JPH077885U - 鋸の鞘 - Google Patents

鋸の鞘

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JPH077885U
JPH077885U JP4770893U JP4770893U JPH077885U JP H077885 U JPH077885 U JP H077885U JP 4770893 U JP4770893 U JP 4770893U JP 4770893 U JP4770893 U JP 4770893U JP H077885 U JPH077885 U JP H077885U
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saw
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聡 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本考案に係る鋸の鞘は、鞘本体5先端部に、
鞘本体5内に収納された鋸身3の一部分を露出せしめる
切開部6を設ける一方、この切開部6に臨んで前記鋸身
3の露出部分を押圧しうる抜止め部材7を、鞘本体5に
設けたことを特徴とするものである。 【効果】 鋸身の鞘本体への出し入れ操作が容易で、コ
ストダウンを図って量産化に適する鋸の鞘を提供するこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鋸の不使用時に、剥き出しになった危険な鋸刃をもつ鋸身を挿入し て、該鋸身を安全状態に被覆収納する鋸の鞘の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の鋸の鞘は、とかく温度変化、湿度変化により膨張、収縮の影響 を受けやすく、鞘内での鋸身が、がたついたり,容易に抜けなくなったりするこ とが生じやすい。そのため、抜けにくくなった鋸身を無理に引き抜いて手に怪我 をしたり、鞘あるいは鋸が簡単に抜け落ちて足の上に落下したりして十分な安全 性が保たれない等の不都合な事態が生じることが知られている。
【0003】 このような事態を防止するための工夫としては、例えば、鞘内部の比較的鋸身 差入口近くに、鋸身の背側を押圧付勢する板ばね等の抜止め部材を一体的に装着 して、たとえ鞘が温度変化や湿度変化の影響を受けても、常にそれらに関係なく 、鞘内に収納された鋸身が、常に程よい堅さで鋸身を鞘に対して出し入れできる ようにした鋸の鞘が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる鋸の鞘においては、次のような諸々の不都合な事態が生 じる。つまり、まず第一に、鞘内に抜上め部材を装着するので、製作が困難であ ったり、製作に手間がかかり、コストアップになるばかりでなく量産に不向きで ある。第二に、鋸身の背側を抜止め部材にて下方へ押圧付勢して、鋸刃を抜止め 部材と鞘内の腹側壁面にて圧接挟持せしめるから、鋸の鞘からの出し入れに際し て、鋸刃が鞘内壁に強く食い込んでガリガリと鞘内壁を削ることになり、鞘自体 が損傷することは勿論、収納する鋸身自体も損傷する。第三には、抜止め部材が 比較的鞘内部の差入口近くに装着されるから、鋸身の鞘からの出し入れに際して 、常にばね等の弾性力が付与して、迅速な出し入れ操作の支障になる等の問題が 生じた。
【0005】 本考案は、かかる課題を解消した鋸の鞘を、極めて簡単な構成で、しかも安価 に提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る鋸の鞘は、一対の両側壁1,1間に鋸2の鋸身3を収納すべく差 入口4を形成した鞘本体5と、該鞘本体5先端部に設けられていると共に鞘本体 5内に収納状態にある鋸身3の一部分を露出せしめる切開部6と、前記鞘本体5 に一体的に取付けられ、かつ鞘本体5に収納状態にある鋸身3の前記露出部分に 臨みうる抜止め部材7とを備えており、該抜止め部材7には、鋸身3を収納状態 において、厚さ方向に押圧挟持する弾性力が付与されるように構成されているこ とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
