JPH0778234A - 走行路検出装置 - Google Patents

走行路検出装置

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JPH0778234A
JPH0778234A JP5160681A JP16068193A JPH0778234A JP H0778234 A JPH0778234 A JP H0778234A JP 5160681 A JP5160681 A JP 5160681A JP 16068193 A JP16068193 A JP 16068193A JP H0778234 A JPH0778234 A JP H0778234A
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JP
Japan
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white line
line
window
condition
Prior art date
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Pending
Application number
JP5160681A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriko Kaburayama
典子 蕪山
Kazunori Noso
千典 農宗
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理の高速化を図り,かつ,道路のカーブの
度合や勾配の計測を行なう。また,走行路を高精度に求
め,かつ,障害物等によって白線が隠されている場合で
も走行路を検出する。 【構成】 エッジ点抽出処理部101でエッジ点を抽出
後,ウインドウ設定部102で入力画像を複数の水平ブ
ロックに分割して,白線の候補毎に1つのウインドウを
設定し,直線検出部103でウインドウ内の複数のエッ
ジ点を直線候補点とし,直線候補点が一番多く乗る直線
を検出する。条件設定部105で前回認識結果保持部1
04から前回の認識結果を入力し,白線の条件を逐次更
新する。また,白線認識部106で白線の認識を行い,
結果検証部107で認識結果が正しいか否か判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,自動車や,無人搬送車
等における走行道路領域を画像処理によって認識する走
行路検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の走行路検出装置として,例えば,
特開昭63−142478号公報に開示されている装置
がある。この装置は,車両前方に設置されたカメラから
画像を入力し,白線候補点を抽出した後,Hough変
換によって直線を検出し,その直線を走行路の端を示す
白線として認識するものである。上記白線候補点の前処
理としては,縦方向のエッジを持つ点を白線以外の点と
して除去することによって精度の向上を図っている。
【0003】また,特開平2−90379号公報では,
同様に車両前方に設置されたカメラから画像を入力し,
下側領域,上側領域を含む少なくとも2つの領域に画像
データを分割し,それぞれの領域において,エッジ抽出
後,Hough変換によって検出した不特定多数の直線
群の中から,既知である道路幅情報を用いて走行路を決
定する装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,特開昭
63−142478号公報によれば,黒から白,その後
白から黒に変化する点を白線候補点とし,かつ,候補点
全体に渡ってHough変換を行なうことによって直線
検出を行なっているため,Hough変換に時間がかか
り全体の処理時間が長くなる,また,白線が部分的にな
い道路端の検出ができない,道路のカーブの度合や勾配
の計測が不可能であるという問題点があった。特に急カ
ーブでは直線近似した場合に誤差が大きくなっていた。
【0005】また,特開平2−90379号公報によれ
ば,Hough変換によって検出した不特定多数の直線
群の中から,道路幅情報を用いて走行路を決定するた
め,他車や,障害物等によって道路端が隠されて,Ho
ugh変換で道路端の直線が検出できない場合に走行路
の認識ができないという問題点や,用いる情報が道路幅
情報のみであるため,消失点や走行路の誤差が大きいと
いう問題点があった。
【0006】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,処理の高速化を図ることができ,かつ,白線が部分
的にない道路端の検出および道路のカーブの度合や勾配
の計測を行なえるようにすることを目的とする。
【0007】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,走行路を高精度に求めることができ,かつ,
障害物等によって白線が隠されている場合でも走行路を
検出できることを目的する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために,TVカメラ等の画像入力手段を用いて車
両前方の画像データを入力し,該画像データから道路境
