JPH0783618A - 原稿サイズ検知センサ - Google Patents
原稿サイズ検知センサInfo
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- JPH0783618A JPH0783618A JP22587493A JP22587493A JPH0783618A JP H0783618 A JPH0783618 A JP H0783618A JP 22587493 A JP22587493 A JP 22587493A JP 22587493 A JP22587493 A JP 22587493A JP H0783618 A JPH0783618 A JP H0783618A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】特別な光源を必要とせず、1個のセンサ部で全
てのサイズの原稿サイズを検知することができる安価な
原稿サイズ検知センサを提供する。 【構成】本発明は、多数種類の原稿を多数種類の大きさ
で複製する複写機あるいは多数種類の大きさの画像を読
み取る画像読取スキャナ(9)において原稿の大きさを
読み取るセンサ1であって、該センサは、特定の狭い方
向の光をフォトディテクター2で検知する筒3や多重ア
パーチャ5,6の構造を有し、原稿台10の外部あるい
は原稿台付近からくる光をある軌跡Lに従って受光し原
稿のサイズを読み取ることを特徴とする。 【効果】複写機や画像読取スキャナ等の機器外の通常使
用される電球や螢光灯、自然光を利用して検知すること
ができるため、特別な光源を必要とせず、コンパクトで
安価な原稿サイズ検知センサを提供することができる。
てのサイズの原稿サイズを検知することができる安価な
原稿サイズ検知センサを提供する。 【構成】本発明は、多数種類の原稿を多数種類の大きさ
で複製する複写機あるいは多数種類の大きさの画像を読
み取る画像読取スキャナ(9)において原稿の大きさを
読み取るセンサ1であって、該センサは、特定の狭い方
向の光をフォトディテクター2で検知する筒3や多重ア
パーチャ5,6の構造を有し、原稿台10の外部あるい
は原稿台付近からくる光をある軌跡Lに従って受光し原
稿のサイズを読み取ることを特徴とする。 【効果】複写機や画像読取スキャナ等の機器外の通常使
用される電球や螢光灯、自然光を利用して検知すること
ができるため、特別な光源を必要とせず、コンパクトで
安価な原稿サイズ検知センサを提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機や画像読取スキ
ャナ、あるいは画像読取スキャナを備えた印刷機やファ
クシミリ等に設置され原稿の大きさを検知する原稿サイ
ズ検知センサに関する。
ャナ、あるいは画像読取スキャナを備えた印刷機やファ
クシミリ等に設置され原稿の大きさを検知する原稿サイ
ズ検知センサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に複写機では、原稿に向けて光を出
射し、その紙面での散乱光、反射光を読み取るセンサを
原稿台に何個か設置しておくことで原稿の大きさを検知
する。また、特開平4−178601号記載のグレーテ
ィング・アレイを原稿サイズ検知用のセンサに応用した
例では、例えば、図12に示すように、ホログラムによ
り光源の光を3つに分け、1個で3個分のセンサの働き
を持たせ、従来、一台の複写機に9個用いていたセンサ
を3個ですませている。また、レーザ光を用いた再帰光
学系で原稿サイズを読み取る方法や、液晶を白色光源に
つけて、液晶の一部が光を透過するように駆動し、液晶
のその光を透過する画素を移動させることで光を走査
し、原稿サイズを読み取る方法が提案されている。
射し、その紙面での散乱光、反射光を読み取るセンサを
原稿台に何個か設置しておくことで原稿の大きさを検知
する。また、特開平4−178601号記載のグレーテ
ィング・アレイを原稿サイズ検知用のセンサに応用した
例では、例えば、図12に示すように、ホログラムによ
り光源の光を3つに分け、1個で3個分のセンサの働き
を持たせ、従来、一台の複写機に9個用いていたセンサ
を3個ですませている。また、レーザ光を用いた再帰光
学系で原稿サイズを読み取る方法や、液晶を白色光源に
つけて、液晶の一部が光を透過するように駆動し、液晶
のその光を透過する画素を移動させることで光を走査
し、原稿サイズを読み取る方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、複写機やデジタ
ルスキャナでは様々な原稿の大きさを検知する方法があ
った。それは、スキャナで一度スキャンして大きさを検
知する方法や、光を発射しその紙面での散乱光を検知し
て読み取る方法である。しかし、前者の方法では、読み
取る前に、一度スキャンするため、ユーザーを待たせる
ことになり、ユーザーに動作が遅い、使いづらいという
イメージを与えることになる。また、後者ににおいて
は、3個以上のセンサを要し、作成時の取付け作業が多
いという欠点がある。また、レーザ光を再帰光学系を用
いて走査すると多くの情報を読み取れるということがあ
るが、製品の輸出を考慮した場合に米国の安全規格(C
DRH)に適合させるために、多くの安全装置が必要に
なり、コストアップとなる。
ルスキャナでは様々な原稿の大きさを検知する方法があ
った。それは、スキャナで一度スキャンして大きさを検
知する方法や、光を発射しその紙面での散乱光を検知し
て読み取る方法である。しかし、前者の方法では、読み
取る前に、一度スキャンするため、ユーザーを待たせる
ことになり、ユーザーに動作が遅い、使いづらいという
イメージを与えることになる。また、後者ににおいて
は、3個以上のセンサを要し、作成時の取付け作業が多
いという欠点がある。また、レーザ光を再帰光学系を用
いて走査すると多くの情報を読み取れるということがあ
るが、製品の輸出を考慮した場合に米国の安全規格(C
DRH)に適合させるために、多くの安全装置が必要に
なり、コストアップとなる。
