JPH0782484A - ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物 - Google Patents

ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物

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JPH0782484A
JPH0782484A JP22443393A JP22443393A JPH0782484A JP H0782484 A JPH0782484 A JP H0782484A JP 22443393 A JP22443393 A JP 22443393A JP 22443393 A JP22443393 A JP 22443393A JP H0782484 A JPH0782484 A JP H0782484A
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JP
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polyphenylene sulfide
sulfide resin
composition
acid
copolymer
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JP22443393A
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Kiyotaka Kawashima
清隆 川島
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 末端チオール基の濃度が5μモル/g以上、
50μモル/g以下であるポリフェニレンサルファイド
樹脂(A)と、エチレン/α,β−エチレン型不飽和カ
ルボン酸共重合体系アイオノマ−樹脂(C)と、エポキ
シ基含有アルコキシシランもしくはイソシアネ−ト基含
有アルコキシシラン(C)とを、(A)/(B)=5/
95〜95/5(重量比)、{(A)+(B)}/
(C)=99.99/0.01〜95/5(重量比)で
含むポリフェニレンサルファイド樹脂組成物。 【効果】 成形品外観が良好であると共に靭性、耐衝撃
性が大幅に改良され、さらにこれら性質が安定かつ再現
性良く発現される。特に繊維状強化材や無機フィラ−等
を実質的に含まない系において、これら効果の発現が顕
著である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相溶性に優れ、成形品
外観が良好であると共に、靱性、耐衝撃性も大幅に改良
された実用性の高いポリフェニレンサルファイド樹脂組
成物に関するものである。
【0002】
【 従来の技術】ポリフェニレンサルファイド(以後、
PPSと記す)樹脂は卓越した耐熱性、耐薬品性を有す
るエンジニアリングプラスチックスとして近年注目され
ているが、特にPPS単独系、繊維状強化材や無機フィ
ラ−の含有率が比較的低い組成物では脆弱であり、実用
性が著しく制限されている。
【0003】これらの問題点を解決するために、各種の
エラストマ−成分をPPS樹脂に対し配合する試みがな
されている。例えば、PPS樹脂に対しα−オレフィン
とα,β−不飽和酸のグリシジルエステルからなるオレ
フィン系共重合体を配合する方法(特開昭58−154
757号)、不飽和カルボン酸等を共重合したα−オレ
フィン共重合体とエポキシ樹脂を配合する方法(特開昭
59−207921号)、さらに実質的に非晶性ポリア
ミドとカルボキシル基及び/又はエポキシ基含有オレフ
ィン共重合体とをPPS樹脂に配合する方法(特開昭6
1−53356号)等が知られている。また、充填材を
含むPPS樹脂の系において、射出成形時の流動性、離
型性の悪化を防ぐことを主目的として前記系に金属イオ
ンで中和されたカルボン酸を有する共重合体を添加した
組成物(特開昭62−207366号)が既に知られて
いる。
【0004】しかしながら、いずれの変性オレフィン系
共重合体を添加した場合も、PPS樹脂とオレフィン系
共重合体が本来極めて相溶性に劣るために、靱性、耐衝
撃性の向上さらには外観(相溶性)改良において未だ効
