JPH0783577A - カラミ水砕装置の防爆フード - Google Patents
カラミ水砕装置の防爆フードInfo
- Publication number
- JPH0783577A JPH0783577A JP5223734A JP22373493A JPH0783577A JP H0783577 A JPH0783577 A JP H0783577A JP 5223734 A JP5223734 A JP 5223734A JP 22373493 A JP22373493 A JP 22373493A JP H0783577 A JPH0783577 A JP H0783577A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- explosion
- proof hood
- cooling water
- kalami
- gutter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Disintegrating Or Milling (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】鋳付きの除去作業を安全に行うことができると
ともに、内側壁面にカラミが鋳付かないカラミ水砕装置
の防爆フードを提供する。 【構成】本発明の防爆フード３０は、溶湯状態のカラミ
Ｃを放出する樋１１の先端部分の上部に、開閉自在の点
検孔３６ａを有する水平壁３６を設けるともに、この点
検孔３６ａに容易に近づけるように作業足場を設けたの
で、この作業足場上から、樋１１の先端下部に生じる鋳
付きＤを除去する作業や水砕装置の点検作業を容易かつ
安全に行うことができる。また、この防爆フード３０の
内側壁面には、冷却水配管４１により絶えず冷却水が噴
射されて流下するようにされているので、水砕処理によ
り飛散した溶湯状態のカラミＣが防爆フード３０の内側
壁面に鋳付くことがない。
ともに、内側壁面にカラミが鋳付かないカラミ水砕装置
の防爆フードを提供する。 【構成】本発明の防爆フード３０は、溶湯状態のカラミ
Ｃを放出する樋１１の先端部分の上部に、開閉自在の点
検孔３６ａを有する水平壁３６を設けるともに、この点
検孔３６ａに容易に近づけるように作業足場を設けたの
で、この作業足場上から、樋１１の先端下部に生じる鋳
付きＤを除去する作業や水砕装置の点検作業を容易かつ
安全に行うことができる。また、この防爆フード３０の
内側壁面には、冷却水配管４１により絶えず冷却水が噴
射されて流下するようにされているので、水砕処理によ
り飛散した溶湯状態のカラミＣが防爆フード３０の内側
壁面に鋳付くことがない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、銅製錬工程の製錬炉か
ら流出するスラグ（以下カラミと称す。）を水砕処理す
るカラミ水砕装置の周囲を覆う防爆フードに関する。
ら流出するスラグ（以下カラミと称す。）を水砕処理す
るカラミ水砕装置の周囲を覆う防爆フードに関する。
【０００２】
【従来の技術】銅製錬工程の製錬炉から分離排出される
溶湯状態のカラミは、樋を流下させることにより移送さ
れる。そして、噴射している冷却水中に樋の先端から放
出されて、急速に冷却されることにより細かい凝固片に
破砕される、いわゆる水砕処理が施される。
溶湯状態のカラミは、樋を流下させることにより移送さ
れる。そして、噴射している冷却水中に樋の先端から放
出されて、急速に冷却されることにより細かい凝固片に
破砕される、いわゆる水砕処理が施される。
【０００３】この水砕処理を行うにあたっては、従来
は、図４に示すような水砕装置１０が用いられている。
この水砕装置１０は、製錬炉から分離排出される溶湯状
態のカラミＣが流下されて移送される樋１１と、冷却水
を噴射する冷却水噴射装置１２と、この水砕装置１０に
より水砕されたカラミＣを排出する排出樋１３とを有し
ている。そして、この水砕装置１０の周囲には、噴射さ
れている冷却水中にカラミＣが団塊のまま落下して水蒸
気爆発が生じ、カラミＣが周囲に飛散するのを防止する
ために防爆フード２０が設けられている。
は、図４に示すような水砕装置１０が用いられている。
この水砕装置１０は、製錬炉から分離排出される溶湯状
態のカラミＣが流下されて移送される樋１１と、冷却水
を噴射する冷却水噴射装置１２と、この水砕装置１０に
より水砕されたカラミＣを排出する排出樋１３とを有し
ている。そして、この水砕装置１０の周囲には、噴射さ
れている冷却水中にカラミＣが団塊のまま落下して水蒸
気爆発が生じ、カラミＣが周囲に飛散するのを防止する
ために防爆フード２０が設けられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カラミＣを
