JPH0783958B2 - 回転式粉末圧縮成形機 - Google Patents
回転式粉末圧縮成形機Info
- Publication number
- JPH0783958B2 JPH0783958B2 JP20631493A JP20631493A JPH0783958B2 JP H0783958 B2 JPH0783958 B2 JP H0783958B2 JP 20631493 A JP20631493 A JP 20631493A JP 20631493 A JP20631493 A JP 20631493A JP H0783958 B2 JPH0783958 B2 JP H0783958B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- bearing block
- upper roll
- molding machine
- compression
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B11/00—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
- B30B11/02—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space
- B30B11/08—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space co-operating with moulds carried by a turntable
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末を圧縮して錠剤等
を成形するための回転式粉末圧縮成形機に関し、特に、
その上ロールを支承する部分の改良に係るものである。
を成形するための回転式粉末圧縮成形機に関し、特に、
その上ロールを支承する部分の改良に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】錠剤や電子部品等を成形するための回転
式粉末圧縮成形機として、フレーム内に回転盤を立シャ
フトを介して水平回転可能に配設し、その回転盤に複数
の臼を所定のピッチで設けるとともに、各臼の上下に上
杵及び下杵を上下摺動可能に保持させておき、杵先を臼
内に挿入した上杵と下杵とを上ロールと下ロール間を通
過させることにより臼内に充填した粉末を圧縮成形する
ようにしたものが知られている。
式粉末圧縮成形機として、フレーム内に回転盤を立シャ
フトを介して水平回転可能に配設し、その回転盤に複数
の臼を所定のピッチで設けるとともに、各臼の上下に上
杵及び下杵を上下摺動可能に保持させておき、杵先を臼
内に挿入した上杵と下杵とを上ロールと下ロール間を通
過させることにより臼内に充填した粉末を圧縮成形する
ようにしたものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の成
形機においては、上下杵が上下ロールの外周面に繰り返
し大きな力で圧接するため、上下ロールに損傷や摩耗が
発生することは避けられず、修理や交換のために取り外
すことが必要となる。
形機においては、上下杵が上下ロールの外周面に繰り返
し大きな力で圧接するため、上下ロールに損傷や摩耗が
発生することは避けられず、修理や交換のために取り外
すことが必要となる。
【０００４】ところが、従来、上ロールは、フレームの
天井盤に一体に形成された軸受ブロックあるいは、天井
盤の下面にボルト等により止着された軸受ブロックに支
軸を介して支持されており、取り外しが非常に難しいと
いう問題がある。すなわち、この種の上ロールは種々の
部品が高密度に配置された回転盤の真上に配置されてい
るため、その場で支軸を軸受ブロックから抜き取るだけ
では取り外すことができない。そのため、従来は、フレ
ームを分解し、その天井盤とともに上ロールを取り外し
て修理あるいは交換を行うようにしている。ところが、
フレームを分解するには、チェーンブロック等の設備を
備えた作業場に成形機全体を移動させなければならない
ことも少なくないのが現状であり、大掛かりな作業が要
求されるという問題がある。
天井盤に一体に形成された軸受ブロックあるいは、天井
盤の下面にボルト等により止着された軸受ブロックに支
軸を介して支持されており、取り外しが非常に難しいと
いう問題がある。すなわち、この種の上ロールは種々の
部品が高密度に配置された回転盤の真上に配置されてい
るため、その場で支軸を軸受ブロックから抜き取るだけ
