JPH0779446A - コムフィルタ - Google Patents

コムフィルタ

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Publication number
JPH0779446A
JPH0779446A JP22294493A JP22294493A JPH0779446A JP H0779446 A JPH0779446 A JP H0779446A JP 22294493 A JP22294493 A JP 22294493A JP 22294493 A JP22294493 A JP 22294493A JP H0779446 A JPH0779446 A JP H0779446A
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JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
output
input
subtraction
Prior art date
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Pending
Application number
JP22294493A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Shida
浩章 至田
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Original Assignee
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd filed Critical NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Publication of JPH0779446A publication Critical patent/JPH0779446A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】規格外のクロマ信号を検出し、ドット妨害の防
止可能なコムフィルタ。 【構成】1水平期間に相当の遅延線2および3と、入力
端子1のコンポジット・ビデオ信号と、該遅延線の接続
点の信号の減算回路4と、接続点と遅延線の他端の信号
の減算回路5と、入力端子と、遅延線3の他端の信号の
加算回路6と、該出力信号と、遅延線2および3の接続
点の信号の減算回路7と、該出力信号の帯域フィルタ
8、帯域フィルタ9、帯域フィルタ10、帯域フィルタ
11と、減算回路4、5、7の出力信号の信号切替回路
14と、帯域フィルタ8、9、10、11の出力信号の
信号切替回路15と、入力端子1の信号、遅延線の接続
点および遅延線3の他端の信号の信号切替回路14およ
び15の信号選択用切替信号の出力垂直相関検出回路1
2と、選択した信号の信号切替回路16と、信号切替回
路16の信号選択機能を制御する切替信号を出力する水
平相関検出回路13と、信号切替回路16における選択
信号と、調整遅延線17の減算回路18と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコムフィルタに関し、特
にコンポジット・ビデオ信号から輝度信号およびクロマ
信号を分離するために用いられるコムフィルタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のコムフィルタは、その一例が図4
に示されるように、入力端子101、出力端子116お
よび117に対応して、遅延線102および103と、
減算回路104、105、107および115と、加算
回路106と、帯域フィルタ108、109、110お
よび111と、信号切替回路113と、垂直相関検出回
路112と、調整遅延線114とを備えて構成される。
【0003】図4において、入力端子101より、輝度
信号“Y”とクロマ信号“C”を複合して生成されるコ
ンポジット・ビデオ信号(“Y”+“C”)が、それぞ
れ共に1水平期間の遅延時間を有し直列接続される遅延
線102および103に入力される。遅延線102の出
力信号は、減算回路104、105および107、帯域
フィルタ110、垂直相関検出回路112および調整遅
延線114にそれぞれ入力され、遅延線103の出力信
号は、減算回路105、加算回路106および垂直相関
検出回路112にそれぞれ入力される。他方、入力端子
101に入力されるコンポジット・ビデオ信号は、減算
回路104、加算回路106および垂直相関検出回路1
12にもそれぞれ入力されている。
【0004】このような信号入力に対応して、加算回路