【0004】本発明の目的は、上記安全規格を考慮しな
くてよいように、特別な光源を使用せずに原稿サイズを
検知できる安価な原稿サイズ検知センサを提供すること
である。また、1個のセンサで全てのサイズの原稿サイ
ズを検知できるようにすることである。また、信号光強
度が強い状況で検知し、検知の正確度の向上、パーツの
低価格化を図るものである。
くてよいように、特別な光源を使用せずに原稿サイズを
検知できる安価な原稿サイズ検知センサを提供すること
である。また、1個のセンサで全てのサイズの原稿サイ
ズを検知できるようにすることである。また、信号光強
度が強い状況で検知し、検知の正確度の向上、パーツの
低価格化を図るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、多数種類の原稿を多数種類の大
きさで複製する複写機、あるいは多数種類の大きさの画
像を読み取る画像読取スキャナにおいて、原稿の大きさ
を読み取るセンサであって、該センサは、特定の狭い方
向の光をフォトディテクターで検知する筒や多重アパー
チャの構造を有し、原稿台の外部、あるいは原稿台付近
からくる光をある軌跡に従って受光し原稿のサイズを読
み取ることを特徴とする。
め、請求項1の発明は、多数種類の原稿を多数種類の大
きさで複製する複写機、あるいは多数種類の大きさの画
像を読み取る画像読取スキャナにおいて、原稿の大きさ
を読み取るセンサであって、該センサは、特定の狭い方
向の光をフォトディテクターで検知する筒や多重アパー
チャの構造を有し、原稿台の外部、あるいは原稿台付近
からくる光をある軌跡に従って受光し原稿のサイズを読
み取ることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1と同様の原稿
サイズ検知センサであって、かつ、原稿の置く位置が決
まっている複写機あるいはスキャナにおいて、センサが
原稿を置く前と後の連続した信号の比較から原稿の大き
さを測定、あるいは判定することを特徴とする。
サイズ検知センサであって、かつ、原稿の置く位置が決
まっている複写機あるいはスキャナにおいて、センサが
原稿を置く前と後の連続した信号の比較から原稿の大き
さを測定、あるいは判定することを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1,2と同様の
原稿サイズ検知センサであって、原稿とセンサに入射す
る光束の角度と、センサへの距離が一定となるように、
センサが円形走査検知をすることを特徴とする。
原稿サイズ検知センサであって、原稿とセンサに入射す
る光束の角度と、センサへの距離が一定となるように、
センサが円形走査検知をすることを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項1,2と同様の
原稿サイズ検知センサであって、センサに光が入射する
導光路に、体積型ホログラムあるいはブレーズドホログ
ラム回折格子を付けていることを特徴とする。
原稿サイズ検知センサであって、センサに光が入射する
導光路に、体積型ホログラムあるいはブレーズドホログ
ラム回折格子を付けていることを特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項1〜4と同様の
原稿サイズ検知センサであって、センサと原稿面の距
離、センサへ入射する光束と原稿面のなす角度が常に一
定であり、レンズあるいはホログラムが装着されてあ
り、原稿面とフォトディテクターが共役関係で結像する
ようにしたことを特徴とする。
原稿サイズ検知センサであって、センサと原稿面の距
離、センサへ入射する光束と原稿面のなす角度が常に一
定であり、レンズあるいはホログラムが装着されてあ
り、原稿面とフォトディテクターが共役関係で結像する
ようにしたことを特徴とする。
【0010】請求項6の発明は、請求項1〜5と同様の
原稿サイズ検知センサであって、センサ部分が同一回転
子上に、相異なる方向に複数以上あることを特徴とす
る。
原稿サイズ検知センサであって、センサ部分が同一回転
子上に、相異なる方向に複数以上あることを特徴とす
る。
【0011】請求項7の発明は、請求項1〜6と同様の
原稿サイズ検知センサであって、開口部、レンズ、ホロ
グラム、アパーチャなどの導光部が回転し、フォトディ
テクターが固定してあることを特徴とする。
原稿サイズ検知センサであって、開口部、レンズ、ホロ
グラム、アパーチャなどの導光部が回転し、フォトディ
テクターが固定してあることを特徴とする。
【0012】請求項8の発明は、請求項1〜7と同様の
原稿サイズ検知センサであって、原稿台の下に光源があ
り、原稿を載せた前後に間歇的、あるいは連続でその光
源が点灯することを特徴とし、また、光源あるいはフォ
トディテクターが波長選択的に発光あるいは受光するこ
とを特徴とする。
原稿サイズ検知センサであって、原稿台の下に光源があ
り、原稿を載せた前後に間歇的、あるいは連続でその光
源が点灯することを特徴とし、また、光源あるいはフォ
トディテクターが波長選択的に発光あるいは受光するこ
とを特徴とする。
【0013】
【作用】普通、複写機や画像読取スキャナを暗闇中で使
用することはなく、何がしかの照明器具により明るい状
態で使用する。本発明はこの光を利用するものである。
本発明の原稿サイズ検知センサは、特定の狭い方向の光
をフォトディテクターで検知する筒や多重アパーチャの
構造を有し、原稿台の外部、あるいは原稿台付近からく
る光をある軌跡に従って受光し原稿のサイズを読み取
る。すなわち、本発明の構成は、機器外から来る、狭い
領域の特定の軌道の光だけをモニターする構造になって
おり、その狭い領域の特定の軌道からの光は原稿を置い
た時に変化するため、その変化を読んで原稿の大きさを
検知するものである。また、ホログラム格子の波長や光
の入射角の選択性や結像の共役関係を利用して、正確な
検知を目指すものである。
用することはなく、何がしかの照明器具により明るい状
態で使用する。本発明はこの光を利用するものである。
本発明の原稿サイズ検知センサは、特定の狭い方向の光
