JPH0784065A - 受動型赤外線検知装置 - Google Patents

受動型赤外線検知装置

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JPH0784065A
JPH0784065A JP22605893A JP22605893A JPH0784065A JP H0784065 A JPH0784065 A JP H0784065A JP 22605893 A JP22605893 A JP 22605893A JP 22605893 A JP22605893 A JP 22605893A JP H0784065 A JPH0784065 A JP H0784065A
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匡史 杉本
Shingo Okawa
大河  真吾
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博之 天野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検知エリアの状況に係わらず、小動物が検知
エリア内のどの位置に侵入しても、これによる誤検知動
作を確実に防止できる受動型赤外線検知装置を提供す
る。 【構成】 人体検知用赤外線検出素子群aおよび小動物
検知用赤外線検出素子群bを設け、素子群aには、鉛直
方向検知エリア列Av が平行に2列状に並んだ検知エリ
ア群Ah を、素子群bには、マトリクス状の検知エリア
群Am を設定し、エリア群Ah からの赤外線検出出力は
各鉛直列Av 内のものを同極性で合計し、各列の合計値
を逆極性で合計する第1の回路手段cと、エリア群Am
からの出力は互いに水平方向に隣接するものは同極性、
鉛直方向に並ぶものについては均一な赤外線が放射され
ているときに合計により各出力が相殺されるような極性
のもとに合計する第2の回路手段dと、第1と第2の回
路手段cとdの各出力のピーク値または絶対値の差また
は比を演算する演算手段eを設け、演算手段eの出力を
検知レベルと比較するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、設定された検知エリア
内への人体の進入を、そのエリア内から放射される赤外
線エネルギの変動によって検知する装置に関し、例えば
自動ドアの開閉用あるいは防犯警報装置の作動用の信号
等を得るのに適した受動型赤外線検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】受動型赤外線検知装置においては、一般
に、光学系によって赤外線検出器に入射する赤外線のエ
リア(検知エリア)を設定し、そのエリア内の物体から
放射される赤外線を赤外線検出器に集光するようにして
おくとともに、その赤外線検出器の出力に基づく検知エ
リア内からの赤外線エネルギの変動量が所定のレベルを
超えたときに、検知エリア内への人体等の移動物体の侵
入を検知するよう構成され、自動ドアの開閉や防犯警報
装置の作動のための起動スイッチ等として広く使用され
ている。
【0003】そして、この種の受動型赤外線検知装置で
は、強い風が吹く等に起因する検知エリアの背景温度変
化、外来の電波ノイズまたは太陽光等の外乱光等による
赤外線エネルギの変化を誤検知しないように、図19に
示すように、2個一対(3個以上の複数対のものも存在
する)の赤外線検出素子90a,90bを備えた赤外線
検出器90を用いるとともに、この両赤外線検出素子9
0a,90bを互いに逆極性に並列または直列に差動接
続し、更に、この両赤外線検出素子90a,90bに対
応する2つの検知エリアA1,A2を、光学系91によ
り人体Hの背丈に対応した鉛直方向に伸びる縦長形状に
設定している。
【0004】このような構成により、人体Hや小動物M
等の移動物体が各検知エリアA1,A2をある時間差で
通過するのに対し、外乱光等による背景雑音は各検知エ
リアA1,A2に同時に発生することを利用して、背景
雑音のみを各エリア間でキャンセルして誤検知を防止す
るようにしている。また、各検知エリアA1,A2を縦
長形状に設定することにより、人体Hが検知エリアA
1,A2内に侵入した場合には、人体Hが検知A1,A
2の上下方向の殆どのスペースを占めるよう位置して通
過することから検知レベルよりも高いレベルの信号が出
力され、一方、人体に対し格段に背の低い犬や猫等の小
動物Mが検知エリアA1,A2内に侵入した場合には、
検知エリアA1,A2の下部の一部のスペースを占める
だけであることから検知レベルよりも低いレベルの信号
が出力されることになり、これによって小動物Mによる
誤検知動作を防止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、人体Hや小