放出する樋１１の先端下部には、付着したカラミＣが冷
却されてしだいに成長する鋳付きＤが生じてしまう。と
ころが、従来の防爆フード２０においては、この鋳付き
Ｄの除去作業や、水砕装置１０を点検する作業が行いに
くいという問題点があった。また、従来の防爆フード２
０においては、噴射されている冷却水中に放出されるカ
ラミＣが飛散し、希に団塊状態のまま防爆フード２０の
内側壁面に付着することにより水蒸気爆発が生じるとい
う問題点があった。
放出する樋１１の先端下部には、付着したカラミＣが冷
却されてしだいに成長する鋳付きＤが生じてしまう。と
ころが、従来の防爆フード２０においては、この鋳付き
Ｄの除去作業や、水砕装置１０を点検する作業が行いに
くいという問題点があった。また、従来の防爆フード２
０においては、噴射されている冷却水中に放出されるカ
ラミＣが飛散し、希に団塊状態のまま防爆フード２０の
内側壁面に付着することにより水蒸気爆発が生じるとい
う問題点があった。
【０００５】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、樋の先端下部に生じる鋳付きの除去作業や、
水砕装置１０の点検作業を容易に行うことができるとと
もに、内側壁面にカラミが付着することがない防爆フー
ドを提供することを目的とする。
たもので、樋の先端下部に生じる鋳付きの除去作業や、
水砕装置１０の点検作業を容易に行うことができるとと
もに、内側壁面にカラミが付着することがない防爆フー
ドを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項１に記載のカラミ水砕装置の防爆フードは、
噴射されている冷却水に、樋の先端から溶湯状態のカラ
ミを放出して水砕するカラミ水砕装置の周囲を覆う防爆
フードであって、前記樋の先端部分の上部に水平壁を設
けるとともに、この水平壁に開閉自在の点検孔を設け、
かつこの点検孔に容易に近づくことができる作業足場を
設けたことを特徴とする。さらに、請求項２に記載のカ
ラミ水砕装置の防爆フードは、請求項１に記載のカラミ
水砕装置の防爆フードについて、前記樋の先端部分を覆
う部分の側壁に、鋳付き落とし装置を挿通させる挿通孔
を設けたことを特徴とする。また、請求項３に記載のカ
ラミ水砕装置の防爆フードは、請求項１または２に記載
のカラミ水砕装置の防爆フードについて、前記防爆フー
ドの内側壁面に冷却水を流下させる冷却水供給装置を設
置したことを特徴とする。
め、請求項１に記載のカラミ水砕装置の防爆フードは、
噴射されている冷却水に、樋の先端から溶湯状態のカラ
ミを放出して水砕するカラミ水砕装置の周囲を覆う防爆
フードであって、前記樋の先端部分の上部に水平壁を設
けるとともに、この水平壁に開閉自在の点検孔を設け、
かつこの点検孔に容易に近づくことができる作業足場を
設けたことを特徴とする。さらに、請求項２に記載のカ
ラミ水砕装置の防爆フードは、請求項１に記載のカラミ
水砕装置の防爆フードについて、前記樋の先端部分を覆
う部分の側壁に、鋳付き落とし装置を挿通させる挿通孔
を設けたことを特徴とする。また、請求項３に記載のカ
ラミ水砕装置の防爆フードは、請求項１または２に記載
のカラミ水砕装置の防爆フードについて、前記防爆フー
ドの内側壁面に冷却水を流下させる冷却水供給装置を設
置したことを特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明の請求項１に記載の防爆フードにおいて
は、カラミを移送する樋の先端部分の上部に設けた水平
壁の点検孔から、水砕装置の点検作業や鋳付きの除去作
業を安全に行うことができる。また、請求項２に記載の
防爆フードによれば、鋳付きの除去作業を、前記樋の先
端部分を覆う部分の側壁に設けた挿通孔から安全に、か
つ鋳付き落とし装置を用いて効率的に行うことができ
る。さらに、請求項３に記載の防爆フードによれば、防
爆フードの内側壁面に向かって飛散したカラミは冷却水
により冷却されて固化し、かつ冷却水とともに流下する
ので、防爆フードの内側壁面にカラミが鋳付くことがな
い。
は、カラミを移送する樋の先端部分の上部に設けた水平
壁の点検孔から、水砕装置の点検作業や鋳付きの除去作
業を安全に行うことができる。また、請求項２に記載の
防爆フードによれば、鋳付きの除去作業を、前記樋の先
端部分を覆う部分の側壁に設けた挿通孔から安全に、か
つ鋳付き落とし装置を用いて効率的に行うことができ
る。さらに、請求項３に記載の防爆フードによれば、防
爆フードの内側壁面に向かって飛散したカラミは冷却水
により冷却されて固化し、かつ冷却水とともに流下する
ので、防爆フードの内側壁面にカラミが鋳付くことがな
い。
【０００８】
