JPH0780689A - レーザービームによるマルチスポット溶接装置 - Google Patents

レーザービームによるマルチスポット溶接装置

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JPH0780689A
JPH0780689A JP5250952A JP25095293A JPH0780689A JP H0780689 A JPH0780689 A JP H0780689A JP 5250952 A JP5250952 A JP 5250952A JP 25095293 A JP25095293 A JP 25095293A JP H0780689 A JPH0780689 A JP H0780689A
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JP
Japan
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laser beam
welding
welded
clamping
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP5250952A
Other languages
English (en)
Inventor
Ko Nagasawa
洸 永澤
Satoshi Ujihara
智 氏原
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HIMU KENKYUSHO KK
YAMADA MACH TOOL KK
Original Assignee
HIMU KENKYUSHO KK
YAMADA MACH TOOL KK
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Publication date
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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランプ部材で押さえた位置合わせ精度の一
番高い箇所を溶接出来ると共に、溶接治具本体の交換を
容易に出来、短時間の溶接により溶接歪が残らず、冷却
用の給水も必要無く、且つ必要な箇所に穴明け加工も出
来るようにしたレーザービームによるマルチスポット溶
接装置を得る。 【構成】 クランプ部材とレーザービーム溶接装置を備
え、クランプ部材のクランプ爪にレーザービーム照射用
の開口部を設け、このクランプ爪でワークの溶接部をク
ランプすると共に、前記レーザービーム溶接装置からの
レーザービームを前記開口部を通過させて溶接する。ワ
ークを保持する溶接治具本体にクランプ部材及び位置決
め部材を取り付け、この溶接治具本体とは別体にレーザ
ービーム溶接装置を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車車体の溶接等に
適用出来るレーザービームによるマルチスポット溶接装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体製造ラインにおいては、通
常図2に示すようにリフトやキャリア等で搬入された車
台フロアW1 に対し、両側に設けられた搬送装置により
搬送されてきたサイドパネルW2 を、溶接治具本体で保
持すると共に前記車台フロアW1 の両側部に位置決めし
てクランプ部材で溶接すべき箇所をクランプし、スポッ
ト溶接装置によりスポット溶接する。更に、サイドパネ
ルW2 の上部にはルーフパネルW3 を溶接して車体が形
成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の溶接手段に
よると、図4に示すようにクランプ部材aが押さえてい
るワーク部分bは、位置合わせ精度が高いにも拘らずク
ランプ部材aのクランプ爪cが邪魔になってその箇所を
溶接することが出来ない。このため、クランプ部分から
少し離れた箇所を溶接せざるを得なくなり、組み付け精
度が低下し或は溶接箇所のずれから剛性の低下を来すこ
とになる。又、スポット溶接は時間が比較的長いため溶
接歪が残り、スポット溶接装置dの電極先端部を冷却す
るために給水も必要となる。更に、車種が異なる場合に
は、図3に示すように位置決め部材(図略)とクランプ
部材aとスポット溶接装置dとを取り付けた溶接治具本
体eを交換しなければならないが、この溶接治具本体e
には保持するサイドパネルの外形に沿ってスポット溶接
すべき十数箇所に、クランプ部材aとスポット溶接装置
dとをセットにしてそれぞれ取り付けてあるため全体の
重量が重くなり、交換作業は非常に大掛かりとなる。一
方、後付部品のために穴明け加工が必要となるが、スポ
ット溶接と同時に穴明け加工することは不可能である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の溶接工程の問題点を解決するためになされ、クラン
プ部材で押さえた箇所を溶接出来ると共に、溶接治具本
体の交換を容易に出来、短時間の溶接で溶接歪が残らず
冷却用の給水も必要無く、且つ溶接と同時に必要な箇所
に穴明け加工も出来るようにした、レーザービームによ
るマルチスポット溶接装置を提供することを課題とした
ものである。この課題を技術的に解決するための手段と
して、本発明は、クランプ部材とレーザービーム溶接装
置を備え、クランプ部材のクランプ爪にレーザービーム
照射用の開口部を設け、このクランプ爪でワークの溶接
部をクランプすると共に、前記レーザービーム溶接装置
からのレーザービームを前記開口部を通過させて溶接す
るレーザービームによるマルチスポット溶接装置を要旨
とするものである。又、ワークを保持する溶接治具本体
にクランプ部材及び位置決め部材を取り付け、この溶接
治具本体とは別体にレーザービーム溶接装置を配設した
ことを要旨とする。
【0005】
【作 用】クランプ部材が押さえたワーク部分は、クラ
ンプ爪に設けた開口部を利用してレーザービーム溶接装
置からのレーザービームを通過させて溶接する。溶接治
具本体にはレーザービーム溶接装置が取り付けられてい
ないので小型軽量になり、溶接治具本体の交換作業が容
易になる。更に、レーザービームを用いるため短時間で