をフォトディテクターで検知する筒や多重アパーチャの
構造を有し、原稿台の外部、あるいは原稿台付近からく
る光をある軌跡に従って受光し原稿のサイズを読み取
る。すなわち、本発明の構成は、機器外から来る、狭い
領域の特定の軌道の光だけをモニターする構造になって
おり、その狭い領域の特定の軌道からの光は原稿を置い
た時に変化するため、その変化を読んで原稿の大きさを
検知するものである。また、ホログラム格子の波長や光
の入射角の選択性や結像の共役関係を利用して、正確な
検知を目指すものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す図であっ
て、(a)は原稿サイズ検知センサの検知部の構造の説
明図、(b)は原稿サイズ検知センサの構成説明図、
(c)は原稿サイズ検知センサを複写機や画像読取スキ
ャナの原稿台内に設置した例を示す図である。本発明の
原稿サイズ検知センサ1は、特定の方向の光をフォトデ
ィテクター2で検知する構造を有している。具体的に
は、図1(a)に示すように、検知部の構造として、光
のセンサへの入射部分が筒状のユニット3になっていた
り、幾つかのアパーチャ5,6を多重に組み合わせたユ
ニット4を通って光がフォトディテクター2に入射する
ようになっている。しかし、このユニットが定点に固定
してあるなら、原稿の大きさは判らない。そこで本セン
サーでは、上記ユニット3(または4)を動かし、か
つ、センサ固有の光源を有さずに、原稿台10の外部、
あるいは原稿台付近からくる光を一定の軌道に従って受
光し、原稿のサイズを読み取るように構成する。
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す図であっ
て、(a)は原稿サイズ検知センサの検知部の構造の説
明図、(b)は原稿サイズ検知センサの構成説明図、
(c)は原稿サイズ検知センサを複写機や画像読取スキ
ャナの原稿台内に設置した例を示す図である。本発明の
原稿サイズ検知センサ1は、特定の方向の光をフォトデ
ィテクター2で検知する構造を有している。具体的に
は、図1(a)に示すように、検知部の構造として、光
のセンサへの入射部分が筒状のユニット3になっていた
り、幾つかのアパーチャ5,6を多重に組み合わせたユ
ニット4を通って光がフォトディテクター2に入射する
ようになっている。しかし、このユニットが定点に固定
してあるなら、原稿の大きさは判らない。そこで本セン
サーでは、上記ユニット3(または4)を動かし、か
つ、センサ固有の光源を有さずに、原稿台10の外部、
あるいは原稿台付近からくる光を一定の軌道に従って受
光し、原稿のサイズを読み取るように構成する。
【0015】より具体的には、図1(a)のように、内
面が黒色で筒状のユニット3、あるいは複数枚のアパー
チャ5,6を多重に組み合わせたユニット4内にフォト
ディテクタ2を納め、該フォトディテクター2に入射す
る光の方向と領域を狭い範囲に定める。そして、原稿サ
イズ検知センサ1として、このフォトディテター2を有
するユニット3(または4)を、例えば図1(b)に示
すように、モータ等の駆動機構8により回転される半球
状等の素子ケース(回転子)7の中にその回転中心軸c
より所定の角度傾けて納めた構成とする。そして、この
ように構成された原稿サイズ検知センサ1を、図1
(c)に示すように、複写機や画像読取スキャナ9の原
稿台(コンタクトガラス)10の内側に設置し、駆動機
構8により上記素子ケース7を回転して走査することに
より、原稿台10に置かれた原稿の大きさを一定の軌道
(軌跡)Lに沿って検知することができるようにする。
面が黒色で筒状のユニット3、あるいは複数枚のアパー
チャ5,6を多重に組み合わせたユニット4内にフォト
ディテクタ2を納め、該フォトディテクター2に入射す
る光の方向と領域を狭い範囲に定める。そして、原稿サ
イズ検知センサ1として、このフォトディテター2を有
するユニット3(または4)を、例えば図1(b)に示
すように、モータ等の駆動機構8により回転される半球
状等の素子ケース(回転子)7の中にその回転中心軸c
より所定の角度傾けて納めた構成とする。そして、この
ように構成された原稿サイズ検知センサ1を、図1
(c)に示すように、複写機や画像読取スキャナ9の原
稿台(コンタクトガラス)10の内側に設置し、駆動機
構8により上記素子ケース7を回転して走査することに
より、原稿台10に置かれた原稿の大きさを一定の軌道
(軌跡)Lに沿って検知することができるようにする。
【0016】通常、複写機や画像読取スキャナ等のOA
機器は、暗闇の中では使用しない。何がしかの照明器具
の有る中で使用している。従って、上記原稿サイズ検知
センサ1により、原稿台10の外部、あるいは原稿台付
近からくる光をある軌跡(図示の例では円形軌道)Lに
従って受光し、光強度が急激に変化するポイントを検知
することで、簡単な演算で原稿の大きさが判る。しか
し、センサには螢光灯などの照明器具のある方向から非
常に強い光が入射することがあり、それを人間の腕や手
が遮ると、その遮った地点もカウントし誤った測定結果
となることがある。
機器は、暗闇の中では使用しない。何がしかの照明器具
の有る中で使用している。従って、上記原稿サイズ検知
センサ1により、原稿台10の外部、あるいは原稿台付
近からくる光をある軌跡(図示の例では円形軌道)Lに
従って受光し、光強度が急激に変化するポイントを検知
することで、簡単な演算で原稿の大きさが判る。しか
し、センサには螢光灯などの照明器具のある方向から非
常に強い光が入射することがあり、それを人間の腕や手
が遮ると、その遮った地点もカウントし誤った測定結果
となることがある。
【0017】そこで、本発明では、外部の光が、原稿に
よって遮られる領域を測定点を走査させながら連続に検
知する以外に、原稿が置かれる前後を検知し、その受光
強度の変化幅から簡単な演算をすることで、原稿の大き
さを検知する。尚、図2は原稿サイズ検知センサによる
検知例を示す図で、原稿台上の測定点の位置に対する光
強度を表わしたものであり、図に対し上側の曲線が原稿
