JPH0784417B2 - 光学活性エステル化合物 - Google Patents
光学活性エステル化合物Info
- Publication number
- JPH0784417B2 JPH0784417B2 JP13029387A JP13029387A JPH0784417B2 JP H0784417 B2 JPH0784417 B2 JP H0784417B2 JP 13029387 A JP13029387 A JP 13029387A JP 13029387 A JP13029387 A JP 13029387A JP H0784417 B2 JPH0784417 B2 JP H0784417B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- benzoic acid
- confirmed
- liquid crystal
- optically active
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は強誘電性液晶化合物として有用な、光学活性な
アルコキシ安息香酸アルコキシまたはアルキルフェニル
エステル化合物に関する。
アルコキシ安息香酸アルコキシまたはアルキルフェニル
エステル化合物に関する。
液晶表示素子の表示方式として現在広く実用化されてい
るものは、ねじれネマチック(TN型)および動的散乱型
(DS型)である。これらはネマチック液晶を主成分とし
たネマチック液晶セルによる表示である。従来のネマチ
ック液晶セルの短所のひとつに、応答速度が遅く、たか
だか数m秒のオーダーの応答速度しか得られないという
事実があげられ、このことがネマチック液晶セルの応用
範囲をせばめる一因となっている。しかし、最近に到っ
てスメクチック液晶セルを用いれば、より高度な応答が
得られるということがわかってきた。
るものは、ねじれネマチック(TN型)および動的散乱型
(DS型)である。これらはネマチック液晶を主成分とし
たネマチック液晶セルによる表示である。従来のネマチ
ック液晶セルの短所のひとつに、応答速度が遅く、たか
だか数m秒のオーダーの応答速度しか得られないという
事実があげられ、このことがネマチック液晶セルの応用
範囲をせばめる一因となっている。しかし、最近に到っ
てスメクチック液晶セルを用いれば、より高度な応答が
得られるということがわかってきた。
光学活性なスメクチック液晶の中には、強誘電性を示す
ものであることが明らかになってきており、その利用に
関して大きな期待が寄せられつつある。強誘電性を示す
液晶すなわち強誘電性液晶としては、例えば、4−(4
−n−デシルオキシベンジリデンアミノ)ケイ皮酸−2
−メチルブチルエステル(以下、DOBAMBCと略記す
る。)が知られており、そのカイラルスメクチッツ相
(以下、Sc*相と略記する。)において、強誘電性を示
すことを特徴とするものである。
ものであることが明らかになってきており、その利用に
関して大きな期待が寄せられつつある。強誘電性を示す
液晶すなわち強誘電性液晶としては、例えば、4−(4
−n−デシルオキシベンジリデンアミノ)ケイ皮酸−2
−メチルブチルエステル(以下、DOBAMBCと略記す
る。)が知られており、そのカイラルスメクチッツ相
(以下、Sc*相と略記する。)において、強誘電性を示
すことを特徴とするものである。
近年、DOBAMBCの薄膜セルにおいて、μ秒オーダーの高
速応答性が見出されたことを契機に、強誘電性液晶はそ
の高速応答性を利用して液晶テレビ等のディスプレイ用
のみならず、光プリンターヘッド、光フーリエ変換素
子、ライトバルブ等のオプトエレクトロニクス関連素子
の素材用にも使用可能な材料として注目を集めている。
速応答性が見出されたことを契機に、強誘電性液晶はそ
の高速応答性を利用して液晶テレビ等のディスプレイ用
のみならず、光プリンターヘッド、光フーリエ変換素
子、ライトバルブ等のオプトエレクトロニクス関連素子
の素材用にも使用可能な材料として注目を集めている。
しかし、DOBAMBCはシッフ塩基を含むため化学的に不安
定であり実用に供するに到っていない。
定であり実用に供するに到っていない。
本発明の目的は以上の様な用途に使用し得る新規な光学
活性を有する化合物を提供することである。
活性を有する化合物を提供することである。
即ち、本発明は次の一般式で表される化合物を提供する
ものである。
ものである。
(式中、R1は水素原子または炭素原子数1ないし10の直
鎖アルキル基を示し、Xは水素原子または塩素原子を示
し、R2は炭素原子数1〜18の直鎖アルキル基を示し、m
は3〜6を示し、nは0または1を示し、*は不斉炭素