動物M等の移動物体と背景の床面等とが適当な温度差で
ある場合には、人体Hによる出力信号が図20(A)に
一点鎖線で図示した検知レベル以上となり、小動物Mに
よる出力信号が同図(B)に示すように同じく一点鎖線
で示した検知レベルに達せず、小動物Mによる誤検知動
作を確実に防止できる。しかし、移動物体と背景の床面
等との温度差が非常に大きい状況では、図21(A)お
よび(B)にそれぞれ人体Hおよび小動物Mが検知エリ
ア内を通過した場合の検知出力例を示すように、小動物
Mによる信号は人体Hによる信号に比してレベルが低い
ものの、この小動物Mによる信号も検知レベルを超えて
しまい、小動物Mによる誤検知動作をしてしまうという
問題がある。
【0006】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
もので、検知エリアの状況にかかわらず、小動物が検知
エリア内のどの位置に侵入しても、これによる誤検知動
作を確実に防止することのできる受動型赤外線検知装置
の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、第1の発明に基づく受動型赤外線検知装置では、所
定の検知エリアからの放射赤外線を光学系により集光し
て赤外線検出素子に導き、その赤外線検出器の出力が検
知レベル以上となったとき検知信号を出力するよう構成
された受動型赤外線検知装置において、以下のような構
成を採用している。
【0008】すなわち、図1に第1の発明の基本概念図
を示すように、赤外線検出素子を、それぞれが少なくと
も1つの検知エリアを設定できる複数の人体検知用赤外
線検出素子群aおよび複数の小動物検知用赤外線検出素
子群bによって構成する。そして、人体検知用赤外線検
出素子群aに設定される検知エリア群Ah は、その全体
で、鉛直方向に所定の間隙を隔てた複数の検知エリアか
らなる鉛直方向検知エリア列Av が、互いに所定の間隙
を開けて平行に並んだ2列状の検知エリア群を形成する
ようにし、一方、小動物検知用赤外線検出素子群bに設
定される検知エリア群Am は、その全体で鉛直方向およ
び水平方向に所定の間隙を開けたマトリクス状の検知エ
リア群を形成するように設定する。
【0009】また、図1中の各検知エリアに+または−
の符号を付して各エリアからの赤外線検出出力の合計の
ための極性の一例を示すように、人体検知用赤外線検出
素子群aによる各鉛直方向検知エリア列Av 内の各検知
エリアからの赤外線の検出出力を、同列内のものは同極
性のもとに合計し、かつ、その各列の合計値を逆極性の
もとに合計する第1の回路手段cと、各小動物検知用赤
外線検出素子群bによる各検知エリアからの赤外線の検
出出力を、互いに水平方向に隣接するエリアのものは同
極性とし、かつ、鉛直方向に並ぶエリアのものについて
は、その全体から均一な赤外線が放射されているときに
その各検出出力がその合計によって相殺されるような極
性のもとに合計する第2の回路手段dとを設け、更に、
その第1および第2の回路手段cおよびdの各出力のピ
ーク値または絶対値の差または比を算出する演算手段e
を設ける。
【0010】そして、その演算手段の出力が上記検知レ
ベル以上になったときに検知信号を出力するよう構成す
る。また、第2の発明に基づく受動型赤外線検知装置で
は、図2にその基本概念図を示すように、以上の構成の
うち、上記した第2の回路手段dに代えて、別の機能を
持つ第2の回路手段d′を設け、この第2の回路手段
d′では、同様にして各検知エリアに+,−の符号を付
して各エリアからの赤外線検出出力の合計のための極性
の一例を示すように、小動物検知用赤外線検出素子群b
による各検知エリアAm からの赤外線の検出出力を、互
いに水平方向に隣接するエリアのものを逆極性のもと
に、かつ、鉛直方向に並ぶエリアのものについては、そ
の全体から均一な赤外線が放射されているときにその各
検出出力がその合計によって相殺されるような極性のも
とに合計するようにしている。
【0011】ここで、第1および第2の発明とも、人体
検知用赤外線検出素子群aに設定される各鉛直方向検知
エリア列Av 内の検知エリア数は2個以上の任意の複数
とすることができ、また、小動物検知用赤外線検出素子
群bに設定されるマトリクス状の検知エリア群Am の水
平並びに鉛直方向への検知エリアの数についても、2個
以上の任意の複数とするこことができる。
【0012】
【作用】第1の発明において、人体検知用赤外線検出素
子群aに設定されている検知エリア群Ah における各鉛
直方向検知エリア列Av の高さを、例えば通常の人の身
長とほぼ一致させておくことにより、ここを人体Hが通
過する場合、それぞれの鉛直方向検知エリア列Av をそ
