JPH0780916A - 折り畳み容器とその成形方法及び装置 - Google Patents

折り畳み容器とその成形方法及び装置

Info

Publication number
JPH0780916A
JPH0780916A JP9820994A JP9820994A JPH0780916A JP H0780916 A JPH0780916 A JP H0780916A JP 9820994 A JP9820994 A JP 9820994A JP 9820994 A JP9820994 A JP 9820994A JP H0780916 A JPH0780916 A JP H0780916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
folding
bottle
blow
fold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9820994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3354279B2 (ja
Inventor
Yoichi Tsuchiya
要一 土屋
Takeshi Takachi
猛 高地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissei ASB Machine Co Ltd
Original Assignee
Nissei ASB Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissei ASB Machine Co Ltd filed Critical Nissei ASB Machine Co Ltd
Priority to JP9820994A priority Critical patent/JP3354279B2/ja
Publication of JPH0780916A publication Critical patent/JPH0780916A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3354279B2 publication Critical patent/JP3354279B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 折り目が少なく、折り畳み時の機械的疲労も
少ない、安定して折り畳みを行うことができる折り畳み
容器を提供すること。 【構成】 折り畳み可能な容器70は、例えば胴部76
がほぼ立方体形状であり、ほぼ正方形の側面80を四面
に有する。その側面80の対角線L1により分割された
ほぼ三角形の2領域90,92に、補強リブ100を形
成した。この補強リブ100は、他方の対角線L2に沿
って形成され、一方の対角線L1の線上にて不連続とな
っている。これにより、谷折りされる第1,第2の谷面
90,92の面強度が補強される。この容器70の折り
畳み工程では、容器70をその縦軸方向に圧縮すると共
に、容器70のネック部72と底部78とを縦軸の回り
に相対的に回転させる。2つのほぼ三角形領域の間の対
角線L1に沿った方向に折り目を形成しながら、容器7
0を折り畳むことできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、折り畳み容器とその成
形方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、飲料水等の液体、特に、1リッ
トル以下という比較的容量が少ない液体を収容するため
の容器としては、耐内圧性の点から金属製の缶やガラス
製の壜等が多用されていた。
【0003】しかしながら、このような容器において
は、比較的軽量でない場合が多く、運搬時に大きな労力
を必要とすること、あるいは、回収して再利用する際に
おける衛生上での安全性が確保できにくい等の問題があ
った。
【0004】一方、近年では、ディスペンサーやカップ
式自動販売機、所謂、ベンダー等が設置される場合もあ
り、この場合には、5〜20リットルという、かなり大
容量の内容物を収容することが要求される。このため、
上記した少容量の容器によって対処しようとすると容器
の本数を増やさなければならない。しかしながら、ディ
スペンサーやベンダー内に、上記した容器を収容できる
だけのスペースを設けた場合には当然のことながら装置
が大型化することになる。しかも、上記した装置に予め
複数の容器を収容できるだけのスペースは確保されてい
ないことが多いので、上記した容器では対処できないの
が現状である。
【0005】そこで、近年、このような状況に対処する
目的で、バック・イン・ボックス(以下、BIBとい
う)と称される容器が提案されている。
【0006】このBIBは、例えば、5リッター程度の
内容物を充填できる射出ブロー成形品からなる内装袋と
この内装袋の外殻をなし、内装袋を収容することのでき
る段ボール箱とを組合せた構造とされている。そして、
内装袋は、口部を有する肩部とこれに連続する胴部およ
びこの胴部に連続する底部とを有していて、口部が段ボ
ール箱の一部から外部に突出している。
【0007】BIBは、ヒートシール成形、真空成形等
があるが、PET樹脂による射出ブロー成形はなかっ
た。従って、従来の成形方法では、ネック部の成形精度
を得るためにいろいろな工夫がなされており、製造工程
が多くなると共に、コストも高くなってしまうのが現状
であった。射出ブロー成形によれば、ネジ部を高精度に
射出成形してそれに続くブロー成形工程で一貫して最終
ボトルまで成形することができるので、この技術の完成
が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなBIBにお
ける内装袋は、成形後、内容物を充填するまでの間、保
管されることが多い。ところが、射出ブロー成形された
ものは、完成品が中空容器状であり、フィルム状のBI
Bのように保管時のスペース効率が良くないという問題
があった。従って、仮に、縦積みするような場合には、
保管スペースに対する保管個数が多く取れないという問
題がある。
【0009】そこで、保管個数を多くするという観点か
ら、内容物を排出した後ではあるが、手で押し潰すこと
ができる容器が提案されている(例えば、特開平4−2
23134号公報)。
【0010】しかしながら、この容器は、内容物が排出
されてから押し潰されるようになっている。このため、
内容物が充填されるまでの間は成形後の形態を保ったま
まであるといえる。仮に、保管時での占有スペースを少
なくする意味で、内容物の充填前に押し潰すとしても、
成形装置から取り出された後で折り潰す工程を必要とす
ることになる。
【0011】従って、従来の大容量ボトルにおいては、
保管スペースに対する保管個数から求められる保管効率
が悪く、また、この保管効率を改善させるために押し潰
す場合には、成形工程とは別に二次作業が必要になるこ
とでボトルの成形手順が煩雑になるという問題がある。
【0012】そこで、本発明の目的とするところは、上
記従来のBIBを始めとして、内容物充填までの間に成
形時の形状を維持しているボトルにおける問題に鑑み、
保管時での保管スペースを小さくすることができ、しか
も、その保管スペースを小規模にする場合の煩雑な作業
手順を必要としないようにすることができる折り畳み容
器とその成形方法及び装置を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、折り畳み時に容器に
形成される折り目を少なくし、それにより疲労が少な
く、しかも外形寸法が一定となる安定して折り畳みを行
うことができる折り畳み容器とその成形方法及び装置を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段及びその作用】この目的を
達成するため、請求項1の発明に係る折り畳み容器の成
形方法は、ネック部と有底胴部とを有し、前記胴部の側
面が矩形である容器をブロー成形する工程と、前記容器
をその縦軸方向に圧縮し、かつ、前記容器の前記ネック
部と前記底部とを前記縦軸の回りに相対的に回転させ、
前記側面のほぼ対角線方向に沿って折り目を形成しなが
ら、前記容器を折り畳む工程と、を含むことを特徴とし
ている。
【0015】容器を縦軸圧縮と共に捩り回転させること
で、折り目は矩形側面の対角線に沿って形成され、折り
目の少ない折り畳み容器を実現できる。折り目が少ない
