JPH0783327B2 - 送信出力制御回路 - Google Patents

送信出力制御回路

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JPH0783327B2
JPH0783327B2 JP21921790A JP21921790A JPH0783327B2 JP H0783327 B2 JPH0783327 B2 JP H0783327B2 JP 21921790 A JP21921790 A JP 21921790A JP 21921790 A JP21921790 A JP 21921790A JP H0783327 B2 JPH0783327 B2 JP H0783327B2
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Japan
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output
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amplifier
detection
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佑吉 相原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、主にTDMA無線送信機において、バースト状の
送信波の出力レベル、及び出力の立上り立下り特性を広
いダイナミックレンジに渡って制御する送信出力制御回
路に関する。
従来の技術 従来、この種の送信出力制御回路は第1図に示すよう
な、いわゆる自動電力制御(APC)回路があり、送信出
力を電源電圧、入力、温度等の諸条件の変動に対して一
定に保つ役割りをしている。第5図において、1は送信
VOC,2は送信電力増幅回路、3は方向性結合器、4はダ
イオードを使用した検波回路、5は比較誤差アンプであ
る。送信VCO1からの出力は送信電力増幅回路2で電力増
幅され、方向性結合器3を介して送信される。方向性結
合器3は送信電力増幅回路2の出力を一部分岐して検波
回路4に供給し、その検波出力を比較誤差アンプ5に入
力する。比較誤差アンプではこの検波出力と基準波形8
(Vref)とを比較し、その比較結果に応じて送信電力増
幅回路2に制御電圧VAPCを与え増幅度を制御する。こう
して送信出力制御負帰還ループが構成されている。送信
出力レベルは通常、離散的な値をとり、最大最小のレベ
ル差は高々20数dBであるから、一般的に良く知られてい
るダイオードを用いた簡単な検波回路で、ほぼその目的
を達成できる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、今後一般に広く普及してゆくであろう狭
帯域TDMA無線通信では、送信波はバースト状であるか
ら、隣接チャンネルへのスペクトラムの拡がりを抑える
為には、送信波の立上り、立下り特性を正確に制御しな
くてはならない。
一例として、ディジタルセルラー電話の欧州統一規格で
あるGSM規格では、立上り立下り応答時間特性を、出力
下限−36dBmまたはピーク値とのレベル相対比−70dBcの
ポイント、及び−30dBcのポイントと、ピーク値に達す
る時間とを規定している。
ところが前述したように一般的な検波回路はダイオード
の検波特性を応用したものであるから本質的にはダイナ
ミックレンジが狭く、多少の工夫をしても20数dBにしか
ならず、制御可能な送信出力レンジがはるかに不足す
る。
本発明はこのような従来の課題は解決するもので、検波
回路のダイナミックレンジの不足を補い、送信出力を広
いダイナミックレンジにわたって再現性よく制御するこ
とを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は送信電力増幅回路
の出力の一部を分離する方向性結合器と、分離した出力
を非線形に増幅する非線形増幅器と、この非線形増幅器
の出力を検波する検波回路と、この検波回路の出力と基
準値との比較結果に応じて送信電力増幅回路の増幅度を
制御する手段とを有するものである。
作用 上記構成の作用は次のようになる。送信電力増幅回路か
ら出力された送信出力の一部が方向性結合器によって取
り出され、非線形増幅器で対数関数的に増幅され検波回
路で検波されて略線形に補正された検波出力が得られ
る。したがって、検波回路のダイナミックレンジが等価
的に拡大され、この検波出力をもとに送信電力増幅回路
の増幅度が制御される。
実施例 第1図は本発明の一実施例の構成を示す。図中第5図と
同一部分には同一符号を付して説明を省略する。7は高
周波対数増幅器又は入出力特性がそれと比較的相似な飽
和型増幅器のような非線形増幅器である。送信電力増幅
回路2で増幅された送信電力は、方向性結合器3で一部
が取り出され、非線形増幅器7に入力される。非線形増
幅器7は第3図に示すように増幅特性が対数関数的に変
化するものが使用される。このような特性の非線形増幅
器は第2図に示すようなトランジスタ2段RF増幅器によ
る飽和型アンプにより実現できる。この非線形増幅器7
の出力を検波回路4に入力する。検波回路4をダイオー
