JPH0782220B2 - 高コントラストな画像が得られるハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

高コントラストな画像が得られるハロゲン化銀写真感光材料

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JPH0782220B2
JPH0782220B2 JP62170426A JP17042687A JPH0782220B2 JP H0782220 B2 JPH0782220 B2 JP H0782220B2 JP 62170426 A JP62170426 A JP 62170426A JP 17042687 A JP17042687 A JP 17042687A JP H0782220 B2 JPH0782220 B2 JP H0782220B2
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    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀写真感光材料に関し、特に高コン
トラストな写真画像を得ることのできるハロゲン化銀写
真感光材料に関する。
〔従来の技術〕
従来からハロゲン化銀写真感光材料は写真製版プロセス
に広く使用されている。この写真製版プロセス過程に
は、連続階調の原稿を網点画像に変換する工程、つまり
原稿の連続階調の濃度変化をこの濃度に比例する面積を
有する網点の集合に変換する工程が含まれている。
この変換工程においては、硬調な写真特性を有するハロ
ゲン化銀写真感光材料を使用して交線スクリーンまたは
コンタクトスクリーンを介して原稿の撮影を行い、これ
を現像処理することによって網点画像を形成するように
していた。
画像に硬調な特性を付与するためには、従来、特開昭58
-106244号公報に示されたように、ハロゲン化銀写真感
光材料に、いわゆる硬調化剤としてホルミルヒドラジン
のような化合物を含有させ、さらに、この化合物を硬調
特性を有効に発揮させるハロゲン化銀粒子を用いたり、
その他の写真用添加剤を適宜組み合わせて所望の写真感
光材料を得るように調整していた。このようにして得ら
れたハロゲン化銀写真感光材料は、確かに感光材料とし
て安定しており、迅速処理可能な現像液で処理すること
によっても高コントラストな写真画像を得ることができ
るものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このようなハロゲン化銀写真感光材料で
は、連続階調の原稿を網点画像に変換する際、網点中に
砂状ピン状のカブリ、いわゆる黒ピンが発生して網点画
像の品質を損なうという問題点を有していた。そこで、
この問題点を解決するために、従来ではヘテロ原子をも
つ種々の安定剤、抑制剤を加えるなどの手段が講じられ
ることがあったが、必ずしも有効なものとは言い難いも
のであった。
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので
ある。即ち本発明の目的は硬調な写真特性を有するとと
もに、網点画像中に発生するカブリを抑制して高コント
ラストな写真特性を発揮することのできるハロゲン化銀
写真感光材料を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の上記目的は少なくとも一層の、表面潜像型ハロ
ゲン化銀乳剤を含むハロゲン化銀乳剤層を有する、ネガ
型ハロゲン化銀写真感光材料において、下記一般式
〔I〕で表される化合物を含有することを特徴とするハ
ロゲン化銀写真感光材料によって達成し得ることを見出
だした。
一般式〔I〕 式中、R1及びR2はアリール基またはヘテロ環基を表し、
Rは有機結合基を表し、nは0〜6、mは0または1を
表しnが2以上の時は、各Rは同じでも異なっていても
よい。
ここで、R1及びR2で表わされるアリール基としてはフェ
ニル基、ナフチル基等が挙げられ、ヘテロ環基としては
ピリジル基、ベンゾチアゾリル基、キノリン基、チエニ
ル基等が挙げられるが、R1及びR2として好ましくはアリ
ール基である。R1及びR2で表わされるアリール基または
ヘテロ環基は、置換基を有するものを含む。置換基とし
ては例えばハロゲン原子(例えば塩素、フッ素など)、
アルキル基(例えばメチル、エチル、ドデシルなど)、
アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、イソプロポ
キシ、ブトキシ、オクチルオキシ、ドデシルオキシな
ど)、アシルアミノ基(例えばアセチルアミノ、ビバリ