の列内のほぼ全てのエリアを同時に占めながら通過す
る。このような検知エリア群Ah からの赤外線の検出出
力を上述の極性のもとに合計する第1の回路手段cの出
力は、従って、人体Hの通過時において図5(B)にH
の符号を付して例示するように変化する。
【0013】一方、小動物検知用赤外線検出素子群bに
設定されているマトリクス状の検知エリア群Am を人体
Hが通過すると、この場合もその鉛直方向に連なる検知
エリアの列内を同時に横切るように設定しておくと、検
知エリア群Am からの赤外線の検出出力を上記した極性
のもとに合計する第2の回路手段dの出力は、図6
(B)に同じくHの符号を付して例示するように各鉛直
方向に連なる検知エリアからの出力どうしが互いに相殺
される。
【0014】第1と第2の回路手段cとdの出力のピー
ク値または絶対値の差もしくは比を算出する演算手段e
の出力は、従って人体Hの通過時には大きな値となって
現れる。
【0015】これに対し、検知エリア群Ah を小動物M
が通過する際には、鉛直方向検知エリア列Av 内の一部
のエリアのみを通過するため、第1の回路手段cの出力
は、その通過位置に応じて図5(B)にM1 〜M3 の符
号を付して例示するように変化する。また、検知エリア
群Am を小動物Mが通過する際には、第2の回路手段d
の出力は同じくその通過位置に応じて図6(B)に同じ
くM1 〜M3 の符号を付して例示するように変化する。
【0016】各赤外線検知素子の出力は移動物体と背景
の床面等との温度差の大小によって差が生じるが、これ
はその状況に応じて全ての素子について言えるため、第
1と第2の回路手段cとdの出力のピーク値または絶対
値の差もしくは比を算出する演算手段eの出力は、従っ
て、検知エリアの状況に係わらず小動物Mの通過時には
殆ど0(差の場合)、または絶対値がほぼ1(比の場
合)となり、人体通過時の出力とは大きな差が生じる。
【0017】第2の発明は、赤外線検出素子の応答特性
を考慮して、人体Hまたは小動物Mの通過時における検
出素子からの距離の相違に基づく誤検知を防止しようと
するものである。
【0018】すなわち、上記した第1の発明では、各検
知エリア群Ah およびAm を小動物Mが通過する際、検
知エリア群Ah からの赤外線検出出力は、水平方向に並
んだものについては逆極性のもとに合計され、検知エリ
ア群Am からの赤外線検出出力は、同じく水平方向に並
んだものについては同極性のもとに合計される。この場
合、赤外線検出素子の特性に基づき、各検知エリア群A
h およびAm それぞれの合計後のピーク値は、検出素子
と赤外線源との距離に応じて図13(A)に例示するよ
うに変化し、これらのピーク値の差もしくは比を算出す
る演算手段eの出力は、検出素子と小動物との距離によ
ってはある程度大きなものとなってしまう恐れがある。
【0019】そこで、第2の発明における第2の回路手
段d′では、検知エリア群Am からの赤外線検出出力に
ついても、検知エリア群Ah からの赤外線検出出力と同
様に水平方向に並んだものについては逆極性のもとに合
計する。これにより、小動物Mの通過時における第2の
回路手段d′による合計値は、図13(B)に示すよう
に第1の回路手段cによる合計値と全く同様のピーク値
−距離特性を示すことになり、これらの差または比を算
出する演算手段eの出力は常にほぼ0、または常に絶対
値がほぼ1となる。
【0020】
【実施例】図3は第1の発明の実施例の光学的構成の説
明図で、(A)は全体構成図、(B)はその赤外線検出
器1内の素子の配設例を示す斜視図である。
【0021】赤外線検出器1には、互いに平行な縦長の
2個の赤外線検出素子1a,1bと、両端所定領域がが
これらの素子1a,1bの両端所定領域に重なり合うよ
うに配置された互いに平行な横長の2個の赤外線検出素
子1c,1dの合計4個の素子が配設されている。各素
子1a〜1dは、それぞれ赤外線透過性の素子であっ
て、例えば焦電フィルムを主体として構成されている。
これらの素子は後述する回路構成のもとに素子1aと1
b、および素子1cと1dが相互に接続され、素子1a
と1bは人体検知用として、また、素子1cと1dは小
動物検知用として機能する。
【0022】この各素子1a〜1dには、1つの光学系
2によって、鉛直方向および水平方向にそれぞれ所定の
間隙を開けて2個ずつ並ぶ計4個の検知エリアA1 〜A
4 が設定され、この各検知エリアから放射される赤外線
が、各素子1a〜1dの重複部分に導かれる。すなわ
ち、素子1aにはその両端部分に検知エリアA1 および
2 からの赤外線が、素子1bには同じくその両端部分
に検知エリアA3 およびA4 からの赤外線が導かれると
ともに、素子1cにはその両端部分に検知エリアA1
よびA3 からの赤外線が、素子1dには同じくその両端