が置かれる前の光強度の変化、下側が置かれた後の光強
度の変化を示しており、その光強度の変化幅から原稿の
大きさを検知することができる。あるいは上記測定の場
合、反射率の高い原稿を置いた場合には、外部の光を乱
反射し、原稿のない場合に比べて原稿面から強い光がセ
ンサに入射する場合もある。しかしその場合にも、測定
点を動かしながら連続に検知し、光強度が強まる領域を
検知することで、原稿の大きさが判る。つまり、光強度
が増大しても低下しても、どちらの場合でも、原稿が置
かれる前後の光強度の変化幅を検知することで原稿の大
きさが判る。
よって遮られる領域を測定点を走査させながら連続に検
知する以外に、原稿が置かれる前後を検知し、その受光
強度の変化幅から簡単な演算をすることで、原稿の大き
さを検知する。尚、図2は原稿サイズ検知センサによる
検知例を示す図で、原稿台上の測定点の位置に対する光
強度を表わしたものであり、図に対し上側の曲線が原稿
が置かれる前の光強度の変化、下側が置かれた後の光強
度の変化を示しており、その光強度の変化幅から原稿の
大きさを検知することができる。あるいは上記測定の場
合、反射率の高い原稿を置いた場合には、外部の光を乱
反射し、原稿のない場合に比べて原稿面から強い光がセ
ンサに入射する場合もある。しかしその場合にも、測定
点を動かしながら連続に検知し、光強度が強まる領域を
検知することで、原稿の大きさが判る。つまり、光強度
が増大しても低下しても、どちらの場合でも、原稿が置
かれる前後の光強度の変化幅を検知することで原稿の大
きさが判る。
【0018】これらの場合の原稿がある場合とない場合
の比較は、原稿台のカバーが開いている時に常にモニタ
ーしておき、カバーを閉め複写や画像読取する時点での
データとの比較で判断する。あるいは、次のような方法
もある。図3に示すように、最近の複写機等では原稿を
置く位置が原稿台10上で指定されている。それで、B
5からA3までのどんな大きさの原稿でも、常に置かれ
る領域がある(例えば図3の斜線を施した領域)。そし
て、カバーを開けた状態で、その位置にセンサを向けた
場合、原稿がない時は常にカバーにセンサの方向が向い
ており、螢光灯などの外部の照明光が直接入射して来な
い位置がある。その位置は比較的信号光強度が安定して
いるので、カバーを開けた後から常にモニターしておく
と、原稿が置かれた、置かれないの判断を誤りなく自動
的に判定することができる。
の比較は、原稿台のカバーが開いている時に常にモニタ
ーしておき、カバーを閉め複写や画像読取する時点での
データとの比較で判断する。あるいは、次のような方法
もある。図3に示すように、最近の複写機等では原稿を
置く位置が原稿台10上で指定されている。それで、B
5からA3までのどんな大きさの原稿でも、常に置かれ
る領域がある(例えば図3の斜線を施した領域)。そし
て、カバーを開けた状態で、その位置にセンサを向けた
場合、原稿がない時は常にカバーにセンサの方向が向い
ており、螢光灯などの外部の照明光が直接入射して来な
い位置がある。その位置は比較的信号光強度が安定して
いるので、カバーを開けた後から常にモニターしておく
と、原稿が置かれた、置かれないの判断を誤りなく自動
的に判定することができる。
【0019】ところで、センサの検知ポイントの原稿上
での移動は、図1に示したような円形に、あるいは直線
状に移動(走査)してもよい。円形の走査は、図1に示
したようにモータなどの駆動機構8で素子ケース7を回
転させればよいので簡単に実現できる。また、直線状走
査の場合はセンサの水平移動機構を設ければよいが、こ
の場合、移動機構の構成が複雑になるため、センサの回
転あるいは振動する方向を水平面中ではなく、垂直面中
で運動するようにして直線状走査するとよい。例えば図
4に示すように、水平方向にモータなどの駆動機構8の
回転軸cを設け、回転軸cに直交する方向に光の入射方
向を持つ筒状の素子ケース11を垂直面中で回動すれ
ば、直線状走査も簡単に実現できる。
での移動は、図1に示したような円形に、あるいは直線
状に移動(走査)してもよい。円形の走査は、図1に示
したようにモータなどの駆動機構8で素子ケース7を回
転させればよいので簡単に実現できる。また、直線状走
査の場合はセンサの水平移動機構を設ければよいが、こ
の場合、移動機構の構成が複雑になるため、センサの回
転あるいは振動する方向を水平面中ではなく、垂直面中
で運動するようにして直線状走査するとよい。例えば図
4に示すように、水平方向にモータなどの駆動機構8の
回転軸cを設け、回転軸cに直交する方向に光の入射方
向を持つ筒状の素子ケース11を垂直面中で回動すれ
ば、直線状走査も簡単に実現できる。
【0020】ただし、直線状に走査する場合は、一般に
複数方向の走査が必要であり、かつ、直線状の走査の場
合、原稿面とセンサの距離、角度が大幅に変化する。そ
のため、原稿端での光強度の減少、増大の変化幅が大き
く位置により変動する。これは、センサと原稿面の距離
が不定で、かつ、原稿とセンサへ入射する光束のなす角
も不定となるためであり、距離により、フォトディテク
タ2に入射する原稿面の実効的な光束の断面積が変化
し、角度によって、コンタクトガラス10の透過率が非
常に変化するので、これらは信号光の変化の幅の不均一
という形で現われる。これに対しては、これらの角度
と、距離による信号の変化をあらかじめ予測、あるいは
モニターしておき、演算時に考慮して計算してもよい
が、計算が複雑となり得策ではない。
複数方向の走査が必要であり、かつ、直線状の走査の場
合、原稿面とセンサの距離、角度が大幅に変化する。そ
のため、原稿端での光強度の減少、増大の変化幅が大き
く位置により変動する。これは、センサと原稿面の距離
が不定で、かつ、原稿とセンサへ入射する光束のなす角
も不定となるためであり、距離により、フォトディテク
タ2に入射する原稿面の実効的な光束の断面積が変化
し、角度によって、コンタクトガラス10の透過率が非
常に変化するので、これらは信号光の変化の幅の不均一
という形で現われる。これに対しては、これらの角度
