JPH0780679B2 - オートエアバランサ - Google Patents

オートエアバランサ

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JPH0780679B2
JPH0780679B2 JP3358167A JP35816791A JPH0780679B2 JP H0780679 B2 JPH0780679 B2 JP H0780679B2 JP 3358167 A JP3358167 A JP 3358167A JP 35816791 A JP35816791 A JP 35816791A JP H0780679 B2 JPH0780679 B2 JP H0780679B2
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訓久 金子
伸広 藤原
康仁 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リフタ装置等における
各種負荷を上下動させる駆動力を低減させるために、駆
動手段と並列に設置するエアバランサに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のエアバランサを示す。バラ
ンスシリンダ2と駆動手段3とが並立して設置され、駆
動手段3としては図示のエアシリンダの他に電動モー
タ,人力等が用いられる。バランスシリンダ2のピスト
ンロッド及び駆動手段3の出力部材に負荷1が連結され
ている。バランスシリンダ2のヘッド側端部(図7では
下端部)には配管を介して圧力調整弁4が連結され、圧
力調整弁4には空気圧源5からエアが供給される。図7
のエアバランサの使用に際しては、駆動手段3を不作動
状態(エアシリンダの場合にはピストンの前後が自由に
連通する状態)とし、圧力調整弁4の調節ネジ(図示せ
ず)を操作してバランスシリンダ2の圧力を徐々に変化
させ、各種の負荷1とバランスシリンダ2の出力とがバ
ランスしていると判断したとき、圧力調整弁4の調節ネ
ジの操作を停止する。こうしたバランス状態で駆動手段
3を作動させると、極めて小さい駆動力によって負荷1
を移動させることができる。従来、実開昭61−101
105号公報に記載されたエアシリンダの揚力バランス
装置も知られていた。この揚力バランス装置では、エア
シリンダのピストンロッドに連結されたシャフトを設
け、このシャフトの先端にセンサを配置して、シャフト
の移動によりエアシリンダの浮揚を検知している。エア
シリンダの各室と連通する切換バルブを設け、エアはエ
ア供給源から圧力調整弁、切換バルブを通ってエアシリ
ンダに送られる。エアシリンダの圧力の調整は、コント
ロールユニットからの信号により電空比例弁を作動さ
せ、電空比例弁から出力される空気圧によって圧力調整
弁をコントロールしている。コントロールユニットで
は、エア圧力を段階的に上昇させ、エアシリンダの浮揚
を検知した時点から未知の時間後に、電空比例弁への電
流信号をP 3 Kg/cm 2 だけ減圧させるべく信号をおく
り、エアシリンダの浮揚を検知した時点の時間t 2 後に
減圧を実現するとしている。そして、電空比例弁の出力
空気圧が減圧し、その減圧に応じて圧力調整弁の出力圧
が減圧し、その減圧された圧力が切換バルブを介してエ
アシリンダに伝わり、電空比例弁への電流信号(減圧指
令)から更に相当の時間(ここでは時間t 3 とする)の
後に、エアシリンダをバランス状態とさせている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のエアバランサで
は、作業者が圧力調整弁又は電空変換器を操作して、多
様に渡る負荷荷重とバランスシリンダの出力とがバラン
スする圧力を求めていた。しかし、手動操作によりバラ
ンス圧力を求めるには、相当の熟練と操作時間とを要
し、エアバランサの使い勝手が悪かった。また、従来の
エアシリンダの揚力バランス装置では、浮揚の検知後に
時間t 2 (未知数)で減圧されるとしているが、時間t
2 は前記時間t 3 を越えるものである。このように部品
数が多いため空気圧信号の伝送及び作動用圧力空気の輸