部分に検知エリアA2 およびA4 からの赤外線が導かれ
るように構成されている。
【0023】この検知エリアA1 〜A4 の設定空間は、
その全体の高さが最大でほぼ人の身長と同程度となるよ
うに設定される。図4は本実施例の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【0024】赤外線検出素子1aと1bは、図中3で示
される結線のもとに互いに逆極性で直列接続され、それ
ぞれに入射した赤外線光束により発生する電荷が、高抵
抗値の入力抵抗R1を介して放電されるとともに、電界
効果トランジスタFによりインピーダンス変換され、ソ
ースフォロワ構成のもとに、この電界効果トランジスタ
Fを介して直流電源+Bに直列接続された2個の増幅用
抵抗R2,R3を通じて増幅された信号として取り出さ
れる。
【0025】また、赤外線検出素子1cと1dについて
も、図中4で示される上記と全く同様な結線のもとに互
いに逆極性で直列接続される。そして、回路3および4
によって、それぞれが互いに逆極性のもとに合計された
素子1aと1b、および1cと1dの各出力は、それぞ
れ個別の増幅回路5および6で増幅された後にピークホ
ールド回路7および8に導かれ、各出力中の正および負
のピーク値が抽出されて保持される。この2つのピーク
ホールド回路7および8からの各ピークホールド信号
は、所定時間経過後に演算回路9に導入され、ここで両
者の差が算出される。そして、この演算回路9の出力が
判別回路10に入力されて検知レベルに対する大小関係
が判別され、検知レベル以上である場合には検知信号が
出力される。
【0026】以上の光学的および電気的構成により、こ
の実施例によると、4個の検知エリアA1 〜A4 は、赤
外線検出素子1aと1bに対と1cと1dの対とに重複
して設定されることになり、説明の便宜上、素子1aと
1bの対を人体検知用赤外線検出素子群と称してこれに
対応する検知エリア群をAh 、素子1cと1dの対を小
動物検知用赤外線検出素子群と称してこれに対応する検
知エリア群をAm として表すと、回路3および4におけ
る各素子の結線状態に基づき、各エリア群AhおよびAm
からの赤外線の検出出力は、それぞれ図5(A)およ
び図6(A)に例示するような極性のもとに合計される
ことになる。
【0027】そして、この各エリアを人体および小動物
が通過すると、回路3および4からの出力はそれぞれ図
5(B)および図6(B)に示す通りとなる。すなわ
ち、検知エリア群Ah を人体が矢印Hの向きに通過する
ときにはその鉛直方向に並ぶ2つの検知エリアA1 とA
2 の列、および、A3 とA4 の各列を、それぞれの列内
の2つの検知エリアの各スペースの殆どを占めた状態で
順に通過することになり、回路3の出力は図5(B)に
Hで示すように大きく正負に変化する。
【0028】このとき同時に、人体は実質的には同じエ
リアがAh に重複している検知エリア群Am を通過する
ことになるが、この検知エリア群Am を矢印Hの向きに
人体が通過すると、上下のエリアA1 とA2 、およびA
3 とA4 が逆極性で接続されているが故に、その各エリ
アからの出力は相殺され、回路4の出力は図6(B)に
Hで示すように殆ど変化しない。
【0029】回路3と4の各出力のピーク値の差を算出
する演算回路9の出力は、従って、人体通過時には図7
(A)に示すように大きな正負の信号波形となる。一
方、各検知エリアを群Ah を小動物が通過するとき、図
5(A)にM1 で図示するように例えば地上を通過する
際にはエリアA2 とA4 のみを順に通過し、また、図5
(A)にM2 およびM3 で図示するように例えば塀の上
などの任意の高さの位置を通過する際には上下のエリア
の中間、もしくはエリアA1 とA3 のみを順に通過する
ことになり、回路3の出力は、それぞれの通過位置に応
じて図5(B)にM1 〜M3 で示すように変化する。
【0030】同様にしてこの小動物が検知エリア群Am
を通過するときには、回路4の出力は、その通過位置に
応じて図6(B)にM1 〜M3 で示すように変化する。
従って、回路3と4の各出力のピーク値の差を算出する
演算回路9の出力は、小動物通過時には図7(B)にそ
の通過位置に応じてM1 〜M3 で示すように、いずれも
同図(A)に示した人体通過時の波形と比して極めて小
さな正負の信号波形となり、これらの図に例示するよう
な適当な検知レベルLを設定しておくことにより、人体
の通過時には確実に検知信号を出力し、小動物の通過時
に誤って検知信号を出力することがない。
【0031】ところで、以上の構成においては、各検知
エリア群Ah およびAm を小動物Mが通過する際、検知
エリア群Ah からの赤外線検出出力は、回路3によって
水平方向に並んだものについては逆極性のもとに合計さ
