JP3218656U - 刈込鋏 - Google Patents

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善哲 脇坂
善哲 脇坂
嘉宏 脇坂
嘉宏 脇坂
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株式会社大進
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Abstract

【課題】 小型刃物の抜け落ちを防止して、持ち直すことなく小型刃物を使用可能に取り外すことができる刈込鋏を提供する。【解決手段】 本考案の刈込鋏は、上記課題に鑑み、開閉自在の一対の刃体1、1と、刃体1、1の基端にそれぞれ取り付けた筒形状の柄2、2と、柄2に挿し入れて収納される小型刃物5と、からなる。小型刃物5は、柄2内に収納可能な把持部6と、把持部6の先端から突出する刃部7と、把持部6の基端側の膨出部10と、膨出部10から刃先方向に向けて突出する指掛け部11とを有する。この刈込鋏は、指掛け部11に指を掛けて、柄2から小型刃物5を容易に抜き出すことができるとともに、この指掛け部11により刃先7aの向きが分かり、使用に適した握り方で小型刃物5を抜き出して、把持部6を握り直さずにそのまま使用することができる。【選択図】 図2

Description

この考案は、柄に小型刃物を収納して、鋏で切断し難い枝などをこの小型刃物により切断・加工することができる刈込鋏に関する。
園芸作業において、樹形に刈り込む刈込鋏を用いて行うことが一般的であるが、刈込鋏で切断し難い太い枝などを切断する場合には鋸などの他の道具が必要となることがある。ただ、作業者が脚立等に乗って行うことも多く、咄嗟のときに鋸が必要になった場合に、その度に鋸を取りに行かなければならなかった。このような実情に鑑み、特許文献1では、先端部に刃部を有し基端部に握持部を有する小物工具の取手部材を柄本体に着脱可能に取り付けて、取手を構成した刈込鋏を開示している。このように刈込鋏に小物工具を仕込むことで、持ち物の削減や切替の簡便化などを行っている。
実開平2−12236号公報
特許文献1の刈込鋏では、小物工具の握持部と刃部との間に雄ねじ部を設け、雄ねじ部を柄本体の雌ねじ部に螺合して取り付けている。このため、取手の半分を形成する握持部のみを握り、上刃及び下刃からなる鋏を開閉すると、螺合が緩み、切断力の低下や切断位置のずれなどを生じることがあった。また、握持部を何度も持ち直しながら回すことで小物工具を取り外すため、取り外した小物工具の刃部の向きが定まらず、小物工具を一度持ち直して、刃部を適切な向き調整する手間があった。
上記従来技術の課題に鑑み、本考案は、取り外し前から刃先の方向が分かり、使用者が持ち直すことなく小型刃物を取り外すことができるとともに、スムーズに小型刃物の取出しをすることを目的とするものである。
上記目的を達成する請求項1記載の考案は、開閉自在の一対の刃体と、前記刃体の基端にそれぞれ取り付けた筒形状の柄と、前記柄に挿し入れて収納される小型刃物と、からなり、前記小型刃物は、前記柄内に収納可能な把持部と、前記把持部の先端から突出する刃部と、前記把持部の基端側の膨出部と、前記膨出部から刃先方向に向けて突出する指掛け部とを有することを特徴とする。
また、柄は、少なくとも基端部分の断面が、柄上面と柄下面と、前記柄上面と前記柄下面との両側端を柄湾曲面で繋いだ筒型であり、把持部は、把持部上面と把持部下面と、前記把持部上面と前記把持部下面との両側端を把持部湾曲面で繋いだ形状であって、前記柄の形状よりも一回り細く形成され、刃部は、前記把持部の先端から前記把持部の長手方向に突出することが好ましい。
また、把持部は、把持部上面及び把持部下面の少なくとも一方に柄側に向けた突没自在のボタンを配置し、柄は、前記把持部を前記柄に収納した状態で前記ボタンに対応する位置に通し孔を有することが好ましい。
請求項1記載の考案によれば、小型刃物を柄に挿入して収納できるとともに、収納時の刃先の位置を容易に確認することができる。つまり、指掛け部により刃先の方向が分かり、柄の握り方と同じ握り方で把持部を握ることで、使用に適した握り方で小型刃物を抜き出すことができ、抜き出した小型刃物を握り直さずにそのまま使用することができる。
また、請求項2に記載の考案によれば、柄と同じ形態による把持部により、小型刃物が柄に収納されている状態で位置が変わることがなく、抜き出した小型刃物をそのまま使用できる状態を保つことができる。
また、請求項3に記載の考案によれば、柄により開閉操作してもボタンにより小型刃物の柄からの抜け落ちを防止することができる。そしてボタンを没入することで、ロック(抜け止め)を解除して小型刃物を柄から容易に抜き出すことができる。ボタンを没入して柄から抜き出すだけで小型刃物を取り外せるため、刃部を挿し入れた向きに維持して小型刃物を取り外すことができ、持ち直しの手間を解消することができる。
