JPH0779530B2 - 電力系統用無効電力補償装置 - Google Patents
電力系統用無効電力補償装置Info
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- JPH0779530B2 JPH0779530B2 JP63000460A JP46088A JPH0779530B2 JP H0779530 B2 JPH0779530 B2 JP H0779530B2 JP 63000460 A JP63000460 A JP 63000460A JP 46088 A JP46088 A JP 46088A JP H0779530 B2 JPH0779530 B2 JP H0779530B2
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J3/00—Circuit arrangements for ac mains or ac distribution networks
- H02J3/18—Arrangements for adjusting, eliminating or compensating reactive power in networks
- H02J3/1821—Arrangements for adjusting, eliminating or compensating reactive power in networks using shunt compensators
- H02J3/1835—Arrangements for adjusting, eliminating or compensating reactive power in networks using shunt compensators with stepless control
- H02J3/1864—Arrangements for adjusting, eliminating or compensating reactive power in networks using shunt compensators with stepless control wherein the stepless control of reactive power is obtained by at least one reactive element connected in series with a semiconductor switch
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/10—Flexible AC transmission systems [FACTS]
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Control Of Electrical Variables (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電力系統用無効電力補償装置に係り、特に系統
容量に無関係に高速にかつ安定に系統の電圧を制御する
に好適な電力系統用無効電力補償装置に関する。
容量に無関係に高速にかつ安定に系統の電圧を制御する
に好適な電力系統用無効電力補償装置に関する。
従来、無効電力補償装置は系統の電圧を一定とするため
に閉ループの電圧制御系から構成されている。第3図に
無効電力補償装置の電圧制御系のブロツク線図を示す。
図においてVpは電圧指令値、SUNはVpと系統の電圧検出
値Vfとの差を計算する加算器、AVRは電圧制御回路、APS
はAVRの出力に応じて無効電力補償装置を構成するリア
クトルに流れる電流を制御するサイリスタの制御パルス
を出力する位相制御回路、SVCはAPSの制御パルス指令に
応じて前記リアクトルに遅れの無効電流を流し無効電力
を発生する無効電力補償装置のブロツク、SYSは系統の
特性を表わしSVC出力の無効電力変化に対する系統の電
圧変化を表わすブロツク、VTDは系統の電圧を検出しレ
ベル変換を行うトランスジユーサである。このような電
圧制御系の設計はループの一巡伝達関数の遮断周波数が
系の応答を満足する値となり、その周波数における位相
余裕が十分となるように電圧制御回路のゲイン及び遅れ
時定数等を調整する方法で行つている。なお、この種の
装置として関連するものには例えばAPPLICATION OF STA
