JPH0777614B2 - 重質油の軽質化用触媒及びその触媒を用いた軽質化方法 - Google Patents

重質油の軽質化用触媒及びその触媒を用いた軽質化方法

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JPH0777614B2
JPH0777614B2 JP60078373A JP7837385A JPH0777614B2 JP H0777614 B2 JPH0777614 B2 JP H0777614B2 JP 60078373 A JP60078373 A JP 60078373A JP 7837385 A JP7837385 A JP 7837385A JP H0777614 B2 JPH0777614 B2 JP H0777614B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、重質油を水素と接触させて分解し、ガソリ
ン、灯油などの軽質油を得る方法に用いる触媒及びかか
る触媒を用いた重質油の軽質化方法に関する。
〔発明の背景〕
重質油を軽質化する代表的な方法として、熱分解法及び
接触分解法がある。熱分解法は重質油を450℃ないし550
℃の温度において分解し、軽質留分を得る方法である。
接触分解法は、コバルト−モリブデン触媒或はニツケル
−モリブデン触媒などの触媒の存在下で重質油と水素を
接触させ、重質油を水素化分解する方法である。この方
法については特開昭57−177346号公報にも記載されてい
る。
しかしながら、熱分解法においては、重質油の分解の過
程で一部がピツチ、コークス等の固形物に転化するた
め、軽質留分の収率が低くなるという欠点がある。また
コバルト−モリブデン触媒又はニツケル−モリブデン触
媒を用いた接触分解法においては、熱分解法における前
述の欠点がない反面、重質油中に含まれる重金属あるい
は炭素質が触媒表面に析出し、活性が低下するという欠
点があつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、重質油を触媒の存在下で水素下分解す
る方法に用いる触媒において、活性劣化が少なく、重質
油を高い収率で軽質化できる触媒を提供するにある。
本発明の他の目的は、かかる触媒を用いて重質油を軽質
化する方法において、高い収率を得ることのできる軽質
化方法を提供するにある。
〔発明の概要〕
本発明の触媒は、固体酸強度−9〜+3の範囲内にあり
且つ酸量が0.01〜3mmol/gの範囲内にある多孔質担体
に、反応条件下で溶融する金属の酸化物よりなる活性成
分を担持したことを特徴とする。また、本発明は、前記
担体と、前記担体に担持された活性成分とからなり、該
活性成分は反応条件下で溶融する金属の酸化物よりなる
ものである。
重質油を水素と接触させて分解し軽質化する方法を更に
細かくみると、下記の2つの反応を含んでいることがわ
かる。1つは、重質油の炭素−炭素結合の切断反応であ
り、他の1つは、切断された分子或はラジカルの水素化
反応である。炭素−炭素結合の切断反応は、触媒担体の
固体酸点上で起こる。この時に生成した分解物が、活性
成分の働きにより水素化され軽質油を生成する。
重質油の水素化分解における触媒の劣化は、主に下記の
2つが原因して生じることを確認した。
1つは重質油中に含まれる金属成分、例えばニツケル、
バナジウム等が触媒表面に析出することにより活性点を
被毒する。他の1つは重質油の分解の過程において、分
子間水素移行に伴う脱水素が進み、コークス、ピツチ等
の類似の炭素が触媒表面に析出して活性点を被毒する。
以上の観点から重質油の軽質化触媒としては、炭素結合
を切るための固体酸を有する多孔質担体に、水素添加能
力を有する触媒活性成分を担持した触媒が良いことを究
明した。
固体酸を有することを示すために固体酸強度及び酸量が
重要な意味をもつ。固体酸強度及び酸量は、材料の種類
によつて異なり且つ調整法の違いによつても変わる。
固体酸が強すぎる、即ち固体酸強度が高すぎたり或は酸
量が多すぎると、炭素−炭素結合の切断によつて生じた