溶接が可能であり、このため溶接歪か残らず、冷却水を
供給する必要も無く、しかも溶接と同時に必要な箇所に
穴明け加工も出来る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳説する。図1は本発明の一実施例を示すもので、1は
クランプ部材であり、ワーク2、3をクランプするクラ
ンプ爪1aの先端部要所に、レーザービーム照射用の開
口部4が形成されている。
【0007】5はレーザービーム溶接装置であり、溶接
治具本体6とは別体に例えば近傍に配設され、従来のよ
うにクランプ部材1とセットにして多数設けられていな
い。このレーザービーム溶接装置5は、移動自在のアー
ム5aを有しCPU(図略)の指令により先端のヘッド
5bからレーザービームRを照射出来るようにしてあ
る。この場合、CPUに溶接部の板厚、枚数、車種等の
必要なデータが予め記憶してあり、ヘッド部の交換無し
で全車種への対応が可能となっている。
【0008】このように構成されたレーザービーム溶接
装置5は、図1のように前記クランプ部材1のクランプ
爪1aでワーク2、3の溶接すべき箇所をクランプする
と共に、レーザービーム溶接装置5のヘッド5bを移動
させて位置付けした後、レーザービームRを照射すると
クランプ爪1aの開口部4を通過してワーク2、3の溶
接箇所をスポット溶接することが出来る。
【0009】従って、クランプ爪1aで押さえた精度の
一番高い箇所を溶接出来るため、クランプ部材1による
位置合わせ精度をそのまま保持することが可能となる。
前記サイドパネルW2 を台車フロアW1 に溶接する場合
には、サイドパネルW2 を保持した溶接治具本体6に取
り付けられた多くのクランプ部材1で溶接すべき箇所を
それぞれ押え、レーザービーム溶接装置5を移動させな
がらそれらの溶接箇所を順次に溶接する。
【0010】このレーザービーム溶接装置5による溶接
は、従来のスポット溶接より短時間で済むので溶接歪が
残ることはなく、冷却用の給水も必要としない。又、車
体の溶接のみならず、後付部品のための取付穴を明けた
り又は切断加工することも可能である。この穴明けに際
してもクランプ爪1aで押さえて行えば、位置合わせ精
度の高い穴明け加工が得られる。RH(右ハンドル)車
とLH(左ハンドル)車とでは後付部品の位置が左右で
勝手違いとなるが、レーザービーム溶接装置5のアーム
5aが移動自在であるから必要な箇所に自在に穴明け出
来る。
【0011】組立車種が変わる場合には溶接治具本体6
を交換しなければならないが、この場合はレーザービー
ム溶接装置5が別体に設けられているので、溶接治具本
体6は従来よりも小型軽量化し、その交換作業を容易に
行うことが出来る。
【0012】このようにして、自動車の車体製造ライン
において組み付け精度の高い溶接と穴明け加工が得ら
れ、且つ溶接治具本体の交換も容易に出来ることから、
作業能率を著しく向上させることが出来る。所定の箇所
を溶接出来るため剛性の向上が図れ、ワークの板厚を薄
くしても従来と同様の剛性が確保出来るので車体重量の
軽減に繋がる。尚、本発明は車体組立ラインの実施例に
ついて説明したが、これに限定されることなく広く他の
溶接分野での使用が可能である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワークをクランプしてスポット溶接する場合において、
クランプ爪の先端部に開口部を設け、レーザービーム溶
接装置のレーザービームを通過させ溶接するようにした
ので、位置合わせ精度の高いクランプ部分を溶接するこ
とが可能となり、組み付け精度の向上が図れると共に必
要な箇所に穴明け加工も出来る等の優れた効果を奏す
る。又、車体製造ラインにおいて、レーザービーム溶接
装置を溶接治具本体とは別体に設け、1台のレーザービ
ーム溶接装置で総ての溶接を行うので溶接治具本体が小
型軽量になり、その交換が容易になり作業能率を著しく
向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す要部の概略斜視図で
ある。
【図2】 車体組立ラインにおける車体の組付要領を示
す説明図である。
【図3】 従来のクランプ部材、スポット溶接装置を取
り付けた溶接治具本体の一部の斜視図である。
【図4】 従来のクランプ部材でワークをクランプし、
スポット溶接装置でスポット溶接する状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1…クランプ部材 1a…クランプ爪 2、3…ワ
ーク 4…開口部 5…レーザービーム溶接装置 5a…アーム 5b
…ヘッド 6…溶接治具本体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプ部材とレーザービーム溶接装置
    を備え、クランプ部材のクランプ爪にレーザービーム照
    射用の開口部を設け、このクランプ爪でワークの溶接部
    をクランプすると共に、前記レーザービーム溶接装置か
    らのレーザービームを前記開口部を通過させて溶接する
    ことを特徴とするレーザービームによるマルチスポット
    溶接装置。
  2. 【請求項2】 ワークを保持する溶接治具本体にクラン
    プ部材及び位置決め部材を取り付け、この溶接治具本体
    とは別体にレーザービーム溶接装置を配設した、請求項
    1記載のレーザービームによるマルチスポット溶接装
    置。
JP5250952A 1993-09-14 1993-09-14 レーザービームによるマルチスポット溶接装置 Pending JPH0780689A (ja)

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JP5250952A JPH0780689A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 レーザービームによるマルチスポット溶接装置

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JPH0780689A true JPH0780689A (ja) 1995-03-28

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