JPH0778302A - データ記録再生装置 - Google Patents

データ記録再生装置

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JPH0778302A
JPH0778302A JP28252293A JP28252293A JPH0778302A JP H0778302 A JPH0778302 A JP H0778302A JP 28252293 A JP28252293 A JP 28252293A JP 28252293 A JP28252293 A JP 28252293A JP H0778302 A JPH0778302 A JP H0778302A
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data
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JP28252293A
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English (en)
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Ikuo Shirai
育夫 白井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、磁気ディスク装置等のデータ
再生記録装置において、装置の駆動時にリード/ライト
回路のパラメータを最適値に設定できるようにして、常
に確実なデータ記録再生を実現することにある。 【構成】HDD1は、予め複数のリード/ライト回路1
0の動作に必要な例えばフィルタ特性を決定するための
複数のパラメータデータをROM13に格納しておく。
HDD1の駆動時に、ホストコンピュータ2は所定の順
序でパラメータデータを指定して、パラメータデータ毎
のリード/ライト回路10の動作を伴ったベリファイ処
理を実行する。ホストコンピュータ2はベリファイ処理
の結果に従って、最小のリードエラーレートを示すパラ
メータデータを最適値として決定する。HDD1のCP
U11は、ホストコンピュータ2により決定された最適
値のパラメータデータを不揮発性のRWM14に格納す
る。CPU11はRWM14に格納されたパラメータデ
ータに対応するパラメータをリード/ライト回路10に
セットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に磁気ディスク装置
に関し、ディスクからデータを再生し、またはデータを
記録するためのリード/ライト動作に必要なパラメータ
を外部から設定することが可能なリード/ライト回路を
備えたデータ再生記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスク装置は、ヘッドによ
りディスクから読出されたリード信号からリードデータ
を再生し、またはディスクに記録すべき記録データをラ
イト信号(ライト電流)に変換するリード/ライト回路
を備えている。
【0003】リード/ライト回路は、概略的には増幅回
路、フィルタ回路、リードパルス生成回路のデータ再生
系および記録データをライト電流に変換するデータ記録
系に大別される。ところで、磁気ディスク装置では、所
定の記録周波数によりディスクにデータが記録されてお
り、この記録周波数に基づいてデータ再生時のデータ転
送レートが決定される。リード/ライト回路には、所定
の記録周波数により記録されたデータを正確に再生する
ために、リード/ライト動作に必要な各種パラメータを
最適値に設定することが要求される。
【0004】例えばフィルタ回路にはローパスフィルタ
が使用されているが、パラメータとしてカットオフ周波
数やブースト(boost)量(dB)を最適値に設定
する必要がある。リード/ライト回路のフィルタ回路に
は、具体的には例えばSilicon Systems
Inc.のLow−Power Programma
ble Electronic Filter(型式S
SI32F8001/8002)やPulse Det
ector with Programmable F
ilter(型式SSI32P3040)等の集積回路
が使用されている。このようなフィルタ回路は、カット
オフ周波数やブースト量等のパラメータを、入力電圧ま
たは入力電流により設定するための入力端子を備えてい