ので疲労が少なくなり、容器の寿命も長くなる。
【0016】請求項2の発明に係る折り畳み容器の成形
方法は、ネック部と有底胴部とを有し、前記胴部側面が
矩形であり、この矩形の側面に2以上の補強部を形成し
た容器をブロー成形する工程と、前記容器を少なくとも
一方向に圧縮して、前記補強部の間に沿って折り目を形
成しながら、前記容器を折り畳む工程と、を含むことを
特徴としている。
【0017】矩形の側面を山折りあるいは谷折りして折
り畳む際、その谷面又は山面が補強部により補強されて
いる。したがって、谷面あるいは山面は、その面状を維
持して折り曲げられ、補強された面の間に沿って容易に
折り目が形成付られる。このようにして、安定した折り
畳みを行うことができる。この方法により成形される請
求項13の発明に係る折り畳み容器は、折り目が少なく
かつ再現性に富み、疲労が少なく長寿命となる。
【0018】請求項3に係る折り畳み容器の成形方法
は、請求項2において、前記ブロー成形工程では、前記
側面の対角線により分割されたほぼ三角形の2領域に前
記補強部を形成し、前記折り畳み工程では、前記容器を
その縦軸方向に圧縮すると共に、前記容器の前記ネック
部と前記底部とを前記縦軸の回りに相対的に回転させ、
2つのほぼ三角形領域の間の対角線に沿った方向に折り
目を形成しながら、前記容器を折り畳むことを特徴とす
る。この方法により、請求項14の容器が成形できる。
【0019】この成形方法及びそれにより得られた容器
は、矩形側面の対角線を境にしたほぼ三角形の2領域
が、補強部により補強された谷面あるいは山面となり、
その間の対角線に沿って折り目が容易に形成付けられ
て、安定した折り畳みを行うことができる。
【0020】請求項4の発明に係る折り畳み容器の成形
方法は、請求項2において、前記ブロー成形工程では、
横軸方向に沿った2辺を短辺とするほぼ長方形の側面を
有する前記容器を成形し、ほぼ長方形の前記側面のう
ち、前記短辺の長さを持つほぼ正方形領域をその対角線
によって2分するほぼ三角形の2領域に、それぞれ前記
補強部を形成し、前記折り畳み工程では、前記容器をそ
の縦軸方向に圧縮すると共に、前記容器の前記ネック部
と前記底部とを前記縦軸の回りに相対的に回転させ、2
つのほぼ三角形領域の間の対角線に沿った方向に折り目
を形成しながら、前記容器を折り畳むことを特徴として
いる。この方法により請求項15の容器が成形される。
【0021】こうすると、側面が長方形の場合、その中
の最大の正方形領域にて請求項3の折り畳みが確保され
る。
【0022】請求項5の発明は、請求項3または4にお
いて、前記ブロー成形工程では、前記折り目が形成され
る前記対角線と交差する他の対角線と平行に、前記折り
目上にて不連続となる凹または凸のリブを前記補強部と
して形成することを特徴としている。この成形方法によ
り請求項16に係る容器が成形される。
【0023】この成形方法及びそれにより得られた容器
は、補強部を不連続のリブで構成することで、不連続点
を通る位置に折り目が確実に形成付けられる。
【0024】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かにおいて、前記折り畳み工程では、前記容器を圧縮す
る初期の段階で、前記容器の周囲より前記側面を局所的
に押圧して、前記折り目を形成することを特徴としてい
る。
【0025】外力によって、矩形側面内の特定位置に折
り目のきっかけを作ることで、そこを折り目として常時
安定した折り畳みが行われる。
【0026】請求項7の発明は、有底胴部を有する容器
をブロー成形する工程と、前記容器を、折り畳み用ガイ
ド体内に配置する工程と、前記容器を少なくともその縦
軸方向に圧縮して、前記折り畳み用ガイド体により横軸
方向への変形を規制ガイドしながら、前記容器を折り畳
む工程と、を有することを特徴としている。
【0027】容器を、折り畳みガイド体内にて横軸への
変形を規制しながら縦軸圧縮することで、折り畳まれた
容器の外形寸法が一定になる。
【0028】請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれ
かにおいて、前記折り畳み工程では、前記容器内部のエ
アを強制排気しながら前記容器を折り畳むことを特徴と
している。
【0029】こうすると、自然排気の場合と比較して折
り畳みを短時間で行うことができ、さらに容器の減圧変
形により減容効果が大きくなる。
【0030】請求項9の発明は、請求項1の成形方法を
実施するブロー成形装置であって、ネック型に保持され
たプリフォームをブロー型内にて二軸延伸させて前記容
器をブロー成形するブロー成形部と、前記容器を前記ブ
ロー型内にて折り畳む折り畳み駆動部と、を有し、前記
折り畳み駆動部は、前記容器の底部を保持する保持部
と、前記ネック型と前記保持部との間の対向間距離を可
変して、前記容器をその縦軸方向にて圧縮する圧縮駆動
部と、前記縦軸の回りに前記ネック部及び前記保持部を
相対的に回転させる回転駆動部と、を有することを特徴
としている。
【0031】請求項10の発明は、請求項1、3または
4の成形方法を実施するブロー成形装置であって、プリ
フォームをブロー型内にて二軸延伸させて前記容器をブ
ロー成形するブロー成形部と、前記ブロー型より取り出
された前記容器を折り畳む折り畳み駆動部と、を有し、
前記折り畳み駆動部は、前記容器のネック部を保持する
第1の保持部と、前記容器の底部を保持する第2の保持
部と、前記第1,第2保持部間の対向間距離をして前記
容器をその縦軸方向にて圧縮する圧縮駆動部と、前記縦
軸の回りに前記第1,第2の保持部を相対的に回転させ
る回転駆動部と、を有することを特徴としている。
【0032】上記各発明によれば、容器のネック部,底
部間が圧縮駆動部により圧縮され、また上記の各部間が
回転駆動部により捩られるため、縦軸圧縮回転との双方
により容器を折り畳み駆動できる。
【0033】請求項11の発明は、請求項9または10
において、前記容器の折り畳み時に前記容器内のエアを
強制排気する排気手段を、さらに有することを特徴とし
ている。
【0034】折り畳み駆動時に、容器内のエアは排気手
段を介して強制排気され、容器の減圧変形を促進する。
【0035】請求項12の発明は、請求項9または10
において、前記側面を局所的に押圧して前記折り目を形
成付けする折り目形成手段を、さらに有することを特徴
としている。
【0036】折り目を強制的に形成付けすることで、容
器をより安定して折り畳むことができる。
【0037】請求項17の発明に係る折り畳み容器は、
ネック部と有底胴部を有し、前記胴部側面が矩形であ
り、2つの隣接する側面間に縦軸方向に沿って角部が形
成され、この角部の縦軸方向にて異なる複数箇所に、縦
軸圧縮による折り畳み時に前記側面上に横軸に沿った折
り目を形成付けするための凹部を形成したことを特徴と
する。
【0038】こうすると、容器を縦軸方向にのみ圧縮し
て折り畳んでも、角部に形成された凹部が側面の特定位
置に横軸に沿った折り目を形成付することができる。
【0039】
【実施例】以下、図示実施例により本発明の詳細を説明
する。
【0040】第1実施例 図1は、本発明による成形方法によって得られるボトル
に相当する内装袋(以下、これをボトルとして称して説
明する)を示している。
【0041】ボトル10は、ポリ・エチレン・テレフタ
レート樹脂(以下、PETという)によって四角柱状に
ブロー成形された成形品であり、口部、所謂、リップ部
10A1を有する天井部10Aとこの肩部に連続する4
面の胴部10Bと胴部10Bに連続する底部10Cとを
備えている。
【0042】上記胴部10Bには、ヒンジ部12が設け
られている。このヒンジ部12は、断面形状が、図2に
示すように外向きの凹状に設定されてリブをなし、凹部
の開放角度(θ)が、90°あるいはこれ以上の角度に
設定されている。そして、このヒンジ部12は、例え
ば、図1に示すように、胴部10B上で一本の対角線状
に形成されている。この対角線状のヒンジ部12は、胴
部10Bの各面で同じ傾斜方向、所謂、リード方向を設
定されている。なお、ヒンジ部12は、単に一本の対角
線状に形成するだけでなく、ひとつの胴面で交差する対
角線状に形成してもよい。
【0043】このようなヒンジ部12は、ブロー成形さ
れたボトル10が減容されて収縮変形する際の折目をな
す部分である。このため、ボトル10が減容されて胴部
10Bが内側に収縮変形する場合には、このヒンジ部1
2を基準として胴部10Bが内側に畳み込まれて、所
謂、谷折りが可能になる。なお、このヒンジ部12は、