と、距離による信号の変化をあらかじめ予測、あるいは
モニターしておき、演算時に考慮して計算してもよい
が、計算が複雑となり得策ではない。
【0021】一方これらの距離や角度を一定にすると、
これらに起因する信号光のバラツキを低減化できる。具
体的には、原稿サイズ検知センサ1を図1の構成とし、
図5に示すように、検知光束が素子ケース7の円錐型の
斜面に添うように動き、測定ポイントが円形の軌跡Lに
沿って検知するようにする。このようにすれば原稿面に
対するセンサの距離や、原稿とセンサへ入射する光束の
なす角度を常に一定にすることができ、これらに起因す
る信号光のバラツキを無くすことができる。
これらに起因する信号光のバラツキを低減化できる。具
体的には、原稿サイズ検知センサ1を図1の構成とし、
図5に示すように、検知光束が素子ケース7の円錐型の
斜面に添うように動き、測定ポイントが円形の軌跡Lに
沿って検知するようにする。このようにすれば原稿面に
対するセンサの距離や、原稿とセンサへ入射する光束の
なす角度を常に一定にすることができ、これらに起因す
る信号光のバラツキを無くすことができる。
【0022】ところで、原稿サイズ検知センサ1はでき
るだけ小型、軽量である方がよいが、そのために、セン
サに光を通す筒3や、アパーチャ5,6の間隔を短くす
ると、必然的にセンサに入射する光束は広い立体角の光
束となり、信号光以外のノイズ光成分が増えてしまう。
一般に、体積型ホログラムやブレーズドホログラム回折
格子は入射角による回折効率の変化が大きく、特定の角
度で入射する光のみ高い効率で回折する。そこで本発明
ではこの性質を利用し、例えば図6に示すように、原稿
サイズ検知センサ1の素子ケース12内の導光路のどこ
かにこれらのホログラム回折格子13を設置する。これ
により導光路が短くても、狭い立体角の光束をセンサに
導くことができ、ノイズ成分の小さい小型で軽量なセン
サを作成することが可能となる。
るだけ小型、軽量である方がよいが、そのために、セン
サに光を通す筒3や、アパーチャ5,6の間隔を短くす
ると、必然的にセンサに入射する光束は広い立体角の光
束となり、信号光以外のノイズ光成分が増えてしまう。
一般に、体積型ホログラムやブレーズドホログラム回折
格子は入射角による回折効率の変化が大きく、特定の角
度で入射する光のみ高い効率で回折する。そこで本発明
ではこの性質を利用し、例えば図6に示すように、原稿
サイズ検知センサ1の素子ケース12内の導光路のどこ
かにこれらのホログラム回折格子13を設置する。これ
により導光路が短くても、狭い立体角の光束をセンサに
導くことができ、ノイズ成分の小さい小型で軽量なセン
サを作成することが可能となる。
【0023】また、別の実施例としては、図7に示すよ
うに、センサと原稿面Dの距離や角度を円形走査で一定
にして、レンズあるいはホログラムレンズ14を使用す
る。この時のホログラムは同時に二方向の情報を拾わな
いように指向性の高い体積型ホログラムかブレーズドホ
ログラムがよい。また、これらのレンズあるいはホログ
ラムレンズ14の焦点距離と位置が、原稿面Dがフォト
ディテクタ2上に結像するように調整されてあるように
する。これは、原稿面Dとフォトディテクタ2を共役関
係で結像するようにすることである。そうすると、原稿
による外光の遮断による光強度変化が顕著に検知でき
る。それまでは、ある立体角の光束がフォトディテクタ
2に注いでいたのが、原稿面の一点のみの散乱光が入射
するので、はっきりとその光強度変化が現われる。
うに、センサと原稿面Dの距離や角度を円形走査で一定
にして、レンズあるいはホログラムレンズ14を使用す
る。この時のホログラムは同時に二方向の情報を拾わな
いように指向性の高い体積型ホログラムかブレーズドホ
ログラムがよい。また、これらのレンズあるいはホログ
ラムレンズ14の焦点距離と位置が、原稿面Dがフォト
ディテクタ2上に結像するように調整されてあるように
する。これは、原稿面Dとフォトディテクタ2を共役関
係で結像するようにすることである。そうすると、原稿
による外光の遮断による光強度変化が顕著に検知でき
る。それまでは、ある立体角の光束がフォトディテクタ
2に注いでいたのが、原稿面の一点のみの散乱光が入射
するので、はっきりとその光強度変化が現われる。
【0024】また、特にホログラム(ホログラム回折格
子もしくはホログラムレンズ)を用いた場合には光を曲
げられるので、導光路部分とフォトディテクタ部分が素
子ケースの回転軸に対して所定角度で傾斜した直線上に
ある必要はない。すなわち、配置の自由度が大きくな
り、センサ全体を細くでき、コンパクト化ができる。図
8はその一例を示し、円錐形の素子ケース15の底部側
にフォトディテクタ2、頂部側にホログラム16を配置
した例である。この場合、フォトディテクタ2とホログ
ラム16は素子ケース15の回転軸上にあるが、軸外の
円形軌道L上の測定ポイントからの光をホログラム16
により曲げてフォトディテクタ2に導くことができるた
め、図7の例よりセンサ全体を細くでき、コンパクト化
ができる。
子もしくはホログラムレンズ)を用いた場合には光を曲
げられるので、導光路部分とフォトディテクタ部分が素
子ケースの回転軸に対して所定角度で傾斜した直線上に
ある必要はない。すなわち、配置の自由度が大きくな
り、センサ全体を細くでき、コンパクト化ができる。図
8はその一例を示し、円錐形の素子ケース15の底部側
にフォトディテクタ2、頂部側にホログラム16を配置
した例である。この場合、フォトディテクタ2とホログ
ラム16は素子ケース15の回転軸上にあるが、軸外の
円形軌道L上の測定ポイントからの光をホログラム16
により曲げてフォトディテクタ2に導くことができるた
め、図7の例よりセンサ全体を細くでき、コンパクト化
ができる。
【0025】次に、図9は本発明の原稿サイズ検知セン
サのさらに別の実施例を示すものであって、センサの導
光路が同一回転子上に、相異なる方向に複数以上あり、
異なる方向の情報を検知するようにした例である。すな
わち、図9の原稿サイズ検知センサでは、素子ケース
