JPH0780727A - 抜型用トムソン刃加工装置 - Google Patents

抜型用トムソン刃加工装置

Info

Publication number
JPH0780727A
JPH0780727A JP22693193A JP22693193A JPH0780727A JP H0780727 A JPH0780727 A JP H0780727A JP 22693193 A JP22693193 A JP 22693193A JP 22693193 A JP22693193 A JP 22693193A JP H0780727 A JPH0780727 A JP H0780727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
blade material
cutting
cutting blade
bending
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22693193A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Yokoyama
四郎 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miyama Inc
Original Assignee
Miyama Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miyama Inc filed Critical Miyama Inc
Priority to JP22693193A priority Critical patent/JPH0780727A/ja
Publication of JPH0780727A publication Critical patent/JPH0780727A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トムソン刃の加工の機械化を図り、自動加工
を可能にする。 【構成】 上下方向に移動し、刃材ホッパー2内に収納
する長尺な刃材3をピックアップする刃材ピックアップ
機構1と、ピックアップされた刃材3を支持し、刃材3
の長さ方向前方に送り込む刃材送り込み機構4と、種類
別に複数のカッター6,7を有し、前記送り込まれた刃
材3を種類に応じて定寸カットする刃材カッティング機
構5と、カットされた刃材のうち、曲げ加工を要する刃
材を搬入する曲げ加工用刃材搬入機構8と、曲げ加工用
刃材搬入機構8により搬入された刃材を加工する刃材曲
げ加工機構9とからなる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙器抜型加工で使用さ
れる抜型のトムソン刃を加工する抜型用トムソン刃加工
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙器抜型に使用する抜型は、ベニヤ板に
所定の紙器の展開した形状に応じて溝切りを行い、この
溝にトムソン刃を挿入することにより製造されている。
上記トムソン刃は、紙器の展開した形状即ちベニヤ板に
形成された溝の形状に応じて、所定の長さに切断され、
そして所定の形状に折曲されているが、かかるトムソン
刃の加工にあっては、従来、簡単な器具を用いて手作業
にて切断や曲げ加工などを別々の独立した工程で行って
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記抜型の製造工程の
うち、ベニヤ板の溝切りに関しては、既にCNC制御の
レーザによる加工が確立されており、高精度と加工時間
の短縮化が図られているが、反面、トムソン刃の加工は
手加工のため、作業者の技量差、分割された工程、1つ
の型製造に関わる述べ人口、一定した精度と加工時間な
ど、CNC制御を用いたベニヤ板のレーザによる溝切加
工と著しいアンバランスを生じているといった問題があ
る。本発明は上記点に鑑み、トムソン刃の加工の機械化
を図り、自動加工を可能にすることを目的とした抜型ト
ムソン刃加工装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、上下方向に移動し、刃材ホッパー内に収納
する長尺な刃材をピックアップする刃材ピックアップ機
