JPH0781570A - 計画修正システム - Google Patents

計画修正システム

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JPH0781570A
JPH0781570A JP5225442A JP22544293A JPH0781570A JP H0781570 A JPH0781570 A JP H0781570A JP 5225442 A JP5225442 A JP 5225442A JP 22544293 A JP22544293 A JP 22544293A JP H0781570 A JPH0781570 A JP H0781570A
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JP
Japan
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proposal
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JP5225442A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Eguchi
俊宏 江口
Setsuo Tsuruta
節夫 鶴田
Toshiya Oshima
俊哉 大島
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】中央処理装置1は、設備6から通信ケーブル7
を介して送られる列車の運行実績と、今後の運行計画か
ら列車の運行を予測して、これをもとにダイヤが乱れた
場合には、ダイヤを回復させるための提案ダイヤを作成
する。提案実行管理部は、提案管理情報に格納される個
々の提案の詳細情報から提案を実施あるいは破棄するタ
イミングを判断し、提案の実行または破棄を自動的に行
う。また、提案評価部は、提案評価条件に従って提案内
容の評価を行い、提案評価データを作成し、その結果を
用いて提案評価図を作成する。 【効果】提案の判断に十分な時間を確保でき、判断ミス
や操作ミスを未然に防ぐ事ができる。提案の評価結果を
ビジュアル化することで評価がより直感的に行え、提案
採否の判断が容易になる。提案の実施状態の運行を予測
し、提案の妥当性を確認出来る。複数の回復計画の比較
判断が容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、列車,バス,航空機ダ
イヤなど、移動本の運行計画立案システムに関する。
【0002】
【従来の技術】第1回鉄道電気技術研究発表会III−1
(1991)「帰納学習手法の運転整理エキスパートシス
テムへの適用」において、列車の回復計画を作成する場
合に、列車の運転状況から列車の走行を予測し、不具合
を検出し、不具合内容を解消可能な運転整理案を自動的
に作成後、表示を行うシステムが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記システムを含む従
来の運転整理システムでは、運転整理案を作成後に、作
成した整理案の表示を行い、整理案の採否を判断する。
しかし、運転整理を行う場合、システムが立案した整理
案の評価および採否の総合判断は指令員に任されてお
り、整理案が複数考えられる場合や、指令員の考えと異
なる提案が出力された場合等は、整理案の評価や選択に
時間がかかる。従って、提案による運行乱れの回復提案
を多角的に評価し、その結果を判り易く表示して指令員
の判断を容易にする必要がある。
【0004】また、鉄道など時々刻々と状況が変化する
システムの計画修正では、システムの計画修正案に対し
て早急に承認/否承認の判断を行う必要があった。とこ
ろが、複数の箇所でダイヤが乱れるなどして提案が頻繁
に発生した場合や、通常と異なる乱れが発生した場合等
は、時間に追われて提案の採否判断が十分に行えなくな
る。このため、提案をあまり吟味せずに破棄してしまっ
たり、誤って実行してしまう危険が高まり、システムの
提案出力の頻度の調整を行っても、本来実行されるべき
