JPH0779154A - 一電子トンネル素子を用いたインバータ - Google Patents

一電子トンネル素子を用いたインバータ

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JPH0779154A
JPH0779154A JP5162461A JP16246193A JPH0779154A JP H0779154 A JPH0779154 A JP H0779154A JP 5162461 A JP5162461 A JP 5162461A JP 16246193 A JP16246193 A JP 16246193A JP H0779154 A JPH0779154 A JP H0779154A
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JP
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electron
tunnel element
tunnel
electron tunnel
inverter
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JP5162461A
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English (en)
Inventor
Shuichi Iwabuchi
渕 修 一 岩
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微細加工に適し、高集積化が可能な、一電子
トンネル素子を用いたインバータを提供する。 【構成】 電子1個の充電エネルギーが動作温度での熱
エネルギーよりも大きい極微細トンネル接合を多重接続
してなる一電子トンネル素子を用いたインバータであっ
て、一端が電源端子16に接続された第1の一電子トン
ネル素子11と、一端がグランド端子17に接続された
第2の一電子トンネル素子12と、第1の一電子トンネ
ル素子11を構成するトンネル接合11a,11bの中
間接続点A1 と第1のキャパシタ13を介して接続され
且つ第2の一電子トンネル素子12を構成するトンネル
接合12a,12bの中間接続点B1 と第2のキャパシ
タ14を介して接続された入力端子15と、第1の一電
子トンネル素子11の他端および前記第2の一電子トン
ネル素子12の他端に接続された出力端子18とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一電子トンネル素子を
用いたインバータに関し、より詳細には、電子1個の充
電エネルギーが動作温度での熱エネルギーよりも大きい
極微細トンネル接合を多重接続してなる一電子トンネル
素子を用いたインバータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりSi−MOSFETを基本とす
る素子の高集積化が図られている。しかし、素子の微細
化に伴って構造の複雑さが増大することや、微細化が進
むほど加工の困難性が増大することなどにより、このよ
うな素子の高集積化には限界がある。このため、構造が
簡単で微細加工が容易な素子の登場が望まれている。
【0003】構造が簡単で微細加工が容易な素子の候補
としては、近年、クーロン閉塞と呼ばれる動作原理を用
いた素子が考えられており[K.K.Likharev,IBM J.Res.De
velop.,32,144(1988)]、単一電子トンネル素子と称され
ている。
【0004】単一トンネル接合で1個の電子がトンネル
する場合には、トンネルの前後で ΔE=e2 /2C 程度の静電エネルギーΔEの変化が問題となる(eは電
気素量、Cは単一トンネル接合の接合容量)。
【0005】ここで、接合容量Cが極めて小さい極微細
トンネル接合では、静電エネルギーΔEは熱エネルギー
よりも大きくなり得る。接合部の帯電量によっては、電
子のトンネリングが静電エネルギーΔEと同程度のエネ
ルギーの増加をもたらすため、一電子のトンネリングと
いえども禁止される。これがクーロン閉塞と呼ばれる現
象であり、トンネル現象は本来電子の波動性によるもの
であるにも拘らず、電子は粒子的に1個づつトンネリン
グする。
【0006】上述の文献に開示されているように、クー
ロン閉塞が明確に現れるためには、静電エネルギーΔE
が熱的ゆらぎおよび量子力学的ゆらぎのいづれよりも大
きいことが必要である。すなわち、kB をボルツマン定
数、hをプランク定数、Tを絶対温度、Cを単一トンネ
ル接合の接合容量、Rを単一トンネル接合の接合抵抗と
すると、 ΔE》kB ・T ΔE》(h/2π)/(R・C) が満たされていなければならない。
【0007】このような単一トンネル接合を用いること
により、一電子トンネル素子を形成することができる。
【0008】しかし、1個のトンネル接合を用いて構成
した一電子トンネル素子は、回路全体の電磁モードの励
起により安定したクーロン閉塞を期待することができな
い。このため、上述のようなトンネル接合を直列に接続
してなる多重トンネル接合構造の一電子トンネル素子が
提案されている[Y.V.Nazarov,Zh.Eksp.Teor.Fiz.,96,97
5(1989);M.H.Devoret et al.,Phys.Rev.Lett.64,1824(1