構と、ピックアップされた刃材を支持し、刃材の長さ方
向前方に送り込む刃材送り込み機構と、種類別に複数の
カッターを有し、前記送り込まれた刃材を種類に応じて
定寸カットする刃材カッティング機構と、カットされた
刃材のうち、曲げ加工を要する刃材を搬入する曲げ加工
用刃材搬入機構と、曲げ加工用刃材搬入機構により搬入
された刃材を加工する刃材曲げ加工機構とからなる構成
とした。
【0005】
【作用】刃材ピックアップ機構が上下動して、刃材ホッ
パー内に収納してある刃材をピックアップすると、この
ピックアップした刃材を刃材送り込み機構が刃材の長さ
方向前方に送り込む。刃材が所定位置に送り込まれる
と、刃材カッティング機構が種類に応じて定寸カットす
る。前記定寸カットされた刃材のうち曲げ加工する刃材
を曲げ加工用刃材搬入機構が所定位置に搬入し、この搬
入した刃材を刃材曲げ加工機構が曲げ加工する。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1乃至図3は本発明の一実施例を示
すものであり、図1は右側部を、図2は図1の左側に続
く中央部を、図3は図2の左側に続く左側部を示すもの
であって、図1と図2とは、図1の一点鎖線aの切断部
と図2の一点鎖線bの切断部と接続し、図2と図3と
は、図2の一点鎖線cの切断部と図3の一点鎖線dの切
断部と接続して全体を構成している。
【0007】図面において、1は刃材ホッパー2内に収
納した長尺な刃材3をピックアップする刃材ピックアッ
プ機構、4はピックアップされた刃材3を受け取り次工
程に送り込む刃材送り込み機構、5は種類別に複数のカ
ッター6,7を有し、前記送り込まれた刃材3を種類に
応じて定寸カットする刃材カッティング機構、8は前記
カットされた刃材3のうち、曲げ加工する刃材3を次工
程に搬入する曲げ加工用刃材搬入機構、9は搬入された
刃材3を曲げ加工する刃材曲げ加工機構である。
【0008】前記刃材ピックアップ機構1と刃材送り込
み機構4は同じ位置にあり、また刃材送り込み機構4、
刃材カッティング機構5、曲げ加工用刃材搬入機構8、
刃材曲げ加工機構9は、刃材3の送り方向に前記の順番
で位置し、そして刃材送り込み機構4と曲げ加工用刃材
搬入機構8とは、刃材カッティング機構5を挟んで同一
ライン上に位置している。前記刃材カッティング機構5
の複数のカッター6,7は、前記刃材3の送り込み方向
即ち、刃材送り込み機構4と曲げ加工用刃材搬入機構8
のラインに直交するように配置されている。
【0009】前記刃材送り込み機構4と曲げ加工用刃材
搬入機構8は、いずれも基台10に取付けられたテーブ
ル11に支持されている。テーブル11は基台10に、
前記刃材送り込み機構4と曲げ加工用刃材搬入機構8の
送り方向(ライン)と平行移動即ち前記送り方向と直交
する方向に移動可能に取付けられている。
【0010】12はテーブル11をガイドするレール、
13はテーブル11を移動させるモータである。
【0011】次に、前記刃材ピックアップ機構1、刃材
送り込み機構4、刃材カッティング機構5、曲げ加工用
刃材搬入機構8及び刃材曲げ加工機構9のそれぞれを更
に詳細に説明する。刃材ピックアップ機構1は以下の構
成となっている。テーブル11の上にベース台14を介
してベースプレート15が取付けられている。16はベ
ースプレート15に上下動可能に支持されたバキューム
部であり、複数並設されている。バキューム部16は昇
降ラックバー17と、昇降ラックバー17の下端に設け
た吸着パット18から構成されており、コンプレッサー
(図示せず)により吸着パット18側から吸引するよう
になっている。前記昇降ラックバー17にはピニオン1
9が噛合している。このピニオン19はシャフト20を
介してモータ21により回転し、これにより、バキュー
ム部16は上昇下降するようになっている。
【0012】前記昇降ラックバー17の下部には、刃材
3を検出してバキューム用のコンプレッサーと前記モー
タ21を制御する刃材センサ22が設けてある。このバ
キューム部16の下方に位置して、基台10上には刃材
3を収納する刃材ホッパー2が置かれている。刃材ホッ
パー2は、この実施例では、切刃用と筋刃用の2個の刃
材ホッパー2が置かれている。
【0013】次に、刃材送り込み機構4の構成を説明す
る。テーブル11の上に、前記ベースプレート15の下
