JPH078405Y2 - 薬剤分配用振動フィーダー - Google Patents

薬剤分配用振動フィーダー

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JPH078405Y2
JPH078405Y2 JP1987184794U JP18479487U JPH078405Y2 JP H078405 Y2 JPH078405 Y2 JP H078405Y2 JP 1987184794 U JP1987184794 U JP 1987184794U JP 18479487 U JP18479487 U JP 18479487U JP H078405 Y2 JPH078405 Y2 JP H078405Y2
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JP
Japan
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chute
groove
powder
granular material
end portion
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JP1987184794U
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JPH0188615U (ja
Inventor
一人 安藤
Original Assignee
園部 尚俊
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本考案は粉粒体を取り扱う振動フイーダーに関するもの
である。
従来の技術: 従来、薬剤などを調剤分包するのに使用されている薬剤
分包機において、散薬などを分割するために供給する機
器としては、振動フイーダーが採用されている。
この振動フイーダーは、散薬など粉粒体を目的個所に流
れを整えて供給し、所要量ずつに分割しようとすれば、
当然フイーダーのシュート上を移動する粉粒体の送りの
状況を確認する必要がある。しかしながら、従来のフイ
ーダーでは、その状況を正確に確認することは困難であ
った。
すなわち、振動状態を調整するのに手数を要し、しかも
目安となるものがないので、分割された状態を試験し
て、確認するような方法が最も安全であった。それ故、
設定するのに不便であり、しかも作業中は運転操作者が
状況を監視する必要が生じ、不具合であった。
解決しようとする課題: 上記したように、従来の粉粒状薬剤を取り扱う振動フイ
ーダーにては、平坦面の広いシュートに沿って移動させ
るようにしているため、取り扱う薬剤によってはその流
動状態が片寄る場合があり、一般的にシュート上の粉粒
体の流れを、いわゆる熟練による感覚で判断して流量の
調節を行うようにしており、任意に使用することが困難
であった。
本考案は、このような問題点を解決するためになされた
もので、熟練度を必要とすることなく、任意に操作して
供給状態を簡単に設定でき、薬剤の分割精度を向上させ
ることが可能な薬剤分配用振動フィーダーを提供するこ
とを目的とするものである。
課題を解決するための手段: 前記課題を達成するために、本考案による薬剤分配用振
動フィーダーは、 粉粒体が投入されるホッパーと、このホッパーの下方に
設けられ振動が付与されるシュートとを備える振動フィ
ーダーであって、前記シュートは、主シュートとその主
シュートの先端部下方に落差をもって付設される副シュ
ートとを備え、この副シュートは、基端部が前記主シュ
ートの先端部よりも上流側に位置するようにされるとと
もに先端部から粉粒体が落下するようにされ、前記副シ
ュートには、粉粒体の流れ方向に沿って一定幅の両側壁
を有する細幅の溝が形成され、この溝の前記両側壁上端
には上方に拡開する縁板が連設されて、前記溝の内側面
上部に取扱粉粒体の流量の識別ラインが付されているこ
とを特徴とするものである。
本考案における流量の識別ラインとしては、線を刻設す
るほか、縁板との境界線を形成することが好ましい。
また、本考案における前記シュート先端部の溝の断面形
状としては、四角形、矩形、半円形、U字形、V字形、
または逆台形などが好ましい。
作用: このような本考案によれば主シュートの基部上に投入さ
れる粉粒体は、付与される振動によって順次前進し、こ
の際振動条件を設定して粉粒体の流れが薄膜状になるよ
うに整えておけば平均的に流動せしめられ、主シュート
の先端部に付設の副シュート基端部に流化する。こうし
て流化する粉粒体は団子状になっていても副シュート上
への落下衝撃で分散され、流れ方向に沿って一定幅の両
側壁を有する細幅の溝によって流れの幅を狭められてそ
の溝内に集められて進行することとなる。なお、副シュ
ート上への粉粒体の落下の際、主シュートの先端部より
も副シュートの基端部が上流側に位置するようにされて
いるので、団子状の粉粒体が砕ける際に流化点を中心に
副シュートの上流側および下流側に分散されることとな
る。こうして、少量の粉粒体であっても細幅の溝によっ
て平均的に流動させることができ、この粉粒体の流量を
識別ラインによって的確に視認することができる。そし
て流動する粉粒体がその識別ラインより上になると過剰
となり、識別ラインより下になると少ないというように
流量の限界レベルを簡単に判断できることとなり、この
状況に応じて振動条件の設定を調節したり、シュート内
に設けられるゲートの間隙の調整を行うようにして、粉
粒体の流量を最適状態に設定することが可能となる。
実施例: 次に本考案を実施例について図面を参照しつつ説明すれ
ば、次の通りである。
第1図に示すのは、本考案による振動フイーダーの一具
体例であって、1は振動フイーダー全体を示し、基台2
と圧電振動子5を付した支持体3と、シュート10とから
なり、シュート10の後半部内には背後に立設されたスタ
ンド8にブラケット8′を介して取り付けられたホッパ
ー7が配設されている。
基台2は取付部に振動吸収のためのコイルバネ4(これ
に限定されず、防振ゴムを配してもよい)を介在させて
機械等に取り付けられる。支持体3は直立よりやや傾斜
した角度で配された圧電振動子5付設の支持片5′,5
と、基台2に対する取付片3′と、シュート10を取り付
ける受支片3″とを、平行四辺形状に一体化形成されて
いる。なお、支持片5′の上部には板ばね5″を配し、
振動がシュート10に対し確実に伝達されるように構成さ