果が十分であるとは言い難い。特に繊維状強化材及び/
又は無機フィラ−等の含有率が低い系もしくはこれらを
実質的に含まない系では、外観における顕著なパ−ル模
様、層剥離現象が見られ、相溶性に甚だ劣るのが現状で
ある。
【0005】さらにPPS樹脂に対してこれら変性オレ
フィン系共重合体に代表されるエラストマ−成分を配合
した場合、相溶性が劣ることに加え、エラストマ−成分
の分散状態が極めて不均一であるがために、例えば溶融
混練によって得た組成物の機械的性質(強度、伸び等)
などの数値が大幅にばらつき、さらに再現性にも極めて
劣るなどの現象を生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来のエ
ラストマ−成分配合組成物では、相溶性に劣り、また分
散状態がきわめて不均一であることに起因して靱性、耐
衝撃性の改良効果が不十分であり、且つ機械的性質の安
定性、再現性にも乏しい。特に、各種変性オレフィン系
共重合体を配合した組成物ではこれらの傾向が顕著であ
り、なかでも繊維状強化材及び/又は無機フィラ−の含
有量が低い系もしくはこれらを実質的に含まない系で
は、成形品表面での著しいパ−ル模様、剥離現象が見ら
れる。
【0007】本発明の目的は、PPS樹脂の最大の欠点
の一つである脆弱さが大幅に改善された、靱性、耐衝撃
性に優れる組成物を提供することにある。更に本発明の
目的は、繊維状強化材及び/又は無機フィラ−等の含有
率が低い系、特に繊維状強化材や無機フィラ−を実質的
に含まない系において良好な相溶性を有し、加えて高度
の機械的性質がばらつくことなく、再現性よく保持する
ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決し、
本発明の目的を達成するための手段として、末端チオー
ル基の濃度が特定の範囲内にあるPPS樹脂(A)にエ
ラストマ−成分である金属イオンで中和されたカルボキ
シル基含有オレフィン共重合体(B)を含有せしめ、か
つシラン化合物(C)を介在させると、変性オレフィン
系共重合体を配合した従来のPPS樹脂組成物では見ら
れぬ良好な相溶性、均一性に加え、高度の靱性、耐衝撃
性を安定且つ再現性よく保持できることを見い出し、本
発明を完成するに到った。
【0009】即ち、本発明は、末端チオール基の濃度が
5μモル/g以上、50μモル/g以下であるポリフェ
ニレンサルファイド樹脂(A)と、金属イオンで中和さ
れたカルボキシル基含有オレフィン共重合体(B)と、
シラン化合物(C)とを含んでなることを特徴とするポ
リフェニレンサルファイド樹脂組成物を提供するもので
ある。
【0010】本発明の組成物の最大の特徴は、きわめて
高い靱性、耐衝撃性を有しながら、これら高度な機械的
性質をばらつかせることなく再現性良く保持し、更に外
観(相溶性)にも優れることにある。
【0011】本発明に使用するPPS樹脂としては、末
端チオール基の濃度が特定の範囲にあることが必須であ
り、即ち末端チオール基濃度が5μモル/g以上、50
μモル/g以下であるPPS樹脂が使用される。末端チ
オール基濃度が5μモル/g未満であると、エラストマ
ー成分である金属イオンで中和されたカルボキシル基含
有オレフィン共重合体やシラン化合物との反応性に劣
り、また末端チオール基濃度が50μモル/gを越える
と、加工時の組成物の色調や溶融粘度が不安定となる。
【0012】一般に末端チオール基濃度は、特開昭62
−187731号等に記載のヨードアセトアミド法によ
り定量することができるが、以下にその原理と操作を示
す。 (1)原理(ヨードアセトアミド法)
【0013】
【化1】
【0014】(2)操作 粉末状のポリマーサンプル10mg〜1g程度を精秤
し、密栓型試験管に入れ、アセトン2.5mlおよびヨ
ードアセトアミド50mモルからなるアセトン溶液2.
5mlを加え、密栓し、100℃で60分間加熱し、水
冷し、開栓し、それから液相部を分離し、紫外線吸光度
計を用いて、450nmの吸光度(I2の吸光度)を測
定する。前もってモデルチオール化合物「Cl−C64
−SH」に関して作製しておいた検量線を用いて吸光度
から末端のチオール基濃度を算出する。(サンプル量は
アセトンスラリー中のチオール基の濃度が0.1〜0.
