JPH0780081B2 - 管端部外周面切削装置 - Google Patents

管端部外周面切削装置

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JPH0780081B2
JPH0780081B2 JP2212989A JP2212989A JPH0780081B2 JP H0780081 B2 JPH0780081 B2 JP H0780081B2 JP 2212989 A JP2212989 A JP 2212989A JP 2212989 A JP2212989 A JP 2212989A JP H0780081 B2 JPH0780081 B2 JP H0780081B2
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仁一郎 中村
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、合成樹脂管の管端部外周面を切削するための
管端部外周面切削装置に関する。
(従来の技術) 熱可塑性樹脂管同士を接続する際、受口部内周面に抵抗
線等の発熱体が埋め込まれた合成樹脂製管継手を用い、
この管継手の受口部に管の端部を挿入した状態で前記発
熱体を通電により発熱させ、これによって受口部内周面
及び管端部の外周面を融着させて両管を接続する技術が
知られている。この場合、両者が確実に融着されるよう
に、管端部外周面に付着している汚れや酸化皮膜等を完
全に除去しておく必要があるが、それには、通常、管端
部外周面を切削する方法が採られている。
管端部外周面を切削するには、従来、ナイフ等の刃物
や、例えば米国特許第4663794号公報に示されるような
スクレーパが一般に用いられている。上記スクレーパ
は、管の外径とほぼ合致する内径を有し、管の外周面と
当接する複数個のローラが設けられた弓状のフレーム
と、このフレームの基端部に取り付けられたハンドル
と、前記フレームの先端部に枢着された切削刃支持部材
と、この切削刃支持部材の先端部に取り付けられた切削
刃と、この切削刃を管端部外周面に押圧すべく前記切削
刃支持部材に所定の加圧力を付与する加圧部とからなる
ものである。そして使用するには、まず、加圧部の加圧
力を弱めて切削刃支持部材を外側に開き、フレーム内に
管端部を嵌め入れる。
次に、加圧部の加圧力を調整して切削刃を管端部に外周
面に押し当て、ハンドルをもちフレームを管の外周面に
沿って回す。これにより、管端部外周面を切削刃により
切削するのである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、ナイフ等により管端部外周面を切削する
場合は、片方の手にナイフを持ち、もう片方の手で管を
その軸芯周りに回しながら管端部外周面を切削すること
になるが、実際のところ管のほとんどは長尺であり、し
かもロール状に巻いてあるため、管をその軸芯周り回す
ことなど到底できず、したがってこの方法は、管が短い
場合又は管径が非常に小さい場合を除いてほとんど不可
能に近いものである。
一方、前記スクレーパにあっては、フレームが管の外径
と合致している必要があることから、管の外径に応じた
様々な大きさのものを用意する必要があるといった問題
があった。また、外径の大きな管に使用した場合、切削
時の抵抗が非常に大きなものとなり、ときには全く回す
ことができず削ることができないといった問題があっ
た。さらに、管端部外周面を切削する場合には、所定の
領域を削る必要があるが、このようなスクレーパでは切
削抵抗が大きいために、管軸に沿って移動させながら切
削するといったことがほどんどできず、作業性に劣ると
いった問題もあった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであっ
て、様々な管径の合成樹脂管の管端部外周面をきわめて
容易に切削することのできる管端部外周面切削装置を提
供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明に係る管端部外周面切削装置は、合成樹脂管の管
端部外周面を切削するための装置であって、軸芯周りに
回動可能に、且つ、回動動作に伴って軸芯方向に所定ピ
ッチで前進又は後退可能に基端部側において支承された
略水平な主軸と、この主軸の先端部周囲に、該主軸と平
行に、且つ、該主軸に対して接近及び離間可能に設けら
れ、前記合成樹脂管の管端部内周面を内側から押圧して
該管端部を支持する少なくとも3本の管端部支持ローラ
と、これら管端部支持ローラから外側に所定間隔隔てた
ところを前記主軸とともに回転しながら前進又は回転し
ながら後退するよう該主軸に固設され、前記管端部支持
ローラにより支持された前記合成樹脂の管端部外周面と
当接して該管端部外周面を切削する切削刃とを備えたも
のである。
(作用) まず、管端部支持ローラを管の内径よりも窄めた状態に