原子を示す。但し、R1及びXが共に水素原子であること
はない。) 以下、上記要旨をもってなる本発明について更に詳細に
説明する。
鎖アルキル基を示し、Xは水素原子または塩素原子を示
し、R2は炭素原子数1〜18の直鎖アルキル基を示し、m
は3〜6を示し、nは0または1を示し、*は不斉炭素
原子を示す。但し、R1及びXが共に水素原子であること
はない。) 以下、上記要旨をもってなる本発明について更に詳細に
説明する。
上記一般式で表される化合物は、例えば、4位に光学活
性なアルコキシ置換基を有する安息香酸と4−n−アル
キルまたはアルコキシフェノールとを反応させる等の周
知のエステル化反応により、容易に合成することができ
る。
性なアルコキシ置換基を有する安息香酸と4−n−アル
キルまたはアルコキシフェノールとを反応させる等の周
知のエステル化反応により、容易に合成することができ
る。
かくして得られる本発明の上記一般式で表される化合物
は、Sc*相及び又はカイラルネマチック相(以下、N*
と略記する)を有しており、液晶材料として単独で使用
できる他、他の液晶化合物と混合して、液晶組成物の一
成分として用いることもできる。
は、Sc*相及び又はカイラルネマチック相(以下、N*
と略記する)を有しており、液晶材料として単独で使用
できる他、他の液晶化合物と混合して、液晶組成物の一
成分として用いることもできる。
次に、本発明を実施例によって説明する。しかしなが
ら、本発明はこれら実施例によって限定されるものでは
ない。
ら、本発明はこれら実施例によって限定されるものでは
ない。
実施例1 (R)−4−(6′−クロロ−4′−メチルヘキシロキ
シ)安息香酸−4−n−オクチルフェニルエステルの合
成 〔α〕D=+5.00゜(25℃、C=1、CHCl3溶液)の
(R)−4−(6′−クロロ−4′−メチルヘキシロキ
シ)安息香酸1.3g、4−n−オクチルフェノール1.0g、
N,N−ジシクロヘキシルカルボジイミド1.1g、4−ピロ
リジノピリジン0.1g及びジクロルメタン15mlをとり、室
温で3時間攪拌した。その後、n−ヘキサン30mlを加
え、室温で10分間攪拌した。析出したジシクロヘキシル
尿素をろ別し、ろ液を脱溶媒した。得られた粗生成物を
n−ヘキサン/ジエチルエーテル(9/1)を展開溶媒と
して、シリカゲルカラムを用いて精製した後エタノール
から再結晶し、目的の(R)−4−(6′−クロロ−
4′−メチルヘキシロキシ)安息香酸−4−n−オクチ
ルフェニルエステルを得た。
シ)安息香酸−4−n−オクチルフェニルエステルの合
成 〔α〕D=+5.00゜(25℃、C=1、CHCl3溶液)の
(R)−4−(6′−クロロ−4′−メチルヘキシロキ
シ)安息香酸1.3g、4−n−オクチルフェノール1.0g、
N,N−ジシクロヘキシルカルボジイミド1.1g、4−ピロ
リジノピリジン0.1g及びジクロルメタン15mlをとり、室
温で3時間攪拌した。その後、n−ヘキサン30mlを加
え、室温で10分間攪拌した。析出したジシクロヘキシル
尿素をろ別し、ろ液を脱溶媒した。得られた粗生成物を
n−ヘキサン/ジエチルエーテル(9/1)を展開溶媒と
して、シリカゲルカラムを用いて精製した後エタノール
から再結晶し、目的の(R)−4−(6′−クロロ−
4′−メチルヘキシロキシ)安息香酸−4−n−オクチ
ルフェニルエステルを得た。
赤外分光分析の結果、得られた生成物は次の特性吸収を
有しており、目的物であることを確認した。
有しており、目的物であることを確認した。
3050cm-1(vw)、2900cm-1(s)、2850cm-1(m)、 1720cm-1(vs)、1610cm-1(s)、1510cm-1(s)、 1460cm-1(m)、1250cm-1(vs)、1200cm-1(s)、 1160cm-1(vs)、1080cm-1(s)、720cm-1(m) また、得られた生成物の旋光度を次に示す。
〔α〕D=+3.21゜(25℃、C=1、CHCl3溶液) この化合物を二枚のガラス板間に挟み、偏光顕微鏡によ
る相形態観察を行った結果、以下の相転移を確認した。
る相形態観察を行った結果、以下の相転移を確認した。
実施例2 (4R)−4−(6′−クロロ−4′−メチルオクトキ
シ)安息香酸−4−n−オクチルフェニルエステルの合
成 〔α〕D=+8.07゜(25℃、C=1、CHCl3溶液)の(4
R)−4−(6′−クロロ−4′−メチルオクトキシ)
安息香酸1.5、4−n−オクチルフェノール1.0g、N,N−
ジシクロヘキシルカルボジイミド1.1g、4−ピロリジノ
ピリジン0.1g及びジクロルメタン20mlをとり、室温で3
時間攪拌した。析出したジシクロヘキシル尿素をろ別
し、ろ液を脱溶媒した。得られた粗生成物を、n−ヘキ