界の白線を抽出して走行路の検出を行なう走行路検出装
置において,画像入力手段から画像データを入力し,輝
度の急激に変化する点をエッジ点として抽出するエッジ
点抽出手段と,画像入力手段の1画面分の画像データを
複数の水平ブロックに分割し,各ブロック内に存在する
白線の候補毎に1つのウインドウを設定するウインドウ
設定手段と,ウインドウ設定手段で設定したウインドウ
毎に,ウインドウ内の複数のエッジ点を直線候補点と
し,直線候補点が一番多く乗る直線を検出する直線検出
手段と,前回の認識結果に基づいて,白線の条件を逐次
更新する条件設定手段と,2つの端点を結んだ線を直線
と定義したときに,各端点と直線検出手段で検出した直
線との差および各端点と条件設定手段で設定した全ての
白線条件との差を用いて,重み付け2乗和を最小にする
ような端点の座標を白線の端点として認識する白線認識
手段と,白線認識手段で認識した白線の端点の座標と直
線検出手段で検出した直線との誤差,および条件設定手
段で設定した白線条件との誤差に基づいて,白線認識手
段の認識結果が正しいか否か判断する結果検証手段とを
備えた走行路検出装置を提供するものである。
【0009】なお,前記条件設定手段は,第1に,同一
ブロック内の複数の直線は一つの消失点で交わること,
第2に,複数のブロックの複数の消失点の水平方向(x
方向)の座標差が前回の結果に近似し,複数のブロック
の複数の消失点の垂直方向(y方向)の座標値は全て近
似すること,第3に,各ブロックの境界において上側ブ
ロックの直線の境界線上にある端点は下側ブロックの同
じ白線を近似する直線上にあることの3つを白線の条件
とするものである。
【0010】
【作用】本発明の走行路検出装置は,複数の白線をそれ
ぞれ複数の直線で近似し,条件として,各直線は入力画
像データを複数のブロックに分割したときに各ブロック
内の複数の直線がそれぞれ消失点で交わる,複数の消失
点のx,y座標の距離や前回の認識結果との関係,各線
の端点の位置や端点間の距離の前回の認識結果との関係
を設定し,前記条件との誤差および入力画像データから
検出された直線との誤差の重み付け2乗和を最小にする
ことにより,総合的に走行路を決定する。
【0011】
【実施例】以下,本発明の走行路検出装置の一実施例に
ついて,図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は,本実施例のブロック構成図を示
し,TVカメラ(図示せず)を介して車両前方の画像デ
ータを入力し,輝度の急激に変化する点をエッジ点とし
て抽出するエッジ点抽出処理部101と,TVカメラの
1画面分の画像データを複数の水平ブロックに分割し,
各ブロック内に存在する白線の候補毎に1つのウインド
ウを設定するウインドウ設定部102と,ウインドウ設
定部102で設定したウインドウ毎に,ウインドウ内の
複数のエッジ点を直線候補点とし,直線候補点が一番多
く乗る直線を検出する直線検出部103と,1画面前の
認識結果(以降,前回の認識結果と記載する)を保持す
る前回認識結果保持部104と,前回認識結果保持部1
04から前回の認識結果を入力し,白線の条件を逐次更
新する条件設定部105と,2つの端点を結んだ線を直
線と定義したときに,各端点と直線検出部103で検出
した直線との差および各端点と条件設定部105で設定
した全ての白線条件との差を用いて,重み付け2乗和を
最小にするような端点の座標を白線の端点として認識す
る白線認識部106と,白線認識部106で認識した白
線の端点の座標と直線検出部103で検出した直線との
誤差,および条件設定部105で設定した白線条件との
誤差に基づいて,白線認識部106の認識結果が正しい
か否か判断する結果検証部107とから構成される。
【0013】以上の構成において,画像入力とエッジ
点抽出処理,条件設定処理,ウインドウ設定処理,
直線検出処理,白線認識処理,認識結果の検証処
理の順に動作を説明する。
【0014】画像入力とエッジ点抽出処理 画像データは,1画面が256×240画素のモノクロ
濃淡画像情報として,TVカメラから連続的に入力され
る。TVカメラを介して入力した1画面分の画像データ
は,横方向をx座標,縦方向をy座標として,画素毎に
G(x,y)のように画素を特定するアドレス(座標)
が割り付けられる。また,以降において,1画面分の画
像データを入力画像と記載する。
【0015】エッジ点抽出処理部101は,入力画像の
各画素G(x,y)に対して,SOBELオペレータに
より,x方向およびy方向の1次微分を求め,それぞれ
Sx(x,y),Sy(x,y)とする。次に,しきい
値Csと,Sx(x,y),Sy(x,y)とを比較
し,Sx(x,y)<Cs,Sy(x,y)<Csの点
(画素)はエッジ点でないと判断する。換言すれば,S
x(x,y)またはSy(x,y)がCs以上の場合
に,その画素をエッジ点と判断する。
【0016】ここで,エッジとは,明るさの急激に変化
する点を意味する。また,しきい値Csは,入力画像の
明るさの度合によって決定される。例えば,入力画像全
体のコントラストが弱い場合には,Csも低くなり,入
力画像全体のコントラストが強い場合には,Csも高く
なる。また,SOBELオペレータは,エッジを検出す
るための一般的な手法であるため,ここでは詳細な説明