ラジカルの水素化が進行しにくくなり、触媒表面への炭
素析出が起こり易くなる。
逆に固体酸が弱すぎる、即ち固体酸強度が低すぎたり或
は酸量が少なすぎると、炭素−炭素結合を切断しにくく
なり重質油の軽質化が進まない。
以上の事柄を勘案すると、担体の固体酸強度としては−
9〜+3の範囲が適当であり、酸量としては0.01〜3mmo
l/gの範囲が適当である。無機酸化物等の材料につい
て、固体酸強度及び酸量が調べられた報告によれば、下
表の如き値が示されている。
通常の無機酸化物の1種類だけで、固体酸強度及び酸量
の両方の条件を満足させることは非常に難しく、2種或
は3種以上を組合せることが望まれる。
本発明における担体は、具体的にはAl2O3,SiO2,TiO2,Ce
O2,ZnO,B2O3,Cr2O3,MoO3,ZrO2,PbO,La2O3,Y2O3,MgO,Ca
O,SrO,V2O5,BaO及びゼオライトの2種以上から選ばれる
ことが望ましい。
2種以上の担体材料の好適な組合せ例としては、SiO2
Al2O3,B2O3−Al2O3,TiO2−ZnO,Cr2O3−Al2O3,ZrO2−SiO
2,PbO−SiO2,La2O3−SiO2,Y2O3−SiO2,MgO−SiO2,CaO−
SiO2,SrO−SiO2,La2O3−ゼオライト及びBaO−SiO2があ
る。これらは混合物或は複合酸化物の形態で用いること
が望ましく、特に複合酸化物とすることが望ましい。
複合酸化物にすることにより、固体酸性を制御し、炭素
結合の切断能力を調節することがより可能となる。
前述の担体材料の組合せの中では、Al2O3−SiO2,SiO2
MgO,Al2O3−La2O3,La2O3−ゼオライトの組合せが特に望
ましい。これらの組合せよりなる複合酸化物が最良であ
ることは言うまでもない。
多孔質担体は、粒径を0.1〜10mmの範囲とすることが望
ましく、特に0.05〜5mmの範囲が望ましい。
多孔質担体に担持する活性成分は、重質油の水素化分解
における反応温度で溶融する金属すなわち反応温度以下
の融点を有する金属の酸化物から選ばれる。なお、金属
という語は、合金を含む。
本発明の触媒を用いる場合には、重質油の水素化分解反
応を300〜600℃の反応温度で実施することが望ましい。
これにより、活性成分は錫(Sn)、ビスマス(Bi)、亜
鉛(Zn)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)及び鉛
(Pb)の1種以上の酸化物から選ばれることが望まれ
る。
これらの活性成分を前述の多孔質担体に担持した触媒
は、重質油の軽質化にあたつて高活性でかつ炭素析出が
少なく耐久性に優れていることがわかつた。
活性成分として用いる金属の酸化物は、重質油の水素化
分解の過程で、水素により還元されて金属となり、更に
溶融して溶融金属となる。
本発明の触媒は、接触分解条件下において、触媒活性成
分が溶融した金属状態で担体の細孔内に保持され触媒作
用を起こすものである。
活性成分と担体の割合は、活性成分が5〜50重量%、担
体が95〜50重量%よりなることが望ましい。活性成分の
量が5重量%未満では、軽質油の収率向上の効果が少な
く、50重量%よりも多いと活性成分の一部が担体から分
離しやすくなり、取り扱いにくくなる。
従来のコバルト、モリブデン、ニツケルなどの酸化物を
活性成分とする触媒を用いて重質油を接触分解した場
合、重質油中に含まれる金属が触媒表面に析出し、触媒
表面を被覆して活性劣化をひき起こす。これに対して溶
融金属触媒の場合、触媒活性成分が液体の状態で存在す
るため、重質油中に含まれる金属に覆われるようなこと
がなく、活性劣化を生じない。
以上述べた様に、活性成分としてSn,Bi,Ga,Zn,In,Pbの
1つ以上の酸化物を所定の固体酸強度及び酸量を有する
担体に担持した触媒を用いると、接触分解反応条件下に
おいて、上記活性成分が担体内で溶融した金属の状態で
保持される。これにより重質油の分解生成物を安定化し
て炭素質固形物の生成を抑制し、かつ重質油中に含まれ