れて増幅され、検知エリア群Am からの赤外線検出出力
は、回路4によって同じく水平方向に並んだものについ
ては同極性のもとに合計されて増幅される。この場合、
赤外線検出素子の出力特性並びに回路3ないし4の特性
に基づいて、各検知エリア群Ah およびAm それぞれの
合計後のピーク値、すなわち回路3および4の出力のピ
ーク値は、検出素子と赤外線源との距離に応じて図13
(A)に例示するように変化し、これらのピーク値の差
を算出する演算回路9の出力は、従って検出素子と小動
物との距離によって大きなものとなってしまうことがあ
る。
【0032】このような現象を解決するのが、以下に示
す第2の発明の実施例である。図8は第2の発明の実施
例の光学的構成の説明図で、(A)は全体構成図、
(B)はその赤外線検出器1内の素子の配設例を示す斜
視図である。
【0033】この実施例において先の第1の発明の実施
例と相違する点は、赤外線検出素子の配置のみであり、
図3と共通する部材には共通の符号を付してその説明を
省略する。
【0034】この例において赤外線検出器1内には、図
3と同様の2つの縦長の赤外線検出素子1a,1bと、
その各端部にクロスするような関係で重複して配置され
た2つの素子1e,1fの合計4個の素子が配設されて
いる。
【0035】この各素子1a,1bおよび1e,1fに
は、先の例と全く同様に1つの光学系2によって、鉛直
方向および水平方向にそれぞれ所定の間隙を開けて2個
ずつ並ぶ計4個の検知エリアA1 〜A4 が設定され、こ
の各検知エリアから放射される赤外線が、各素子1a,
1bおよび1e,1fの重複部分に導かれる。すなわ
ち、素子1aにはその両端部分に検知エリアA1 および
2 からの赤外線が、素子1bには同じくその両端部分
に検知エリアA3 およびA4 からの赤外線が導かれると
ともに、素子1eにはその両端部分に検知エリアA1
よびA4 からの赤外線が、素子1dには同じくその両端
部分に検知エリアA2 およびA3 からの赤外線が導かれ
るように構成されている。
【0036】この検知エリアA1 〜A4 の設定空間は、
先の例と同じくその全体の高さがほぼ人の身長と同程度
となるように設定される。図9は本実施例の電気的構成
を示すブロック図である。この図についても、先の例と
同一の構成部材については同一の符号を付して詳細な説
明を省略するが、赤外線検出素子1aと1bは、図4に
おける回路3と全く同様な結線のもとに互いに逆極性で
直列接続され、また、赤外線検出素子1eと1fについ
ても、図4における回路4と全く同様な結線のもとに互
いに逆極性で直列接続される。
【0037】そして、回路3および4によって、それぞ
れが互いに逆極性のもとに合計された素子1aと1b、
および1eと1fの各出力は、同様にして増幅回路5お
よび6で増幅された後にピークホールド回路7および8
に導かれ、各出力中の正および負のピーク値が抽出され
て保持される。この2つのピークホールド回路7および
8からの各ピークホールド信号が演算回路9に導入さ
れ、両者の差が算出されて判別回路10に入力される。
そして、この演算回路9の出力が検知レベル以上である
場合には検知信号が出力される。
【0038】以上の光学的および電気的構成により、こ
の実施例においては、4個の検知エリアA1 〜A4 は赤
外線検出素子1aと1bに対と1eと1fの対とに重複
して設定されることになり、先の例と同様にして素子1
aと1bの対を人体検知用赤外線検出素子群と称してこ
れに対応する検知エリア群をAh 、素子1eと1fの対
を小動物検知用赤外線検出素子群と称してこれに対応す
る検知エリア群をAmとして表すと、各エリア群Ah お
よびAm からの赤外線の検出出力は、それぞれ図10
(A)および図11(A)に例示するような極性のもと
に合計されることになる。
【0039】これにより、各エリア群Ah およびAm
を、人体と小動物がそれぞれ通過したときの回路3と4
の各出力は、それぞれ図10(B)および図11(B)
にHとM1 〜M3 の符号を付して示すようなものとな
る。従って、演算回路9の出力は、人体が通過したとき
には図12(A)に示すように大きく、また、小動物が
通過したときには同図(B)に示すように小さくなり、
両者の差は極めて大きくなって第1の発明の実施例と同
様に両者を克明に識別できる。
【0040】この第2の発明の実施例において特に注目
すべき点は、小動物検知用赤外線検出素子群1eと1f
に設定されている検知エリア群Am 内で水平方向に隣接
するエリアからの赤外線検出出力が、検知エリア群Ah
の場合と同様に逆極性のもとに合計される点である。こ
れにより、小動物が検知エリア群Am をM1 もしくはM
3 の位置において通過したときの回路4からの出力信号
は、小動物と検出素子までの距離に対する信号ピーク値