方で且つバキューム部16の内側に位置してガイド兼支
持プレート23が取付けられている。このガイド兼支持
プレート23のバキューム部16側の面は、刃材3の送
り方向と平行な面となっており、刃材3の移動をガイド
するガイド面24となっている。このガイド面24に
は、ガイド方向即ち刃材3の送り方向に所定間隔をあけ
該方向に直交し、前記刃材ピックアップ機構1のバキュ
ーム部16によりピックアップされた刃材3を下側で受
けて吸着支持する複数のマグネットローラ25と、マグ
ネットローラ25に吸着支持された刃材3をガイド面2
4に押し付けて、刃材3をガイド面24と平行になるよ
うに整列させる整列シリンダ26と、前記マグネットロ
ーラ25に吸着支持された刃材3を上下から挟み込み回
転して前方へ送る送りロール部27が設けてある。前記
マグネットローラ25は、回転する過程で刃材3をガイ
ド面24に圧接するように螺旋着磁されている。前記整
列シリンダ26はエアにより作動されるようになってい
る。
【0014】送りロール部27は、回転ロール28と、
回動して回転ロール28の下側に圧接するピンチロール
29とからなっている。回転ロール28は、回転ロール
28の同軸上にあるプーリ30によって、次の工程であ
る刃材カッティング機構5の定寸送りモータ41により
回転する軸上にあるプーリ31とベルト32によってつ
ながれ回転するようになっている。
【0015】ピンチロール29は、シャフト33、レバ
ーアーム34、ピニオン35と一体となっており、ピニ
オン35とエアシリンダ(図示せず)のロッドの先端に
取付けたラック36とが噛合し、エアシリンダの作動に
より、ラック36、ピニオン35を介してシャフト33
を回転させ、レバーアーム34を介してピンチロール2
9を回転ロール28と接離方向に回動させるようになっ
ている。
【0016】次に、刃材カッティング機構5の構成を説
明する。刃材カッティング機構5は、テーブル11上に
取付けられた定寸送り部37と、基台10上に固定され
たカッター部38とから構成されている。前記定寸送り
部37は、定寸送りローラ39と、定寸送りローラ39
と圧接するローラ40と、定寸送りローラ39を回転さ
せる定寸送りモータ41からなり、前記刃材送り込み機
構4から送り込まれた刃材3を定寸送りローラ39とロ
ーラ40とで挟み込み前方へ定寸送り出すようになって
いる。
【0017】93,94は定寸送りローラ39の回転を
ローラ40に伝える歯車である。42はローラ、43は
ローラ42に圧接するゴムローラ、44はローラ42に
定寸送りローラ39の回転を伝達するベルトであり、前
記ローラ42の軸には前記プーリ31が取付けてある。
92は定寸送りローラ39とローラ40により前方へ送
り出された刃材3の端末を検出し、前記定寸送りモータ
41を制御する刃材センサである。
【0018】前記カッター部38は、刃材3の加工の種
類、例えば隅切り、ブリッジ等に応じた複数のカッター
6,7を前記刃材3の送り出し方向と直交する方向に並
設している。この実施例では2種のカッター6,7を並
設している。カッター6,7はカッター刃45,46
と、カッター台47,48とからなり、一方のカッター
刃45はブリッジ・切断用、他方のカッター刃46は隅
切り用となっており、前記定寸送り部37により定寸送
り出された刃材3をカットするようになっている。
【0019】次に、曲げ加工用刃材搬入機構8の構成を
説明する。前記刃材カッティング機構5の定寸送り部3
7より送り出されたカット済みの刃材3を受けるベルト
コンベア49,50が前記刃材送り込み機構4のライン
と同一のライン上に位置して設けられている。ベルトコ
ンベア49はテーブル11に固定されている。51,5
2はローラ、53はベルトである。ベルトコンベア50
はテーブル11に設けられた旋回支持部54に取付けら
れており、旋回支持部54の作動により旋回して上昇下
降するようになっている。旋回支持部54は、テーブル
11に固定されたピローブロック55と、ピローブロッ
ク55に回転自在に支持されたシャフト56と、シャフ
ト56の両端部に設けられた上下用アーム57と、上下
用アーム57の先端に設けたベース58と、シャフト5
6を中心に上下用アーム57を旋回させるエアシリンダ
59により構成されている。
【0020】前記ベルトコンベア50は前記ベース58
