JPH0784210A - 頭部装着型ディスプレイ装置 - Google Patents

頭部装着型ディスプレイ装置

Info

Publication number
JPH0784210A
JPH0784210A JP23141893A JP23141893A JPH0784210A JP H0784210 A JPH0784210 A JP H0784210A JP 23141893 A JP23141893 A JP 23141893A JP 23141893 A JP23141893 A JP 23141893A JP H0784210 A JPH0784210 A JP H0784210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
display device
frame
pressing support
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23141893A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohiro Atsumi
元宏 渥美
Yuji Ogasawara
裕司 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP23141893A priority Critical patent/JPH0784210A/ja
Publication of JPH0784210A publication Critical patent/JPH0784210A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 前面からの着脱が容易で、後頭部に干渉部の
ない支持機構を有する頭部装着型ディスプレイ装置を得
る 【構成】 映像表示素子と、該映像表示素子からの映像
を観察者眼球に導く接眼光学系とを備えた映像表示装置
本体部と、前記映像表示装置本体部を観察者の顔面に装
着可能となるように前記映像表示装置本体部より延在配
置され前記観察者の頭部による保持を行う頭部保持装置
とを有する頭部装着型ディスプレイ装置において、前記
頭部保持装置が、前記映像表示装置本体部とほぼ対抗す
る部分を一部切除した四方包囲形状のフレ−ム部と、該
包囲形状の内側に向かって保持力を生ずるように前記フ
レ−ム部の内側に設けた押圧支持部と、前記押圧支持部
に生ずる保持力の大きさを可変とするよう前記保持力の
大きさの調節を行う保持力調節手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像表示素子と、映像
表示素子からの映像を観察者眼球に導く接眼光学系とを
備えた映像表示装置本体部と、この映像表示装置本体部
を観察者の顔面に位置するようにして前記観察者の頭部
による保持を行う頭部保持装置とを有する頭部装着型デ
ィスプレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の頭部装着型ディスプレイ
装置としては、特開平第3-188777号が知られている。図
21に示すようにこの装置は、視覚装置本体1の両側に装
着したヘッドバンド2,3をフック状及びル−プ状の面
ファスナ−69,70の掛合により頭部に装着する構造とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の頭部装着型ディスプレイ装置にあっては、比
較的重量のある視覚装置本体1の支持機構が、頭部全周
にヘッドバンドを巻き付けるようにして、面ファスナ−
の掛合により取り付ける構造となっていたため、当該デ
ィスプレイ装置を頭部に装着後に仰向けで寝たり、後頭
部が当たる姿勢を取る場合に、頭髪が乱れたり、頭に違
和感や苦痛を感じることが多かった。また、着脱に際し
ては、前面より着脱しようとすると比較的重量のある視
覚装置本体1を片手で顔面に押し当てた位置で支持しつ
つ、残りの片手で面ファスナ−69,70を掛合又は掛合解
除を行わなければならないので、極めて着脱が困難とな
り、通常は面ファスナ−69, 70を掛合させた状態で上方
からかぶるようにして装着し、又上方に抜くようにして
取り外していた。従って、着脱の際に頭髪が乱れること
が多く、特に、眼鏡を使用している人の場合には着脱に
手間がかかった。
【0004】本発明の目的は、このような従来の頭部装
着型ディスプレイ装置における問題点を解決した前面か
らの着脱が容易で、後頭部に干渉部のない支持機構を有
する頭部装着型ディスプレイ装置を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の頭部装着型ディスプレイ装置は、映像表示
素子と、該映像表示素子からの映像を観察者眼球に導く
接眼光学系とを備えた映像表示装置本体部と、前記映像
表示装置本体部を観察者の顔面に装着可能となるように
前記映像表示装置本体部より延在配置され前記観察者の
頭部による保持を行う頭部保持装置とを有する頭部装着
型ディスプレイ装置において、前記頭部保持装置が、前