106の出力信号は減算回路107に入力され、減算回
路107の出力信号は帯域フィルタ108に入力され
る。また、減算回路104の出力信号は帯域フィルタ1
09に入力され、減算回路105の出力信号は帯域フィ
ルタ111に入力される。そして帯域フィルタ108、
109、110および111の出力信号は、共に信号切
替回路113に入力される。垂直相関検出回路112に
おいては、入力端子101に入力されるコンポジット・
ビデオ信号、遅延線102の出力信号および遅延線10
3の出力信号を受けて、映像における垂直方向の信号相
関のレベルが検出され、信号切替用の切替信号が出力さ
れて信号切替回路113に入力される。信号切替回路1
13においては、当該切替信号による制御作用を介し
て、出力端子117よりクロマ信号“C”が分離されて
出力される。一方、減算回路115においては、調整遅
延線114の出力信号と信号切替回路113より出力さ
れるクロマ信号“C”との減算処理が行われ、出力端子
116より輝度信号“Y”が分離されて出力される。な
お、このコムフィルタの先願例としては、特開平3ー7
6307公報および特開平3ー79114公報等があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコムフ
ィルタにおいては、クロマ信号を分離する経路において
は、帯域フィルタを経由することが必要条件であり、こ
れにより周波数帯域制限を受けざるを得ない状態となっ
ている。一方、入力されるコンポジット・ビデオ信号に
注目してみると、当該コンポジット・ビデオ信号の規格
から外れた周波数のクロマ信号が存在することがある。
この規格から外れたクロマ信号は、映像中においては、
特に水平方向に対する色の変化時に多く存在する傾向に
ある。
【0006】この規格から外れた周波数のクロマ信号が
存在するコンポジット・ビデオ信号を従来のコムフィル
タに供給して、輝度信号とクロマ信号とに分離しようと
する時には、コムフィルタにおける上記周波数帯域制限
に起因して、クロマ信号の欠落が発生する。更に、この
分離したクロマ信号を用いて輝度信号を分離することに
より、欠落したクロマ信号が輝度信号に残留する状態と
なる。この残留したクロマ信号は、映像中においてはド
ット妨害と呼ばれるギザギザ状の“ちらつき”を惹起す
るという欠点がある。
【0007】本発明の目的は、上記の欠点を解消し、コ
ンポジット・ビデオ信号の規格外のクロマ信号が存在す
るコンポジット・ビデオ信号が供給されても、欠落のな
いクロマ信号ならびに欠落したクロマ信号が残留しない
輝度信号を、それぞれ分離することが可能なコムフィル
タを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のコムフィルタ
は、1水平期間に相当する遅延量を有し、一端Aが所定
のコンポジット・ビデオ信号が入力される入力端子に接
続される第1の遅延線と、1水平期間に相当する遅延量
を有し、接続点Bを介して前記第1の遅延線に直列接続
される第2の遅延線と、前記入力端子における信号と、
前記第1および第2の遅延線の接続点Bにおける信号の
減算処理を行う第1の減算回路と、前記第1および第2
の遅延線の接続点Bにおける信号と、前記第2の遅延線
の他端Cにおける信号の減算処理を行う第2の減算回路
と、前記入力端子における信号と、前記第2の遅延線の
他端Cにおける信号の加算処理を行う加算回路と、前期
加算回路の出力信号と、前記接続点Bにおける信号の減
算処理を行う第3の減算回路と、前記第3の減算回路の
出力信号を入力とする第1の帯域フィルタと、前記第1
の減算回路の出力信号を入力とする第2の帯域フィルタ
と、前記接続点Bにおける信号を入力とする第3の帯域
フィルタと、前記第2の減算回路の出力信号を入力とす
る第4の帯域フィルタと、前記第1、第2および第3の
減算回路の出力信号を入力とする第1の信号切替回路
と、前記第1、第2、第3および第4の帯域フィルタの
出力信号を入力とする第2の信号切替回路と、前記入力
端子における信号、前記接続点Bにおける信号および前
記第2の遅延線の他端Cにおける信号を入力して、前記
第1および第2の信号切替回路における信号選択機能を
制御するための切替信号を出力する垂直相関検出回路
と、前記第1および第2の信号切替回路において選択さ
れて出力される信号を入力する第3の信号切替回路と、
前記入力端子における信号、前記接続点Bにおける信号
および前記第2の遅延線の他端Cにおける信号を入力し
て、前記第3の信号切替回路における信号選択機能を制
御するための切替信号を出力する水平相関検出回路と、
前記接続点Bにおける信号を入力して、当該信号の遅延
量を調整して出力する調整遅延線と、前記第3の信号切