を省略する。
【0017】条件設定処理 次に,条件設定部105における条件設定処理について
説明する。条件設定部105は,条件設定処理によって
白線についての様々な情報を『白線の条件』として白線
認識部106に与えるものである。
【0018】図2は,本発明における白線の取扱いを示
すための説明図であり,本発明では,例えば,2車線の
高速道路を想定しているので,道路には3本の白線が存
在し,また1本の白線を4本の直線で近似するものとす
る。ただし,この近似の本数は,特に限定するものでは
ない。入力画像は,水平な複数のブロック(ブロック1
〜ブロック4)に分割され,分割数は1本の白線の近似
の直線数に一致する。また,左端の白線は,白線の右側
を用いて直線の近似を行い,真中の白線および右端の白
線は,白線の左側を用いて直線の近似を行なうものとす
る。
【0019】図2において,□で示すs1〜s12は直
線を意味し,○で示すt1〜t16は端点を意味する。
なお,各直線は両端に端点を有する。
【0020】ここで,現在の時刻をkとしたとき,端点
tiの座標を(xi (k),yi (k))で表すとす
る。3本の白線は3次元的に平行であるため,これを2
次元に射影した画像データでは,同一ブロック内の3本
の直線は消失点で1点に交わる。具体的には,ブロック
1の直線の消失点が端点t4,ブロック2の直線の消失
点が端点t8,ブロック3の直線の消失点が端点t1
2,ブロック4の直線の消失点が端点t16である。
【0021】従って,同一ブロック内の3本の直線は,
同じ端点(消失点)を持ち,かつ,もう一方の端点はブ
ロックの下端にある。換言すれば,同一ブロック内の3
本の直線の消失点でない方の端点のy座標値は等しいこ
とになる。
【0022】また,各ブロックの消失点のy座標値も等
しく,さらに道路は滑らかに変化するため,各消失点の
x方向の座標値の差は前回の結果の座標値の差と等しく
なる。
【0023】また,各ブロックの境界部分で,上側ブロ
ックの直線と下側ブロックの直線がうまく接続するため
には,上側ブロックの直線の消失点で方の端点は,下側
ブロックの直線上になければならない。また,道路は滑
らかに変化するため,各端点のx,y座標値は前回の結
果に近い値を持つ。
【0024】以上のことから,各直線と端点の関係,お
よび白線を認識するための条件を以下に示すように設定
する。
【0025】直線と端点の関係 直線s1の端点は t1 と t4 である。直線s2
の端点は t2 と t4 である。直線s3の端点は
t3 と t4 である。直線s4の端点は t5
と t8 である。直線s5の端点は t6 と t8
である。直線s6の端点は t7 と t8 であ
る。直線s7の端点は t9 と t12 である。直線
s8の端点は t10 と t12 である。直線s9の端
点は t11 と t12 である。直線s10の端点は t
13 と t16 である。直線s11の端点は t14 と
t16 である。直線s12の端点は t15 と t16 で
ある。但し,t4はブロック1の消失点,t8はブロッ
ク2の消失点,t12はブロック3の消失点,t16はブロ
ック4の消失点である。
【0026】白線を認識するための条件 条件1)t1とt2のy座標は等しい。(y1 (k)−
2 (k)=0) 条件2)t2とt3のy座標は等しい。(y2 (k)−
3 (k)=0) 条件3)t1とt3のy座標は等しい。(y1 (k)−
3 (k)=0) 条件4)t5とt6のy座標は等しい。(y5 (k)−
6 (k)=0) 条件5)t6とt7のy座標は等しい。(y6 (k)−
7 (k)=0) 条件6)t5とt7のy座標は等しい。(y5 (k)−
7 (k)=0) 条件7)t9とt10のy座標は等しい。(y9 (k)−
10(k)=0) 条件8)t10とt11のy座標は等しい。(y10(k)−
11(k)=0) 条件9)t9とt11のy座標は等しい。(y9 (k)−
11(k)=0) 条件10)t13とt14のy座標は等しい。(y13(k)−
14(k)=0) 条件11)t14とt15のy座標は等しい。(y14(k)−
15(k)=0) 条件12)t13とt15のy座標は等しい。(y13(k)−
15(k)=0) 条件13)t4とt8のy座標は等しい。(y4 (k)−
8 (k)=0) 条件14)t4とt12のy座標は等しい。(y4 (k)−
12(k)=0) 条件15)t4とt16のy座標は等しい。(y4 (k)−
16(k)=0) 条件16)t8とt12のy座標は等しい。(y8 (k)−
12(k)=0) 条件17)t8とt16のy座標は等しい。(y8 (k)−
16(k)=0) 条件18)t12とt16のy座標は等しい。(y12(k)−
16(k)=0)
【0027】条件19)ブロック1と消失点のy座標の距
離は,前回の結果と等しい。(y1 (k)−y4 (k)
=α) 条件20)ブロック1と消失点のy座標の距離は,前回の
結果と等しい。(y2 (k)−y4 (k)=α) 条件21)ブロック1と消失点のy座標の距離は,前回の
結果と等しい。(y3 (k)−y4 (k)=α) 条件22)ブロック2と消失点のy座標の距離は,前回の
結果と等しい。(y5 (k)−y8 (k)=β) 条件23)ブロック2と消失点のy座標の距離は,前回の