3mモルの範囲になるように適当に選ぶことが好まし
い。)同一粉末状サンプルにつき3回づつ測定を行っ
て、末端チオール基濃度の平均値を求める。
【0015】本発明に使用するPPS樹脂としては、下
記一般式化2で示される構成単位を70モル%以上含む
ものがすぐれた特性の組成物をもたらすので好ましい。
【0016】
【化2】
【0017】このポリマ−の重合方法としては、p−ジ
クロルベンゼンを硫黄と炭酸ソーダの存在下で重合させ
る方法、極性溶媒中で硫化ナトリウムあるいは水硫化ナ
トリウムと水酸化ナトリウム叉は硫化水素と水酸化ナト
リウムの存在下で重合させる方法、p−クロルチオフェ
ノールの自己縮合などがあげられるが、N−メチルピロ
リドン、ジメチルアセトアミドなどのアミド系溶剤やス
ルホラン等のスルホン系溶媒中で硫化ナトリウムとp−
ジクロルベンゼンを反応させる方法が適当である。この
際に重合度を調節するためにカルボン酸やスルホン酸の
アルカリ金属塩を添加したり、水酸化アルカリを添加し
たりすることは好ましい方法である。
【0018】ここでPPS樹脂中に含有される共重合成
分としては、下記に示すようなメタ結合、エーテル結
合、スルホン結合、スルフィドケトン結合、ビフェニル
結合、置換フェニルスルフィド結合、3官能フェニルス
ルフィド、ナフチル結合等が挙げられ、共重合体成分の
含有率は、好ましくは30モル%未満である。ただし、
3官能性以上の結合を含有させる場合の含有率は、通常
5モル%以下、好ましくは3モル%以下である。
【0019】
【化3】
【0020】
【化4】
【0021】
【化5】
【0022】
【化6】
【0023】
【化7】
【0024】
【化8】
【0025】
【化9】
【0026】
【化10】
【0027】かかるPPS樹脂は一般的な製造法、例え
ば(1)ハロゲン置換芳香族化合物と硫化アルカリとの
反応(米国特許第2513188号明細書等、特公昭4
4−27671号および特公昭45−3368号参
照)、(2)チオフェノール類のアルカリ触媒叉は銅塩
等の共存下に於ける縮合反応(米国特許第327461
5号、英国特許第1160660号参照)、(3)芳香
族化合物を塩化硫黄とのルイス酸触媒共存下に於ける縮
合反応(特公昭46−27255号、ベルギー特許第2
9437号参照)等により合成されるものであり、目的
に応じ任意に選択し得る。
【0028】本発明の組成物におけるPPS樹脂(A)
としては、実質的に線状構造を有するPPS樹脂の使用
が好適である。実質的に線状構造を有するPPS樹脂
は、特公昭52−12240号公報で代表される製造方
法によって製造することが可能であるが、該方法に限定
されたものではない。
【0029】本発明で好適に使用される、実質的に線状
構造を有するPPS樹脂は、酸処理の後洗浄されたもの
であることが特に好ましい。この酸処理に使用される酸
としては、PPS樹脂を分解する作用を有するものでな
ければ特に制限はないが、酢酸、塩酸、硫酸、リン酸、
珪酸、炭酸、プロピル酸等を挙げることができ、なかで
も酢酸、塩酸が好ましく使用される。本発明において用
いる酸処理の方法としては、酸または酸水溶液にPPS
樹脂を浸漬する方法等がある。この際、必要に応じ攪拌
または加熱することができる。例えば、酢酸により酸処
理する場合、pH4の水溶液を80〜90℃に加熱した
中にPPSを浸漬し、30分間攪拌することにより、十
分な効果が得られる。酸処理されたPPS樹脂は、残存
している酸または塩等を物理的に除去するため、水また
は温水で数回洗浄することが好ましい。このときに使用
される水としては、蒸留水または脱イオン水であること
が好ましい。本発明において好適に使用されるPPS樹
脂において好ましく実施される酸処理には、PPS樹脂
の粉粒体を用いることも可能であり、また重合後のスラ
リ−状態にあるPPS樹脂をそのまま酸処理に供するこ
とも可能である。
【0030】本発明で使用されるPPS樹脂(A)とし
ては、特にASTM D1238による316℃/50
00g荷重下(オリフィス;0.0825±0.002
インチ径×0.315±0.001インチ長さ)でのメ
ルトフロ−レ−トが800g/10分以下、好ましくは
200g/10分以下、特に好ましくは50g/10分
以下のPPS樹脂が好適である。
【0031】一方、本発明で用いる金属イオンで中和さ
れたカルボキシル基含有オレフィン共重合体とは、具体
的にはα−オレフィン又はスチレンと1個もしくは2個
以上のカルボキシル基を有する1種以上のα,β−エチ
レン型不飽和カルボン酸とから得られた共重合体を1〜
3個の原子価を有する金属イオンにて一部又はすべて中
和させたものを挙げることができる。
【0032】α−オレフィンは一般式 R1CH=CH2
を有し、ここでR1は水素又はアルキル基であり、その
アルキル基の炭素数は1〜8が好適であり、例えばエチ
レン、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセ
ン−1、ヘプテン−1、3−メチルブテン−1、4−メ
チルペンテン−1及びこれらの混合物等が含まれる。ス
チレンとしては、例えばスチレン、クロロスチレン、α
−メチルスチレン、エチルビニルベンゼンなどが挙げら
れる。