(回転子)18の底部側に2以上のフォトディテクタ1
9,20を設置し、素子ケース18の光入射部に、相異
なる方向からの光をそれぞれのフォトディテクタ19,
20に導く光学素子17を配置したものであり、少なく
とも二重の円形走査線L1,L2からの情報を検知でき
るようにしたものである。これにより情報量を多く得る
ことができ、具体的には二重、三重の円形走査線L1,
L2の情報から、様々なサイズの原稿をより正確に検知
できる。尚、この場合にも、光学素子17として複数種
の空間周波数のホログラムを同一面上に有するホログラ
ム素子を用いると同一の導光路が利用できコンパクト化
できる。ただし、この場合は0次光の影響を無くすため
に、遮光板をつけたほうがよい。
サのさらに別の実施例を示すものであって、センサの導
光路が同一回転子上に、相異なる方向に複数以上あり、
異なる方向の情報を検知するようにした例である。すな
わち、図9の原稿サイズ検知センサでは、素子ケース
(回転子)18の底部側に2以上のフォトディテクタ1
9,20を設置し、素子ケース18の光入射部に、相異
なる方向からの光をそれぞれのフォトディテクタ19,
20に導く光学素子17を配置したものであり、少なく
とも二重の円形走査線L1,L2からの情報を検知でき
るようにしたものである。これにより情報量を多く得る
ことができ、具体的には二重、三重の円形走査線L1,
L2の情報から、様々なサイズの原稿をより正確に検知
できる。尚、この場合にも、光学素子17として複数種
の空間周波数のホログラムを同一面上に有するホログラ
ム素子を用いると同一の導光路が利用できコンパクト化
できる。ただし、この場合は0次光の影響を無くすため
に、遮光板をつけたほうがよい。
【0026】ところで、素子ケースの開口部、レンズ、
ホログラム、アパーチャなどの導光部とフォトディテク
ターが一体となって回転していると、信号光自体が微弱
なため、回転子から、回転していない複写機等の本体へ
信号を伝送する際にノイズが乗りやすい。そこで、ホロ
グラムを用いて、導光路部分は回転してもフォトディテ
クタは固定したまま使用するとよい。図10はその一例
を示すものであって、フォトディテクタ21を例えば円
環状等に構成して本体側(図示せず)に固定し、その孔
部にモータ等の駆動機構8の回転軸8aを非接触で通
し、該軸8aにホログラム等の光学素子17を固定して
光学素子17のみが回転するようにした例である。この
ようにすれば、フォトディテクタ21は固定したままで
あるため、信号伝送系のノイズ対策が容易にでき、ノイ
ズの少ないセンサが実現できる。
ホログラム、アパーチャなどの導光部とフォトディテク
ターが一体となって回転していると、信号光自体が微弱
なため、回転子から、回転していない複写機等の本体へ
信号を伝送する際にノイズが乗りやすい。そこで、ホロ
グラムを用いて、導光路部分は回転してもフォトディテ
クタは固定したまま使用するとよい。図10はその一例
を示すものであって、フォトディテクタ21を例えば円
環状等に構成して本体側(図示せず)に固定し、その孔
部にモータ等の駆動機構8の回転軸8aを非接触で通
し、該軸8aにホログラム等の光学素子17を固定して
光学素子17のみが回転するようにした例である。この
ようにすれば、フォトディテクタ21は固定したままで
あるため、信号伝送系のノイズ対策が容易にでき、ノイ
ズの少ないセンサが実現できる。
【0027】次に、図11は本発明のさらに別の実施例
を示す図であって、複写機や画像読取スキャナ9の原稿
台10の内側に本発明の原稿サイズ検知センサ1を設置
し、さらに原稿台10の内側に白熱電球や螢光灯などの
光源22を設け、原稿を載せた前後に間歇的なパルス状
に、あるいは連続でその光源22が点灯するようにした
例である。この構成では、光源22の点灯時と、非点灯
時を比較して検知すると、外乱光成分を排除できる。ま
た、この構成によれば、複写機やスキャナの使用環境が
暗くても原稿サイズを検知することができる。その場合
は原稿面からの散乱光が常に原稿がないところに比べて
大きいということになる。また、色フィルタなどを該光
源22に被せて、原稿台10の下部空間に照射される波
長帯を狭める。そして、ホログラムなどの波長選択性の
ある素子を用いたセンサ1を用いると、その波長の光は
特定の狭い領域に集光し、小さなフォトディテクタが使
える。また、その際も点灯時と非点灯時を比較して検知
すれば、天井等にある照明と異なり、すぐ近くで原稿を
強力な光源で照射するので、その特定波長の反射散乱光
が比較的強いため、明るい元でも特定の波長の光のみを
ピックアップして他の外乱光と区別しやすい。したがっ
て、機器の使用環境が明るい場合も原稿サイズを容易に
検知することができる。
を示す図であって、複写機や画像読取スキャナ9の原稿
台10の内側に本発明の原稿サイズ検知センサ1を設置
し、さらに原稿台10の内側に白熱電球や螢光灯などの
光源22を設け、原稿を載せた前後に間歇的なパルス状
に、あるいは連続でその光源22が点灯するようにした
例である。この構成では、光源22の点灯時と、非点灯
時を比較して検知すると、外乱光成分を排除できる。ま
た、この構成によれば、複写機やスキャナの使用環境が
暗くても原稿サイズを検知することができる。その場合
は原稿面からの散乱光が常に原稿がないところに比べて
大きいということになる。また、色フィルタなどを該光
源22に被せて、原稿台10の下部空間に照射される波
長帯を狭める。そして、ホログラムなどの波長選択性の
ある素子を用いたセンサ1を用いると、その波長の光は
特定の狭い領域に集光し、小さなフォトディテクタが使
える。また、その際も点灯時と非点灯時を比較して検知
すれば、天井等にある照明と異なり、すぐ近くで原稿を
強力な光源で照射するので、その特定波長の反射散乱光
が比較的強いため、明るい元でも特定の波長の光のみを
ピックアップして他の外乱光と区別しやすい。したがっ
て、機器の使用環境が明るい場合も原稿サイズを容易に
検知することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜7の発