上記したように、谷折りの際の折目として形成されてい
るが、この折目において、谷折りがしやすい状態、つま
り、胴部10Bを内側に向け畳み込みやすくなる癖を肉
厚等によって設定するようにしてもよい。一例として
は、肉厚がある程度厚い場合、図3に示すように、胴部
10Bの肉の一部を欠除して薄肉とした凹状部によって
形成し、内側に向け胴部10Bが折り曲げやすくなるよ
うにしてもよい。なお、天井部および底部を除いた胴部
10Bの肉厚は、折り畳み易くする意味で、例えば、5
リットルの内容物を収容する場合でいうと、0.16m
m以下に設定されている。
【0044】また、上記ボトル10の天井部10Aおよ
び底部10Cの外周縁角部には、ブローキャビティ型の
型開き時に型と干渉しない形状、例えば、水平方向に突
出する凸状リブ14(図2参照)が形成されることもあ
る。この凸状リブ14は、例えば、ボトル10の肉厚が
極めて薄い場合に特に形成される。これは、肉厚が薄い
場合のボトル10では、天井部10Aおよび底部10C
が型崩れしやすいので、その部分の剛性を高めて型崩れ
を防止するためである。
【0045】上記ボトル10は、周知の二軸延伸ブロー
成形によって成形される。つまり、PETからなる有底
パリソンをブローキャビティ型内に挿填し、延伸ロッド
により縦軸方向に延伸すると共に、ブローエアを吹込む
ことで横軸方向に付形する。
【0046】そして、ブロー成形する際に用いられる構
造は図4に示す通りである。
【0047】すなわち、ブロー成形を行なうためのブロ
ーキャビティ型20は、図4において矢印で示すよう
に、左右方向に分離可能であって、有底パリソン22を
保持したネック型24が所定位置に設定された後に閉鎖
駆動され、二軸延伸ブロー成形によりボトル10の成形
が可能になっている。
【0048】ブロー成形する際にネック型24内に挿入
されるブローコア30には、図5に示すブローエアの供
給・排気部が接続されている。ブローエアの供給系は、
一次ブローエアの供給系と二次ブローエアの供給系を備
えている。これら一次および二次ブローエアの供給系
は、いずれも同じ構成からなる。すなわち、第1、第2
のエア源32、34とブローコア30におけるブローエ
ア導入部36とが接続されている供給経路中38、40
に配置された第1の方向切り換え弁42および第2の方
向切り換え弁44を備えている。上記各弁42、44
は、電磁駆動方式とされ、通常態位は供給経路38、4
0をそれぞれ遮断する態位とされている。
【0049】また、排気系は、上記したブローコア30
におけるブローエア導入部36と大気開放部とが接続さ
れている排気経路46と、この経路中に配置された第3
の方向切り換え弁48を備えている。上記第3の方向切
り換え弁48は、上記した各弁と同様に電磁駆動方式と
され、通常態位が排気経路46を遮断する態位とされて
いる。
【0050】また、排気経路46には、バキューム経路
50が接続されている。このバキューム経路50は、真
空ポンプ52に接続されている。そして、バキューム経
路50中には、電磁駆動方式の第4の方向切り換え弁5
4が配置されている。第4の方向切り換え弁54は、通
常態位が、バキューム経路50を遮断する態位とされて
いる。
【0051】このバキューム経路50は、排気経路46
が遮断されている状態で強制的な排気を行なう部分であ
り、ブロー成形終了時またはその後の成形品の取出し前
に第4の方向切り換え弁54が真空ポンプ52と連通状
態を設定される。このため、ブロー成形されたボトル1
0は、内部を真空引きされることで減容され収縮変形す
ることになる。この場合の真空引き圧力は、例えば、一
次ブローエアの供給圧力が10Kg/cm2 とされ、そ
して二次ブローエアの供給圧力が30Kg/cm2 に設
定されている場合、これら圧力以上に負圧化ができる圧
力とされる。
【0052】次に作用について説明する。
【0053】本実施例では、二軸延伸ブロー成形された
ボトル10は、ブローキャビティ型20が型開きされて
取り出される前に、内部を真空引きされる。この場合に
いうボトル10が取り出される前とは、ボトル10のリ
ップ部を保持しているリップキャビティ型が開かれるま
での間を意味し、具体的には、ブローキャビティ型20
が型開きされると同時若しくは型開き後、あるいは、ブ
ロー成形が終了した後に型開きされるまでの間でブロー
キャビティ型20内にボトル10が位置している時であ
る。
【0054】一方、ブローエアの供給・排気部における
排気系では、排気経路46での第3の方向切り換え弁4
8が通常状態のままに維持され、これに代えてバキュー
ム経路50に配置されている第4の方向切り換え弁54
が真空ポンプ52と連通させられる。このため、ボトル
10には、縦軸方向での収縮変形力が付加されたことに
なり、内部が減圧変形によって容積が小さくなる。この
とき、ボトル10は、減圧により胴部10Bが内側に収
縮することになるが、ヒンジ部12を折目として各胴部
10Bが谷折りされる。従って、ヒンジ部12を折目と
して胴部10Bが折り畳まれていくに従い、底部10C
は螺旋運動により天井部10Aに向け、縦軸方向で収縮
することになる。この状態は、図6に示されており、図
6において、二点鎖線で示した成形時でのボトル10
が、真空引きされることで、実線で示すように、縦軸方
向で収縮する。なお、ボトル10が立方体状であれば、
天井部10Aに対して底部10Cが90°回転して外周
縁を整合させた状態で折り畳まれる。
【0055】このようにして縦方向での座屈変形により
収縮したボトル10は、ネック型24が開放されること
で取り出しが行なわれる。
【0056】ところで、上記したボトル10の真空引き
を行なった場合、ボトル10は底部が螺旋運動しながら
縦軸方向に収縮する。従って、縦軸を中心にして天井部
10Aあるいは底部10Cを回転させることでも同じよ
うに縦軸方向に収縮するはずである。そこで、図7は、
この場合の実施例を示している。
【0057】すなわち、この場合には、ブローキャビテ
ィ型20が型開きされてネック型24を開放する前にボ
トル10の底部を回すことが行なわれる。このため、例
えば、成形装置のボトル取出し位置にボトル10の底部
と嵌合して昇降かつ回転可能、換言すれば、螺旋運動可
能な回転部材60が設けられている。この回転部材60
は、図7(A)に示すように、ボトル10の底部に嵌合
したうえで、図7(B)に示すように回転させられる。
この場合の回転方向は、ボトル10が縦方向に収縮する
方向とされる。つまり、底部10Cが螺旋運動しながら
上昇して天井部10Aに接近することができる回転方向
とされている。従って、底部10Cが回転させられる
と、ボトル10は、図7(C)に示すように、縦軸方向
に収縮し、天井部10Aに接近あるいは密着することに
なり、この状態で取り出される。
【0058】また、このような減容変形は、上記したバ
キューム力や回転部材60の螺旋運動によってのみでな
く、回転部材60の場合でいうと、回転させないで、縦
軸方向に押上げ、回転部材60の載置面でボトル10が
回転することでも可能である。この場合には、図5に示
したバキューム機構に代えて、ボトル10の底部が押上
げられた時に開口部から自然排気が行なえる構成を備え
るようにすることが好ましい。
【0059】第2実施例 次に、本発明の第2実施例について図8以降を参照して
説明する。
【0060】図8に示すボトル70は、第1実施例と同
様にプリフォームから二軸延伸ブロー成形されたボトル
であり、ネック部72,肩部74,胴部76および底部
78を有する。このボトル70の胴部76は、ほぼ立方
体形状をなしている。胴部76の4つの側面80は、上
下の第1,第2辺82,84,と、側部の第3,第4辺
86,88を有するほぼ正方形状となっている。
【0061】このボトル70は、例えばPET樹脂にて
成形され、二軸延伸された壁部の肉厚は、折り畳みを容
易とするために、0.06〜0.12mmの肉厚に設定
されている。この二軸延伸された壁部の肉厚は、さらに
好ましくは、0.08〜0.10mmとするのがよい。
ボトル70の壁部の肉厚を薄くしすぎると、応力白化が
生じ、厚くしすぎると折り畳みのための変形が阻害され
るからである。胴部76の4つの側面80は、対角線L
1を境に2つの第1,第2の谷面90,92が谷折りさ
れるようにして折り畳まれる。したがって、対角線L1
は、仮想の折目ラインに対応している。本実施例では、
第1辺82,第4辺88および対角線L1で囲まれた第
1の谷面90を補強するために、ボトル70の内方に向