結果と等しい。(y6 (k)−y8 (k)=β) 条件24)ブロック2と消失点のy座標の距離は,前回の
結果と等しい。(y7 (k)- y8 (k)=β) 条件25)ブロック3と消失点のy座標の距離は,前回の
結果と等しい。(y9 (k)- y12(k)=γ) 条件26)ブロック3と消失点のy座標の距離は,前回の
結果と等しい。(y10(k)- y12(k)=γ) 条件27)ブロック3と消失点のy座標の距離は,前回の
結果と等しい。(y11(k)- y12(k)=γ) 条件28)ブロック4と消失点のy座標の距離は,前回の
結果と等しい。(y13(k)- y16(k)=δ) 条件29)ブロック4と消失点のy座標の距離は,前回の
結果と等しい。(y14(k)- y16(k)=δ) 条件30)ブロック4と消失点のy座標の距離は,前回の
結果と等しい。(y15(k)- y16(k)=δ)
【0028】条件31)t4とt8のx座標は,前回の結
果と等しい。(x4 (k)−x8 (k)=ε) 条件32)t8とt12のx座標は,前回の結果と等しい。
(x8 (k)−x12(k)=ψ) 条件33)t12とt16のx座標は.前回の結果と等しい。
(x12(k)−x16(k)=χ) 条件34)左側と右側の道路幅の比は前回の結果の比に等
しい。((x2 (k)−x1 (k))=η(x3 (k)
−x2 (k))) 条件35)左側と右側の道路幅の比は前回の結果の比に等
しい。((x6 (k)−x5 (k))=η(x7 (k)
−x6 (k))) 条件36)左側と右側の道路幅の比は前回の結果の比に等
しい。((x10(k)−x9 (k))=η(x11(k)
−x10(k))) 条件37)左側と右側の道路幅の比は前回の結果の比に等
しい。((x14(k)−x13(k))=η(x15(k)
−x14(k)))
【0029】条件38)t5とt4,t1とt4のx座標
の距離の比は,前回の結果の消失点とブロック1のy座
標の距離,消失点とブロック2のy座標の距離の比に等
しい。((x4 (k)−x5 (k))=ι(x4 (k)
−x1 (k))) 条件39)t6とt4,t2とt4のx座標の距離の比
は,前回の結果の消失点とブロック1のy座標の距離,
消失点とブロック2のy座標の距離の比に等しい。 ((x4 (k)−x6 (k))=ι(x4 (k)−x2
(k))) 条件40)t7とt4,t3とt4のx座標の距離の比
は,前回の結果の消失点とブロック1のy座標の距離,
消失点とブロック2のy座標の距離の比に等しい。 ((x4 (k)−x7 (k))=ι(x4 (k)−x3
(k)))
【0030】条件41)t9とt8,t5とt8のx座標
の距離の比は,前回の結果の消失点とブロック2のy座
標の距離,消失点とブロック3のy座標の距離の比に等
しい。((x8 (k)−x9 (k))=φ(x8 (k)
−x5 (k))) 条件42)t10とt8,t6とt8のx座標の距離の比
は,前回の結果の消失点とブロック2のy座標の距離,
消失点とブロック3のy座標の距離の比に等しい。 ((x8 (k)−x10(k))=φ(x8 (k)−x6
(k))) 条件43)t11とt8,t7とt8のx座標の距離の比
は,前回の結果の消失点とブロック2のy座標の距離,
消失点とブロック3のy座標の距離の比に等しい。 ((x8 (k)−x11(k))=φ(x8 (k)−x7
(k)))
【0031】条件44)t13とt12,t9とt12のx座標
の距離の比は,前回の結果の消失点とブロック3のy座
標の距離,消失点とブロック4のy座標の距離の比に等
しい。((x12(k)−x13(k))=κ(x12(k)
−x9 (k))) 条件45)t14とt12,t10とt12のx座標の距離の比
は,前回の結果の消失点とブロック3のy座標の距離,
消失点とブロック4のy座標の距離の比に等しい。 ((x12(k)−x14(k))=κ(x12(k)−x10
(k))) 条件46)t15とt12,t11とt12のx座標の距離の比
は,前回の結果の消失点とブロック3のy座標の距離,
消失点とブロック4のy座標の距離の比に等しい。 ((x12(k)−x15(k))=κ(x12(k)−x11
(k)))
【0032】条件47)全ての端点のx座標は,前回の結
果と等しい。((xi (k)−xi (k−1)=0) 条件48)全ての端点のy座標は,前回の結果と等しい。
((yi (k)−yi (k−1)=0)
【0033】ただし,上記の条件1)〜条件48)にお
いて,前回の認識結果から得られる値である(α,β,
γ,δ,ε,ψ,χ,η,ι,φ,κ)は,以下の数1
に示すように定義する。
【0034】
【数1】
【0035】ウインドウ設定処理 次に,ウインドウ設定部102によるウインドウ設定処
理について説明する。ここでは,入力画像から複数本の
直線を検出するために,エッジ点抽出処理後の画像デー
タにウインドウを設定する。なお,1つのウインドウか
らは1本の直線が検出される。
【0036】ウインドウは,図3および図4に示すよう
に,2つの基準点W1,W2とウインドウ幅wで作成さ
れる平行四辺形であり,基準点は短辺の中点とする。ウ
インドウの短辺は,x軸またはy軸に平行であり,これ
は2つの基準点の位置関係で決定される。ここで,短辺
がx軸に平行な場合は縦方向のエッジ点から直線を検出
する場合(図4参照)であり,短辺がy軸が平行な場合