図1は、本考案の実施形態を示す刈込鋏の全体平面図である。 図2は、図1に示す刈込鋏の小型刃物を抜き出した状態の全体斜視図である。 図3は、図1に示す刈込鋏の柄の握り方の一例を説明する平面図である。 図4は、図3に示す刈込鋏のボタンを押す状態を示す一部拡大平面図である。 図5は、把持可能な程度に引き出した小型刃物の把持部の握り方の一例を示す一部拡大平面図であり、柄内に挿入された小型刃物を破線で示すものである。 図6は、図5の状態から抜き出した小型刃物の握り方の一例を示す平面図である。 図7は、柄に小型刃物を挿入する状態を示す一部拡大斜視図であって、(a)は柄のみ、(b)は柄に小型刃物を挿入する状態、(c)は柄に小型刃物を完全に挿入した状態を示す。 図8は、柄に小型刃物を挿入した状態を示すものであって、(a)は図1のA−A線断面図、(b)はB−B線断面図である。
以下、本考案に係る刈込鋏の実施形態を添付の図面に基づいて説明する。本説明において図1で示す側を上面側、その裏面側を下面側で説明し、刃体1、1の刃先側を本説明における先端とし、指掛け部11がある側を基端として説明する。
本実施形態の刈込鋏は、図1、2に示すように、支持軸1aにより開閉自在に軸支した一対の刃体1、1と、刃体1、1の基端にそれぞれ取り付けた長尺な筒形状の柄2、2と、柄2に挿し入れて収納される小型刃物5と、からなる。
柄2は、各々その断面が、平面状の柄上面3aと柄下面3bと、その柄上面3aと柄下面3bとの両側端を円弧で繋いだ柄湾曲面4、4と、からなる形状で、内部が空洞となる筒部材からなり、例えば厚さ1.5mmの金属製のものである。刈込鋏は、図3に示すように、柄2、2の基端部分を手20で握り、左右方向に開閉させると支持軸1aを支点に一対の刃体1、1が開閉する。
本実施形態の柄2、2はその全体が筒状の形態であるが、本実施形態に限定するものではない。少なくとも小型刃物5が収納される位置のみを筒状にし、その他の部分は非筒状のものであってもよい。
図2に示すように、小型刃物5は、柄2、2よりも細く長尺な棒形状の把持部6と、把持部6の先端から突出する刃部7と、からなり、例えば鋸刃からなる片刃の刃先7aを有する小型鋸としている。小型刃物5は、刃部7を先頭にして一方の柄2の基端側から挿し入れることで、把持部6を柄2に内接して着脱自在で収納可能としている。
把持部6は、その断面が、平面上の把持部上面12aと把持部下面12b(図8(b)参照)と、その把持部上面12aと把持部下面12bとの両側端を円弧で繋いだ把持部湾曲面13、13と、からなる形状である。把持部6は、把持部上面12aが柄2の柄上面3aと、把持部下面12bが柄下面3bと、把持部湾曲面13、13が柄湾曲面4、4と、いずれもその内面に当接して収納される。すなわち、図8(a)、(b)に示すように、この内接する把持部6は、柄2の内面と略同じ外形をし、柄2の内面に比して少し細く形成することにより、収納時に柄2の使用によってもその内部で小型刃物5がガタついたりすることを防止している。
刃部7は把持部6の先端から把持部6の長手方向に沿って突出している。刃部7は、所定長さの刃板を有し、その側方であって収納時にもう一方の柄側に向く側に刃先7aが形成される。刃板は、その長手方向が把持部6の把持部上面12aの長手方向と平行であって、前記長手方向に直交する把持部6の厚さ方向(上下方向)の略中央に位置している。
小型刃物5は、柄2から抜け止め作用を有するボタン8を把持部上面12aに有している。図8(a)に示すように、把持部6は所定位置において、厚み方向に向けた通し孔6aを把持部上面12aから開けて、厚み方向中央にボルト通し孔を開けた内壁6cを有している。ボタン8は、雄ネジ8aと、バネ8bと、ボルト受8cと、からなり、この把持部上面12aの通し孔6aからバネ8bを雄ネジ8aに通した状態で、把持部下面12bの通し孔6bにボルト受8cを介して螺入すると、突没自在の簡易なボタン8となる。
図7(a)乃至(c)に示すように、柄上面3aには通し孔9が形成され、小型刃物5を柄2に挿入して収納すると、この通し孔9に突没自在のボタン8が係合する。ボタン8は、突出した状態で通し孔9に係合することで、収納時の小型刃物5の抜け落ちを防止している。そして、使用者がボタン8を内方に没入することで、このボタン8による抜け止め(ロック)を解き、小型刃物5を引出可能にする。
