JPH0783780A - 真空度測定装置およびこれを用いた成膜装置 - Google Patents
真空度測定装置およびこれを用いた成膜装置Info
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- JPH0783780A JPH0783780A JP25370593A JP25370593A JPH0783780A JP H0783780 A JPH0783780 A JP H0783780A JP 25370593 A JP25370593 A JP 25370593A JP 25370593 A JP25370593 A JP 25370593A JP H0783780 A JPH0783780 A JP H0783780A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高性能で寿命の長い真空度測定装置を実現す
る。 【構成】 感度の経時的変化の少い3極管型電離真空測
定子9を少くとも1個用いることで真空度測定装置の精
度を向上させる。3極管型電離真空測定子9は2本のフ
ィラメント9d,9eを有し、各フィラメント9d,9
eはそれぞれ一方の引出線9fを共有しており、通常は
一方のフィラメント9dの出力に基づいて真空度を測定
する。他方のフィラメント9eは帯電防止用の抵抗9g
に接続され、前記一方のフィラメント9dが断線したと
きに他方のフィラメント9eの出力に基づいて真空度を
測定できるように構成されている。
る。 【構成】 感度の経時的変化の少い3極管型電離真空測
定子9を少くとも1個用いることで真空度測定装置の精
度を向上させる。3極管型電離真空測定子9は2本のフ
ィラメント9d,9eを有し、各フィラメント9d,9
eはそれぞれ一方の引出線9fを共有しており、通常は
一方のフィラメント9dの出力に基づいて真空度を測定
する。他方のフィラメント9eは帯電防止用の抵抗9g
に接続され、前記一方のフィラメント9dが断線したと
きに他方のフィラメント9eの出力に基づいて真空度を
測定できるように構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の薄膜を成膜する
成膜室等の真空槽の真空度を測定する真空度測定装置お
よびこれを用いた成膜装置に関するものである。
成膜室等の真空槽の真空度を測定する真空度測定装置お
よびこれを用いた成膜装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の薄膜を成膜する成膜装置は、成膜
室を高い真空度に真空引きしたうえで、必要があれば所
定の反応ガスを導入し、所定の圧力分布あるいは均一な
減圧状態に制御する必要がある。従って、成膜室内の真
空度を測定する真空度測定装置には極めて高い精度が要
求され、従来は、コールドカソード・ゲージやB−Aゲ
ージ等の真空測定子が用いられていた。
室を高い真空度に真空引きしたうえで、必要があれば所
定の反応ガスを導入し、所定の圧力分布あるいは均一な
減圧状態に制御する必要がある。従って、成膜室内の真
空度を測定する真空度測定装置には極めて高い精度が要
求され、従来は、コールドカソード・ゲージやB−Aゲ
ージ等の真空測定子が用いられていた。
【0003】図5は一般的な成膜装置の一例を示すもの
で、これは、図示しない真空ポンプによって真空引きさ
れる成膜室101と、その内部に設けられた基板ホルダ
102および蒸発源103と、ガスボンベ101aから
成膜室101に反応ガスを導入する一対の反応ガス導入
ライン104a,104bと、基板ホルダ102の外周
縁に近接して設けられた一対の真空度測定器105a,
105bと、これらの出力に基いて各反応ガス導入ライ
ン104a,104bの流量調節装置106a,106
bを制御する主コントローラ107を有し、成膜室10
1内を所定の真空度に真空引きしたうえで各反応ガス導
入ライン104a,104bから反応ガスを導入し、こ
れを蒸発源103から発生される蒸気と反応させ、基板
ホルダ102に保持された基板上で酸化物等の薄膜を形
成させるものである。
で、これは、図示しない真空ポンプによって真空引きさ
れる成膜室101と、その内部に設けられた基板ホルダ
102および蒸発源103と、ガスボンベ101aから
成膜室101に反応ガスを導入する一対の反応ガス導入
ライン104a,104bと、基板ホルダ102の外周
縁に近接して設けられた一対の真空度測定器105a,
105bと、これらの出力に基いて各反応ガス導入ライ
ン104a,104bの流量調節装置106a,106
bを制御する主コントローラ107を有し、成膜室10
1内を所定の真空度に真空引きしたうえで各反応ガス導
入ライン104a,104bから反応ガスを導入し、こ