提案が指令員に提示される前に捨てられてしまうという
問題が残った。
【0005】また、従来の運転整理システムの提案出力
のタイミングは、運行の支障を検知した時点で提案して
いたため、実際に制御が有効となる時間よりかなり早い
時期に提案が出されていた。このため、提案を承認して
から、その提案が列車の運行を制御するまでにかなりの
間隔が生じ、その間に運行状況がシステムの予測と変わ
ってしまい、実施した提案の効果がなくなってしまった
り、かえって逆効果になってしまう問題もあった。
【0006】本発明の目的は、提案の評価結果のビジュ
アル化と、システムによる提案の実行タイミングの管理
により、指令員が提案の採否判断を行う環境を改善し、
提案の実行判断が余裕をもって正確に行える操作性の良
い計画修正システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】システムが回復計画をあ
る一定の周期で立案し、指令員は、その回復計画に含ま
れる個々の提案に対して、提案モードとして「仮承
認」,「承認」,「破棄」を設定あるいは設定を解除す
ることができる。システムが生成した提案の提案モード
のデフォルトは未設定であり、指令員が手動で作成した
提案には自動的に「手動」の提案モードが設定される。
【0008】ある提案の提案モードに「承認」が設定さ
れた場合は、直ちにその提案は実行され、提案モードに
「破棄」が設定された場合は、直ちにその提案は破棄さ
れる。また、ある提案の提案モードに「仮承認」または
「手動」が設定されている場合は、提案の内容(駅,列
車,制御内容など)から自動的に設定された提案の実施
可能最終時刻になった時点でシステムが提案を自動的に
承認して実行する。また、提案モードが未設定の提案
は、提案可能最終時刻になると自動的に破棄される。
【0009】一方、システムが生成した回復計画は、遅
延量,走行時間,停車時間,運行速度などの評価モード
を用いて多角的に評価し、その結果をビジュアル化して
指令員に提示する。評価モードが「遅延量」の場合は、
各移動体の回復計画による運行予測と回復計画との時間
差を各サンプリング点で算出し、その結果を色・形・大
きさ等でクラス分けした評価マークで表現して運行図表
上の各サンプリング点に対応する位置に表示する。これ
を全てのサンプリング点について行うことにより、提案
評価図を作成する。評価モードが「走行時分」「停車時
分」「運行速度」の場合も同様に行う。
【0010】提案評価図を表示中、運行図表の表示モー
ドを切り替えて、運行方向,移動体の種別毎に運行図表
の表示を切替えると、提案評価図の表示モードも自動的
に切替わり、表示モードで指定した情報を表示させる。
また、マルチウィンドウを用いて複数の評価モードによ
る評価結果図を同時に表示したり、複数の回復計画を作
成して、各々の回復計画の提案評価図を同時表示した
り、各々のサンプリング点での評価結果の差をもとに提
案評価図を作成し、複数の回復計画の優劣を比較検討す
る。
【0011】上記で述べた提案評価図は、評価マークの
色・形・大きさや、評価モード等の評価条件あるいは、
運行図表の表示モードを変更した場合、自動的に変更し
た内容が提案評価図の表示に反映される。また、回復計
画に変更が生じた場合や、予測結果が更新された場合に
も自動的に再評価計算を行い、評価結果および表示は更
新される。
【0012】
【作用】上記の計画修正システムでは、システムが運行
状況を監視し、複数の提案から構成される回復計画を周
期的に立案してこれを更新する。指令員には、常に回復
計画を実施した場合の運行予測結果と予測ダイヤ上の提
案箇所が付けられた提案マークを表示する。指令員は、
システムの提案状況を常時監視しながら、提案を修正し
たり、部分的に実行したり破棄することができる。また
予約実行を行うことも可能である。具体的には、提案箇
所に表示される提案マークを操作することにより、個々
の提案に対して「承認」「仮承認」「破棄」の提案モー
ドを設定したり設定を解除して行う。本システムは、個
々の提案に設定された提案モードと提案内容(駅,列
車,制御内容)から、提案を実行または破棄するタイミ