に取付けられている。60,61はローラ、62はベル
ト、63はベルトコンベア50を回転させるモータ、6
4,65はプーリ、66はベルトである。67は前記ベ
ース58に設けたマグネットローラであり、このマグネ
ットローラ67はベルトコンベア50上の刃材3の脱落
を防止するものであって、ベルトコンベア50のベルト
62の上側即ち刃材載置側の下面に当接している。68
はベルトコンベア50上の刃材3を整列させる整列シリ
ンダである。69はベルトコンベア50で送られてきた
刃材3の端末を検出して前記モータ63を制御する刃材
センサである。
【0021】この曲げ加工用刃材搬入機構8は、ベルト
コンベア50が下降位置で前記刃材カッティング機構5
から送り出された刃材3を受け、旋回して上昇した位置
で次工程である刃材曲げ加工機構9に搬入するようにな
っている。
【0022】次に、刃材曲げ加工機構9の構成を説明す
る。刃材曲げ加工機構9は、曲げ加工用刃材搬入機構8
から搬入された刃材3を挟み定寸送りする定寸送り部7
0と、定寸送り部70で定寸送りされた刃材3をクラン
プするクランプ部71と、クランプ部71によりクラン
プされた刃材3を曲げる曲げ駒72により構成され、基
台10上に設置されている。前記定寸送り部70は、上
部プレート73上に回転可能に取付けられた定寸送りロ
ーラ74と、定寸送りローラ74に圧接するゴムローラ
75とからなり、前記定寸送りローラ74は定寸送りモ
ータ76により回転するようになっている。
【0023】前記クランプ部71は、上部プレート73
上に固定された固定駒77と、可動駒78とからなり、
可動駒78はシリンダ79の作動により可動するリンク
部80により固定駒77に圧接・離反するようになって
いる。前記曲げ駒72は、前記定寸送り部70から送り
出された刃材3を通す隙間81をあけて左右に突刃8
2,83が設けてある。この曲げ駒72は可動ベース8
4に固定されている。可動ベース84は下部プレート8
5上に、前記定寸送り部70により送り出される刃材3
の送り方向と直交する方向に移動可能に支持されてい
る。
【0024】86は可動ベース84を支持する支持ベー
スである。87は前記可動ベース84に設けたラック、
88はモータ、89はモータ88の出力軸に設けたピニ
オンで、前記ラック87に噛合している。このモータ8
8の駆動により可動ベース84は左右(刃材3の送り方
向に直交する方向)に移動するようになっている。
【0025】90は定寸送り部70で送り出された刃材
3の端末を検出する刃材センサであり、定寸送りモータ
76及び前記ベルトコンベア50のモータ63を制御す
るものである。91は曲げ駒72の位置を検出し、モー
タ88を制御して曲げ駒72を原点復帰させる曲げ駒セ
ンサである。
【0026】上記のように構成された刃材ピックアップ
機構1、刃材送り込み機構4、刃材カッティング機構
5、曲げ加工用刃材搬入機構8及び刃材曲げ加工機構9
は、それぞれの動きがCNCにより自動制御されてい
る。
【0027】次に、上記構成からなる抜型用トムソン刃
加工装置によるトムソン刃の加工動作を説明する。はじ
めに、加工プログラムデータを制御部のプログラムリー
ダーを通じてインプットする。次に2個の刃材ホッパー
2の一方に筋刃用の、そして他方に切刃用の刃材3をそ
れぞれ適量収納する。
【0028】スタートボタンをオンすると、先ず、プロ
グラム上の材料選択信号によってモータ13が作動し、
テーブル11が平行移動して、刃材ピックアップ機構4
のバキューム部16の吸着パット18が指定された刃材
ホッパー2の上部に来る位置に停止する。
【0029】テーブル11の移動が完了すると、モータ
21が作動して、シャフト20上にあるピニオン19と
噛合している昇降ラックバー17が下降する。下降する
昇降ラックバー17の下部に設けた刃材センサ22が刃
材ホッパー2内の刃材3の面を検出すると、制御部内に
ある吸着用電磁バルブが作動して吸着パット18からの
吸引を開始し、この後昇降ラックバー17は低速で下降
する。
【0030】前記昇降ラックバー17の下降により、吸
着パット18が刃材3に接してこれを吸着すると、吸着
確認スイッチがオンとなり、前記モータ21が逆回転
し、昇降ラックバー17が上昇する。昇降ラックバー1
7の上昇により吸着パット18に吸着された刃材3も上
