JPH077900B2 - 音場再生装置 - Google Patents

音場再生装置

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JPH077900B2
JPH077900B2 JP62294416A JP29441687A JPH077900B2 JP H077900 B2 JPH077900 B2 JP H077900B2 JP 62294416 A JP62294416 A JP 62294416A JP 29441687 A JP29441687 A JP 29441687A JP H077900 B2 JPH077900 B2 JP H077900B2
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JP
Japan
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sound field
impulse response
impulse
time
signal
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP62294416A
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正治 松本
清一 石川
光彦 芹川
明久 川村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、臨場感のある音響再生を行うための音場再生
装置に関するものである。
従来の技術 近年、臨場感のある音響再生が望まれ、サラウンド効果
を得られる機器が開発されてきている。
従来、臨場感のある音場を再生する方法として、あるホ
ールのインパルス応答を測定し、測定されたインパルス
応答と音楽信号を乗加算(畳み込み演算)するという方
法が行われていた。
第3図は、あるホールのインパルス応答とこれを使用し
た従来の音場再生装置を示している。
第3図において、aは測定されたインパルス応答、bは
aの最初と最後のインパルス応答の時間を拡大して模式
的に示したもの、cは音場再生装置として使用される畳
み込み演算を行うFIRフィルタで、14は入力端子、15は
出力端子、161〜165はτ時間だけ遅延させる遅延器、17
1〜175は乗算器、18は加算器である。
この図のように、測定されたインパルス応答1個1個に
対しそれぞれ1個ずつの遅延器及び乗算器が対応し音場
のインパルス応答が音楽信号に畳み込まれることとな
り、意図するホールの音場が再生される。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、忠実にそのインパ
ルス応答を持つ音場を再生しようとする場合、測定され
たインパルス応答のそれぞれの値に対し一組の遅延器と
乗算器が必要となるため、これを実現するためには膨大
なハードウエアと高速の乗加算器が必要であるという不
都合があった。
本発明は上記欠点に鑑み、測定される音場のインパルス
応答をリアルタイムに間引き、インパルス応答の特徴を
抽出することにより小規模のハードウエア及び通常の乗
加算器により音場再生が可能である。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、インパルスを出力
するインパルス発生手段と、信号を出力するスピーカ
と、インパルス応答を測定するマイクと、信号を積分す
る積分手段と、インパルス応答が最大となる時間と積分
された振幅信号の組を記憶する記憶手段と、実際に信号
処理を行うFIRフィルタと、振幅値が大きい順にえらび
記憶手段に記憶されている時間と振幅値をFIRフィルタ
に設定する設定手段を設けた構成となっている。
作用 本発明は上記した構成により測定されるインパルス応答
の特徴をリアルタイムに抽出し、その抽出されたインパ
ルス応答を音楽信号と乗加算することにより音場を簡単
な構成により実現,再生することが可能である。
実 施 例 以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明
する。
第1図は、本発明の第1の実施例における音場再生装置
のブロック図を示すものである。
第1図において、1はインパルスを発生するインパルス
発生器、2はインパルスを実際に音場に放射するスピー
カ、3はインパルス応答測定用のマイク、9は入力信号
を増幅する増幅器、4は入力された信号を2乗し、ある
決まった時間内で積分してその結果を平方して出力する
積分器、5は積分器4から出力される積分信号(振幅
値)と測定されたインパルス応答を積分器4で積分され
る時間内で監視し、インパルス応答の最大値が存在する
時間の2つを組で記憶するメモリ、6は入力された信号
にインパルス応答を畳み込むFIRフィルタ、71〜76は与
えられた時間だけ入力された信号を遅延させる遅延器、
81〜86は入力された信号に与えられた係数を掛ける乗算
器、13は乗算器81〜86の各出力を入力し加算する加算
器、10は記憶されている振幅値を比較し、その値が大き
い順にFIRフィルタ6の対応する遅延器71〜76と乗算器8
1〜86にその数だけメモリ5に記憶されている遅延時間
及び振幅値を設定するデータ転送器、11は音楽信号など
の信号を入力する入力端子、12はFIRフィルタ6によっ
て信号処理された信号を出力する出力端子である。(図
中のt1〜t6及びA1〜A6は第2図で示される値と対応して
いる。) 以上のように構成された音場再生装置について以下その
動作について説明する。
まず、シミュレートしたいホールなどにおいてインパル