けて凸となる凹状の補強リブ100を有している。同様
に、第2辺84、第3辺86および対角線L1で囲まれ
た第2の谷面92を補強するために、補強リブ100が
形成されている。この2つの補強リブ100,100
は、折目となる一方の対角線L1と交叉する他方の対角
線L2に沿って形成され、折目となる一方の対角線L1
上にて不連続となっている。
【0062】このボトル70はブローキャビティ型内に
てブロー成形されるものである。図9に示すように、補
強リブ100を形成するために、ブローキャビティ型1
02には、三角形状の凸リブ104が突出形成されてい
る。この凸リブ104の頂部のなす角θは例えば90゜
であり、凸リブ104の幅Wは例えば8mmであり、そ
の高さHは例えば4mmとなっている。
【0063】図8に示す実施例は、ほぼ正方形の側面8
0の対角線L1の両側のほぼ三角形の第1,第2の谷面
90,92を補強することで、この補強された各面9
0,92の間に折目L1を形成しながら、ボトル70を
折り畳むものである。このように、対角線L1の両側の
ほぼ三角形領域の面を補強する方法としては、図10
(A)〜(C)に挙げるものを採用してもよい。図10
(A)は、第1,第2の谷面90,92の領域内に、折
目をなす対角線L1と交叉する他方の対角線L2と平行
な例えば3ラインに沿って、一方の対角線L1にて不連
続となる6本の補強リブ100を形成している。同図
(B)では、第1,第2の谷面90,92内の領域であ
って、折目となるL1に沿って2本の補強リブ100を
形成している。同図(C)では、第1,第2の谷面9
0,92の領域内に、側面80を形成する相直交する2
辺と折目を形成する対角線L1とで囲まれた三角形のパ
ネル状の凹リブ106を形成している。
【0064】図10(A)〜(C)のいずれの場合も、
補強リブ100またはパネル状の凹リブ106にて補強
された第1,第2の谷面90,92の間にて、対角線L
1に沿って折目が形成され、ボトル70が折り畳まれる
ことになる。
【0065】図8あるいは図10(A)〜(C)のいず
れかのボトル70を用いた場合の、ボトルの折り畳み方
法の概要を図11に示す。
【0066】まず、図11(A)では、ブロー成形され
たボトル70のネック部72より、比較的低圧のエアを
吹き込んで、一定の保形性を有する形状出しを行う。こ
れは本実施例のボトル70の壁部の肉厚が極めて薄く、
保形性に劣っているからである。折り畳み駆動前に、常
に一定の形状出しを行うことで、安定した折り畳み動作
を行うことができる。次に、図11(B),(C),
(D)の順に従って、ボトル70の折り畳み駆動を行
う。この折り畳み駆動の初期の段階では、同図(B)に
示すように、側面80の対角線L1に沿って折目が形成
されるように、例えば対角線L1に沿って外力を付与す
るようにして、折目の形成付けを行う。そして、同図
(C)に示すように、ボトル70をその縦軸方向に圧縮
しながら、ネック部72と底部78とを縦軸の周りに9
0゜回転させる。
【0067】これにより、ボトル70は同図(C)に示
すように、第1、第2の端面90,92が谷折りされ、
その縦軸方向に圧縮された形で折り畳まれることにな
る。なお、この縦軸方向の圧縮動作および縦軸周りの回
転動作は、同図(B)の工程においても行われている。
最後に、同図(D)に示すように、ボトル70のネック
部72が、胴部76の上辺に相当する4つの第1辺82
よりも低い位置になるように押し潰し、減容効果がさら
に高められる。
【0068】次に、上述のボトル70の成形方法および
折り畳み方法について、図12以降を参照して説明す
る。
【0069】図12は、周知の4ステーションを有する
回転搬送型のブロー成形機に、折り畳み駆動ステーショ
ンを付加した構造のブロー成形装置を示している。4ス
テーション装置では、各ステーション110〜116に
向けてネック型が循環搬送される。本実施例では、日精
エー・エス・ビー機械(株)製のASB250Hを用い
た。射出成形ステーション110では、このネック型を
用いてプリフォームが射出成形される。PET製のプリ
フォームは、通常のものと同様に、その胴部の肉厚が2
〜4mmのものを用いることができ、本実施例では胴部
肉厚がほぼ3mmとなっている。この射出成形ステーシ
ョン110での射出および冷却に要する時間は約10秒
である。温調ステーション112では、射出成形された
プリフォームを延伸適温に温調する。本実施例では、温
調ポットおよび温調コアの設定温度が240〜300℃
であり、温調時間はほぼ10秒である。
【0070】ブロー成形ステーション114では、プリ
フォーム内部にエアを吹き込むとともに、プリフォーム
内部に挿入した延伸ロッドを縦軸方向に駆動して、二軸
延伸させたボトル70をブロー成形する。ブローエア圧
力としては、一次ブローエアが10kg/cm2 であ
り、二次ブローエアが20kg/cm2 である。また、
本実施例ではブローキャビティ型の温度を、キャビティ
到達直後も樹脂の延伸性を確保できる温度、例えば60
℃に設定した。この理由は、成形時の付形性の向上と、
延伸過程でのキャビティ壁とプリフォーム壁の滑り性の
向上のためである。もし常温のままとすると、プリフォ
ーム壁が伸ばされる過程で、図9の凸リブ104に接触
したとき冷却されて伸び難くなり、ボトルが破裂するな
どの要因となるからである。
【0071】このブロー成形ステーション114にて成
形されるボトル70の容量は、ほぼ5リットルであり、
二軸延伸されたボトル壁部の肉厚は0.09mmであ
る。なお、ボトル70は横断面が矩形であるため、その
コーナ部の肉厚は壁部よりも薄く0.07mmであっ
た。また、縦軸方向の延伸倍率としては、(ボトル高さ
/プリフォーム軸方向高さ)がほぼ4倍であった。横軸
方向の延伸倍率は2種類あり、対角線方向では約6倍で
あるのに対し、相対向する側面間の方向での延伸倍率
は、ほぼ4.5倍であった。
【0072】このブロー成形されたボトル70は、エジ
ェクトステーション116において、ネック型より離脱
されてエジェクトされる。そして、その後ロボットアー
ムなどの搬送により、ボトル70が折り畳み駆動ステー
ション118に搬入されることになる。
【0073】この折り畳み駆動ステーション118につ
いて、図13〜図17を参照して説明する。
【0074】この折り畳み駆動ステーション118は、
ボトル70のネック部72を保持する第1の保持部12
0と、ボトル70の底部78を保持する第2の保持部1
22とを有する。この第1,第2の保持部120,12
2は、ボトル70の縦軸方向に相対的に移動可能となっ
ている。本実施例では、第2の保持部122の高さ位置
が固定であり、この第2の保持部122に対して第1の
保持部120が縦軸方向に移動可能となっている。
【0075】第1の保持部120は、駆動アーム124
により縦軸方向に移動される。この駆動アーム124
は、その基端側がボールねじ126に支持されている。
そして、この駆動アーム124の基端側がナット部12
4Aとされ、このナット部124Aとボールねじ126
とが螺合することで、駆動アーム124によりボトル7
0をその縦軸方向へ移動させることができる。
【0076】ボールねじ126を回転駆動するための第
1のモータ130が設けられている。この第1のモータ
130の出力軸には第1のプーリ132が固定されてい
る。一方、ボールねじ126の上端には第2のプーリ1
34が固定され、第1,第2のプーリ132,134間
にベルト136掛け渡されている。そして、各部材12
4〜136により圧縮駆動部が構成されている。
【0077】この折り畳み駆動ステーション118で
は、第1,第2の120,122がボトル70の縦軸の
周りに相対的に回転可能である。本実施例では、第2の
保持部122が、第2のモータ138により90゜回転
駆動される回転テーブル122A上に固定されている。
なお、第2の保持部122は、ボトル70の底部78を
嵌入できる凹状部を有し、モータ138の回転により第
2の保持部122と一体でボトル70を回転駆動でき
る。
【0078】次に、ボトル70の折り畳み駆動の初期の
段階にて、側面80の対角線L1に沿って折目を形成付
けることのできる手段について、図14〜図16を参照
して説明する。
【0079】図14に示すように、ボトル70の4つの
側面80に対面して、その側面80の対角線L1に対す
る位置には、3つのエアシリンダ140a〜140c配
置されている。この各エアシリンダ140a〜140c
は、ピストン駆動により押圧ピン142a〜142c
