JPH078403B2 - コンクリ−ト用アンカにおけるアンカ体の製造方法 - Google Patents

コンクリ−ト用アンカにおけるアンカ体の製造方法

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JPH078403B2
JPH078403B2 JP14878886A JP14878886A JPH078403B2 JP H078403 B2 JPH078403 B2 JP H078403B2 JP 14878886 A JP14878886 A JP 14878886A JP 14878886 A JP14878886 A JP 14878886A JP H078403 B2 JPH078403 B2 JP H078403B2
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益夫 石原
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はアンカ体とプラグとの組合せからなり,プラグ
のくさび作用でアンカ体の先端部が外側方へ拡開させら
れるコンクリート用アンカにおけるアンカ体の製造方法
に関するものであり,コンクリートや岩石に穿設した取
付孔の中で拡開固定させることにより建築構築部材,機
械などを止め着けるためのアンカ体の製造に利用され
る。
従来の技術 アンカ体とプラグとの組合せからなり,プラグのくさび
作用でアンカ体の先端部が外側方へ拡開させられるコン
クリート用アンカの内で,プラグをアンカ体に基端側か
ら差込んで圧入することにより先端部を拡開する形式の
ものは,プラグ本体の先端部に先端面へ向つて小径とな
る傾斜孔を必要とする。この傾斜孔をドリルによる切削
加工で形成するのはきわめて面倒であるので,アンカ体
の丸棒状素材の先端部に均一径の予備孔を設けてそこに
テーパ付きのポンチを圧入し,塑性変形を生じさせて傾
斜孔を形成する技術が特開昭57−209737号公報に紹介さ
れている。
一方,アンカ体31の傾斜孔を有する先端部の外側周面に
周方向へ延びる凹凸条32を設けたもの(第11図)は前記
特開昭57−209738号公報,実公昭40−23288号公報など
で知られており,またアンカ体31の先端部外側周面を平
滑面33としたもの(第12図)は実開昭55−166909号公報
などで知られている。
発明が解決しようとする問題点 第11図のものは,拡開したときコンクリートに穿設した
取付孔の孔壁への喰付きを良好ならしめ引抜強度の向上
を意図するため凹凸条32を設けたものであるが,外側方
へ曲げられて拡開する部分に厚肉部分と薄肉部分とが長
手方向に交互に現われているため剛性が劣化するととも
に,孔壁へ喰込む際にコンクリートを破壊して期待して
引抜強度が得られない。第12図のものは,前記のような
欠点を避けるため平滑面33としたものであるが,孔壁と
の単なる接触による摩擦抵抗のみで引抜強度を得ている
ので大きな必張りに耐えることができない。尚,斜めの
交叉方向へ延びるローレツト(綾目ローレツト)を先端
部外側周面に設けたものであるが,孔壁を第11図のもの
よりも細かく砕いて破壊するので効果がない。
これに対して,本願発明者が開発した先端部の外側周面
に長手方向へ延びるローレツト(平目ローレツト)34を
設けたアンカ体31(第10図)は,横断面積が長手方向均
一で剛性にすぐれており,またローレツト34は孔壁に長
手方向に喰込んでコンクリートと噛合うとともに第12図
のものに比べて広い面積で接触し大きな摩擦抵抗を発生
するので大きな引抜強度が得られる。
本発明はこの第10図に示されているようなアンカ体を殆
んど切削加工によることなく容易に且つ素材を無駄にし
ないで製造する方法を提供するものである。
問題点を解決するための手段 本発明は,丸棒状の素材に両端から深絞り加工によつて
異径の予備孔を形成するとともにこれらを互いに連通し
て筒材を作る工程;筒材をダイスに嵌装して基端から先
端側の小径の予備孔へ向つてテーパ付きのポンチを圧入
し,このポンチによつて小径の予備孔を傾斜孔に成形す
ると同時に,その際に筒材の先端部外側周面がダイスに
押付けられることによつて長手方向へ延びるローレツト
を形成する工程;先端部に長手方向へ延びる割溝を設け
る工程;から構成したことにより前記問題点を解決する
ための手段とした。
実 施 例 本発明の実施例を図面に基いて説明すると,所定直径の
丸棒材を所要長さに切断して素材1(第1図)とし,両
端面に浅いくぼみ2,3をフオーマにより鍛造形成する
(第2図)。製品の先端となる端面のくぼみ2は基端と
なる端面のくぼみ3よりも小径である。
この準備工程を終えた素材1に第一工程として両端面か
ら深絞り加工によつて異径の予備孔4,5を形成する(第
3図,第4図)。この予備孔4,5はダイスとポンチとを
用いて形成されるものでありその順序は任意であるが,
例えば先端側のくぼみ2に第一のポンチを嵌込み素材1
と心合わせをして押込むことにより所要深さの小径の予