【0033】カルボキシル基を有するα,β−エチレン
型不飽和カルボン酸は、例えば炭素数3〜8個のα,β
−不飽和カルボン酸である。このような単量体の例とし
ては、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、イタ
コン酸、マレイン酸、フマル酸、およびこれらジカルボ
ン酸のモノエステル、例えばマレイン酸水素メチル、フ
マル酸水素メチル、フマル酸水素エチルなどが挙げられ
る。該α,β−エチレン型不飽和カルボン酸は共重合体
中に0.01〜90モル%の濃度で存在することができ
る。
【0034】該共重合体は例えば次のようなものが挙げ
られる。エチレン/アクリル酸共重合体、エチレン/メ
タクリル酸共重合体、エチレン/イタコン酸共重合体、
エチレン/マレイン酸水素メチル共重合体、エチレン/
マレイン酸共重合体、エチレン/アクリル酸/メタクリ
ル酸メチル共重合体、エチレン/メタクリル酸/アクリ
ル酸エチル共重合体、エチレン/イタコン酸/メタクリ
ル酸メチル共重合体、エチレン/マレイン酸水素メチル
/アクリル酸エチル共重合体、エチレン/メタクリル酸
/酢酸ビニル共重合体、エチレン/アクリル酸/ビニル
アルコ−ル共重合体、エチレン/プロピレン/アクリル
酸共重合体、エチレン/スチレン/アクリル酸共重合
体、エチレン/メタクリル酸/アクリロニトリル共重合
体、エチレン/フマル酸/ビニルメチルエ−テル共重合
体、エチレン/塩化ビニル/アクリル酸共重合体、エチ
レン/塩化ビニリデン/アクリル酸共重合体、エチレン
/弗化ビニル/メタクリル酸共重合体、エチレン/クロ
ロトリフルオロエチレン/メタクリル酸共重合体、ポリ
エチレン/アクリル酸グラフト共重合体、ポリエチレン
/メタクリル酸グラフト共重合体、重合したエチレン/
プロピレンアクリル酸グラフト共重合体、重合したエチ
レン/ブテン−1メタクリル酸グラフト共重合体、重合
したエチレン/ビニルアセテ−トメタクリレ−トグラフ
ト共重合体、ポリプロピレン/アクリル酸グラフト共重
合体、ポリプロピレン/メタクリル酸グラフト共重合
体、ポリブテン・アクリル酸グラフト共重合体、ポリ−
3−メチルブテン/アクリル酸グラフト共重合体、ポリ
エチレン/アクリル酸/アクリル酸エチルグラフト共重
合体、スチレン/マレイン酸共重合体、スチレン/アク
リロニトリル/マレイン酸共重合体、スチレン/α−メ
チルスチレン/マレイン酸共重合体、スチレン/アクリ
ル酸共重合体、スチレン/メチルメタクリレ−ト/イタ
コン酸共重合体などがあるがこれらに限定されるもので
はない。
【0035】本発明に用いることができる金属イオンで
中和されたカルボン酸を有する共重合体に存在する一部
のあるいは全てのカルボン酸を中和する1〜3価の金属
イオンは、1価金属イオンとして、Na+、K+、L
+、Cs+、Ag+、Cu+、Hg +であり、二価金属イ
オンとしては、Be2+、Mg2+、Ca2+、Sr2+、Ba
2+、Cu2+、Cd2+、Hg2+、Sn2+、Pb2+、F
2+、Co2+、Ni2+及びZn 2+であり、三価金属イオ
ンとしては、Al3+、Sc3+、Fe3+、Yt3+である。
【0036】本発明に用いることができる金属イオンで
中和されたカルボン酸を有する共重合体の具体的一例を
挙げると、「ハイミラン」の名称で三井・デュポンポリ
ケミカル社より市販されているアイオノマ−樹脂などが
あるが、これらに限定されるものではない。
【0037】本発明におけるシラン化合物(C)とは、
有機官能基及び珪素原子を構造中に含有するシランカッ
プリング剤であり、なかでもエポキシ基を含むアルコキ
シシラン又はフェノキシシラン、もしくはイソシアネ−
ト基を含むアルコキシシラン又はフェノキシシランの1
種または2種以上が好適に使用される。
【0038】エポキシアルコキシシラン又はエポキシフ
ェノキシシランとしては、1分子中にエポキシ基を1個
以上有し、アルコキシ基又はフェノキシ基を2個あるい
は3個有するシラン化合物であればいずれのものでも有
効である。例えば、γ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリフェノキシ
シラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチ
ルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ
エトキシシランなどが挙げられる。
【0039】イソシアネ−トアルコキシシラン又はイソ
シアネ−トフェノキシシランとしては、1分子中にイソ
シネ−ト基を1個以上有し、アルコキシ基又はフェノキ
シ基を2個あるいは3個有するシラン化合物であればい
ずれのものでも有効である。例えば、イソシアネ−トプ
ロピルトリエトキシシラン、イソシアネ−トプロピルト
リフェノキシシラン、イソシアネ−トプロピルトリメト
キシシラン、イソシアネ−トプロピルメチルジエトキシ
シランなどが挙げられる。
【0040】本発明の組成物におけるPPS樹脂(A)
成分と金属イオンで中和されたカルボキシル基含有オレ
フィン共重合体(B)成分とシラン化合物(C)の混合
割合は、(A)/(B)=5/95〜95/5(重量
比)、{(A)+(B)}/(C)=99.99/0.
