JPH0777645A - 通信線布設方法および通信線布設装置 - Google Patents

通信線布設方法および通信線布設装置

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JPH0777645A
JPH0777645A JP17370693A JP17370693A JPH0777645A JP H0777645 A JPH0777645 A JP H0777645A JP 17370693 A JP17370693 A JP 17370693A JP 17370693 A JP17370693 A JP 17370693A JP H0777645 A JPH0777645 A JP H0777645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication line
branch
optical cable
connection
cable
Prior art date
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Pending
Application number
JP17370693A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Takaoka
真也 高岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP17370693A priority Critical patent/JPH0777645A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 割ケーブルや空き管路を利用することなく後
分岐を行なうことができる通信線布設方法を提供する。 【構成】 既設の接続箱3a,3b間の管路1に光ケー
ブル2が布設されている(A図)。P点で切断して後分
岐を行なう(B図)。分岐点に接続箱4を設置し、分岐
側の管路5a,5bを接続し、光ケーブル6a,6bを
布設する(C図)。ついで、接続箱4内に接続余長を確
保するために、接続箱3a,3bに収納されている余長
分の一部を圧縮空気の気体流に乗せて接続箱4に送る
(D図)。送られた余長を利用して、分岐側の光ケーブ
ルを既設の光ケーブルに接続して、後分岐が完了する
(E図)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ケーブルなどの通信
線を布設後に分岐を行なう、いわゆる後分岐方法による
通信線布設方法および通信線布設装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ファイバなどの通信線の布設後に分岐
を行なう(後分岐という)方法として、「割ケーブル」
と呼ばれる通信線を用いることが行なわれている。
【0003】図3は、割りケーブルを利用した光ケーブ
ルの後分岐の方法の工程図である。図中、1,1a,1
b,5a,5b,8は管路、2,2a,2b,6a,6
bは光ケーブル、3,4,7は接続箱、9は割ケーブル
である。管路1は既設の管路であり、適当な位置に接続
箱3が既設されている。図3(A)に示すように、この
管路1に光ケーブル2が布設されており、接続箱3の中
には、余長が収納されている。この光ケーブル2に対し
て図3(B)のP点で後分岐を行なう。このP点で管路
と光ケーブルを切断し、管路1a,1bと光ケーブル2
a,2bに分離する。図3(C)に示すように、分岐点
に接続箱4を設置するが、このままでは、既設の光ケー
ブル2a,2bと分岐側の光ケーブル6a,6bとを接
続するための余長がない。また、分岐位置と接続箱3と
の距離が長い場合が多く、接続箱3の余長を利用するこ
とはできない。そこで余長を確保するために、分岐位置
の近くに接続箱7を設置し、余長をもった光ケーブルを
布設する。この光ケーブルが割ケーブルと呼ばれるもの
である。割ケーブル9の一端は、接続箱7において既設
の光ケーブル2bに接続する。ついで、この割ケーブル
9を利用して、図3(D)に示すように、分岐側の光ケ
ーブル6bと割ケーブル9を接続する。割ケーブル9を
介在させたことにより、既設の光ケーブル2bを分岐側
の光ケーブル6bに接続することができる。もう一方の
既設の光ケーブル1aと分岐側の光ケーブル6aとの接
続は、光ケーブル2a側の接続箱までの距離が近い場合
は、その接続箱に収納された余長を利用できる。また、
同様に割ケーブルを布設するようにしてもよい。あるい
は、図3(B)のP点における光ケーブルの切断に際し
て、光ケーブル2a側に接続分を残すようにしてもよ
い。