990)] 。
【0009】また、このような多重トンネル接合構造の
一電子トンネル素子を用いたインバータとして、K.K.Li
kharev,IEEE Trans.Magn.,23,1142(1987) で技術開示さ
れたものが知られている。
【0010】図4は、かかるインバータの構成を示す電
気回路図である。
【0011】同図において、一電子トンネル素子41
は、トンネル接合41aおよびトンネル接合41bを二
重接合することによって構成されている。同様に、一電
子トンネル素子42は、トンネル接合42aおよびトン
ネル接合42bを二重接合することによって構成されて
いる。また、トンネル接合41aとトンネル接合41b
との中間接続点(以下、「アイランド」と記す)A4
抵抗素子43を介して入力端子45に接続されており、
同様に、トンネル接合42aとトンネル接合42bとの
アイランドB4 も抵抗素子44を介して入力端子45に
接続されている。そして、一電子トンネル素子41の一
端は電源端子46に接続され、一電子トンネル素子42
の一端はグランド端子47に接続され、両者の他端はそ
れぞれ出力端子48に接続されている。
【0012】ここで、抵抗素子43の抵抗値と抵抗素子
44の抵抗値とは同一(=R0 )である。
【0013】かかる構成によれば、トンネル接合を構成
する金属の仕事関数の違いによってトンネル接合41
a,41bのアイランドA4 やトンネル接合42a,4
2bのアイランドB4 にランダムな電荷が発生すること
を、防止することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示したインバータでは、高い感度を得るために入力コン
ダクタンスを零の近傍まで低下させようとすると、
0 》R(R0 は抵抗素子43,44の抵抗値、Rはト
ンネル接合41a,41b,42a,42bの接合抵
抗)としなければならない。このため、トンネル接合4
1a,41b,42a,42bの接合抵抗Rに制限が生
じるという欠点を有している。
【0015】また、クーロン閉塞の条件が、入力端子4
5からの入力電圧Vg に対して周期的にならないので、
素子設計のマージンが少ないという欠点もある。
【0016】このように、図4に示したインバータは、
設計上の制約が大きいため微細加工に不向きであり、素
子の高集積化には限界がある。
【0017】本発明は、このような従来技術の欠点に鑑
みてなされたものであり、微細加工に適し、高集積化が
可能な一電子トンネル素子を用いたインバータを提供す
ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明に係わる一電子トンネル素子を用いたインバ
ータは、電子1個の充電エネルギーが動作温度での熱エ
ネルギーよりも大きい極微細トンネル接合を直列に多重
接続してなる一電子トンネル素子を用いたインバータで
あって、一端が電源端子に接続された第1の一電子トン
ネル素子と、一端がグランド端子に接続された第2の一
電子トンネル素子と、前記第1の一電子トンネル素子を
構成するトンネル接合列の任意の中間接続点と第1のキ
ャパシタを介して接続され且つ前記第2の一電子トンネ
ル素子を構成するトンネル接合列の任意の中間接続点と
第2のキャパシタを介して接続された入力端子と、前記
第1の一電子トンネル素子の他端および前記第2の一電
子トンネル素子の他端に接続された出力端子と、を備え
たことを特徴とする。 (2) このような一電子トンネル素子を用いたインバータ
においては、前記第1の一電子トンネル素子の前記中間
接続点に誘起される電荷と前記第2の一電子トンネル素
子の前記中間接続点に誘起される電荷との差を、電子1
個の電荷の半分の奇数倍とすることが望ましい。
【0019】
【作用】第1の一電子トンネル素子を構成するトンネル
接合列の中間接続点および第2の一電子トンネル素子を
構成するトンネル接合列の中間接続点を、それぞれキャ
パシタを介して入力端子を接続することにより、クーロ
ン閉塞の条件を入力端子からの入力電圧に対して周期的
にすることができ、これにより、素子設計のマージンを
大きくすることができる。
【0020】また、第1の一電子トンネル素子の中間接
続点に誘起される電荷と第2の一電子トンネル素子の中
間接続点に誘起される電荷との差を、電子1個の電荷の
奇数倍とすることにより、一方の一電子トンネル素子を
高抵抗とし、他方の一電子トンネル素子を低抵抗とする
ことが可能となるので、インバータの感度を向上させる
ことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係わる一電子トンネル素子を
用いたインバータの一実施例について説明する。
【0022】図1は、本実施例に係わる一電子トンネル
素子を用いたインバータの構成を示す電気回路図であ
る。
【0023】同図において、一電子トンネル素子11
は、トンネル接合11aおよびトンネル接合11bを二
重接合することによって構成されている。同様に、一電
子トンネル素子12は、トンネル接合12aおよびトン
ネル接合12bを二重接合することによって構成されて
いる。また、トンネル接合11aとトンネル接合11b
とのアイランド(本発明の中間接続点)A1 はキャパシ
タ13を介して入力端子15に接続されている。これと
同様に、トンネル接合12aとトンネル接合12bとの