る。通常では、磁気ディスク装置のマイクロプロセッサ
(CPU)が、カットオフ周波数やブースト量等のパラ
メータを、磁気ディスク装置の製造時に設定する。
【0005】このようなリード/ライトite回路を構
成するフィルタ回路等のパラメータの最適値が磁気ディ
スク装置の製造時に設定される。しかし、製品として出
荷された磁気ディスク装置が駆動した場合に、製造時の
各種部品の特性ばらつきにより、製造時に設定したリー
ド/ライト回路のパラメータが必ずしも最適値とはなら
ず、許容範囲外のリードエラーが発生することがある。
【0006】特に、CDR(constant den
sity recording)方式の磁気ディスク装
置では、各ゾーン毎にデータ転送レートが異なるため、
各ゾーン毎にリード/ライト回路の最適パラメータを設
定する必要がある。CDR方式では、ディスク上のトラ
ックを半径方向に複数のゾーンに分割し、ディスクの記
録面全体にわたって、比較的記録密度が一定になるよう
に構成されている。言い換えれば、各ゾーン毎にセクタ
数が異なり、外周側のゾーンほどセクタ数が大きく、内
周側ほどセクタ数が小さくなる。このため、各ゾーン毎
にデータ転送レートが異なることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】CDR方式において
も、リード/ライト回路の各ゾーン毎の最適パラメータ
は製造時に設定されるのが通常である。したがって、前
記と同様に、製造時の各種部品の特性ばらつきにより、
製品として出荷された磁気ディスク装置が駆動した場合
に、製造時に設定したリード/ライト回路のパラメータ
が必ずしも最適値とはならないことが発生する。
【0008】本発明の目的は、磁気ディスク装置等のデ
ータ再生記録装置において、装置の駆動時にリード/ラ
イト回路のパラメータを最適値に設定できるようにし
て、常に確実なデータ記録再生を実現することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘッドにより
ディスクにデータの記録再生を行なうデータ記録再生装
置において、リード/ライト動作に必要なパラメータを
入力するための入力手段を備えたリード/ライト回路手
段、所定の順序でパラメータを指定するためのパラメー
タ指定手段、パラメータを記憶するためのメモリ手段、
所定の順序で指定された各パラメータ毎のリード/ライ
ト回路手段の動作を実行させるリード/ライト制御手
段、リードデータのエラーレートを各パラメータ毎に測
定し、最小のエラーレートに対応するパラメータを決定
するための決定手段および決定されたパラメータをリー
ド/ライト回路手段の最適値としてメモリ手段に記憶さ
せるためのメモリ制御手段を備えた装置である。
【0010】
【作用】本発明では、パラメータ指定手段はリード/ラ
イト回路手段の動作特性を決定するための複数のパラメ
ータを用意し、所定の順序でパラメータを指定する。リ
ード/ライト制御手段は、パラメータ指定手段により指
定されたパラメータをリード/ライト回路手段の入力手
段に入力し、所定の順序で指定された各パラメータ毎の
リード/ライト回路手段の動作を実行させる。決定手段
は、ヘッドによりディスクから再生されたリードデータ
のエラーレートを各パラメータ毎に測定し、最小のエラ
ーレートに対応するパラメータを決定する。メモリ制御
手段は、決定手段により決定されたパラメータをリード
/ライト回路手段の最適値としてメモリ手段に記憶させ
る。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1に示すように、同実施例の磁気ディスク装置は
ハードディスクドライブ(HDD)1であり、ホストコ
ンピュータ2のアクセスに従ってディスク4にデータの
リード/ライト動作を実行する。ディスク4は1枚また
は複数枚設けられており、同実施例では便宜的に1枚と
する。
【0012】ヘッド5はディスク4の両面のそれぞれに
対応して設けられており、ヘッドアクチュエータ6aに
保持されている。ヘッドアクチュエータ6aはボイスコ
イルモータ(VCM)6により回転駆動し、ヘッド5を
ディスク4の半径方向に移動させる。ディスク4はスピ
ンドルモータ(SM)7により高速回転する。スピンド
ルモータ7は、CPU11の制御によりモータドライバ
8から駆動電流が供給されて駆動制御される。一方、V
CM6は、CPU11の制御によりVCMドライバ9か
ら駆動電流が供給されて駆動制御される。