【0004】割ケーブルを利用する方法は、割ケーブル
の布設、接続による接続点数の増加や、接続材料および
布設工事費の増大を招いていた。
【0005】ケーブル布設後に光ケーブルの増設や移設
が容易な通信線システムとして、エア・ブローン・ファ
イバ・システム(あらかじめ布設された細径管路内に気
体を流し、その気流によって光ファイバを搬送布設する
方法:以下、ABFシステムと呼ぶ。)が実用化されて
いる。
【0006】ABFシステムを利用して、分岐側から光
ケーブルを圧送することによって、割ケーブルを用いな
いで後分岐を行なう方法も知られている。これを図4で
説明する。図中、図3と同様な部分には同じ符号を付し
て説明を省略する。10,10a,10b,11,11
a,11bは管路である。既設の接続箱3には、図4
(A)に示すように、管路10,11があらかじめ布設
されている。図4(B)に示すように、分岐位置におい
て、この管路10,11を切断し、分岐側に管路5a,
5bを布設する。そして、接続箱3側の管路10a,1
1aに分岐側の管路5a,5bを接続する。ついで、図
4(C)に示すように、分岐側の管路5a,5bの端末
側からABFシステムによって、光ケーブル6a,6b
を圧送する。光ケーブル6a,6bは、分岐側の管路5
a,5bから、既設の管路10a,11aを圧送され、
接続箱3内に余長を作る。この余長を用いて、接続箱3
内で、光ケーブル6aと1a、6bと1bを接続して後
分岐が完了する。
【0007】この方法は、後分岐の光ケーブルを搬送布
設するための空き管路を確保しなければならないという
問題を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、割ケーブルや空き管路を利
用することなく後分岐を行なうことができる通信線布設
方法および通信線布設装置を提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、管路内に布設
された通信線を後分岐部において分岐する通信線布設方
法において、既設の通信線接続部に収容された通信線の
余長分の少なくとも一部を気体を利用して搬送し、後分
岐部において接続余長を確保した後、後分岐を行なうよ
うにしたことを特徴とするものであり、また、通信線布
設装置において、管路接続口と、圧縮空気等の流体導入
口と、割り構造のエア漏れ防止シールを備えた通信線挿
入口を有することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、既設の接続箱に収納されてい
る余長を利用して、分岐点において、通信線を接続でき
るから、割ケーブルの追加布設や、空き管路の確保を行
なうことなく後分岐を行なうことができる。したがっ
て、任意の地点で、容易に後分岐点を設けることができ
る方法および装置であることから、今後、光通信網の需
要増大にともなう通信線の増設、移設において要求され
る後分岐に柔軟に対応するネットワークが実現できる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の通信線布設方法の一実施例
を説明するための工程図である。図中、図1と同様な部
分には同じ符号を付して説明を省略する。3a,3bは
接続箱である。管路1は既設の管路であり、適当な位置
に接続箱3a,3bが既設されている。図1(A)に示
すように、この管路1に光ケーブル2が布設されてお
り、接続箱3a,3bの中には、余長が収納されてい
る。この光ケーブル2に対して図1(B)のP点で後分
岐を行なう。このP点で管路と光ケーブルを切断し、管
路1a,1bと光ケーブル2a,2bに分離する。図1
(C)に示すように、分岐点に接続箱4を設置し、分岐
側の管路5a,5bを接続し、光ケーブル6a,6bを
布設する。分岐側の光ケーブル6a,6bは、必ずしも
管路5a,5bに収納されるものである必要はない。ま
た、管路5a,5bは細径管路でもよく、また、分岐端
末側が1つであれば、1本の管路を用いて、分岐側の光
ケーブル6a,6bを布設してもよい。
【0012】ついで、図1(D)に示すように、接続箱
4内に接続余長を確保するために、接続箱3a,3bか
ら、そこに収納されている余長分の内の適当な長さを接
続箱4に送る。既設の接続箱3a,3bに収納されてい
る光ケーブルの余長は、障害発生などによって既設の接
続部での光ケーブルの再接続を可能とするために、一般
にあらかじめ収容されているが、本発明の実施のため
に、さらに長く余長を確保していてもよい。この光ケー
ブルの余長の後分岐点までの搬送は、ABFシステムを
用いる。
【0013】送られた余長を利用して、図1(E)に示
すように、分岐側の光ケーブル6aを既設の光ケーブル