サン/ジエチルエーテル(93/7)を展開溶媒として、シ
リカゲルカラムを用いて精製し、目的の(4R)−4−
(6′−クロロ−4′−メチルオクトキシ)安息香酸−
4−n−オクチルフェニルエステルを得た。
シ)安息香酸−4−n−オクチルフェニルエステルの合
成 〔α〕D=+8.07゜(25℃、C=1、CHCl3溶液)の(4
R)−4−(6′−クロロ−4′−メチルオクトキシ)
安息香酸1.5、4−n−オクチルフェノール1.0g、N,N−
ジシクロヘキシルカルボジイミド1.1g、4−ピロリジノ
ピリジン0.1g及びジクロルメタン20mlをとり、室温で3
時間攪拌した。析出したジシクロヘキシル尿素をろ別
し、ろ液を脱溶媒した。得られた粗生成物を、n−ヘキ
サン/ジエチルエーテル(93/7)を展開溶媒として、シ
リカゲルカラムを用いて精製し、目的の(4R)−4−
(6′−クロロ−4′−メチルオクトキシ)安息香酸−
4−n−オクチルフェニルエステルを得た。
赤外分光分析の結果、得られた生成物は次の特性吸収を
有しており、目的物であることを確認した。
有しており、目的物であることを確認した。
3050cm-1(vw)、2950cm-1(s)、2875cm-1(m)、 1735cm-1(s)、1610cm-1(s)、1585cm-1(w)、 1515cm-1(s)、1465cm-1(m)、1260cm-1(vs)、 1205cm-1(s)、1175cm-1(vs)、1075cm-1(s)、 1020cm-1(m) また、得られた生成物の旋光度を次に示す。
〔α〕D=+5.41゜(25℃、C=1、CHCl3溶液) この化合物を二枚のガラス板間に挟み、偏光顕微鏡によ
る相形態観察を行った結果、以下の相転移を確認した。
る相形態観察を行った結果、以下の相転移を確認した。
実施例3 (4R)−4−(6′−クロロ−4′−メチルノニロキ
シ)安息香酸−4−n−ヘキシロキシフェニルエステル
の合成 〔α〕D=+3.37゜(23℃、C=1、CHCl3溶液)の(4
R)−4−(6′−クロロ−4′−メチルノニロキシ)
安息香酸1.6g、4−n−ヘキシロキシフェノール1.0g、
N,N−ジシクロヘキシルカルボジイミド1.1g、4−ピロ
リジノピリジン0.1g及びジクロルメタン20mlをとり、室
温で3時間攪拌した。析出したジシクロヘキシル尿素を
ろ別し、ろ液を脱溶媒した。得られた粗生成物を、n−
ヘキサン/ジエチルエーテル(93/7)を展開溶媒とし
て、シリカゲルカラムを用いて精製し、目的の(4R)−
4−(6′−クロロ−4′−メチルノニロキシ)安息香
酸−4−n−ヘキシロキシフェニルエステルを得た。
シ)安息香酸−4−n−ヘキシロキシフェニルエステル
の合成 〔α〕D=+3.37゜(23℃、C=1、CHCl3溶液)の(4
R)−4−(6′−クロロ−4′−メチルノニロキシ)
安息香酸1.6g、4−n−ヘキシロキシフェノール1.0g、
N,N−ジシクロヘキシルカルボジイミド1.1g、4−ピロ
リジノピリジン0.1g及びジクロルメタン20mlをとり、室
温で3時間攪拌した。析出したジシクロヘキシル尿素を
ろ別し、ろ液を脱溶媒した。得られた粗生成物を、n−
ヘキサン/ジエチルエーテル(93/7)を展開溶媒とし
て、シリカゲルカラムを用いて精製し、目的の(4R)−
4−(6′−クロロ−4′−メチルノニロキシ)安息香
酸−4−n−ヘキシロキシフェニルエステルを得た。
赤外分光分析の結果、得られた生成物は次の特性吸収を
有しており、目的物であることを確認した。
有しており、目的物であることを確認した。
3050cm-1(vw)、2950cm-1(s)、2850cm-1(m)、 1720cm-1(s)、1600cm-1(s)、1500cm-1(s)、 1460cm-1(m)、1250cm-1(s)、1200cm-1(s)、 1160cm-1(s)、1070cm-1(s) また、得られた生成物の旋光度を次に示す。
〔α〕D=+2.56゜(23℃、C=1、CHCl3溶液) この化合物を、ラビングにより配向処理を施した厚さ2
μmのガラス透明電極セルに注入した後50℃に加熱して
等方性液体とした。
μmのガラス透明電極セルに注入した後50℃に加熱して
等方性液体とした。
この液晶セルを直交ニコル下で±15V、1Hzの矩形波を印
加しながら冷却すると、12.5℃以下で明瞭なスィッチン
グ動作が確認された。
加しながら冷却すると、12.5℃以下で明瞭なスィッチン
グ動作が確認された。
また、偏光顕微鏡により相形態観察を行い、以下の相転
移を確認した。
移を確認した。
実施例4 (S)−4−(4′−メチルヘプチロキシ)安息香酸−
4−n−オクチルフェニルエステルの合成 (S)−4−(4′−メチルヘプチロキシ)安息香酸1.