れている。6はウエイトである。
シュート10の後半部に上方から挿入した状態で配設のホ
ッパー7は、その先端下縁とシュート10上面との間隙を
比較的狭い状態に保たれるようにし、当該部分をゲート
7′として、送り出される粉粒体(薬剤)が薄膜状にな
って流動するようにしておく。
このように構成された振動フイーダー1において、シュ
ート10は、第1図乃至第3図で示すように、基台2に対
して支持体3を介しほぼ水平状態で取り付けてあり、主
シュート11が前記ホッパー7を受け入れる深さと幅とを
所有し、先端部に主シュート11とは別体の所要長さの副
シュート12を落差を作って付設され、この副シュート12
部は細幅の断面矩形の溝13にされ、この溝13の両縁上部
に上向き外拡がりの縁板14をそれぞれ一体に設けて、主
シュート11の流動幅が両縁板14間に収まるよう、その一
部をラップさせて設けてある。溝13形成部の内面上部に
は、予め最適の流量となる粉粒体の流動層の高さに見合
った位置に、識別ライン15を刻設し、指標となるように
されてある。
このような構成としたことで、取り扱う薬剤の粉粒体A
をホッパー7内に投入して、圧電振動子5を発振させる
と、所要の振動数でシュート10が振動し、ホッパー7先
端下部のゲート7′を潜って粉粒体Aが薄層になって流
動し、主シュート11端に付設の副シュート12基端部に流
下する。主シュート11に比べて副シュート12は流れ方向
に沿って一定幅でかつ細幅の溝13に形成されているの
で、流下の際傾斜する縁部14により流れを狭められ、溝
13内で粉粒体Aは厚い層となって流動される。この溝13
内を流動される粉粒体Aが識別ライン15に対してどの程
度近づく高さ(層の厚み)で流動されるかを、予め設定
した流量によって判別できるようにしておけば、作業者
はこの識別ライン15と流動している粉粒体Aの層上面と
を見比べて判断基準にすればよい。
要するに本考案のシュートを採用すれば、微小流量の薬
剤を主シュート11で流動させた状態では確実な流量が視
認しただけで判断できないが、これをシュート先端部の
副シュート12で溝13部に集合させて流動層を厚くするこ
とにより、この溝13内側面に付した識別ライン15を基準
にして判別することで、ほぼ正確な判断を下せるように
したのである。
なお、この考案の趣旨に則すれば、主シュートと副シュ
ートとを別体にすることなく、1個のシュートの先端部
を主体部の内底面よりやや下げて溝部を形成する構成に
すれば、上記と同様の作用効果を得ることができる。
また、上記の具体例では溝の形状が矩形断面のものであ
ったが、これを四角形や逆台形、または半円形、U字
形、V字形などにすることもできる。さらに、溝内側面
に所要の間隔で上下に複数の識別ラインを刻設し、区別
して流量の設定をすることもできる。また、溝形成部と
縁板との境界部に折線を形成して、これを識別ラインと
してもよい。
考案の効果: 本考案によれば、微少量に分割するような薬剤の分包機
に併設するフイーダーとして、このフイーダーに対して
供給された薬剤を薄膜状に流動させ、これを溝部で目視
して識別できるようにしたことで、薬剤分包機の分割升
に対して少量ずつ確実に供給することが可能となり、薬
剤分包機の分包精度を高めるのに効力を発揮できること
になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による薬剤分配用振動フイーダーの一実
施例縦断面図、第2図は第1図のII−II視図、第3図は
シュート先端部の斜視図である。 1…振動フイーダー、2…基台 3…支持体、5…圧電振動子 7…ホッパー、7′…ゲート 10…シュート、11…主シュート 12…副シュート、13…溝部 14…縁板、15…識別ライン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉粒体が投入されるホッパーと、このホッ
    パーの下方に設けられ振動が付与されるシュートとを備
    える振動フィーダーであって、前記シュートは、主シュ
    ートとその主シュートの先端部下方に落差をもって付設
    される副シュートとを備え、この副シュートは、基端部
    が前記主シュートの先端部よりも上流側に位置するよう
    にされるとともに先端部から粉粒体が落下するようにさ
    れ、前記副シュートには、粉粒体の流れ方向に沿って一
    定幅の両側壁を有する細幅の溝が形成され、この溝の前
    記両側壁上端には上方に拡開する縁板が連設されて、前
    記溝の内側面上部に取扱粉粒体の流量の識別ラインが付
    されていることを特徴とする薬剤分配用振動フィーダ
    ー。
JP1987184794U 1987-12-02 1987-12-02 薬剤分配用振動フィーダー Expired - Lifetime JPH078405Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987184794U JPH078405Y2 (ja) 1987-12-02 1987-12-02 薬剤分配用振動フィーダー

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987184794U JPH078405Y2 (ja) 1987-12-02 1987-12-02 薬剤分配用振動フィーダー

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JPH0188615U JPH0188615U (ja) 1989-06-12
JPH078405Y2 true JPH078405Y2 (ja) 1995-03-01

Family

ID=31476132

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987184794U Expired - Lifetime JPH078405Y2 (ja) 1987-12-02 1987-12-02 薬剤分配用振動フィーダー

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KR20160092215A (ko) * 2015-01-27 2016-08-04 류재경 산제 조제기

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