ルアミノ、ベンゾイルアミノ、テトラデカノイルアミ
ノ、α−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)ブチリル
アミノなど)、スルホニルアミノ基(例えば、メタンス
ルホニルアミノ、ブタンスルホニルアミノ、ドデカンス
ルホニルアミノ、ベンゼンスルホニルアミノなど)、ウ
レア基(例えば、フェニルウレア、エチルウレアな
ど)、チオウレア基(例えば、フェニルチオウレア、エ
チルチオウレアなど)、ヒドロキシ基、アミノ基、アル
キルアミノ基(例えば、メチルアミノ、ジメチルアミノ
など)、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基(例え
ば、エトキシカルボニル)、カルバモイル基、スルホ基
などが挙げられる。Rは表される有機結合基としては、
例えばアルキレン基(例えばメチレン、エチレン、トリ
メチレン、テトラメチレンなど)、アリーレン基(例え
ばフェニレン、ナフチレンなど)、アラルキレン基、ヘ
テロ環基等が挙げられるがアルキレン基は結合中にオキ
シ基、チオ基、セレノ基、カルボニル基、 (R3は水素原子、アルキル基、アリール基を表わす)、
スルホニル基等を含んでも良い。Rで表される基は置換
基を有するものを含む。
置換基としては例えば、−CONHNHR4(R4は上述したR1
びR2と同じ意味を表わす)、アルキル基、アルコキシ
基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシ基、アシ
ル基、アリール基、等が挙げられる。
Rとしては好ましくはアルキレン基である。
一般式〔I}で表される化合物のうち好ましくはR1及び
R2が置換または未置換のフェニル基であり、n=m=1
でRがアルキレン基を表わす化合物である。
具体的化合物 本発明のハロゲン化銀写真感光材料中には、上記一般式
〔I〕で表される化合物が含有されるが、本発明の写真
感光材料に含まれる一般式〔I〕の化合物の量は、本発
明の写真感光材料中に含有されるハロゲン化銀1モル当
たり5×10-7モルないし5×10-1モルであることが好ま
しい。
特に5×10-5モルないし1×10-2モルの範囲とすること
が好ましい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、少なくとも一層
のハロゲン化銀乳剤層を有する。すなわちハロゲン化銀
乳剤層は、支持体の片面に少なくとも一層設けられてい
ることもあるし、支持体の両面に少なくとも一層設けら
れていることもある。そして、このハロゲン化銀乳剤は
支持体上に直接塗設されるか、あるいは他の層例えばハ
ロゲン化銀乳剤を含まない親水性コロイド層を介して塗
設されることができ、さらにハロゲン化銀乳剤層の上に
は、保護層としての親水性コロイド層を塗設してもよ
い。またハロゲン化銀乳剤層は、異なる感度、例えば高
感度及び低感度の各ハロゲン化銀乳剤層に分けて塗設し
てもよい。この場合、各ハロゲン化銀乳剤層の間に、親
水性コロイドから成る中間層を設けてもよい。またハロ
ゲン化銀乳剤層と保護層との間に、中間層を設けてもよ
い。すなわち、必要に応じて中間層、保護層、アンチハ
レーション層、バッキング層などの非感光性親水性コロ
イド層を設けてもよい。
一般式〔I〕で表される化合物を本発明のハロゲン化銀
写真感光材料に含有せしめるには、材料中の親水性コロ
イド層に含有させるのが好ましく、特に好ましくはハロ
ゲン化銀乳剤層及び/または該ハロゲン化銀乳剤層に隣
接する親水性コロイド層に含有させるのがよい。
但し上記一般式〔I〕の化合物はハロゲン化銀乳剤層で
はなく、他の層に含有されるのでもよい。例えばこの乳
剤層に積層して塗設された他の親水性コロイド層に含有
せしめてもよいことは勿論である。
本発明の最も好ましい実施態様は、一般式〔I〕の化合
物がハロゲン化銀乳剤層に含有せしめられ、親水性コロ
イドがゼラチンまたはゼラチン誘導体からなる態様であ
る。
次に一般式〔I〕の化合物を親水性コロイド層に含有せ
しめる方法について説明する。この方法としては、例え
ば適宜の水及び/または有機溶媒に該化合物を溶解して
添加する方法、あるいは有機溶媒に溶かした液をゼラチ
ンあるいはゼラチン誘導体等の親水性コロイドマトリッ
クス中に分散してから添加する方法、またはラテックス
中に分散して添加する方法等が挙げられる。本発明を実
施する際は、これらの方法のいずれを用いてもよい。そ
して添加する際には、上記一般式〔I〕の化合物は、単
独で用いても好ましい画像特性を得ることができるが、
この化合物は2種以上を適宜の比率で組み合わせて用い