昇するが、この上昇の途中で刃材3は刃材送り込み機構
4のマグネットローラ25の下側に当接し、前記吸着パ
ット18から外れてマグネットローラ25の下側に吸着
支持される。
【0031】この後、前記昇降ラックバー17は上昇
し、所定の位置で停止するとともに吸引も停止する。前
記マグネットローラ25に刃材3が吸着支持されると、
先ず整列シリンダ26が作動して前記刃材3をガイド面
24に押し付け、刃材3をガイド面24と平行になるよ
うに整列させる。
【0032】次に、シリンダ(図示せず)が作動し、ラ
ック36とピニオン35を介してシャフト33が回転
し、このシャフト33の回転によりレバーアーム34を
介してピンチロール29が旋回上昇し、上方にある回転
ロール28とピンチロール29とで前記マグネットロー
ラ25に支持されている刃材3を上下から挟む。
【0033】回転ロール28とピンチロール29とで刃
材3を挟んだら、次工程の刃材カッティング機構5の定
寸送りモータ41が作動し、プーリ30,31、ベルト
32を介して回転ロール28が回転する。この回転ロー
ル28の回転により回転ロール28とピンチロール29
に挟まれた刃材3は前方へ送り出される。
【0034】このとき、マグネットローラ25も回転す
るが、マグネットローラ25は、回転する過程で刃材3
をガイド面24に圧接するように螺旋着磁されているの
で、移動する刃材3はマグネットローラ25により常に
ガイド面24に押し付けられながら移動することにな
り、刃材3とガイド面24との平行が保持される。
【0035】前記刃材送り込み機構4から送り出された
刃材3は、刃材カッティング機構5の定寸送り部37を
構成する定寸送りローラ39とローラ40に挟まれて更
に前方に送り出される。この送り出された刃材3の端末
を刃材センサ92が検出すると、刃材センサ92が前記
定寸送りモータ41を制御し、刃材3の先端が所定位置
に達した時点で刃材3の送り出しが停止する。
【0036】この状態で、CNCによる刃材3の加工の
種類、例えば切断、隅切り、ブリッジ等の選択指令に応
じて、前記テーブル11が平行移動し、カッター6,7
のいずれかの位置に前記定寸送り部37で停止している
刃材3が来る。テーブル11の移動が完了し、刃材3が
カッター6,7のいずれかの位置に来ると、プログラム
データに従い、定寸送りモータ41が作動して、定寸送
り部37が、刃材3のカッテイィング位置がカッター6
或いは7のカッター刃45或いは46の下部にくるよう
に刃材3を送り出す。
【0037】刃材3がカッティング位置で停止すると、
刃材クランプシリンダ95が刃材3を固定し、カッター
刃6或いは7によりカッティングが施される。プログラ
ムデータの所定の加工が全て終了すると、カッティング
済の刃材3は最初に投入されたプログラムにより曲げ加
工しない刃材と曲げ加工する刃材とに区別され、曲げ加
工する刃材のみを次工程に搬入する。
【0038】即ち、モータ63の作動によりベルトコン
ベア49,50が回転しており、前記カッティング済の
刃材3はベルトコンベア49によってベルトコンベア5
0に送り出され、ベルトコンベア50に乗って前方へ運
ばれる。そして当該刃材3に対しカッティングのみの指
令の場合は、モータ63の作動が続き、ベルトコンベア
50に乗ったカッティング済の刃材3はそのまま排出シ
ュートに送り出され、モータ63が停止する。
【0039】一方、カッティング済の刃材3に曲げ加工
の指令がある場合は、ベルトコンベア50で運ばれてき
た刃材3の端末を刃材センサ69が検出し、前記モータ
63を停止させてベルトコンベア50を停止させ、同時
に整列シリンダ68によりベルトコンベア50上の刃材
3の振れを直す。この後、エアシリンダ59が作動し、
ベルトコンベア50が旋回上昇する。このとき、ベルト
コンベア50上の刃材3はマグネットローラ67により
吸着されており、ベルトコンベア50上から落下しな
い。
【0040】上昇したベルトコンベア50がストッパ9
6で停止すると、整列シリンダ68が引込み、刃材3は
次工程の刃材曲げ加工機構9への刃材送出し位置に来
る。この位置で、前記モータ63が再び作動し、ベルト
コンベア50が回転して刃材3を刃材曲げ加工機構9へ
送り込む。同時に刃材曲げ加工機構9の定寸送り部70
の定寸送りローラ74を回転させる定寸送りモータ76
