JPH077713A - ビデオ信号処理方式 - Google Patents

ビデオ信号処理方式

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JPH077713A
JPH077713A JP5288487A JP28848793A JPH077713A JP H077713 A JPH077713 A JP H077713A JP 5288487 A JP5288487 A JP 5288487A JP 28848793 A JP28848793 A JP 28848793A JP H077713 A JPH077713 A JP H077713A
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JP
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frame
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video signal
field
frames
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Application number
JP5288487A
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English (en)
Inventor
John W Richards
ウィリアム リチャーズ ジョン
Stephen M Keating
マーク キーティング スティーブン
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Sony Europe BV United Kingdom Branch
Original Assignee
Sony United Kingdom Ltd
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Publication date
Application filed by Sony United Kingdom Ltd filed Critical Sony United Kingdom Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0112Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level one of the standards corresponding to a cinematograph film standard
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S348/00Television
    • Y10S348/911Line doubler adapted for reproducing program originally from film, e.g. 24 frame per second

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力ビデオ信号において動きの描写を改善す
るための動き補償時間的補間を用いた60Hzの323
2プルダウンデータの変換を提供する。 【構成】 入力信号から各フレームが入力フィールドの
1つに一致する連続した順次走査フォーマットのフレー
ムを生成し、そして、フレーム間の夫々のブロックの中
身の動きを代表する動きベクトル得るために、各順次走
査フレームの画素ブロックと続くフレーム内の画素ブロ
ックを比較することを含む。この動きベクトルは、この
入力信号のフィールドシーケンスをモニタするために利
用され、出力ビデオ信号のフィールドまたはフレーム
は、入力信号のフィールドシーケンスに依存して選択さ
れる入力フィールドまたは順次走査フレームを用いて生
成され、少なくとも、出力フィールドまたは、動きベク
トルを利用する動き補償時間的補間によって生成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、60Hz、3
232プルダウンンォーマットによるビデオ信号の処理
に適用して好適なビデオ信号処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】24Hz(24コマ/秒)のフィルムは
一般に周知の3232プルダウンの手法を用いて60H
z(60フィールド/秒)のビデオ信号に変換される。
この手法は、1、2、3、・・・・と番号がふられた2
4Hzのフィルムのコマと、このコマから引き出された
60Hzのビデオフィールドとの関係を示す添付の図1
において説明されている。
【0003】図中の矢印によって示されるように、5つ
のビデオフィールドが互いに連続したフィルムのコマか
ら作り出される。第一に、奇数ビデオフィールド1O
は、フィルムのコマ1を1ラインおきに走査することに
よって生成される。偶数ビデオフィールド1Eは、この
後、フィルムのコマ1の他の交互のラインを走査するこ
とによって生成される。奇数フィールド1Oはこの後繰
り返される。
【0004】偶数のフィールド2E及び奇数フィールド
2Oはこの後、5フィールドシーケンスを完了するため
にフィルムのコマ2から得られる。この処理は、この後
フィルムのコマ3及び4に対して繰り返されるが、この
場合、奇数及び偶数フィールドの交互のシーケンスを継
続するために偶数のフィールド3Eからシーケンスを開
始し、この偶数フィールド3Eは繰り返される。
【0005】フィルムのコマ5及び6はコマ1及び2等
と同様の方法で変換される。図に示されているように、
結果として生じる60Hzのビデオ信号は、3つ及び2
つのビデオフィールドの連続するグループからなり、各