を、対角線L1上の3点に向けて突出駆動するものであ
る。このエアシリンダ140a〜140cは、図15に
示すように、ボトル70の周囲の4か所に配置した可動
プレート144上に固定されている。この可動プレート
144は、プレート駆動用エアシリンダ146により進
退駆動が可能となっている。
【0080】この図15に示す装置を用いて、図11
(B)の工程を実施する際して、第1の保持部120を
下降駆動させて、この第1の保持部120および第2の
保持部122間に、ボトル70をその縦軸方向に圧縮駆
動する。これと並行して、回転テーブル122Aの回転
駆動を開始する。この直線および回転駆動の初期の段階
で、エアシリンダ140a〜140cをエア駆動して、
対角線L1上の3点を、押圧ピン142a〜142cに
て押圧駆動することになる。この動作によって、図11
(B)に示すように、側面80の対角線L1に沿って折
目が形成付けられることになる。このとき、3つのエア
シリンダ140a〜140cは、それぞれ押圧ピン14
2a〜142cの突出ストロークおよび/または突出ス
ピードを調整できることが好ましい。なぜなら、押圧ピ
ン142a〜142cが突出駆動される際、併せてボト
ル70が回転駆動されるため、押圧ピン142a〜14
2cと側面80との間の距離が、各押圧ピン毎にそれぞ
れ異なっているからである(図16(B)参照)。この
3本の押圧ピン142a〜142cを、ボトル70の縦
軸圧縮駆動および回転駆動に追従させるためには、エア
シリンダ140a〜140cを、上記の2つの駆動方向
に移動させればよい。しかし、この駆動は機構が煩雑と
なるため、図16(A)に示す構成とすることができ
る。同図(A)によれば、押圧ピン142a〜142c
は、ボトル70が圧縮駆動される方向である下方への移
動に追従できるように、斜め下方に向けて傾斜するよう
に配置されている。こうすると、押圧ピン142a〜1
42cを突出駆動することで、その先端がボトル70の
圧縮駆動に追従して下降し、対角線L1上を正確に押圧
することができる。好ましくは、可動プレート144上
にて、エアシリンダ140a〜140cの取付角度を調
整可能としておくとよい。
【0081】上述の折目の形成付け工程が終了した後、
押圧ピン142a〜142cを、プレート駆動用エアシ
リンダ146の駆動により一体で後退移動させる。この
とき、ボトル70の縦軸圧縮駆動および回転駆動は継続
され、図11(C)に示すように、ボトル70の折り畳
み動作が継続されることになる。そして、回転テーブル
122Aが90゜回転された後、第1の保持部120の
下降駆動をその後わずかに継続させることで、図11
(D)に示す折り畳みの終期の状態が実現され、ボトル
70の減容効果が向上する。
【0082】図14には、ボトル70のネック部72を
保持するための、例えばエアシリンダで昇降駆動される
第1の保持部120の好ましい実施例が示されている。
この第1の保持部120は、例えばエアシリンダ(図示
せず)により昇降駆動されるキャップ120Aと、折り
畳み駆動された後のボトル70を第1保持部120より
離脱させるための進退可能なエジェクトピン122Bを
有する。キャップ120Aは、ボトル70のネック部7
2の開口部に嵌入されるものである。そして、このキャ
ップ120Aを介して、図11(A)のエア吹込動作を
行うことができる。さらに、図11(B)〜(D)の各
動作を行う際に、キャップ120Aを介してボトル70
内部のエアを強制排気することが好ましい。こうする
と、自然排気の場合と比べて折り畳み動作が短時間で終
了し、かつ、ボトル70を減圧変形させて減容効果を向
上させることができる。
【0083】なお、図13に示す折り畳み駆動部は、様
々な形状のボトル70の折り畳み駆動を行うため、第
1,第2の保持部120,122は、装置に対して交換
可能な構成としておくとよい。
【0084】また、図13の装置を用いてボトル70の
折り畳みを行う際には、図17に示すように、第1の保
持部120を回動自在とし、折り畳み動作を行う第1の
位置と、ボトル70の搬入および搬出を行う第2の位置
とに、揺動可能とするものが好ましい。
【0085】上述したボトル70の折り畳み動作は、図
8に示すボトル70に限らず、図10(A)〜(C)に
示すいずれのタイプのボトル70についても同様に適用
できる。これは、折目となる対角線L1を境にした両側
の2つの三角形状の第1,第2の谷面90,92が補強
リブ100あるいはパネル状の凹リブ106により補強
され、第1,第2の谷面90,92の面形状を維持しな
がら折り畳みができるからである。
【0086】次に、図18(A),(B)に示すよう
に、側面が長方形であるボトルの折り畳み駆動について
説明する。この場合、図8あるいは図10(A)と同様
に、対角線L1を境とした両側の三角形領域に一または
複数の補強リブ100を形成することもできる(図18
(A)の場合)。しかし、図18(A)の場合には、図
8のように正方形の側面80を有する場合とは異なり、
第1および第2の谷面90,92の面変形が生じなくて
は、ボトルを折り畳みできない。
【0087】そこで、例えば図18(B)に示す補強部
を形成するとよい。同図(B)に示すボトル160は、
長方形の側面162の内、横軸方向の短辺の長さを正方
形領域Aに、図8に示す補強部を適用している。この正
方形領域Aは、側面162の中で得られる最大面積の正
方形である。そして、この正方形領域Aの対角線L1を
境としてその両側に存在する二等辺三角形領域を、それ
ぞれ第1,第2の谷面90,92としている。この第
1,第2の谷面90,92を補強するために、対角線L
1と交叉する他方の対角線L2に沿って、かつ対角線L
1にて不連続となる補強リブ100を形成している。ボ
トル160の内、この正方形領域Aが、縦軸方向の圧縮
および回転により折り畳み駆動される領域である。この
両側のB領域およびC領域は、縦軸圧縮変形によっての
み折り畳み駆動される領域を示している。
【0088】この図18(B)に示す折り畳み駆動を行
うための好適なボトル160の一例を、図19に示す。
同図に示すように、ボトル160の側面162には、そ
の高さ方向にて、前述した正方形領域Aを区画するため
の凹リブからなる横リブ164が形成されている。
【0089】図19に示すボトル160の折り畳み駆動
の一例を図20に示す。同図において、ボトル160の
底部を保持する第2の保持部122は、回転テーブル1
22A上に四角枠状に形成され、ボトル160の底部側
の領域Cとほぼ同一高さの枠170を有している。この
枠170が、折り畳み用ガイド体を構成するものであ
る。図20に示す折り畳み駆動手順は、図11(A)〜
(D)と全く同一である。すなわち、第1,第2の保持
部120,122を相対的に縦軸駆動し、例えば第1の
保持部120を下降駆動させる。これと併せて回転テー
ブル122Aを回転駆動することで、ボトル160のネ
ック部160Aに対してその底部を90゜回転駆動させ
る。この双方の駆動の初期段階では、上述したように押
圧ピン142a〜142cを用いた折目の形成付け動作
が行われている。そして、折り畳み動作の終期の状態で
は、図20の鎖線で示すように、ボトル160のリップ
部160Aが、折り畳み用ガイド体を構成する枠170
の上端よりも低い位置となるように、第1の保持部12
0を下降駆動して停止している。すなわち、ボトル16
0の上下の領域B,Cの縦軸圧縮駆動は、折り畳みガイ
ド体170内部にて行うことで、ボトル160の横軸方
向への無駄な変形を規制することができる。また、折り
畳み用ガイド体160により、ボトル160の側面を規
制することで、領域BおよびCの座屈変形を円滑に行う
ことができる。
【0090】図20に示す折り畳み用ガイド体170を
応用することで、ボトルの側面に何らの補強部を形成す
ることなく、このボトルを縦軸方向にのみ圧縮させて座
屈変形を生じさせ、このボトルを折り畳み駆動すること
ができる。すなわち、図21に示すように、折り畳み用
ガイド体172は、ほぼボトル180の全長と一致する
高さを有している。また、この折り畳み用ガイド体17
2は、ボトル180をわずかな間隙をもって嵌入させる
ことができる、横断面が四角状の穴部174を有する。
ボトル180を、折り畳み用ガイド体172の穴部17
4に挿入した後、上方より押圧部材176を下降移動さ
せる。こうすると、図21の鎖線で示すように、ボトル
180をその縦軸方向にのみ圧縮変形させることができ
る。この圧縮変形と併せてて、ボトル180内部のエア