【0013】リード/ライト回路10は、ヘッド5によ
り読出されたリード信号(アナログ信号)を入力し、こ
のリード信号からディジタルのリードデータを生成して
ハードディスクコントローラ(HDC)3に出力する。
また、リード/ライト回路10は、HDC3から出力さ
れた記録データ(ライトデータ)をライト信号(ライト
電流)に変換してhead5に供給する。
【0014】HDC3は、HDD1とホストコンピュー
タ2とのインターフェースを構成し、リード/ライトデ
ータや各種インターフェース信号(ホストコンピュータ
2からのコマンドを含む)の交換を行なう。CPU11
はHDC3からの指示により、HDD1の各構成要素を
制御するためのマイクロプロセッサ(マイクロコントロ
ーラ)である。同実施例では、CPU11はリード/ラ
イト回路10の所定のパラメータを設定する処理を実行
する。
【0015】CPU11は、ROM(read−onl
y memory)13に格納されたプログラムにより
動作する。同実施例では、ROM13には、リード/ラ
イト回路10の動作特性を決定するための複数のパラメ
ータからなるパラメータテーブル13aを格納してい
る。リード/ライトメモリ(RWM)14は、CPU1
1によりアクセスされて、リード/ライト回路10に設
定するためのパラメータを保持するための不揮発性メモ
リである。RWM14は、具体的にはEEPROM(e
lectrically erasable prog
rammableread−only memory)
からなる。
【0016】サーボ回路12は、ヘッド5をディスク4
上の目標トラック(シリンダ)に位置決めするための回
路である。具体的には、サーボ回路12は、リード/ラ
イト回路10から出力される信号に基づいて、ヘッド5
を目標トラックに位置決めするための制御を実行する。
【0017】リード/ライト回路10は、図2に示すよ
うに、ヘッドアンプ10a、AGC(automati
c gain control)アンプ10b、フィル
タ回路10cおよびパルス生成回路10dを含む。これ
らの回路10a〜10dはデータ再生系を構成する要素
であり、ヘッド5により読出されたリード信号からリー
ドパルスを出力する。リードパルスは図示しないデータ
デコーダ回路によりNRZ符号のリードデータに再生さ
れる。HDC3は再生されたリードデータをホストコン
ピュータ2に転送する。
【0018】同実施例では、CPU11は、ホストコン
ピュータ2からHDC3を介してパラメータコードが与
えられると、ROM13のパラメータテーブル13aか
らパラメータコードにより指定されたパラメータデータ
PDnをアクセスする。CPU11は、アクセスしたパ
ラメータデータPDnに従ったパラメータをリード/ラ
イト回路10に設定する。ここで、CPU11は、リー
ド/ライト回路10に設定すべきパラメータデータPD
nをRWM14に格納する。
【0019】同実施例では、一例としてリード/ライト
回路10のフィルタ回路10cのパラメータを設定する
処理について説明する。フィルタ回路10cは、前記の
ように、カットオフ周波数やブースト量等のパラメータ
を、入力電圧または入力電流により設定するための入力
端子を備えた集積回路である。具体的には、例えばSi
licon Systems Inc.のLow−Po
wer Programmable Electron
ic Filter(型式SSI32F8001/80
02)やPulse Detector with
Programmable Filter(型式SSI
32P3040)である。
【0020】このようなパラメータ設定処理について、
図3と図4のフローチャートを参照して説明する。ま
ず、パラメータ設定処理は、システム電源の投入時また
はホストコンピュータ2の指示により開始する。本発明
のパラメータ設定処理は、ディスク4に測定用データを
記録し、この測定データを読出したときのリードデータ
のベリファイ(verification)処理を実行
する。このエラーチェック処理の結果により、最小のエ
ラーレートに対応するパラメータを最適値として設定す
る内容である。
【0021】具体的には、ホストコンピュータ2は、ベ
リファイ処理のパラメータの組合わせ数N(パラメータ
番号N)を設定する(ステップS1)。ここでは、便宜
的にN=10とする。次に、ホストコンピュータ2はパ
ラメータコードを出力して、初期パラメータを指定する
(ステップS2)。CPU11は、HDC3を介して入
