JPH0781342A - スリップ防止部材付回転盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】本発明は冬期に於いて、寒い時期に温かい運転
席に居て走行中に車輪のスリップを防止する為、スリッ
プ防止部材付回転盤を装置することを目的としている。 【構成】スリップ防止部材付回転盤５を支える軸４を、
自動車の車体またはサスペンション機構に固定するとと
もに、回転盤のスリップ防止部材を配設した部分を、車
輪の下に敷く状態にしたことを特徴としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は冬期に路面が氷結した場
合、車から降りて寒い思いをして車輪にタイヤチェーン
を装着する事もなく走行中に楽々と車輪のスリップを防
止する、スリップ防止部材付回転盤に関するものであ
る。

［従来の技術］冬期に氷結した路面を走行する場合車輪
はスリップを防止する為タイヤチェーンを使用して走行
する。しかし、このタイヤチェーンの着脱は意外と面倒
である。また、寒い冬の時期には指が痛くなって大変で
ある。また、最近ではスノータイヤも開発された、しか
しスノータイヤも氷結した路面に於いては、やはり、ス
リップ防止効果は充分ではない。この為、やむなく装着
の面倒なタイヤチェーンを使用しなければならない難点
が有った。

［発明が解決しようとする課題］本発明は冬期に於い
て、路面が氷結する寒い時期に、温かい、運転席に居
て、走行中に車輪のスリップ防止をすることを目的とし
ている。

［課題を解決する為の手段］上気、目的を達成する為、
本発明のスリップ防止部材付回転盤を支える軸を、自動
車の車体、またはサスペンション機構に固定するととも
に、回転盤のスリップ防止部材を配設した部分を車輪の
下に敷く状態にしたことを特徴としたものである。

［作用］本発明は、前述の如きの構造であるので冬期に
氷結路面等を走行する時には回転盤を支える軸が作用
し、スリップ防止部材付回転盤を車輪の下に敷く状態で
装置することが出来る。なお、スリップ防止部材付回転
盤は氷結した路面のスリップを防止するとともに、車輪
とのスリップも防止する為、車輪の下に敷かれた状態の
回転盤の面と、路面に接触する面の両方に防止部材を配
設したものである。

［実施例］以下、本発明の実施例を図面にもとづいて詳
細に説明する。まず、第１図は、本発明の請求項１の実
施例を示す図である。１、は自動車、車体である、（図
示しない）が大型トラック等及、二輪車にも使用出来
る。２、はタイヤ、車輪であり大、小、細、太タイヤに
も使用出来る。３、はサスペンション機構である。４、
は伸縮自在な軸、である。又、スリップ防止部材を配設
した回転盤５を支える基軸である。また、回転盤５は、
路面に接触する面６と、車輪に接触する面７の両方にス
リップ防止部材８、９を配設した回転盤５である。ま
た、同図の（Ａ）は、スリップ防止部材８、９付回転盤
５を車輪２の下に装置し、使用している状態を示した図
である。すなわち、車輪２が、スリップ防止部材８、９
付回転盤５をしっかりと下に敷いた状態を示した図であ
る。また、同図（Ｂ）は、スリップ防止部材８、９付回
転盤５を使用していない時の状態を示した図である。
軸、４を操作することにより、スリップ防止部材８、９
付回転盤５は車輪及、路面から離脱する。（図示しな
い）が、軸４を伸縮することにより車輪及び路面から離
脱することもある。次に第２図は、本発明の請求項２の
実施例を示した図である。すなわち、スリップ防止部材
８、９を配設しない回転盤５ａである。したがって、盤
自体を凸凹状態に形成したものである。なお、この場合
も路面に接触する面６ａと、車輪に接触する面７ａのス
リップを防止するものである。次に、第３図及第４図は
本発明の請求項３、の実施例を示した図である。第３図
は、スリップ防止効果を有する部材を、使用して回転盤
５ｂ″薄くして、一枚の板状のものでもよい。次に、第
４図も、防止（スリップ）効果を有する部材を複数組み
合わせたものである。この場合、部材がバラ、バラに成
って居るが、効果は同じである。

［本発明の効果］以上の説明でも明らかの様に、本発明
には次の様な効果がある。まず、寒い冬期にも温かい運
転席に座り、走行中にも自由にスリップ防止部材付回転
盤を装置することが出来る。また、不用になれば、又運
転席に座り走行中にスリップ防止部材付回転盤を離脱す
ることも出来る。そして最高の効果は「タイヤチェー
ン」を装置しなくても良くなった事である。また、回転
盤５、５ａ５ｂ、５ｂ″は、ベアリング等回転を良くす
る部材を使用する程その効果は大きい。さらに、余りか
さばらない様にする、すなわち、厚み、を少なくして、
コンパクトにするとともに、軽快に回転する程、有効に
作用する。

【図面の簡単な説明】

【第１図】本発明の正面図、詳しくは、回転盤５の使用
時の図と離脱の状態を示した図。

【第２図】回転盤５ａの断面図。

【第３図】回転盤５ｂと５ｂ″の平面図。

【第４図】回転盤５ｂと５ｂ″の平面図

【符号の説明】

１．自動車、車体。 ２．車輪。 ３．サスペンション機構。 ４．４ａ、４ｂ．４ｂ″軸。 ５．５ａ、５ｂ．５ｂ″回転盤。 ６．６ａ、路面に接触する面。 ７．７ａ、車輪に接触する面。 ８．スリップ防止部材（上側） ９．スリップ防止部材（下側）

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】自動車の車体、またはサスペンション機構
   に伸縮自在な軸、を取付るとともに路面に接触する面
   と、車輪に接触する面にスリップ防止部材を配設した回
   転盤を装着し、車体、またはサスペンション機構に取付
   た軸を介してスリップ防止部材付回転盤を車輪の下に、
   配置することを特徴としたスリップ防止部材付回転盤。
2. 【請求項２】スリップ防止部材を配設せず、回転盤を凸
   凹状態にした．請求項１記載のスリップ防止部材付回転
   盤。
3. 【請求項３】スリップ防止効果を有する部材を、単独ま
   たは複数使用して、スリップ防止部材付回転盤を形成し
   た。請求項１記載のスリップ防止部材付回転盤。