記映像表示装置本体部とほぼ対抗する部分を一部切除し
た四方包囲形状のフレ−ム部と、該包囲形状の内側に向
かって保持力を生ずるように前記フレ−ム部の内側に設
けた押圧支持部と、前記押圧支持部に生ずる保持力の大
きさを可変とするよう前記保持力の大きさの調節を行う
保持力調節手段とを有することを特徴とするものであ
る。
【0006】なお、本発明の頭部装着型ディスプレイ装
置においては、前記フレ−ム部に、前記映像表示装置本
体部にかかる部分の一端から前記一部切除された部分と
の間に当たる第1のフレ−ム部と、前記映像表示装置本
体部にかかる部分の他端から前記一部切除された部分と
の間に当たる第2のフレ−ム部とを設け、前記第1のフ
レ−ム部と第2のフレ−ム部にそれぞれ少なくとも一つ
づつ前記押圧支持部を設けるようにしてもよい。
【0007】また、押圧支持部は前記フレ−ム部の内側
に沿って延在する一つの部材から構成し、その形状が前
記フレ−ム部の一部切除された部分に対応する部分を1
部切除した略四方包囲形状となるようにしてもよい。
【0008】さらに、押圧支持部は、前記フレ−ム部に
複数個設けてもよい。
【0009】
【作用】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置は、この
ように後頭部での支持部分をなくしたため、後頭部の干
渉部がなくなり、当該ディスプレイ装置を頭部に装着後
に仰向けで寝たり、後頭部が当たる姿勢を取っても、頭
髪が乱れたり、頭に違和感や苦痛を感じることが少な
い。また、支持部分を前頭部と側頭部にし、支持力量調
節のために、押圧支持部により側頭部の左右より、支持
部分に押し付け圧力を加えられるようにしたため、着脱
に際しては側頭部の押圧支持部の押圧を解除することに
より着脱できるため、前面からの着脱が容易となり、髪
の毛の乱れを少なくすることができる。
【0010】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明の頭部装着
型ディスプレイ装置の実施例を説明する。
【0011】図1〜3を参照して、本発明の第1の実施
例を説明する。図1において、映像表示装置本体1は、
例えば、スキ−のゴ−グル形状のように形成しており、
この本体1内には例えば、液晶パネル等からなる映像表
示素子と、該映像表示素子からの映像を観察者眼球に導
く接眼光学系と、液晶パネルを駆動する駆動回路等が収
容されている。
【0012】映像表示装置本体1の上には頭部保持装置
2のフレ−ム3を接続部材4を介して固着する。フレ−
ム3はU字状の形状をしており、このフレ−ム3の内側
の観察者の額にあたる部分には、パット5を配設し、フ
レ−ム3の両端近傍には金属、プラスチック等の弾性部
材からなる押圧支持部材6を貫通ボルト7と袋ねじ状の
雌ネジを切ったノブ8の嵌合により回動自在に締結保持
する。
【0013】図1及び図3(a),(b)に詳細に示す
ように、押圧支持部材6の先端にはスポンジ等の比較的
柔軟な材質の部材からなるパット9を固着する。押圧支
持部材6の貫通ボルト7及びノブ8による取り付け基部
近傍の押圧支持部材6側とフレ−ム3側のそれぞれ対応
する位置にほぼ同形状の磁石10、11を配設する。これら
の磁石10、11は相互の隣接する面において互いに引き合
うようにその極性の方向を合わせておき押圧支持部材6
が装着時の所定位置で磁石10,11の吸着により固定され
るようにする。なお、図3(b)に磁石11の形状を示す
が、磁石10もほぼ同形状である。
【0014】次に、この実施例の装置の作動を説明す
る。この実施例の装置では、図2に示すように、フレ−
ム3、パット5、押圧支持部材6、及びパット9が後頭
部に回りこまないため、頭部前面より着脱ができるよう
になり、後頭部への干渉がなくなる。装着に際しては、
押圧支持部材6を押し広げて映像表示装置本体1を観察
者の顔面に押し当てるか、押圧支持部材6を上方に回転
させて映像表示装置本体1を観察者の顔面に押し当てた
状態で押圧支持部材6を回動復帰させて観察者の頭部に
固定するようにする。なお、上記第1実施例と上記第2
実施例は共に、磁石10, 11の構成のかわりに、押圧支持
部材6側とフレーム3側に夫々凹凸等の相互にかみ合っ
て固定できる部材としても良い。例えば、上記凹凸形状
ならば、凹部と凸部とがクリックすることによって固定
が成される。
【0015】押圧支持部材6の押圧力の調節は、ノブ8
を回転させることにより調節することができる。すなわ
ち、押圧支持部材6はバネ材等の弾性力のある部材から
なっており、図3の左方へ回転移動するようにバネ力が
かけられており、ノブ8を回転させて締め込むと、ボル
ト7を右方に移動させ押圧支持部材6をそのバネ力に抗
して右方に移動させる。これにより、パット9による観
察者の頭の締め付けをゆるくすることができる。また、
ノブ8をこれと逆方向に回転させると、押圧支持部材6
のバネ力が解放され、押圧支持部材6が左方へ回転移動
し、頭を締め付けるようになる。このように、ノブ8の
回転により、パット9による頭部の締め付け力を調節す