01〜95/5(重量比)の範囲である。(A)成分と
(B)成分の割合:(A)/(B)が前記した範囲にあ
るとき靱性、耐衝撃性の改良効果が発現される。また
{(A)+(B)}成分と(C)成分との割合:
{(A)+(B)}/(C)が前記した範囲のあると射
出成形時におけるガス発生等の問題がなく、成形加工性
に優れる。なかでも好適な割合は、(A)/(B)=2
5/75〜90/10、{(A)+(B)}/(C)=
98/2〜99.9/0.1である。
【0041】本発明の組成物は、繊維状強化材及び/又
は無機フィラ−の含有率が低い系もしくはこれらを実質
的に含まない系においても良好な相溶性を有し、加えて
高度の機械的性質をばらつきなく更に再現性よく保持す
る特徴である。特に、繊維強化材及び/又は無機フィラ
−を実質的に含まない系においては、これら効果の発現
が明確であり、従って好適である。
【0042】一方、本発明の組成物には、繊維状強化材
及び/又は無機フィラーを含有せしめることは可能であ
る。
【0043】繊維状強化材としては、ガラス繊維、アス
ベスト繊維、炭素繊維、シリカ繊維、シリカ・アルミナ
繊維、ジルコニア繊維、窒化ホウ素繊維、窒化珪素繊
維、ホウ素繊維、チタン酸カリウム繊維、さらにステン
レス、アルミニウム、チタン、銅、真ちゅう等の金属の
繊維状物の無機質繊維状物質及びアラミド繊維等の有機
質繊維状物質等が挙げられる。特に代表的な繊維状強化
材は、ガラス繊維、または炭素繊維である。なおポリア
ミド、フッ素樹脂、アクリル樹脂等の高融点有機質繊維
状物質も使用することができる。
【0044】また無機フィラ−としては、炭化珪素、窒
化ホウ素、各種金属粉末、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、カオリン、クレ−、パイロフィライト、ベントナイ
ト、セリサイト、ゼオライト、雲母、ネフェリンシナイ
ト、タルク、アタルパルジャイト、ウオラストナイト、
PMF、フェライト、硅酸アルミニウム、硅酸カルシウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイト、
三酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化チタン、アルミナ、
酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化鉄、二硫
化モリブデン、黒鉛、石膏、ガラスビ−ズ、ガラスパウ
ダ−、ガラスバル−ン、石英、シリカ、石英ガラス等を
挙げることができる。
【0045】本発明の組成物には、本発明の目的を損わ
ない範囲で下記の如き重合体を混合して使用できる。こ
れら重合体としてはエチレン、ブチレン、ペンテン、ブ
タジエン、イソプレン、クロロプレン、スチレン、α−
メチルスチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル酸
エステル、メタクリル酸エステル、(メタ)アクリロニ
トリルなどの単量体の単独重合体または共重合体、ポリ
ウレタン、ポリブチレンテレフタレ−ト、ポリエチレン
テレフタレ−ト等のポリエステル、ポリアセタ−ル、ポ
リカ−ボネ−ト、ポリアミド、ポリサルホン、ポリアリ
ルサルホン、ポリエ−テルサルホン、ポリア−リレ−
ト、ポリフェニレンオキシド、ポリエ−テルケトン、ポ
リエ−テルエ−テルケトン、ポリイミド、ポリアミドイ
ミド、ポリエ−テルイミド、シリコ−ン樹脂、エポキシ
樹脂、フェノキシ樹脂、フッ素樹脂、液晶ポリマ−、ポ
リアリ−ルエ−テルなどの単独重合体、ランダム共重合
体またはブロック共重合体、グラフト共重合体等を挙げ
ることができる。
【0046】また、本発明の組成物には、可塑剤、少量
の離型剤、着色剤、滑剤、耐熱安定剤、耐候性安定剤、
発泡剤、防錆剤、難燃剤等を添加してもよい。
【0047】本発明の組成物は、公知の方法で調製が可
能である。例えば、末端チオール基濃度が特定の範囲に
あるPPS樹脂(A)成分と金属イオンで中和されたカ
ルボキシル基含有オレフィン共重合体(B)成分とシラ
ン化合物(C)との3成分、さらには必要に応じその他
の原料とをタンブラ−又はヘンシェルミキサ−のような
混合機で均一に混合の後、1軸又は2軸押出混練機に供