力されたパラメータコードに対応するパラメータデータ
(例えばPD1)をROM13のパラメータテーブル1
3aからアクセスし、RWM14に格納する(ステップ
S3)。さらに、CPU11は、RWM14に格納され
たパラメータデータPD1に対応するパラメータをリー
ド/ライト回路10のフィルタ回路10cに入力するた
めの処理を行なう(ステップS4)。
【0022】ここでは、前記のように、フィルタ回路1
0cには、パラメータ入力専用の入力端子を介して、カ
ットオフ周波数やブースト量等のパラメータが入力電圧
または入力電流により設定される。HDD1のリード/
ライト回路10では、フィルタ回路10cはヘッド5に
より読出されたアナログ信号のリード信号から高周波数
成分であるノイズをカットオフするためのローパスフィ
ルタ(LPF)である。
【0023】図10は、LPFの特性を示す一例であ
る。LPFでは、設定されたカットオフ周波数より大き
い周波数を全てカットオフされるのが理想的であるが、
実際には完全に高周波数成分であるノイズをカットオフ
することは不可能である。また、図10に示す斜線のD
領域では、出力信号の出力レベルが落ち込むため、信号
の振幅が小さくなり、信号のレベルを検出することが不
可能となる。
【0024】このため、フィルタ回路10cには出力信
号の出力レベルが落ち込んでいる領域を持ち上げるため
のブースト(boost)機能を備えている。このブー
スト機能のパラメータがブースト量(dB)である。図
7は、ブースト量(0〜8のkの値)の設定により、出
力信号の出力レベルを持ち上げた状態を示す具体例であ
る。
【0025】ホストコンピュータ2は、初期パラメータ
の設定処理が終了すると、ベリファイコマンドを出力し
てベリファイ処理を実行する(ステップS5)。具体的
には、ホストコンピュータ2は予め用意した測定用デー
タをHDC3に出力する。これにより、ヘッド5はディ
スク4上に測定用データに対応するデータを記録する。
次に、ホストコンピュータ2は、ヘッド5によりディス
ク4から測定用データをリードさせる(ステップS
6)。
【0026】即ち、ヘッド5がディスク4から読出した
リード信号をリード/ライト回路10に出力すると、リ
ード/ライト回路10は記録した測定用データに対応す
るリードデータを再生する。HDC3は、再生されたリ
ードデータにエラーがあるか否かを検出し、エラーが検
出されるとエラー情報をホストコンピュータ2に転送す
る。ホストコンピュータ2は、エラーが発生しているか
否かのリードエラーチェック処理(ステータス情報のチ
ェック処理)を実行する(ステップS7)。ここで、ホ
ストコンピュータ2は、パラメータの組合わせ数N(パ
ラメータ番号N)毎にエラー発生回数をカウントするた
めのカウンタ(ルーチン)2aを有する。
【0027】さらに、HDD1では、通常ではセクタ単
位にデータがアクセスされる。したがって、ホストコン
ピュータ2は例えばセクタ単位のリードエラーのチェッ
クを実行し、エラーが発生すればカウンタ2aをインク
リメント(increment)する(ステップS
8)。この場合、カウンタ2aはセクタ単位のデータか
らビット単位のエラー発生に応じたカウント動作でもよ
い。
【0028】ホストコンピュータ2は、このようなベリ
ファイ処理を所定単位の全セクタのデータに対して終了
するまで繰り返す(ステップS9)。所定単位とは、例
えばヘッド単位(言い換えれば、ディスクの面単位)ま
たは後述するようなゾーン単位でもよい。ここでは、ヘ
ッド単位とする。
【0029】第1のヘッド5に対するベリファイ処理が
終了すると、ホストコンピュータ2はパラメータ番号N
をデクリメント(decrement)する(ステップ
S10)。さらに、ホストコンピュータ2はリード/ラ
イト回路10のパラメータを変更するために、次のパラ
メータコードを出力する(ステップS12)。CPU1
1は、変更の指示にしたがって別のパラメータデータ
(例えばPD2)をROM13のパラメータテーブル1
3aからアクセスする。初期時と同様に、パラメータデ
ータPD2をRWM14に格納し、パラメータデータP
D2に対応するパラメータをフィルタ回路10cに設定
する(ステップS3,S4)。
【0030】以下同様にして、ホストコンピュータ2は
変更したパラメータに基づいて、ベリファイ処理を実行
する(ステップS5〜S10)。そして、所定のパラメ
ータの組合わせ数N(ここでは10回)、即ち用意され