送に時間が掛かり、バランス状態にさせるまでに相当の
時間を要し、また部品数が多いため費用が高いものであ
った。本発明は、エアバランサにおいて、多様に渡る負
荷荷重とバランスシリンダの出力とがバランスするバラ
ンスシリンダの圧力を、使用する空気圧機器を従来より
少なくして、自動的かつ迅速に設定することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、オートエアバ
ランサであって、起動スイッチのオンと同時にパルス発生器の発生す
るパルスの計数を開始するカウンタ。バランスシリンダの端部に配設されてピストンのマ
グネットの磁力を検知し バランスシリンダのピストン
の始動を検出して、パルス発生器のパルス停止信号を出
力する位置検出器。カウンタからのデジタル計数値をアナログ計数値に
変換するD/Aコンバー タ。 D/Aコンバータと電空変換器との間に接続され、
前記パルス停止信号によ って、瞬時にD/Aコンバータ
からの入力信号を始動摩擦力相当分増減させる 補正回
路。 バランスシリンダの端部に出力ポートが連通され、
バランスシリンダ内の圧力を補正回路からの入力信号に
比例した出力圧力に維持する電空変換器。 を具備することを技術的手段とする。本発明は、前記オ
ートエアバランサにおいて、電空変換器に第2補正回路
が接続され、外部切換スイッチによって第2補正回路を
切り換えることにより、バランスシリンダ駆動に必要な
駆動動力だけ昇圧させるための電圧上昇が行われる位置
と、バランスシリンダ駆動に必要な駆動動力だ減圧させ
るための電圧降下が行われる位置とに切り換えられるよ
うになすことができる。なお、位置検出器をバランスシ
リンダ外周の下端部又は上端部に配設することができ
る。また、本発明のオートエアバランサの作動流体はエ
アに限られるものではなく、気体、液体のいずれの流体
でも使用することができる。本発明においては、エア、
空気という用語は、気体、液体の各種流体をも意味する
ものとする。
【0005】
【作用】本発明のオートエアバランサを作動させると、
カウンタがパルス発生器の発生するパルスを計数し、
の計数値をD/Aコンバータでアナログ計数値に変換
し、補正回路を通して電空変換器に入力させる。そし
て、電空変換器がカウンタの計数した計数値に比例した
出力圧力にバランスシリンダ内の圧力を維持する。位置
検出器がバランスシリンダのピストンの始動(動き出
し)を検出して、パルス発生器のパルス停止信号を出力
すると、パルスの発生が停止し、同時に補正回路で始動
摩擦力相当分増減させられ、バランスシリンダがバラン
ス状態に維持される。
【0006】
【実施例】図1を用いて、本発明の第1実施例について
説明する。負荷1,バランスシリンダ2,空気圧源5,
バランスシリンダの端部に出力ポートが連通された電空
変換器10は、図7に示した従来のエアバランサと同様の
ものであり、駆動手段は省略されており、バランスシリ
ンダ2の上端部には消音器16が連結されている。バラン
スシリンダ2内にピストン17が摺動自在に嵌合され、ピ
ストン17と負荷1とがピストンロッドにより連結され、
ピストン17外周の環状溝内にマグネットが固定されてい
る。バランスシリンダ2外周の下端部に位置検出器(例
えばリードスイッチ。オートスイッチとも称される。)
12が配設され、位置検出器12はピストン17のマグネット
の磁力を検知して、ピストン17の動き出しを検出する。
即ち、位置検出器12には、ピストンが接近してオンとな
る位置と、次にピストンが逆方向に移動してオフとなる
位置との間に距離があり、この距離を応差という。応差
は、現時点では有接点の位置検出器は2mm以下、無接点
の位置検出器は1mm以下である。この実施例では、ピス
トン17が下降して位置検出器12の出力がオンとなる位置
(ピストンの下降端位置)に位置検出器12が配設され、
ピストン17が上動(上方に移動)して、移動距離が応差
を越えると、位置検出器12の出力がオフとなる。位置検
出器12の検出信号はパルス発生器13に伝えられ、位置検
出器12の出力がオンのとき起動スイッチ11をオンする
と、パルス発生器はパルスの発生を開始する。パルス発