れを蒸発源103から発生される蒸気と反応させ、基板
ホルダ102に保持された基板上で酸化物等の薄膜を形
成させるものである。
【0004】各真空度測定器105a,105bは前述
のように公知のコールドカソード・ゲージやB−Aゲー
ジ等の真空測定子を有し、その出力は測定器コントロー
ラ108a,108bを経て主コントローラ107に送
られる。最近では、コールドカソード・ゲージやB−A
ゲージに替えて、感度が経時的にほとんど変化しない3
極管型電離真空測定子を用いたものも開発されている。
のように公知のコールドカソード・ゲージやB−Aゲー
ジ等の真空測定子を有し、その出力は測定器コントロー
ラ108a,108bを経て主コントローラ107に送
られる。最近では、コールドカソード・ゲージやB−A
ゲージに替えて、感度が経時的にほとんど変化しない3
極管型電離真空測定子を用いたものも開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、成膜室内の真空度を測定する真空度測
定器がコールドカソード・ゲージやB−Aゲージ等を有
する場合には、これらの感度に個体間のバラつきがある
ために、成膜を開始する前に個々の真空測定子の感度の
調節が必要であり、加えて、各ゲージの感度が経時的に
著しく変化する傾向があるため、成膜サイクルが進むに
つれて測定誤差を発生しやすいという未解決の課題があ
る。また、最近開発された3極管型電離真空測定子を用
いた真空度測定装置は、感度の経時的変化は小さいもの
の、フィラメントが中心に1本だけしか設置されていな
いため、比較的寿命が短いうえにフィラメントが断線す
ると直ちに測定不能になり、真空度測定装置の交換ある
いは修理のために成膜を中断して成膜室を大気開放しな
ければならず、成膜装置のスループットが低下するとい
う未解決の課題がある。
の技術によれば、成膜室内の真空度を測定する真空度測
定器がコールドカソード・ゲージやB−Aゲージ等を有
する場合には、これらの感度に個体間のバラつきがある
ために、成膜を開始する前に個々の真空測定子の感度の
調節が必要であり、加えて、各ゲージの感度が経時的に
著しく変化する傾向があるため、成膜サイクルが進むに
つれて測定誤差を発生しやすいという未解決の課題があ
る。また、最近開発された3極管型電離真空測定子を用
いた真空度測定装置は、感度の経時的変化は小さいもの
の、フィラメントが中心に1本だけしか設置されていな
いため、比較的寿命が短いうえにフィラメントが断線す
ると直ちに測定不能になり、真空度測定装置の交換ある
いは修理のために成膜を中断して成膜室を大気開放しな
ければならず、成膜装置のスループットが低下するとい
う未解決の課題がある。
【0006】本発明は上記従来の技術の有する未解決の
課題に鑑みてなされたものであり、複数のフィラメント
を有する3極管型電離真空測定子を用いることで、感度
の経時的変化が少ないうえに寿命が長く、成膜中などに
フィラメントの断線によって突然測定不能になるおそれ
のない真空度測定装置およびこれを用いた成膜装置を提
供することを目的とするものである。
課題に鑑みてなされたものであり、複数のフィラメント
を有する3極管型電離真空測定子を用いることで、感度
の経時的変化が少ないうえに寿命が長く、成膜中などに
フィラメントの断線によって突然測定不能になるおそれ
のない真空度測定装置およびこれを用いた成膜装置を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の真空度測定装置は、少くとも1個の3極管型
電離真空測定子を有し、該3極管型電離真空測定子が、
互に一方の引出線を共有する複数のフィラメントと、こ
れらのうちの1個を除く残りの帯電を防止する帯電防止
手段を備えていること特徴とする。
め本発明の真空度測定装置は、少くとも1個の3極管型
電離真空測定子を有し、該3極管型電離真空測定子が、
互に一方の引出線を共有する複数のフィラメントと、こ
れらのうちの1個を除く残りの帯電を防止する帯電防止
手段を備えていること特徴とする。
【0008】また、3極管型電離真空測定子以外の真空
測定子が付加されているとよい。
測定子が付加されているとよい。
【0009】
【作用】上記装置によれば、3極管型電離真空測定子が
複数のフィラメントを有するために感度の経時的変化が
少ないうえに寿命が長く、しかも1個のフィラメントが
断線しても直ちに測定不能になるおそれがない。また、
3極管型電離真空測定子以外の真空測定子が付加されて
いれば、3極管型電離真空測定子の出力と比較すること
で3極管型電離真空測定子以外の真空測定子の感度の経
時的変化を検知し、その出力を補正できる。3極管型電
離真空測定子とこれ以外の真空測定子を交互に用いるこ
とでより一層寿命の長い真空度測定装置を実現できる。