しておいてから、管端部を主軸の先端部に外嵌する。次
に、管端部支持ローラを外側に広げて管端部内周面に押
圧する。これにより、管端部は、管軸と主軸の軸芯とが
一致した状態で支持される。続いて、切削刃の位置を調
整して刃先を管端部外周面に当てがう。この状態で主軸
を一方向に回転させると、主軸は回転しながらその軸芯
方向に所定ピッチで前進又は後退し、切削刃もこれと同
様に動く。このとき、管端部支持ローラはその軸芯周り
に自転しながら主軸の軸芯周りを公転するので、管自体
は回転しない。これによって、管端部外周面はその内側
から管端部支持ローラにより支持固定された状態で切削
刃により螺旋状に切削される。そして、このように管端
部がその内周面側から管端部支持ローラにより支持固定
されるとともに、切断刃が該ローラと一緒に回転するの
で、管の芯だしがされた状態で切削が行われることにな
り、管端部外周面は一定厚みに切削される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を、図面を参照して説明する。
第1図は本発明に係る管端部外周面切削装置を示す概略
斜視図である。
この装置は、水平に設けられた主軸1と、合成樹脂管P
の管端部内周面を内側から押圧して該、端部を支持する
3本の管端部支持ローラ2…と、これら管端部支持ロー
ラ2…により支持された合成樹脂管Pの管端部外周面と
当接して該管端部外周面を切削する切断刃3とを備えた
ものである。
前記主軸1はその基端部11側において、基台4上に立設
された支持体5により軸芯周りに回動可能に、且つ、回
動動作に伴って軸芯方向に所定ピッチで前進又は後退可
能に支承されている。すなわち、支持体5の上端部に主
軸1の外径と略等しい内径を有する挿通孔51が形成され
るとともにこの挿通孔51の内周面には雌ネジが刻設さ
れ、一方、主軸1の基端部11外周面には、この挿通孔51
の雌ネジと螺合する雄ネジ12が刻設されており、主軸1
は支持体5の挿通孔51によってその軸芯回りに回動可能
に、且つ、上記雌ネジと雄ネジ12との螺合によって軸芯
方向に該ネジのピッチと等しいピッチで前進又は後退可
能に支承されている。このようになる主軸1の基端に
は、主軸1を回転させるための回転ハンドル6が取り付
けられている。なお、本例は人力で駆動するように構成
した場合を示しているが、上記回転ハンドル6に代えて
例えば電動モータ等の駆動機械を用いることもできる。
前記管端部支持ローラ2…は、上記した主軸1の先端部
13周囲に120度間隔で、該主軸1と平行に、且つ、該主
軸1に対して接近及び離間可能に設けられている。すな
わち、主軸1の先端部13に、該先端部13と3本のリンク
71,72,73とで構成されるリンク機構7…が主軸1の周囲
に120度間隔で配設されており、各管端部支持ローラ2
…は、それら各リンク機構7…のリンクのうち主軸1と
平行なリンク72…に、例えばベアリング(図示省略)等
を介してそれぞれ回動可能に取り付けられている。そし
て、これら各リンク機構7…はそれぞれ主軸1の軸芯方
向に揺動可能となされており、これによって各管端部支
持ローラ2…は主軸1に対して接近及び離間可能となさ
れている。また、主軸1の基端部11側に位置する各リン
ク71…は、連結杆8…を介して後述するソケット9と連
結されており、管端部支持ローラ2…は、ソケット9の
位置に対応して位置決めされるようになされている。
前記切断刃3は、切削抵抗を低くするために刃渡りの短
いものとされるのが好ましい。この切断刃3は、主軸1
の中程に設けられたソケット9に、腕杆31と支柱32とを
介して固設されている。ソケット9は、内径が主軸1の
外径と略等しい円筒状のもので、その前後において主軸
1の前記雄ネジ14に螺合されたソケット固定ナット92,9
3のいずれか一方を回転させて押すか又は手などで直接
押すことにより、主軸1に沿う両方向に摺動するように
なされている。また、上記ソケット固定ナット92,93で
挟持することにより、所定位置で固定されるようになさ
れている。そして、上記ソケット固定ナット92,93を緩
めてソケット9から離し、ソケット9の位置の適宜移動
させることにより、切断刃3の軸方向の位置、及び前記
管端部支持ローラ2…の主軸1からの距離が調節される
ようになされている。前記支柱32はソケット9に立設さ
れており、また上記腕杆3はこの支柱32の先端部から切
断刃位置調節部33を介して主軸1と平行に張り出されて
いる。そして、この腕杆31は、切断刃位置調節部33の調
節ハンドル34を適宜操作することにより、主軸1からの
距離が調節されるようになされており、これによって切
断刃3の管端部外周面に対する押圧力が調節される。
次に、上記のようになる本発明に係る管端部外周面切削
装置の使用方法について説明する。
まず、ソケット固定ナット93を回してソケット9から離
し、ソケット固定ナット92を一方向に回してソケット9