の変化特性は、図13(B)に示すように、検知エリア
群Ah の同位置を小動物が通過したときに回路3から出
力される出力信号の特性と全く同じとなり、小動物と検
出素子との距離の相違に起因する誤検知も生じない。
【0041】さて、以上の各発明の実施例における演算
回路9における演算内容、検知エリアの数並びにその空
間的配置の方法、各赤外線検出素子の数ないしは形状と
光学系の関係等については、以下に示すように種々のバ
リエーションがあり、本発明はそのいずれを採用しても
よい。
【0042】まず、以上の各実施例では、演算回路9に
おいて回路3と4の出力の差を算出したが、これを両出
力の比としても全く同様の作用を得ることができる。ま
た、回路3と4のピーク値を演算回路9に導くほか、絶
対値としてもほぼ同等の作用が得られる。
【0043】次に、検知エリア群Ah とAm について
は、必ずしも互いに重複して設定する必要はなく、各エ
リア群Ah とAm が互いに隣接するように設定してもよ
い。この場合、図14に示すように、各エリア群Ah と
Am 用のそれぞれの赤外線検出素子群を内蔵した検出器
11,12を設けるとともに、一つの光学系21によっ
て隣接する各エリア群Ah およびAm からの赤外線を、
該当の検出器11または12にそれぞれ導くような構成
を採ることができる。また、各エリア群Ah およびAm
用の検出器11,12を設ける場合、図15に例示する
ように、互いに重複したエリア群Ah とAm に対して、
個別の光学系22,23を対応させ、この各光学系2
2,23によって空間的には同じエリア群からの赤外線
をそれぞれに対応して配置された検出器11,12に導
くように構成してもよい。
【0044】また、各エリア群Ah とAm 内における鉛
直方向に並ぶエリア数は2に限らず、任意の複数とする
ことができる。この場合、エリア群Am における鉛直方
向のエリア数が偶数である場合には、第1の発明では例
えば図16(A)〜(C)に示すように、また、第2の
発明では図17(A)〜(C)に示すように、そのエリ
ア群Am 内で鉛直方向に並ぶ列の各エリアからの赤外線
の検出出力の合計のための極性が、正負同数となるよう
に信号処理をすることにより、人体の通過時における回
路4からの出力は互いに相殺されてほぼ0となる。一
方、これが奇数である場合には、各発明とも、例えば図
18に鉛直の一列分のみを抽出して例示するように、正
負の面積が互いに一致するようにエリアを設定すること
により、人体通過時における回路4からの出力は互いに
相殺されて同様に0となる。第1および第2の発明はこ
れらの全てを含む。また、エリア群Am 内における水平
方向に並ぶエリア数も2に限定されることなく、任意の
数とすることができる。
【0045】更に、赤外線検出素子と光学系の関係は、
前記した各実施例のように光学系2によって各エリアを
個別に形成して素子に導くほか、光学系により各エリア
を包含するような大きなエリアを形成するとともに、素
子の受感部を互いに離れた位置のみ(先の各実施例では
重複部分のみを受感部)とするか、あるいは、素子の不
要部分をマスクするか、更には各エリアごとに対応させ
た適宜位置に素子を設けることによって、各検知エリア
の設定を行うこともできる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、第1の本発明によ
れば、それぞれが複数の素子からなる人体検知用赤外線
検出素子群および小動物検知用赤外線検出素子群を設け
るとともに、人体検知用赤外線検出素子群に設定される
検知エリア群を、その全体で、鉛直方向に所定の間隙を
隔てた複数の検知エリアからなる鉛直方向検知エリア列
が、互いに所定の間隙を開けて平行に並んだ2列状の検
知エリア群とする一方、小動物検知用赤外線検出素子群
に設定される検知エリア群を、その全体で鉛直方向およ
び水平方向に所定の間隙を開けたマトリクス状の検知エ
リア群とし、人体検知用赤外線検出素子群による各鉛直
方向検知エリア列内の各検知エリアからの赤外線の検出
出力を、同列内のものは同極性のもとに合計し、かつ、
その各列の合計値を逆極性のもとに合計する第1の回路
手段と、各小動物検知用赤外線検出素子群による各検知
エリアからの赤外線の検出出力を、互いに水平方向に隣
接するエリアのものは同極性とし、かつ、鉛直方向に並
ぶエリアのものについては、その全体から均一な赤外線
が放射されているときにその各検出出力がその合計によ
って相殺されるような極性として合計する第2の回路手
段と、その第1および第2の回路手段の各出力のピーク
値または絶対値の差もしくは比を算出する演算手段とを
設け、その演算手段の出力が上記検知レベル以上になっ
たときに検知信号を出力するよう構成したので、人体が
これらのエリア群を通過する際には、第1の回路手段か
