JPH0784024A - 音声情報提供装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スーパーマーケット等において、異なる売場
毎の売場情報の中で自分の存在する売場情報のみを自動
的に選択して音声情報として伝える音声情報提供装置を
提供する。 【構成】 位置情報を有する電波を発信器６から発信さ
せ、この電波をカート１に取り付けられた受信器２で受
信する。受信器２により受信された位置情報は位置認識
部３で解析され、この解析結果に基づき記憶装置４から
その位置に関する売場情報を読出し、音声変換装置５で
音声として出力される。 【効果】 発信器を売場内の各位置毎に設けておけば、
自動的に現在のカート位置に対応する売場情報が可聴音
で出力される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は音声情報提供装置に関
し、特に大型店舗の売場情報を音声にて案内する、カー
トに設置して用いられる音声情報提供装置に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来、大型の店舗等（例スーパーマーケ
ット）にて売場を把握するには、案内提示を見るか店内
案内の放送等を聞くことによるが、特に目の不自由な人
が、売場の詳細な情報を把握するには、付き添いの人が
必要となり、本人自身で把握することが困難であった。

【０００３】今後、大規模小売店舗法の法規制の緩和に
伴い、増々大型（広い）店舗の出店が増えることが予測
されるが、健常者であっても広い店内の売場をすぐに把
握することは困難であった。

【０００４】そこで、スーパーマーケット等で使用され
る従来のカートに、商品を運ぶための機能に加えて、音
声にて、異なる売場毎の売場情報を音声にて流すことが
可能ならば大変便利である。

【０００５】実開平１−６９５６２号公報には、異なる
場所における情報を音声にて提供する案内装置が開示さ
れている。

【０００６】上述した実開平１−６９５６２号公報に
は、ゴルフカートに搭載したゴルフカート用音声案内装
置であり、図２に示すようにホール毎の情報を押ボタン
スイッチ８を押下する度に１つずつ先のホールについて
スピーカ９にて発声するようになっており、さらに、ホ
ールの案内情報を記憶したＩＣカード１０は音声出力回
路１１にコネクタ１２で着脱可能なゴルフカート用音声
案内装置が開示されている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このゴ
ルフカート用音声案内装置は現在自分が存在するホール
との関連で情報を聞くには、あくまで手動でボタンを押
して、情報を選択しなければならないという欠点があ
る。また、常時自分の現在位置を正確に認識しておく必
要があるという欠点もある。

【０００８】本発明の目的はスーパーマーケット等にお
いて異なる売場毎の売場情報を、自分の存在する売場情
報のみを自動的に選択して、音声情報として伝える音声
情報提供装置を提供することである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明の音声情報提供装
置は、位置情報を有する電波を発信する発信手段と、前
記電波を受信する受信手段と、この受信された電波を基
に位置を解析する位置認識手段と、前記位置認識手段で
解析された位置情報に対応する情報を音声に変換し、音
声情報を提供する音声変換手段とを有することを特徴と
する。

【００１０】

【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して説明
する。

【００１１】図１は、本発明の音声情報提供装置を搭載
したカートの構成図である。位置情報を指向性のある電
波として発信器６から送信する。尚、発信器６は店舗内
に複数設置されており、各々の発信器６からは固有の位
置情報が送信される。

【００１２】発信器６から送信された位置情報を有する
電波を受信器２で受信し、その位置情報を含む電波を位
置認識部３へ入力する。

【００１３】入力された位置情報を含む電波を元に、現
在位置が店舗内部のどの位置であるかを解析する。位置
認識部３で解析された位置情報を書換え可能で着脱可能
な記憶装置４へ入力する。この記憶装置４では、位置認
識部３で解析された位置情報と店舗の各売場毎の詳細情
報とが対比して予め記憶されている。

【００１４】記憶装置４では、入力された位置認識部３
で解析された位置情報に対応する店舗の各売場毎の詳細
情報を検索し割り出す。次に割り出された各売場毎の詳
細情報は音声変換装置５へ入力される。

【００１５】尚、各売場のレイアウト、商品等が変更さ
れた場合は、その変更内容と見合う各売場毎の詳細情報
と記憶装置４に既に記憶されている各売場毎の詳細情報
とが書換えられる。

【００１６】次に、音声変換装置５に入力された各売場
毎の詳しい情報は音声に変換され、カートを操作してい
る人に各売場毎の詳しい情報を知らせる。

【００１７】一度で確認できずに再度各売場の情報を確
認したい場合には、リピートスイッチ７を押下すること
により、再度音声にて各売場の情報を案内することがで
きる。

【００１８】尚、リピートスイッチ７を押下する度に同
じ各売場毎の詳しい情報を聞くことができるが、カート
を別の場所へ移動させ、別の発信器６から送信される別
の位置情報を有する電波を受信器２で受信し、当該別の
位置情報を有する電波を位置認識部３へ入力し位置情報
を解析し、解析された別の位置情報を記憶装置４で別の
位置情報と対応する別の各売場毎の詳細情報を割り出
し、割り出された別の各売場毎の詳細情報が音声変換装
置５へ新たに入力される。

【００１９】このとき、音声変換装置５に既に入力され
ている各売場の詳細情報は消去される。この際、リピー
トスイッチ７を押下すると新たに入力された各売場毎の
詳しい情報が音声にてカートの操作者へ案内される。

【００２０】

【発明の効果】本発明によれば、音声によって自分の存
在する店舗売場や詳細情報を知ることができ、顧客の中
でも特に目の不自由な人や初めて店を訪れる人等に容易
に売場を認識させることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の音声情報提供装置を搭載したカートの
構成図である。

【図２】従来のゴルフカート用音声案内装置の構成図で
ある。

【符号の説明】

１ カート ２ 受信器 ３ 位置認識部 ４ 記憶装置 ５ 音声変換装置 ６ 発信器 ７ リピートスイッチ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 位置情報を有する電波を発信する発信手
   段と、前記電波を受信する受信手段と、この受信された
   電波を基に位置を解析する位置認識手段と、前記位置認
   識手段で解析された位置情報に対応する情報を音声に変
   換し、音声情報を提供する音声変換手段とを有すること
   を特徴とする音声情報提供装置。
2. 【請求項２】 前記音声変換手段は、前記位置情報に対
   応する情報を記憶する情報記憶手段を有することを特徴
   とする請求項１記載の音声情報提供装置。
3. 【請求項３】 前記情報記憶手段は、前記位置情報に対
   応する情報を自由に書き換え可能であることを特徴とす
   る請求項２記載の音声情報提供装置。
4. 【請求項４】 前記位置情報に対応する情報は、大規模
   店舗の売場情報であることを特徴とする請求項３記載の
   音声情報提供装置。
5. 【請求項５】 前記受信手段、位置認識手段及び音声変
   換手段は店舗内のカートに取付けられていることを特徴
   とする請求項１〜４いづれか記載の音声情報提供装置。