ングを自動的に判断するため、複数の提案の実行判断を
行う必要がある場合にも、指令員の実行判断時間を十分
に確保することが可能となる。また、回復計画を多角的
に評価し、それをビジュアル化することにより、回復計
画の評価が直感的に行えるため、指令員の実行判断を容
易にするための情報提供が可能となる。これらのことに
より、指令員の提案実行時の判断がより正確になり、必
要な提案を破棄してしまったり、不要な提案を実施して
しまう等といったミスが減少し、運転整理の質の向上
と、指令員の負荷軽減が実現する。
【0013】
【実施例】図1は、列車の運行計画が乱れた場合の回復
計画を立案する運転整理システムの全体構成図である。
図中、1は、指令員5がマウス4を用いて指示したデー
タを記憶装置2に書き込んだり、記憶装置2からデータ
を読み込み表示装置3に表示させたりするための中央処
理装置であり、設備6から通信ケーブル7を介して送ら
れる列車の運行実績を受信して、実績ダイヤ22に書き
込み、運行計画の変更内容を受信して計画ダイヤ21に
書き込む実績/計画管理部11と、運行実績と今後の運
行計画から列車の運行を予測して予測ダイヤ23を作成
し、ダイヤが乱れた場合には、ダイヤを回復させるため
の提案ダイヤ24と提案管理情報25を作成する提案/
予測管理部12と、提案管理情報25に設定されている
提案の内容を定期的に監視して、提案を実施するタイミ
ングを判断し、提案の実行または破棄を自動的に行う提
案実行管理部13と、提案評価条件26に従って提案内
容の評価を行い、提案評価データ27を作成し、その結
果を用いて表示装置3に提案評価図32を表示する提案
評価部14と、マウス4などによる指令員5の各種の要
求を受け付けるマンマシン対話部15と、ダイヤ図表示
条件28に従って表示装置3に計画ダイヤ21,実績ダ
イヤ22,予測ダイヤ23,提案ダイヤ24のダイヤ図
31を表示するダイヤ表示部16から構成される。ここ
で、計画ダイヤ21とは、現在時刻における最新の運行
計画のことであり、実績ダイヤ22とは、現在時刻まで
の列車の運行実績である。また、予測ダイヤ23とは、
提案を実施した場合、または提案を実施しない場合の列
車の運行を予測したものであり、それらは予測モード2
9で区別する。
【0014】2はデータを記憶するための記憶装置であ
り、運行計画を記憶する計画ダイヤ21,運行実績を記
憶する実績ダイヤ22,運行予測を記憶する予測ダイヤ
23、運行の変更計画を記憶する提案ダイヤ24,個々
の提案の内容と提案の属性等、提案を管理するための情
報を記憶する提案管理情報25,提案内容を評価する条
件を記憶する提案評価条件26,提案の評価結果を記憶
する提案評価データ27,ダイヤ図の表示条件を記憶す
るダイヤ図表示条件28,列車の運行を予測する際に、
提案を実施した場合と実施しない場合とを区別する予測
モード29などの情報を格納する。
【0015】次に、中央処理装置1の各部の役割と処理
の流れを説明する。
【0016】実績/計画管理部は、設備6から周期的に
送られてくる列車の運行実績から実績ダイヤ22を更新
し、また、計画ダイヤの変更時に送られてくる計画変更
情報をもとに、計画ダイヤ21を更新する。
【0017】図2は、実績/計画管理部11の処理フロ
ーチャートである。システムがスタートすると、実績/
計画管理部11は、ブロック2001で設備6からのメ
ッセージ受信待ちに入る。メッセージを受信するとブロ
ック2002で受信内容の識別を行う。メッセージの内
容が計画ダイヤの変更情報の場合、ブロック2003で
計画ダイヤ21を更新し、ブロック2007で予測モー
ド29を「整理あり」に設定し、ブロック2008で提
案/予測管理部12に予測要求メッセージを送信してブ
ロック2001のメッセージ受信待ちに戻る。
【0018】一方、メッセージの内容が運行実績の場
合、ブロック2004で受信した運行実績を実績ダイヤ
22に書き込み、ブロック2005で、ダイヤ図表示条
件28の表示モードを「実績ダイヤ」に設定し、ブロッ
ク2006でダイヤ表示部16にダイヤ表示要求を送信
して実績ダイヤの表示を要求する。次に、ブロック2007