では取り外すことができない。そのため、従来は、フレ
ームを分解し、その天井盤とともに上ロールを取り外し
て修理あるいは交換を行うようにしている。ところが、
フレームを分解するには、チェーンブロック等の設備を
備えた作業場に成形機全体を移動させなければならない
ことも少なくないのが現状であり、大掛かりな作業が要
求されるという問題がある。
【０００５】本発明は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。
とを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係る回転式粉末圧縮成形機は、
フレーム内に回転盤を立シャフトを介して水平回転可能
に配設し、その回転盤に複数の臼を所定のピッチで設け
るとともに、各臼の上下に上杵及び下杵を上下摺動可能
に保持させておき、杵先を臼内に挿入した上杵と下杵と
を上ロールと下ロール間を通過させることにより臼内に
充填した粉末を圧縮成形するようにした回転式粉末圧縮
成形機において、上ロールを軸支する軸受ブロックを前
記フレームに設けた摺動案内部に支承させ、前記上ロー
ルをその軸受ブロックとともに外側方へスライド移動さ
せ得るように構成したことを特徴とする。
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係る回転式粉末圧縮成形機は、
フレーム内に回転盤を立シャフトを介して水平回転可能
に配設し、その回転盤に複数の臼を所定のピッチで設け
るとともに、各臼の上下に上杵及び下杵を上下摺動可能
に保持させておき、杵先を臼内に挿入した上杵と下杵と
を上ロールと下ロール間を通過させることにより臼内に
充填した粉末を圧縮成形するようにした回転式粉末圧縮
成形機において、上ロールを軸支する軸受ブロックを前
記フレームに設けた摺動案内部に支承させ、前記上ロー
ルをその軸受ブロックとともに外側方へスライド移動さ
せ得るように構成したことを特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明によれば、軸受ブロックを従来どおりの
位置に固定しておくことによって、上ロールに上杵を転
接させることができ、該上ロールに基本的な機能を発揮
させることができる。
位置に固定しておくことによって、上ロールに上杵を転
接させることができ、該上ロールに基本的な機能を発揮
させることができる。
【０００８】上ロールの点検や取り外しに際しては、軸
受ブロックの固定状態を解き、この軸受ブロックを摺動
案内部に沿って外側方にスライド移動させる。それによ
って、上ロールを回転盤から外れた位置にまで引き出す
ことができ、その外周面の点検を楽に行うことが可能と
なる。また、軸受ブロックを所要位置にまで引き出す
と、上ロールの下方に回転盤や杵が存在しなくなるた
め、その位置で支軸を抜き取ることによって、軸受ブロ
ックから上ロールのみを取り外すことができることにな
る。さらに、チェーンブロックやフォークリフトが使用
可能な状況下においては、フレームを分解することなし
に軸受ブロックを上ロールとともにフレーム外に取り外
すことも可能になる。
受ブロックの固定状態を解き、この軸受ブロックを摺動
案内部に沿って外側方にスライド移動させる。それによ
って、上ロールを回転盤から外れた位置にまで引き出す
ことができ、その外周面の点検を楽に行うことが可能と
なる。また、軸受ブロックを所要位置にまで引き出す
と、上ロールの下方に回転盤や杵が存在しなくなるた
め、その位置で支軸を抜き取ることによって、軸受ブロ
ックから上ロールのみを取り外すことができることにな
る。さらに、チェーンブロックやフォークリフトが使用
可能な状況下においては、フレームを分解することなし
に軸受ブロックを上ロールとともにフレーム外に取り外
すことも可能になる。
【０００９】本圧縮用の上ロールと予備圧縮用の上ロー
ルを共通の軸受ブロックに軸支させておけば、これらの
上ロールを同時に引き出して点検したり交換することが
可能となり、作業効率をより向上させることができる。
ルを共通の軸受ブロックに軸支させておけば、これらの
上ロールを同時に引き出して点検したり交換することが
可能となり、作業効率をより向上させることができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図４を参照
して説明する。
して説明する。
【００１１】図１は、本発明の回転式粉末圧縮成形機１
００の全体構成を示している。ただし、上ロール部分に
ついてはその構造を明示するために、図３に示すＡ−Ａ
線に沿った断面により示している。
００の全体構成を示している。ただし、上ロール部分に