TIC VAR COMPENSATOR FOR AC/DS INTERCONNECTED POWER SYSTEM CIGRE SC14シンポジウム
400−02(1987.9)等が挙げられる。
に閉ループの電圧制御系から構成されている。第3図に
無効電力補償装置の電圧制御系のブロツク線図を示す。
図においてVpは電圧指令値、SUNはVpと系統の電圧検出
値Vfとの差を計算する加算器、AVRは電圧制御回路、APS
はAVRの出力に応じて無効電力補償装置を構成するリア
クトルに流れる電流を制御するサイリスタの制御パルス
を出力する位相制御回路、SVCはAPSの制御パルス指令に
応じて前記リアクトルに遅れの無効電流を流し無効電力
を発生する無効電力補償装置のブロツク、SYSは系統の
特性を表わしSVC出力の無効電力変化に対する系統の電
圧変化を表わすブロツク、VTDは系統の電圧を検出しレ
ベル変換を行うトランスジユーサである。このような電
圧制御系の設計はループの一巡伝達関数の遮断周波数が
系の応答を満足する値となり、その周波数における位相
余裕が十分となるように電圧制御回路のゲイン及び遅れ
時定数等を調整する方法で行つている。なお、この種の
装置として関連するものには例えばAPPLICATION OF STA
TIC VAR COMPENSATOR FOR AC/DS INTERCONNECTED POWER SYSTEM CIGRE SC14シンポジウム
400−02(1987.9)等が挙げられる。
上記従来技術は第3図から明らかなように、無効電力補
償装置の所望の応答及び安定性が得られるように電圧制
御回路のゲイン、遅れ時定数等を調整しても、電圧制御
ループ内に系統の特性SYSがはいつている為に系統の特
性、即ち系統のインピーダンスが変わるとループのゲイ
ンが変わる。このために応答や安定性も変わる。一般に
系統のインピーダンスは負荷の電力需要に応じて時々刻
々変わるものである。この対策として従来、電圧制御回
路のゲイン、遅れ時定数等はループゲインが一番大きく
なる、即ち系統のインピーダンスが最も大きくなる場合
を考慮して、このとき所望の応答、安定性が得られるよ
うに調整している。しかし、このような状態で調整され
た制御系は系統のインピーダンスが小さくなる。即ちル
ープゲインが小さくなると応答が悪くなるため無効電力
補償装置の効果が生かされないといつた問題があつた。
償装置の所望の応答及び安定性が得られるように電圧制
御回路のゲイン、遅れ時定数等を調整しても、電圧制御
ループ内に系統の特性SYSがはいつている為に系統の特
性、即ち系統のインピーダンスが変わるとループのゲイ
ンが変わる。このために応答や安定性も変わる。一般に
系統のインピーダンスは負荷の電力需要に応じて時々刻
々変わるものである。この対策として従来、電圧制御回
路のゲイン、遅れ時定数等はループゲインが一番大きく
なる、即ち系統のインピーダンスが最も大きくなる場合
を考慮して、このとき所望の応答、安定性が得られるよ
うに調整している。しかし、このような状態で調整され
た制御系は系統のインピーダンスが小さくなる。即ちル
ープゲインが小さくなると応答が悪くなるため無効電力
補償装置の効果が生かされないといつた問題があつた。
本発明の目的は系統の容量変化に対応して、電圧制御回
路のゲインを調整することにより、系統容量に無関係に
高速にかつ安定に系統の電圧を制御する電力系統用無効
電力補償装置を提供することにある。
路のゲインを調整することにより、系統容量に無関係に
高速にかつ安定に系統の電圧を制御する電力系統用無効
電力補償装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、指令値に基いて系統の電圧
を制御する電圧制御回路と、この回路に基いて前記系統
の無効電力を補償するように構成された電力系統用無効
電力補償装置において、前記電圧制御回路のゲインを前
記電力系統用無効電力補償装置から電源側を見た前記系
統の短絡容量の大きさに比例して変えるようにし、該ゲ
インが所定の第1の値以上で一定値となり、前記第1の
値より小さい所定の第2の値以下で一定値となることを
特徴とする電力系統用無効電力補償装置としたのであ
る。
を制御する電圧制御回路と、この回路に基いて前記系統
の無効電力を補償するように構成された電力系統用無効
電力補償装置において、前記電圧制御回路のゲインを前
記電力系統用無効電力補償装置から電源側を見た前記系
統の短絡容量の大きさに比例して変えるようにし、該ゲ
インが所定の第1の値以上で一定値となり、前記第1の