替回路において選択されて出力される信号と、前記調整
遅延線の出力信号の減算処理を行う第4の減算回路とを
少なくとも備え、前記第3の信号切替回路の出力端およ
び前記第4の減算回路の出力端が、それぞれ第1および
第2の出力端子に接続されて構成されることを特徴とし
ている。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0010】図1は本発明の第1の実施例を示すブロッ
ク図である。図1に示されるように、本実施例は、入力
端子1、出力端子19および20に対応して、遅延線2
および3と、減算回路4、5、7および18と、加算回
路6と、帯域フィルタ8、9、10および11と、垂直
相関検出回路12と、水平相関検出回路13と、信号切
替回路14、15および16と、調整遅延線17とを備
えて構成される。
【0011】図1において、入力端子1より、輝度信号
“Y”とクロマ信号“C”を複合して生成されるコンポ
ジット・ビデオ信号(“Y”+“C”)が、それぞれ共
に1水平期間の遅延時間を有し直列接続される遅延線2
および3に入力される。遅延線2の出力信号は、減算回
路4、5および7、帯域フィルタ10、垂直相関検出回
路12、水平相関検出回路13および調整遅延線17に
それぞれ入力され、遅延線3の出力信号は、減算回路
5、加算回路6、垂直相関検出回路12および水平相関
検出回路13にそれぞれ入力される。他方、入力端子1
に入力されるコンポジット・ビデオ信号は、減算回路
4、加算回路6、垂直相関検出回路12および水平相関
検出回路13にもそれぞれ入力されている。
【0012】このような信号入力に対応して、加算回路
6の出力信号は減算回路7に入力され、減算回路7の出
力信号は、帯域フィルタ8および信号切替回路14に入
力される。また減算回路4の出力信号は帯域フィルタ9
および信号切替回路14に入力される。減算回路5の出
力信号は帯域フィルタ11および信号切替回路14に入
力される。そして帯域フィルタ8、9、10および11
の出力信号は、共に信号切替回路15に入力される。
【0013】垂直相関検出回路12においては、入力端
子1に入力されるコンポジット・ビデオ信号、遅延線2
の出力信号および遅延線3の出力信号を受けて、映像に
おける垂直方向の信号相関のレベルが検出されて、信号
切替用の切替信号が出力されて信号切替回路14および
15に入力される。信号切替回路14においては、当該
切替信号による制御作用を介して、減算回路からの入力
信号が選択されて出力され、信号切替回路16に入力さ
れる。また、信号切替回路15においては、当該切替信
号による制御作用を介して、帯域フィルタからの入力信
号が選択されて出力され、信号切替回路16に入力され
る。
【0014】他方、水平相関検出回路13においては、
入力端子1に入力されるコンポジット・ビデオ信号
(a)、遅延線2の出力信号(b)および遅延線3の出
力信号(c)を受けて、映像における水平方向の信号相
関のレベルが検出され、信号切替用の切替信号(d)が
出力されて信号切替回路16に入力される。信号切替回
路16においては、水平相関検出回路13より入力され
る切替信号による切替制御作用を介して、信号切替回路
14および15からの入力信号が選択され、出力端子2
0よりクロマ信号“C”が分離出力される。このクロマ
信号“C”は減算回路18に入力され、減算回路18に
おいては、調整遅延線17の出力信号と当該クロマ信号
“C”との減算処理が行われ、出力端子19より輝度信
号“Y”が分離出力される。
【0015】本実施例においては、減算回路4、5およ
び7と、加算回路6により構成される演算部は、遅延線
2および3の3端間における遅延量の異なる信号を利用
したクロマ信号分離のための櫛型フィルタの役割を果し
ており、減算回路4、5および7と、遅延線2の出力に
それぞれ接続される帯域フィルタ9、11、8および1
0を経由させることにより、クロマ信号本来の周波数帯
域の領域のみに対して帯域制限を行うことによって、ク
ロマ信号の分離精度を向上させている。そして、信号切
替回路15において、垂直相関検出回路12からの切替
信号により、帯域フィルタ8、9、10および11から
の信号入力を切替えて分離されたクロマ信号を選択する
までの機能については、前述の従来例の場合と同様であ
る。しかしながら、本実施例においては、それ以降にお
けるクロマ信号および輝度信号の分離機能に大きな差異
が存在しており、当該分離機能における相違点が本発明
の特徴とするところである。
【0016】即ち、本発明のコムフィルタにおいては、
クロマ信号を分離する信号系としては、帯域フィルタを
経由しない信号系を選択する信号切替回路14が新たに
設けられており、更に、信号切替回路14おおび15の
