JPH0780896B2 - 高純度リン脂質の製造方法 - Google Patents
高純度リン脂質の製造方法Info
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- JPH0780896B2 JPH0780896B2 JP60185545A JP18554585A JPH0780896B2 JP H0780896 B2 JPH0780896 B2 JP H0780896B2 JP 60185545 A JP60185545 A JP 60185545A JP 18554585 A JP18554585 A JP 18554585A JP H0780896 B2 JPH0780896 B2 JP H0780896B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、油糧種子から油脂を製造する工程において
発生する脱ガム油滓からリン脂質を高純度に製造する方
法に関する。
発生する脱ガム油滓からリン脂質を高純度に製造する方
法に関する。
[従来の技術] 大豆、菜種、サフラワー、ひまわりその他の油脂は、油
糧種子から圧搾もしくは溶剤抽出によって脂肪酸、色
素、リン脂質その他の不純物を多く含む粗油を得た後、
これを脱ガム、脱酸、脱臭などの工程により精製され
る。通常、脱ガムは粗油に水を添加し、リン脂質が水を
介して会合することによって見掛け上高分子となり油脂
に不溶化することを利用し、遠心分離などの手段によっ
てこれを除去する。ここでいう脱ガム油滓とは、この脱
ガム工程において不溶化、除去されたものをいう。
糧種子から圧搾もしくは溶剤抽出によって脂肪酸、色
素、リン脂質その他の不純物を多く含む粗油を得た後、
これを脱ガム、脱酸、脱臭などの工程により精製され
る。通常、脱ガムは粗油に水を添加し、リン脂質が水を
介して会合することによって見掛け上高分子となり油脂
に不溶化することを利用し、遠心分離などの手段によっ
てこれを除去する。ここでいう脱ガム油滓とは、この脱
ガム工程において不溶化、除去されたものをいう。
脱ガム油滓は、通常、30〜60%の水分、40〜25%のリン
脂質分、30〜15%の油脂分を含んでいるが、これは脱脂
大豆などに添加されたり、あるいは乾燥によって水分を
除去してリン脂質含量50〜60%の粗リン脂質として利用
されている。リン脂質は、その物理化学的性質から、乳
化剤などの界面活性剤として、また栄養的観点から栄養
補助食品などに利用されている。
脂質分、30〜15%の油脂分を含んでいるが、これは脱脂
大豆などに添加されたり、あるいは乾燥によって水分を
除去してリン脂質含量50〜60%の粗リン脂質として利用
されている。リン脂質は、その物理化学的性質から、乳
化剤などの界面活性剤として、また栄養的観点から栄養
補助食品などに利用されている。
しかし、近年、これらの粗リン脂質から油脂類を除去す
ることにより、高純度なリン脂質としてその物理化学的
および栄養的価値を向上させることがおこなわれてい
る。その方法としては、リン脂質と油脂類とのアセトン
に対する溶解度差を利用する方法が一般的である。すな
わち、リン脂質はアセトンに対して不溶であるのに対
し、油脂類は通常アセトンに可溶であるため、脱ガム油
滓を乾燥して得られた粗リン脂質にアセトンを加え、リ
ン脂質を不溶物として分画するものである。
ることにより、高純度なリン脂質としてその物理化学的
および栄養的価値を向上させることがおこなわれてい
る。その方法としては、リン脂質と油脂類とのアセトン
に対する溶解度差を利用する方法が一般的である。すな
わち、リン脂質はアセトンに対して不溶であるのに対
し、油脂類は通常アセトンに可溶であるため、脱ガム油
滓を乾燥して得られた粗リン脂質にアセトンを加え、リ
ン脂質を不溶物として分画するものである。
[発明が解決しようとする問題点] 上記方法によって純度90%以上のリン脂質が得られる
が、このとき用いたアセトン分は重合物としてリン脂質
中に残留し、また原料に由来する有臭成分を含むため、
得られるリン脂質は特異な臭を有することとなる。
が、このとき用いたアセトン分は重合物としてリン脂質
中に残留し、また原料に由来する有臭成分を含むため、
