JPH0781078B2 - 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物

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JPH0781078B2
JPH0781078B2 JP24314186A JP24314186A JPH0781078B2 JP H0781078 B2 JPH0781078 B2 JP H0781078B2 JP 24314186 A JP24314186 A JP 24314186A JP 24314186 A JP24314186 A JP 24314186A JP H0781078 B2 JPH0781078 B2 JP H0781078B2
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JP
Japan
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weight
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organopolysiloxane composition
acetylene
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勝昭 時任
三徳 吉野
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Yokohama Rubber Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Yokohama Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、硬化に際して表面にクレ−タ−(アバタ)を
発生することがない室温硬化性オルガノポリシロキサン
組成物に関する。
〔従来技術〕
従来、常温において硬化し、ゴム状弾性体となるオルガ
ノポリシロキサン組成物は、優れた耐熱性、耐寒性及び
耐候性を有し、温度の変化に伴う物性変化が少なく、更
にオゾンや紫外線による劣化が少ないこと等から、建築
用シーリング材として広く使用されている。
このようなオルガノポリシロキサン組成物の中でも、特
に室温でヒドロキシアミノ化合物を放出して硬化する型
のシリコーンシーリング材は、低モジュラス、高伸長率
等の特性を有することから、中高層ビルの外壁に使用さ
れる目地シーリング材として多用されている。しかしな
がら、この種のシリコーンシーリング材は、通常、構成
成分を二乃至それ以上の容器に分離して保管しておき、
施工直前に均一に混合して各成分を機能せしめるタイプ
であるために、それらの混合時に気泡が必然的に巻き込
まれることになる。また、その施工時においても気泡が
巻き込まれることが避けられない。そして、この巻き込
まれた気泡は、硬化に際して収縮する。収縮する際、気
泡を含んだ部分のシーリング材表面には局部的で鋭角な
凹みが生ずる。このために、シーリング材表面にクレー
ターが発生し、平滑性がなくなり、美観が損なわれると
いう問題がある。
〔発明の目的〕
本発明は、上記問題点を解消するためになされたもの
で、硬化に際して混入した気泡が気泡の囲り全体のシー
リング材から緩衝作用をうけて、材料を広範囲から引張
りながら収縮するためクレーター等を発生することがな
く、美観の良好な表面状態を有する弾性体を得ることが
できる室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を提供
することを目的とする。
〔発明の構成〕
このため、本発明は、下記式(i)を有する分子鎖末端
が水酸基で封鎖されたジオルガノポリシロキサン100重
量部と、下記式(ii)を有するケイ素原子と直接結合す
るアミノキシ基を分子中に少なくとも2個有するアミノ
キシ基含有有機ケイ素化合物0.1〜30重量部と、アセチ
レン結合に隣接する炭素原子でかつ第3級の炭素原子に
水酸基を1個乃至2個有するアセチレンアルコール又は
アセチレングリコール0.1〜20重量部と、無機質充填剤
5〜300重量部とからなる室温硬化性オルガノポリシロ
キサン組成物を要旨とするものである。
(R1、R2は、それぞれ同種又は異種の基であって、アル
キル基、アルケニル基、又はアリール基である) (RはCH3、C3H7又はC4H9であって、Xは1又は2を、
Yは2又は3を表わす) 以下、本発明の構成につき詳しく説明する。
(1) 分子鎖末端が水酸基で封鎖されたジオルガノポ
リシロキサン。
この化合物は、一般式 (R1、R2は、それぞれ同種又は異種の基であって、メチ
ル基、エチル基などのアルキル基、ビニル基、アリル基
などのアルケニル基、フエニル基などのアリール基であ
る)で示される。好ましくはR1,R2ともメチル基であ
る。n値を規定するのは困難であり、一般的には粘度に
よって表わされ、25℃において100〜1,000,000センチス
トークス、好ましくは3,000〜20,000センチストークス
を示すような粘度のものがよい。例えば、好ましい例と
してR1,R2=CH3で、n=40のジメチルポリシロキサン
は、25℃において5,000センチストークスを示す。
(2) ケイ素原子と直接結合するアミノキシ基を分子
中に少なくとも2個有するアミノキシ基含有有機ケイ素
化合物。
この化合物としては、例えば、下記のものが挙げられ
る。
この化合物の使用量は、上記ジオルガノポリシロキサン
100重量部に対し、0.1〜30重量部、好ましくは1〜10重
量部の範囲である。0.1重量部未満では必要な架橋密度
が得られず、十分に硬化しないことがある。一方、30重
量部を超えると硬化物性が低下し、経済的に不利とな
る。
(3) アセチレン結合に隣接する炭素原子でかつ第3
級の炭素原子に水酸基を1個乃至2個有するアセチレン
アルコール又はアセチレングリコール。