で予測モード29を「整理あり」に設定して、ブロック
2008で予測要求メッセージを送信し、メッセージ受
信待ちに戻る。
【0019】図3は、ダイヤ表示部16の処理フローチ
ャートである。ダイヤ表示部16は、ブロック3001
で表示要求メッセージの受信待ち状態にあり、メッセー
ジを受信するとブロック3002で、表示するダイヤの
種別や、運行方向等が指定されるダイヤ図表示条件28
を読み込み、ブロック3003でダイヤ表示モードを判
定する。ダイヤ表示モードが「計画ダイヤ」の場合には
ブロック3004で計画ダイヤの表示を行い、ダイヤ表
示モードが「実績ダイヤ」の場合にはブロック3005
で実績ダイヤの表示を行う。また、ダイヤ表示モードが
「予測ダイヤ」の場合にはブロック3006で予測ダイ
ヤの表示を行い、ブロック3007で提案管理情報25
を参照して、提案が存在する場合は提案マークをダイヤ
図上に重ねて表示する。また、ダイヤ表示モードが「提
案ダイヤ」の場合にはブロック3009で提案ダイヤを
表示する。
【0020】図4は、実績ダイヤ表示画面であり、それ
ぞれ現在時刻を表示する時計41,指令員の要求を受け
付けるための各種のメニュー表示エリア42,駅表示エ
リア43,時間表示エリア44,現在時刻ライン45,
実績ダイヤ表示エリア46,予測ダイヤ表示エリア4
7,計画ダイヤ48,実績ダイヤ49を示す。
【0021】提案/予測管理部12は、周期的に回復計
画を立案して、提案ダイヤ24を作成する機能と、実績
ダイヤ22と計画ダイヤ21あるいは実績ダイヤ22と
提案ダイヤ24をもとに、予測ダイヤ23を作成する機
能とをもつ。また、新規に生成された提案の詳細情報
は、図5の提案管理情報に追加登録される。提案管理情
報は、提案を識別するための提案ID51,提案モード
52,提案時刻53,実施可能最終時刻54と提案内容
55から構成される。
【0022】図6は、提案/予測管理部12の処理フロ
ーチャートである。提案/予測管理部12は、ブロック
6001で予測要求メッセージの受信待ち状態にあり、
メッセージを受信するとブロック6002で、予測モー
ド29を判定し、予測モード29が「整理あり」の場合
は、ブロック6003で整理案を立案し、提案ダイヤ2
4を作成するとともに、ブロック6004で提案内容を
提案管理情報25に設定する。次に、ブロック6006
で、実績ダイヤ22と提案ダイヤ24から予測ダイヤ2
3を作成し、ブロック6007でダイヤ表示モードに
「予測ダイヤ」を設定し、ブロック6008でダイヤ表
示部にダイヤ表示要求を送信してブロック6001のメ
ッセージ受信待ちに戻る。
【0023】一方、予測モード29が「整理なし」の場
合は、ブロック6005で提案ダイヤ24に計画ダイヤ
21を複写して初期化し、ブロック6006で実績ダイ
ヤ22と提案ダイヤ24から予測ダイヤ23を作成す
る。予測ダイヤの作成が完了すると、ブロック6007
でダイヤ表示モードに「予測ダイヤ」を設定し、ブロッ
ク6008でダイヤ表示部にダイヤ表示要求を送信し、
メッセージ受信待ちに戻る。
【0024】提案/予測管理部12から予測ダイヤ23
の表示要求を受けたダイヤ表示部16は、先と同様に、
今度は予測ダイヤ23の表示を行い、提案マークの表示
を行う。
【0025】図7は、予測ダイヤと提案マークの表示例
であり、提案を実施した場合の予測ダイヤ71上の提案
箇所には提案マーク72が表示される。この時、提案マ
ーク72をマウス4などのポインティングデバイスで指
定することにより、提案モード設定画面73を表示し
て、提案内容の確認および提案モードの設定/解除を行
うことができる。
【0026】図8は、提案モードの設定画面であり、提
案内容の詳細(実施駅,対象列車,制御内容など)は領
域81に表示される。また、提案モード設定メニュー8
2の中から、メニューを指定することにより提案モード
の設定/解除を行うことができる。この時、「承認」あ
るいは「破棄」を選択すると、この提案の実施可能最終
時刻54である8時25分を待たずに直ちにこの提案
は、承認されるかあるいは破棄される。また「仮承認」
