JPH0421691Y2 - - Google Patents

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JPH0421691Y2
JPH0421691Y2 JP14473887U JP14473887U JPH0421691Y2 JP H0421691 Y2 JPH0421691 Y2 JP H0421691Y2 JP 14473887 U JP14473887 U JP 14473887U JP 14473887 U JP14473887 U JP 14473887U JP H0421691 Y2 JPH0421691 Y2 JP H0421691Y2
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belt
wheels
spring
tension roller
jig
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はダンプカ−等に見られる全方2輪後方
8輪のトラツクのスリツプ防止ベルトの取付構造
に関する。
〔従来の技術〕
従来から10輪を配した重荷重用のダンプカ−、
大型トラツク等が知られている。これらのトラツ
クは特殊なものを除き、通常後輪の1列(4輪)
が駆動輪であり、他の後輪(4輪)と前輪(2
輪)は遊転輪となつている。
この様な重荷重用トラツクが冬期に積雪道や氷
結道路を走行するには従来からチエンを装着する
が、そのチエンは駆動輪の内側輪には装着困難の
ため外側2輪のみに装着していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のスリツプ防止用チエンは駆動輪の外側輪
にのみかけていたので次の様な問題点があつた。
(1) 駆動輪は、1列、計4輪あるが、そのうち外
側の2輪しかかけることが困難であるため、ス
リツプ防止が完全に行えない。
(2) チエンは1本のタイヤの型に沿つて巻回され
るので、接地面積が小さい。つまり車軸方向に
も車軸に直角方向にも湾曲しているので接地点
が小さくなる。
本考案はかかる従来技術の問題点を解決しよう
とするものであり、接地面積が極めて大きいスリ
ツプ防止タイヤベルトを安定して装着出来る構造
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のトラツクのスリツプ防止ベルト取付構
造は次の手段から成る。
(1) トラツクの各片側後方4輪を夫々無端ベルト
で巻回し、 (2) そのベルトの中央部にテンシヨンロ−ラを接
当するとともに、 (3) 車軸側から延設するア−ムで、又は更にカム
を介して、該テンシヨンンロ−ラを付勢するバ
ネを押圧することにより、 (4) 荷台の荷重差による車体の浮沈に関係なく、
上記バネ圧を一定にする。
〔作用〕
本考案の無端ベルトは各後方4輪(全8輪)を
2本の無端ベルトで巻回するため、接地ベルト幅
は2輪分、接地長さは後方2輪の距離に等しくな
り、ベルトの接地面積が極端に大きくなり、その
分摩擦を大きくする作用を有する。
テンシヨンロ−ラは中後輪と最後輪の間の位置
でベルトを押圧し、ベルトの脱落を防止する作用
をする。
バネがテンシヨンロ−ラの軸を押圧し、そのバ
ネは車軸側に固定されたア−ムで直接或いはカム
を介して押えられるので常に一定の圧がかかり、
一定のテンシヨンをかける作用をする。
テンシヨンロ−ラは車体からの治具で支えられる
が、長孔を利用して荷重の重軽による車体の浮沈
による影響を除去している。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図〜第4図は本考案の第1の実施例を示
す。
第1図は全体側面図であり、トラツク1には片
側1本の前輪2、片側2本の中後輪(駆動輪)3
及び片側2本の最後輪4を配備している。
中後輪3及び最後輪4には片側合計4本の後輪
タイヤを巻回する無端ベルト5が配備され、この
ベルト5の上部中央をテンシヨンロ−ラ6が押圧
している。車軸側からはア−ム7が延設され、テ
ンシヨンロ−ラ6は荷台8から下向きに配置され
た治具9で支えられている。
ベルト5は断面が略W形で2連のタイヤが窪み
に嵌合し、容易に脱落しない形状となつている。
テンシヨンロ−ラ6は一対のロ−ラとこれを連
結するロ−ラ軸10からなつている。
治具9は箱型であり、上端部が荷台8に固定さ
れ、底部近傍の側壁には縦に長い長孔11が形成
され、その中をテンシヨンロ−ラ6のロ−ラ軸1
0が横に貫通している。
治具9の中にはバネ12が上下の台座13,1
3′の持されて収納され、下方の台座13′はテン
シヨンロ−ラ6のロ−ラ軸10を下方に押圧し、
上方の台座13はカム14に押圧されている。
カム14は変形円盤で治具の上方側壁の軸受に
支えられたピン15を支点に回転自在となつてい
る。カム14の面には曲線を描く弧状長孔16が
形成されている。
中後輪3のリヤアクスル17から上方にア−ム
7が延設され、その屈曲した先端から水平方向に
ロツド18が延設され、そのロツド18の先端は
上記カム14の弧状長孔16に嵌挿される。
第2図〜第3図は荷台8に荷重がかかつていな
い状態であり、荷台8は最も上方に位置してい
る。
従つて、荷台8に固定された治具9、それに付
随するカム14は上方に位置するため、必然的に
カム14は回転してロツド18がカム14の弧状
長孔16の最下端に位置した状態となつている。
又、これと同時にテンシヨンロ−ラ6のロ−ラ軸
10も治具9の長孔11の最下端に位置してい
る。そしてこの状態でバネ12の付勢力はテンシ
ヨンロ−ラ6を介してベルト5に最適の張力を与
える様に調節されている。
第4図は荷台8に荷重がかかつた場合の要部断
面図である。第4図における荷台8は無荷重の場
合(第2図)に比べhだけ下方に位置している。
徙つて、その分だけ治具9が下がり、同治具9
に軸支されるカム14も下がるのであるが、同カ
ム14はア−ム7を介して常時一定の高さ位置に
保持されるロツド18によつて回転され、その回
転に伴つてバネ12が相対的に上方に移動してテ