てもよいことが確認されている。
また、別の添加方法としては、上記一般式〔I〕の化合
物を適当な有機溶媒、例えば水、メタノール、エタノー
ル等のアルコール類やエーテル類、エステル類等に溶解
して、オーバーコート法等によりハロゲン化銀写真感光
材料のハロゲン化銀乳剤層の最外層になる部分に直接塗
布してハロゲン化銀写真感光材料に含有せしめるように
してもよい。
前記の如く本発明は好ましい実施態様として、一般式
〔I〕の化合物をハロゲン化銀乳剤層中に添加すること
が挙げられ、また別の好ましい実施態様においては、ハ
ロゲン化銀乳剤層を含む親水性コロイド層に直接隣接す
る親水性コロイド層、または中間層を介して隣接する親
水性コロイド層に添加される。
次に本発明のハロゲン加銀写真感光材料に用いるハロゲ
ン化銀について説明する。ハロゲン化銀としては、任意
の組成のものを使用できる。例えば塩化銀、塩臭化銀、
塩沃臭化銀、純臭化銀もしくは塩沃臭化銀がある。この
ハロゲン化銀の粒子の平均径は0.05〜0.5μmの範囲の
ものが好ましく用いられるが、なかでも0.10〜0.40μm
のものが好適である。
本発明で用いるハロゲン化銀粒子の粒径分布は任意であ
るが、以下定義する単分散度の値が1〜30のものが好ま
しく、更に好ましくは5〜20の範囲となるように調整す
る。
ここで単分散度は、粒径の標準偏差を平均粒径で割った
値を100倍して数値として定義されるものである。なお
ハロゲン化銀粒子の粒径は、便宜上、立方晶粒子の場合
は稜長で表し、その他の粒子(8面体、14面体等)は、
投影面積の平方根で算出する。
本発明を実施する場合、例えばハロゲン化銀の粒子とし
て、その構造が少なくとも2層の多層積層構造を有する
タイプのものを用いることができ、例えばコア部に塩化
銀、シェル部に臭化銀、逆にコア部が臭化銀、シェル部
が塩化銀である塩臭化銀粒子から成るものを用いること
ができる。このとき、沃素を任意の層に5モル%以内で
含有させることができる。
さらにまた、ハロゲン化銀は種々の化学増感剤によって
増感することができる。その増感剤として、例えば、活
性ゼラチン、硫黄増感剤(チオ硫酸ソーダ、アリルチオ
カルバミド、チオ尿素、アリルイソチアシネート等)、
セレン増感剤(N,N−ジメチルセレノ尿素、セレノ尿素
等)、還元増感剤(トリエチルテトラミン、塩化銀1ス
ズ等)、例えばカリウムクロロオーライト、カリウムオ
ーリチオシアネート、カリウムクロロオーレート、2−
オーロスルホンベンゾチアゾールメチルクロライド、ア
ンモニウムクロロパラデート、カリウムクロロプラチネ
ート、ナトリウムクロロパラダイト等で代表される各種
貴金属増感剤等をそれぞれ単独で、あるいは2種以上併
用して用いることができる。なお金増感剤を使用する場
合は助剤的にロダンアンモンを使用することもできる。
本発明に用いるハロゲン化銀粒子は、内部の感度より表
面感度の高い粒子、謂ゆるネガ画像を与えるハロゲン化
銀粒子に好ましく適用することができるので上記化学増
感剤で処理することにより性能を高めることができる。
また本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、メルカプ
ト類(1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール、2
−メルカプトベンツチアゾール)、ベンゾトリアゾール
類(5−プロムベンゾトリアゾール−5−メチルベンゾ
トリアゾール)、ベンツイミダゾール類(6−ニトロベ
ンツイミダゾール)などを用いて安定化またはカブリ抑
制を行うことができる。なお本発明に用いられるハロゲ
ン化銀乳剤には、増感色素、可塑剤、帯電防止剤、界面
活性剤、硬膜剤などを加えることもできる。
本発明に係る一般式〔I〕の化合物を親水性コロイド層
に添加する場合、該親水性コロイド層のバインダーとし
てはゼラチンが好適であるが、ゼラチン以外の親水性コ
ロイドも用いることができる。これらの親水性バインダ
ーは支持体の両面にそれぞれ10g/m2以下で塗設すること
が好ましい。
本発明の実施に際して用い得る支持体としては、例えば
バライタ紙、ポリエチレン被覆紙、ポリプロピレン合成
紙、ガラス板、セルロースアセテート、セルロースナイ
トレート、例えばポリエチレンテレフタレートなどのポ
リエステルフィルムを挙げることができる。これらの支
持体は、それぞれハロゲン化銀写真感光材料の使用目的
に応じて適宜選択される。
本発明のハロゲン化銀写真材料を現像処理するには、例
えば以下の現像主薬が用いられる。
HO−(CH=CH)n−OH型現像主薬の代表的なものとして
は、ハイドロキノンがあり、その他にカテコール、ピロ