備孔4を形成し,次に基端側のくぼみ3に第二のポンチ
を嵌込み素材1と心合わせをして押込むことにより所要
深さの前記よりも大径の予備孔5を形成する。
次で,第二工程として小径の予備孔4と等しい径のポン
チを大径の予備孔5に差込んで二つの予備孔4,5の間の
残留肉部6を打抜き除去してこれらの予備孔4,5を互い
に連通させ,この工程によつて異径の予備孔4,5を有す
る筒材7が作られる(第5図)。
前記筒材7に第三工程として傾斜孔8,ローレツト9およ
び鍔10が形成される(第6図)。即ち,この工程では第
9図に示すように,筒材7の全長よるも少し短かい長さ
の保持孔21の底部内側周面に保持孔21の中心軸線方向へ
延びる適当長の突条22の多数を設けるとともに入口端に
環状くぼみ23を設けたダイス24と,大径の予備孔5に密
に嵌装する軸部25の基部に鍔26を設けるとともに先端に
傾斜軸部27を設けたテーパ付きのポンチ28とが用いられ
る。小径の予備孔4を孔底側にして筒材7を保持孔21に
嵌込み,ポンチ28を大径の予備孔5から差込んで傾斜軸
部27を小径の予備孔4に圧入することによつて傾斜孔8
に成形するとともに筒材7の先端部外側周面を突条22に
喰込ませて長手方向へ延びるローレツト9を形成し,ま
たその際に保持孔21の入口から突出している筒材7の基
端を鍔26が押圧変形させて環状くぼみ23に圧入させ鍔10
を成形するのである。即ち,傾斜孔8,ローレツト9,鍔10
は塑性変形によつて形成されることとなる。
第三工程を終つた筒材7に第四工程として先端部に割溝
11が設けられ且つ大径の予備孔5が雌ねじ孔12に成形さ
れる(第7図,第8図)。この順序は任意であるが,例
えば先ず切削加工により先端面から大径の予備孔5に達
する長手方向へ延びる割溝11の複数一般には四個を周方
向等間隔で設け,次でねじ切加工により大径の予備孔5
を雌ねじ孔12とする。
最後に表面にメツキを施して第10図に示すようなアンカ
体31が得られるものである。
尚,基端の鍔10は第一工程で予備孔4,5のいずれかを形
成する際に形成することもあるが,アンカ体によつては
設けない場合がある。また,雌ねじ孔12はボルト付きプ
ラグを用いるアンカ体の場合には設けられない。
発明の効果 第10図に示されている本発明によつて製造されたアンカ
体と第11,12図に示されている従来品とを長さ40mm,外径
12mmの同一寸法に作るとともにそれらの傾斜孔および拡
開用のプラグも同一寸法とし,コンクリートに異なる径
の取付孔を穿設してその中で拡開させ引抜強度の試験を
行なつたところ,第13図のような結果が得られ,本発明
によるアンカ体が従来品に比べ大きな引抜荷重に耐える
ことが確認された。
本発明は,このようなアンカ体を丸棒状の素材から深絞
りによる異径の予備孔の形成とその連通,テーパ付きの
ポンチによる小径の予備孔から傾斜孔の形成および長手
方向ローレツトの形成,割溝の形成を経て作るものであ
り,割溝以外は切削加工によらずに形成できるため容易
に且つ短時間でしかも素材を無駄にしないですぐれた機
能をもつアンカ体を製造できるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図,第2図,第3図,第4図,第5図,第6図,第
7図,第8図は本発明による製造過程の一例を示す断面
図,第9図は第三工程に用いるダイスとポンチの断面
図,第10図は本発明によつて製造されたアンカ体の一例
の一部切截した正面図,第11図,第12図は従来のアンカ
体の一部切截した正面図,第13図は引抜強度の試験結果
を示す図である。 1……素材,4,5……予備孔,7……筒材,8……傾斜孔,9…
…ローレツト,11……割溝,24……ダイス,28……ポン
チ,

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】丸棒状の素材に両端から深絞り加工によつ
    て異径の予備孔を形成するとともにこれらを互いに連通
    して筒材を作る工程; 筒材をダイスに嵌装して基端から先端側の小径の予備孔
    へ向つてテーパ付きのポンチを圧入し,このポンチによ
    つて小径の予備孔を傾斜孔に成形すると同時に,その際
    に筒材の先端部外側周面がダイスに押付けられることに
    よつて長手方向へ延びるローレツトを形成する工程; 先端部に長手方向へ延びる割溝を設ける工程; からなることを特徴とするコンクリート用アンカにおけ
    るアンカ体の製造方法。
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US7285067B2 (en) * 2005-06-30 2007-10-23 Fisher Dynamics Corporation Rotary recliner
CN101885007A (zh) * 2010-05-30 2010-11-17 魏传元 锚杆变径机

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