ることができ、装置の着脱に際してもノブ8を回転させ
て押圧支持部材6を開閉させることにより容易に着脱す
ることができる。
【0016】図4(a),(b)は本発明の頭部装着型
ディスプレイ装置の第2実施例の押圧支持部材6の構成
を示している。なお、他の構成は前述の第1実施例と同
様である。この実施例では、ボルト7を挿通し得る貫通
口を有する中空ボルト12及び2個のナット13、14により
押圧支持部材6の基部を固定するようにしている。ま
た、この実施例では磁石15をフレ−ム3にのみ設け、押
圧支持部材6を磁性材料とすることにより押圧支持部材
6を所定位置においてフレ−ム3に吸着させ、押圧支持
部材6の位置決めをするようにしている。
【0017】次に、第5、6、7図を参照して本発明の
頭部装着型ディスプレイ装置の第3実施例について説明
する。第5図において、映像表示装置本体1の上には頭
部保持装置2のフレ−ム3が接続部材4を介して固着さ
れ、U字状の形状のフレ−ム3の内側の観察者の額にあ
たる部分には、パット5が配設されている。これらの構
成は第1、2図に示す実施例と同様である。フレ−ム3
の両端近傍に配設した押圧支持部材6は金属、プラスチ
ック等の弾性部材からなり、先端にはスポンジ等の比較
的柔軟な材質の部材からなるパット9を固着している。
押圧支持部材6の基部はリベット16によりフレ−ム3に
固着する。この押圧支持部材6の固着部よりフレ−ム3
の両端に近い部分には、フレ−ム3の長手方向に細長い
摺動孔17を設け、この摺動孔17内にスライダ−18を摺動
自在に配設する。スライダ−18の押圧支持部材6側に
は、くさび状の傾斜片19を設け、押圧支持部材6とフレ
−ム3との間にこのくさび状の傾斜片19が挾持されるよ
うにする。
【0018】スライダ−18の反対側には、スライダ−18
を動かすためのノブ20を設ける。このノブ20とフレ−ム
3との相互の接する面には互いに噛み合うようにした山
形21,22を形成しスライダ−18をフレ−ム3の端部に向
かう方向に対して掛止するようにする。23はノブ20に設
けたつまみであり、スライダ−18の移動を容易にする。
なお、スライダ−18を移動させる際には、山形21が山形
22を乗り越えて移動するため、スライダ−18は多少の変
形を許容するようなプラスチック等の比較的柔軟な材質
のものとする。
【0019】次に、この実施例の装置の作用を説明す
る。図5〜7において押圧支持部材の押圧力を増加させ
る際には、つまみ23を引っ張ってノブ20を図7の下方に
移動させる。押圧力を減少させる際には、つまみ23を持
ち上げるようにして山形21,22の掛合を解除し、ノブ20
を図7の上方へ移動させる。
【0020】図8は、本発明の頭部装着型ディスプレイ
装置の第4実施例における押圧支持部材の構成を示す図
であるしている。この実施例では、押圧支持部材6は、
スポット溶接24により、フレ−ム3に固着されており、
またクサビ状の傾斜片19はスライダ−の一部としてでは
なく、フレ−ム3に設けた貫通孔にノブ25とともに回動
自在に装着している。ノブ25とフレ−ム3との間にはバ
ネ座金26を配設し、ノブ25の回転にある程度の抵抗を与
えるようにしている。
【0021】この実施例の装置においては、ノブ25を回
転させ、クサビ状の傾斜片19を回転させることにより、
傾斜片19と押圧支持部材との接する位置が変わり、押圧
支持部材を押し上げる量を変えるようにしている。
【0022】図9、10はそれぞれ本発明の第5、第6実
施例を示し、これらはは、押圧支持部材に対するパット
9の位置を可変させ得るようにした実施例である。図9
は図3に示した押圧支持機構に適用したものであり、パ
ット9のホルダ−26はバネ27で押し付けられつつ押圧支
持部材6にたいして摺動自在となっている。また、図10
は図4に示した押圧支持機構にパット9の可変機構を適
用したものであり、この実施例では、パット9の位置決
め後パット9の位置がずれないようにするため、ホルダ
−26と押圧支持部材6との相互の接触面に滑り止めの山
形28、29を設けている。
【0023】なお、図7又は図8の装置に図9又は図10
のパット可変機構を適用することももちろん可能であ
る。この図9、10に示す実施例では、パット9の位置を
ホルダ−26をスライドさせることにより、頭の大きな人
はフレ−ム3の末端側にパットを移動させ、頭の小さな
人はフレ−ム3の内側にパットを移動させることによ
り、後頭部でのパットの干渉を無くすとともにフィト感
を得ることができるようになる。
【0024】次に、図11、12、13は本発明の頭部装着型
ディスプレイ装置の第7実施例について説明する。図1
1、12において、31は応力調整手段を収容するフレ−ム
であり、観察者の前頭部、側頭部および後頭部に亘って
延在する角形断面形状を有し、後頭端部はオープンにな
っている。このフレ−ム31の内側の観察者の頭部に当た
る部分には、パット32a 、32b 、32c 、32d を配設す
る。これらのパットのうちパット32a は応力調整手段を
作動させるスイッチ部の役割を兼ね備えている。すなわ