しかして、本考案に係る鋸の鞘の使用に際して、通常、鞘は、これに一体的に 取付けられた吊り革15等にて腰にぶら下げられている。鞘に鋸2を収納するに は、鋸2の柄部8を持ち、鋸身3を鋸2の差入口4に次第に深く差し込んでいく のである。やがて、鋸身3が鞘本体5の先端部に設けられた切開部6に達し、該 切開部6から鋸身3の一部分が露出するが、この露出部分には弾性力が付与され た抜止め部材7が臨んでいるので、鋸2は鞘本体5内に確実に収納保持される。 そして、鋸身3全体が鞘本体5で被覆され、鋸刃3が剥き出さない安全状態に保 たれると共に鋸2の柄部8が、鞘本体5から突出した図3で示すごとき状態に保 たれるのである。
【0008】 一方、鞘本体5から鋸身3を引き抜くには、片方の掌で鋸2の柄部8を握り、 片手操作で、少々強く引張るだけで鋸身3が抜止め部材7からの弾性力から解放 され、鋸身3を鞘本体5から容易に差入口4まで抜き出すことができるのである 。
【0009】 なお、前記鋸身3の鋸2からの出し入れ操作に際して注目すべきは、絶えず鋸 2を鞘本体5から頻繁に出し入れするような場合には、いちいち鋸身3を抜止め 部材7にて挟持しなくても、常時鋸2を鞘本体5の最も奥である先端部まで差し 込まず、つまり鋸身3が抜止め部材7からの弾性力が作用しない程度の少し手前 の状態まで挿入した状態にしておけば、何ら、鋸身3が弾性力に邪魔されること なく、自由自在の軽快な鞘本体5からの出し入れ操作が可能となり、一層の作業 効率アップを図ることができる。
【0010】
【考案の効果】
本考案に係る鋸の鞘は、以上のごとき構成及び作用を有するから、次のような 効果を奏する。 (イ).鋸身を鞘本体の最先端まで挿入しないと抜止め部材からの弾性力が付与 されないので、従来のごとく、鋸身に抜止め部材の弾性力が始終作用して 迅速な操作が邪魔されるような事態から回避され、鋸身の鞘本体への出し 入れ操作が極めて容易で、かつ円滑に行い得、一層の作業効率アップを図 ることができる。 (ロ).抜止め部材の鞘本体への取付け個所が、取付け困難な鞘本体内部でなく 取付け容易な鞘本体外部でも抜止め部材を鋸身に臨ませることが可能とな るので、製作が容易になり、コストダウン化を図って量産化にも適するも のとすることができる。 (ハ).抜止め部材による押圧挟持は、鋸身の厚さ方向に行われるので、従来の ごとく、鋸刃が鞘本体内部に強く食い込んで、鋸身や鞘本体が損傷すると いうような不都合な事態が末然に防止される。 (ニ).頻繁に鋸身を鞘本体に出し入れ操作しなければならないような場合には 、いちいち鋸身を鞘本体の先端部まで突っ込まず、換言すれば、鋸身が抜 止め部材からの弾性力が作用しない程度の手前まで挿入した状態にしてお くことによって軽快かつ効率の良い作業が可能となる。 (ホ).従来、ひき屑等が鞘本体内部に蓄積しやすかったが、切開部からひき屑 を鞘外部へ容易に放出することができる。 (ヘ).鋸身が鞘内で、がたついたり、容易に抜けなくなったりするようなこと がなく、程よい堅さで鋸身を鞘に出し入れでき、怪我等から未然に回避し て安全状態を保つことができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。 図1〜図5は本考案に係る鋸の鞘の一実施例を示すもので、図1は鋸の鞘の表 側から見た斜視図、図2は鋸の鞘の裏側から見た斜視図、図3は図1の鋸の鞘に 鋸を挿入した状態を示す一部破断した平面図、図4は図2の矢印IV−IV方向 から見た部分拡大縦断面図、図5は図1の矢印V−V方向から見た部分拡大横断 面図である。
【0012】 これらの図において、本考案に係る鋸の鞘は、木製又はプラスチック製で、か つ一対の両側壁1,1、左壁9及び右壁10からなる内周壁にて鋸2の鋸身3を 収納しうるごとく、筒状に形成された鞘本体5を備えている。換言すれば、この 鞘本体5には、後端部の差入口4から先端部の抜孔11まで貫通した挿通孔12 が設けられており、鋸2の不使用時において、挿通孔12に鋸身3を挿入して、 鋸身3が剥き出しにならないように安全状態に被覆収納できると共に鋸2の柄部 8のみが、図3に示すごとく、鞘本体5から突出するように保つことができるの である。一方、鋸2の使用時には、この鞘本体5から鋸身3を抜き出すようにし て、鋸2の鋸身3の鞘本体5に対する出し入れ操作を、自由自在に行うことがで きるのである。そして、前記鞘本体5の先端部には、前記両側壁1,1の一方を U字状に切欠いた切開部6が設けられており、鞘本体5に深く収納した鋸2の鋸 身3の一部分が、この切開部6から露出できるようになっている。
