(D1)およびバイパス
    スイッチ(D2)が個々に駆動可能であることを特徴と
    する請求項1ないし6の1つに記載の離調装置。
JP3348530A 1990-12-10 1991-12-06 核スピン共鳴撮像装置の共振器離調装置 Withdrawn JPH078469A (ja)

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US5260658A (en) 1993-11-09
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