値より小さい所定の第2の値以下で一定値となることを
特徴とする電力系統用無効電力補償装置としたのであ
る。
また、短絡容量を前記電力系統を統括する指令所から入
力するのが好ましい。
力するのが好ましい。
また、前記短絡容量を前記電力系統の電圧変化に対する
前記無効電力の変化を使用するのが望ましい。
前記無効電力の変化を使用するのが望ましい。
さらに、前記短絡容量を前記電力系統の電圧変化に対す
る前記電圧制御回路の出力信号の変化を使用してもよ
い。
る前記電圧制御回路の出力信号の変化を使用してもよ
い。
このように構成することにより、本発明によれば次の作
用により上記の目的が達成される。電圧制御回路のゲイ
ンと系統の電源側短絡容量との関係を比例関係に定める
ことにより、系統インピーダンス特性を含んでいる電圧
制御ループの系統インピーダンスの影響を相殺除去する
ことができるので、系統インピーダンスに関係なく安定
に電圧を制御することができる。
用により上記の目的が達成される。電圧制御回路のゲイ
ンと系統の電源側短絡容量との関係を比例関係に定める
ことにより、系統インピーダンス特性を含んでいる電圧
制御ループの系統インピーダンスの影響を相殺除去する
ことができるので、系統インピーダンスに関係なく安定
に電圧を制御することができる。
さらに、ゲインを、所定の第1の値以上で一定値とし、
前記第1の値より小さい所定の第2の値以下で一定値と
しているので、無効電力補償装置の起動当初、インピー
ダンスを求めるための系統電圧変化や無効電力変化が不
安定のために生じるゲインが大きくなりすぎて制御が不
安定になることや、ゲインが小さ過ぎて装置が動作しな
いことを避けることができるのである。
前記第1の値より小さい所定の第2の値以下で一定値と
しているので、無効電力補償装置の起動当初、インピー
ダンスを求めるための系統電圧変化や無効電力変化が不
安定のために生じるゲインが大きくなりすぎて制御が不
安定になることや、ゲインが小さ過ぎて装置が動作しな
いことを避けることができるのである。
以下、本発明の一実施例を第1図〜第4図により説明す
る。
る。
第1図は本実施例の無効電力補償装置のブロツク図であ
る。1は電圧が一定と考えられる発電機端子または無限
大系統の母線、2は無限大母線から負荷までの交流系統
のインピーダンス、3は無効電力補償装置のリアクト
ル、4は進み無効電力を供給するキヤパシタ、5は負
荷、31,32は前記リアクトル3に流れる電流を制御する
逆並列に接続されたサイリスタ、300は無効電力補償装
置の電圧制御回路の電圧指令値、301は負荷のつながつ
た系統の電圧を検出する電圧検出器、302は検出された
電圧の大きさを適切な値に変えるフイードバツク演算回
路、303は電圧制御回路、304は電圧制御回路の出力の大
きさに応じた無効電流をリアクトルに流すための制御パ
ルスを出力する位相制御回路で、この制御パルスは前記
サイリスタ31,32のゲートに加えられる。305は無効電力
補償装置の無効電力に相等する信号である電圧制御回路
303の出力と系統電圧検出値のフイードバツク演算回路3
02の出力から、系統電圧の変化ΔVに対する無効電力の
変化ΔQであるΔQ/ΔVを計算し、これに比例した値を
出力するゲイン演算回路で、この出力は前記電圧制御回
路303のゲインとなる。
る。1は電圧が一定と考えられる発電機端子または無限
大系統の母線、2は無限大母線から負荷までの交流系統
のインピーダンス、3は無効電力補償装置のリアクト
ル、4は進み無効電力を供給するキヤパシタ、5は負
荷、31,32は前記リアクトル3に流れる電流を制御する
逆並列に接続されたサイリスタ、300は無効電力補償装
置の電圧制御回路の電圧指令値、301は負荷のつながつ
た系統の電圧を検出する電圧検出器、302は検出された
電圧の大きさを適切な値に変えるフイードバツク演算回
路、303は電圧制御回路、304は電圧制御回路の出力の大
きさに応じた無効電流をリアクトルに流すための制御パ
ルスを出力する位相制御回路で、この制御パルスは前記
サイリスタ31,32のゲートに加えられる。305は無効電力
補償装置の無効電力に相等する信号である電圧制御回路
303の出力と系統電圧検出値のフイードバツク演算回路3
02の出力から、系統電圧の変化ΔVに対する無効電力の
変化ΔQであるΔQ/ΔVを計算し、これに比例した値を
出力するゲイン演算回路で、この出力は前記電圧制御回
路303のゲインとなる。
第2図はゲイン演算回路の特性図である。横軸ΔQ/ΔV