ついてはその構造を明示するために、図３に示すＡ−Ａ
線に沿った断面により示している。
【００１２】この回転式粉末圧縮成形機１００は、フレ
ーム１内に回転盤３を立シャフト２を介して水平回転可
能に配設し、その回転盤３に複数の臼４を所定のピッチ
で設けるとともに、各臼４の上下に上杵５及び下杵６を
上下摺動可能に保持させてある。上杵５と下杵６とのそ
れぞれの先端を臼４に挿入した状態で、上ロール８と下
ロール９との間を通過させると、臼４内に充填した粉末
を圧縮成形し得るように、上ロール８と下ロール９とが
立シャフト２を中心として回転盤３の上下位置に配設し
てある。そしてその臼４内に粉末を充填する粉末充填機
構７が、回転盤３の上方から回転盤３に向けて取り付け
られている。
ーム１内に回転盤３を立シャフト２を介して水平回転可
能に配設し、その回転盤３に複数の臼４を所定のピッチ
で設けるとともに、各臼４の上下に上杵５及び下杵６を
上下摺動可能に保持させてある。上杵５と下杵６とのそ
れぞれの先端を臼４に挿入した状態で、上ロール８と下
ロール９との間を通過させると、臼４内に充填した粉末
を圧縮成形し得るように、上ロール８と下ロール９とが
立シャフト２を中心として回転盤３の上下位置に配設し
てある。そしてその臼４内に粉末を充填する粉末充填機
構７が、回転盤３の上方から回転盤３に向けて取り付け
られている。
【００１３】フレーム１の略中央部には軸受２１により
軸支された立シャフト２が配設してあり、この立シャフ
ト２の下端近傍にウォームホィール２２が固定してあ
り、このウォームホィール２２にウォーム２３及びベル
ト２４を介してモータ２５の回転駆動力が伝達されるよ
うになっている。そして、この立シャフト２の上端近傍
に、３つの機能部分に分けられる回転盤３が固定してあ
る。回転盤３は、その下側部分に設けられて下杵６を上
下摺動可能に保持する下杵保持部３１と、上側部分に設
けられて上杵５を上下摺動可能に保持する上杵保持部３
２と、その上杵保持部３２と下杵保持部３１との間に設
けられて、臼４を着脱可能に嵌装するための臼取付孔が
同一円周上に複数個設けてある臼部３３とから構成され
ている。上杵保持部３２及び下杵保持部３１は、上杵５
及び下杵６を摺動移動可能に保持する杵保持孔がそれぞ
れ複数穿設されている。この回転盤３において、下杵６
と上杵５と臼４とは、縦方向につまりその中心が同一直
線上に位置するように、それぞれの杵保持孔と臼取付孔
とが穿設されている。
軸支された立シャフト２が配設してあり、この立シャフ
ト２の下端近傍にウォームホィール２２が固定してあ
り、このウォームホィール２２にウォーム２３及びベル
ト２４を介してモータ２５の回転駆動力が伝達されるよ
うになっている。そして、この立シャフト２の上端近傍
に、３つの機能部分に分けられる回転盤３が固定してあ
る。回転盤３は、その下側部分に設けられて下杵６を上
下摺動可能に保持する下杵保持部３１と、上側部分に設
けられて上杵５を上下摺動可能に保持する上杵保持部３
２と、その上杵保持部３２と下杵保持部３１との間に設
けられて、臼４を着脱可能に嵌装するための臼取付孔が
同一円周上に複数個設けてある臼部３３とから構成され
ている。上杵保持部３２及び下杵保持部３１は、上杵５
及び下杵６を摺動移動可能に保持する杵保持孔がそれぞ
れ複数穿設されている。この回転盤３において、下杵６
と上杵５と臼４とは、縦方向につまりその中心が同一直
線上に位置するように、それぞれの杵保持孔と臼取付孔
とが穿設されている。
【００１４】回転盤３に保持された上杵５は、立シャフ
ト２の上端近傍に取り付けられた案内レール５１によ
り、粉末充填機構７の近傍で最も高い位置まで案内さ
れ、上ロール８に達する位置ではその上ロール８下に入
り込む低い位置にまで案内されるようになっている。ま
た、下杵６は、回転盤３の下側に設けられた低下器６１
により上下され、下ロール９による圧縮が終了した後、
圧縮により成形された成形物を臼４から取り出す際に最
高位置まで案内されるようになっている。
ト２の上端近傍に取り付けられた案内レール５１によ
り、粉末充填機構７の近傍で最も高い位置まで案内さ
れ、上ロール８に達する位置ではその上ロール８下に入
り込む低い位置にまで案内されるようになっている。ま
た、下杵６は、回転盤３の下側に設けられた低下器６１
により上下され、下ロール９による圧縮が終了した後、
圧縮により成形された成形物を臼４から取り出す際に最
高位置まで案内されるようになっている。
【００１５】上ロール８と下ロール９とは上下で一対を
なしており、それぞれが予備圧縮用ロールと本圧縮用ロ
ールとの一対のロールで構成されている。なお、図１で