複数のフィラメントを有するために感度の経時的変化が
少ないうえに寿命が長く、しかも1個のフィラメントが
断線しても直ちに測定不能になるおそれがない。また、
3極管型電離真空測定子以外の真空測定子が付加されて
いれば、3極管型電離真空測定子の出力と比較すること
で3極管型電離真空測定子以外の真空測定子の感度の経
時的変化を検知し、その出力を補正できる。3極管型電
離真空測定子とこれ以外の真空測定子を交互に用いるこ
とでより一層寿命の長い真空度測定装置を実現できる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面に基いて説明する。
【0011】図1は一実施例による成膜装置を示すもの
で、これは、図示しない真空ポンプによって真空引きさ
れる成膜室1と、その内部に設けられた基板ホルダ2お
よび蒸発源3と、ガスボンベ1aから成膜室1に反応ガ
スを導入する第1ないし第3の反応ガス導入ライン4a
〜4cと、基板ホルダ2の外周縁に近接して設けられた
第1および第2の真空度測定装置である真空度測定器5
a,5bと、蒸発源3に近接して設けられた第3の真空
度測定装置である真空測定器5cと、それぞれ真空度測
定器5a〜5cの出力に基いて反応ガス導入ライン4a
〜4cのそれぞれの流量調節装置6a〜6cを制御する
主コントローラ7を有し、成膜室1内を所定の真空度に
真空引きしたうえで各反応ガス導入ライン4a〜4cか
ら反応ガスを導入し、該反応ガスと蒸発源3から発生さ
れる蒸気を、両者が基板ホルダ2に保持された図示しな
い基板に到達する前あるいは該基板上で反応させて酸化
物等の薄膜を形成させるものである。なお、第1および
第2の反応ガス導入ライン4a,4bは基板ホルダ2と
蒸発源3の間へ反応ガスを導入し、第3の反応ガス導入
ライン4cは蒸発源3の近傍に反応ガスを導入するよう
に構成されており、主コントローラ7は、第1および第
2の真空度測定器5a,5bによって検出される真空度
が、第3の真空度測定器5cによって検出される真空度
より高くなるように各反応ガス導入ライン4a〜4cの
流量調節装置6a〜6cを制御する。すなわち、蒸発源
3の近傍の反応ガスの濃度が基板ホルダ2の反応ガスの
濃度より高くなるように制御することで蒸発源3から発
生される蒸気と反応ガスの反応を促進し、基板に蒸着さ
れる薄膜の反応生成物の濃度が不充分になるのを防ぐ。
成膜室内の真空度をこのように局部的に制御することに
より、例えば、TiO2の薄膜を製造する場合には特に
吸収が少くて耐久性にすぐれた薄膜を得ることができ
る。
で、これは、図示しない真空ポンプによって真空引きさ
れる成膜室1と、その内部に設けられた基板ホルダ2お
よび蒸発源3と、ガスボンベ1aから成膜室1に反応ガ
スを導入する第1ないし第3の反応ガス導入ライン4a
〜4cと、基板ホルダ2の外周縁に近接して設けられた
第1および第2の真空度測定装置である真空度測定器5
a,5bと、蒸発源3に近接して設けられた第3の真空
度測定装置である真空測定器5cと、それぞれ真空度測
定器5a〜5cの出力に基いて反応ガス導入ライン4a
〜4cのそれぞれの流量調節装置6a〜6cを制御する
主コントローラ7を有し、成膜室1内を所定の真空度に
真空引きしたうえで各反応ガス導入ライン4a〜4cか
ら反応ガスを導入し、該反応ガスと蒸発源3から発生さ
れる蒸気を、両者が基板ホルダ2に保持された図示しな
い基板に到達する前あるいは該基板上で反応させて酸化
物等の薄膜を形成させるものである。なお、第1および
第2の反応ガス導入ライン4a,4bは基板ホルダ2と
蒸発源3の間へ反応ガスを導入し、第3の反応ガス導入
ライン4cは蒸発源3の近傍に反応ガスを導入するよう
に構成されており、主コントローラ7は、第1および第
2の真空度測定器5a,5bによって検出される真空度
が、第3の真空度測定器5cによって検出される真空度
より高くなるように各反応ガス導入ライン4a〜4cの
流量調節装置6a〜6cを制御する。すなわち、蒸発源
3の近傍の反応ガスの濃度が基板ホルダ2の反応ガスの
濃度より高くなるように制御することで蒸発源3から発
生される蒸気と反応ガスの反応を促進し、基板に蒸着さ
れる薄膜の反応生成物の濃度が不充分になるのを防ぐ。
成膜室内の真空度をこのように局部的に制御することに
より、例えば、TiO2の薄膜を製造する場合には特に
吸収が少くて耐久性にすぐれた薄膜を得ることができ
る。
【0012】各真空度測定器5a〜5cは3極管型電離
真空測定子からなり、その出力は、測定器コントローラ
8a〜8cを経て主コントローラ7に送られる。
真空測定子からなり、その出力は、測定器コントローラ
8a〜8cを経て主コントローラ7に送られる。
【0013】図2は各真空度測定器5a〜5cを構成す