生器13で発生したパルスはカウンタ14(第1実施例では
加算カウンタが使用される。)で計数(加算)され、次
にD/Aコンバータ15によって2進数の入力がアナログ
信号に変換され、電空変換器10(圧力制御弁とも称され
る。第1実施例では常閉タイプのものが使用される。)
に入力される。電空変換器10は、入力信号(例えばアナ
ログ電圧)に比例した圧力信号に変換し、バランスシリ
ンダ2内のロッド側の圧力を入力信号に比例した圧力に
維持する。
【0007】ピストン17が下降端に位置するときに、ピ
ストンロッドに負荷1を連結し、起動スイッチ11をオン
にすると、位置検出器12はオン信号をパルス発生器13に
入力し、パルス発生器13はパルスを発生する。このパル
スはカウンタ14に入力されて加算され、D/Aコンバー
タ15で入力パルス数に比例したアナログ電圧に変換さ
れ、電空変換器10に入力される。起動スイッチ11のオン
動作と同時に、時間の経過に比例したアナログ電圧が電
空変換器10に入力されるが、電空変換器10の切換弁の切
換動作とエアの流れには僅かな時間遅れがあり、電空変
換器10への入力からやや遅れて、入力アナログ電圧に比
例した出力圧力(空気圧)を発生する。このように、バ
ランスシリンダ2内のロッド側の圧力は、パルス発生器
13の発生するパルス数に応じて徐々に上昇する。そし
て、バランスシリンダ2の出力(圧力×ピストンの受圧
面積)が荷重1の重量及びピストン17・ピストンロッド
の自重(以下、自重は省略して説明する。)よりも大き
くなると、バランスシリンダ2のピストン17が上動を開
始する。ピストン17の移動距離が位置検出器12の応差を
越えると、位置検出器12はオフ信号を発生し、このオフ
信号によりパルス発生器13のパルス発生が停止される。
従って、その後の電空変換器10への入力アナログ電圧
は、ピストン17が上動し、応差を越えた時の値に維持さ
れ、その入力アナログ電圧に比例した出力圧力が、荷重
1の重量に均衡するバランス圧力Pとして設定される。
図1には、バランスシリンダ2の下降端部で荷重1の重
量とバランスさせるオートバランサ機構を示したが、バ
ランスシリンダ2の上昇端部でバランスさせるオートバ
ランサ機構に変更することは容易である。即ち、第1に
電空変換器10を常開タイプのものに変更し、第2に電空
変換器10を常閉タイプのものにし、電空変換器10に予め
適当な指令電圧を与えておき、カウンタ14を減算カウン
タに変更し、バランスシリンダ2の出力が荷重1の重量
よりも相当大きい値の初期状態としておく。起動後に電
空変換器10の出力圧力を低下させ、ピストン17の動きだ
しの出力圧力を設定圧力として維持する。
【0008】図2は本発明の第2実施例の補正回路を示
す。第1実施例では、負荷1の重量とバランスシリンダ
2の始動摩擦力との合計とバランスするバランス圧力を
設定している。ところが、始動摩擦力が大きい場合に
は、ピストン17が上動し、応差を越えた時のバランス圧
力Pとして設定しても、バランス圧力Pが大き過ぎるた
めバランス停止が得られず、ピストン17がストローク端
まで移動してしまうことが判明した。そこで、第2実施
例では、ピストン17が上動し、応差を越えた時のバラン
ス圧力Pから始動摩擦力に相当する圧力ΔPだけ減ずる
補正回路を、第1実施例のD/Aコンバータ15と電空変
換器10との間に挿入した。即ち、D/Aコンバータ15の
出力端子と電空変換器10の入力端子との間に常閉スイッ
チ19を接続し、D/Aコンバータ15の出力端子と常閉ス
イッチ19とを接続する配線に、分圧用可変抵抗18の一端
を接続し、分圧用可変抵抗18の他端をアースする。常閉
スイッチ19と電空変換器10の入力端子とを接続する配線
に常開スイッチ(アナログスイッチ)20の一端を接続
し、常開スイッチ20の他端を分圧用可変抵抗18の摺動接
触子に接続する。位置検出器12のオフ信号により、常開
スイッチ20が閉じ、常閉スイッチ19が開く。
【0009】ピストン17が下降端に位置するときに、起
動スイッチ11をオンにすると、第1実施例と同様にして
D/Aコンバータ15が入力パルス数に比例したアナログ