得られるリン脂質は特異な臭を有することとなる。
この発明の目的は、脱ガム油滓から、異臭がなく風味の
よい高純度リン脂質を製造する方法を提供することにあ
る。
よい高純度リン脂質を製造する方法を提供することにあ
る。
[問題点を解決するための手段] この発明によれば、油糧種子の圧搾・抽出粗油から得ら
れた、水分30〜60%、リン脂質分40〜25%、油脂分30〜
15%を含み、リン脂質が該水と会合し油脂に不溶化した
状態にある脱ガム油滓1kgに対し、該水と会合したリン
脂質のミセルを破壊しない溶剤を0.5リットル以上とな
るような量的割合で加えて該リン脂質を該水及び溶剤を
包含した形態の乳化状液となし、この混合物から限外ろ
過膜を用いて油脂分を一部溶剤とともに透過除去し、得
られた限外ろ過膜不透過濃縮物から水および溶剤を除去
してリン脂質を得ることを特徴とする高純度リン脂質の
製造方法が提供される。
れた、水分30〜60%、リン脂質分40〜25%、油脂分30〜
15%を含み、リン脂質が該水と会合し油脂に不溶化した
状態にある脱ガム油滓1kgに対し、該水と会合したリン
脂質のミセルを破壊しない溶剤を0.5リットル以上とな
るような量的割合で加えて該リン脂質を該水及び溶剤を
包含した形態の乳化状液となし、この混合物から限外ろ
過膜を用いて油脂分を一部溶剤とともに透過除去し、得
られた限外ろ過膜不透過濃縮物から水および溶剤を除去
してリン脂質を得ることを特徴とする高純度リン脂質の
製造方法が提供される。
ところで、油脂とリン脂質を限外ろ過膜によって分画す
る方法に関して特公昭58−33279号公報に記載がある。
しかしながら、同公報の方法は、油糧種子から圧搾もし
くは抽出によって得られる粗油中のリン脂質分を限外ろ
過膜を用いて分画するものである。この発明で用いられ
る脱ガム油滓とはその対象を異にするものである。すな
わち、上記公報において限外ろ過膜で処理されるべきも
のは、ヘキサン等の溶媒で抽出された、リン脂質を1〜
3%含んだ中性油であり、水分はほとんど含まれていな
い。特に同公報には、「溶剤に含まれる最後の痕跡量の
水を除去するために特別の用心は必要ではないが、一般
的には約1%以上の水は存在すべきでない」旨記載され
ている(同公報第6欄36〜38行目参照)。
る方法に関して特公昭58−33279号公報に記載がある。
しかしながら、同公報の方法は、油糧種子から圧搾もし
くは抽出によって得られる粗油中のリン脂質分を限外ろ
過膜を用いて分画するものである。この発明で用いられ
る脱ガム油滓とはその対象を異にするものである。すな
わち、上記公報において限外ろ過膜で処理されるべきも
のは、ヘキサン等の溶媒で抽出された、リン脂質を1〜
3%含んだ中性油であり、水分はほとんど含まれていな
い。特に同公報には、「溶剤に含まれる最後の痕跡量の
水を除去するために特別の用心は必要ではないが、一般
的には約1%以上の水は存在すべきでない」旨記載され
ている(同公報第6欄36〜38行目参照)。
これに対し、この発明に用いられる脱ガム油滓は水分を
30〜60%も含んでいるにもかかわらず、驚くべきこと
に、限外ろ過膜による処理が可能であることが本発明者
らによって見出された。これは、リン脂質が水を介在さ
せて強い会合体を形成するためと考えられる。したがっ
て、脱ガム油滓を、この発明に従ってヘキサン等の溶媒
と混合すると、リン脂質が水を包含した形で乳白色の乳
化状液が形成される。この水を介在させたリン脂質会合
物は限外ろ過膜でろ液側に除去されることなく濃縮さ
れ、他方油滓中に含まれる中性油脂は一部溶剤と共に除
去され、油滓中のリン脂質と中性油脂とが分画される。
30〜60%も含んでいるにもかかわらず、驚くべきこと
に、限外ろ過膜による処理が可能であることが本発明者
らによって見出された。これは、リン脂質が水を介在さ
せて強い会合体を形成するためと考えられる。したがっ
て、脱ガム油滓を、この発明に従ってヘキサン等の溶媒
と混合すると、リン脂質が水を包含した形で乳白色の乳
化状液が形成される。この水を介在させたリン脂質会合
物は限外ろ過膜でろ液側に除去されることなく濃縮さ
れ、他方油滓中に含まれる中性油脂は一部溶剤と共に除
去され、油滓中のリン脂質と中性油脂とが分画される。