出力信号を選択する信号切替回路16が設けられてい
る。この信号切替回路14に対する切替信号としては、
垂直相関検出回路12より出力される信号が切替信号と
して供給されており、信号切替回路15において帯域フ
ィルタ10の出力信号が選択される場合には、信号切替
回路14においては、減算回路7の出力信号が選択され
て信号切替回路16に入力される。同様に、帯域フィル
タ8の出力信号が選択される場合には、減算回路4の出
力信号が選択されて信号切替回路16に入力され、また
帯域フィルタ11の出力信号が選択される場合には、減
算回路5の出力信号が選択されて信号切替回路16に入
力される。
【0017】信号切替回路16においては、信号切替回
路14および15より入力される信号が、水平相関検出
回路13より出力される切替信号を介して適応的に切替
えられて出力される。水平相関検出回路13において
は、クロマ信号本来の周波数帯域の領域外にある周波数
成分が抽出され、映像中におけるクロマ信号の水平方向
に対応する相関の有無が検出される。この水平相関検出
回路13の内部構成の一例が図2に示されているが、図
2において、信号(a)および(c)は、加算回路31
において加算されて出力され、その出力信号は減算回路
32における信号(b)との減算処理を介して、帯域フ
ィルタ33および35に入力される。帯域フィルタ33
は、クロマ信号の基準である色副搬送波(周波数:
sc)を中心とする信号を抽出するフィルタである。他
方、帯域フィルタ35は、fsc/2の周波数およびクロ
マ信号の基準である色副搬送波を除外した周波数を中心
周波数に設定したフィルタである。これらの帯域フィル
タ33および35の出力信号は、それぞれ絶対値回路3
4および36に入力され、それらの出力信号は比較回路
において相互の信号レベルが比較されて、両信号レベル
の大小に対応する切替信号(d)が生成されて出力され
る。
【0018】上記の切替信号(d)は、比較回路37に
おいて、帯域フィルタ35の出力信号のレベルの方が高
い場合には、相関がないものと判定され、帯域制限のな
い信号経路である信号切替回路14より入力される信号
が選択する信号として出力され、また帯域フィルタ35
の出力信号のレベルの方が低い場合には、相関があるも
のと判定されて、一般的な帯域制限のある信号経路であ
る信号切替回路15より入力される信号が選択する信号
として出力される。そして、信号切替回路16において
選択される出力信号が、そのままクロマ信号“C”とし
て出力端子20より出力される。また、このクロマ信号
“C”は減算回路18に入力され、調整遅延線17にお
いて遅延時間を調整されたコンポジット・ビデオ信号と
の減算処理が行われて、輝度信号“Y”が、当該コンポ
ジット・ビデオ信号より分離出力され、出力端子19よ
り出力される。
【0019】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。
【0020】図3は本発明の第2の実施例を示すブロッ
ク図である。図3に示されるように、本実施例は、入力
端子51、出力端子72および73に対応して、遅延線
52および53と、減算回路54、55、56、57、
66および71と、加算回路56と、帯域フィルタ5
8、59、60および61と、垂直相関検出回路62
と、水平相関検出回路63と、信号切替回路64、65
および69と、輝度/クロマ信号レベル判定回路67
と、水平相関検出制御信号切替回路68と、調整遅延線
70とを備えて構成される。本実施例の第1の実施例と
の相違点は、本実施例においては、新たに輝度/クロマ
信号レベル判定回路67が設けられており、またこれに
付随して、水平相関検出制御信号切替回路68が付加さ
れていることである。
【0021】図3において、入力端子51より、輝度信
号“Y”とクロマ信号“C”を複合して生成されるコン
ポジット・ビデオ信号(“Y”+“C”)が、それぞれ
共に1水平期間の遅延時間を有し直列接続される遅延線
52および53に入力される。遅延線52の出力信号
は、減算回路54、55、57および66、帯域フィル
タ60、垂直相関検出回路62、水平相関検出回路63
および調整遅延線70にそれぞれ入力され、遅延線53
の出力信号は、減算回路55および56、垂直相関検出
回路62および水平相関検出回路63にそれぞれ入力さ
れる。他方、入力端子51に入力されるコンポジット・
ビデオ信号は、減算回路54、加算回路56、垂直相関
検出回路62および水平相関検出回路63にもそれぞれ
入力されている。
【0022】このような信号入力に対応して、加算回路
56の出力信号は減算回路57に入力され、減算回路5
7の出力信号は帯域フィルタ58および信号切替回路6
4に入力される。また、減算回路54の出力信号は帯域