電圧を出力し、D/Aコンバータ15の出力を分圧用可変
抵抗18で分圧し、その分圧電圧を電空変換器10に入力す
る。そして、ピストン17が上動して応差を越えると、位
置検出器12はオフ信号を発生し、このオフ信号によりパ
ルス発生器13のパルスの発生が停止され、同時に常開ス
イッチ20が閉じられ、常閉スイッチ19が開く。常開スイ
ッチ20が閉じ、常閉スイッチ19が開くと、電空変換器10
に供給する電圧が所定量分圧し、電空変換器10の出力圧
力が、応差を越えた時のバランス圧力Pから始動摩擦力
に相当する圧力ΔPだけ減圧される。こうして圧力ΔP
だけ減圧することにより、負荷1の重量とバランスシリ
ンダ2の始動摩擦力との合計とバランスし、ピストン17
が停止する。図3は本発明の第2実施例の実験データで
あり、負荷が18.5kgf ,バランスシリンダの直径が32mm
の装置で実験した。起動後約2.7 秒でピストン17が上動
して応差を越え、その時のバランス圧力Pが3.9 kgf/cm
2 で、始動摩擦力に相当する圧力ΔPを0.8 kgf/cm2
け減圧したところ、補正後のバランス圧力P'が3.1 kgf/
cm2 でバランスし、ピストン17が停止した。図4は、本
発明の第2実施例の実験に用いた装置を、バランスシリ
ンダ2の上昇端部でバランスさせるオートバランサ機構
に変更して実験した実験データを示す。ピストン17が下
降して応差を越え、その時のバランス圧力Pが2.2 kgf/
cm2 で、始動摩擦力に相当する圧力ΔPを0.9 kgf/cm2
として増圧したところ、補正後のバランス圧力P'が3.1
kgf/cm2 でバランスし、ピストン17が停止した。
【0010】図5は本発明の第3実施例を示す。第3実
施例の概要は第1実施例のバランスシリンダ2をストロ
ークの比較的短いものに変更し、物体21の重量を測定す
るようにしたものである。第3実施例のバランスシリン
ダ2の構造は、シリンダチューブ27内にピストン17が摺
動自在に嵌合され、シリンダチューブ27の上端にロッド
カバー28が固定される。ピストン17にピストンロッド29
が連結され、ピストンロッド29はロッドカバー28の中央
孔を挿通し、ピストンロッド29の上端に物体21を載せ得
る構造にする。ピストン17外周の2つの環状溝にはマグ
ネット25及びピストンパッキン30がそれぞれ装着され、
ロッドカバー28の外周の環状溝にはガスケット32が装着
されている。バランスシリンダ2外周の下端部には、ア
ダプタ26を介して電空変換器10が固定され、エア吸排孔
31を通してピストン17の下方に所定圧力のエアが供給さ
れる。また、33,34は電空変換器10の供給ポート及び排
気ポートである。バランスシリンダ2外周の下端部には
位置検出器12も配設され、第1実施例と同様に、位置検
出器12はピストン17のマグネット25の磁力を検知して、
ピストン17の動き出しを検出する。
【0011】ピストン17が下降端に位置するときに、ピ
ストンロッド29に物体21を載せ、起動スイッチ11をオン
にすると、第1実施例と同様に位置検出器12、パルス発
生器13、カウンタ14、D/Aコンバータ15及び電空変換
器10が作動する。バランスシリンダ2の出力(圧力×ピ
ストン17の受圧面積)が物体21の重量よりも大きくなる
と、バランスシリンダ2のピストン17が上動を開始す
る。ピストン17の移動距離が位置検出器12の応差を越え
ると、位置検出器12はオフ信号を発生し、このオフ信号
によりパルス発生器13のパルス発生が停止される。従っ
て、その後の電空変換器10への入力アナログ電圧Vは、
ピストン17が上動し、応差を越えた時の値に維持され
る。そして、ピストン17が上動を開始するのに必要な力
は、物体21の重量に始動摩擦力をプラスしたものである
から、〔ピストン17の上動を開始させるのに必要な力〕
から〔始動摩擦力〕を減じたものが〔物体21の重量〕に
相当することとなる。そして、始動摩擦力を予め求めて
おき、前記入力アナログ電圧Vから始動摩擦力に相当す
るアナログ電圧V0を減じ、電圧〔V−V0〕から物体21の
重量を求めてもよいし、ピストン17が上動を開始した時
の電空変換器10の出力圧力を測定して求めることもでき