【実施例】本発明のカラミ水砕装置の防爆フードの１実
施例を、以下に図面に基づいて詳細に説明する。ここ
で、図１は本発明のカラミ水砕装置の防爆フードの１実
施例を示す縦断面図、図２は図１に示す防爆フードの要
部を示す横断面図、図３は図１に示す防爆フードの平面
図である。
施例を、以下に図面に基づいて詳細に説明する。ここ
で、図１は本発明のカラミ水砕装置の防爆フードの１実
施例を示す縦断面図、図２は図１に示す防爆フードの要
部を示す横断面図、図３は図１に示す防爆フードの平面
図である。
【０００９】本実施例の防爆フード３０は、図１から図
３に示すように、水砕装置１０から立ち上る排ガスを排
出する上方に延びる矩形断面を有する筒状の部分３７
と、この筒状の部分３７を階段状に延設して溶湯状態の
カラミＣを移送する樋１１の先端部分を覆うようにした
延設部分３１とを有している。そして、前記筒状部分３
７は、側壁３２・３３と前壁３８および後壁３５により
成形されているとともに、前記延設部分３１は、前記側
壁３２・３３を樋１１側に延設するとともに、この樋１
１および水砕されたカラミを排出する樋１３が貫通する
ようにされた前壁３４、およびこの延設部分の上部を覆
う水平壁３６から成形されている。
３に示すように、水砕装置１０から立ち上る排ガスを排
出する上方に延びる矩形断面を有する筒状の部分３７
と、この筒状の部分３７を階段状に延設して溶湯状態の
カラミＣを移送する樋１１の先端部分を覆うようにした
延設部分３１とを有している。そして、前記筒状部分３
７は、側壁３２・３３と前壁３８および後壁３５により
成形されているとともに、前記延設部分３１は、前記側
壁３２・３３を樋１１側に延設するとともに、この樋１
１および水砕されたカラミを排出する樋１３が貫通する
ようにされた前壁３４、およびこの延設部分の上部を覆
う水平壁３６から成形されている。
【００１０】図１から図３に示すように、前記側壁３２
・３３と後壁３５の内側壁面には、冷却水配管４１が取
り付けられている。そして、この冷却水配管４１には図
示されない冷却水供給装置から高圧の冷却水が圧送され
て、この配管４１に設けられた複数のノズル４２から、
防爆フード３０の内側壁面に向けて、冷却水がシャワー
状に噴射するようにされている。また、このように噴射
されて各々の壁面を流下する冷却水は、各々の壁面に取
り付けられたステンレス製の板４３により集められて、
水砕排出用樋１３に排出するようにされている。
・３３と後壁３５の内側壁面には、冷却水配管４１が取
り付けられている。そして、この冷却水配管４１には図
示されない冷却水供給装置から高圧の冷却水が圧送され
て、この配管４１に設けられた複数のノズル４２から、
防爆フード３０の内側壁面に向けて、冷却水がシャワー
状に噴射するようにされている。また、このように噴射
されて各々の壁面を流下する冷却水は、各々の壁面に取
り付けられたステンレス製の板４３により集められて、
水砕排出用樋１３に排出するようにされている。
【００１１】さらに、図２に示すように水砕装置１０の
上部を覆う水平壁３６には、水砕装置１０を点検するた
めの点検孔３６ａが設けられ、カバー３６ｂが取り付け
られている。一方、側壁３２の樋１１の先端に臨む部分
には鋳付き除去装置５０を挿通するための挿通孔３２ａ
が設けられ、スライドするカバー３２ｂが取り付けられ
ている。また、この防爆フード３０の周囲には、第１の
作業床６０と第２の作業床６１が設けられており、この
第１の作業床６０には前述の鋳付き除去装置５０が取り
付けられているとともに、第２の作業床６１は前記点検
孔３６ａに近い高さを有するようにされて、作業者がこ
の点検孔３６ａから容易に水砕装置１０を点検できるよ
うにされている。
上部を覆う水平壁３６には、水砕装置１０を点検するた
めの点検孔３６ａが設けられ、カバー３６ｂが取り付け
られている。一方、側壁３２の樋１１の先端に臨む部分
には鋳付き除去装置５０を挿通するための挿通孔３２ａ
が設けられ、スライドするカバー３２ｂが取り付けられ
ている。また、この防爆フード３０の周囲には、第１の
作業床６０と第２の作業床６１が設けられており、この
第１の作業床６０には前述の鋳付き除去装置５０が取り
付けられているとともに、第２の作業床６１は前記点検
孔３６ａに近い高さを有するようにされて、作業者がこ
の点検孔３６ａから容易に水砕装置１０を点検できるよ
うにされている。
【００１２】前記鋳付き除去装置５０は、図２に示すよ
うに、前記第１の作業床６０に取り付けられたフレーム
５１に支持されたエアシリンダ５２と、この伸縮するエ
アシリンダ５２により駆動されて、樋１１の先端下部に
生じた鋳付きＤを打撃して除去するチッパ５３とを有し
ている。この鋳付き除去装置５０を使用しないときに
は、前記挿通孔３２ａはスライド蓋３２ｂにより塞がれ
