JPH0779138A - 環状鉄心を用いた方形波発振器 - Google Patents

環状鉄心を用いた方形波発振器

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Publication number
JPH0779138A
JPH0779138A JP5223596A JP22359693A JPH0779138A JP H0779138 A JPH0779138 A JP H0779138A JP 5223596 A JP5223596 A JP 5223596A JP 22359693 A JP22359693 A JP 22359693A JP H0779138 A JPH0779138 A JP H0779138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oscillator
current
transistor
square
wave oscillator
Prior art date
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Pending
Application number
JP5223596A
Other languages
English (en)
Inventor
Seisaku Tamura
精作 田村
Seyuu Ra
世雄 羅
Kenji Kajiwara
賢司 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Electric Co Ltd
Original Assignee
Seiko Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Electric Co Ltd filed Critical Seiko Electric Co Ltd
Priority to JP5223596A priority Critical patent/JPH0779138A/ja
Publication of JPH0779138A publication Critical patent/JPH0779138A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 単に発振器としての利用だけでなく、発振機
能と微小電流の変化を非接触で検出できる、部品点数の
少ないマルチ機能型発振器を提供する。 【構成】 ヒステリシスループが角形に近い磁気特性を
もつ環状鉄心(T)と、この環状鉄心に巻かれた2組の
巻線(w1 ,w2 )と、その各組の巻線をコレクタ負荷
とする1組のトランジスタ(Tr1 ,Tr2 )と、同ト
ランジスタの各ベースと他方のトランジスタのコレクタ
間に接続された抵抗(R3 ,R4 )と、各トランジスタ
のベースとエミッタ間に接続された抵抗(R5 ,R6
とを備えた、環状鉄心を用いた方形波発振器。 【効果】 対称形方形波発振器として利用することがで
きる。直流回路の地絡電流値の測定ができる。電流セン
サとしての利用ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環状鉄心に巻かれた巻
線をコレクタ負荷とする方形波発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】方形波発振器としては、従来より、無安
定マルチバイブレータやブロッキング発振器が知られて
いる。
【0003】無安定マルチバイブレータは、左右対称の
エミッタ接地トランジスタの対の互いのベースとコレク
タ間にコンデンサをたすきがけ接続した構成としてよく
知られている。
【0004】また、ブロッキング発振器は、トランスの
一次側をトランジスタのコレクタ負荷とし、該トランス
の二次側をコンデンサを介して前記トランジスタのベー
スに接続し、同トランジスタのベースとエミッタ間に抵
抗を接続した構成としてよく知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無安定
マルチバイブレータは、発振器としての利用が主であ
る。また、ブロッキング発振器は、弛張振動をする発振
器でテレビの同期回路などに用いられている。
【0006】本発明が解決すべき課題は、単に発振器と
しての利用だけでなく、発振機能と微小電流の変化を非
接触で検出できる、部品点数の少ないマルチ機能型発振
器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の方形波発振器は、ヒステリシスループが角
形に近い磁気特性をもつ環状鉄心と、この環状鉄心に巻
かれた2組の巻線と、その各組の巻線をコレクタ負荷と
する1組のトランジスタと、同トランジスタの各ベース
と他方のトランジスタのコレクタ間に接続された抵抗
と、各トランジスタのベースとエミッタ間に接続された
抵抗とを備えたものである。
【0008】
【作用】電源投入時にいずれか一方のトランジスタ(第
1トランジスタ)がオンになり、そのコレクタに接続さ
れている巻線に電流が流れると、その電流で環状鉄心に
磁界が発生し、その磁界で環状鉄心は飽和し、巻線のイ
ンダクタンスは零になる。これにより大きな電流がコレ
クタに流れ、他方のトランジスタ(第2トランジスタ)
にベース電流が流れて第2トランジスタがオンになる。
これにより、第2トランジスタのコレクタの電位が下が
り、ここに抵抗を介して接続されている第1トランジス
タのベース電流が流れなくなり、第1トランジスタはオ
フする。これを交互に繰り返して、方形波発振が行われ
る。
【0009】環状鉄心の中に直流が流れている電線を通
すと、その電流で、一方のトランジスタのコレクタ電流
による鉄心の飽和のタイミングが変化し、方形波のデュ