る3極管型電離真空測定子9を示すもので、これは、密
閉されたガラス容器9aと、その内部に設けられた金属
製の円筒型イオンコレクタ9bと、その内側に配設され
たグリッド9cと、その中央に設けられた2本のフィラ
メント9d,9eからなり、両フィラメント9d,9e
はそれぞれ一方の引出線9fを共有している。一方のフ
ィラメント9dは3極管型電離真空測定子9の出力端子
に接続され、また、他方のフィラメント9eには帯電防
止手段である数10Ωないし数10MΩの抵抗9gが接
続されており、抵抗9gは、一方のフィラメント9dに
よって真空度が測定されているときに他方のフィラメン
ト9eに帯電する電荷を放電するもので、一方のフィラ
メント9dが断線したときにはこれに替わって他方のフ
ィラメント9eの出力から真空度を測定できるように構
成されている。
る3極管型電離真空測定子9を示すもので、これは、密
閉されたガラス容器9aと、その内部に設けられた金属
製の円筒型イオンコレクタ9bと、その内側に配設され
たグリッド9cと、その中央に設けられた2本のフィラ
メント9d,9eからなり、両フィラメント9d,9e
はそれぞれ一方の引出線9fを共有している。一方のフ
ィラメント9dは3極管型電離真空測定子9の出力端子
に接続され、また、他方のフィラメント9eには帯電防
止手段である数10Ωないし数10MΩの抵抗9gが接
続されており、抵抗9gは、一方のフィラメント9dに
よって真空度が測定されているときに他方のフィラメン
ト9eに帯電する電荷を放電するもので、一方のフィラ
メント9dが断線したときにはこれに替わって他方のフ
ィラメント9eの出力から真空度を測定できるように構
成されている。
【0014】各真空度測定器5a〜5cはこのように構
成された3極管型電離真空測定子であるため、公知のコ
ールドカソード・ゲージやB−Aゲージ等に比べて感度
の経時的変化が極めて少い。従って、この3極管型電離
真空測定子に予め、スピニング・ローター・ゲージやマ
クラウド真空計等の真空度の絶対値を測定可能な測定子
による校正を行なっておくと、成膜室内の真空度を高精
度で制御し、性能のよい薄膜を作成できる。また、2本
のフィラメントが設けられているため、一方が断線して
も直ちに測定不能になるおそれがない。従って成膜中に
真空度測定器の交換や修理のために成膜室を大気開放
し、成膜装置のスループットを低下させるおそれがな
い。
成された3極管型電離真空測定子であるため、公知のコ
ールドカソード・ゲージやB−Aゲージ等に比べて感度
の経時的変化が極めて少い。従って、この3極管型電離
真空測定子に予め、スピニング・ローター・ゲージやマ
クラウド真空計等の真空度の絶対値を測定可能な測定子
による校正を行なっておくと、成膜室内の真空度を高精
度で制御し、性能のよい薄膜を作成できる。また、2本
のフィラメントが設けられているため、一方が断線して
も直ちに測定不能になるおそれがない。従って成膜中に
真空度測定器の交換や修理のために成膜室を大気開放
し、成膜装置のスループットを低下させるおそれがな
い。
【0015】本実施例は各真空度測定器5a〜5cに1
個の3極管型電離真空測定子9を用いたものであるが、
これに替えて、図3に示すように、それぞれ2本のフィ
ラメントを有する3個の3極管型電離真空測定子10a
〜10cを十字ポート11によって互に連結したものを
設け、各3極管型電離真空測定子10a〜10cの出力
を比較することで真空度の測定精度を向上させてもよい
し、また、これらを順次使用することで各真空度測定器
5a〜5cの寿命を大きくのばすことができる。さら
に、3個の3極管型電離真空測定子10a〜10cのう
ちの少くとも1個をコールドカソード・ゲージやB−A
ゲージに替えることもできる。
個の3極管型電離真空測定子9を用いたものであるが、
これに替えて、図3に示すように、それぞれ2本のフィ
ラメントを有する3個の3極管型電離真空測定子10a
〜10cを十字ポート11によって互に連結したものを
設け、各3極管型電離真空測定子10a〜10cの出力
を比較することで真空度の測定精度を向上させてもよい
し、また、これらを順次使用することで各真空度測定器
5a〜5cの寿命を大きくのばすことができる。さら
に、3個の3極管型電離真空測定子10a〜10cのう
ちの少くとも1個をコールドカソード・ゲージやB−A
ゲージに替えることもできる。
【0016】図4は3極管型電離真空測定子とB−Aゲ
ージの感度の経時的変化をそれぞれ曲線a,bで示すも
のであり、例えば、3個の3極管型電離真空測定子10
a〜10cのうちの2個にB−Aゲージを用いた場合に
は、これらの感度の経時的変化を3極管型電離真空測定
子の出力に基づいて随時補正することで、各真空度測定
器5a〜5cの寿命を大きくのばすことができる。
