JPH078007A - ロータリの正逆転切換装置 - Google Patents

ロータリの正逆転切換装置

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JPH078007A
JPH078007A JP15555893A JP15555893A JPH078007A JP H078007 A JPH078007 A JP H078007A JP 15555893 A JP15555893 A JP 15555893A JP 15555893 A JP15555893 A JP 15555893A JP H078007 A JPH078007 A JP H078007A
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JP
Japan
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shaft
spline
female
bevel gears
bevel
Prior art date
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Pending
Application number
JP15555893A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Matsuda
卓也 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH078007A publication Critical patent/JPH078007A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を節減し、コンパクトなロータリの
正逆転切換装置を提供する。 【構成】 PIC軸4を有するロータリケース2内に、
前記PIC軸4のベベルピニオン3にそれぞれ咬合する
左右一対のベベルギヤ5,6を設け、該ベベルギヤ5,
6の対向空間内に該ギヤ5,6に回転自在として支持さ
れている出力体11を設け、前記ベベルギヤ5,6のボ
ス部5A,6Aおよび出力体11のボス部11Aの各内
周部に、軸心を共通としかつ咬合径を同じとする雌スプ
ライン9,10,14を形成し、前記ベベルギヤ5,6
のいずれか一方の雌スプライン9,10と出力体11の
雌スプライン14とを選択的に接合分離するスプライン
軸15が軸方向移動自在として雌スプライン9,10,
14に挿通支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリの正逆転切換
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アッパカット耕耘とダウンカット耕耘と
に切換可能な正逆転ロータリ耕耘機として実公平4−5
1527号公報で開示の技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述公報で開示の技術
は、PIC軸と同一軸心上に別のベベルピニオン軸を設
け、両軸のベベルピニオンに咬合する左右一対のベベル
ギヤ間にクラッチを設けて正逆転の切換を行なう技術で
あって、サイドドライブ形ロータリには適用できるも、
センタードライブ形ロータリには適用できなかった。
【0004】このため、センタードライブ形に適用する
には、前記別のベベルピニオン軸を廃し、同公報で開示
の伝動軸上に、スプロケットホイールを取付け、前記伝
動軸を中空軸構造としてその軸心上にシフト軸を設け、
このシフト軸の両端に、左右ベベルギヤに係脱自在とす
るクラッチを設けている。しかし、この技術では、伝動
軸を中空にしなければならず、軸構造が複雑となるし、
中空内にシフト軸を挿通する必要から、伝動軸も軸径が
必要以上に大径となり、ロータリケース(伝動ケース)
の重量過大という課題があった。
【0005】そこで本発明は、伝動軸をスプライン軸と
し、この軸をシフト自在にすることで、正逆転の切換え
が可能な構造簡単な切換装置を提供することが目的であ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために、次の技術的手段を講じている。すなわ
ち、本発明は、PIC軸4を有するロータリケース2内
に、前記PIC軸4のベベルピニオン3にそれぞれ咬合
する左右一対のベベルギヤ5,6を設け、該ベベルギヤ
5,6の対向空間内に該ギヤ5,6に回転自在として支
持されている出力体11を設け、前記ベベルギヤ5,6
のボス部5A,6Aおよび出力体11のボス部11Aの
各内周部に、軸心を共通としかつ咬合径を同じとする雌
スプライン9,10,14を形成し、前記ベベルギヤ
5,6のいずれか一方の雌スプライン9,10と出力体
11の雌スプライン14とを選択的に接合分離するスプ
ライン軸15が軸方向移動自在として雌スプライン9,
10,14に挿通支持されていることを特徴とするもの
である。
【0007】
【作用】トラクタのPTO軸にジョイント軸を介して連
結したPIC軸4が矢示a方向に回転すると、このベベ
ルピニオン3に咬合している左右のベベルギヤ5,6は
それぞれ矢示bおよびc方向に回転される。そこで、ス