この発明に用いられる脱ガム油滓は、既述のように、油
糧種子(例えば、大豆、菜種、サフラワー、ひまわり
等)の圧搾・抽出油の脱ガム工程において不溶化、除去
されたものであり、通常、30ないし60重量%の水を含ん
でいる。
糧種子(例えば、大豆、菜種、サフラワー、ひまわり
等)の圧搾・抽出油の脱ガム工程において不溶化、除去
されたものであり、通常、30ないし60重量%の水を含ん
でいる。
この発明に従って脱ガム油滓に混合される溶剤は、水と
会合したリン脂質のミセルを破壊しないものであり、そ
の例として、ヘキサン、ベンゼン等を挙げることができ
る。溶剤の添加量の割合は、脱ガム油滓1Kgにつき0.5リ
ットル以上である。溶剤の割合が脱ガム油滓1Kgにつき
0.5リットル未満であると、その混合物の粘度が高くろ
過が困難である。
会合したリン脂質のミセルを破壊しないものであり、そ
の例として、ヘキサン、ベンゼン等を挙げることができ
る。溶剤の添加量の割合は、脱ガム油滓1Kgにつき0.5リ
ットル以上である。溶剤の割合が脱ガム油滓1Kgにつき
0.5リットル未満であると、その混合物の粘度が高くろ
過が困難である。
ついで、脱ガム油滓と溶剤との混合物から、限外ろ過膜
を用いて油分を除去する。限外ろ過膜は、通常分画分子
量によってその膜が除去する分子の選択性が規定される
が、この発明においては、限外ろ過膜は5000以上の分画
分子量を有することが好ましい。このような限外ろ過膜
としては、ダイセル化学工業(株)製のDUS−40(円管
型モジュール、膜素材:ポリエーテルサルホン、分画分
子量:40000)、ロミコン社製PM−10、30、50および100
(中空糸モジュール、膜素材:ポリスルホン、分画分子
量は、それぞれ、5000、10000、30000、50000および100
000)、三井石油化学工業(株)製IRIS 3038(平板型モ
ジュール、膜素材:ポリアクリロニトリル共重合体、分
画分子量:15000〜20000)などがある。
を用いて油分を除去する。限外ろ過膜は、通常分画分子
量によってその膜が除去する分子の選択性が規定される
が、この発明においては、限外ろ過膜は5000以上の分画
分子量を有することが好ましい。このような限外ろ過膜
としては、ダイセル化学工業(株)製のDUS−40(円管
型モジュール、膜素材:ポリエーテルサルホン、分画分
子量:40000)、ロミコン社製PM−10、30、50および100
(中空糸モジュール、膜素材:ポリスルホン、分画分子
量は、それぞれ、5000、10000、30000、50000および100
000)、三井石油化学工業(株)製IRIS 3038(平板型モ
ジュール、膜素材:ポリアクリロニトリル共重合体、分
画分子量:15000〜20000)などがある。
限外ろ過膜を用いて油分を除去するに当り、上記脱ガム
油滓と溶剤との混合物を、通常、0.5ないし10Kg/cm2の
圧力で限外ろ過膜と接触させる。その際、溶剤による稀
釈と濃縮とを繰返し、あるいは定容ろ過(diafiltratio
n)をおこなう。得られる濃縮液のリン脂質純度が90%
以上となるまで限外ろ過、濃縮をおこなった後、濃縮液
から溶剤および水分を除去する。なお、限外ろ過から除
去される中性油脂は脱ガム油と同等の性状を示すので、
これを脱ガム油に戻すことにより油滓中の中性油脂の回
収を図ることができる。
油滓と溶剤との混合物を、通常、0.5ないし10Kg/cm2の
圧力で限外ろ過膜と接触させる。その際、溶剤による稀
釈と濃縮とを繰返し、あるいは定容ろ過(diafiltratio
n)をおこなう。得られる濃縮液のリン脂質純度が90%
以上となるまで限外ろ過、濃縮をおこなった後、濃縮液
から溶剤および水分を除去する。なお、限外ろ過から除
去される中性油脂は脱ガム油と同等の性状を示すので、
これを脱ガム油に戻すことにより油滓中の中性油脂の回
収を図ることができる。
[実施例] 実施例1 大豆の製油工程で得られた脱ガム油滓(水分45%)10Kg
にn−ヘキサン20リットルを加えた後、ホモミキサーで
分散溶解させた。この分散液を、限外ろ過膜PM-50(ロ
ミコン社製、分画分子量5000)を用い、温度25℃、出口
圧力1.8Kg/cm2の条件で限外ろ過をおこなった。濃縮倍