ージの感度の経時的変化をそれぞれ曲線a,bで示すも
のであり、例えば、3個の3極管型電離真空測定子10
a〜10cのうちの2個にB−Aゲージを用いた場合に
は、これらの感度の経時的変化を3極管型電離真空測定
子の出力に基づいて随時補正することで、各真空度測定
器5a〜5cの寿命を大きくのばすことができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成されている
ので、以下に記載するような効果を奏する。
ので、以下に記載するような効果を奏する。
【0018】感度の経時的変化が少ないうえに寿命が長
く、成膜中などにフィラメントの断線によって突然測定
不能になるおそれのない真空度測定装置を実現できる。
このような真空度測定装置を用いれば、成膜装置の真空
度を高精度で制御することが容易でありかつ真空度測定
装置の故障によって成膜装置のスループットが低下する
おそれもない。その結果、高品質で安価な薄膜を製作で
きる。
く、成膜中などにフィラメントの断線によって突然測定
不能になるおそれのない真空度測定装置を実現できる。
このような真空度測定装置を用いれば、成膜装置の真空
度を高精度で制御することが容易でありかつ真空度測定
装置の故障によって成膜装置のスループットが低下する
おそれもない。その結果、高品質で安価な薄膜を製作で
きる。
【図1】一実施例による成膜装置を説明する説明図であ
る。
る。
【図2】一実施例による真空度測定器を示す模式断面図
である。
である。
【図3】図2の真空度測定器の一変形例を説明する説明
図である。
図である。
【図4】3極管型電離真空測定子とB−Aゲージの感度
の経時的変化を示すグラフである。
の経時的変化を示すグラフである。
【図5】従来例による成膜装置を説明する説明図であ
る。
る。
1 成膜室 2 基板ホルダ 3 蒸発源 4a〜4c 反応ガス導入ライン 5a〜5c 真空度測定器 6a〜6c 流量調節装置 9,10a〜10c 3極管型電離真空測定子 9b 円筒型イオンコレクタ 9c グリッド 9d,9e フィラメント 9g 抵抗
Claims (3)
- 【請求項1】 少くとも1個の3極管型電離真空測定子
を有し、該3極管型電離真空測定子が、互に一方の引出
線を共有する複数のフィラメントと、これらのうちの1
個を除く残りの帯電を防止する帯電防止手段を備えてい
ることを特徴とする真空度測定装置。 - 【請求項2】 3極管型電離真空測定子以外の真空測定
子が付加されていることを特徴とする請求項1記載の真
空度測定装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の真空度測定装置
を複数有する真空槽と、その内部に設けられた基板ホル
ダおよび蒸発源からなり、前記真空度測定装置のうちの
少くとも1個が前記蒸発源の近傍の真空度を測定し、残
りの真空度測定装置のうちの少くとも1個が前記基板ホ
ルダの近傍の真空度を測定するように構成されているこ
とを特徴とする成膜装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25370593A JPH0783780A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 真空度測定装置およびこれを用いた成膜装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25370593A JPH0783780A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 真空度測定装置およびこれを用いた成膜装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0783780A true JPH0783780A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=17255009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25370593A Pending JPH0783780A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 真空度測定装置およびこれを用いた成膜装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0783780A (ja) |
-
1993
- 1993-09-16 JP JP25370593A patent/JPH0783780A/ja active Pending
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