2g、4−n−オクチルフェノール1.0g、N,N−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド1.1g、4−ピロリジノピリジン
0.1g及びジクロルメタン15mlをとり、室温で3時間攪拌
した。その後、n−ヘキサン30mlを加え、室温で10分間
攪拌した。析出したジシクロヘキシル尿素をろ別し、ろ
液を脱溶媒した。得られた粗生成物をn−ヘキサン/ジ
エチルエーテル(96/4)を展開溶媒として、シリカゲル
カラムを用いて精製した後メタノールから再結晶し、目
的の(S)−4−(4′−メチルヘプチロキシ)安息香
酸−4−n−オクチルフェニルエステルを得た。
4−n−オクチルフェニルエステルの合成 (S)−4−(4′−メチルヘプチロキシ)安息香酸1.
2g、4−n−オクチルフェノール1.0g、N,N−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド1.1g、4−ピロリジノピリジン
0.1g及びジクロルメタン15mlをとり、室温で3時間攪拌
した。その後、n−ヘキサン30mlを加え、室温で10分間
攪拌した。析出したジシクロヘキシル尿素をろ別し、ろ
液を脱溶媒した。得られた粗生成物をn−ヘキサン/ジ
エチルエーテル(96/4)を展開溶媒として、シリカゲル
カラムを用いて精製した後メタノールから再結晶し、目
的の(S)−4−(4′−メチルヘプチロキシ)安息香
酸−4−n−オクチルフェニルエステルを得た。
赤外分光分析の結果、得られた生成物は次の特性吸収を
有しており、目的物であることを確認した。
有しており、目的物であることを確認した。
3020cm-1(vw)、2900cm-1(s)、2840cm-1(m)、 1720cm-1(s)、1600cm-1(s)、1500cm-1(s)、 1460cm-1(m)、1250cm-1(vs)、1200cm-1(s)、 1160cm-1(vs)、1070cm-1(m) また、得られた生成物の旋光度を次に示す。
〔α〕D=+1.49゜(25℃、C=1、CHCl3溶液) この化合物を二枚のガラス板間に挟み、偏光顕微鏡によ
る相形態観察を行った結果、以下の相転移を確認した。
る相形態観察を行った結果、以下の相転移を確認した。
実施例5 (S)−4−(4′−メチルヘプチロキシ)安息香酸−
4−n−ヘキシロキシフェニルエステルの合成 4−n−オクチルフェノールに代えて4−n−ヘキシロ
キシフェノールを用いる他は実施例4と同様の操作によ
り、標記の化合物を合成した。
4−n−ヘキシロキシフェニルエステルの合成 4−n−オクチルフェノールに代えて4−n−ヘキシロ
キシフェノールを用いる他は実施例4と同様の操作によ
り、標記の化合物を合成した。
赤外分光分析の結果、得られた生成物は次の特性吸収を
有しており、目的物であることを確認した。
有しており、目的物であることを確認した。
3050cm-1(vw)、2900cm-1(s)、2850cm-1(m)、 1720cm-1(s)、1600cm-1(s)、1500cm-1(s)、 1470cm-1(m)、1250cm-1(vs)、1200cm-1(s)、 1170cm-1(s)、1080cm-1(s) また、得られた生成物の旋光度を次に示す。
〔α〕D=+1.50゜(25℃、C=1、CHCl3溶液) この化合物を二枚のガラス板間に挟み、偏光顕微鏡によ
る相形態観察を行った結果、以下の相転移を確認した。
る相形態観察を行った結果、以下の相転移を確認した。
実施例6 (S)−4−(5′−メチルオクトキシ)安息香酸−4
−n−オクチルフェニルエステルの合成 (S)−4−(4′−メチルヘプチロキシ)安息香酸に
代えて、(S)−4−(5′−メチルオクトキシ)安息
香酸を用いる他は実施例4と同様の操作により、標記の
化合物を合成した。
−n−オクチルフェニルエステルの合成 (S)−4−(4′−メチルヘプチロキシ)安息香酸に
代えて、(S)−4−(5′−メチルオクトキシ)安息
香酸を用いる他は実施例4と同様の操作により、標記の
化合物を合成した。
赤外分光分析の結果、得られた生成物は次の特性吸収を
有しており、目的物であることを確認した。
有しており、目的物であることを確認した。
3030cm-1(vw)、2950cm-1(s)、2850cm-1(m)、 1730cm-1(s)、1600cm-1(s)、1510cm-1(s)、 1460cm-1(m)、1250cm-1(vs)、1200cm-1(s)、 1170cm-1(s)、1070cm-1(m) また、得られた生成物の旋光度を次に示す。