明によれば、複写機や画像読取スキャナ等の機器外の通
常使用される電球や螢光灯、自然光を利用するために、
特別な光源が必要なく、それだけコンパクトに安価に原
稿サイズ検知センサを作成することができる。また、従
来の光源から光を照射しその反射散乱光を検知する方式
に比べて、信号光の絶対強度がたいていの場合強く、そ
れだけ本発明のセンサではフォトディテクタが小さくて
良く、また、アンプ回路も高度なものを必要とせず、製
作コストが易くなる。また、レーザ光を使用しないた
め、安全規格を考慮する必要がない。
明によれば、複写機や画像読取スキャナ等の機器外の通
常使用される電球や螢光灯、自然光を利用するために、
特別な光源が必要なく、それだけコンパクトに安価に原
稿サイズ検知センサを作成することができる。また、従
来の光源から光を照射しその反射散乱光を検知する方式
に比べて、信号光の絶対強度がたいていの場合強く、そ
れだけ本発明のセンサではフォトディテクタが小さくて
良く、また、アンプ回路も高度なものを必要とせず、製
作コストが易くなる。また、レーザ光を使用しないた
め、安全規格を考慮する必要がない。
【0029】請求項2の発明によれば、原稿が置かれる
前後を検知し、その受光強度の変化点から簡単な演算を
し、その差分の信号を検知することで、外乱光の影響な
く、原稿部分の光強度変化を検知でき、正確な原稿サイ
ズの判定ができる。
前後を検知し、その受光強度の変化点から簡単な演算を
し、その差分の信号を検知することで、外乱光の影響な
く、原稿部分の光強度変化を検知でき、正確な原稿サイ
ズの判定ができる。
【0030】請求項3の発明によれば、原稿面とセンサ
の距離、角度が一定のため、原稿面からの散乱光成分が
比較的一定化するので外乱光成分を除いた原稿端での光
強度の減少、増大の変化幅が比較的安定して得られ、安
定した信号が得られる。
の距離、角度が一定のため、原稿面からの散乱光成分が
比較的一定化するので外乱光成分を除いた原稿端での光
強度の減少、増大の変化幅が比較的安定して得られ、安
定した信号が得られる。
【0031】体積型ホログラムやブレーズドホログラム
は入射角による回折効率の変化が大きく、特定の角度で
入射する光のみ高い効率で回折するが、請求項4の発明
においてはこの性質を利用し、センサの導光路の何れか
に同ホログラムを設置したことにより、狭い立体角の光
束をセンサのフォトディテクターに導くことができ、そ
れだけノイズ成分の小さいセンサが作成可能となる。
は入射角による回折効率の変化が大きく、特定の角度で
入射する光のみ高い効率で回折するが、請求項4の発明
においてはこの性質を利用し、センサの導光路の何れか
に同ホログラムを設置したことにより、狭い立体角の光
束をセンサのフォトディテクターに導くことができ、そ
れだけノイズ成分の小さいセンサが作成可能となる。
【0032】請求項5の発明においては、共役関係の結
像関係により原稿による外光の遮断による光強度変化が
顕著に検知できるので、原稿サイズの正確な検知が可能
となる。また、ホログラムを用いると光を曲げられるの
で、導光路部分とフォトディテクタ部分が回転軸に対し
て斜めの直線上にある必要がなく、配置の自由度が増
し、センサ全体を細くできコンパクト化ができる。
像関係により原稿による外光の遮断による光強度変化が
顕著に検知できるので、原稿サイズの正確な検知が可能
となる。また、ホログラムを用いると光を曲げられるの
で、導光路部分とフォトディテクタ部分が回転軸に対し
て斜めの直線上にある必要がなく、配置の自由度が増
し、センサ全体を細くできコンパクト化ができる。
【0033】請求項6の発明においては、センサ部分が
同一回転子上に、相異なる方向に複数以上あることによ
り、異なる方向の情報を同時に検知することができるの
で、情報量が多く、より様々なサイズの原稿をより正確
に検知することができる。
同一回転子上に、相異なる方向に複数以上あることによ
り、異なる方向の情報を同時に検知することができるの
で、情報量が多く、より様々なサイズの原稿をより正確
に検知することができる。
【0034】センサの開口部、レンズ、ホログラム、ア
パーチャなどの導光部とフォトディテクターが一体とな
って回転していると、信号光自体が微弱なため、回転子
から、回転していない複写機等の本体へ信号を伝送する
際にノイズが乗りやすいが、請求項7の発明において
は、フォトディテクターは固定してあるため、信号伝送
系のノイズ対策が容易にでき、ノイズの少ないセンサが
実現できる。
パーチャなどの導光部とフォトディテクターが一体とな
って回転していると、信号光自体が微弱なため、回転子
から、回転していない複写機等の本体へ信号を伝送する
際にノイズが乗りやすいが、請求項7の発明において
は、フォトディテクターは固定してあるため、信号伝送
系のノイズ対策が容易にでき、ノイズの少ないセンサが
実現できる。
【0035】請求項8の発明においては、複写機や画像
読取スキャナ等の機器の内部に設けた光源を使用するの
で、暗い環境でも原稿サイズの検知ができる。また、フ
ィルタやホログラムにより波長選択性を持たせ、内部の
光源の発光時と非発光時の比較を行なうことにより、特
定の波長の光のみピックアップするので、機器の使用環
境が明るい場合にも原稿サイズを正確に検知することが
できる。
読取スキャナ等の機器の内部に設けた光源を使用するの
で、暗い環境でも原稿サイズの検知ができる。また、フ
ィルタやホログラムにより波長選択性を持たせ、内部の
光源の発光時と非発光時の比較を行なうことにより、特
定の波長の光のみピックアップするので、機器の使用環
境が明るい場合にも原稿サイズを正確に検知することが
できる。
【図1】本発明の一実施例を示す図であって、(a)は
原稿サイズ検知センサの検知部の構造の説明図、(b)
は原稿サイズ検知センサの構成説明図、(c)は原稿サ
イズ検知センサを複写機や画像読取スキャナの原稿台内
に設置した例を示す図である。
原稿サイズ検知センサの検知部の構造の説明図、(b)
は原稿サイズ検知センサの構成説明図、(c)は原稿サ
イズ検知センサを複写機や画像読取スキャナの原稿台内