は、上ロール８及び下ロール９ともに、図３で示したＡ
−Ａ線に沿った断面により示している。それぞれの杵
５、６は、予備圧縮用ロールに転接した後、本圧縮用ロ
ールに転接するように、回転盤３の回転方向に対し予備
圧縮用ロール、本圧縮用ロールの順で配設される。上ロ
ール８を構成する予備圧縮用上ロール８１と本圧縮用ロ
ール８２とは、軸受８３を一体に備えており、別個の支
軸８４、８５により自在に回転できるように１つの上軸
受ブロックＵＢに保持されている。支軸８４、８５は、
立シャフト２側端部がその中央部分より小径になってお
り、外側方に抜き出すことができるようになっている。
なしており、それぞれが予備圧縮用ロールと本圧縮用ロ
ールとの一対のロールで構成されている。なお、図１で
は、上ロール８及び下ロール９ともに、図３で示したＡ
−Ａ線に沿った断面により示している。それぞれの杵
５、６は、予備圧縮用ロールに転接した後、本圧縮用ロ
ールに転接するように、回転盤３の回転方向に対し予備
圧縮用ロール、本圧縮用ロールの順で配設される。上ロ
ール８を構成する予備圧縮用上ロール８１と本圧縮用ロ
ール８２とは、軸受８３を一体に備えており、別個の支
軸８４、８５により自在に回転できるように１つの上軸
受ブロックＵＢに保持されている。支軸８４、８５は、
立シャフト２側端部がその中央部分より小径になってお
り、外側方に抜き出すことができるようになっている。
【００１６】上軸受ブロックＵＢは、その内部に予備圧
縮用上ロール８１と本圧縮用ロール８２とを収容する空
間ＵＢ１が形成してあり、フレーム１の側壁１１内面１
１ａの上縁近傍に設けられた摺動案内部ＳＧに支承さ
れ、常時は図示しないボルトによりフレーム１の天板１
２に固定してあり、固定を解除した場合に外側方へスイ
ラド移動することができるようになっている。すなわ
ち、上軸受ブロックＵＢの外側面上端縁には、側方に延
出された鍔部ＵＢ２が形成されており、この鍔部ＵＢ２
が摺動案内部ＳＧに載せられることにより上軸受ブロッ
クＵＢが支承されるものである。
縮用上ロール８１と本圧縮用ロール８２とを収容する空
間ＵＢ１が形成してあり、フレーム１の側壁１１内面１
１ａの上縁近傍に設けられた摺動案内部ＳＧに支承さ
れ、常時は図示しないボルトによりフレーム１の天板１
２に固定してあり、固定を解除した場合に外側方へスイ
ラド移動することができるようになっている。すなわ
ち、上軸受ブロックＵＢの外側面上端縁には、側方に延
出された鍔部ＵＢ２が形成されており、この鍔部ＵＢ２
が摺動案内部ＳＧに載せられることにより上軸受ブロッ
クＵＢが支承されるものである。
【００１７】摺動案内部ＳＧは、フレーム１の側壁１１
内面１１ａに設けられた水平溝ＳＧ１と、その水平溝Ｓ
Ｇ１に嵌装固定されるレール部材ＳＧ２とで形成されて
いる。レール部材ＳＧ２は、その上面とフレーム１天板
の下面との距離が鍔部ＵＢ２の厚みと略同一となるよう
に取り付けてある。この摺動案内部ＳＧは、フレーム１
の側壁１１の奥行き方向の全長に亘って形成してあるも
のであってよく、立シャフト２側には図示しないストッ
パが設けてあり、上軸受ブロックＵＢが固定位置より奥
に移動しないようにしてあり、側壁１１前端側はフレー
ム１内から上軸受ブロックＵＢを抜き出せるようになっ
ている。なお、レール部材ＳＧ２は、側壁１１に一体に
形成されるものであってもよい。
内面１１ａに設けられた水平溝ＳＧ１と、その水平溝Ｓ
Ｇ１に嵌装固定されるレール部材ＳＧ２とで形成されて
いる。レール部材ＳＧ２は、その上面とフレーム１天板
の下面との距離が鍔部ＵＢ２の厚みと略同一となるよう
に取り付けてある。この摺動案内部ＳＧは、フレーム１
の側壁１１の奥行き方向の全長に亘って形成してあるも
のであってよく、立シャフト２側には図示しないストッ
パが設けてあり、上軸受ブロックＵＢが固定位置より奥
に移動しないようにしてあり、側壁１１前端側はフレー
ム１内から上軸受ブロックＵＢを抜き出せるようになっ
ている。なお、レール部材ＳＧ２は、側壁１１に一体に
形成されるものであってもよい。
【００１８】このような構成において、上軸受ブロック
ＵＢは、回転式粉末圧縮成形機１００が運転される場合
には、予備圧縮用上ロール８１と本圧縮用上ロール８２
とが上杵５の軌道上にくるように固定されている。しか
して、予備圧縮用上ロール８１と本圧縮用上ロール８２
とを点検あるいは取り替える場合は、上軸受ブロックＵ
Ｂの固定を解除し、上軸受ブロックＵＢをフレーム１の
外側方にスライド移動させる。すなわち、上軸受ブロッ
クＵＢが本来の固定位置にある場合であれば、それぞれ
のロール８１、８２の下側には回転盤３や上杵５が存在