ンシヨンロ−ラ6のロ−ラ軸10が長孔11の最
上部に位置することになる。その結果、上下台座
13,13′に挟持されたバネ12の長さは変わ
らず、テンシヨンロ−ラ6を介してベルト5を押
圧する張力は無荷重時と等しくなつている。
第5図〜第6図は本考案の第2図の実施例を示
している。この実施例では上記のカム14を省略
し、リヤアクスル17から延設するア−ム7で直
接バネ12を押圧するのである。即ち、治具9の
中にカムは存在せず、上下台座13,13′に挟
圧されるバネ12のみが収納され、ア−ム7は先
端が細くなつて治具9内に延設され、その下端面
が上台座13の上部に接してバネ12を押圧して
いる。
第5図は荷台8に荷重がかかつてない状態を示
しており、荷台8は最上方に位置している。従つ
て、治具9も上方に上がつた状態となつている。
その結果、テンシヨンロ−ラ6のロ−ラ軸10
は治具9の長孔11の最下位置を貫通した状態と
なつている。そしてこの状態でベルト5にかかる
テンシヨンが最適になる様ア−ム7の高さ位置及
びバネ12の力が調整されている。
第6図は荷台8に荷重がかかつている状態を示
しており、無荷重時(第5図)に比べてhだけ下
方に位置している。従つて治具9も下方に下がる
のであるが、リヤアクスル17より延設するア−
ム7が常時一定の高さ位置に保持されていること
より、バネ12の弾発力とベルト5より受けるテ
ンシヨンロ−ラ6の反力の均衡によつてテンシヨ
ンロ−ラ6のロ−ラ軸10は治具9の長孔11の
上方位に移動する。その結果、ベルト5にかかる
テンシヨンは不変である。
尚、第1図〜第6図では省略しているが、実際
にはテンシヨンロ−ラ6はかなりの高速で回転す
ることになり、ロ−ラ軸10は下方台座13′と
治具9の長孔11の壁面に激しく摺動する。その
ためロ−ラ軸10はベアリングを介したスリ−ブ
構造とすることが好ましい。
又、雪上の横すべりを防止するため、ベルト5
の外面はタイヤと同様の凹凸パタ−ンを設けてい
るのが好ましい。又、車輪3,4は路面の凹凸或
いはカ−ブの状況によつて荷台の位置に関係なく
上下動し、この振動をバネ12で吸収しきれない
場合にはア−ム7に力がかかり、又、ア−ム7の
取付け位置によつてはア−ム7自体が上下動す
る。徙つて長孔11の長さ、カム14の形状、弧
状長孔16にはかなりの余裕をとつておくことが
好ましい。
〔考案の効果〕
本考案は次の様な効果を有する。
(1) トラツクの各片側後方4輪を夫々無端ベルト
で巻回するため、従来の駆動輪1本(計2本)
のチエンがけに比べ幅方向進行方向共飛躍的に
接地面積が増し、スリツプ防止効果が絶大とな
る。
(2) ベルト中央部にテンシヨンロ−ラを設け、常
に一定のテンシヨンをかける構造であるためベ
ルトの脱落がない。
(3) テンシヨンロ−ラはバネで付勢されているた
め、路面状況による振動を吸収し、荷台の振動
を防止する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の第1の実施例を示
し、第1図は全体側面図、第2図は無荷重時の要
部側断面図、第3図は同要部横断面図、第4図は
荷重時の要部側断面図、第5図〜第6図は第2の
実施例を示し、第5図は無荷重時の要部側断面
図、第6図は荷重時の要部側断面図である。 1……トラツク、2……前輪、3……中後輪、
4……最後輪、5……無端ベルト、6……テンシ
ヨンロ−ラ、7……ア−ム、8……荷台、9……
治具、10……ロ−ラ軸、11……長孔、12…
…バネ、13……上方台座、13′……下方台座、
14……カム、15……ピン、16……弧状長
孔、17……リヤアクスル、18……ロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トラツクの各片側後方4輪を夫々無端ベルトで
    巻回し、そのベルトの中央部にテンシヨンロ−ラ
    を接当するとともに、車軸側から延設するア−ム
    で、又は更にカムを介して、該テンシヨンロ−ラ
    を付勢するバネを押圧することにより、荷台の荷
    重差による車体の浮沈に関係なく、上記バネ圧を
    一定にしたトラツクのスリツプ防止ベルト取付構
    造。
JP14473887U 1987-09-22 1987-09-22 Expired JPH0421691Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14473887U JPH0421691Y2 (ja) 1987-09-22 1987-09-22

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JP14473887U JPH0421691Y2 (ja) 1987-09-22 1987-09-22

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Publication Number Publication Date
JPS6448306U JPS6448306U (ja) 1989-03-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH088891Y2 (ja) * 1990-02-23 1996-03-13 本田技研工業株式会社 タイヤ駆動式クローラベルト
JPH0744482Y2 (ja) * 1990-02-23 1995-10-11 本田技研工業株式会社 クローラベルト
DE202010004301U1 (de) * 2010-03-26 2011-05-05 Burkhardt, Johann Selbstfahrende Arbeitsmaschine, insbesondere Radbagger

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JPS6448306U (ja) 1989-03-24

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