ち、パット32a は金具33により両端部近傍を支持され、
金具33は、フレーム31の外側部材31a の内周面にばね34
によって接続された掛止部材35の、図示左端部を貫通す
る軸36によって回動自在に支持される。掛止部材35の中
央部には、図示しない部分でフレーム31に固定された軸
37が貫通しており、掛止部材35はフレーム31に対し軸37
を中心にして回動可能に支持されている。また、掛止部
材の図示右端部には、掛合突起38が形成されている。
【0025】フレーム31の外側部材31aの側頭部に相当
する部分には、ばね39を収容する空間を画成する隔壁40
が結合され、その空間に一端を接続されたばね39の他端
は、フレーム31に沿って移動可能な押圧支持部材41の端
部に接続されている。この押圧支持部材41の端部には、
掛合突起38と掛合し得る形状の掛合突起42が形成され、
押圧支持部材41の上記とは対抗する端部は、軸43を介し
て押圧支持部材44に回動可能に接続されている。
【0026】押圧支持部材44の開放側端部にはパット32
dが接着され、押圧支持部材44の中央部に設けた軸45に
一端を回動可能に接続された押圧支持部材46にはパット
32cが接着されている。押圧支持部材46の他端には、図
示しない部分でフレーム31に固定された軸47が貫通して
おり、軸47には内周面にパット32を接着されたフレーム
31の内側部材31bが接続されている。
【0027】次に、この実施例の頭部装着型映像表示装
置を観察者の頭部に装着する方法について説明する。こ
の頭部装着型映像表示装置は、図12に示すように掛合突
起38および42を掛合させた状態にしておくと、押圧支持
部材41、44、46がほぼ一直線に整列して頭部との接触部
がほぼU字状になることから、頭部装着型映像表示装置
に頭部を顔面前方より進入させることができる。したが
って、まず、観察者は、頭部装着型映像表示装置を手で
持ちながら、パット32dの端部間に形成される開口部に
顔面側から頭部を挿入する。この頭部の挿入により、パ
ット32dは徐々に拡張され、頭部がパット32d、32c、
32bに沿って進入していく。
【0028】さらに頭部を進入させていくと、顔面がパ
ット32aを押圧するようになり、パット32aに固定され
た金具33が軸36を介して掛止部材35を軸37の周りに回動
させる。この回動により、掛合突起38および42の掛合状
態が解除され、ばね39のばね力により押圧支持部材41が
フレーム31に沿って後頭部側に移動する。この移動によ
り押圧支持部材41、44、46等より成るリンク機構が作動
して図11に示すように押圧支持部材44、46が観察者側に
屈曲し、図11及び図13に示すようにパット32a〜32dが
接触する所望の装着固定状態となる。なお、上記におい
て、パット32a、金具33、軸36、掛止部材35、ばね39、
押圧支持部材41、軸43、押圧支持部材44、軸45、押圧支
持部材46、パット32c,32dは把持力調節手段を構成
し、さらに、パット32a、金具33、軸36、掛止部材35お
よびばね39は装着状態を検出して前記把持力調整手段を
作動させる装着検出作動手段(スイッチ)を構成する。
【0029】また、この頭部装着型映像表示装置を頭部
から取り外す際には、押圧支持部材44を手で持って観察
者から離間させるように拡張して、図12に示す掛合突起
38および42の掛合状態を実現することにより、頭部装着
型映像表示装置を頭部から容易に取り外すことができ
る。
【0030】次に、図14、15を参照して本発明の頭部装
着型ディスプレイ装置の第8実施例について説明する。
図14はこの装置のフレ−ムの形状を示すものであり、1
は映像表示装置本体であり接続装置4により、フレ−ム
48を固着している。このフレ−ム48は図示の如く、フレ
−ムと押圧支持部材を一体にしたC字形状の1つの部材
である。図15に示すように、このフレ−ム48の内側には
パットと一体の保持力伝達リング49を配設し、押圧ねじ
50によりこのリング49が観察者の頭部に密着するように
内径を調節する。したがって、このリング49は観察者の
頭部を押圧し得るだけの剛性と、押圧ねじ50により変形
させられるだけの可撓性を有する材料を用いる。
【0031】この実施例の装置においても、後部が解放
しており、前面からの着脱が容易で後頭部の干渉部がな
いという本発明の利点を得ることができる。
【0032】次に、図16、17図を参照して本発明の頭部
装着型ディスプレイ装置の第9実施例について説明す
る。フレ−ム51はU字形状をしており、フレ−ムの内側
にはパット52、53を配設する。押圧支持部材54はフレ−
ム51に摺動自在に保持され、押引モ−タ55によりその長
手方向に沿う方向に駆動される。押圧支持部材の先端に
設けたパット56は、図16に詳細に示すようにモ−タ57の
回転を平歯車58、59、及びウォ−ム歯車60、61により図
示の左右方向の直線運動に変換している。
【0033】この装置では、モ−タ57を駆動することに
より、パット56に加わるの押圧力を所定の値に調節する