【0013】 鞘本体5の切開部6を有する側壁1には、該側壁1の外側で、前記切開部6の 少し手前(差入口4側)にビス13,13にて一体的に厚さ1mm程度の板ばね からなる抜止め部材7が止着される。なお、抜止め部材7は,切開部6より若干 幅狭に形成され、かつ前記ビス13,13にて止着された基端部から、切開部6 までほぼ鞘本体5の外壁に沿って延びた後、切開部6に対向する部分から折曲し て先端部が鞘本体5内に収納された鋸身3の露出部分に臨みうるごとく延設され ている。したがって、抜止め部材7の先端部は、その弾性力によって前記鋸身3 の露出部分を、鞘本体5の側壁1との間で厚さ方向に押圧し、鋸身3は鞘本体5 内に確実に挟持されるのである。
【0014】 なお、14は、前記鞘本体5の差入口4側の側壁1に設けた切欠きで、この切 欠き14は、鞘本体5内に収納された鋸2の鋸身3を、抜きやすくするためのも ので、鋸身3を鞘本体5から抜くときには、この切欠き14内に手指を挿入して 柄部8の前端面を後方へ押すことにより可能となる。また、15は鞘本体5を腰 に締めたベルト(図示なし)にぶら下げるための吊り革で、この吊り革15は、 前記抜止め部材7が止着された一側壁1の差入口4側にベルト16,16にて接 合される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る鋸の鞘の一実施例を示すもので鋸
の鞘全体の表側から見た斜視図である。
【図2】図1の鋸の鞘全体の裏側から見た斜視図であ
る。
【図3】図1の鋸の鞘に鋸を挿入した状態を示す一部破
断した平面図である。
【図4】図2の矢印IV−IV方向から見た部分拡大縦
断面図である。
【図5】図1の矢印V−V方向から見た部分拡大横断面
図である。
【符号の説明】
1 側壁 2 鋸 3 鋸身 4 差入口 5 鞘本体 6 切開部 7 抜止め部材 8 柄部 9 左壁 10 右壁 11 抜孔 12 挿通孔 13 ビス 14 切欠き 15 吊り革 16 ベルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の両側壁1,1間に鋸2の鋸身3を
    収納すべく差入口4を形成した鞘本体5と、該鞘本体5
    先端部に設けられていると共に鞘本体5内に収納状態に
    ある鋸身3の一部分を露出せしめる切開部6と、前記鞘
    本体5に一体的に取付けられ、かつ鞘本体5に収納状態
    にある鋸身3の前記露出部分に臨みうる抜止め部材7と
    を備えており、該抜止め部材7には、鋸身3を収納状態
    において、厚さ方向に押圧挟持する弾性力が付与される
    ように構成されていることを特徴とする鋸の鞘。
JP1993047708U 1993-06-30 1993-06-30 鋸の鞘 Expired - Lifetime JP2561935Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5010500U (ja) * 1973-05-28 1975-02-03
WO2001002145A1 (fr) * 1999-07-01 2001-01-11 Topman Co., Ltd. Gaine pour scies

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS573095U (ja) * 1980-06-09 1982-01-08
JPS597571A (ja) * 1982-06-30 1984-01-14 笹田 光幸 作業工具の腰サツク
JPH0232775U (ja) * 1988-08-23 1990-03-01

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JP2561935Y2 (ja) 1998-02-04

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