るが、鋳付き除去作業を行うときにはこのスライド蓋３
２ｂをスライドさせて挿通孔３２ａを開放する。そし
て、エアシリンダ４２が伸張されると前記チッパ５３は
防爆フード３０内に延びて樋１１の先端に生じた鋳付き
Ｄを打撃するようにされている。
うに、前記第１の作業床６０に取り付けられたフレーム
５１に支持されたエアシリンダ５２と、この伸縮するエ
アシリンダ５２により駆動されて、樋１１の先端下部に
生じた鋳付きＤを打撃して除去するチッパ５３とを有し
ている。この鋳付き除去装置５０を使用しないときに
は、前記挿通孔３２ａはスライド蓋３２ｂにより塞がれ
るが、鋳付き除去作業を行うときにはこのスライド蓋３
２ｂをスライドさせて挿通孔３２ａを開放する。そし
て、エアシリンダ４２が伸張されると前記チッパ５３は
防爆フード３０内に延びて樋１１の先端に生じた鋳付き
Ｄを打撃するようにされている。
【００１３】次に、本実施例の防爆フード３０の作用に
ついて説明する。まず、樋１１により移送された溶湯状
態のカラミＣは、水砕装置１０の冷却水噴射装置１２か
ら噴出される高圧の冷却水により水砕されて、排出樋１
３により排出される。この時、高圧の冷却水が噴射され
た溶湯状態のカラミの一部は４方に飛散するが、本実施
例の防爆フード３０は、樋１１の先端部分を覆うように
延設されているので、カラミＣが外部に飛散することが
ない。また、飛散したカラミＣは防爆フード３０の内側
壁面に達するが、上述のように、内側壁面には冷却水が
流下するようにされているので、壁面に達したカラミの
飛沫は冷却されて凝固し、冷却水とともに壁面を流下
し、ステンレス板４３により集められて排出樋１３によ
り排出される。これにより、防爆フード３０の内側壁面
にはカラミが鋳付くことが無い。
ついて説明する。まず、樋１１により移送された溶湯状
態のカラミＣは、水砕装置１０の冷却水噴射装置１２か
ら噴出される高圧の冷却水により水砕されて、排出樋１
３により排出される。この時、高圧の冷却水が噴射され
た溶湯状態のカラミの一部は４方に飛散するが、本実施
例の防爆フード３０は、樋１１の先端部分を覆うように
延設されているので、カラミＣが外部に飛散することが
ない。また、飛散したカラミＣは防爆フード３０の内側
壁面に達するが、上述のように、内側壁面には冷却水が
流下するようにされているので、壁面に達したカラミの
飛沫は冷却されて凝固し、冷却水とともに壁面を流下
し、ステンレス板４３により集められて排出樋１３によ
り排出される。これにより、防爆フード３０の内側壁面
にはカラミが鋳付くことが無い。
【００１４】また、作業足場６０・６１を設けたので、
防爆フード３０の水平壁３６に設けた点検孔３６ａか
ら、水砕装置１０の点検作業および鋳付きＤの除去作業
を、容易にかつ安全に点検することができる。なお、点
検孔３６ａを塞ぐカバー３６ｂを、例えば耐熱ガラスか
ら成形することとすれば、水砕装置１０が作動している
状態でも安全に点検することができるとともに、この防
爆フード３０の内側壁面に噴射される冷却水を上方にも
噴射させることとすれば、このカバー３６ｂの内側が常
に洗われるので、視認性が失われることがない。さら
に、この点検孔３６ａから防爆フード３０内に延びるよ
うにバーナーを延設して、樋１１の先端部を加熱するよ
うにしても良い。
防爆フード３０の水平壁３６に設けた点検孔３６ａか
ら、水砕装置１０の点検作業および鋳付きＤの除去作業
を、容易にかつ安全に点検することができる。なお、点
検孔３６ａを塞ぐカバー３６ｂを、例えば耐熱ガラスか
ら成形することとすれば、水砕装置１０が作動している
状態でも安全に点検することができるとともに、この防
爆フード３０の内側壁面に噴射される冷却水を上方にも
噴射させることとすれば、このカバー３６ｂの内側が常
に洗われるので、視認性が失われることがない。さら
に、この点検孔３６ａから防爆フード３０内に延びるよ
うにバーナーを延設して、樋１１の先端部を加熱するよ
うにしても良い。
【００１５】また、本実施例においては、樋１の先端に
生じる鋳付きＤを、エアシリンダ５２を用いて機械的に
除去することができるので、鋳付きＤの除去作業を効率
よく行うことができる。
生じる鋳付きＤを、エアシリンダ５２を用いて機械的に
除去することができるので、鋳付きＤの除去作業を効率
よく行うことができる。
【００１６】
【発明の効果】本発明のカラミ水砕装置の防爆フード
は、上述のように構成されているので、以下に示すよう
な優れた効果を得ることができた。すなわち、カラミを
移送する樋の先端部分の上部に水平壁を設けるととも
に、この水平壁に開閉自在の点検孔を設け、かつこの点
検孔に容易に近づくことができる作業足場を設けたの
で、この作業足場上から、水砕装置の点検作業や鋳付き