る。こうして求められた物体21の重量は表示器に表示す
ることもできるし、また他のステーション・次行程の制
御装置等に電気信号として伝達することもできる。ま
た、始動摩擦力を比較的大きくしておき、或いは電空変
換器10へ入力アナログ電圧VにΔV0のアナログ電圧を加
算して、バランスシリンダ2で物体21を移動させなが
ら、その重量を測定することもできる。図5ではピスト
ンロッド29の上に物体21を載せたが、バランスシリンダ
2の上下を逆にして、ピストンロッド29に物体21を吊す
こともできる。
【0012】図6は本発明の第4実施例の補正回路(第
2補正回路)を示す。第4実施例は、第2実施例のバラ
ンスシリンダ2に駆動機能を追加して、純エア式のオー
トエアバランス・シリンダ駆動装置としたものである。
即ち、D/Aコンバータ15の出力端子と電空変換器10の
入力端子との間に常閉スイッチ19及び加算器24を接続
し、D/Aコンバータ15の出力端子と常閉スイッチ19と
を接続する配線に、分圧用可変抵抗18の一端を接続し、
分圧用可変抵抗18の他端をアースする。常閉スイッチ19
と加算器24の入力端子とを接続する配線に常開スイッチ
20の一端を接続し、常開スイッチ20の他端を分圧用可変
抵抗18の摺動接触子に接続する。また、純エア式のオー
トエアバランスシリンダの駆動回路は、分圧用可変抵抗
33の一端に正電圧をかけ、分圧用可変抵抗33の他端をア
ースする。常閉スイッチ19と加算器24の入力端子とを接
続する配線に常開スイッチ22の一端を接続し、常開スイ
ッチ22の他端を分圧用可変抵抗33の摺動接触子に接続す
る。分圧用可変抵抗34の一端に負電圧をかけ、分圧用可
変抵抗34の他端をアースする。常閉スイッチ19と加算器
24の入力端子とを接続する配線に常開スイッチ23の一端
を接続し、常開スイッチ23の他端を分圧用可変抵抗34の
摺動接触子に接続する。常開スイッチ20は位置検出器12
のオフ信号により閉じ、常閉スイッチ19は位置検出器12
のオフ信号により開く。また、常開スイッチ22,23は、
外部に設けた中立位置のある切換スイッチ(図示せず)
によって、開閉される。このように、電空変換器に第2
補正回路が接続され、外部切換スイッチによって第2補
正回路を切り換えることにより、バランスシリンダ駆動
に必要な駆動動力だけ昇圧させるための電圧上昇が行わ
れる位置と、バランスシリンダ駆動に必要な駆動動力だ
減圧させるための電圧降下が行われる位置とに切り換え
られる
【0013】例えば、ピストン17が下降端に位置すると
きに、ピストンロッドに物体を連結し、起動スイッチ11
をオンにすると、第2実施例と同様に、位置検出器12、
パルス発生器13、カウンタ14、D/Aコンバータ15及び
電空変換器10が作動する。バランスシリンダ2の出力
(圧力×ピストン17の受圧面積)が物体の重量よりも大
きくなると、バランスシリンダ2のピストン17が上動を
開始する。ピストン17の移動距離が位置検出器12の応差
を越えると、位置検出器12はオフ信号を発生し、このオ
フ信号によりパルス発生器13のパルス発生が停止され、
同時に常開スイッチ20が閉じ、常閉スイッチ19が開く。
常開スイッチ20が閉じ、常閉スイッチ19が開くことによ
り、第2実施例と同様に始動摩擦力に相当する圧力ΔP
だけ減圧するための電圧降下が行われる。そして、バラ
ンス状態において、さらに上昇させるには、外部切換ス
イッチによって常開スイッチ22が閉じることにより、バ
ランスシリンダ2駆動に必要な駆動圧力ΔP0だけ昇圧さ
せるための電圧上昇が行われる。なお、駆動圧力ΔP0
大きさを変化させることにより、物体の駆動速度を変え
るとこができる。また、物体を下降させるときには、常
開スイッチ23が閉じることにより、バランスシリンダ2
駆動に必要な駆動圧力ΔP0だけ減圧させるための電圧降
下が行われる。
【0014】
【発明の効果】本発明のオートエアバランサでは、カウ
ンタがパルス発生器の発生するパルスを計数し、その計
数値をD/Aコンバータでアナログ計数値に変換し、補
正回路を通して電空変換器に入力させ、電空変換器がカ
ウンタの計数した計数値に比例した出力圧力にバランス