給して200℃〜350℃の温度範囲下で溶融混練し、
ペレットとして本発明の組成物を得る方法がある。
【0048】本発明のPPS樹脂組成物は、その優れた
特性により種々の用途に利用でき、その例としては、チ
ュ−ブ、ホ−ス、パイプ、ロッド、フィルム、シ−ト、
電線被覆、ワイヤ−被覆、光ハァイバ−被覆、ギア、カ
ム、軸受、ベアリング、バッキング、ガスケット、Oリ
ング、ファスナ−、バルブ、ジョイント、グリップ、キ
ャスタ−、ロ−ラ−、スイッチ、ケ−ス、さらに自動車
エンジン回りのアンダ−フ−ド点火系部品、自動車用発
電機部品のケ−シング、自動車用コネクタ等の各種自動
車部品、コネクタ、スイッチ等の電子・電気機器部品、
精密機械部品等があり、さらに粉体塗料、溶液型の接着
剤、塗料等としても使用できる。
【0049】
【実施例】以下に、本発明を実施例により具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもの
ではない。尚、例中の部は重量部を意味する。尚、以下
の参考例で得られるPPSの末端チオール基濃度、対数
粘度〔η〕、メルトフローレート、全ナトリウム含有量
の測定は以下の通りである。
【0050】(1)末端チオール基濃度 前述のヨードアセトアミド法による。
【0051】(2)対数粘度〔η〕 PPSのα−メチルクロルナフタレン溶液(PPS濃度
0.4g/100ml)の206℃(400°F)にお
ける相対粘度値を測定し、次式により算出したものであ
る。
【0052】〔η〕=ln(相対粘度値)/PPS濃度
【0053】(3)メルトフロ−レ−ト ASTM D1238による316℃/5000g荷重
下、オリフィス;0.0825±0.002インチ径×
0.315±0.001インチ長さでの値である。
【0054】(4)全ナトリウム含有量 ポリマ−を硫酸分解して、原子吸光法により測定。
【0055】参考例1(PPS−(1)の製造) 攪拌機付のオ−トクレ−ブにN−メチルピロリドン 1
993gと硫化ナトリウム2.7水塩 537g(4.
1モル)、水酸化ナトリウム 1.6g(0.04モ
ル)および安息香酸ナトリウム 144g(1.0モ
ル)とを仕込み、窒素雰囲気下に200℃まで約2時間
かけて攪拌しながら徐々に昇温させて102mlの水を
留出させた。
【0056】次いで、反応系を150℃に冷却したのち
p−ジクロルベンゼン 603g(4.1モル)と1,
2,4−トリクロルベンゼン 1.8g(0.01モ
ル)およびN−メチルピロリドン 310gを加え、2
30℃で2時間、さらに260℃で3時間反応させた
が、この間、重合反応終了時の内圧は 9.5Kg/c
2であった。
【0057】しかるのち、オートクレーブを冷却して内
容物を濾別し、次いでケ−キを熱水で3回洗浄し、さら
にアセトンで2回洗浄してから120℃で乾燥せしめ
て、394gの淡灰褐色をした粒状のPPSを得た(収
率=89%)。
【0058】ここに得られたPPSは、末端チオール基
濃度が15μモル/g、対数粘度〔η〕0.25、メル
トフロ−レ−ト550g/10分、全ナトリウム含有量
が80ppmであった。これをPPS−(1)と称す。
【0059】参考例2(PPS−(2)の製造) 参考例1で得たPPS−(1)のパウダ−をリボンブレ
ンダ−に投入し、240℃で空気を吹き込みながら攪拌
して、5時間熱処理し、架橋せしめて最終的に末端チオ
ール基濃度が8μモル/g、固有粘度〔η〕0.36、
メルトフロ−レ−ト50g/10分、全ナトリウム含有
量が80ppmのPPSポリマ−を得た。これをPPS
−(2)と称す。
【0060】参考例3(PPS−(3)の製造) オ−トクレ−ブにN−メチルピロリドン 7900gと
硫化ナトリウム 3260g(25モル、結晶水40%
を含む)、水酸化ナトリウム 4.0gおよび酢酸ナト
リウム三水和物 3400g(25モル)とを仕込み、
窒素雰囲気下に205℃まで約2時間かけて攪拌しなが
ら徐々に昇温させて、水 1360gを含む1500m
lの留出水を除去した。
【0061】次いで、反応系を150℃に冷却したのち
p−ジクロルベンゼン 3750g(25.5モル)と
N−メチルピロリドン 2000gを加え、230℃で
4時間反応させ、さらに260℃で2時間反応させた。
【0062】しかるのち、オ−トクレ−ブを冷却して内