ガゾールなどがある。
また、HO−(CH=CH)n−NH2型現像剤としては、オル
ト及びパラのアミノフェノールまたはアミノピラゾロン
が代表的なもので、N−メチル−p−アミノフェノー
ル、N−β−ヒドロキシエチル−p−アミノフェノー
ル、p−ヒドロキシフェニルアミノ酢酸、2−アミノナ
フトール等がある。
ヘテロ環型現像剤としては、1−フェニル−3−ピラゾ
リドン、1−フェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリ
ドン、1−フェニル−4−メチル−4−ヒドロキシメチ
ル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4−メチル−4
−ヒドロキシメチル−3−ヒラゾリドンのような3−プ
ラゾリドン類等を挙げることができる。
その他、T.H.ジェームス著ザ・セオリィ・オブ・ザ・ホ
トグラフィック・プロセス第4版(The Theory of the
Photographic Process,Fourth Edition)第291〜334頁
及びジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソ
サエティ(Journal of the American Chemcal Societ
y)第73巻、第3,100頁(1951)に記載されているごとき
現像剤が本発明に有効に使用し得るものである。これら
の現像剤は単独で使用しても2種以上組み合わせてもよ
いが、2種以上を組み合わせて用いる方が好ましい。ま
た本発明の感光材料の現像に使用する現像液には保恒剤
として、例えば亜硫酸ソーダ、亜硫酸カリ等の亜硫酸塩
を用いても、本発明の効果が損なわれることはない。ま
た保恒剤としてヒドロキシルアミン、ヒドラジド化合物
を用いてもよい。その他一般白黒現像液で用いられるよ
うな苛性アルカリ、炭酸アルカリまたはアミンなどによ
るpHの調整とバッファー機能をもたせること、及びプロ
ムカリなど無機現像抑制剤及び5−メチルベンゾトリア
ゾール、5−メチルベンツイミダゾール、5−ニトロイ
ンダゾール、アデニン、グアニン、1−フェニル−5−
メルカプトテトラゾールなどの有機現像抑制剤、エチレ
ンジアミン四酢酸等の金属イオン捕捉剤、メタノール、
エタノール、ベンジルアルコール、ポリアルキレンオキ
シド等の現像促進剤、アルカリアリールスルホン酸ナト
リウム、天然のサポニン、糖類または前記化合物のアル
キルエステル物等の界面活性剤、グルタルアルデヒド、
ホルマリン、グリオキザール等の硬膜剤、硫酸ナトリウ
ム等のイオン強度調整剤等の添加を行うことは任意であ
る。
本発明において使用される現像液には、有機溶媒として
ジエタノールアミンやトリエタノールアミン等のアルカ
ノールアミン類やジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール等のグリコール類を含有させてもよい。また
ジエチルアミン−1,2−プロパンジオール、ブチルアミ
ノプロパノール等のアルキルアミノアルコール類は特に
好ましく用いることができる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例について説明する。なお当然のこと
ではあるが、本発明は以下の実施例にのみ限定されるも
のではない。
実施例−1 写真感光材料のハロゲン化銀乳剤層に一般式〔I〕で表
される例示化合物(その種類は後掲の表−2に示す。)
を次の要領で添加して、試料を調製した。
(ハロゲン化銀写真感光材料の調整) 両面に厚さ0.1μmの下塗層(特開昭59-19941の実施例
−1の方法による)を施した厚さ100μmのポリエチレ
ンテレフタートフィルムの一方の下塗層上に、下記処方
(1)のハロゲン化銀乳剤層をゼラチン量が1.5g/m2
銀量が3.3g/m2になる様に塗設し、さらにその上に下記
処方(2)の保護層をゼラチン量が1.0g/m2になる様に
塗設し、また反対側のもう一方の下塗層上には下記処方
(3)に従ってバッキング層をゼラチン量が3.5g/m2
なる様に塗設し、さらにその上に下記処方(4)の保護
層をゼラチン量が1g/m2になる様に塗設して試料No.1〜1
3を得た。
処方(1)〔ハロゲン化銀乳剤層組成〕 処方(2)〔乳剤保護層組成〕 処方(3)〔バッキング層組成〕 処方(4)〔バッキング保護層組成〕 得られた試料について、下記の方法による網点品質試験
を行った。
(網点品質性試験方法) ステーションウェッジに網点面積50%の返し網スクリー
ン(150線/インチ)を一部付して、これに試料を密着
させてキノセン光源で5秒間露光を与え、この試料を下