を強制排気することで、ボトル180の減容効果をさら
に高めることができる。
【0091】縦軸方向にのみ圧縮変形されるボトルの好
適な一例を図22に示す。図22に示すボトル190
は、その4つの側面192には何らの補強リブが形成さ
れず、側面192は平らな面となっている。この2つの
側面192,192が交叉するコーナ部194には、ボ
トル190の縦軸方向の複数箇所に、ボトル内方に向け
て凸となる凹部196が形成されている。この凹部19
6は、底辺を共通とする上下2つの二等辺三角形領域1
96A,196Bを有する。そして、この三角形領域1
96A,196Bの頂点が側面と面一であるのに対し
て、その底辺が、ボトル190の内方に向け最も窪んだ
位置となっている。
【0092】図22に示すボトル190を、その縦軸方
向にのみ圧縮駆動する初期段階において、側面192に
破線で示す折目200を形成付けるために、コーナ部1
94に形成した各凹部196を同図の矢印方向に押圧駆
動するとよい。1つの凹部196により3本の折目20
0が形成され、その内の中央の折目200を境とする上
下の側面領域に、第1,第2の谷面202,204が形
成されることになる。したがって、折目形成付け動作に
引き続き、ボトル190をその縦軸方向に圧縮駆動する
ことで,第1,第2の谷面202,204が互いに密着
するように谷折れされ、ボトル190を折り畳むことが
可能である。特に、この折り畳み駆動を、図21に示す
折り畳み用ガイド体172内部で行うと、ボトル190
の無駄な変形を抑制することができる。
【0093】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。
【0094】例えば、ボトルの側面に形成される補強リ
ブは、ボトル内方に向け凸となる凹リブに限らず、ボト
ル外方に向け凸となる凸リブであってもよい。ボトル側
面に凸リブを形成する場合には、図9の場合とは異な
り、ブローキャビティ型のキャビティ面に凹状部分を形
成することになる。この場合、ボトル壁部の肉厚が0.
1mm以下の延伸されにくい薄肉であることを考慮する
と、ボトル側面に凸リブを形成する方が困難であること
がわかる。この点で、ボトルの側面には、凹リブにより
補強を行うことが望ましい。また、バックインボックス
内に配置されるボトルの場合には、バックインボックス
の外側容器を構成するダンボール材と、ボトル壁部との
間の隙間は極力少なくすることが望ましい。これは、バ
ックインボックスの搬送時に、衝撃によってダンボール
と容器とが衝突し、薄肉のボトルが破裂する可能性があ
るからである。この点からも、ボトルの側面に形成され
る補強リブは、凹状のリブとすることが望ましい。
【0095】図14および図15に示す実施例では、ボ
トルの側面に折目を形成付ける手段として、側面に対し
て進退駆動される押圧ピン142を採用したが、これに
限定されるものではない。例えば、折目に沿って線上に
押圧する板状部材を、ボトル側面に対して進退駆動させ
てもよい。あるいは、このように剛体をボトル側面に進
退駆動するものに限らず、例えばエア等の気体をボトル
側面の折目となる領域に局所的に吹き付けるものであっ
てもよい。特に、このようなボトルの折り畳み動作を、
ブローキャビティ型内にて行う場合には、ピンまたは板
状部材をキャビティ面より突出駆動するものと比較し
て、気体を吹き付けた場合の方が構成が簡易となる。
【0096】また、ボトルを折り畳み駆動するに際し
て、回転駆動を伴わずにその縦軸方向にのみボトルを圧
縮する場合には、図23(A),(B)に示す補強リブ
を形成することもできる。同図(A)に示すボトルは、
2本の対角線によって仕切られる4つの三角形領域に、
ボトル角部以外の2辺との領域を補強するための補強用
リブ210を形成したものである。この場合、2本の対
角線L1,L2がそれぞれ折目を形成することになる。
また、この2本の対角線L1,L2の交点Pを、ボトル
内方に最も押圧することで,4つの三角形領域が折目を
境にしてそれぞれ谷折りされ、このボトルを折り畳み駆
動することができる。
【0097】図23(B)に示すボトルは、側面の対角
線L2に沿って、2つの不連続点を形成するように3本
の補強リブ220を形成したものである。この場合、例
えば側面に形成付けられる折目230は、同図(B)に
示すように、それぞれ2つの補強リブの間を通るように
形成される。この2本の折目によって分断された3つの
領域が、山面あるいは谷面となってボトルを折り畳み駆
動することができる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜6の発
明方法によれば、折り畳み時の折り目が少なくなり、容
器の機械的疲労が少なく、常に安定した再現性の高い容
器の折り畳みを行うことができる。
【0099】請求項7の発明方法によれば、容器を縦軸
圧縮して折り畳む際に、横軸方向への無駄な変形が規制
され、それにより安定した再現性の高い折り畳みを行う
ことができる。
【0100】請求項8の発明方法によれば、容器内のエ
アを強制排気して折り畳むことで、減容効果の高い折り
畳みを行うことができる。
【0101】請求項9〜12の発明に係る折り畳み容器
成形装置によれば、容器のネック部と底部との間の縦軸
圧縮と捩り回転とにより、容器を確実に折り畳むことが
できる。
【0102】請求項13〜16の発明に係る折り畳み容
器によれば、折り畳み時の折り目が少なくなり、容器の
機械的疲労が少なく、常に安定した再現性の高い折り畳
みを行うことができる。
【0103】請求項17の発明に係る折り畳み容器によ
れば、容器を縦軸方向にのみ圧縮して折り畳んでも、角
部に形成された凹部が側面の特定位置に横軸に沿った折
り目を形成付することができ、折り目が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるボトルを示す斜視図
である。
【図2】図1中、符号A−Aで示す方向の矢視断面図で
ある。
【図3】図2に示したボトルの変形構造を示す断面図で
ある。
【図4】図1に示したボトルの成形装置の一例を示す模
式図である。
【図5】図4に示した成形装置に用いられるブローエア
供給系の構成を説明するためのブロック図である。
【図6】本発明方法によるボトルの成形状態を示す模式
図である。
【図7】本発明方法の他の実施例によるボトルの成形状
態を示す模式図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る折り畳み容器の概略
斜視図である。
【図9】図8に示す補強リブの成形時の状態を示す概略
断面図である。
【図10】(A)〜(C)は、それぞれ対角線を挟んだ
両側のほぼ三角形領域の谷折り面を補強するリブ形状を
示す正面図である。
【図11】(A)〜(D)は、それぞれ図8に示すボト
ルを折り畳み駆動する際の工程を示す工程図である。
【図12】第2実施例に係る折り畳み容器の成形装置を
示す概略説明図である。
【図13】図12に示す折り畳み駆動ステーションの側
面図である。
【図14】折り目形成手段および第1の保持部の詳細を
示す概略斜視図である。
【図15】折り目形成手段を有する折り畳み駆動ステー
ションの平面図である。
【図16】(A),(B)は、それぞれボトルに対する
押圧ピンの位置を説明するための概略説明図である。
【図17】第1の保持部を、ボトル受け渡し位置と、折
り畳み駆動位置とに揺動する変形例を示す概略斜視図で
ある。
【図18】(A),(B)は、それぞれほぼ長方形の側
面を有するボトルに形成される補強リブを説明するため
の概略説明図である。
【図19】図18(B)に示すボトルの概略斜視図であ
る。
【図20】図19に示すボトルの折り畳み駆動を示す概
略正面図である。
【図21】折り畳み用ガイド体を用いてボトルを縦軸方
向にのみ圧縮駆動させる折り畳み方法を説明するための
概略説明図である。
【図22】図21に示す方式にて折り畳み駆動させるボ
トルの変形例を示す概略斜視図である。
【図23】(A),(B)は、それぞれ側面に補強リブ
が形成された折り畳み容器の変形例を示す概略正面図で
ある。
【符号の説明】
10 ボトル 10A 天井部 10A1 リップ部 10B 胴部 10C 底部 12 ヒンジ部 70 ボトル 72 ネック部 76 胴部 78 底部 80 側面 90 第1の谷面 92 第2の谷面 100 補強リブ 106 パネル状の凹リブ 118 折り畳み駆動ステーション 120 第1の保持部 122 第2の保持部 122A,138 回転駆動部 124〜136 圧縮駆動部 140a〜140c 折目形成用押圧ピン 170,172 折り畳み用ガイド体 196 コーナ部に設けた凹部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネック部と有底胴部とを有し、前記胴部