プライン軸15を矢示D方向にシフトして出力体11に
おけるボス部11Aの雌スプライン14と一方のベベル
ギヤ5におけるボス部5Aの雌スプライン9とをスプラ
イン軸15で接合することにより、出力体11は一方の
ベベルギヤ5と一体化され、出力体11は矢示b方向に
同行回転して巻掛伝動体18を介して爪軸17をダウン
カット方向に回転駆動する。
【0008】一方、アッパカットするときは、PIC軸
4の回転を止めた状態でスプライン軸15を矢示U方向
にシフトして他方のベベルギヤ6におけるボス部6Aの
雌スプライン10と出力体11におけるボス部11Aの
雌スプライン14とを接合することにより、出力体11
と他方のベベルギヤ6とを一体化し、PIC軸4を回転
すると出力体11は矢示C方向に同行回転して巻掛体1
8を介して爪軸17をアッパカット方向に回転駆動す
る。
【0009】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1(A)(B)において、センタードライブ形ロ
ータリで示す耕耘機1は、図外のトラクタに三点リンク
等によって昇降自在に直装されている。耕耘機1はその
左右方向(幅方向)の略中央部に縦長のロータリケース
(伝動ケース)2 を備え、該ロータリケース2の上部に
は、ベベルピニオン3を有するPIC軸4が図外の軸受
で支持されていてこのPIC軸4とトラクタのPTO軸
とをジョイント軸にて連結することで矢示a方向に回転
自在である。
【0010】PIC軸4のベベルピニオン3には、左右
のベベルギヤ5,6が咬合されていて、矢示a方向に回
転するPIC軸4に連動してそれぞれ矢示b,c方向に
回転自在である。左右のベベルギヤ5,6はその中心上
に筒状のボス部5A,6Aを有し、このボス部5A,6
Aに軸受7,8を套嵌してロータリケース2に回転自在
に支持され、各ボス部5A,6Aの内周部には咬合径を
同じとする雌スプライン9,10が軸心を共通として形
成されている。
【0011】左右のベベルギヤ5,6の対向空間内に
は、スプロケットホィールで例示している出力体11が
配置されていて、該出力体11より左右方向に突出した
筒状のボス部11Aに軸受12,13を套嵌してギヤ対
面部に形成した凹部にそれぞれ両持されて回転自在に支
持されている。出力体11におけるボス部11Aの内周
部には、前記雌スプライン9,10と軸心を共通しかつ
咬合径が同じの雌スプライン14が形成されていて、左
右方向に貫通されている雌スプライン9,10,14に
は軸方向移動自在としてスプライン軸15が挿通支持さ
れている。
【0012】スプライン軸15はクラッチ機能とトルク
伝動機能とを併有していて、図1(B)の矢示U方向に
シフトしたときは、雌スプライン9とは接合されず雌ス
プライン10と14とを接合し、一方、矢示D方向にシ
フトしたときは、雌スプライン10と接合されず雌スプ
ライン9と14とを接合する長さの雄スプライン15A
が形成されている。
【0013】なお、スプライン軸15の軸方向移動は、
その軸端に形成した周溝15Bに図外のシフトフォーク
等を係合することにより、ロータリケース外より遠隔操
作される。ロータリケース2の下部には、傾斜爪軸で例
示する残耕処理体16および耕耘爪軸17が同行回転自
在に支持されていて、爪軸17と出力体11とはチエー
ンで例示する巻掛体18で連動されている。
【0014】従って、作用の欄で既述したように、スプ
ライン軸15をD又はU方向に選択的に移動することで
巻掛体18を介して爪軸17および残耕処理体16がダ
ウンカット又はアッパカット方向に回転される。耕耘爪
軸17には静的バランスおよび動的バランスを維持して
多数の耕耘爪19が列設されていて耕耘部20を構成し
ており、この耕耘部20はロータリカバー装置21で覆
われている。
【0015】図2〜図6はロータリカバー装置21の実
施例を示し、図2〜図5は図1(A)で示した延長爪軸
17Aを設けたとき、これに応じて延長カバー22を簡
単に装着できるようにしたものである。すなわち、上部
(主)カバー23の左右両端フランジ24に前後対の鍔
付ピン25を突出し、両ピン間の中間上部に抜止め孔2
6が形成してある。
【0016】一方、延長カバー22の内側フランジ27
には前記鍔付ピン25のそれぞれに上方から係脱自在に
嵌入される凹部28が形成されているとともに、凹部2
8を形成した舌片29とともに弾性変形可能とされたフ
ランジ27には、前記抜止め孔26に係脱自在に係合す
るフック30と位置決め片31が形成され、フック30
は弾性変形可能であるとともに抜止め段部30Aを有し
ている。
【0017】従って、図3に示す如く前後の凹部28を
鍔付ピン25に嵌入し、位置決め片31にて位置決めし
た状態で図3の矢示T方向に押込み、フック30を抜止
め孔26に弾性変形を介して差込むと段部30Aが図4
に示す如く係合して延長カバー22は装着される。この
延長カバー22は、舌片29およびフランジ29の弾性
復元力でガタなく装着され、取外すときは、フック30
を押込んで段部30Aの係合を解けばよく、工具なしで
ほゞワンタッチとして延長カバー22の脱着ができる。
【0018】なお、図5は段部30Aを下に形成した点
が異なるもので、基本的には図2〜図4と同じである。
図6はロータリカバー装置21は上部カバー23と均平