を主軸1の先端部13方向に移動させ、管端部支持ローラ
2…をそれぞれ窄める。すなわち主軸1に近づける。ま
た、調節ハンドル34を操作して切削刃3を主軸1から離
しておく。
次に、合成樹脂管Pを主軸1の先端部13に外嵌し、回転
ハンドル6をもって主軸1の回転を阻止した状態でソケ
ット固定部材93を一方向に回してソケット9を前とは逆
方向、つまり主軸1の基端部11方向に摺動させ、管端部
支持ローラ2…を広げる。すなわち主軸1から離間させ
る。このようにしてやがて管端部支持ローラ2…が合成
樹脂管Pの管端部内周面としっかりと当接したならば、
ソケット固定ナット92,93をそれぞれ回してソケット1
を確実に挟持する。これで、合成樹脂管Pの管軸と主軸
1の軸芯とが一致した状態で合成樹脂管Pが管端部支持
ローラ2…により支持固定されたことになる。
続いて、調節ハンドル34を再び操作して切断刃3を合成
樹脂管Pの管端部外周面に当接させる。これを終えたな
らば、回転ハンドル6をいずれかの方向に回し、切削を
開始する。
回転ハンドル6を回すことにより、主軸1は回転しなが
ら、その軸芯方向に所定ピッチで前進又は後退し、切削
刃3もこれと同様に動く。このとき、管端部支持ローラ
2…はその軸芯周りに自転しながら主軸1の軸芯周りを
公転するので、管P自体は回転しない。但し、場合によ
って摩擦力等により管Pもともに回ることがあるので、
そのときには、管Pをしっかりと抑えるとよい。このよ
うにして、管端部外周面はその内側から管端部支持ロー
ラ2…により支持された状態で切削刃3により螺旋状に
切削される。そして、切削刃3の刃渡りが短いものとし
ておくと、切削抵抗が小さくなり、切削に大きな力を必
要としなくなる。
なお、上記実施例では、管端部支持ローラ2…の位置を
ソケット9を移動させることにより行ったが、例えば管
端部支持ローラ2…とソケット9とを連結している連結
杆8…を外して、管端部支持ローラ2…を支承している
リンク機構7…に、管端部支持ローラ2…を常に主軸1
から離間する方向に付勢するような弾性部材(例えば、
コイルスプリング等)を適宜取り付けてもよい。また、
基板4に、合成樹脂管Pを支持及び切削時の回転を抑制
するための支持部(図示省略)を別途設けておくと、管
の装置へのセット作業を及び切削作業が容易となる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の管端部外周面切削装置
は、合成樹脂管をその管軸周りに回転させ必要のないも
のであるから、合成樹脂が長尺であってもなんら支障な
く極めて容易に管端外周面を切削することができる。
また、主軸に対して接近及び離間可能な管端部支持ロー
ラにより管端部を支持するものであるから、これ一つで
様々な外径の合成樹脂管の管端部外周面を切削すること
ができる。
さらに、管端部内周面を管端部支持ローラにより内側か
ら押圧支持するものであるから、切削刃の押圧力による
管端部の撓み等が発生せず、また回転中心と合成樹脂管
の管軸とが一致する。したがって、管端部外周を均一に
切削することができる。
しかも、切削刃はその刃先が短いものであるため、切削
抵抗が小さく、管端外周面の所定領域を連続して切削す
ることができる。したがって、作業性に優れている。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る管端部外周面切削装置の一実施例
を示す概略斜視図、第2図は主軸の中程から先端部を示
す一部切欠概略側面図である。 1……主軸 11……基端部、13……先端部 2……管端部支持ローラ 3……切削刃

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂管の管端部外周面を切削するため
    の装置であって、 軸心周りに回動可能に、且つ、回動動作に伴って軸芯方
    向に所定ピッチで前進又は後退可能に基端部側において
    支承された略水平な主軸と、 この主軸の先端部周囲に、該主軸と平行に、且つ、該主
    軸に対して接近及び離間可能に設けられ、前記合成樹脂
    管の管端部内周面を内側から押圧して該管端部を支持す
    る少なくとも3本の管端部支持ローラと、 これら管端部支持ローラから外側に所定間隔隔てたとこ
    ろを前記主軸とともに回転しながら前進又は回転しなが
    ら後退するよう該主軸に固設され、前記管端部支持ロー
    ラにより支持された前記合成樹脂管の管端部外周面と当
    接して該管端部外周面を切削する切削刃とを備えた管端
    部外周面切削装置。
JP2212989A 1989-01-30 1989-01-30 管端部外周面切削装置 Expired - Lifetime JPH0780081B2 (ja)

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