容物を濾別し、次いでケ−キを70℃の温水で5回洗浄
し、80℃で24時間減圧乾燥せしめて、約2200g
の顆粒状のPPSを得た(収率82%)。さらに、この
顆粒状のPPS樹脂約2200gを90℃に加熱された
pH4の酢酸水溶液 20l中に投入し、約30分間攪
拌し続けた後濾過し、濾液のpHが7になるまで約90
℃のイオン交換水で洗浄し、120℃で24時間乾燥し
た。
【0063】ここに得られたPPSは、末端チオール基
濃度が40μモル/g、固有粘度〔η〕0.32、メル
トフロ−レ−ト100g/10分、全ナトリウム含有量
が250ppmであった。これをPPS−(3)と称
す。
【0064】参考例4(PPS−(4)の製造) 攪拌機付の5lオ−トクレ−ブにN−メチルピロリドン
1233gと硫化ナトリウム2.7水塩 636g
(5.0モル、分析61.5%)、酢酸リチウム二水和
物 510g(5.0モル)及び水 90g(5.0モ
ル)とを仕込み、窒素雰囲気下で205℃において約1
時間20分攪拌しながら水 257gを含む留出液29
0mlを生じた。
【0065】次いで、反応系を150℃に冷却したのち
p−ジクロルベンゼン 750g(5.1モル)をN−
メチルピロリドン 400g中に溶解させた溶液を加
え、265℃で3時間反応させたが、この間、重合反応
終了時の内圧は9.0Kg/cm2であった。
【0066】しかるのち、オ−トクレ−ブを冷却して内
容物を濾別し、次いでケ−キを熱水で3回洗浄し、さら
にアセトンで2回洗浄した後、pH 1のHCl水溶液
に室温で30分間浸漬後、脱イオン水で洗浄/80℃下
減圧乾燥により467gのPPSを得た。(収率=86
%)
【0067】ここに得られたPPSは、末端チオール基
濃度が35μモル/g、固有粘度〔η〕0.25、メル
トフロ−レ−ト550g/10分、全ナトリウム含有量
が100ppmであった。これをPPS−(4)と称
す。
【0068】[実施例1〜5]参考例で製造したPPS
樹脂と表−1に示す金属イオンで中和されたカルボキシ
ル基含有オレフィン共重合体とシラン化合物とその他の
原料を表中に示す割合で均一に混合の後、35mmφの
2軸押出機にて290℃で溶融混練しペレットを得た。
このペレットをインラインスクリュ−式の3オンス射出
成形機を用いシリンダ−温度290℃、金型温度135
℃、射出圧力1000Kgf/cm2、射出スピード中
速にて、機械的特性評価用テストピ−ス及び相溶性評価
用シ−トを成形し、各種特性、相溶性を評価した。この
結果を表−1に示す。
【0069】なお、評価項目は以下のとうりである。 <機械的特性> (1)曲げ特性 ASTM D−790に準拠して、曲げ強度、曲げ破断
伸びを1/8″(厚)×1/2″(幅)×5″(長)の
試片にて測定。
【0070】ただし、測定試片数:n=10である。
【0071】(2)Izod衝撃強度 ASTM D−256に準拠して、ノッチ無/ノッチ付
の両衝撃強度を1/8″(厚)×1/2″(幅)×2・
1/2″(長)の試片にて測定。
【0072】ただし、測定試片数:n=10(各々)で
ある。
【0073】<相溶性>フィルムゲ−トによる2mm
(厚)×50mm(幅)×100mm(長)のシ−トで
の外観を目視にて判定。
【0074】○…成形品の表面が均一で剥離現象がなく
良好。 △…成形品の表面が不均一でパ−ル状光沢がある。 ×…成形品の表面が不均一で剥離現象がある。
【0075】
【表1】
【0076】*1)エラストマーエラストマー 1:エチレン-メタクリル酸共重合体,Naイオンタイフ゜(ハイミラン185
6:三井テ゛ュホ゜ンホ゜リケミカル)エラストマー 2:エチレン-メタクリル酸共重合体,Znイオンタイフ゜(ハイミラン185
5:三井テ゛ュホ゜ンホ゜リケミカル)エラストマー 3:エチレン フ゛テン-1共重合体(タフマーA4085:三井石油株
式会社) *2)シランシラン 1:γ-ク゛リシト゛キシフ゜ロヒ゜ルトリメトキシシランシラン 2:イソシアネ-トフ゜ロヒ゜ルトリエトキシシラン *3)カ゛ラス繊維:直径13μm、長さ3mmチョッフ゜ト゛ストラント゛、 *4)曲げ特性、Izod衝撃の項における( )内の数値は標
準偏差:σn-1である。 *5)N.B.:破壊せず(No Breakの略)を表す。