の除去作業を容易かつ安全に行うことができることとな
った。さらには、前記樋の先端部分を覆う部分の側壁
に、鋳付き落とし装置を挿通させる挿通孔を設けたの
で、鋳付きの除去作業を安全にかつ効率的に行うことが
できる。加えて、防爆フードの内側壁面に冷却水を流下
させる冷却水供給装置を設けたので、防爆フードの内側
壁面に向かって飛散したカラミは、冷却水により冷却さ
れて固化し、かつ冷却水とともに流下するので、カラミ
が鋳付くことがない。
は、上述のように構成されているので、以下に示すよう
な優れた効果を得ることができた。すなわち、カラミを
移送する樋の先端部分の上部に水平壁を設けるととも
に、この水平壁に開閉自在の点検孔を設け、かつこの点
検孔に容易に近づくことができる作業足場を設けたの
で、この作業足場上から、水砕装置の点検作業や鋳付き
の除去作業を容易かつ安全に行うことができることとな
った。さらには、前記樋の先端部分を覆う部分の側壁
に、鋳付き落とし装置を挿通させる挿通孔を設けたの
で、鋳付きの除去作業を安全にかつ効率的に行うことが
できる。加えて、防爆フードの内側壁面に冷却水を流下
させる冷却水供給装置を設けたので、防爆フードの内側
壁面に向かって飛散したカラミは、冷却水により冷却さ
れて固化し、かつ冷却水とともに流下するので、カラミ
が鋳付くことがない。
【図１】本発明のカラミ水砕装置の防爆フードの１実施
例を示す縦断面図である。
例を示す縦断面図である。
【図２】図１に示す防爆フードの要部を示す正面断面図
である。
である。
【図３】図１に示す防爆フードの平面図である。
【図４】従来の防爆フードの縦断面図である。
１０ カラミ水砕装置 １１ カラミ移送用樋 １２ 冷却水噴射装置 １３ 水砕カラミ排出用樋 ２０ 従来の防爆フード ３０ 本発明の防爆フード ３１ 延設部分 ３２ 側壁 ３２ａ 鋳付き除去装置挿通孔 ３３ 側壁 ３４ 前壁 ３５ 後壁 ３６ 水平壁 ３６ａ 点検孔 ３７ 筒状部分 ３８ 前壁 ４１ 冷却水配管 ４２ ノズル ４３ ステンレス板 ５０ 鋳付き除去装置 ５１ フレーム ５２ エアシリンダ ５３ チッパ ６０ 第１の作業床 ６１ 第２の作業床 Ｃ 溶湯 Ｄ 鋳付き Ｗ 冷却水
Claims (3)
- 【請求項１】 噴射されている冷却水に、樋の先端から
溶湯状態のカラミを放出して水砕するカラミ水砕装置の
周囲を覆う防爆フードにおいて、前記樋の先端部分の上
部に水平壁を設けるとともに、この水平壁に開閉自在の
点検孔を設け、かつこの点検孔に容易に近づくことがで
きる作業足場を設けたことを特徴とするカラミ水砕装置
の防爆フード。 - 【請求項２】 前記防爆フードの前記樋の先端部分を覆
う部分の側壁に、鋳付き落とし装置を挿通させる挿通孔
を設けたことを特徴とする請求項１に記載のカラミ水砕
装置の防爆フード。 - 【請求項３】 前記防爆フードの内側壁面に冷却水を流
下させる冷却水供給装置を設置したことを特徴とする請
求項１または２に記載のカラミ水砕装置の防爆フード。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5223734A JPH0783577A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | カラミ水砕装置の防爆フード |
| AU66001/94A AU672698B2 (en) | 1993-06-30 | 1994-06-27 | Apparatus for water-granulating slag |
| US08/266,469 US5441205A (en) | 1993-06-30 | 1994-06-27 | Apparatus for water-granulating slag |
| EP19940109982 EP0636697A1 (en) | 1993-06-30 | 1994-06-28 | Apparatus for water-granulating slag |
| FI943102A FI943102A (fi) | 1993-06-30 | 1994-06-28 | Laite kuonan vesirakeistamista varten |
| CA 2127017 CA2127017A1 (en) | 1993-06-30 | 1994-06-29 | Apparatus for water-granulating slag |
| CN94107696A CN1103484A (zh) | 1993-06-30 | 1994-06-30 | 炉渣水淬成粒设备 |
