JPH0779474B2 - 動ベクトル演算装置 - Google Patents

動ベクトル演算装置

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JPH0779474B2
JPH0779474B2 JP3116783A JP11678391A JPH0779474B2 JP H0779474 B2 JPH0779474 B2 JP H0779474B2 JP 3116783 A JP3116783 A JP 3116783A JP 11678391 A JP11678391 A JP 11678391A JP H0779474 B2 JPH0779474 B2 JP H0779474B2
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JP3116783A
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正志 田山
和由 正村
洋 藤原
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株式会社グラフィックス・コミュニケーション・テクノロジーズ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動画像信号を高能率符号
化して伝送するテレビ電話及びテレビ会議において用い
られる動ベクトル演算装置に関する。
【0002】
【従来の技術】動画像信号が伝送されるテレビ電話及び
テレビ会議等においては、膨大な情報量を持つ動画像信
号を高能率で符号化する必要があるが、その方法の一つ
として、フレーム間予測符号化方法がある。この方法
は、現在伝送しようとしているフレーム(現フレーム)
の各画素デ−タと、1回前に伝送したフレーム(前フレ
ーム)の現フレームの各画素と同位置の画素デ−タとの
差分(以下、予測誤差デ−タという)をとり、この予測
誤差デ−タを現フレームの各画素デ−タに代えて符号化
して伝送するものである(動き補償なしのフレーム間予
測符号化方法という)。この方法は、動きのないあるい
は動きの少ない画像についてはフレーム間の相関が大き
いので、高能率で符号化できるが、動きの大きい画像に
ついてはフレーム間の相関が小さいため、伝送されるデ
−タが増加してしまうという欠点がある。これを解決す
るための手段として、動き補償フレーム間予測符号化方
法がある。この方法は、予測誤差デ−タを求める前に、
まず、現フレームと前フレームから動ベクトルを検出す
る。そして、この動ベクトルに従って前フレームを移動
させ、この移動させた前フレームと現フレームとの予測
誤差デ−タをとり、この予測誤差デ−タと動ベクトルと
を伝送するものである。
【0003】ここで、動ベクトルについて説明する。例
えば、図2に示すように、現フレームNFにおいて位置
Aにある物体が前フレームLFにおいては位置Cにあっ
た場合の動ベクトルはVにる。この動ベクトルを検出す
るには、例えば、352ドット、288ラインの現フレ
ームを例にとると、まず、この現フレームを(16×1
6)の画素を1ブロックとするブロック毎に分割する。
そして、このブロックを動ベクトルを検出するブロック
(以下、単に、検出ブロックという)として前フレーム
内のこの検出ブロックと同位置のブロックB(以下、同
位置ブロックという)より水平方向及び垂直方向とも−
方向に8、+方向に7画素大きいブロック、即ち、同位
置ブロックを中心とした(31×31)の画素によるブ
ロックを探索ブロックとする。
【0004】そして、検出ブロックをこの探索ブロック
内において水平方向及び垂直方向に1画素ずつ順次移動
させて対応する各画素デ−タ毎に差分デ−タをとり、こ
の差分デ−タより評価デ−タ(例えば、差分デ−タの絶
対値の和、または、差分デ−タの自乗の和)を求め、こ
の評価デ−タが最小となる検出ブロックに対応する小ブ
ロックを探索する。これにより、同位置ブロックの中心
から評価デ−タが最小となる小ブロックに向かうベクト
ルをもってその探索ブロックにおける動ベクトルとす
る。
【0005】ところで、現フレームで画面が切り替わ
り、前フレームと全く異なった画面になった時等は、フ
レーム間符号化方法を行うと、予測誤差デ−タが現フレ
ームのみのデ−タよりも多くなってしまう恐れがあり、
この様な時は、現フレームのみのデ−タで符号化を行う
ことが望ましい。これをフレーム内符号化方法という。
また、フレーム間符号化方法を行う場合、画面のノイズ
の影響で、実際には動いていないのに動ベクトルができ
てしまうことがあり、この様な時は、動き補償なしのフ
レーム間符号化方法を行うことが望ましい。
【0006】よって、より効率的な符号化を行うために
は、符号化を行う単位ブロック毎に、フレーム内符号化
/フレーム間符号化(以下、INTRA/INTER)