は横方向のエッジ点から直線を検出する場合(図3参
照)である。
【0037】ウインドウの基準点は,道路が滑らかに変
化するという前提条件に基づいて,前回の認識結果を元
に決定される。
【0038】例えば,図5において,直線s1を検出す
るためのウインドウは,直線s1の2つの端点t1,t
4の前回の認識結果から決定される。直線s1の2つの
端点t1,t4の前回の認識結果が, t1(x1 (k−1),y1 (k−1)), t4(x4 (k−1),y4 (k−1)) であったとき,直線s1を検出するためのウインドウ設
定のパラメータは, 基準点W1:直線s1の端点であるt1,t4の前回の
認識結果を結ぶ直線上の点で,y座標がy1 (k−1)
−Δy1の点 基準点W2:直線s1の端点であるt1,t4の前回の
認識結果を結ぶ直線上の点で,y座標がy4 (k−1)
+Δy2の点 ウインドウ幅:w ここで,Δy1,Δy2,wは,検出する白線の曲がり
具合等の状態により,それぞれの直線毎に決定する。
【0039】ウインドウ内で検出された直線との条件
設定処理で設定した白線の条件から,後述する白線認識
部106において白線が認識されるが,その結果が結果
検証部107で誤りと判断された場合,その原因は入力
画像から直線を検出する際に,ノイズや障害物等の白線
以外の部分から直線を検出したことによる。そこで,認
識結果が誤りと判断された場合,直線を検出し直して,
再び白線認識部106で白線認識を行なう。このとき,
ウインドウの位置を最初と同じに設定すれば,同じ直線
しか検出できず,結果は変わらないため,できるだけ白
線が検出できるような位置,大きさに変更する。
【0040】結果検証部107は,認識結果が正しいか
否かの判断結果を出力するが,誤りと判断した場合に
は,どの端点が誤りと判断されたかの情報も合わせて出
力する。正しく認識されなかった端点を持つ直線を,誤
って検出された直線としてウインドウを設定し直し,再
び,直線検出を行なう。このとき,誤って認識された端
点の正しい位置は,正しく認識された端点に所定の条件
を当てはめることによって予想することができる。そこ
で,再設定されるウインドウの2つの基準点は,前回の
認識結果の代わりに,この予想される端点の位置を用い
て,上記と同様の方法で決定する。このとき,ウインド
ウ内に白線が存在する確率が高いため,ウインドウ幅は
できるだけ狭くして,白線以外の情報やノイズが入らな
いようにする。
【0041】直線検出処理 直線検出部103は,先ず,ウインドウ内に存在するエ
ッジ点のうち,y方向(縦方向)のエッジ点から検出す
る場合はx方向(横方向)に連続したエッジ点がないか
どうかを調べ,x方向(横方向)のエッジ点から検出す
る場合はy方向(縦方向)に連続したエッジ点がないか
どうかを調べる。もし連続したエッジ点があれば,連続
したエッジ点の真中の点を候補点として残し,それ以外
の点を消去する。
【0042】次に,ウインドウ内にある直線の候補点の
中から任意の2点を選び,2点を結ぶ線分上に他の候補
点が何点乗っているかをカウントする。全ての2点の組
み合わせの中で,カウント数の最も大きな値を与える2
点から決定される直線を,ウインドウ内でで検出された
直線iとして,傾きai と切片bi として直線式をy=
i x+bi とする。また,ウインドウの長さni によ
ってカウント数を正規化したものを確からしさpi とし
て出力する。
【0043】検出される直線は,直線の確からしさだけ
で決定されるため,ウインドウ内に白線と共に,障害物
やノイズ等が存在する場合,白線だけでなく,障害物や
ノイズから直線を検出(すなわち,誤検出)してしまう
ことがある。このようなとき,この誤って検出された直
線の影響を受けて,認識結果が誤った結果となる場合が
ある。そこで,このような誤検出を防ぐために,直線検
出部103は,検出された直線が白線であるか否かの確
認を行なう。
【0044】白線の一部を障害物が隠している場合,検
出された直線上に乗る直線の候補点はウインドウの一部
に集中する。そこで,白線を隠しているものがあるかど
うかを調べるために,検出された直線上の候補点がウイ
ンドウのどの部分に存在するかを調べる。
【0045】先ず,図6に示すように,ウインドウを長
辺方向に分割して複数の小領域(ここでは,6個の小領
域)に分け,それぞれの小領域において,直線の候補点
が検出された直線にどの位の確率で候補点が乗っている
かを調べる。ウインドウ全体から直線が検出されていれ
ば,同図に示すように,各小領域での確率は似たような
値(直線の確率に近い値)を持つはずである。
【0046】一方,ウインドウ内に障害物があり,白線
の一部を隠しているような場合には,白線と障害物のど
ちらから直線を検出したとしても,図7に示すように,
小領域は確率の高い領域と低い領域に分かれる。そこで
各小領域毎に直線の確率を求め,この確率の分散から直
線が障害物に隠されているかどうかを判断する。
【0047】ウインドウをn個の小領域に分割し,ウイ
ンドウから検出された直線の確からしさをp,各小領域
での直線の確率をpn としたときの分散値Vは,数2の
計算式で求められる。
【0048】
【数2】
【0049】このようにして求めた分散値Vが,しきい
値Vc より小さければ障害物がないとし,しきい値Vc