    の側面が矩形である容器をブロー成形する工程と、 前記容器をその縦軸方向に圧縮し、かつ、前記容器の前
    記ネック部と前記底部とを前記縦軸の回りに相対的に回
    転させ、前記側面のほぼ対角線方向に沿って折り目を形
    成しながら、前記容器を折り畳む工程と、 を含むことを特徴とする折り畳み容器の成形方法。
  2. 【請求項2】 ネック部と有底胴部とを有し、前記胴部
    側面が矩形であり、この矩形の側面に2以上の補強部を
    形成した容器をブロー成形する工程と、 前記容器を少なくとも一方向に圧縮して、前記補強部の
    間に沿って折り目を形成しながら、前記容器を折り畳む
    工程と、 を含むことを特徴とする折り畳み容器の成形方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記ブロー成形工程では、前記側面の対角線により分割
    されたほぼ三角形の2領域に前記補強部を形成し、 前記折り畳み工程では、前記容器をその縦軸方向に圧縮
    すると共に、前記容器の前記ネック部と前記底部とを前
    記縦軸の回りに相対的に回転させ、2つのほぼ三角形領
    域の間の対角線に沿った方向に折り目を形成しながら、
    前記容器を折り畳むことを特徴とする折り畳み容器の成
    形方法。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記ブロー成形工程では、横軸方向に沿った2辺を短辺
    とするほぼ長方形の側面を有する前記容器を成形し、ほ
    ぼ長方形の前記側面のうち、前記短辺の長さを持つほぼ
    正方形領域をその対角線によって2分するほぼ三角形の
    2領域に、それぞれ前記補強部を形成し、 前記折り畳み工程では、前記容器をその縦軸方向に圧縮
    すると共に、前記容器の前記ネック部と前記底部とを前
    記縦軸の回りに相対的に回転させ、2つのほぼ三角形領
    域の間の対角線に沿った方向に折り目を形成しながら、
    前記容器を折り畳むことを特徴とする折り畳み容器の成
    形方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、 前記ブロー成形工程では、前記折り目が形成される前記
    対角線と交差する他の対角線と平行に、前記折り目上に
    て不連続となる凹または凸のリブを前記補強部として形
    成することを特徴とする折り畳み容器の成形方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記折り畳み工程では、前記容器を圧縮する初期の段階
    で、前記容器の周囲より前記側面を局所的に押圧して、
    前記折り目を形成することを特徴とする折り畳み容器の
    成形方法。
  7. 【請求項7】 有底胴部を有する容器をブロー成形する
    工程と、 前記容器を、折り畳み用ガイド体内に配置する工程と、 前記容器を少なくともその縦軸方向に圧縮して、前記折
    り畳み用ガイド体により横軸方向への変形を規制ガイド
    しながら、前記容器を折り畳む工程と、 を有することを特徴とする折り畳み容器の成形方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 前記折り畳み工程では、前記容器内部のエアを強制排気
    しながら前記容器を折り畳むことを特徴とする折り畳み
    容器の成形方法。
  9. 【請求項9】 請求項1の成形方法を実施するブロー成
    形装置であって、 ネック型に保持されたプリフォームをブロー型内にて二
    軸延伸させて前記容器をブロー成形するブロー成形部
    と、 前記容器を前記ブロー型内にて折り畳む折り畳み駆動部
    と、 を有し、 前記折り畳み駆動部は、 前記容器の底部を保持する保持部と、 前記ネック型と前記保持部との間の対向間距離を可変し
    て、前記容器をその縦軸方向にて圧縮する圧縮駆動部
    と、 前記縦軸の回りに前記ネック型及び前記保持部を相対的
    に回転させる回転駆動部と、 を有することを特徴とする折り畳み容器のブロー成形装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1、3または4の成形方法を実
    施するブロー成形装置であって、 プリフォームをブロー型内にて二軸延伸させて前記容器
    をブロー成形するブロー成形部と、 前記ブロー型より取り出された前記容器を折り畳む折り
    畳み駆動部と、 を有し、 前記折り畳み駆動部は、 前記容器のネック部を保持する第1の保持部と、 前記容器の底部を保持する第2の保持部と、 前記第1,第2保持部間の対向間距離をして前記容器を
    その縦軸方向にて圧縮する圧縮駆動部と、 前記縦軸の回りに前記第1,第2の保持部を相対的に回
    転させる回転駆動部と、 を有することを特徴とする折り畳み容器のブロー成形装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項9または10において、 前記容器の折り畳み時に前記容器内のエアを強制排気す
    る排気手段を、さらに有することを特徴とする折り畳み
    容器のブロー成形装置。
  12. 【請求項12】 請求項9または10において、 前記側面を局所的に押圧して前記折り目を形成付けする
    折り目形成手段を、さらに有することを特徴とする折り
    畳み容器のブロー成形装置。
  13. 【請求項13】 ネック部と有底胴部とを有し、前記胴
    部側面が矩形であり、この矩形の側面に2以上の補強部
    が形成され、前記補強部の間に沿って形成される折り目
    により折り畳み可能であることを特徴とする折り畳み容
    器。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記側面の対角線により分割されたほぼ三角形の2領域
    に前記補強部を形成したことを特徴とする折り畳み容
    器。
  15. 【請求項15】 請求項13において、 前記側面は、横軸方向に沿った2辺を短辺とするほぼ長
    方形であり、 ほぼ長方形の前記側面のうち、前記短辺の長さを持つほ
    ぼ正方形領域をその対角線によって2分するほぼ三角形
    の2領域に、それぞれ前記補強部を形成したことを特徴
    とする折り畳み容器。
  16. 【請求項16】 請求項14または15において、 前記折り目が形成される前記対角線と交差する他の対角
    線と平行に、前記折り目上にて不連続となる凹または凸
    のリブを前記補強部として形成したことを特徴とする折
    り畳み容器。
  17. 【請求項17】 ネック部と有底胴部を有し、前記胴部
    側面が矩形であり、2つの隣接する側面間に縦軸方向に
    沿って角部が形成され、この角部の縦軸方向にて異なる
    複数箇所に、縦軸圧縮による折り畳み時に前記側面上に
    横軸に沿った折り目を形成付けするための凹部を形成し
    たことを特徴とする折り畳み容器。
JP9820994A 1993-07-22 1994-04-12 折り畳み容器とその成形方法及び装置 Expired - Lifetime JP3354279B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9820994A JP3354279B2 (ja) 1993-07-22 1994-04-12 折り畳み容器とその成形方法及び装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20190993 1993-07-22
JP5-201909 1993-07-22
JP9820994A JP3354279B2 (ja) 1993-07-22 1994-04-12 折り畳み容器とその成形方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0780916A true JPH0780916A (ja) 1995-03-28
JP3354279B2 JP3354279B2 (ja) 2002-12-09