ことができ、また、モ−タ55を駆動することによりパッ
ト56の位置を調節することができる。
【0034】次に、図18、19、20図を参照して本発明の
頭部装着型ディスプレイ装置の第10実施例について説明
する。図18、19、20は押圧支持部材のさらに他の構成を
示す実施例である。図18、19において、1は映像表示装
置本体であり、押圧支持部材62は、この本体側部に回動
軸63により回動自在に装着する。押圧支持部材62の本体
1側の端部は本体1内に設けた押引モ−タ64に連結す
る。本体1上には、押引モ−タ64により押圧支持部材62
を開くスイッチ65と閉じるスイッチ66とを設ける。67は
観察者の顔面に密着させるパットである。図20に示すよ
うにスイッチ65, 66はモ−タ駆動回路68を介してモ−タ
64により接続する。
【0035】次にこの装置の作動を説明する。押圧支持
部材62を開くときは開スイッチ65を押す。これにより、
モ−タ64が駆動軸を引き込む方向に駆動し押圧支持部材
62の末端が開く。押圧支持部材62を閉じるときは、閉ス
イッチ66を押す。これにより、モ−タ64が駆動軸を押し
出す方向に駆動し押圧支持部材62の末端が閉じる。この
ようにして、観察者の頭部に合致する所望の位置となる
ように押圧支持部材62の位置を調節することができる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の頭部装着
型ディスプレイ装置は、後頭部での支持部分をなくした
ため、後頭部の干渉部がなくなり、当該ディスプレイ装
置を頭部に装着後に仰向けで寝たり、後頭部が当たる姿
勢を取っても、頭髪が乱れたり、頭に違和感や苦痛を感
じることが少ない。また、支持部分を前頭部と側頭部に
し、支持力量調節のために、押圧支持部により側頭部の
左右より、支持部分に押し付け圧力を加えられるように
したため、着脱に際しては側頭部の押圧支持部の押圧を
解除することにより着脱でき、前面からの着脱を容易に
し、髪の毛の乱れを少なくすることができる等の種々の
利点を有するディスプレイ装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置の第1実
施例の構成を示す平面図
【図2】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置の第1実
施例の構成を示す側面図
【図3】図1、図2に示す頭部装着型ディスプレイ装置
の押圧支持部材の構成を示す一部切り欠き断面図
【図4】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置の第2実
施例の押圧支持部材の構成を示す一部切り欠き断面図
【図5】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置の第3実
施例の構成を示す平面図
【図6】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置の第3実
施例の構成を示す側面図
【図7】図5、図6に示す頭部装着型ディスプレイ装置
の押圧支持部材の構成を示す一部切り欠き断面図
【図8】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置の第4実
施例の押圧支持部材の構成を示す一部切り欠き断面図
【図9】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置の第5実
施例の押圧支持部材の構成を示す一部切り欠き断面図
【図10】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置の第6
実施例の押圧支持部材の構成を示す一部切り欠き断面図
【図11】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置の第7
実施例の構成を示す一部断面平面図
【図12】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置の第7
実施例の押圧支持部材が開いた状態を示す一部断面平面
【図13】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置の第7
実施例の装着時の構成を示す側面図
【図14】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置の第8
実施例の構成を示す斜視図
【図15】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置の第8
実施例の構成を示す平面図
【図16】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置の第9
実施例の構成を示す一部断面平面図
【図17】図16の部分拡大断面図
【図18】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置の第10
実施例の構成を示す平面図