シリンダ内の圧力を維持する。位置検出器がバランスシ
リンダのピストンの始動を検出すると、パルスの発生が
停止し、同時に補正回路で始動摩擦力相当分増減させら
れ、バランスシリンダがバランス状態に維持される。従
って、本発明では、従来のエアシリンダの揚力バランス
装置においてバランス状態になるまでに必要な時間t 2
が不要であり、しかも従来のエアシリンダの揚力バラン
ス装置とは異なり、圧力調整弁及び切換バルブを用いな
いので、信号が圧力調整弁及び切換バルブを伝達するの
に必要な時間(概ね時間t 3 )が不要となり、従来のエ
アシリンダの揚力バランス装置よりも遙に迅速にバラン
スシリンダをバランス状態となすことができる。このよ
うに、バランスシリンダの始動後迅速にバランス状態に
なるので、バランスシリンダのピストンが移動し過ぎて
困るような事態は発生しない。しかも、圧力調整弁及び
切換バルブを用いないので、その分のコストが低減す
る。 また、本発明では、前記のオートエアバランサの電
空変換器に第2補正回路が接続され、外部切換スイッチ
によって第2補正回路を切り換えることにより、バラン
スシリンダ駆動に必要な駆動動力だけ昇圧させるための
電圧上昇が行われる位置と、バランスシリンダ駆動に必
要な駆動動力だ減圧させるための電圧降下が行われる位
置とに切り換えられる。このようにして、オートエアバ
ランサに駆動機能を付加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図である。
【図2】本発明の第2実施例の補正回路図である。
【図3】本発明の第2実施例の作動状態を表す図であ
る。
【図4】本発明の第2実施例の変形例の作動状態を表す
図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す図である。
【図6】本発明の第4実施例の補正回路図である。
【図7】従来技術を示す図である。
【符号の説明】
2 バランスシリンダ 10 電空変換器 12 位置検出器 13 パルス発生器 14 カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 康仁 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4−2−2 エスエムシー株式会社 筑波技術センター 内 (56)参考文献 実開 昭61−101105(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次のAないしの手段からなるオートエ
    アバランサ。起動スイッチのオンと同時にパルス発生器の発生す
    るパルスの計数を開始するカウンタ。バランスシリンダの端部に配設されてピストンのマ
    グネットの磁力を検知し バランスシリンダのピストン
    の始動を検出して、パルス発生器のパルス停止信号を出
    力する位置検出器。カウンタからのデジタル計数値をアナログ計数値に
    変換するD/Aコンバー タ。 D/Aコンバータと電空変換器との間に接続され、
    前記パルス停止信号によ って、瞬時にD/Aコンバータ
    からの入力信号を始動摩擦力相当分増減させる 補正回
    路。 バランスシリンダの端部に出力ポートが連通され、
    バランスシリンダ内の圧力を補正回路からの入力信号に
    比例した出力圧力に維持する電空変換器。
  2. 【請求項2】 電空変換器に第2補正回路が接続され、
    外部切換スイッチによって第2補正回路を切り換えるこ
    とにより、バランスシリンダ駆動に必要な駆動動力だけ
    昇圧させるための電圧上昇が行われる位置と、バランス
    シリンダ駆動に必要な駆動動力だ減圧させるための電圧
    降下が行われる位置とに切り換えられる請求項1記載の
    オートエアバランサ。
JP3358167A 1991-12-27 1991-12-27 オートエアバランサ Expired - Fee Related JPH0780679B2 (ja)

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