フィルタ59および信号切替回路64に入力される。減
算回路55の出力信号は帯域フィルタ61および信号切
替回路64に入力される。そして帯域フィルタ58、5
9、60および61の出力信号は、共に信号切替回路6
5に入力される。なお、帯域フィルタ60の出力信号
は、減算回路66および輝度/クロマ信号レベル判定回
路67にも入力されている。
【0023】垂直相関検出回路62においては、入力端
子51に入力されるコンポジット・ビデオ信号、遅延線
52の出力信号および遅延線53の出力信号を受けて、
映像における垂直方向の信号相関のレベルが検出され、
信号切替用の切替信号が出力されて信号切替回路64お
よび65に入力される。信号切替回路64においては、
当該切替信号による制御作用を介して、前述の各減算回
路からの入力信号が選択されて出力され、信号切替回路
69に入力される。また、信号切替回路65において
は、当該切替信号による制御作用を介して、前述の各帯
域フィルタからの入力信号が選択されて出力され、信号
切替回路69に入力される。
【0024】他方、水平相関検出回路63においては、
入力端子51に入力されるコンポジット・ビデオ信号、
遅延線52の出力信号および遅延線53の出力信号を受
けて、映像における水平方向の信号相関のレベルが検出
されて、信号切替用の切替信号が出力されて水平相関検
出制御信号切替回路68に入力される。また、遅延線5
2の出力信号と帯域フィルタ60の出力信号は、減算回
路66において減算処理が行われ、その出力信号は、帯
域フィルタ60の出力信号とともに輝度/クロマ信号レ
ベル判定回路67に入力される。輝度/クロマ信号レベ
ル判定回路67からは、輝度信号およびクロマ信号のレ
ベル比較に対応して生成される切替信号が出力されて、
水平相関検出制御信号切替回路68に入力される。この
水平相関検出制御信号切替回路68においては、輝度/
クロマ信号レベル判定回路67から出力される切替信号
により制御されて、水平相関検出回路63より入力され
る切替信号のオン/オフが制御される。水平相関検出制
御信号切替回路68において、水平相関検出回路63よ
り入力される切替信号がオンとなる場合には、当該切替
信号は信号切替回路69に対する切替制御用として入力
される。このように、水平相関検出回路63より入力さ
れる切替信号が、信号切替回路69に対する切替制御用
として入力される場合には、以後の動作は、前述の第1
の実施例の場合と同様であり、出力端子73からはクロ
マ信号“C”が分離出力され、また出力端子72からは
輝度信号“Y”が出力される。
【0025】本実施例においては、新たに輝度/クロマ
信号レベル判定回路67が設けられているが、この輝度
/クロマ信号レベル判定回路67においては、帯域フィ
ルタ60の出力信号であるクロマ信号のレベルと、当該
クロマ信号と遅延線52の出力信号とが減算回路66に
おいて減算処理され、その出力信号である輝度信号の信
号レベルが優位性を持たせて比較される。
【0026】一般に、コムフィルタによる信号分離作用
については、たとえ規格外の周波数のクロマ信号が存在
していたとしても、輝度信号の情報量と比較して、その
割合が遥かに少ない場合には、仮にドット妨害が発生し
たとしても目立ちにくいものと考えられる。しかし、そ
の際に帯域フィルタ等により周波数帯域を制限しないで
クロマ信号を抽出した場合には、反対に情報量の多い輝
度信号がクロマ信号の中に混入したり、或は当該クロマ
信号を用いて分離した輝度信号において、信号が欠落す
る確率が高くなるという弊害が想定される。このような
問題に対処する機能を付与される回路として、本実施例
においては、輝度/クロマ信号レベル判定回路67を中
心とする回路が設けられている。
【0027】この輝度/クロマ信号レベル判定回路67
において、クロマ信号の方がレベルが高いと判定された
場合には、輝度/クロマ信号レベル判定回路67より出
力される切替信号を介して、水平相関検出制御信号切替
回路68は「接」となり、水平相関検出回路63より出
力される切替信号が信号切替回路69に出力される。こ
れにより、信号切替回路69においては、信号切替回路
64より入力される信号が選択されて、そのままクロマ
信号“C”として、出力端子73より出力される。ま
た、輝度信号の方がレベルが高いと判定された場合に
は、信号切替回路69においては、強制的に信号切替回
路65より入力される信号が選択されて、そのままクロ
マ信号“C”として、出力端子73より出力される。そ
して、それぞれの場合において、信号切替回路69より
出力されるクロマ信号は減算回路71に入力され、調整
遅延線70より入力されるコンポジット・ビデオ信号と
の減算処理が行われて、輝度信号“Y”が分離されて出