らはピーク値の大きな信号が、第2の回路手段からは各
エリアからの信号が相殺されてピーク値が小さな信号が
それぞれ出力さるために演算手段の出力は大きなものと
なり、また、小動物がこれらのエリア群のどの位置を通
過しても、第1の回路手段および第2の回路手段の双方
から小さな信号が出力されるために演算手段の出力は0
または絶対値が1に近い小さな信号が出力され、人体通
過時とは明確な差が生じることになる。
【0047】そして、この演算手段からの出力を検知レ
ベルと比較して検知信号を出力するから、エリア内の背
景と通過物体との温度差の大小に係わらず、常に人体と
小動物とを確実に識別でき、小動物の通過時における誤
検知動作を確実に防止することが可能となった。
【0048】また、第2の発明では、上記した小動物検
知用赤外線検出素子群に設定される検知エリア群からの
赤外線の検出出力を、水平方向に並んだものについては
逆極性のもとに合計するように構成しているため、小動
物検知用赤外線検出素子群と赤外線源との距離と、この
素子群からの赤外線検出出力の合計のピーク値との関係
が、人体検知用赤外線検出素子群におけるそれと全く同
様なものとなって、素子と通過物体との距離の相違に起
因する誤検知動作をも確実に防止することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の構成を示す基本概念図
【図2】第2の発明の構成を示す基本概念図
【図3】第1の発明の実施例の光学的構成の説明図で、
(A)は全体構成図、(B)はその赤外線検出器1内の
素子の配設例を示す斜視図
【図4】第1の発明の実施例の電気的構成を示すブロッ
ク図
【図5】第1の発明の実施例における検知エリア群Ah
についての作用説明図
【図6】同じく第1の発明の実施例における検知エリア
群Am についての作用説明図
【図7】同じく第1の発明の実施例における演算回路4
からの出力信号の波形例を示すグラフ
【図8】第2の発明の実施例の光学的構成の説明図で、
(A)は全体構成図、(B)はその赤外線検出器1内の
素子の配設例を示す斜視図
【図9】第2の発明の実施例の電気的構成を示すブロッ
ク図
【図10】第2の発明の実施例における検知エリア群A
h についての作用説明図
【図11】同じく第2の発明の実施例における検知エリ
ア群Am についての作用説明図
【図12】同じく第2の発明の実施例における演算回路
4からの出力信号の波形例を示すグラフ
【図13】第2の発明の実施例の作用説明図
【図14】第1と第2の発明に共通に採用可能な光学的
構成の他の例の説明図
【図15】第1と第2の発明に共通に採用可能な光学的
構成の更に他の例の説明図
【図16】第1の発明に採用可能な検知エリア群Am の
他の設定例の説明図
【図17】第2の発明に採用可能な検知エリア群Am の
他の設定例の説明図
【図18】第1と第2の発明に共通に採用可能な検知エ
リア群Am の更に他の設定例の説明図
【図19】従来の受動型赤外線検知装置の光学的構成例
を示す図
【図20】図19の装置において移動物体と背景とが適
当な温度差である場合の検出出力の説明図で、(A)は
人体通過時の出力信号、(B)は小動物通過時の出力信
号の例を示す図
【図21】図19の装置において移動物体と背景との温
度差が大きい場合の検出出力の説明図で、(A)は人体
通過時の出力信号、(B)は小動物通過時の出力信号の
例を示す図
【符号の説明】
1 赤外線検出器 1a,1b 人体検知用赤外線検出素子 1c,1d,1e,1f 小動物検知用赤外線検出素子 2 光学系 3,4 素子出力合計用回路 5,6 増幅回路 7,8 ピークホールド回路 9 演算回路 10 判別回路 A1 〜A4 検知エリア Ah 人体検知用赤外線検出素子群に設定される検知エ
リア群 Am 小動物検知用赤外線検出素子群に設定される検知
エリア群

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の検知エリアからの放射赤外線を光
    学系により集光して赤外線検出素子に導き、その赤外線
    検出器の出力が検知レベル以上となったとき検知信号を
    出力するよう構成された受動型赤外線検知装置におい
    て、 上記赤外線検出素子は、それぞれが少なくとも1つの検
    知エリアを設定できる複数の人体検知用赤外線検出素子
    群および複数の小動物検知用赤外線検出素子群とからな
    り、 上記人体検知用赤外線検出素子群に設定される検知エリ
    ア群は、その全体で、鉛直方向に所定の間隙を隔てた複
    数の検知エリアからなる鉛直方向検知エリア列が、互い
    に所定の間隙を開けて平行に並んだ2列状の検知エリア
    群を形成し、 上記小動物検知用赤外線検出素子群に設定される検知エ