して、予備圧縮用上ロール８１と本圧縮用上ロール８２
との転接面を観察したり、支軸８４、８５を抜いても上
軸受ブロックＵＢからロールを取り外せないが、これを
外側方にスライド移動することにより、上軸受ブロック
ＵＢの下側に障害物をなくすことができる。この場合、
相当の重量を有する上軸受ブロックＵＢは、その鍔部Ｕ
Ｂ２が摺動案内部ＳＧに支承されているので、上軸受ブ
ロックＵＢを支持する設備は必要とせず、予備圧縮用上
ロール８１や本圧縮用上ロール８２の取り外しは、それ
を支持した状態でその支軸８４、８５を抜き取れば行え
る。また、この実施例のように、１つの軸受ブロックに
上ロール８を構成する予備圧縮用上ロール８１と本圧縮
用ロール８２とを軸支するものでは、上軸受ブロックＵ
Ｂをスライド移動することにより、一度にそれら２個の
ロールを点検したり取りは外したりすることができ、作
業効率をより向上させることができる。
ＵＢは、回転式粉末圧縮成形機１００が運転される場合
には、予備圧縮用上ロール８１と本圧縮用上ロール８２
とが上杵５の軌道上にくるように固定されている。しか
して、予備圧縮用上ロール８１と本圧縮用上ロール８２
とを点検あるいは取り替える場合は、上軸受ブロックＵ
Ｂの固定を解除し、上軸受ブロックＵＢをフレーム１の
外側方にスライド移動させる。すなわち、上軸受ブロッ
クＵＢが本来の固定位置にある場合であれば、それぞれ
のロール８１、８２の下側には回転盤３や上杵５が存在
して、予備圧縮用上ロール８１と本圧縮用上ロール８２
との転接面を観察したり、支軸８４、８５を抜いても上
軸受ブロックＵＢからロールを取り外せないが、これを
外側方にスライド移動することにより、上軸受ブロック
ＵＢの下側に障害物をなくすことができる。この場合、
相当の重量を有する上軸受ブロックＵＢは、その鍔部Ｕ
Ｂ２が摺動案内部ＳＧに支承されているので、上軸受ブ
ロックＵＢを支持する設備は必要とせず、予備圧縮用上
ロール８１や本圧縮用上ロール８２の取り外しは、それ
を支持した状態でその支軸８４、８５を抜き取れば行え
る。また、この実施例のように、１つの軸受ブロックに
上ロール８を構成する予備圧縮用上ロール８１と本圧縮
用ロール８２とを軸支するものでは、上軸受ブロックＵ
Ｂをスライド移動することにより、一度にそれら２個の
ロールを点検したり取りは外したりすることができ、作
業効率をより向上させることができる。
【００１９】なお、本発明は以上説明した実施例に限定
されるものではない。例えば、摺動案内部ＳＧとして
は、上記実施例のように、フレーム１の側壁１１内面１
１ａにレール部材ＳＧ２を取り付けるのではなく、図４
に示すように、側壁１１の内面１１ａの一部に段部１３
を形成するものであってもよい。この場合、その段部１
３に上軸受ブロックＵＢの下面を載置して支承させる構
成とするもので、段部１３は天板１２下面から上軸受ブ
ロックＵＢの高さと略同一の距離下方に離れた位置に設
けるものとする。また、上軸受ブロックＵＢは、上記実
施例とは異なり、その側面部に鍔部ＵＢ２を形成する必
要はなく、正面視長方形状をしていればよい。
されるものではない。例えば、摺動案内部ＳＧとして
は、上記実施例のように、フレーム１の側壁１１内面１
１ａにレール部材ＳＧ２を取り付けるのではなく、図４
に示すように、側壁１１の内面１１ａの一部に段部１３
を形成するものであってもよい。この場合、その段部１
３に上軸受ブロックＵＢの下面を載置して支承させる構
成とするもので、段部１３は天板１２下面から上軸受ブ
ロックＵＢの高さと略同一の距離下方に離れた位置に設
けるものとする。また、上軸受ブロックＵＢは、上記実
施例とは異なり、その側面部に鍔部ＵＢ２を形成する必
要はなく、正面視長方形状をしていればよい。
【００２０】また、上記実施例では、上ロール８及び下
ロール９がそれぞれ、１個の軸受ブロックに軸支された
予備圧縮用上ロールと本圧縮用ロールとからなるものを
説明したが、上軸受ブロックＵＢに１つのロールが軸支
されているものであってもよい。
ロール９がそれぞれ、１個の軸受ブロックに軸支された
予備圧縮用上ロールと本圧縮用ロールとからなるものを
説明したが、上軸受ブロックＵＢに１つのロールが軸支
されているものであってもよい。
【００２１】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【００２２】
【発明の効果】本発明は、以上に詳述したように、上ロ
ールを軸支する軸受ブロックは、フレームに設けた摺動
案内部に支承されて、上ロールをその軸受ブロックとと
もに外側方へスライド移動させ得るように構成されてい
るので、軸受ブロックを所要位置までスライド移動させ