率が2.0倍に達した後、n−ヘキサン12リットルを用い
て定容ろ過をおこなった。ついで、最終濃縮倍率4.0倍
まで濃縮し、濃縮液を得た。この濃縮液から、フィルム
エバポレータによりn−ヘキサンおよび水を除去してリ
ン脂質を得た。このリン脂質は、アセトン不溶分が95.2
%と高純度であり、風味および色が良好であった。
にn−ヘキサン20リットルを加えた後、ホモミキサーで
分散溶解させた。この分散液を、限外ろ過膜PM-50(ロ
ミコン社製、分画分子量5000)を用い、温度25℃、出口
圧力1.8Kg/cm2の条件で限外ろ過をおこなった。濃縮倍
率が2.0倍に達した後、n−ヘキサン12リットルを用い
て定容ろ過をおこなった。ついで、最終濃縮倍率4.0倍
まで濃縮し、濃縮液を得た。この濃縮液から、フィルム
エバポレータによりn−ヘキサンおよび水を除去してリ
ン脂質を得た。このリン脂質は、アセトン不溶分が95.2
%と高純度であり、風味および色が良好であった。
実施例2 菜種の脱ガム油滓(水分53%)10Kgにn−ヘキサン30リ
ットルを加え、分散溶解させた後、限外ろ過膜DUS−40
(ダイセル化学工業(株)製、分画分子量40000)を用
い、温度50℃、出口圧力6.0Kg/cm2の条件で限外ろ過を
おこなった。濃縮倍率3.0倍まで濃縮した後、n−ヘキ
サン30リットルを加え、再び濃縮倍率3.0倍まで濃縮を
おこなった。この濃縮工程をもう一度繰返した後、n−
ヘキサンおよび水をフィルムエバポレータおよび減圧乾
燥機で除去し、リン脂質含量96.8%の菜種リン脂質を得
た。このリン脂質は風味および色が良好であった。
ットルを加え、分散溶解させた後、限外ろ過膜DUS−40
(ダイセル化学工業(株)製、分画分子量40000)を用
い、温度50℃、出口圧力6.0Kg/cm2の条件で限外ろ過を
おこなった。濃縮倍率3.0倍まで濃縮した後、n−ヘキ
サン30リットルを加え、再び濃縮倍率3.0倍まで濃縮を
おこなった。この濃縮工程をもう一度繰返した後、n−
ヘキサンおよび水をフィルムエバポレータおよび減圧乾
燥機で除去し、リン脂質含量96.8%の菜種リン脂質を得
た。このリン脂質は風味および色が良好であった。
[発明の効果] 以上述べたように、この発明によれば、脱ガム油滓を原
料として風味および色に優れ、リン脂質純度が90%以上
の高純度リン脂質を製造することができる。また、この
発明においては、溶剤として例えばヘキサンを用いる
が、これは油滓種子からの油脂の抽出に用いる溶剤と同
じであり、従って、新たな溶剤タンク、溶剤回収装置な
どを設置する必要がなく、工業的に実施する場合に非常
に効率的かつ経済的である。さらに、この発明によれ
ば、油滓から中性油脂を回収することができる。
料として風味および色に優れ、リン脂質純度が90%以上
の高純度リン脂質を製造することができる。また、この
発明においては、溶剤として例えばヘキサンを用いる
が、これは油滓種子からの油脂の抽出に用いる溶剤と同
じであり、従って、新たな溶剤タンク、溶剤回収装置な
どを設置する必要がなく、工業的に実施する場合に非常
に効率的かつ経済的である。さらに、この発明によれ
ば、油滓から中性油脂を回収することができる。
Claims (6)
- 【請求項1】油糧種子の圧搾・抽出粗油から得られた、
水分30〜60%、リン脂質分40〜25%、油脂分30〜15%を
含み、リン脂質が該水と会合し油脂に不溶化した状態に
ある脱ガム油滓1kgに対し、該水と会合したリン脂質の
ミセルを破壊しない溶剤を0.5リットル以上となるよう
な量的割合で加えて該リン脂質を該水及び溶剤を包含し
た形態の乳化状液となし、この混合物から限外ろ過膜を
用いて油脂分を一部溶剤とともに透過除去し、得られた
限外ろ過膜不透過濃縮物から水および溶剤を除去してリ
ン脂質を得ることを特徴とする高純度リン脂質の製造方
法。 - 【請求項2】油糧種子が大豆または菜種である特許請求
の範囲第1項記載の製造方法。 - 【請求項3】溶剤がヘキサンである特許請求の範囲第1
項記載の製造方法。 - 【請求項4】限外ろ過膜の分画分子量が5,000以上であ
る特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 - 【請求項5】高純度リン脂質の純度が90%以上である特