たパラメータデータPDnのデータ数(n=10)分だ
けのベリファイ処理が終了すると、ホストコンピュータ
2は最適なパラメータを決定するための処理に移行する
(ステップS11のYESからS13)。
【0031】ここで、ホストコンピュータ2はカウンタ
2aのカウント動作に従って、図5に示すように、パラ
メータ毎のエラーカウント値を記憶している。ホストコ
ンピュータ2は、得られたパラメータ毎のエラーカウン
ト値から最小のカウント値に対応するパラメータを最適
値として決定する(ステップS13)。ここでは、最小
のカウント値はパラメータ番号(N=3)のときで、パ
ラメータがパラメータデータPD3に対応しているとき
である。
【0032】CPU11は、ホストコンピュータ2によ
り指定された最適値のパラメータに対応するパラメータ
データ(ここではPD3)をROM13のパラメータテ
ーブル13aからアクセスし、RWM14に格納する
(ステップS14)。そして、次の第2のヘッド5に対
するパラメータ設定処理を行なう(ステップS15)。
【0033】このようにして、RWM14には、例えば
ヘッド単位の最適パラメータに対応するパラメータデー
タPDnがセットされる。CPU11は、ホストコンピ
ュータ2のアクセスに応じて、ディスク4に対してデー
タのリード/ライト動作を実行するときに、RWM14
からパラメータデータPDnを読出す。そして、パラメ
ータデータPDnに対応する最適なパラメータを、リー
ド/ライト回路10のフィルタ回路10cにセットする
ことになる。これにより、HDD1の製造時に部品の特
性ばらつきが多少存在する場合でも、製品として出荷さ
れたHDD1の駆動時に最適なパラメータを設定するこ
とができる。
【0034】ここで、本発明のパラメータ設定処理を、
CDR方式のHDDに適用した場合について説明する。
CDR方式では、図8に示すように、ディスク4上の全
トラックが複数のゾーン(ここでは0〜4)に分割され
ている。同一ゾーンに含まれる各トラックのセクタ数は
同一であるが、ゾーン毎にセクタ数は異なる。即ち、外
周側のゾーン0のセクタ数は相対的に多く、内周側のゾ
ーン4のセクタ数は相対的に少ない。言い換えれば、C
DR方式では、各ゾーン0〜4のデータ記録密度は同一
であるが、ゾーン0〜4毎にデータ転送レートは異な
る。
【0035】このようなCDR方式のHDDでは、前記
のようなフィルタ回路10cのパラメータをゾーン0〜
4毎に最適値を設定することが望ましい。このゾーン0
〜4毎に最適なパラメータを設定するための処理を、前
記実施例のヘッドごとのゾーン単位に実行することによ
り、最終的にRWM14には各ヘッドに対してゾーン0
〜4のそれぞれに最適なパラメータデータPDnがセッ
トされることになる。
【0036】具体的には、図3と図4に示すパラメータ
設定処理において、ステップS9の処理ではゾーン(例
えば0)の全セクタのリード動作が終了するまでステッ
プS6からの処理を繰り返す。そして、ステップS15
の処理では全ゾーン0〜4について終了するまで、ステ
ップS1からのパラメータ設定処理を繰り返す。このよ
うなゾーン単位のパラメータ設定処理により、ホストコ
ンピュータ2は、図6に示すように、ゾーン0〜4毎
に、最小のエラーカウント値に対応するパラメータデー
タPDnを決定することができる。例えばあるヘッドの
ゾーン0では最適のパラメータとして、パラメータデー
タPD3が設定される。また、ゾーン1では最適のパラ
メータとして、パラメータデータPD2が設定される。
【0037】したがって、RWM14には、ヘッド毎の
ゾーン単位の最適パラメータに対応するパラメータデー
タPDnがセットされる。CPU11は、ホストコンピ
ュータ2のアクセスに応じて、ディスク4に対してデー
タのリード/ライト動作を実行するときに、各ヘッド及
び各ゾーンに応じてRWM14からパラメータデータP
Dnを読出す。このパラメータデータPDnに対応する
最適なパラメータを、リード/ライト回路10のフィル
タ回路10cにセットすることになる。したがって、リ
ード/ライト回路10は、ゾーン毎に最適なパラメータ
により、データ再生動作を実行することができる。
【0038】図9は同実施例の変形例に関するブロック
図である。この変形例では、予め用意した複数のパラメ
ータからなるパラメータテーブル2bは、ホストコンピ
ュータ2に設けられている。即ち、ホストコンピュータ
2は、図3と図4に示すパラメータ設定処理のときに、