    リア群は、その全体で鉛直方向および水平方向に所定の
    間隙を開けたマトリクス状の検知エリア群を形成し、 上記人体検知用赤外線検出素子群による各鉛直方向検知
    エリア列内の各検知エリアからの赤外線の検出出力を、
    同列内のものは同極性のもとに合計し、かつ、その各列
    の合計値を逆極性のもとに合計する第1の回路手段と、 上記小動物検知用赤外線検出素子群による各検知エリア
    からの赤外線の検出出力を、互いに水平方向に隣接する
    エリアのものは同極性とし、かつ、鉛直方向に並ぶエリ
    アのものについては、その全体から均一な赤外線が放射
    されているときにその各検出出力がその合計によって相
    殺されるような極性として合計する第2の回路手段と、 その第1および第2の回路手段の各出力のピーク値また
    は絶対値の差または比を算出する演算手段と、 を有し、その演算手段の出力が上記検知レベル以上にな
    ったときに検知信号を出力するよう構成されていること
    を特徴とする受動型赤外線検知装置。
  2. 【請求項2】 上記小動物検知用赤外線検出素子群は、
    マトリクス状の検知エリア群内でそれぞれ水平方向に並
    ぶ検知エリア列ごとに1つの素子が設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の受動型赤外線検知装置。
  3. 【請求項3】 所定の検知エリアからの放射赤外線を光
    学系により集光して赤外線検出素子に導き、その赤外線
    検出器の出力が検知レベル以上となったとき検知信号を
    出力するよう構成された受動型赤外線検知装置におい
    て、 上記赤外線検出素子は、それぞれが少なくとも1つの検
    知エリアを設定できる複数の人体検知用赤外線検出素子
    群および複数の小動物検知用赤外線検出素子群とからな
    り、 上記人体検知用赤外線検出素子群に設定される検知エリ
    ア群は、その全体で、鉛直方向に所定の間隙を隔てた複
    数の検知エリアからなる鉛直方向検知エリア列が、互い
    に所定の間隙を開けて平行に並んだ2列状の検知エリア
    群を形成し、 上記小動物検知用赤外線検出素子群に設定される検知エ
    リア群は、その全体で鉛直方向および水平方向に所定の
    間隙を開けたマトリクス状の検知エリア群を形成し、 上記人体検知用赤外線検出素子群による各鉛直方向検知
    エリア列内の各検知エリアからの赤外線の検出出力を、
    同列内のものは同極性とし、かつ、その各列の合計値を
    逆極性のもとに合計する第1の回路手段と、 上記各小動物検知用赤外線検出素子群による各検知エリ
    アからの赤外線の検出出力を、互いに水平方向に隣接す
    るエリアのものを逆極性のもとに、かつ、鉛直方向に並
    ぶエリアのものについては、その全体から均一な赤外線
    が放射されているときにその各検出出力がその合計によ
    って相殺されるような極性として合計する第2の回路手
    段と、 その第1および第2の回路手段の各出力のピーク値また
    は絶対値の差または比を算出する演算手段と、 を有し、その演算手段の出力が上記検知レベル以上にな
    ったときに検知信号を出力するよう構成されていること
    を特徴とする受動型赤外線検知装置。
  4. 【請求項4】 上記人体検知用赤外線検出素子群および
    小動物検知用赤外線検出素子群による各検知エリアが、
    少なくともその一部において互いに重複して設定されて
    いることを特徴とする請求項1、2または3に記載の受
    動型赤外線検知装置。
  5. 【請求項5】 上記人体検知用赤外線検出素子群は、各
    鉛直方向検知エリア列ごとに1つの素子が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の
    受動型赤外線検知装置。
  6. 【請求項6】上記第1および第2の回路手段は、それぞ
    れ、人体検知用赤外線検出素子群または小動物検知用赤
    外線検出素子群を、該当の極性のもとに接続する回路手
    段であることを特徴とする請求項1、2、3、4または
    5に記載の受動型赤外線検知装置。
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WO2018043509A1 (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 ナブテスコ株式会社 センサの検知エリア調整システム、自動ドアセンサ、マーカおよびセンサの検知エリア調整方法
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