に対して(ΔQ/ΔV)l以下ではゲインはkl一定、(Δ
Q/ΔV)u以上でもゲインはKu一定となり、その間は
(ΔQ/ΔV)の値に比例する特性となつている。
に対して(ΔQ/ΔV)l以下ではゲインはkl一定、(Δ
Q/ΔV)u以上でもゲインはKu一定となり、その間は
(ΔQ/ΔV)の値に比例する特性となつている。
このように制御回路によりループゲインが系統の特性に
よらず一定となることを以下に示す。第1図の電圧制御
系を含めた無効電力補償装置のブロツク線図は第3図の
ように表わされる。ここで、電圧制御回路303のゲイン
が第2図の比例部分に有り、比例係数をKcとする。ま
た、位相制御回路APS、無効電力補償装置SVC及び系統の
特性のゲインをそれぞれ、Ka,Ks,X=(ΔV/ΔQ)とお
くと、第3図の一巡ゲインKは K=Kc(ΔQ/ΔV)・Ka・Ks・X =Kc・Ka・Ks となり、Kは系統の特性とは無関係な値となる。
よらず一定となることを以下に示す。第1図の電圧制御
系を含めた無効電力補償装置のブロツク線図は第3図の
ように表わされる。ここで、電圧制御回路303のゲイン
が第2図の比例部分に有り、比例係数をKcとする。ま
た、位相制御回路APS、無効電力補償装置SVC及び系統の
特性のゲインをそれぞれ、Ka,Ks,X=(ΔV/ΔQ)とお
くと、第3図の一巡ゲインKは K=Kc(ΔQ/ΔV)・Ka・Ks・X =Kc・Ka・Ks となり、Kは系統の特性とは無関係な値となる。
従つて、Kが制御系の遅れを考慮して所望の応答特性と
系の安定性保持から決まるとKcが一意的に決まる。
系の安定性保持から決まるとKcが一意的に決まる。
ここでΔV,ΔQの検出は無効電力補償装置の制御装置が
デジタルで構成される場合には1サンプル前のV,Qの検
出値V(n−1),Q(n−1)と現時点の検出値V
(n),Q(n)の差をとれば簡単に求められる。また、
アナログで構成される場合にもV,Q検出値に遅れ回路を
入れ、現時点の検出値V,Qと遅れ回路を通した出力,
の差をとることにより簡単に求められる。
デジタルで構成される場合には1サンプル前のV,Qの検
出値V(n−1),Q(n−1)と現時点の検出値V
(n),Q(n)の差をとれば簡単に求められる。また、
アナログで構成される場合にもV,Q検出値に遅れ回路を
入れ、現時点の検出値V,Qと遅れ回路を通した出力,
の差をとることにより簡単に求められる。
次に第2図のゲイン演算回路の特性で(ΔQ/ΔV)l以
下でゲインをKl一定、(ΔQ/ΔV)u以上でゲインをKu
一定とした理由について説明する。これは無効電力補償
装置の起動当初はΔQ,ΔVの値が不定であり、(ΔQ/Δ
V)の値に単に比例したゲインとすると、ゲインが大き
いときには不安定となりゲインが小さいときには動作し
ないといつた不具合が発生することによる。このため、
(ΔQ/ΔV)の上限、下限を設定し、この値以下または
これを超える値となつたときにはゲインを一定値とする
ようにした。
下でゲインをKl一定、(ΔQ/ΔV)u以上でゲインをKu
一定とした理由について説明する。これは無効電力補償
装置の起動当初はΔQ,ΔVの値が不定であり、(ΔQ/Δ
V)の値に単に比例したゲインとすると、ゲインが大き
いときには不安定となりゲインが小さいときには動作し
ないといつた不具合が発生することによる。このため、
(ΔQ/ΔV)の上限、下限を設定し、この値以下または
これを超える値となつたときにはゲインを一定値とする
ようにした。
ΔV,ΔQの変化を見る時間に関しては、系統の電圧変動
が数HZと考えられることから0.5〜数秒程度の時間を考
えれば良く、短かい時間での変化を高速検出する必要は
ない。系統の状態の変化といつた点から考えると、ΔV,
ΔQの値としては数秒間の検出値の平均値を用いるの
が、ノイズによる誤動作を避ける上で実用的である。
が数HZと考えられることから0.5〜数秒程度の時間を考
えれば良く、短かい時間での変化を高速検出する必要は
ない。系統の状態の変化といつた点から考えると、ΔV,
ΔQの値としては数秒間の検出値の平均値を用いるの
が、ノイズによる誤動作を避ける上で実用的である。
尚、上記実施例の説明ではΔQの検出として電圧制御回
路の出力を無効電力補償装置の発生無効電力Qに等価な
信号として使用したが、無効電力補償装置の無効電力Q
を直接検出し、これによりΔV検出と同様にΔQを検出
しても良いことは明らかである。
路の出力を無効電力補償装置の発生無効電力Qに等価な