【0077】[比較例1〜4]参考例で製造したPPS
樹脂と、各種エラストマー成分、及びその他の原料を表
中に示す割合で均一に混合の後、35mmφの2軸押出
機にて、290℃で溶融混練しペレットを得た。このペ
レットを用い、実施例1〜5と全く同様の射出成形によ
りテストピ−ス及びシ−トを得て、実施例1〜5と同様
の項目を評価した。この結果を表−2に示す。
【0078】
【表2】
【0079】*1)、*2)、*3)、*4)は表1と同じ。
【0080】
【発明の効果】本発明の組成物は、前記(A)、(B)
および(C)の各成分が相溶性良く配合されている。特
に、繊維状強化材及び/又は無機フィラ−等の含有量が
低い系もしくはこれらを実質的に含まない系において
は、成形品外観が良好であると共に靭性、耐衝撃性が大
幅に改良され、さらにこれらの高度な機械的性質が安定
かつ再現性良く発現される。このような本発明組成物
は、エンジニアリングプラスチックスとして優れた物性
を備えた実用性の大きい成形材料である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 末端チオール基の濃度が、5μモル/g
    以上、50μモル/g以下であるポリフェニレンサルフ
    ァイド樹脂(A)と、金属イオンで中和されたカルボキ
    シル基含有オレフィン共重合体(B)と、シラン化合物
    (C)とを含んでなることを特徴とするポリフェニレン
    サルファイド樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 ポリフェニレンサルファイド樹脂(A)
    が、実質的に線状構造を有するものである請求項1記載
    の組成物。
  3. 【請求項3】 ポリフェニレンサルファイド樹脂(A)
    が、酸処理された後、洗浄されたものである請求項2記
    載の組成物。
  4. 【請求項4】 シラン化合物(C)が、エポキシ基含有
    シラン化合物もしくはイソシアネ−ト基含有シラン化合
    物から選ばれるものである請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】 ポリフェニレンサルファイド樹脂(A)
    の溶融粘度が、ASTMD 1238による316℃/
    5000g荷重下(オリフィス;0.0825±0.0
    02インチ径×0.315±0.001インチ長さ)で
    のメルトフロ−レ−トで800g/10分以下である請
    求項1、2または3記載の組成物。
  6. 【請求項6】 ポリフェニレンサルファイド樹脂(A)
    の溶融粘度が、ASTMD 1238による316℃/
    5000g荷重下(オリフィス;0.0825±0.0
    02インチ径×0.315±0.001インチ長さ)で
    のメルトフロ−レ−トで200g/10分以下である請
    求項1、2または3記載の組成物。
  7. 【請求項7】 ポリフェニレンサルファイド樹脂(A)
    の溶融粘度が、ASTMD 1238による316℃/
    5000g荷重下(オリフィス;0.0825±0.0
    02インチ径×0.315±0.001インチ長さ)で
    のメルトフロ−レ−トで50g/10分以下である請求
    項1、2または3記載の組成物。
  8. 【請求項8】 ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物
    が、繊維状強化材や無機フィラーを実質的に含有しない
    組成物である請求項1〜7のいずれか1つに記載の組成
    物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006292131A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Rinnai Corp 電動式水量調節弁
JP2007254519A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Toray Ind Inc 樹脂組成物およびそれからなる成形品

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