が作動し、前記送り込まれてきた刃材3を定寸送りロー
ラ74とゴムローラ75が挟み付けてさらに前方へ送
る。
【0041】定寸送り部70により送り出された刃材3
の端末を刃材センサ90により検出すると、前記モータ
63が停止し、定寸送り部70により、刃材3は更に所
定量送り出されて停止する。定寸送り部70により送り
出された刃材3は、曲げ駒72の突刃82,83の隙間
81に挿入され、刃材3の曲げ位置が突刃82と突刃8
3の間に位置するように停止する。刃材3の送りが停止
すると、シリンダ79が作動し、リンク部80を介して
クランプ部71を構成する可動駒78が固定駒77に圧
接して、固定駒77と可動駒78とで前記刃材3をクラ
ンプする。
【0042】刃材3が固定されると、モータ88が作動
し、ラック87とピニオン89を介して可動ベース84
が左右に移動し、この可動ベース84の移動により、前
記曲げ駒72も同方向に移動し、突刃82或いは83が
指定された曲げ角、曲率に従い刃材3を突き、刃材3の
曲げ加工を行う。
【0043】曲げが終ると、シリンダ79が作動して可
動駒78が固定駒77から離れて刃材3のクランプを解
き、そして定寸送りモータ76が再び作動して曲げ加工
された刃材3は定寸送り部70により前方に送り出され
る。同時にモータ88が作動し、原点位置に戻った曲げ
駒72を曲げ駒センサ91が検出し、同位置でモータ8
8を停止させる。上記のようにしてトムソン刃の加工が
終了する。上記動作はプログラムデータに従って繰り返
し行うようになっている。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、紙器抜型
加工に使用する抜型用トムソン刃の加工を機械的に行う
ことができるので、高精度化、精度の均一化、加工時間
の短縮化等を図ることができ、更にはCNC制御による
自動加工を可能にするので、同一プログラムによるベニ
ヤ板とトムソン刃加工の一元化を図ることができるとい
った効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の右側部を示す斜視図。
【図2】本発明の一実施例を示し、図1の左側に続く中
央部を示す斜視図。
【図3】本発明の一実施例を示し、図2の左側に続く左
側部を示す斜視図。
【図4】本発明の刃材ピックアップ機構と刃材送り込み
機構の付近を示す拡大斜視図。
【図5】本発明のマグネットローラの着磁方向を示す説
明図
【図6】本発明の刃材カッティング機構を示す拡大斜視
図。
【図7】図6の刃材カッティング機構における刃材の移
動を示す説明図。
【図8】本発明の曲げ加工用刃材搬入機構を示す拡大斜
視図。
【図9】本発明の刃材曲げ加工機構を示す拡大分解斜視
図。
【図10】図9の刃材曲げ加工機構一部拡大斜視図。
【図11】図9の刃材曲げ加工機構一部拡大斜視図。
【図12】図9の刃材曲げ加工機構一部拡大断面図
【図13】図9の刃材曲げ加工機構による刃材を曲げる
工程を示す説明図。
【図14】図9の刃材曲げ加工機構による刃材を曲げる
工程を示す説明図。
【図15】図9の刃材曲げ加工機構による刃材を曲げる
工程を示す説明図。
【図16】図9の刃材曲げ加工機構による刃材を曲げる
工程を示す説明図。
【符号の説明】
1 刃材ピックアップ機構 2 刃材ホッパー 3 刃材 4 刃材送り込み機構 5 刃材カッティング機構 6 カッター 7 カッター 8 曲げ加工用刃材搬入機構 9 刃材曲げ加工機構 11 テーブル 16 バキューム部 18 吸着パット 21 モータ 25 マグネットローラ 27 送りロール部 41 定寸送りモータ 49 ベルトコンベア 50 ベルトコンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B26F 1/44 Z 7411−3C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に移動し、刃材ホッパー内に収
    納する長尺な刃材をピックアップする刃材ピックアップ
    機構と、ピックアップされた刃材を支持し、刃材の長さ
    方向前方に送り込む刃材送り込み機構と、種類別に複数
    のカッターを有し、前記送り込まれた刃材を種類に応じ
    て定寸カットする刃材カッティング機構と、カットされ
    た刃材のうち、曲げ加工を要する刃材を搬入する曲げ加