アイランドB1 もキャパシタ14を介して入力端子15
に接続されている。そして、一電子トンネル素子11の
一端は電源端子16に接続され、一電子トンネル素子1
2の一端はグランド端子17に接続され、両者の他端は
それぞれ出力端子18に接続されている。ここで、電源
端子16には、図示しない電源から、基準電圧Eが供給
される。
【0024】本実施例では、キャパシタ13のキャパシ
タンスCg1およびキャパシタ14のキャパシタンスCg2
は、アイランドA1 に誘起される電荷q1 とアイランド
1に誘起される電荷q2 との差が、電子1個の電荷の
半分の奇数倍となるように決定される。すなわち、キャ
パシタンスCg1,Cg2は、nを整数として、 q1 −q2 =(e/2)(2n+1) ・・・(1) となるように決定される。
【0025】なお、各トンネル接合11a,11b,1
2a,12bの接合電極11a′,11b′,12
a′,12b′は線幅が0.05μmで厚さが0.03
μmのアルミニウムを用いてSiO2 上に形成し、接合
部の面積は0.01×0.01μm2 とした。また、ト
ンネル障壁部としては、厚さ30A(オングストロー
ム)のアルミニウム酸化物を用いた。各トンネル接合1
1a,11b,12a,12bは、接合抵抗を600k
Ωとし、接合容量を3aFとした。キャパシタンスはC
g1=30aF、Cg2=14aFである。
【0026】次に、図1に示したインバータの動作原理
について説明する。
【0027】上述したように、単一トンネル接合の一電
子トンネル素子では、回路全体の電磁モードの励起のた
めに安定したクーロン閉塞は期待できず、トンネル接合
を直列に繋いだ多重構造の一電子トンネル素子を使用す
る方が有利である。このため、本実施例でも、二重構造
の一電子トンネル素子11,12を使用している。
【0028】ここで、このような二重構造の一電子トン
ネル素子11,12のアイランドA1 ,B1 の電荷
1 ,q2 は、クーロン閉塞が利用できる状況では、 q=n・e (nは整数、qはq1 またはq2 ) となるが、一電子トンネル素子をアイランドA1 ,B1
と容量的に結合するゲート構造(電荷変調部)とするこ
とにより、電流電圧特性を電子1個の電荷eの周期で変
化させることができる。
【0029】図2(a)に、ゲート構造の一電子トンネ
ル素子を用いた回路の一例を示す。同図において、一電
子トンネル素子21は、トンネル接合21aおよびトン
ネル接合21bを二重接合することによって構成されて
いる。アイランドCは、キャパシタ22を介して入力端
子23に接続されている。そして、トンネル接合21a
とトンネル接合21bとの間には電源24が設けられて
おり、定電圧が印加される。また、トンネル接合21a
と電源24との間には、外部回路のインピーダンス25
が設けられている。図2(a)に示したような回路で
は、クーロン閉塞が期待できる動作温度における一電子
トンネル素子21のトンネル電流とアイランドCの電荷
qとの関係は、インピーダンス25の値に係わらず、図
2(b)に示したようになる。これは、クーロン閉塞の
安定条件が、ゲート電圧に対してeの単位で周期的にな
るためである。
【0030】このように、入力端子15とアイランドA
1 ,B1 との間にキャパシタ13,14を介在させるこ
とにより、従来のインバータ(図4参照)と比較して設
計の自由度を大きくすることができる。そして、このよ
うに自由度が大きいことにより、アイランドA1 ,B1
に発生するランダム電荷をチューニングすることが可能
となる。また、微細加工後の半導体装置内をガスに晒す
ことによって、ランダム電荷を中和させることとしても
よい。
【0031】トンネル電流の変調は有効的な電流(コン
ダクタンス)の変調を意味する。したがって、本実施例
のように、一電子トンネル素子11,12として同じも
のを使用し、入力端子15とアイランドA1 ,B1 との
間のキャパシタンスCg1,Cg2のみが異なるようにイン
バータを構成することとすれば、共通のゲート電圧Vg
に対して一方の一電子トンネル素子を高抵抗とし、他方
の一電子トンネル素子を低抵抗とすることが可能とな
る。
【0032】図2(c)に、ゲート電圧Vg と、この電
圧Vg によってアイランドA1 ,B1 に誘起される電荷
との関係を示す。同図は、アイランドA1 に誘起される
電荷とアイランドB1 との差がe/2の奇数倍になる場
合を示してる。同図からわかるようにゲート電圧Vg
ローレベルVg L のときは、δVg の範囲内で、一電子
トンネル素子11は低抵抗状態(図中、RL )となり、
一電子トンネル素子12は高抵抗状態(図中、RH )と
なる。逆に、ゲート電圧Vg がハイレベルVg H のとき
は、δVg の範囲内で、一電子トンネル素子11は高抵
抗(RH )となり、一電子トンネル素子12は低抵抗
(RL )となる。したがって、上述の式(2)を満たす
ようにキャパシタンスCg1,Cg2を定めれば、δVg
よび抵抗値RH ,RL の値が各一電子トンネル素子1
1,12に対して対象となるようにすることができる。
【0033】このようにして、上述の式(1)の条件を
満たすことにより、動作が安定で且つオフ時の電流値が
零の近傍となるようなインバータを得ることができる。
【0034】図3に、このようなインバータにおける、
ゲート電圧Vg と出力電圧VOUT との関係を示す。
【0035】同図に示したように、E=50mVに対し