ス発生器1よりインパルス応答測定のためのインパルス
を発生し、これをスピーカ2から音場に再生する。
次にマイク3によって、音場のインパルス応答を測定
し、適当な大きさで増幅器9で増幅したのち、その信号
を積分器4及びメモリ5に入力する。積分器4では入力
された信号を先ず2乗し、ある時間間隔で区切って積分
してその結果を平方し、その値(振幅値)をメモリ5に
出力する。第2図にこの積分器4で行われる積分の方法
を示す。第2図において、aは測定されたインパルス応
答を模式的に示したもの、bは2乗されたインパルス応
答を積分されるある時間間隔Tで区切ったもの、bにお
いてt1〜t6は時間間隔T内でのインパルス応答の最大値
のある時間を、またA1〜A6はそれぞれT時間内で積分さ
れた値の平方値を示している。
メモリ5では、入力される測定されたインパルス応答を
積分器4で積分される時間と同じ時間内を監視し、その
時間内で振幅が最大となる時間を検出し、その値と積分
器4から出力された振幅値を組として記憶する。次にデ
ータ転送器10でメモリ5で記憶されている各振幅値の比
較が行われFIRフィルタ6の遅延器71〜76、乗算器81〜8
6の数だけ大きい順に抽出され、その振幅値と組となっ
た時間が乗算器81〜86と遅延器71〜76に転送される。但
し、遅延器に転送される時間は短い順に入力端子11に近
い方の遅延器71〜76に設定され、その値は一番小さな時
間からの相対的な値である。
そして、実際にFIRフィルタ6において、入力端子11に
入力される音楽信号に、抽出、設定されたインパルス応
答が畳み込まれ出力端子12により出力され、通常の部屋
でこれを再生することにより、シミュレートしたい音場
が再生される。また、メモリの内容をバックアップする
ことにより、場や時間をおいて、再生することが可能で
ある。
なお、積分器4は入力される信号を2乗せずにそのまま
積分しても同様な効果が得られる。また、積分器4での
積分時間Tは、再生しようとする音場によって変えるこ
とにより、音場再生の効果を変えることが可能である。
発明の効果 以上のように本発明は、再生したい音場においてそのイ
ンパルス応答を測定し、リアルタイムで測定するインパ
ルス応答を間引き、その特徴を抽出することにより簡単
にまた、小規模な構成で任意の音場を再生することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における音場再生装置の構成
を示すブロック図、第2図は同動作を説明するための波
形図、第3図は従来の音場再生装置の構成及び動作を示
すための概略図である。 1……インパルス発生器、2……スピーカ、3……マイ
ク、4……積分器、5……メモリ、6……FIRフィル
タ、9……増幅器、10……データ転送器、11……入力端
子、12……出力端子、13……加算器、71〜76……遅延
器、81〜86……乗算器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インパルスを発生するインパルス発生手段
    と、インパルスを実際に音場に出力するスピーカと、イ
    ンパルス応答を測定するマイクと、測定されるインパル
    ス応答をある時間間隔で区切ってその時間内の信号の振
    幅値を積分する積分手段と、前記積分手段で積分される
    時間間隔内で測定されるインパルス応答が最大となる時
    間と積分された振幅信号の2つを組として記憶する記憶
    手段と、複数の遅延器と乗算器及び加算器からなるFIR
    フィルタと、前記記憶手段に記憶されている振幅値を比
    較し、振幅値の大きい順に前記FIRフィルタの遅延器と
    乗算器の数に対応した数だけ記憶されている時間と振幅
    値を前記FIRフィルタの遅延器と乗算器の時間及び係数
    として設定する設定手段を具備してなる音場再生装置。
  2. 【請求項2】積分手段は入力された信号を2乗してから
    積分を行ない、積分された信号を平方して出力する特許
    請求の範囲第1項に記載の音場再生装置。
JP62294416A 1987-11-20 1987-11-20 音場再生装置 Expired - Lifetime JPH077900B2 (ja)

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JP62294416A JPH077900B2 (ja) 1987-11-20 1987-11-20 音場再生装置

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JPH01135222A JPH01135222A (ja) 1989-05-26
JPH077900B2 true JPH077900B2 (ja) 1995-01-30

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JP2605450B2 (ja) * 1990-05-08 1997-04-30 ヤマハ株式会社 音像定位装置
JPH04149598A (ja) * 1990-10-12 1992-05-22 Pioneer Electron Corp 音場補正装置
JP4877076B2 (ja) * 2007-05-30 2012-02-15 カシオ計算機株式会社 共鳴音付加装置および共鳴音付加プログラム
JP4941106B2 (ja) * 2007-05-30 2012-05-30 カシオ計算機株式会社 共鳴音付加装置および共鳴音付加プログラム

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