パラメータデータPDnを指定するためのパラメータコ
ードを出力するのではなく、パラメータテーブル2bか
ら読出したパラメータデータPDnを供給する。
【0039】したがって、CPU11は、HDC3を介
して与えられたパラメータデータPDnをRWM14に
格納し、このパラメータデータPD1に対応するパラメ
ータをリード/ライト回路10のフィルタ回路10cに
設定することになる。なお、他の構成および動作は同実
施例の場合と同様であるため説明を省略する。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、磁
気ディスク装置等のデータ記録再生装置において、装置
の駆動時にリード/ライト回路のパラメータを最適値に
設定できるようにして、常に確実なデータ記録再生を実
現することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる磁気ディスク装置の要
部を示すブロック図。
【図2】同実施例に係わるリード/ライト回路とその周
辺を示すブロック図。
【図3】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図4】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図5】同実施例のベリファイ処理を説明するための
図。
【図6】同実施例のパラメータ設定処理を説明するため
の図。
【図7】同実施例のリード/ライト回路に使用されてい
るフィルタ回路の特性を説明するための図。
【図8】本発明のCDR方式のdiskの構成を説明す
るための図。
【図9】本発明の変形例の磁気ディスク装置の要部を示
すブロック図
【図10】同実施例のリード/ライト回路に使用されて
いるフィルタ回路の特性を説明するための図。
【符号の説明】
1…HDD、2…ホストコンピュータ、3…HDC、4
…ディスク、5…ヘッド、10…リード/ライト回路、
11…CPU、12…サーボ回路、13…ROM、13
a…パラメータテーブル、14…RWM。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドによりディスクにデータの記録再
    生を行なうデータ記録再生装置において、 前記ヘッドにより前記ディスクから読出されたリード信
    号からリードデータを再生し、前記ディスクにデータを
    記録するためのライト信号を前記ヘッドに出力し、リー
    ド/ライト動作に必要なパラメータを入力するための入
    力手段を備えたリード/ライト回路手段と、 前記リード/ライト回路手段の動作特性を決定するため
    の複数の前記パラメータを用意し、所定の順序で前記パ
    ラメータを指定するパラメータ指定手段と、 前記リード/ライト回路手段に入力するための前記パラ
    メータを記憶するためのメモリ手段と、 前記パラメータ指定手段により指定されたパラメータを
    前記リード/ライト回路手段の前記入力手段に入力し、
    前記リード/ライト回路手段の動作を実行させるリード
    /ライト制御手段と、 前記リード/ライト回路手段のリード/ライト動作に従
    って、前記ヘッドにより前記ディスクから再生された前
    記リードデータのエラーレートを前記各パラメータ毎に
    測定し、最小のエラーレートに対応するパラメータを決
    定するための決定手段と、 前記決定手段により決定された前記パラメータを前記リ
    ード/ライト回路手段の最適値として前記メモリ手段に
    記憶させるためのメモリ制御手段とを具備したことを特
    徴とするデータ記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記パラメータ指定手段はホストコンピ
    ュータを含み、前記ホストコンピュータは前記複数のパ
    ラメータを格納したメモリ手段を有することを特徴とす
    る請求項1記載のデータ記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記パラメータ指定手段はホストコンピ
    ュータ、前記複数のパラメータを格納したテーブルメモ
    リ手段および前記ホストコンピュータが指定した前記パ
    ラメータを前記テーブルメモリ手段から読出すためのメ
    モリ制御手段を含むことを特徴とする請求項1記載のデ