を選択した場合は、8時25分になった時点でその提案
の提案モードを調べ、仮承認のままであったら自動的に
承認・実行される。一方、実施可能最終時刻54になっ
た時点で提案モードが「未設定」である提案は、その時
点で自動的に破棄される。
【0027】次に、マンマシン対話部の説明を行う。マ
ンマシン対話部は、提案内容の追加,修正,承認,破
棄、あるいは提案の評価要求,評価条件の指定,ダイヤ
図の表示切り替え等の指令員の要求入力を受付ける。
【0028】図9は、マンマシン対話部15の処理フロ
ーの概略である。マンマシン対話部15は、ブロック9
001で、指令員5からの入力を待ち状態にあり、入力
を受けるとブロック9002で入力の種別を判定する。
入力種別が、提案マークの操作の場合は、ブロック90
03で、操作した提案の提案モードを読み込み、ブロッ
ク9004で提案モードを判定する。提案モードが、
「承認」の場合、ブロック9005で承認処理を行い、
提案管理情報25内の承認された提案の提案モードを
「承認」に設定する。さらに、ブロック9006で承認
された提案を設備6に送信する。また、提案モードが
「仮承認」の場合、ブロック9007で仮承認処理を行
い、その提案の提案内容から実行可能最終時刻が自動的
に設定される。具体的には、提案マークが表示される時
間軸に対応する実施予定時刻から、各駅・方向・制御内
容毎に、伝送遅延時分や余裕時分などを考慮してあらか
じめ設定される図10の実施余裕時分101を差し引い
た時刻が実施可能最終時刻54となる。一方、提案モー
ドの設定が解除された場合は、ブロック9009で提案
管理情報にその提案の提案モードとして「未設定」を設
定する。提案モードが「破棄」の場合は、ブロック90
08で提案管理情報25にその提案の提案モードとして
「破棄」を設定する。破棄された提案は再び提案されな
い様にロックされ、仮承認されているか手動で入力され
た提案については、次の周期の提案生成処理時に自動的
に追加される。提案/予測管理部の提案生成処理では、
提案管理情報25を参照して上記の様に提案の出力を調
整する。
【0029】入力種別が手動提案の入力の場合、ブロッ
ク9010で入力した提案内容を提案モードを「手動」
として提案管理情報25に設定するとともに、ブロック
9011で予測モードに「整理あり」を設定し、ブロック9
012で提案/予測管理部12に予測要求メッセージを
送信する。
【0030】入力種別がメニュー入力の場合、ブロック
9013でメニューの判定を行い、メニューが「遅延予
測」の場合、ブロック9011で予測モードを「整理な
し」に設定し、ブロック9012で提案/予測管理部1
2に予測要求メッセージを送信して、整理を実施しない
場合の遅延の波及予測を行う。また、メニューが「表示
変更」の場合、ブロック9014で、表示するダイヤの
種別や運行方向,列車種別等のダイヤ表示条件28の設
定を行う。次に、ブロック9015でダイヤ表示部16
にダイヤ表示要求を送信し、ブロック9016で、提案
評価部14に評価要求メッセージを送信する。また、メ
ニューが「提案評価」の場合、ブロック9017で、図
11の評価条件設定画面111を表示して、「遅延量」
「走行時間」「停車時間」「走行速度」等の評価モード
112,評価結果の区分数を表す評価レベル数113,
評価マークの識別方法114,評価マークの形115,
評価マークの大きさ116等の提案評価条件26の設定
を行う。
【0031】提案評価条件26の設定を終えると、ブロ
ック9016で提案評価部14に評価要求メッセージを
送信する。
【0032】提案評価部は、提案ダイヤと予測ダイヤを
利用して、提案の評価結果を多角的に評価し、その結果
をビジュアル化して表示する。
【0033】図12は、提案評価部14の処理フローの
概略である。提案評価部は、ブロック1201で評価要
求メッセージの受信を待ち、メッセージを受信するとブ
ロック1202で評価条件を読み込み、ブロック120
3で評価モードの判定を行う。評価モードが「遅延量」
の場合は、ブロック1204で、遅延量の評価処理を行
う。別の評価モードの場合も同様にブロック1205か