| KR1019940015602A KR100205773B1 (ko) | 1993-06-30 | 1994-06-30 | 슬래그의 수쇄장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5223734A JPH0783577A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | カラミ水砕装置の防爆フード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0783577A true JPH0783577A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16802859
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5223734A Pending JPH0783577A (ja) | 1993-06-30 | 1993-09-08 | カラミ水砕装置の防爆フード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0783577A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110628971A (zh) * | 2019-11-01 | 2019-12-31 | 鞍钢集团工程技术有限公司 | 一种节能环保型水冲渣方法及装置 |
-
1993
- 1993-09-08 JP JP5223734A patent/JPH0783577A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110628971A (zh) * | 2019-11-01 | 2019-12-31 | 鞍钢集团工程技术有限公司 | 一种节能环保型水冲渣方法及装置 |
| CN110628971B (zh) * | 2019-11-01 | 2021-11-19 | 鞍钢集团工程技术有限公司 | 一种节能环保型水冲渣方法及装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100205773B1 (ko) | 슬래그의 수쇄장치 | |
| CA2613851C (en) | Method and apparatus for testing characteristics of a furnace melt | |
| JPH0783577A (ja) | カラミ水砕装置の防爆フード | |
| EP2750817B1 (en) | Dust emission reduction during metal casting | |
| CN216073885U (zh) | 出铁口的砌筑固定装置 | |
| KR101233898B1 (ko) | 열간 주편의 스카핑 시 용융물 포집 방법 및 장치 | |
| JPH08243730A (ja) | 除滓装置 | |
| KR100435566B1 (ko) | 연속주조공정용 턴디쉬 | |
| KR101142488B1 (ko) | 고로의 대탕도 커버 침식 방지장치 | |
| JP3358483B2 (ja) | 炉蓋冷却装置 | |
| KR100903639B1 (ko) | 고로의 출선구 분출물 차단장치 | |
| JP2005089792A (ja) | スクラップまたは溶銑の転炉あるいは予備処理炉への装入方法、装入装置および装入制御方法 | |
| KR100406436B1 (ko) | 출선구에서 분출되는 유해물질 차단장치 | |
| JPH07276039A (ja) | 溶融金属注入ノズルの洗浄ノズル | |
| JP2003205360A (ja) | 羽口耐火物構造 | |
| JP6828340B2 (ja) | スラグ水砕装置 | |
| SE517485C2 (sv) | Sätt vid separering av värdefull metall från en smältblanding, samt anordning härför | |
| KR19980061380U (ko) | 출선구면 이물제거장치 | |
| JPS63256240A (ja) | 鉛の連続鋳造方法 | |
| JPH09236390A (ja) | 炉 蓋 | |
| JPH11279618A (ja) | 精錬用ランス | |
| JP2558672Y2 (ja) | 鋳銑機の滓掻き出し装置 | |
| JPH0760069B2 (ja) | 溶融スラグの除去方法 | |
| JPH1150126A (ja) | 精錬用ランス | |
| JPH04362112A (ja) | 転炉炉前防煙シャッター |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020312 |