    ータ記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリ手段は、前記パラメータを記
    憶し、電源オフ後も記憶を保持する不揮発性メモリから
    なることを特徴とする請求項1記載のデータ記録再生装
    置。
  5. 【請求項5】 前記リード/ライト制御手段は、前記リ
    ード/ライト回路手段の動作を実行させて、前記ディス
    クに測定用データを記録し、前記ディスクから前記測定
    用データを前記リードデータとして再生することを特徴
    とする請求項1記載のデータ記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記決定手段は、前記各パラメータ毎に
    前記ディスクから所定単位の前記リードデータを再生
    し、前記各パラメータ毎の前記リードデータのエラー回
    数をカウントするカウンタ手段を有し、最小のエラー回
    数に対応するパラメータを決定することを特徴とする請
    求項1記載のデータ記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記リード/ライト手段はフィルタ回路
    を有し、前記パラメータ指定手段は前記フィルタ回路の
    カットオフ周波数とブースト量を一つのパラメータとし
    た複数のパラメータを所定の順序で指定することを特徴
    とする請求項1記載のデータ記録再生装置。
  8. 【請求項8】 複数のトラックを有し、前記トラックが
    複数のゾーンに分割されたディスクを備えて、ヘッドに
    より前記ディスクにデータの記録再生を行なうCDR方
    式のデータ記録再生装置において、 前記ヘッドにより前記ディスクから読出されたリード信
    号からリードデータを再生し、前記ディスクにデータを
    記録するためのライト信号を前記ヘッドに出力し、リー
    ド/ライト動作に必要なパラメータを入力するための入
    力手段を備えたリード/ライト回路手段と、 前記リード/ライト回路手段の動作特性を決定するため
    の複数の前記パラメータを用意し、前記各ゾーン毎に所
    定の順序で前記パラメータを指定するためのパラメータ
    指定手段と、 前記リード/ライト回路手段に入力するための前記パラ
    メータを記憶するためのメモリ手段と、 前記パラメータ指定手段により指定されたパラメータを
    前記リード/ライト回路手段の前記入力手段に入力し、
    前記リード/ライト回路手段の動作を実行させるリード
    /ライト制御手段と、 前記リード/ライト回路手段のリード/ライト動作に従
    って、前記ヘッドにより前記ディスクから再生された前
    記リードデータのエラーレートを前記各パラメータ毎に
    測定し、最小のエラーレートに対応するパラメータを決
    定するための決定手段と、 前記決定手段により決定された前記パラメータを前記リ
    ード/ライト回路手段の最適値として前記メモリ手段に
    記憶させるためのメモリ制御手段とを具備したことを特
    徴とするデータ記録再生装置。
  9. 【請求項9】 ヘッドによりディスクから読出されたリ
    ード信号からリードデータを再生し、前記ディスクにデ
    ータを記録するためのライト信号を前記ヘッドに出力
    し、リード/ライト動作の特性を決定するためのパラメ
    ータを入力するための入力手段を備えたリード/ライト
    回路手段を有するデータ記録再生装置において、 前記パラメータを複数種用意し、 前記リード/ライト回路手段に前記パラメータを設定
    し、 この設定されたパラメータに基づいて前記リード/ライ
    ト回路手段の動作を実行させ、前記ディスクから再生さ
    れた前記リードデータのエラーレートを測定し、 前記リード/ライト回路手段に設定したパラメータを変
    更して、前記エラーレートの測定を前記用意した複数種
    のパラメータの全てに対して行なうように前記パラメー
    タの設定及び前記エラーレートの測定を繰り返し、 前記エラーレートの測定結果から最小のエラーレートに
    対応するパラメータを前記リード/ライト回路手段の最
    適値として決定することを特徴とするパラメータ設定方
    法。
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