に設置した例を示す図である。
【図2】本発明の原稿サイズ検知センサによる検知例を
示す図で、原稿台上の測定点の位置に対する光強度を表
わしたグラフである。
示す図で、原稿台上の測定点の位置に対する光強度を表
わしたグラフである。
【図3】本発明の原稿サイズ検知センサによる検知方法
の説明図である。
の説明図である。
【図4】直線状走査を行なう場合の原稿サイズ検知セン
サの構成説明図である。
サの構成説明図である。
【図5】本発明の原稿サイズ検知センサにより円形状走
査を行なう場合の検知方法の説明図である。
査を行なう場合の検知方法の説明図である。
【図6】本発明の別の実施例を示す原稿サイズ検知セン
サの構成説明図である。
サの構成説明図である。
【図7】本発明のさらに別の実施例を示す原稿サイズ検
知センサの構成説明図である。
知センサの構成説明図である。
【図8】本発明のさらに別の実施例を示す原稿サイズ検
知センサの構成説明図である。
知センサの構成説明図である。
【図9】本発明のさらに別の実施例を示す原稿サイズ検
知センサの構成説明図である。
知センサの構成説明図である。
【図10】本発明のさらに別の実施例を示す原稿サイズ
検知センサの構成説明図である。
検知センサの構成説明図である。
【図11】本発明のさらに別の実施例を示す図であっ
て、複写機や画像読取スキャナの原稿台内部にセンサと
光源を設置した例を示す概略断面図である。
て、複写機や画像読取スキャナの原稿台内部にセンサと
光源を設置した例を示す概略断面図である。
【図12】従来技術の一例を示す図である。
1:原稿サイズ検知センサ 2,19,20,21:フォトディテクター 3,4:ユニット 5,6:アパーチャ 7,12,15,18:素子ケース(回転子) 8:駆動機構(モータ等) 8a:駆動機構の回転軸 9:複写機や画像読取スキャナ等 10:原稿台 13,16:ホログラム 14:レンズあるいはホログラムレンズ 17:光学素子(ホログラム素子) 22:光源 c:回転中心軸 L,L1,L2:軌跡(走査軌道)
Claims (8)
- 【請求項1】多数種類の原稿を多数種類の大きさで複製
する複写機、あるいは多数種類の大きさの画像を読み取
る画像読取スキャナにおいて、原稿の大きさを読み取る
センサであって、該センサは、特定の狭い方向の光をフ
ォトディテクターで検知する筒や多重アパーチャの構造
を有し、原稿台の外部、あるいは原稿台付近からくる光
をある軌跡に従って受光し原稿のサイズを読み取ること
を特徴とする原稿サイズ検知センサ。 - 【請求項2】請求項1と同様の原稿サイズ検知センサで
あって、かつ、原稿の置く位置が決まっている複写機あ
るいはスキャナにおいて、センサが原稿を置く前と後の
連続した信号の比較から原稿の大きさを測定、あるいは
判定することを特徴とする原稿サイズ検知センサ。 - 【請求項3】請求項1,2と同様の原稿サイズ検知セン
サであって、原稿とセンサに入射する光束の角度と、セ
ンサへの距離が一定となるように、センサが円形走査検
知をすることを特徴とする原稿サイズ検知センサ。 - 【請求項4】請求項1,2と同様の原稿サイズ検知セン
サであって、センサに光が入射する導光路に、体積型ホ
ログラムあるいはブレーズドホログラム回折格子を付け
ていることを特徴とする原稿サイズ検知センサ。 - 【請求項5】請求項1〜4と同様の原稿サイズ検知セン
サであって、センサと原稿面の距離、センサへ入射する
光束と原稿面のなす角度が常に一定であり、レンズある
いはホログラムが装着されてあり、原稿面とフォトディ
テクターが共役関係で結像するようにしたことを特徴と
する原稿サイズ検知センサ。 - 【請求項6】請求項1〜5と同様の原稿サイズ検知セン
サであって、センサ部分が同一回転子上に、相異なる方
向に複数以上あることを特徴とする原稿サイズ検知セン
サ。 - 【請求項7】請求項1〜6と同様の原稿サイズ検知セン
サであって、開口部、レンズ、ホログラム、アパーチャ
などの導光部が回転し、フォトディテクターが固定して
あることを特徴とする原稿サイズ検知センサ。 - 【請求項8】請求項1〜7と同様の原稿サイズ検知セン
サであって、原稿台の下に光源があり、原稿を載せた前
後に間歇的、あるいは連続でその光源が点灯することを
特徴とし、また、光源あるいはフォトディテクターが波
長選択的に発光あるいは受光することを特徴とする原稿
サイズ検知センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22587493A JPH0783618A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 原稿サイズ検知センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22587493A JPH0783618A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 原稿サイズ検知センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0783618A true JPH0783618A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16836215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22587493A Pending JPH0783618A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 原稿サイズ検知センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0783618A (ja) |
-
1993
- 1993-09-10 JP JP22587493A patent/JPH0783618A/ja active Pending
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