より大きければ障害物があるとする。障害物があると判
断した場合は,さらに小領域を確率の大きな領域と小さ
な領域とに分けてサブウインドウを作成し,それぞれの
サブウインドウから直線を検出し直す。例えば,図7の
小領域を確率の小さい領域(小領域1および2)をサブ
ウインドウ1とし,確率の大きな領域(小領域3〜6)
をサブウインドウ2として,図8に示すようにサブウイ
ンドウを作成し,それぞれのサブウインドウから直線を
検出し直す。ただし,分割された小領域の数が少ない場
合には分散値Vの誤差が大きくなるので,この処理はウ
インドウサイズが大きい場合にのみ行なうものとする。
【0050】次に,それぞれのサブウインドウから検出
された合計2本の直線のどちらが白線であるかを決定す
るために,以下に示すように,+/−エッジ両方から直
線を検出し,さらに直線の傾きから白線であるかどうか
の決定を行なう。
【0051】図9に示すように,白線は,レーンの両側
に符号の異なるエッジ点を持つ。そのため,検出された
直線が白線ならば,同じウインドウ内で反対の符号のエ
ッジ点からも直線が検出でき,かつ,それらは平行であ
るために傾きがほぼ等しく,切片の差は白線の幅に近
い。本実施例では,左端の白線は,白線の右側を用いて
直線の近似を行い,真中の白線および右端の白線は,白
線の左側を用いて直線の近似を行なっているため,どの
白線から直線を検出しようとしているかで,+/−どち
らのエッジ点から直線を検出するかが決まったが,それ
ぞれのサブウインドウで反対の符号のエッジ点からも直
線検出を行い,どちらかの直線が検出されない場合,ま
たは,両方のエッジ点から直線が検出されたが,それぞ
れの傾きが大きく異なる場合や,切片の差が非常に大き
い場合には,これらの直線は白線でないと判断する。
【0052】上記の処理で白線の可能性があると判断さ
れた場合,続いて,直線の傾きを調べて白線である確率
を高める。検出された直線が白線ならば,その傾きの値
はある範囲内に存在する。車が道路上を走っている限
り,右端の白線の傾きが+(右上がり)になることはな
く,同様に左端の白線の傾きが−(左上がり)になるこ
ともない。そこで,図10に傾きの範囲で示すように,
一番右側の直線はx軸となす角θが1/24π〜3/8
π,真中の直線はx軸となす角θが1/12π〜11/
12π,一番左端の直線はx軸となす角θが5/8π〜
23/24πの範囲内になければ,その直線は白線でな
いと判断する。
【0053】ただし,道路上部(曲線部分)から検出さ
れた直線の傾きについては,右にカーブしている場合
や,左にカーブしている場合が考えられるため,右と左
の白線は1/24πから23/24π,真中の白線は1
/12π〜11/12πとする。
【0054】以上の処理で,検出された直線が白線でな
いと判断した場合,このウインドウからは直線が検出で
きなかったとする。
【0055】図11は,直線検出部103の直線検出の
フローチャートを示す。先ず,設定されたウインドウ内
の直線を検出し(S1101),ウインドウサイズが大
きいか否かを判断する(S1102)。ここで,ウイン
ドウがあらかじめ設定した所定サイズより大きければ,
ステップS1106へ進み,所定サイズより小さけれ
ば,ステップS1103へ進む。
【0056】ステップS1103では,直線の傾きが範
囲内である否かを判定し,範囲内であれば白線検出成功
と判断し(S1104),範囲内でなければ白線検出失
敗と判断して(S1105),当該ウインドウの処理を
終了する。
【0057】一方,ウインドウサイズが大きい場合に
は,ウインドウを小領域に分割し(S1106),各小
領域の直線の確率を求める(S1107)。続いて,確
率の分散を求め(S1108),分散値Vがしきい値V
c より大きいか否かを判定し(S1109),分散値V
が大きければ障害物があると判断してステップS111
0へ進み,分散値Vが小さければ障害物がないと判断し
てステップS1103へ進む。
【0058】分散値Vが大きい場合には,サブウインド
ウを作成し(S1110),サブウインドウでの±エッ
ジ点の直線検出を行なう(S1111)。
【0059】続いて,±エッジ点の直線は平行であるか
否かを判定し(S1112),平行でなければ白線検出
失敗と判断して(S1114),当該ウインドウの処理
を終了する。一方,平行であれば,直線の傾きが範囲内
である否かを判定し(S1113),範囲内であれば白
線検出成功と判断し(S1115),範囲内でなければ
白線検出失敗と判断して(S1114),当該ウインド
ウの処理を終了する。
【0060】白線認識処理 次に,白線認識部106の白線認識処理について説明す
る。現時刻をkとしたときの直線の両端の端点ti の座
標を,変数(xi (k),yi (k))とする。また,
入力画像から検出された直線s1(y=a1 x+b1
端点をt1,t4とする)との誤差をt1,t4での誤
差と定義し,それぞれをEimage1(1),E
image2(1)とすると,それらは数3の式のように表さ
れる。
【0061】
【数3】
【0062】また,j番目の条件との誤差をE
model (2)としたとき,それぞれ以下の数4および数
5の式のように表される。
【0063】
【数4】
【0064】
【数5】
【0065】以上の誤差を2乗し,直線との誤差の場合