    工用刃材搬入機構と、曲げ加工用刃材搬入機構により搬
    入された刃材を加工する刃材曲げ加工機構とからなる抜
    型用トムソン刃加工装置。
  2. 【請求項2】 前記刃材ピックアップ機構は、下端に吸
    着パットを有し、モータの駆動により上昇下降するよう
    に支持されたバキューム部からなる請求項1記載の抜型
    用トムソン刃加工装置。
  3. 【請求項3】 前記刃材送り込み機構は、刃材の送り込
    み方向に所定間隔をあけて該方向に直交するように配置
    され、ピックアップされた刃材を下側で受けて吸着支持
    する複数のマグネットローラと、マグネットローラに支
    持された刃材を上下から挟み付け、モータの駆動により
    回転して刃材を前方へ送る送りロール部とからなる請求
    項1記載の抜型用トムソン刃加工装置。
  4. 【請求項4】 刃材カッティング機構は、前記刃材送り
    込み機構のラインに直交して、加工刃の種類に応じた複
    数のカッターを並設してなる請求項1記載の抜型用トム
    ソン刃加工装置。
  5. 【請求項5】 曲げ加工用刃材搬入機構は、前記刃材カ
    ッティング機構を挟んで前記刃材送り込み機構のライン
    と同一ライン上に位置して設けたベルトコンベアからな
    る請求項1記載の抜型用トムソン刃加工装置。
  6. 【請求項6】 前記刃材ピックアップ機構、刃材送り込
    み機構及び曲げ加工用刃材搬入機構は同一テーブル上に
    設置され、このテーブルは、前記ラインに対し平行移動
    可能に支持され、テーブル平行移動により前記ライン
    と、このラインと直交するように配置されている刃材カ
    ッティング機構の複数のカッターのそれぞれと一致する
    ようになっている請求項1記載の抜型用トムソン刃加工
    装置。
JP22693193A 1993-09-13 1993-09-13 抜型用トムソン刃加工装置 Pending JPH0780727A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22693193A JPH0780727A (ja) 1993-09-13 1993-09-13 抜型用トムソン刃加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22693193A JPH0780727A (ja) 1993-09-13 1993-09-13 抜型用トムソン刃加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0780727A true JPH0780727A (ja) 1995-03-28

Family

ID=16852853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22693193A Pending JPH0780727A (ja) 1993-09-13 1993-09-13 抜型用トムソン刃加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0780727A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996021543A1 (fr) * 1995-01-11 1996-07-18 Suehiro Mizukawa Procede de fabrication de lames en forme de bande, de cintrage de plaques en forme de bande et appareil de cintrage desdites plaques
KR100330339B1 (ko) * 2000-01-14 2002-04-01 김부운 포장상자용 모재 절단칼 제조장치

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5413607A (en) * 1977-07-01 1979-02-01 Omori Koujirou Island built under seawater
JPS60179587A (ja) * 1984-02-28 1985-09-13 甲陽建設工業株式会社 地中タンクの集合管構築方法