らブロック1207で各評価モードに従って評価処理を
行い、その結果を提案評価結果27に設定する。次に、
ブロック1208で提案評価結果27を提案評価条件2
6に従って評価マークに置き換えて、サンプリングした
座標に評価マークを表示して提案評価図32を表示す
る。
【0034】図13は、図12のブロック1204遅延
量評価処理のフローであり、図14は、遅延量評価処理
の図解である。ブロック1301で、予測ダイヤ131
上のサンプリング点A(A1〜A4)を一つ取りだし、
そのサンプリング点と、提案ダイヤ上の対応する点B
(B1〜B4)の時間間隔T(T1〜T4)を、提案評
価条件26に従ってクラス分けを行い、色,形,大きさ
等の異なる評価マークに置き換える。評価モードが「運
行速度」「走行時分」「停車時分」の場合も同様の処理
であり、図15は、評価モードが「遅延量」の場合の提
案評価画面である。
【0035】提案実行管理部13は、周期的に起動し、
提案管理情報25に設定されている個々の提案の実行可
能最終時刻と現在時刻から判断して、実行あるいは破棄
すべき提案の有無を検索して、対象となる提案に対して
自動実行あるいは自動破棄のいずれかの処理を行う。
【0036】図16は、提案実行管理部13の処理フロ
ーチャートである。提案実行管理部13は、ブロック1
601で起動時刻になるまで待ち、起動時刻が来ると処
理を開始する。ブロック1602で現在時刻と起動周期
時間の和から次回起動時刻を設定し、ブロック1603
で次回起動時刻と提案管理情報25に登録されている各
提案の実施可能最終時刻54の照合を行い、次回起動時
刻よりも実施可能最終時刻54が早くなり、早急に承認
/破棄を決定しなければならない提案の有無を調べる。
該当する提案が存在しない場合には、ブロック1601
に戻り次回の起動時刻を待ち、該当する提案が存在する
場合には、ブロック1604でその提案の提案モードを
判定する。提案モードが「仮承認」あるいは「手動」で
ある場合は、ブロック1605で自動承認処理を行い、
提案管理情報25の提案モードに「承認」を設定し、ブ
ロック1606で設備6に提案を送信する。一方、提案
モードが「未設定」即ち、指令員に放置されている提案
の場合は、ブロック1607でその提案を自動的に破棄し、
提案管理情報25の提案モードに破棄を設定する。次
に、ブロック1608で予測モードを「整理あり」に設
定し、ブロック1609で提案/予測管理部12に予測要求
を送信する。
【0037】図17は、仮承認された提案の計算機によ
る自動承認のアナウンス表示画面である。現在時刻が実
施可能最終時刻54にある一定まで近づくこと、提案マ
ークが点滅を開始し、ウインドウ171を用いて提案内
容と、この提案が何秒後に自動承認される予定であるこ
とを知らせる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果がある。
【0039】(1)指令員の要求に即した提案の評価結
果をビジュアル化することにより、提案の評価が、より
直感的に行えるために、指令員の提案採否の判断が容易
になる。
【0040】(2)指令員の要求に応えて、提案を実施
した状態の運行を予測し、提案の妥当性を確認出来るた
め、指令員への負荷が軽減する。
【0041】(3)提案の採否を判断するのに十分な時
間を確保できるので、指令員の判断ミスや操作ミスによ
る運行の乱れを未然に防ぐ事ができる。
【0042】(4)複数の回復計画の比較判断が容易に
行えるため、提案の質の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による計画修正システムのブロック図。
【図2】実績/計画管理部の処理フローチャート。
【図3】ダイヤ表示部の処理フローチャート。
【図4】実績ダイヤの説明図。
【図5】提案管理情報の説明図。
【図6】提案/予測管理部の処理フローチャート。
【図7】提案マークの表示説明図。
【図8】提案モードの設定説明図。
【図9】マンマシン対話部の処理フローチャート。
【図10】実施余裕時分の説明図。
【図11】評価条件の設定の説明図。
【図12】提案評価部の処理フローチャート。