Family

ID=26439408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9820994A Expired - Lifetime JP3354279B2 (ja) 1993-07-22 1994-04-12 折り畳み容器とその成形方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3354279B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09267848A (ja) * 1996-04-01 1997-10-14 Sekisui Seikei Kogyo Kk 軟質プラスチック容器
JP2003040231A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Aicello Chemical Co Ltd 円筒状の容器の折畳み方法および折畳み容器
JP2006523580A (ja) * 2003-04-15 2006-10-19 ネスレ ウォーターズ マネッジメント アンド テクノロジー 薄い壁を持つ、製品を入れるための容器
US7494029B2 (en) 2004-10-06 2009-02-24 Kabushiki Kaisha Cosmo Life Container cartridge for beverage dispenser and support structure thereof
WO2009107815A1 (ja) * 2008-02-29 2009-09-03 株式会社 吉野工業所 ブロー成形容器と成形方法
JP2009202925A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Yoshino Kogyosho Co Ltd ブロー成形容器
JP2009286443A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Yoshino Kogyosho Co Ltd ブロー成形容器と成形方法
JP2014534921A (ja) * 2011-11-15 2014-12-25 アムコー リミテッド サーボ制御を用いた複数回のブロー成形
CN104736467A (zh) * 2012-10-19 2015-06-24 株式会社宇宙生命 饮水机
CN105775296A (zh) * 2016-05-11 2016-07-20 黄楚铭 一种容器
JP2016135692A (ja) * 2016-05-06 2016-07-28 株式会社吉野工業所 ボトルの製造方法
CN106965412A (zh) * 2017-04-24 2017-07-21 林明茳 一次性饮水桶的自动折叠压扁机构
CN113580120A (zh) * 2021-07-07 2021-11-02 上海大学 一种基于折纸原理的模块化软体驱动器

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7004845B2 (ja) * 2018-11-28 2022-01-21 プレミアムウォーター株式会社 ウォーターサーバー用ボトル
CN117715739A (zh) 2021-07-21 2024-03-15 日精Asb机械株式会社 树脂制容器的制造方法以及制造装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09267848A (ja) * 1996-04-01 1997-10-14 Sekisui Seikei Kogyo Kk 軟質プラスチック容器
JP2003040231A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Aicello Chemical Co Ltd 円筒状の容器の折畳み方法および折畳み容器
JP2006523580A (ja) * 2003-04-15 2006-10-19 ネスレ ウォーターズ マネッジメント アンド テクノロジー 薄い壁を持つ、製品を入れるための容器
KR101205739B1 (ko) * 2004-10-06 2012-11-29 가부시키가이샤 코스모 라이프 음료 디스펜서용 카트리지 용기 및 그 지지구
US7494029B2 (en) 2004-10-06 2009-02-24 Kabushiki Kaisha Cosmo Life Container cartridge for beverage dispenser and support structure thereof
WO2009107815A1 (ja) * 2008-02-29 2009-09-03 株式会社 吉野工業所 ブロー成形容器と成形方法
JP2009202925A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Yoshino Kogyosho Co Ltd ブロー成形容器
JP2009286443A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Yoshino Kogyosho Co Ltd ブロー成形容器と成形方法
JP2014534921A (ja) * 2011-11-15 2014-12-25 アムコー リミテッド サーボ制御を用いた複数回のブロー成形
CN104736467A (zh) * 2012-10-19 2015-06-24 株式会社宇宙生命 饮水机
JP2016135692A (ja) * 2016-05-06 2016-07-28 株式会社吉野工業所 ボトルの製造方法
CN105775296A (zh) * 2016-05-11 2016-07-20 黄楚铭 一种容器
CN106965412A (zh) * 2017-04-24 2017-07-21 林明茳 一次性饮水桶的自动折叠压扁机构
CN113580120A (zh) * 2021-07-07 2021-11-02 上海大学 一种基于折纸原理的模块化软体驱动器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3354279B2 (ja) 2002-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0780916A (ja) 折り畳み容器とその成形方法及び装置
JP5140847B2 (ja) 合成樹脂製ボトルの製造方法
JP5303268B2 (ja) 最適なプラスチック分布状態のブロー成形容器の製造システム及び方法
US9878816B2 (en) Systems for compensating for vacuum pressure changes within a plastic container
JP3595571B2 (ja) 二重壁ボトルとその成形方法及び装置
JP3023124B2 (ja) プラスチックブロー成形ボトル及びプラスチックボトル作製方法.
JP4576382B2 (ja) 容器取扱システム及びプラスチック容器の処理方法
US5167970A (en) Apparatus for preparation of synthetic resin vessel having a handle
JP5019810B2 (ja) 合成樹脂製ボトル及びその製造方法
US9707711B2 (en) Container having outwardly blown, invertible deep-set grips
US8747727B2 (en) Method of forming container
JP7068930B2 (ja) 合成樹脂製容器、及びプリフォーム
US6629623B2 (en) Wide-mouth container made of synthetic resin and method of manufacturing pressure wide-mouth container
WO1992013702A1 (en) Method of molding preform having inner walls and synthetic resin vessel having inner walls
JP2007290772A (ja) 合成樹脂製ボトル及び合成樹脂製ボトルの製造方法
US20090206524A1 (en) Moulding Apparatus and Method
JP2008044633A (ja) 合成樹脂製ボトル
JP2001122237A (ja) 延伸ブロー成形による超薄肉ボトル
MXPA06003412A (es) Metodo y aparato para desbarbar recipientes.
JP2627937B2 (ja) 二軸延伸ブロー成形壜体、その製造方法及びそれを用いた複合容器
WO2008090324A2 (en) Moulding apparatus and methods
JP2000309320A (ja) 薄肉ブローボトル
JP2002059913A (ja) 内圧変化への対応手段を備えたpetボトル容器
JPH11105842A (ja) 液体容器
JP2000176996A (ja) 折り畳み可能な容器及びその折り畳み方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020910

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080927

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080927

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090927

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090927

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100927

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100927

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110927

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120927

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130927

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term