【図19】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置の第10
実施例の構成を示す斜視図
【図20】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置の第10
実施例の構成を示す一部断面平面図
【図21】従来の頭部装着型ディスプレイ装置の構成を
示す斜視図
【符号の説明】
1 映像表示装置本体 2 頭部保持装置 3 フレ−ム 4 接続部材 5 パット 6 押圧支持部材 7 貫通ボルト 8 ノブ 9 パット 10,11 磁石 12 中空ボルト 13,14 ナット 15 磁石 16 リベット 17 摺動孔 18 スライダ− 19 傾斜片 20 ノブ 21、22 山形 23 つまみ 24 スポット溶接 25 貫通孔 26 ホルダ− 27 バネ 28,29 山形 31 フレ−ム 32a、32b、32c、32d パット 33 金具 34 ばね 35 掛止部材 36、37 軸 38 掛合突起 39 ばね 40 隔壁 41 押圧支持部材 42 掛合突起 43 軸 44 押圧支持部材 45 軸 46 押圧支持部材 47 軸 48 フレ−ム 49 保持力伝達リング 50 押圧ねじ 51 フレ−ム 52、53 パット 54 押圧支持部材 55 押引モ−タ 56 パット 57 モ−タ 58、59 平歯車 60、61 ウォ−ム歯車 62 押圧支持部材 63 回動軸 64 モ−タ 65 開スイッチ 66 閉スイッチ 67 パット 68 駆動回路 69, 70 面ファスナー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像表示素子と、該映像表示素子からの
    映像を観察者眼球に導く接眼光学系とを備えた映像表示
    装置本体部と、前記映像表示装置本体部を観察者の顔面
    に装着可能となるように前記映像表示装置本体部より延
    在配置され前記観察者の頭部による保持を行う頭部保持
    装置とを有する頭部装着型ディスプレイ装置において、
    前記頭部保持装置が、前記映像表示装置本体部とほぼ対
    抗する部分を一部切除した四方包囲形状のフレ−ム部
    と、該包囲形状の内側に向かって保持力を生ずるように
    前記フレ−ム部の内側に設けた押圧支持部と、前記押圧
    支持部に生ずる保持力の大きさを可変とするよう前記保
    持力の大きさの調節を行う保持力調節手段とを有する頭
    部装着型ディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記フレ−ム部が、前記映像表示装置本
    体部にかかる部分の一端から前記一部切除された部分と
    の間に当たる第1のフレ−ム部と、前記映像表示装置本
    体部にかかる部分の他端から前記一部切除された部分と
    の間に当たる第2のフレ−ム部とを有し、前記第1のフ
    レ−ム部と第2のフレ−ム部にそれぞれ少なくとも一つ
    づつ前記押圧支持部を設けた請求項1記載の頭部装着型
    ディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧支持部が前記フレ−ム部の内側
    に沿って延在する一つの部材から成り、その形状が前記
    フレ−ム部の一部切除された部分に対応する部分を1部
    切除した略四方包囲形状を有する請求項1記載の頭部装
    着型ディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 前記押圧支持部を前記フレ−ム部に複数
    設けた請求項1記載の頭部装着型ディスプレイ装置。
JP23141893A 1993-09-17 1993-09-17 頭部装着型ディスプレイ装置 Pending JPH0784210A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23141893A JPH0784210A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 頭部装着型ディスプレイ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23141893A JPH0784210A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 頭部装着型ディスプレイ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0784210A true JPH0784210A (ja) 1995-03-31

Family