ゲート電圧Vg がローレベル(図中Vg L ,=5mV)
のときは、出力電圧VOUT はハイレベルとなる(VOUT
H ,=50mV)。一方、ゲート電圧Vg がハイレベル
のときは(Vg H ,=10mV)、出力電圧VOUT はロ
ーレベルとなる(VOUT L ,=25mV)。このよう
に、上述の式(1)を満たすことにより、オフ時の電流
値が零の近傍となるような高感度のインバータを得るこ
とができる。
【0036】なお、本実施例では、式(1)を満たすよ
うにキャパシタンスCg1,Cg2を定め、これにより上述
の式(1)を満足させたが、2組の抵抗、キャパシタを
用い、これらの抵抗値、キャパシタンスを適当に設定す
ることによっても、式(1)を満足させることも可能で
ある。
【0037】また、本実施例では、一電子トンネル素子
を用いて単体のインバータを構成した場合について説明
したが、このようなインバータを用いて複雑なメモリや
論理回路を構成することも可能であることは、もちろん
である。
【0038】さらに、本実施例では、金属(アルミニウ
ム)と金属化合物(アルミニウム酸化物)とによってト
ンネル接合を形成したが、これに限定されるものではな
い。例えば、アルミニウムに代えてシリコン等によるM
OSトランジスタのチャネル部を用いてもよい。また、
トンネル接合は、シリコン酸化物やシリコンMOSトラ
ンジスタのチャネル部を電子の波長程度に局所的に狭め
た、いわゆるポイントコンタクトのピンチオフ状態とし
てもよい。
【0039】さらに、また、極微細トンネル接合を直列
に3重以上に接続して一電子トンネル素子を構成しても
良い。
【0040】その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変型して実施できる。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
わる一電子トンネル素子を用いたインバータによれば、
素子設計のマージンを大きくすることができ、且つ、イ
ンバータの感度を向上させることができるので、微細加
工に適し、高集積化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる一電子トンネル素子
を用いたインバータの構成を示す電気回路図である。
【図2】図1に示したインバータの原理を説明するため
の図であり、(a)はゲート構造の一電子トンネル素子
を用いた回路の一構成例を示す電気回路図、(b)は
(a)に示した一電子トンネル素子のトンネル電流と中
間接続点の電荷との関係を示すグラフ、(c)は図1に
示したインバータのゲート電圧と当該電圧によって各ア
イランドに誘起される電荷との関係を示すグラフであ
る。
【図3】図1に示したインバータのゲート電圧と出力電
圧との関係を示すグラフである。
【図4】従来の一電子トンネル素子を用いたインバータ
の一構成例を示す電気回路図である。
【符号の説明】
11,12 一電子トンネル素子 11a,11b,12a,12b トンネル接合 13,14 キャパシタ 15 入力端子 16 電源端子 17 グランド端子 18 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/08 7210−4M 29/66 29/88 49/00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子1個の充電エネルギーが動作温度での
    熱エネルギーよりも大きい極微細トンネル接合を直列に
    多重接続してなる一電子トンネル素子を用いたインバー
    タであって、 一端が電源端子に接続された第1の一電子トンネル素子
    と、 一端がグランド端子に接続された第2の一電子トンネル
    素子と、 前記第1の一電子トンネル素子を構成するトンネル接合
    列の任意の中間接続点と第1のキャパシタを介して接続
    され且つ前記第2の一電子トンネル素子を構成するトン
    ネル接合列の任意の中間接続点と第2のキャパシタを介
    して接続された入力端子と、 前記第1の一電子トンネル素子の他端および前記第2の
    一電子トンネル素子の他端に接続された出力端子と、 を備えたことを特徴とする一電子トンネル素子を用いた
    インバータ。
  2. 【請求項2】前記第1の一電子トンネル素子の前記中間
    接続点に誘起される電荷と前記第2の一電子トンネル素
    子の前記中間接続点に誘起される電荷との差が、電子1
    個の電荷の半分の奇数倍であることを特徴とする請求項
    1記載の一電子トンネル素子を用いたインバータ。
JP5162461A 1993-06-30 1993-06-30 一電子トンネル素子を用いたインバータ Pending JPH0779154A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07235196A (ja) * 1994-02-22 1995-09-05 Nec Corp 単一電子帯電効果を利用したサンプリング回路
WO2012172927A1 (ja) * 2011-06-12 2012-12-20 Sugawara Mitsutoshi トンネル電流回路

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