判定、及び、動き補償フレーム間符号化/非動き補償フ
レーム間符号化(以下、MC/noMCという)判定を
行う必要がある。そこで、CCITT(国際電信電話諮
問委員会)では、動ベクトルより得られた小ブロック
(以下、MCブロックという)と検出ブロックの差分デ
−タの自乗の1画素当たりの平均値と検出ブロックの各
デ−タの差分値の自乗の1画素当たりの平均値(以下、
VARORという)、の2つをパラメータとしてINT
RA/INTER判定を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上の方法によれば動
ベクトルの検出は可能であるが、図3に示すように検出
ブロックが画面の上下左右の周縁部に位置する場合、点
線で示すように探索ブロックが有効画面からはみ出てし
まう。この時、有効画面の周辺部へのデ−タの書き込み
を行わない場合、周辺部を含んだブロックと検出ブロッ
クとの差分デ−タが小さな値となり、無効な(有効画面
の外を指す)動ベクトルが発生する可能性がある。
【0008】本発明は周縁部の検出ブロックに対する無
効動ベクトル発生の可能性を低減する動ベクトル演算装
置を提供することを目的とする。
【0009】本発明は、現フレームの画面と前フレーム
の中の動ベクトル算出用に有効な画面(即ち有効画面)
とをブロック単位に比較して、現フレーム用の動ベクト
ルを算出する動ベクトル演算装置において、前フレーム
の中で、有効画面外の無効画面領域に、有効画面中の画
像データの最大値及び最小値を市松模様に配置し、この
市松模様化した領域と上記有効画面領域とより成る前フ
レームの画面と現フレームの画面とをブロック単位に比
較して、動ベクトルを算出する動ベクトル演算装置を開
示する。
【0010】本発明は、現フレームの画面と前フレーム
の中の動ベクトル算出用に有効な画面(即ち有効画面)
とをブロック単位に比較して、現フレーム用の動ベクト
ルを算出する動ベクトル演算装置において、前フレーム
の中で、有効画面外の無効画面領域に、有効画面中の画
像データの最大値の近傍値及び最小値の近傍値を市松模
様に配置し、この市松模様化した領域と上記有効画面領
域とより成る前フレームの画面と現フレームの画面とを
ブロック単位に比較して、動ベクトルを算出する動ベク
トル演算装置を開示する。
【0011】
【作用】本発明によれば、有効画面外の無効画面領域に
有効画面中の画像デ−タの最大値(又はその近傍値)及
び最小値(又はその近傍値)を市松模様に配置し、かく
して得た全領域を検索対象として動ベクトルを算出する
故に、この算出動ベクトルは有効領域の周縁部外の悪影
響を受けることがなくなり、無効動ベクトルの発生を抑
制できる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の動ベクトル演算装置の実施例
図である。本実施例は、前フレームメモリ1、アドレス
発生器2、現フレームメモリ3、動ベクトル算出器4、
セレクタ5より成る。前フレームメモリ1は、前フレー
ムの有効画面上の画像デ−タと拡張デ−タとを格納する
メモリであり、拡張データを格納する拡張部分の大きさ
l×mは、検出ブロックの大きさx×yと、検索ブロッ
ク(図3)の大きさp×qとから定まり、l=(p−
x)/2、m=(q−y)/2である。従って、図4に
示したように、有効画面の大きさをa×bとした場合、
前フレームメモリ1の大きさは(a+p−x)×(b+
q−y)となる。ここで有効画面とは、動ベクトル算出
用に有効な画面である。またこの有効画面の外のl×m
の幅を持つ領域は前フレーム中の、有効画面の外の領
域、即ち、無効画面領域である。この無効画面領域は、
有効画面領域に比して拡張領域とも呼びうる。
【0013】前フレームメモリ1のアドレス発生を行う
のがアドレス発生器2である。読み出し指令信号、書き
込み指令信号もこのアドレス発生器2が行うものとす
る。アドレス発生器2は、最初に前フレームメモリ1に
書き込むための書き込み制御を行い、書き込み終了後、
読み出し制御を行う。
【0014】セレクタ5は、書き込みデ−タを送るため
の選別を行うものであり、選別対象は有効画面内のアド
レスに対しては、有効画面画像デ−タであり、拡張領域
に対しては有効画面内の画像デ−タの最大値W、最小値
Bである。
【0015】現フレームメモリ3は、現フレームの画像
デ−タを格納する。動ベクトル算出器4は前フレームメ
モリから読み出された画像デ−タと現フレームメモリ3
から読み出された画像デ−タとを検出ブロック単位に比
較し、従来例で述べた如き各種の方法にて動ベクトルを
算出する。この算出した動ベクトルは、符号化のために
使用する。
【0016】動作を説明する。先ず、アドレス発生器2
は、前フレームメモリのアドレスを発生する。このアド
レスの中で拡張部分のアドレスに対しては、セレクタ5