る金属の蓄積を防ぐことができ、高収率で重質油を軽質
化することが可能となる。触媒の活性劣化も起さない。
なお、活性成分を酸化物以外の形態で担体に担持させる
ことは、活性成分の水素により還元を困難し溶融させに
くくすることにつながるので、避けるべきである。
触媒を担体を用いずに活性成分のみで構成して重質油の
水素分解を実施した場合には、炭素−炭素結合の切断は
熱分解によつて行われるものと推定される。これに対
し、本発明のように担体を用いる場合には、担体の固体
酸点上で炭素−炭素結合の切断が行われる。従つて、担
体無しの場合と担体を用いる場合とでは、水素化分解過
程が全く異なつてくる。
なお、本発明の触媒においては、活性成分として反応温
度で溶融しない金属を含むべきでない。このよう成分を
含むと炭素析出によつて接触が被毒され易くなり、活性
が低下する。
本発明の先行技術として、英国特許第434,307号明細書
には、触媒を元素周期表III族からVIII族の金属又は化
合物により構成することが記載されている。そして、活
性シリカ、活性炭、アルミナなどの担体を用いてもよい
ことが記載されている。しかし、触媒を用いた具体例を
全く示しておらず、担体の固体酸強度及び酸量にも全然
触れていない。
本発明の触媒の調製法は固体酸を有する担体と触媒活性
成分の粉末を混練し、仮焼、成形後、最終的に焼成して
得ることができる。また担体に通常の含浸法で活性成分
を担持し焼成して得ることも出来る。担体の調製法は、
沈殿法、沈着法、混合法(粉末同士を混ぜる)などいず
れの方法を用いても良い。
本発明の触媒を用いた場合の重質油軽質化方法は、反応
温度300〜600℃、反応圧力10〜200kg/cm2の条件下で行
うことが望ましい。
反応温度については、300℃未満であると触媒活性が発
揮されず、反応が殆ど進行しない。600℃よりも高温に
するとガス成分の量が多くなり軽質油の収率が低くな
る。
反応圧力については、10kg/cm2未満では水素が液に溶解
しにくく触媒に到達しにくい。200kg/cm2より高圧にし
ても軽質油の収率の向上は殆ど見られず、かえつて反応
装置の設計を困難にする。
本発明の触媒の使用方法としては、通常の固定床方式あ
るいはバツチ方式、また微粉末にして重質油に混合して
反応器に送るスラリー方式でも良い。プロセスを単純化
するためには固定床方式が最も良い。
〔発明の実施例〕
以下、実施例により本発明の内容をより具体的に説明す
るが、本発明は本実施例に何ら限定されるものではな
い。
実施例1 市販のシリカゾルに硝酸アルミニウム溶液とアンモニア
水を同時に加え、液のpHを8に保つ、沈殿物を乾燥後、
500℃で2時間焼成した後、100メツシユ以下に粉砕し担
体を得た。四塩化錫溶液にアンモニア水を加えて得た錫
酸スラリーと前記担体とを混練し、180℃で乾燥した
後、500℃で2時間焼成した。次いでグラフアイトを添
加して6mmφ×6mm高さの丸棒に成形した。これを10〜32
メツシユに粉砕して触媒を得た。この時の担体の組成比
は重量比でAl2O3/SiO2=25/75である。SnO2と担体の比
率は、SnO2が20重量%、担体が80重量%である。またこ
の時の担体の固体酸強度(H0)は−7<H0<−5であり
酸量は0.7mmol/gであつた。
上記した触媒30mlをステンレス製の反応管に充填し、反
応管の上部から重質油(減圧残渣油)を45ml/h、水素を
20l/hで導入し、500℃,50atmの条件下で軽質化実験を行
つた。2時間経過した時点で反応管下部より生成物を取
り出し、減圧蒸留により各留分に分離した。
結果を下記に示す。
沸点範囲 組成 200℃以下 10.5% 200〜350℃ 37.8% 350〜500℃ 41.4% 釜 残 10.3% 実施例2 SiO2/MgO=75/25(重量比)になるように調整したSiO2
の微粉末と硝酸マグネシウム溶液の混合物に、NaOH溶液
を加えて水酸化マグネシウムをSiO2上に沈着させる。こ
れを乾燥後500℃で2時間焼成し担体を得た。
該担体の固体酸強度(H0)は−3<H0<−1、酸量は0.