ド検波回路とすればその検波特性は第6図のように入力
の増加とともに急激に検波電圧が立上る特性を有する。
従って非線形増幅器7との総合特性は第4図に示すよう
な線形特性となる。
本発明は上記のような構成で、検波回路4のダイナミッ
クレンジを拡大しようとするものである。少し詳しく説
明すると、ダイオードの検波特性は第6図のようであり
入力の増加と共に急激に検波電圧が立上る。また検波感
度も一定でなく、入力が小さいと制御ループ利得も小さ
くなる。従って制御できる送信電力のダイナミックレン
ジを拡大するには、下限をのばし、上限の立上りを抑
え、検波特性をなるべく一定の傾きにする必要がある。
非線形増幅器7は第3図に示すように入力の増大につれ
て利得が減少するような特性をもっている為、これを検
波回路4に前置することにより、第4図のように検波特
性のダイナミックレンジを拡大することができる。なお
本目的から推して、この増幅器の特性は厳密な対数変換
特性を持つものに限定されない。但し、線形増幅器では
目的は達成されない。また、入出力間の位相遅れが大き
い場合は、本発明の目的である高速バースト制御には不
適となる。
この大巾に拡大された検波特性を利用すれば送信バース
ト波の波形制御は可能となり、比較誤差アンプ5に入力
する基準波形8に従って送信出力が高速に変化する。
本実施例による送信出力制御回路をTDMA無線機の送信バ
ースト波制御回路に応用したところ、立上り立下り時間
応答及び、周波数占有帯域スペクトラム応答共に大きな
改善効果が得られた。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、検波回路の前段に
非線形増幅器を置くことにより、送信出力検波回路のダ
イナミックレンジを大巾に拡大することができ、バース
ト状送信波の出力制御を可能にするという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による送信出力制御回路のブロック図、
第2図は本発明に使用される飽和型アンプの実施例を示
す回路図、第3図は第2図に示した回路の入出力特性
図、第4図は本発明による送信出力制御回路の結合検波
特性図、第5図は従来の送信出力制御回路のブロック
図、第6図は第5図の構成による検波特性図である。 1……送信VCO、2……送信電力増幅回路、3……方向
性結合器、4……検波回路、5……比較誤差アンプ、7
……非線形増幅器、8……基準波形(Vref)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信電力を増幅する送信電力増幅回路と、
    前記送信電力増幅回路の出力の一部を分離する方向性結
    合器と、分離した出力を増幅する非線形増幅器と、前記
    非線形増幅器の出力を検波する検波回路と、前記検波回
    路の出力と基準値との比較結果に応じて前記送信電力増
    幅回路の増幅度を制御する手段と有する送信出力制御回
    路。
JP21921790A 1990-08-20 1990-08-20 送信出力制御回路 Expired - Lifetime JPH0783327B2 (ja)

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JP21921790A JPH0783327B2 (ja) 1990-08-20 1990-08-20 送信出力制御回路
US07/740,966 US5214393A (en) 1990-08-20 1991-08-06 Transmission output control circuit
EP91307314A EP0472330B1 (en) 1990-08-20 1991-08-08 Transmission output control circuit
DE69113925T DE69113925T2 (de) 1990-08-20 1991-08-08 Schaltung zum Regeln des Sendeausgangspegels.
FI913935A FI104299B (fi) 1990-08-20 1991-08-20 Lähetysannon ohjauspiiri

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JPH04100428A JPH04100428A (ja) 1992-04-02
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JP2861749B2 (ja) * 1993-09-30 1999-02-24 日本電気株式会社 出力レベル制御回路
JPH09238037A (ja) * 1996-03-01 1997-09-09 Nec Corp 出力電力制御回路
JP3214448B2 (ja) * 1998-05-28 2001-10-02 日本電気株式会社 無線機器および無線機器の制御方法

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JPH04100428A (ja) 1992-04-02

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