2aに、また、分岐側の光ケーブル6bを既設の光ケー
ブル2bに接続することによって、後分岐が完了する。
【0014】このように、既存の余長を接続に利用でき
るから、光ケーブルの後分岐を行なうのに、従来の一般
光ケーブルで必要であった接続余長確保のための割ケー
ブルの追加布設や、ABFシステムを用いる場合の余長
ケーブル搬送布設のための空き管路の確保などの制約を
受けることなく、任意の地点で、容易に後分岐点を行な
うことができる。
【0015】図2は、既設の接続部での光ケーブルの余
長を後分岐点まで搬送布設するために用いる通信線布設
装置の一実施例の構成図である。図中、20は通信線布
設装置本体、21は圧縮空気導入管、22,24は接続
シール、23は管路、25は光ケーブル、26はエア漏
れシールである。通信線布設装置本体20には、管路2
3の接続と光ケーブル25の挿通が可能な孔が設けられ
て、その穴に連通する圧縮空気導入管21の接続孔が設
けられている。管路23の接続部と反対側には、光ケー
ブル25を圧送するための圧縮空気が漏れないように、
エア漏れシール26が施されている。このエア漏れシー
ル26は、後分岐工事の時のみに装着可能なように2つ
割り、あるいは縦割りのように、貫通された光ケーブル
から取り外せるように、割り構造が採用されている。こ
の実施例では、ゴム製の縦割れ型のシールを用いた。
【0016】通信線布設装置本体20に、圧縮空気導入
管21および管路23を接続した後、エア漏れシール2
6を介して光ケーブル25を押し込みながら、圧縮空気
導入管21から圧縮空気を送り込む。管路23内に送ら
れた圧縮空気は、通信線布設装置本体20から後分岐部
に向かってのみ流れることにより、光ケーブル25は、
後分岐部に向かっての推進力を受け、容易に既設接続部
における光ケーブルの余長分を後分岐部に搬送すること
ができ、接続余長を確保することができる。この際、光
ケーブルは、既設接続部側において、人力等により押し
込むか、あるいは後分岐部から引っ張ることにより、空
気流に乗った搬送が行なわれる。
【0017】なお、通信線布設装置本体20は、接続箱
と兼ねるようにすることができる。すなわち、管路を布
設する際の接続箱として用い、後分岐においては、エア
漏れシールを取り付けて、圧縮空気導入管より圧縮空気
を導入する。したがって、常時は圧縮空気導入管は適当
な蓋が設けられているのがよい。通信線布設装置本体を
後分岐時に管路に取り付けて用いる場合には、エア漏れ
シールを割り構造としたと同様に、通信線布設装置本体
に既設の光ケーブルが導入できるよう割り構造とした
り、光ケーブルが導入できる密閉可能なスロット等が設
けられる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、通信線の後分岐を割りケーブルの布設や、空
き管路の確保などの制約を受けずに、光線路の任意の地
点で容易に後分岐点を行なうことができるから、将来の
需要予測の難しいインテリジェントビルなどの光配線の
ような通信線システムに用いると効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信線布設方法の一実施例を説明する
ための工程図である。
【図2】本発明の通信線布設装置の一実施例の構成図で
ある。
【図3】従来の割りケーブルを利用した光ケーブルの後
分岐の方法の工程図である。
【図4】従来の空き管路を利用した光ケーブルの後分岐
の方法の工程図である。
【符号の説明】 1,1a,1b,5a,5b,8 管路 2,2a,2b,6a,6b 光ケーブル 3,3a,3b,4,7 接続箱 9 割ケーブル 20 通信線布設装置本体 21 圧縮空気導入管 23 管路 25 光ケーブル 26 エア漏れシール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路内に布設された通信線を後分岐部に
    おいて分岐する通信線布設方法において、既設の通信線
    接続部に収容された通信線の余長分の少なくとも一部を
    気体を利用して搬送し、後分岐部において接続余長を確
    保した後、後分岐を行なうようにしたことを特徴とする
    通信線布設方法。
  2. 【請求項2】 管路接続口と、圧縮空気等の流体導入口
    と、割り構造のエア漏れ防止シールを備えた通信線挿入
    口を有することを特徴とする通信線布設装置。
JP17370693A 1993-06-21 1993-06-21 通信線布設方法および通信線布設装置 Pending JPH0777645A (ja)

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