例えば、下記式(イ)を有する3,5−ジメチル−1−ヘ
キシン−3−オール、下記式(ロ)を有する2,4,7,9−
テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、下記式
(ハ)を有する3−メチル−1−ブテン−3−オールな
どである。
これらの化合物は、上記ジオルガノポリシロキサン100
重量部に対し、0.1〜20重量部、好ましくは1.0〜10.0重
量部の範囲で使用する。0.1重量部未満ではシーラント
中に混入した気泡が硬化に際し収縮して、シーラント表
面が局部的に凹みを発生するのを防げず、アバタ防止効
果も発揮できない。20重量部超では硬化性を阻害し、物
理的性質および接着性を低下させるからである。
(4) 無機質充填剤。
例えば、煙霧質シリカ、沈澱シリカ、カーボンブラック
のような補強性充填剤、石英粉末、重質炭酸カルシウ
ム、軽質炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化鉄、グラフ
ァイト、マイクロバルーンのような非補強性充填剤など
である。
この使用量は、上記オルガノポリシロキサン100重量部
に対し5〜300重量部、好ましくは20〜120重量部の範囲
である。5重量部未満では硬化後のゴム状弾性体に必要
な機械的強さが得られず、又、未硬化組成物が流動性と
なり、300重量部を超えると硬化後のゴム状弾性体の柔
軟性や伸び、被着体との接着性が低下する。
このようにしてなる本発明の組成物には、必要に応じて
有機ベントナイト、水添加ヒマシ油のようチクソトロッ
ピング性付与剤、ベンガラ、カーボンブラック、酸化チ
タンのような着色剤、その他防ガビ剤などの添加剤を加
えることができる。
実施例、比較例 (1)実施例1〜3。
25℃において5000cstの粘度を有するシラノール末端封
鎖ポリジメチルシロキサン100重量部に、平均粒径1.5μ
を有する重質炭酸カルシウム40重量部、および平均粒径
0.04μを有する表面処理炭酸カルシウム30重量部を加
え、混練してチクソトロピック性を有するベースコンパ
ウンドを得た。
このベースコンパウンド100重量部に、下記式(a)を
有する化合物95重量%と下記式(b)を有する化合物5
重量%からなるアミノキシ基含有有機ケイ素化合物の混
合物3重量部を添加混合し、さらに第1表に示すアセチ
レンアルコール又はアセチレングリコールを添加した。
60mmHgの減圧下で10分間減圧混練し、3種のシーリング
材をえた。目地1(幅20mm、深さ20mm、長さ20cm)にシ
ーリング材を打設した後、深さ10mmの部分に注射針にて
0.8ccの気泡を注入した後、ヘラ仕上げを行った。硬化
後、シーリング材を切断し、注入部表面の凹み厚を測定
した。
目地2(幅16mm、深さ18mm、長さ1m)に、混練したシー
リング材をヘラにて別容器に移し、撹拌羽根についてい
るシーリング材をかき落として必然的に気泡が混入され
た部分を打設して、ヘラ仕上げを行った。硬化後、シー
リング材表面のクレーターの発生数を調べた。
上記シーリング材を用いてJIS A5758に準じた試験方法
で試験体(陽極酸化アルミ、プライマーNo.10−A使
用)を作成し、標準養生後、引張試験を行ない、ゴム物
性値を得た。この結果を第1表に示す。
(2)比較例1。
実施例1〜3においてアセチレンアルコール又はアセチ
レングリコールを添加しない他は全で同様の方法で試験
を行なった。この結果を第1表に示す。
〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、硬化に際して、ク
レーター等を発生することがなく、美観の良好な表面状
態を有する弾性体を得ることができる室温硬化性オルガ
ノポリシロキサン組成物を提供することが可能となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(i)を有する分子鎖末端が水酸基
    で封鎖されたジオルガノポリシロキサン100重量部と、
    下記式(ii)を有するケイ素原子と直接結合するアミノ
    キシ基を分子中に少なくとも2個有するアミノキシ基含
    有有機ケイ素化合物0.1〜30重量部と、アセチレン結合
    に隣接する炭素原子でかつ第3級の炭素原子に水酸基を
    1個乃至2個有するアセチレンアルコール又はアセチレ
    ングリコール0.1〜20重量部と、無機質充填剤5〜300重
    量部とからなる室温硬化性オルガノポリシロキサン組成
    物。 (R1、R2は、それぞれ同種又は異種の基であって、アル
    キル基、アルケニル基、又はアリール基である) (RはCH3、C3H7又はC4H9であって、Xは1又は2を、
    Yは2又は3を表わす)
JP24314186A 1986-10-15 1986-10-15 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 Expired - Lifetime JPH0781078B2 (ja)

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JPS6397664A JPS6397664A (ja) 1988-04-28
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US5059648A (en) * 1988-10-27 1991-10-22 Nissin Chemical Industry Co., Ltd. Rubber composition
EP1808426A1 (en) * 2006-01-16 2007-07-18 DSMIP Assets B.V. Process for the preparation of alkynediols

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