JPH0246639A (ja) * 1988-08-08 1990-02-16 Nec Kagoshima Ltd 蛍光表示管
JPH03111144A (ja) * 1989-09-22 1991-05-10 Amada Co Ltd 板材搬入装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5413607A (en) * 1977-07-01 1979-02-01 Omori Koujirou Island built under seawater
JPS60179587A (ja) * 1984-02-28 1985-09-13 甲陽建設工業株式会社 地中タンクの集合管構築方法
JPH0246639A (ja) * 1988-08-08 1990-02-16 Nec Kagoshima Ltd 蛍光表示管
JPH03111144A (ja) * 1989-09-22 1991-05-10 Amada Co Ltd 板材搬入装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996021543A1 (fr) * 1995-01-11 1996-07-18 Suehiro Mizukawa Procede de fabrication de lames en forme de bande, de cintrage de plaques en forme de bande et appareil de cintrage desdites plaques
US5771725A (en) * 1995-01-11 1998-06-30 Mizukawa; Suehiro Method of producing a band blade, a method of bending a strip material, and an apparatus for bending a stip material
KR100330339B1 (ko) * 2000-01-14 2002-04-01 김부운 포장상자용 모재 절단칼 제조장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3819092A1 (de) Verfahren zum entpacken eines werkstücks, entpackungsvorrichtung und eine bearbeitungsvorrichtung mit einer solchen
JPH0790507B2 (ja) 積重ねたシート状材料を切断する装置
JPS61236497A (ja) プリント回路基板をマルチ基板パネルから分離する方法及び装置
CN212531655U (zh) 一种胶垫的自动切片机
JPH0780727A (ja) 抜型用トムソン刃加工装置
US3800641A (en) Blank punching method and apparatus
CN113683297A (zh) 一种全自动开片系统
CN110683097B (zh) V形弹片包装设备及其加工方法
JP2595436B2 (ja) ランニングソーシステム
CN210795205U (zh) 一种基站天线绝缘片生产线
JP4576268B2 (ja) テープ貼込装置
JP2579850B2 (ja) Ncランニングソー装置
JP3090214B2 (ja) 自動紙打抜機の屑取り装置
KR0135294B1 (ko) 덴드리틱 실리콘 웨브 자동 분리장치
JP2703995B2 (ja) シート加工用ナイフの成形装置
JPS58151047A (ja) リ−ドフレ−ムテ−プの切断装置
CN218802811U (zh) 一种片材模切机
JP3143162B2 (ja) 小製品の仕分け集積装置
JP7327795B2 (ja) 断裁機
CN210789968U (zh) 一种条形状光面金属裁切机
JP3053613U (ja) 板材切断装置
JPS60166135A (ja) ハイブリツドic等のリ−ドカツト・リ−ド曲げ装置
JP2564864Y2 (ja) パンチプレス
JP2574393Y2 (ja) プリント基板分割機
JP3464961B2 (ja) 成形された合成樹脂シートの裁断分離装置