カバー32からなっていて、深・浅耕に応じて耕耘部2
0を中心(爪軸軸心)として回動固定自在にしたもので
ある。
【0019】左右のロータリサポート33の両端に形成
した支持ステー34は耕耘部20を中心として前後方向
の円弧支持面34Aを有し、この支持面34Aには前後
方向の間隔をおいてメネジ34Bが形成されている。一
方、上部カバー23には、前記円弧支持面34Aに重合
される前後方向に円弧形の連結ステー35が固着されて
いて、このステー35にはメネジ34Bに挿脱自在に螺
合されるボルト36の複数を有する。
【0020】従って、ボルト36を弛めて支持ステー3
4をガイドとして連結ステー35を介して上部カバー2
3を図6の矢示X方向に摺動した後にボルト36で止着
することで深・浅耕に応じて装着できる。また、連結ス
テー35を倒立L形として図示の如く左右内向に取付け
ることで左右方向の位置決めしつつ前後摺動できる。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、ロータリケ
ースへの組立分解が容易でコンパクトに設計できてコス
ト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、(A)は全体構成図、
(B)は要部の断面図である。
【図2】延長カバー取付の斜視図である。
【図3】延長カバー取付の動作説明図である。
【図4】延長カバー取付後の背面図である。
【図5】延長カバー取付後の他の例を示す背面図であ
る。
【図6】ロータリカバー装置の斜視図である。
【符号の説明】
2 ロータリケース 3 ベベルピニオン 4 PIC軸 5 ベベルギヤ 6 ベベルギヤ 9 雌スプライン 10 雌スプライン 11 出力体 14 雌スプライン 15 スプライン軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PIC軸(4)を有するロータリケース
    (2)内に、前記PIC軸(4)のベベルピニオン
    (3)にそれぞれ咬合する左右一対のベベルギヤ
    (5),(6)を設け、該ベベルギヤ(5),(6)の
    対向空間内に該ギヤ(5),(6)に回転自在として支
    持されている出力体(11)を設け、前記ベベルギヤ
    (5),(6)のボス部(5A),(6A)および出力
    体(11)のボス部(11A)の各内周部に、軸心を共
    通としかつ咬合径を同じとする雌スプライン9),(1
    0),(14)を形成し、前記ベベルギヤ(5),
    (6)のいずれか一方の雌スプライン(9),(10)
    と出力体(11)の雌スプライン(14)とを選択的に
    接合分離するスプライン軸(15)が軸方向移動自在と
    して雌スプライン(9),(10),(14)に挿通支
    持されていることを特徴とするロータリの正逆転切換装
    置。
JP15555893A 1993-06-25 1993-06-25 ロータリの正逆転切換装置 Pending JPH078007A (ja)

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JP15555893A JPH078007A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 ロータリの正逆転切換装置

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JP15555893A JPH078007A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 ロータリの正逆転切換装置

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Publication Number Publication Date
JPH078007A true JPH078007A (ja) 1995-01-13

Family

ID=15608686

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JP15555893A Pending JPH078007A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 ロータリの正逆転切換装置

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JP (1) JPH078007A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7437002B2 (en) 2003-08-25 2008-10-14 Canon Kabushiki Kaisha Image recognition system utilizing an edge image and a binary image
JP2016010384A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 株式会社クボタ 歩行型作業機

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