ID=16923280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23141893A Pending JPH0784210A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 頭部装着型ディスプレイ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0784210A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11174987A (ja) * 1997-12-10 1999-07-02 Shimadzu Corp 表示装置
US6388640B1 (en) 1998-01-09 2002-05-14 Canon Kabushiki Kaisha Head mount display
JP2013046143A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Brother Ind Ltd ヘッドマウント装置及び装着フレーム
US20200233453A1 (en) 2019-01-17 2020-07-23 Apple Inc. Head-Mounted Display and Facial Interface Thereof
JP2023002442A (ja) * 2021-06-22 2023-01-10 緯創資通股▲ふん▼有限公司 ヘッドバンド装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11174987A (ja) * 1997-12-10 1999-07-02 Shimadzu Corp 表示装置
US6388640B1 (en) 1998-01-09 2002-05-14 Canon Kabushiki Kaisha Head mount display
JP2013046143A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Brother Ind Ltd ヘッドマウント装置及び装着フレーム
US20200233453A1 (en) 2019-01-17 2020-07-23 Apple Inc. Head-Mounted Display and Facial Interface Thereof
JP2022518213A (ja) * 2019-01-17 2022-03-14 アップル インコーポレイテッド ヘッドマウントディスプレイ及びその顔インタフェース
US11762421B2 (en) 2019-01-17 2023-09-19 Apple Inc. Head-mounted display and facial interface thereof
JP2023002442A (ja) * 2021-06-22 2023-01-10 緯創資通股▲ふん▼有限公司 ヘッドバンド装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3833150B2 (ja) 装着装置、頭部装着型装置および頭部装着型画像表示装置
JP3576985B2 (ja) 位置調整機構及びヘッドマウントディスプレイ装置
US5507559A (en) Adjustable and releasably connectable lumbar support assembly
US6491389B2 (en) Spectacle frame with adjustable ear bends
JP2018527074A (ja) 時計ストラップ
US10209738B1 (en) Apparatus, system, and method for adjusting head-mounted-display straps
JPH10325012A (ja) ヘルメットおよびその脱着方法
EP2869797A2 (en) Adjustable cervical collar
JPH0784210A (ja) 頭部装着型ディスプレイ装置
JPH11298826A (ja) 頭部装着装置
JP3976869B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JPH09179061A (ja) 頭部装着式映像表示装置
JP2002247482A (ja) 頭部装着機構及び頭部装着装置
JPH08196514A (ja) 頭部装着型映像表示装置
JPH08251511A (ja) 頭部装着式映像表示装置
JPH08237575A (ja) 頭部装着型映像表示装置
JP3880226B2 (ja) 頭部装着型画像表示装置
JP3352210B2 (ja) 頭部装着型映像表示装置
JPH10216164A (ja) 目の見開き助長具
JPH11229223A (ja) 着脱式耳あて付き防寒帽
JP3107912U (ja) マスク用ゴム掛けピン並びに該ピンを取付けた頭部着用物
JP3470181B2 (ja) 乗り物酔い防止具
CN213373513U (zh) 一种用于手部助压训练的辅助装置
JPH11253514A (ja) マッサージ機
JP3470178B2 (ja) シートベルトの圧接防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030909