通常、鋏として使用する場合、使用者は、図3に示すように両手で柄2、2を持って使用する。次に、図4に示すように、手20により把持部6の基端を掴みながら親指20aでボタン8を押して抜け止めを解除して、把持部6を把持可能な程度に引き出すことにより、小型刃物5を収納状態から引き出す。その後、図5に示すように、柄2と同様に把持部6を握り、柄2から抜き出すことで、図6に示すように、抜き出した小型刃物5は刃先7aの向きを変えずにそのままの握り方で使用する(切断する)ことができ、持ち直しの手間を解消することができる。
また、図7に示すように、柄2の内面よりも細く形成された把持部6の基端側から連続する膨出部10を有している。膨出部10自体は柄2と同じ太さであり、後述のとおり、指掛け部11と環状凸部15が形成されることで、全体として段差のある凸状形態となる。把持部6の長手方向長さは、把持可能な程度に引き出しても柄2内に残る部位により柄2に十分保持される寸法が必要となり、例えば把持部6の先端から膨出部10の基端までの寸法を150mmとし、把持部6のみの長手方向長さの寸法を120mmとしている。
膨出部10は、その先端部分は柄2と略同じ形態であり、把持部6の基端側から段差を有して一体成型される。小型刃物5を柄2に収納すると、把持部6と膨出部10との間の段差である長手方向の壁面(図示しない)に、柄2の基端面が当接して係合する。つまり、把持部6より膨出している膨出部10は柄2の内部に挿入することができず、小型刃物5を柄2に対して位置決め・保持して、小型刃物5の柄2内への過剰な挿入(押込み)を防止している。
膨出部10の基端部分には、その側面をもう一方の柄2側に緩やかに突出した指掛け部11を有する。この膨出部10及び指掛け部11と同じ形態は、小型刃物5を収納しない側の柄2の基端部分にも形成されており、図3に示すように、使用者が指掛け部11に小指を引っ掛けて手20から滑り落ちないようにしている。
指掛け部11の突出方向は、もう一方の柄2側を向く方向であり、小型刃物5の刃先7aの方向と一致している。小型刃物5は、上述のとおり、筒状の柄2の内部に挿入して収納した状態で、筒内で回転したり、ガタついたりしないものであるため、刃先7aの方向と指掛け部11の突出方向が一致していることで、使用者が小型刃物5を抜き出す前からどの方向に刃先7aがあるか判別することができる。なお、この刃先7aの方向と指掛け部11の突出方向が一致していることは、厳密な同方向を意味するものではなく、同じ側への側方に向けたという程度を示すものである。
把持部6の側面のうち刃先7aがある側面と反対側の側面には、図2に示すように、把持した手20の滑り止めとして、長手方向に等間隔で並ぶように複数の凹所14を有している。凹所14は、把持する手20の滑り止めとしての効果の他に、柄2内面との接触抵抗を軽減して小型刃物5を着脱し易くしている。
膨出部10及び指掛け部11に周方向の全周に亘り突出する複数の環状凸部15が等間隔で並ぶように有している。この環状凸部15により膨出部10に指を掛け易くしている。
柄2、2の柄上面3a、柄下面3bにはそれぞれ、内方に突出する二つのガイド突条21、21をその全長に亘り有している。一方、把持部6の把持部上面12a、把持部下面12bには、ガイド突条21、21にそれぞれ嵌り込む二つのガイド溝22、22をその全長に亘り有しており、小型刃物5を柄2に収納したとき、ガイド突条21、21にガイド溝22、22が嵌り込み、柄2の長手方向に沿って真っ直ぐに小型刃物5を着脱することができる。
1…刃体、2…柄、3a…柄上面、3b…柄下面、4…柄湾曲面、5…小型刃物、6…把持部、7…刃部、7a…刃先、8…ボタン、9…通し孔、10…膨出部、11…指掛け部、12a…把持部上面、12b…把持部下面、13…把持部湾曲面。

Claims (3)

  1. 開閉自在の一対の刃体と、前記刃体の基端にそれぞれ取り付けた筒形状の柄と、前記柄に挿し入れて収納される小型刃物と、からなり、
    前記小型刃物は、前記柄内に収納可能な把持部と、前記把持部の先端から突出する刃部と、前記把持部の基端側の膨出部と、前記膨出部から刃先方向に向けて突出する指掛け部とを有することを特徴とする刈込鋏。
  2. 柄は、少なくとも基端部分の断面が、柄上面と柄下面と、前記柄上面と前記柄下面との両側端を柄湾曲面で繋いだ筒型であり、
    把持部は、把持部上面と把持部下面と、前記把持部上面と前記把持部下面との両側端を把持部湾曲面で繋いだ形状であって、前記柄の形状よりも一回り細く形成され、
    刃部は、前記把持部の先端から前記把持部の長手方向に突出することを特徴とする請求項1に記載の刈込鋏。
  3. 把持部は、把持部上面及び把持部下面の少なくとも一方に柄側に向けた突没自在のボタンを配置し、
    柄は、前記把持部を前記柄に収納した状態で前記ボタンに対応する位置に通し孔を有することを特徴とする請求項2に記載の刈込鋏。
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