〔α〕D=+0.59゜(25℃、C=1、CHCl3溶液) この化合物を二枚のガラス板間に挟み、偏光顕微鏡によ
る相形態観察を行った結果、以下の相転移を確認した。
る相形態観察を行った結果、以下の相転移を確認した。
実施例7 (S)−4−(6′−メチルノニロキシ)安息香酸−4
−n−オクチルフェニルエステルの合成 (S)−4−(4′−メチルヘプチロキシ)安息香酸に
代えて、(S)−4−(6′−メチルノニロキシ)安息
香酸を用いる他は実施例4と同様の操作により、標記の
化合物を合成した。
−n−オクチルフェニルエステルの合成 (S)−4−(4′−メチルヘプチロキシ)安息香酸に
代えて、(S)−4−(6′−メチルノニロキシ)安息
香酸を用いる他は実施例4と同様の操作により、標記の
化合物を合成した。
赤外分光分析の結果、得られた生成物は次の特性吸収を
有しており、目的物であることを確認した。
有しており、目的物であることを確認した。
3000cm-1(vw)、2900cm-1(s)、2850cm-1(m)、 1730cm-1(s)、1600cm-1(m)、1500cm-1(m)、 1460cm-1(m)、1250cm-1(s)、1200cm-1(m)、 1160cm-1(s)、1070cm-1(m) また、得られた生成物の旋光度を次に示す。
〔α〕D=+0.91゜(25℃、C=1、CHCl3溶液) この化合物を、ラビングにより配向処理を施した厚さ2
μmのガラス透明電極セルに注入した後70℃に加熱して
等方性液体とした。
μmのガラス透明電極セルに注入した後70℃に加熱して
等方性液体とした。
この液晶セルを直交ニコル下で±15V、1Hzの矩形波を印
加しながら冷却すると、36.5〜−5℃の間で明瞭なスィ
ッチング動作が確認された。
加しながら冷却すると、36.5〜−5℃の間で明瞭なスィ
ッチング動作が確認された。
また、偏光顕微鏡により相形態観察を行い、以下の相転
移を確認した。
移を確認した。
Claims (1)
- 【請求項1】次の一般式で表される光学活性エステル化
合物。 (式中、R1は水素原子または炭素原子数1ないし10の直
鎖アルキル基を示し、Xは水素原子または塩素原子を示
し、R2は炭素原子数1〜18の直鎖アルキル基を示し、m
は3〜6を示し、nは0または1を示し、*は不斉炭素
原子を示す。但し、R1及びXが共に水素原子であること
はない。)
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13029387A JPH0784417B2 (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 光学活性エステル化合物 |
US07/164,878 US4866199A (en) | 1987-03-20 | 1988-03-08 | Optically active ester compound |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13029387A JPH0784417B2 (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 光学活性エステル化合物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63295534A JPS63295534A (ja) | 1988-12-01 |
JPH0784417B2 true JPH0784417B2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=15030849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13029387A Expired - Lifetime JPH0784417B2 (ja) | 1987-03-20 | 1987-05-27 | 光学活性エステル化合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0784417B2 (ja) |
-
1987
- 1987-05-27 JP JP13029387A patent/JPH0784417B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63295534A (ja) | 1988-12-01 |
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