力端子72より出力される。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、クロマ
信号を分離する信号経路において、コンポジット・ビデ
オ信号中に規格外の周波数のクロマ信号が存在する状態
においては通常の帯域フィルタを通すことを廃し、周波
数帯域において制限のない映像信号の垂直相関性を利用
した櫛型フィルタのみの経路を選択させることにより、
クロマ信号の分離時に発生する周波数の帯域制限による
クロマ信号の欠落を防止することができるとともに、更
に、この欠落のないクロマ信号を用いて輝度信号を分離
することにより、従来においては、欠落されているクロ
マ信号が輝度信号中に残留していたものが無くなり、映
像中において、残留クロマ信号により発生していたドッ
ト妨害が未然に防止することができるという効果があ
る。
【0029】また、輝度/クロマ信号レベル判定手段を
付加することにより、帯域フィルタによる周波数帯域を
制限しない信号系を用いて、クロマ信号を抽出すること
により、発生するクロマ信号に対する輝度信号の混入お
よび輝度信号の欠落等の弊害を防ぐことが可能となり、
コムフィルタの高性能化を図ることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】第1の実施例における水平相関検出回路の構成
を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、51、101 入力端子 2、3、52、53、102、103 遅延線 4、5、7、18、32、54、55、57、66、7
1、104、105、107、115 減算回路 6、31、56、106 加算回路 8〜11、33、35、58〜61、108〜111
帯域フィルタ 14〜16、64、65、69、113 信号切替回
路 17、70、114 調整遅延線 19、20、72、73、116、117 出力端子 34、36 絶対値回路 68 水平相関検出制御信号切替回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1水平期間に相当する遅延量を有し、一
    端Aが所定のコンポジット・ビデオ信号が入力される入
    力端子に接続される第1の遅延線と、 1水平期間に相当する遅延量を有し、接続点Bを介して
    前記第1の遅延線に直列接続される第2の遅延線と、 前記入力端子における信号と、前記第1および第2の遅
    延線の接続点Bにおける信号の減算処理を行う第1の減
    算回路と、 前記第1および第2の遅延線の接続点Bにおける信号
    と、前記第2の遅延線の他端Cにおける信号の減算処理
    を行う第2の減算回路と、 前記入力端子における信号と、前記第2の遅延線の他端
    Cにおける信号の加算処理を行う加算回路と、 前期加算回路の出力信号と、前記接続点Bにおける信号
    の減算処理を行う第3の減算回路と、 前記第3の減算回路の出力信号を入力とする第1の帯域
    フィルタと、 前記第1の減算回路の出力信号を入力とする第2の帯域
    フィルタと、 前記接続点Bにおける信号を入力とする第3の帯域フィ
    ルタと、 前記第2の減算回路の出力信号を入力とする第4の帯域
    フィルタと、 前記第1、第2および第3の減算回路の出力信号を入力
    とする第1の信号切替回路と、 前記第1、第2、第3および第4の帯域フィルタの出力
    信号を入力とする第2の信号切替回路と、 前記入力端子における信号、前記接続点Bにおける信号
    および前記第2の遅延線の他端Cにおける信号を入力し
    て、前記第1および第2の信号切替回路における信号選
    択機能を制御するための切替信号を出力する垂直相関検
    出回路と、 前記第1および第2の信号切替回路において選択されて
    出力される信号を入力する第3の信号切替回路と、 前記入力端子における信号、前記接続点Bにおける信号
    および前記第2の遅延線の他端Cにおける信号を入力し
    て、前記第3の信号切替回路における信号選択機能を制
    御するための切替信号を出力する水平相関検出回路と、 前記接続点Bにおける信号を入力して、当該信号の遅延
    量を調整して出力する調整遅延線と、 前記第3の信号切替回路において選択されて出力される
    信号と、前記調整遅延線の出力信号の減算処理を行う第
    4の減算回路と、 を少なくとも備え、前記第3の信号切替回路の出力端お
    よび前記第4の減算回路の出力端が、それぞれ第1およ
    び第2の出力端子に接続されて構成されることを特徴と
    するコムフィルタ。
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