【図13】遅延量評価の詳細フローチャート。
【図14】遅延量評価処理の説明図。
【図15】遅延量評価説明図。
【図16】整理案実行管理部の処理フローチャート。
【図17】自動承認処理の表示画面の説明図。
【符号の説明】
1…中央処理装置、2…記憶装置、3…表示装置、4…
マウス、5…指令員、6…設備、7…通信ケーブル、1
1…実績/計画管理部、12…提案/予測管理部、13
…提案実行管理部、14…提案評価部、15…マンマシ
ン対話部、16…ダイヤ表示部、21…計画ダイヤ、2
2…実績ダイヤ、23…予測ダイヤ、24…提案ダイ
ヤ、25…提案管理情報、26…提案評価条件、27…
提案評価データ、28…ダイヤ図表示条件、29…予測
モード、31…ダイヤ図、32…提案評価図。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】システムが列車やバスなどの移動体の運行
    計画の乱れを回復する回復計画を提案し、人間が提案内
    容を評価して実行するシステムにおいて、前記システム
    が複数の提案から構成される回復計画を定期的かつ人間
    の要求により即時に立案する処理と、運行実績と運行計
    画あるいは運行実績と回復計画から今後の運行を予測す
    る処理と、回復計画の有効性を遅延量,走行時間,停車
    時間,運行速度などの評価モードに従って評価し、その
    結果をビジュアル化する処理と、提案箇所に表示した提
    案マークをマウスのポインティングデバイスを用いて指
    定することにより、その提案の提案モードを切替える処
    理と、指令員によって入力された提案あるいは指令員に
    よって仮承認された提案に対しては、システムが提案を
    実施するタイミングを判断してこれを自動的に実行し、
    それ以外の提案に対しては、提案を破棄するタイミング
    を判断して自動的に破棄する処理とを含むことを特徴と
    する計画修正システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、評価モードが「遅延
    量」の場合に、各移動体の運行予測と運行計画との各サ
    ンプリング点での時間差を色・形・大きさでクラス分け
    した評価マークで表現し、評価マークを運行図表上の各
    サンプリング点に対応する位置に表示する計画修正シス
    テム。
  3. 【請求項3】請求項1において、評価モードが「走行時
    間」の場合に、各移動体の運行予測と運行計画との各サ
    ンプリング区間の走行時間の差を色・形・大きさ等でク
    ラス分けした評価マークで表現し、評価マークを運行図
    表上の各サンプリング区間に対応する位置に表示する計
    画修正システム。
  4. 【請求項4】請求項1において、評価モードが停車時間
    の場合に、各移動体の運行予測と運行計画との各サンプ
    リング区間の停車時間の差を色・形・大きさでクラス分
    けした評価マークで表現し、評価マークを運行図表上の
    各サンプリング区間に対応する位置に表示する計画修正
    システム。
  5. 【請求項5】請求項1において、評価モードが走行速度
    の場合に、各移動体の運行予測と運行計画との各サンプ
    リング地点での運行速度の差を色・形・大きさでクラス
    分けした評価マークで表現し、評価マークを運行図表上
    の各サンプリング地点に対応する位置に表示する計画修
    正システム。
  6. 【請求項6】請求項1において、各移動体の運行図表の
    表示モードを切り替えることにより、提案評価図の表示
    モードも自動的に切替わり、移動体の運行方向や移動体
    の種別毎に個別に表示する計画修正システム。
  7. 【請求項7】請求項1において、複数の評価モードを合
    成して提案評価図を作成する計画修正システム。
  8. 【請求項8】請求項1において、マルチウィンドウ上に
    複数の評価モードによる評価結果を同時に表示する計画
    修正システム。