4mg/gであつた。実施例1と同様にして得た錫酸スラリ
ーをこの担体と混練し、550℃で2時間焼成して触媒を
得た。SnO2量は20重量%である。この触媒を用いて実施
例1と同様にして重質油の軽質化実験を行つた。結果を
下記に示す。
沸点範囲 組成 200℃以下 8.5% 200〜350℃ 42.5% 350〜500℃ 39.5% 釜 残 9.5% 実施例3 硝酸アルミニウムと硝酸ランタンの混合溶液にアンモニ
ア水を添加し、AlとLaの共沈物を得る。この沈殿物と実
施例1で得たスズ酸スラリーを混練し、500℃で仮焼し
たのち成形し、最終温度550℃で焼成した。担体の組成
はAl2O3/La2O3=86/14(重量比)であり、SnO2量は20重
量%である。また担体の固体酸強度(H0)は1<H0<3
であり、酸量は0.55mmol/gであつた。この触媒を用いて
実施例1と同様にして重質油の軽質化実験を行つた。結
果を下記に示す。
沸点範囲 組成 200℃以下 10.3% 200〜350℃ 40.2% 350〜500℃ 38.0% 釜 残 11.5% 実施例4 実施例1と同様であるが、触媒活性成分としてZnを使用
した。硝酸亜鉛にアンモニア水を加えて中和し、生成し
た沈殿と実施例1で得たSiO2−Al2O3を混練し、550℃で
2時間焼成して触媒を得た。ZnO量は20重量%とした。
この触媒を用いて実施例1と同様にして重質油の軽質化
実験を行つた。結果を下記に示す。
沸点範囲 組 成 200℃以下 12.3% 200〜350℃ 43.5% 350〜500℃ 35.7% 釜 残 8.5% 実施例5 実施例1と同様であるが、触媒活性成分として、Biを使
用した。硝酸ビスマスを空気中で450℃で2時間加熱し
酸化ビスマスを得た。これを実施例1で得たSiO2−Al2O
3と混練して触媒を得た。Bi2O3量は20重量%である。こ
の触媒を用いて実施例1と同様にして重質油の軽質化実
験を行つた。結果を下記に示す。
沸点範囲 組成 200℃以下 6.8% 200〜350℃ 38.5% 350〜500℃ 40.2% 釜 残 14.5% 実施例6 担体として粉末状ゼオライトを使用した。前処理として
ゼオライトを硝酸アンモニウム溶液に一昼夜浸漬しH型
に変換した後、500℃で焼成する。次いで硝酸ランタン
を溶液に該担体を浸漬しLaをイオン交換により吸着させ
た後500℃で焼成する。この様にして得たLa2O3ゼオライ
ト担体の固体酸強度(H0)は−7<H0<−5であり、酸
量は0.65mmol/gであつた。かかる担体と実施例1で得た
SnO2を混練して触媒を調製し、軽質化実験を行つた。Sn
O2量は20重量%である。結果を下記に示す。
沸点範囲 組成 200℃以下 12.1% 200〜350℃ 43.0% 350〜500℃ 36.5% 釜 残 8.4% 比較例1 触媒を使用しない場合の軽質化実験を行つた。即ち実施
例1と同様な実験を無触媒で行い、以下の結果を得た。
沸点範囲 組成 200℃以下 2.0% 200〜350℃ 25.8% 350〜500℃ 45.0% 釜 残 27.2% 比較例2 実施例1と同様であるが、触媒活性成分であるSnO2は含
まず、担体のみで軽質化実験を行つた。結果を下記に示
す。
沸点範囲 組成 200℃以下 3.2% 200〜350℃ 24.0% 350〜500℃ 46.5% 釜 残 26.3% 以上の実施例及び比較例から明らかなように、本発明に
よれば沸点の低い留分に転化でき、高収率で軽質油を製
造することができる。また実施例触媒では炭素析出がほ
とんど認められず、炭素析出抑制効果が大きく、高耐久
性を有していることがわかつた。
〔発明の効果〕
本発明によれば触媒劣化を起さず重質油を水素化分解で
きるので、重質油を軽質化する際の収率を向上させるこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10G 47/12 2115−4H 47/20 2115−4H (72)発明者 水本 守 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 松田 臣平 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (56)参考文献 特開 昭48−16903(JP,A) 特開 昭59−203639(JP,A) 特公 昭50−9750(JP,B1)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重質油を水素と接触させて軽質化するのに