ることができ、その移動位置を、上ロールの下に回転盤
や杵がない位置とすれば、上ロールの杵との転接面の点
検が容易にできることとなり、また、その位置で支軸を
抜き取ることにより、容易に上ロールのみをフレーム内
から取り出すことができる。さらに、軸受ブロックは、
外側方にスライド移動し得るようになっているので、前
記所要位置を超えて移動させれば、フレームを分解する
ことなしに軸受ブロックを上ロールとともにフレーム外
に取り外すことができる。
ールを軸支する軸受ブロックは、フレームに設けた摺動
案内部に支承されて、上ロールをその軸受ブロックとと
もに外側方へスライド移動させ得るように構成されてい
るので、軸受ブロックを所要位置までスライド移動させ
ることができ、その移動位置を、上ロールの下に回転盤
や杵がない位置とすれば、上ロールの杵との転接面の点
検が容易にできることとなり、また、その位置で支軸を
抜き取ることにより、容易に上ロールのみをフレーム内
から取り出すことができる。さらに、軸受ブロックは、
外側方にスライド移動し得るようになっているので、前
記所要位置を超えて移動させれば、フレームを分解する
ことなしに軸受ブロックを上ロールとともにフレーム外
に取り外すことができる。
【図１】本発明の一実施例を示す回転式粉末圧縮成形機
を示す正面断面図。
を示す正面断面図。
【図２】同実施例の要部を拡大して示す正面図。
【図３】同実施例の要部を拡大して示す上面断面図。
【図４】本発明の他の実施例を要部を拡大して示す正面
図。
図。
【符号の説明】 １…フレーム ２…立シャフト ３…回転盤 ４…臼 ５…上杵 ６…下杵 ８…上ロール ９…下ロール ＵＢ…上軸受ブロック ＳＧ…摺動案内部
Claims (2)
- 【請求項１】フレーム内に回転盤を立シャフトを介して
水平回転可能に配設し、その回転盤に複数の臼を所定の
ピッチで設けるとともに、各臼の上下に上杵及び下杵を
上下摺動可能に保持させておき、杵先を臼内に挿入した
上杵と下杵とを上ロールと下ロール間を通過させること
により臼内に充填した粉末を圧縮成形するようにした回
転式粉末圧縮成形機において、上ロールを軸支する軸受
ブロックを前記フレームに設けた摺動案内部に支承さ
せ、前記上ロールをその軸受ブロックとともに外側方へ
スライド移動させ得るように構成したことを特徴とする
回転式粉末圧縮成形機。 - 【請求項２】本圧縮用の上ロールと予備圧縮用の上ロー
ルとを、共通の軸受ブロックによって支承していること
を特徴とする請求項１記載の回転式粉末圧縮成形機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20631493A JPH0783958B2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 回転式粉末圧縮成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20631493A JPH0783958B2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 回転式粉末圧縮成形機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0751897A JPH0751897A (ja) | 1995-02-28 |
| JPH0783958B2 true JPH0783958B2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=16521251
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20631493A Expired - Fee Related JPH0783958B2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 回転式粉末圧縮成形機 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JPH0783958B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1993
- 1993-08-20 JP JP20631493A patent/JPH0783958B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0751897A (ja) | 1995-02-28 |
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