は,その直線の確からしさω1を条件の場合はその条件
の重み付けω2を掛けたものをそれぞれ直線のエネル
ギ,条件のエネルギとすると,これら全ての総和が,数
6に示すように全体のエネルギEtoal 2 である。
【0066】
【数6】
【0067】この全体のエネルギEtoal 2 が最小になる
ように,x1 (k)〜x16(k),y1 (k)〜y
16(k)を決定する。具体的には,Etoal 2 を各変数で
微分した値=0とした,32元連立一次方程式を解くこ
とで得ることができる。この16個の端点の座標を白線
の認識結果とする。
【0068】認識結果の検証処理 結果検証部107は,白線の認識結果が正しいか否かを
検証する。白線の認識結果が正しいか否かは,全体のエ
ネルギEtoal 2 および直線や条件個々のエネルギの値か
ら判断することができる。そこで,本実施例では,以下
の方法で認識結果が正しいか否かの判断を行なう。
【0069】図12は,結果検証部107の結果検証フ
ローチャートを示し,もし,入力画像から検出された直
線が全て白線から正しく検出したものであれば,これら
の直線は条件を満たしているために直線エネルギも条件
のエネルギも小さい。従って,これらの総和である全体
のエネルギも小さくなる。そこで全体のエネルギが十分
に小さいか否かを判定し(S1201),十分に小さけ
れば,結果は正しいと判断する(S1207)。
【0070】一方,全体のエネルギが大きい場合には,
各端点毎に直線に関するエネルギ,およびその端点に関
する条件のエネルギを全てチェックし,全てのエネルギ
がしきい値THより小さければ,その端点は正しく認識
された点(OK点),どれか一つでも大きければ誤って
認識された点(NG候補点)として分類する(S120
2)。ここで分類されたNG候補点の中には,入力画像
から白線を正しく正しく検出できなかったが,条件が働
いたため正しく認識された点(直線のエネルギが大きく
なる)や,その端点自身は正しく認識されているにもか
かわらず,条件をつくる他の端点が誤って認識されてい
るために条件のエネルギが大きくなり,本来ならばOK
点であるにもかかわらずNG候補点に分類さている点も
含まれている。
【0071】そこで,NG候補点について上記のように
正しく認識されている点が存在するかどうかを調べ,N
G候補点からOK点への変更を行なう(S1203)。
具体的には,NG候補点中の正しく認識されている点を
以下のように判定する。先ず,正しく認識された端点は
条件を満たす。そこでNG候補点を条件のエネルギに基
づいて判定する。しかし,相対的な条件の場合,たとえ
エネルギが小さくとも間違って認識された端点どうしが
たまたま条件を満たしている可能性も考えられる。そこ
で,この場合の判定には,条件をつくる端点が判定の対
象であるNG候補点以外の点は全てOK点である条件だ
けを用いる。例えば,(x1 −x2 )=a(x3
4 )という条件があって,P1 (x1 ,y1 )が判定
の対象であるNG候補点ならば,他の3つの端点全てが
OK点の場合のみ,判定の対象点のOK/NGをエネル
ギの値から判断することができる。
【0072】対象となるNG候補点について,条件の中
からこの点に関する条件を全て拾い出して,この中で他
の端点が全てOK点である条件について,NGである条
件(エネルギ≧TH)の数と,OKである条件(エネル
ギ<TH)の数をx,yそれぞれについて調べる。x,
y両方でOKの条件の数のほうがNGである条件の数よ
り多ければ,このNG候補点は正しく認識されていると
し,OK点に変更する。
【0073】全てのNG候補点について条件をチェック
し,OK点に変更されたものがあれば(S1204),
チェックできる条件が増える可能性があるため,再びス
テップS1203へ戻って,残ったNG候補点について
条件をチェックし直す。これをNG候補点がOK点に変
更されるものがなくなるまで繰り返す。
【0074】全ての端点がOKならば(S1205),
認識結果は正しいと判断し(S1207),処理を終了
する。また,一つでもNG点(前述のNG候補点で最終
的に残った点)があれば誤っていると判断し(S120
6),処理を終了する。
【0075】結果検証部107が認識結果を誤りである
と判断した場合,図1に示すように,ウインドウ設定部
102へ戻って,ウインドウを設定し直して再び直線検
出部103,白線認識部106を介して白線認識を行な
う。このとき,誤りであると判断された認識結果と,ウ
インドウを設定し直した後の認識結果が同じであれば,
誤りであると判断された端点を持つ直線は,障害物等に
隠されている等の理由でどのようにウインドウを設定し
ても白線は検出できないと判断し,入力画像からこの白
線の情報は得ることができないとして白線認識を行な
う。
【0076】前述したように本実施例では,直線検出の
方法として,ウインドウ内のエッジ点の中から任意の2
点を結ぶ線分上にいくつエッジ点が乗るかを調べる。こ
のとき,エッジ点の任意の2点の組み合わせを一番距離
が遠いほうからだんだん近くなる順序で,線分上になる
エッジ点の個数の最大値を調べ,2点の組み合わせの距
離が,これまでの組み合わせの最大値より短くなった時
点で処理を終了し,最大値を持つ2点を結んだ直線を検
出された直線とするため,従来のHough変換で直線
を検出する方法と比べて,直線の検出時間を短くするこ
とができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
画像入力手段から画像データを入力し,輝度の急激に変
化する点をエッジ点として抽出するエッジ点抽出手段
と,画像入力手段の1画面分の画像データを複数の水平
ブロックに分割し,各ブロック内に存在する白線の候補
毎に1つのウインドウを設定するウインドウ設定手段
と,ウインドウ設定手段で設定したウインドウ毎に,ウ
インドウ内の複数のエッジ点を直線候補点とし,直線候
補点が一番多く乗る直線を検出する直線検出手段と,前
回の認識結果に基づいて,白線の条件を逐次更新する条
件設定手段と,2つの端点を結んだ線を直線と定義した
ときに,各端点と直線検出手段で検出した直線との差お
よび各端点と条件設定手段で設定した全ての白線条件と
の差を用いて,重み付け2乗和を最小にするような端点
の座標を白線の端点として認識する白線認識手段と,白
線認識手段で認識した白線の端点の座標と直線検出手段
で検出した直線との誤差,および条件設定手段で設定し
た白線条件との誤差に基づいて,白線認識手段の認識結
果が正しいか否か判断する結果検証手段とを備えたた
め,処理の高速化を図ることができ,かつ,道路のカー
ブの度合や勾配の計測を行なうことができる。また,走
行路を高精度に求めることができ,かつ,障害物等によ
って白線が隠されている場合でも走行路を検出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の走行路検出装置のブロック構成図で
ある。
【図2】本発明における白線の取扱いを示すための説明
図である。
【図3】ウインドウ設定を示す説明図である。
【図4】ウインドウ設定を示す説明図である。
【図5】ウインドウ設定を示す説明図である。
【図6】ウインドウ全体から直線が検出されている場合
の小領域の確率の状態を示す説明図である。
【図7】ウインドウの一部に障害物が存在する場合の小
領域の確率の状態を示す説明図である。
【図8】サブウインドウからの直線の検出を示す説明図
である。
【図9】白線の−(マイナス)エッジから検出される直
線および+(プラス)エッジから検出される直線を示す
説明図である。
【図10】白線の傾きの範囲を示す説明図である。
【図11】直線検出部の直線検出のフローチャートであ
る。
【図12】結果検証部の結果検証フローチャートであ
る。
【符号の説明】
101 エッジ点抽出処理部 102 ウインドウ設定部 103 直線検出部 104 前回認識結果保持部 105 条件設定部 106 白線認識部 107 結果検証部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/18 G // G08G 1/16 D 7531−3H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TVカメラ等の画像入力手段を用いて車
    両前方の画像データを入力し,該画像データから道路境
    界の白線を抽出して走行路の検出を行なう走行路検出装
    置において,前記画像入力手段から画像データを入力
    し,輝度の急激に変化する点をエッジ点として抽出する
    エッジ点抽出手段と,前記画像入力手段の1画面分の画
    像データを複数の水平ブロックに分割し,各ブロック内
    に存在する白線の候補毎に1つのウインドウを設定する
    ウインドウ設定手段と,前記ウインドウ設定手段で設定
    したウインドウ毎に,ウインドウ内の複数のエッジ点を
    直線候補点とし,直線候補点が一番多く乗る直線を検出
    する直線検出手段と,前回の認識結果に基づいて,白線
    の条件を逐次更新する条件設定手段と,2つの端点を結
    んだ線を直線と定義したときに,各端点と前記直線検出
    手段で検出した直線との差および各端点と前記条件設定
    手段で設定した全ての白線条件との差を用いて,重み付
    け2乗和を最小にするような端点の座標を白線の端点と
    して認識する白線認識手段と,前記白線認識手段で認識
    した白線の端点の座標と前記直線検出手段で検出した直
    線との誤差,および前記条件設定手段で設定した白線条
    件との誤差に基づいて,前記白線認識手段の認識結果が
    正しいか否か判断する結果検証手段とを備えたことを特
    徴とする走行路検出装置。
  2. 【請求項2】 前記条件設定手段は,第1に,同一ブロ
    ック内の複数の直線は一つの消失点で交わること,第2
    に,複数のブロックの複数の消失点の水平方向(x方
    向)の座標差が前回の結果に近似し,複数のブロックの
    複数の消失点の垂直方向(y方向)の座標値は全て近似
    すること,第3に,各ブロックの境界において上側ブロ
    ックの直線の境界線上にある端点は下側ブロックの同じ
    白線を近似する直線上にあることの3つを白線の条件と
    することを特徴とする請求項1記載の走行路検出装置。
JP5160681A 1993-06-30 1993-06-30 走行路検出装置 Pending JPH0778234A (ja)

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