ーティサイクルが変わる。これを検出することにより、
環状鉄心の中を通した電線に流れる直流電流を検出する
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
【0011】図1は本発明の実施例を示す回路図であ
る。同図において、Tは環状鉄心、w1 ,w2 は同環状
鉄心Tに巻かれた巻線、Tr1 ,Tr2 は発振器を構成
するトランジスタ、R1 〜R6 は抵抗である。
【0012】図1の回路において、電源が入ってTr1
のベース電圧がTr2よりも先に0.6Vに達するとT
1 は導通し始める。コレクタ電流iC1が流れると、巻
線w1を流れる電流によって環状鉄心Tの磁束が−Bm
から+Bm へ移行し、鉄心は飽和状態となる。このとき
巻線w1 側のインダクタンスはゼロとなり、巻線w1
両端は短絡状態となる。また、Tr1 にはβ・iB1で制
限された電流iC1が流れる。このときトランジスタのi
c −ib 特性によりTr1 のコレクタ端に電圧が発生す
る。これはTr2 のベースを正に持ち上げる電圧である
ため、Tr2 はオン状態に向かう。このためTr2 のコ
レクタ端の電圧が下がり、Tr1 は急速にオフに向か
う。またTr1 がオフすることによりTr1 のコレクタ
端の電圧が上がり、さらにiB2が流れ、Tr2 は完全に
オン状態になる。このように、Tr1とTr2 は交互に
オン・オフを繰り返す。
【0013】図2は、図1の発振器を用いた電流検出装
置の説明図である。環状鉄心Tには、正及び負の給電線
P とLN が貫通して設けられている。正及び負の給電
線LP とLN に流れる電流が同じ大きさである場合に
は、環状鉄心Tには給電線による磁界は生じないので、
図1の発振器の発振には何ら影響を与えない。
【0014】いま、正の給電線LP 側に例えば地絡が発
生して電流がΔIだけ差が生じたとすると、正極と負極
の間に地絡電流分の差ΔIが生じる。この地絡電流によ
り、環状鉄心Tに磁界Hが発生する。この場合、Tr1
のコレクタ端では、ΔIで発生する磁界と発振電流で発
生する磁界の方向が逆であるため、ΔIで発生した磁界
を打ち消す方向となり、Tr1 側の発振周波数のオン時
間が短くなり、逆にTr2 側のオン時間が長くなる。図
3はその状態を示している。このように、地絡電流によ
って環状鉄心Tに生じる磁界が発振周波数のデューティ
サイクルを変えるので、負荷電流を積分し、Tr2 側の
負荷電流の積分値との差を演算することにより、差の電
流ΔIに比例する電圧を出力することができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
下記の効果を奏する。
【0016】 対称形方形波発振器として利用するこ
とができる。
【0017】 直流回路の地絡電流値の測定ができ
る。
【0018】 電流センサとしての利用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す回路図である。
【図2】 図1の発振器を用いた電流検出装置の説明図
である。
【図3】 図1の回路の出力波形図である。
【符号の説明】
T 環状鉄心、w1 ,w2 巻線、LP ,LN
(P)及び負(N)の給電線、Tr1 ,Tr2 トラン
ジスタ、R1 〜R6 抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒステリシスループが角形に近い磁気特
    性をもつ環状鉄心と、この環状鉄心に巻かれた2組の巻
    線と、その各組の巻線をコレクタ負荷とする1組のトラ
    ンジスタと、同トランジスタの各ベースと他方のトラン
    ジスタのコレクタ間に接続された抵抗と、各トランジス
    タのベースとエミッタ間に接続された抵抗とを備えた、
    環状鉄心を用いた方形波発振器。
JP5223596A 1993-09-08 1993-09-08 環状鉄心を用いた方形波発振器 Pending JPH0779138A (ja)

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JP5223596A JPH0779138A (ja) 1993-09-08 1993-09-08 環状鉄心を用いた方形波発振器

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JP5223596A JPH0779138A (ja) 1993-09-08 1993-09-08 環状鉄心を用いた方形波発振器

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JPH0779138A true JPH0779138A (ja) 1995-03-20

Family

ID=16800658

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5223596A Pending JPH0779138A (ja) 1993-09-08 1993-09-08 環状鉄心を用いた方形波発振器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09127158A (ja) * 1995-10-26 1997-05-16 Kansai Electric Power Co Inc:The 直流電流センサー

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS586414A (ja) * 1981-07-03 1983-01-14 Hitachi Ltd 熱式流量計

Patent Citations (1)

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