信号として使用したが、無効電力補償装置の無効電力Q
を直接検出し、これによりΔV検出と同様にΔQを検出
しても良いことは明らかである。
他の実施例を第4図に示す。第1図の実施例は系統の特
性(ΔV/ΔQ)を制御装置の各部信号から推定して電圧
制御回路のゲインを決めていたが、無効電力補償装置の
近くに系統のインピーダンス、短絡容量等の情報を集計
している中央または総合指令所等が有り、ここから系統
の状態を知ることができる場合には、この情報をもとに
電圧制御回路303のゲインを決めるのが確実であり、て
つとり早い。この場合の実施例を示したのが第4図であ
る。306は中央指令所等からの系統の情報信号、307は情
報信号に基づいてゲインを出力するゲイン作成回路であ
る。従つて情報信号306が系統のインピーダンス情報の
ときは、これの逆数をとればゲイン作成回路307の特性
は前述のゲイン演算回路305と同様の特性で良い。ま
た、系統の短絡容量情報のときも短絡容量の逆数がイン
ピーダンスに相当する値を表わすのでゲイン作成回路30
7は、ゲイン演算回路305と同様の特性で良い。いずれも
基準のインピーダンス、短絡容量をベースにそのときの
インピーダンスなり短絡容量の値を表わせばインピーダ
ンス、短絡容量をゲインを決めるための変数として扱え
る。この実施例から第1図と同様の動作が得られること
は明らかである。
性(ΔV/ΔQ)を制御装置の各部信号から推定して電圧
制御回路のゲインを決めていたが、無効電力補償装置の
近くに系統のインピーダンス、短絡容量等の情報を集計
している中央または総合指令所等が有り、ここから系統
の状態を知ることができる場合には、この情報をもとに
電圧制御回路303のゲインを決めるのが確実であり、て
つとり早い。この場合の実施例を示したのが第4図であ
る。306は中央指令所等からの系統の情報信号、307は情
報信号に基づいてゲインを出力するゲイン作成回路であ
る。従つて情報信号306が系統のインピーダンス情報の
ときは、これの逆数をとればゲイン作成回路307の特性
は前述のゲイン演算回路305と同様の特性で良い。ま
た、系統の短絡容量情報のときも短絡容量の逆数がイン
ピーダンスに相当する値を表わすのでゲイン作成回路30
7は、ゲイン演算回路305と同様の特性で良い。いずれも
基準のインピーダンス、短絡容量をベースにそのときの
インピーダンスなり短絡容量の値を表わせばインピーダ
ンス、短絡容量をゲインを決めるための変数として扱え
る。この実施例から第1図と同様の動作が得られること
は明らかである。
以上の実施例から電圧制御ループのゲインを一定にする
方法としては、系統の電圧変化ΔVに対する無効電力補
償装置の無効電力変化ΔQを検出し、ΔQ/ΔVに比例し
て電圧制御回路のゲインを与えるようにする。これは無
効電力補償装置からみた電源側系統のインピーダンスを
Xとおくと次式が近似的に成立する。(変数はいずれも
定格値ベースのp・u値で表わす。) 即ちΔV/ΔQ∝Xと置ける。ここにΔIqは無効電流の変
化を表わす。従つて第3図からΔQ/ΔVに比例させてゲ
インを与えれば電圧制御ループのループゲインを一定に
できる。ここで、ΔVの検出は系統電圧の検出値から、
またΔQの検出は電圧制御回路AVRの出力が無効電力補
償装置SVCの出力である無効電力Qに1対1に対応する
ことからAVR出力から検出することもできるし、直接、
無効電力補償装置から無効電力を検出し、これから得る
こともできる。
方法としては、系統の電圧変化ΔVに対する無効電力補
償装置の無効電力変化ΔQを検出し、ΔQ/ΔVに比例し
て電圧制御回路のゲインを与えるようにする。これは無
効電力補償装置からみた電源側系統のインピーダンスを
Xとおくと次式が近似的に成立する。(変数はいずれも
定格値ベースのp・u値で表わす。) 即ちΔV/ΔQ∝Xと置ける。ここにΔIqは無効電流の変
化を表わす。従つて第3図からΔQ/ΔVに比例させてゲ
インを与えれば電圧制御ループのループゲインを一定に
できる。ここで、ΔVの検出は系統電圧の検出値から、
またΔQの検出は電圧制御回路AVRの出力が無効電力補
償装置SVCの出力である無効電力Qに1対1に対応する
ことからAVR出力から検出することもできるし、直接、
無効電力補償装置から無効電力を検出し、これから得る
こともできる。
以上、本実施例の効果としては系統の容量いかんにかか
わらず、無効電力補償装置の電圧制御系のループゲイン
を一定にできるので、系統の容量に無関係に応答の良い
安定な無効電力補償装置が得られる。