  9. 【請求項9】請求項1において、複数の回復計画がある
    場合に、各々の回復計画の評価結果をマルチウィンドウ
    上に同時に表示して比較する計画修正システム。
  10. 【請求項10】請求項1において、複数の回復計画があ
    る場合に、各々の回復計画の評価結果の差を求め、その
    差を評価マークに置き換えて表示する計画修正システ
    ム。
  11. 【請求項11】請求項1において、評価結果を表示中に
    ユーザが評価マークの色・形・大きさ,評価モードの評
    価条件を変更した場合は、自動的に変更した結果が評価
    結果の表示に反映される計画修正システム。
  12. 【請求項12】請求項1において、回復計画に変更が生
    じた場合には、自動的に再評価計算を行い評価結果の表
    示が更新される計画修正システム。
  13. 【請求項13】請求項1において、提案マークを指定し
    て提案モードを指定することにより、その提案の提案モ
    ードを承認,仮承認,破棄等に設定する計画修正システ
    ム。
  14. 【請求項14】請求項1において、ある提案の提案モー
    ドに承認が設定された場合、直ちにその提案を実行して
    計画の修正を実施し、提案モードに破棄が設定された場
    合には、直ちにその提案を破棄する計画修正システム。
  15. 【請求項15】請求項1において、ある提案の提案モー
    ドに破棄が設定された場合、それが解除されるまで再び
    同じ提案は生成されないように抑止する計画修正システ
    ム。
  16. 【請求項16】請求項1において、ある提案の提案モー
    ドに仮承認が設定されるか、あるいは、手動で生成した
    提案の場合は、それが解除されるまでは、次の周期の提
    案生成処理で、その提案を含めた形で提案を出力する計
    画修正システム。
  17. 【請求項17】請求項1において、ある提案の提案モー
    ドに破棄が設定された提案の場合は、ある一定時間は、
    その提案を再び出力しない計画修正システム。
  18. 【請求項18】請求項1において、個々の提案の実施可
    能最終時刻を、その提案の内容から判断して自動的に設
    定する計画修正システム。
  19. 【請求項19】請求項1において、提案の実施可能最終
    時刻はユーザが変更可能である計画修正システム。
  20. 【請求項20】請求項1において、ある提案の提案モー
    ドが仮承認または手動に設定されている場合、その提案
    の実施可能最終時刻になった時点でその提案の提案モー
    ドが仮承認または手動のままであった場合に、その提案
    を自動的に承認して計画の修正を実施する計画修正シス
    テム。
  21. 【請求項21】請求項1において、ある提案の実施可能
    最終時刻になった時点でその提案の提案モードが未設定
    である場合、その提案を自動的に破棄する計画修正シス
    テム。
  22. 【請求項22】請求項1において、提案マークの色・形
    ・大きさ等によりその提案の提案モードが識別でき、承
    認される予定時刻が近づくと、提案マークを点滅させた
    り、自動承認の予告表示等を行う計画修正システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7636630B2 (en) 2004-07-28 2009-12-22 Hitachi, Ltd. Traffic information prediction device with day-factors and day factor classifications
JP2010264978A (ja) * 2010-07-26 2010-11-25 Hitachi Ltd ダイヤ評価装置
WO2014084345A1 (ja) * 2012-11-29 2014-06-05 イーグルバス株式会社 情報処理装置及びプログラム

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