許請求の範囲第1項記載の製造方法。 - 【請求項6】限外ろ過膜を用いて油脂分を除去するに当
り定容ろ過をおこなう特許請求の範囲第1項記載の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60185545A JPH0780896B2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 高純度リン脂質の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60185545A JPH0780896B2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 高純度リン脂質の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6245592A JPS6245592A (ja) | 1987-02-27 |
JPH0780896B2 true JPH0780896B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=16172677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60185545A Expired - Lifetime JPH0780896B2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 高純度リン脂質の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0780896B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1137650B1 (en) * | 1998-12-07 | 2010-03-10 | Archer-Daniels-Midland Company | Process for producing deoiled phosphatides |
US6833149B2 (en) | 1999-01-14 | 2004-12-21 | Cargill, Incorporated | Method and apparatus for processing vegetable oil miscella, method for conditioning a polymeric microfiltration membrane, membrane, and lecithin product |
US6207209B1 (en) | 1999-01-14 | 2001-03-27 | Cargill, Incorporated | Method for removing phospholipids from vegetable oil miscella, method for conditioning a polymeric microfiltration membrane, and membrane |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5763398A (en) * | 1980-10-03 | 1982-04-16 | Nisshin Oil Mills Ltd | Treatment of oil and fat |
JPS5950277B2 (ja) * | 1980-12-30 | 1984-12-07 | 日東電工株式会社 | 粗製グリセリド油組成物の精製方法 |
-
1985
- 1985-08-23 JP JP60185545A patent/JPH0780896B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6245592A (ja) | 1987-02-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
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