わらず、無効電力補償装置の電圧制御系のループゲイン
を一定にできるので、系統の容量に無関係に応答の良い
安定な無効電力補償装置が得られる。
本発明によれば指令値に基づいて系統の電圧を電圧制御
回路により制御し、その系統の無効電力を補償する電力
系統用無効電力補償装置において、前記電圧制御回路の
ゲインを前記電力系統用無効電力補償装置から電源側を
見た前記系統の短絡容量の大きさに比例して変えること
により系統容量に無関係に高速にかつ安定に前記系統の
電圧が制御できるという優れた効果がある。
回路により制御し、その系統の無効電力を補償する電力
系統用無効電力補償装置において、前記電圧制御回路の
ゲインを前記電力系統用無効電力補償装置から電源側を
見た前記系統の短絡容量の大きさに比例して変えること
により系統容量に無関係に高速にかつ安定に前記系統の
電圧が制御できるという優れた効果がある。
また、無効電力補償装置の起動当初の系統電圧及び無効
電力変動の不安定現象に基づく制御不安定を避けること
ができるという効果が得られる。
電力変動の不安定現象に基づく制御不安定を避けること
ができるという効果が得られる。
第1図は本発明の一実施例の無効電力補償装置のブロツ
ク図、第2図はゲイン演算回路の特性図、第3図は無効
電力補償装置のブロツク線図、第4図は他の実施例の無
効電力補償装置のブロツク図である。 300…電圧指令値、301…電圧検出器、302…フイードバ
ツク演算回路、303…電圧制御回路、304…位相制御回
路、305…ゲイン演算回路、306…系統情報信号、307…
ゲイン作成回路。
ク図、第2図はゲイン演算回路の特性図、第3図は無効
電力補償装置のブロツク線図、第4図は他の実施例の無
効電力補償装置のブロツク図である。 300…電圧指令値、301…電圧検出器、302…フイードバ
ツク演算回路、303…電圧制御回路、304…位相制御回
路、305…ゲイン演算回路、306…系統情報信号、307…
ゲイン作成回路。
Claims (4)
- 【請求項1】指令値に基いて系統の電圧を制御する電圧
制御回路と、この回路に基いて前記系統の無効電力を補
償するように構成された電力系統用無効電力補償装置に
おいて、前記電圧制御回路のゲインを前記電力系統用無
効電力補償装置から電源側を見た前記系統の短絡容量の
大きさに比例して変えるようにし、該ゲインが所定の第
1の値以上で一定値となり、前記第1の値より小さい所
定の第2の値以下で一定値となることを特徴とする電力
系統用無効電力補償装置。 - 【請求項2】前記短絡容量を前記電力系統を統括する指
令所から入力することを特徴とする請求項1に記載の装
置。 - 【請求項3】前記短絡容量を前記電力系統の電圧変化に
対する前記無効電力の変化を使用することを特徴とする
請求項1に記載の装置。 - 【請求項4】前記短絡容量を前記電力系統の電圧変化に
対する前記電圧制御回路からの出力信号の変化を使用す
ることを特徴とする請求項1に記載の装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63000460A JPH0779530B2 (ja) | 1988-01-05 | 1988-01-05 | 電力系統用無効電力補償装置 |
SE8900013A SE514664C2 (sv) | 1988-01-05 | 1989-01-03 | Kompensator för reaktiv effekt i ett elkraftlevererande system |
US07/293,450 US4897593A (en) | 1988-01-05 | 1989-01-04 | Reactive power compensator for electric power system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63000460A JPH0779530B2 (ja) | 1988-01-05 | 1988-01-05 | 電力系統用無効電力補償装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02131329A JPH02131329A (ja) | 1990-05-21 |
JPH0779530B2 true JPH0779530B2 (ja) | 1995-08-23 |
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