記現像液、下記定着液を投入した迅速処理用自動現像機
にて下記の条件で現像処理を行い、試料の網点品質を10
0倍のルーペで観察し、網点品質の高いものを「5」ラ
ンクとし、以下「4」、「3」、「2」、「1」までの
5ランクとした。なおランク「1」及び「2」は実用上
好ましくないレベルである。
また網点中のカブリも同様に評価し、網点中に全く黒ピ
ンの発生していないものを最高ランク「5」とし、網点
中に発生する黒ピンの発生度に応じてランク「4」、
「3」、「2」、「1」とそのランクを順次下げて評価
するものとした。なお、ランク「1」及び「2」では黒
ピンも大きく実用上好ましくないレベルである。
(現像液処方) (組成A) (組成B) 現像液の使用時に水500ml中に上記組成A、組成Bの順
に溶かし、1に仕上げて用いた。
(定着液処方) (組成A) (組成B) 定着液の使用時に水500ml中に上記組成A、組成Bの順
に溶かし、1に仕上げて用いた。この定着液のpHは約
4.3であった。
(現像処理条件) (工 程) (温 度) (時 間) 現 像 38 ℃ 30 秒 定 着 28 ℃ 20 秒 水 洗 常 温 20 秒 なお、処方(1)におけるハロゲン化銀乳剤層に添加し
た比較化合物としては以下の(a)〜(c)の化合物を
使用した。
(試験結果) 表−2に、本発明の試料No.1〜10と上記比較化合物を用
いて調製した試料No.11〜13について、そのハロゲン化
銀乳剤層に添加した化合物とその添加量を示した。なお
表−2中の一般式〔1〕の化合物は、前記例示化合物の
番号で示した。
表−3は網点品質性試験の結果を、上記各試料に対して
ランク付けして示したものである。
表−3からも明らかなように、網点品質に関しては、本
発明に係る試料No.1〜10がいずれもランク「4」以上で
ランク「5」の方が多い結果を示し、比較試料No.11〜1
3はいずれもランク「3」という結果を示している。ラ
ンク「1」、「2」が実用に耐えないレベルであること
に徴すれば、試料No.11〜13はいずれも網点品質は良好
なものとは言い難いが、本発明に係る試料No.1〜10はい
ずれも極めて網点品質が高く良好なものであることがわ
かった。
また、カブリの指標とする黒ピンの発生度に関しても、
本発明に係る試料No.1〜10はいずれもランク「5」に評
価され、カブリのない極めて良好な結果を示しているに
対し、比較試料11〜13はいずれもランク「2」以下であ
って実用に耐え難い結果を示していることがわかった。
実施例−2 実施例−1の試料No.7において、ハロゲン化銀粒子の単
分散度(粒径の揃い)を、4から40に変えて実験した。
その他は前記試料No.7と同様にし、例えば一般式(I)
で示される化合物として同じ例示化合物No.9を用いた。
単分散度は、粒子の仕込時のpH電位、Ag+イオンとハラ
イドイオンの供給量を変化させることにより、常法にコ
ントロールダブルジェット法により調製することができ
る。
また露光、現像処理も、実施例−1と同様にして行って
写真性能を評価した。
評価結果を、表−4に示す。試料No.14〜No.18は、網点
品質4.5〜5、黒ピン4.5〜5といずれも良好であり、網
点品質が高く、かつカブリが極めて少ないことがわかっ
た。
〔発明の効果〕 以上本発明によれば、ハロゲン化銀写真感光材料に一般
式〔I〕で示した化合物を含有せしめることによって、
写真画像の硬調特性を有し、かつ網点品質の高い優れた
感光材料を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一層の、表面潜像型ハロゲン化
    銀乳剤を含むハロゲン化銀乳剤層を有する、ネガ型ハロ
    ゲン化銀写真感光材料において、下記一般式〔I〕で表
    される化合物を含有することを特徴とするハロゲン化銀
    写真感光材料。 一般式(I) (式中、R1及びR2はアリール基またはヘテロ環基を表
    し、Rは有機結合基を表し、nは0〜6、mは0または
    1を表し、nが2以上の時は、各Rは同じでもことなっ
    ていてもよい。)
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JPS5828570B2 (ja) * 1978-11-02 1983-06-16 コニカ株式会社 直接ポジ画像の形成方法

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JPS6486134A (en) 1989-03-30

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