    使用する触媒であつて、固体酸強度が−9〜+3の範囲
    内にあり且つ酸量が0.01〜3mmol/gの範囲内にある多孔
    質担体と、該担体に担持された活性成分とからなり、該
    活性成分は反応条件下で溶融する金属の酸化物よりなる
    ことを特徴とする重質油の軽質化用触媒。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、前記担体
    がAl2O3,SiO2,TiO2,CeO2,ZnO,B2O3,Cr2O3,MoO3,ZrO2,Pb
    O,La2O3,Y2O3,MgO,CaO,SrO,V2O5,BaO及びゼオライトの
    2種以上よりなることを特徴とする重質油の軽質化用触
    媒。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項において、前記担体
    がAl2O3とSiO2よりなることを特徴とする重質油の軽質
    化用触媒。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第2項において、前記担体
    がSiO2とMgOよりなることを特徴とする重質油の軽質化
    用触媒。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第2項において、前記担体
    がAl2O3とLa2O3よりなることを特徴とする重質油の軽質
    化用触媒。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第2項において、前記担体
    がLa2O3とゼオライトよりなることを特徴とする重質油
    の軽質化用触媒。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項において、前記反応
    が300〜600℃の反応温度で行なわれ、前記活性成分が
    錫、ビスマス、亜鉛、ガリウム、インジウム及び鉛の1
    種以上の酸化物から選ばれることを特徴とする重質油の
    軽質化用触媒。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第1項又は第7項におい
    て、前記活性成分と前記担体の割合が活性成分5〜50重
    量%、担体95〜50重量%よりなることを特徴とする重質
    油の軽質化用触媒。
  9. 【請求項9】重質油を触媒の存在下で水素と接触させて
    軽質化する方法において、前記触媒を、固定酸強度が−
    9〜+3の範囲内にあり且つ酸量が0.01〜3mmol/gの範
    囲内にある多孔質担体と、該担体に担持された活性成分
    とからなり、該活性成分が反応条件下で溶融する金属の
    酸化物によりなる構成にして、反応温度300〜600℃及び
    反応圧力10〜200kg/cm2の条件下で前記重質油と前記水
    素を接触させることを特徴とする重質油の軽質化方法。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第9項において、前記担
    体がAl2O3,SiO2,TiO2,CeO2,ZnO,B2O3,Cr2O3,MoO3,ZrO2,
    PbO,La2O3,Y2O3,MgO,CaO,SrO,V2O5,BaO及びゼオライト
    の2種以上よりなることを特徴とする重質油の軽質化方
    法。
  11. 【請求項11】特許請求の範囲第9項において、前記活
    性成分が錫、ビスマス、亜鉛、ガリウム、インジウム及
    び鉛の1種以上の酸化物から選ばれることを特徴とする
    重質油の軽質化方法。
  12. 【請求項12】特許請求の範囲第9項又は第11項におい
    て、前記活性成分と前記担体の割合が活性成分5〜50重
    量%、担体95〜50重量%よりなることを特徴とする重質
    油の軽質化方法。
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