を制御してデ−タBとWとを交互に選択して、前フレー
ムメモリ1の該当アドレスに書き込む。一方、有効画面
内のアドレスに対しては、セレクタ5を制御してその時
の有効画面画像デ−タを、前フレームメモリ1の該当ア
ドレスに書き込む。
【0017】前フレームメモリ1の全アドレスへの書き
込みが終了した後でアドレス発生器2は読み出し制御に
移し、アドレスを発生し、前フレームメモリ1のデ−タ
を動ベクトル算出器4に送り動ベクトル算出に供せしめ
る。
【0018】図5には、前フレームメモリ1の拡張部分
(l=m=8)でのデ−タW、Bの書き込み後の様子を
示す。縦横1アドレス毎にデ−タWとBとが交互に書き
込まれ、いわゆる市松模様化させている(WとBとは逆
の位置でもよい)。この結果、動ベクトル算出に際して
は、検出ブロックの大きさを8×8とした場合、丁度こ
の拡張部分に検出ブロックの大きさがそのまま入ること
ができる。従ってこの拡張部分での探索の場合、拡張部
分そのもののブロックと現フレームの検出ブロックとの
間の差分デ−タは大となり、無効な動ベクトルの発生は
ほとんどない。また、拡張部分にまたがるようなブロッ
クと現フレームの検出ブロックとの間にあってもその差
分は、またがる方向に対しては大となり、やはり、無効
な動ベクトルの発生は少なくなる。
【0019】尚、画像デ−タがCCIR(国際無線通信
諮問委員会)勧告601に基づくものであるとすると、
8ビットで表される輝度の最小値(黒)は16、最大値
(白)は235である。そこで、B=0(あるいは1、
2等これに近い値)、W=255(あるいは254、2
53等これに近い値)とする。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、周縁部の
検出ブロックに対する無効動ベクトル発生の可能性が低
減し、より正確な動ベクトルの検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動ベクトル演算装置の実施例図であ
る。
【図2】本発明の動ベクトルの説明図である。
【図3】従来の検索範囲を説明するための図である。
【図4】本発明の前フレームメモリ1の大きさを示す図
である。
【図5】本発明の拡張部分への市松模様の書き込み例を
示す図である。
【符号の説明】
1 前フレームメモリ 2 アドレス発生器 3 現フレームメモリ 4 動ベクトル算出器 5 セレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 洋 東京都港区南青山7丁目1番5号 株式会 社グラフィックス・コミュニケーション・ テクノロジーズ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現フレームの画面と前フレームの中の動
    ベクトル算出用に有効な画面(即ち有効画面)とをブロ
    ック単位に比較して、現フレーム用の動ベクトルを算出
    する動ベクトル演算装置において、前フレームの中で、
    有効画面外の無効画面領域に、有効画面中の画像データ
    の最大値及び最小値を市松模様に配置し、この市松模様
    化した領域と上記有効画面領域とより成る前フレームの
    画面と現フレームの画面とをブロック単位に比較して、
    動ベクトルを算出する動ベクトル演算装置。
  2. 【請求項2】 現フレームの画面と前フレームの中の動
    ベクトル算出用に有効な画面(即ち有効画面)とをブロ
    ック単位に比較して、現フレーム用の動ベクトルを算出
    する動ベクトル演算装置において、前フレームの中で、
    有効画面外の無効画面領域に、有効画面中の画像データ
    の最大値の近傍値及び最小値の近傍値を市松模様に配置
    し、この市松模様化した領域と上記有効画面領域とより
    成る前フレームの画面と現フレームの画面とをブロック
    単位に比較して、動ベクトルを算出する動ベクトル演算
    装置。
JP3116783A 1991-04-19 1991-04-19 動ベクトル演算装置 Expired - Lifetime JPH0779474B2 (ja)

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WO2019064640A1 (ja) * 2017-09-27 2019-04-04 株式会社Jvcケンウッド 動きベクトル検出装置

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WO2019064640A1 (ja) * 2017-09-27 2019-04-04 株式会社Jvcケンウッド 動きベクトル検出装置

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