グループのフィールドは、同じフィルムのコマから得ら
れ、3つの各グループ内の1つのフィールドは繰り返さ
れる。
【0006】このように、24Hzのフィルムから作ら
れた3232プルダウン素材は、表示するために60H
zではなく50Hzの標準方式に従って変換することが
できる。これを行うためには、60Hzのビデオのフィ
ールドシーケンスが正確に決められることが必要であ
る。しかしながら、図2に示すような編集によって32
32フィールドシーケンスが中断(或いは崩壊)されて
しまう。
【0007】この図は、どのようにしてシーンAとシー
ンBの間のビデオ編集が60Hzのビデオの3232フ
ィールドシーケンスを中断(或いは崩壊)しているかを
説明し、ビデオフィールドは、図中1、2、3、・・・
・が付されている各シーンの第1番目、第2番目、第3
番目、・・・・のフィルムのコマに対応する。
【0008】それゆえに、シーケンスにおける中断(或
いは崩壊)の存在が編集に起因することを考慮すべきで
あり、フィールドシーケンスは60Hzのビデオの処理
中においてモニタされなければならない。
【0009】50Hzで表示するために、60Hz32
32プルダウンフォーマットの映像を変換するシステム
が、国際特許出願W091/06182号に記載されて
いる。このシステムによれば、入力される60Hzの信
号において繰り返されるフィールドは、入力信号中の交
互のフィールド、即ち、同じ極性の連続するフィールド
間の差を計算することによって見分けられる。
【0010】繰り返されるフィールドは、差“0”で示
される。繰り返されるフィールドの各対の一方のフィー
ルドは除去され、そして残っているフィールドが、要求
されている交互のフィールドの極性を与えるのに必要な
ものとして記録される。
【0011】この出力は48Hzのビデオ信号であり、
連続するフィールドの対は元の24Hzのフィルムの夫
々のコマに対応する。48Hzの信号は記録され、50
Hzで再生されるが、再生画像において(動きの速度)
が確実に4パーセント増加する。
【0012】更に重要なことに、各奇数及び偶数フィー
ルドの対が同じフィルムのコマから得られるので、この
出力はフレームをベースとしたものとなる。この効果は
結果として得られるビデオ画像において「フィルムのよ
うな」動きの描写を生じることであり、そして同じフィ
ルムのコマから得られるインターレース走査されたフィ
ールドが、交互に表示されるので、表示されたときに2
回の映出を判別し得る。
【0013】標準的な変換されたビデオ信号における良
好な(動きの速度)は、周知の動き補償時間的補間の手
法によって達成し得る。この手法は例えばUK(英国)
特許出願GB−A−2231749号において詳細に記
載されている。手短にいえばこの手法は次のステップを
含む。
【0014】入力ビデオ信号のフィールドから一連の順
次(プログレッシブ)走査フォーマットのフレーム(1
つの順次走査フレームは各入力フィールドに対して生成
される)を生成すること、各順次走査フレーム内の画素
からなるブロックと、続くフレーム内の画素からなるブ
ロックとを比較し、2つのフレーム間の各ブロックの中
の動きを代表する動きベクトルを得ることによって、順
次走査フレームの対の間の画像のエリアにおける動きを
検出すること、そして標準出力に対して要求される時間
的位置のフィールド/フレーム出力(動きベクトルと出
力フィールド/フレーム及びそれが形成される2つの順
次走査フレーム間の時間的ずれとに応じて、順次走査フ
レームの対の内の画素から出力フレーム内の画素が得ら
れる)を生成すること。
【0015】実際に、補間は、出力フィールド/フレー
ムの割合で元から得たような画像を表す出力フィールド
/フレームを生成するように順次走査フレームの間の画
像の一部の動きの方向に沿って行われる。この処理は、
結果的にビデオ画像に高品質の動き描写を与える。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、動き補償処
理に対して必要とされる動きベクトルを入力ビデオ信号
のフィールドシーケンスをモニタするためにも用いると
共に、出力ビデオ信号において動きの描写を改善するた
めの動き補償時間的補間を用いた60Hzの3232プ
ルダウンデータの変換を行うことのできるビデオ信号処
理方式を提案しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれ
ば、3232プルダウンによって発生される60フィー
ルド/秒の入力を処理してビデオ信号を生成する方法が
得られる。この方法の構成は、次のステップを含む。
【0018】入力信号から、各フレームが入力フィール
ドの夫々1つに対応する一連の順次走査フォーマットの
フレームを生成すること、各フレーム間の夫々のブロッ
クの中の動きを表す動きベクトルを得るために、連続す
るフレーム内の画素のブロックと順次走査フレーム内の
画素のブロックとを比較すること、入力信号のフィール
ドシーケンスをモニタするために動きベクトルを利用す
ること、そして入力ビデオ信号のフィールドシーケンス
に応じて選択される順次走査フレーム或いは入力フィー
ルドを用いて出力ビデオ信号のフィールドまたはフレー
ムを生成すること。このとき、少なくとも上記動きベク
トルを利用する動き補償時間的補間によって出力フィー
ルドまたはフレームの内のいくつかが生成される。
【0019】動き補償時間的補間は、3232プルダウ
ンデータを扱うために必要とされる最小限の処理の追加
で達成できるという利点を持つので、効率的なシステム
を提供することができる。出力ビデオ信号を生成するた
めに動き補償時間的補間を使用すると、上記WO91/
06182号に記載されたシステムに要求されるよう
な、フィールドフォーマットの出力ビデオ信号に正しい
フィールドの極性のシーケンスを与えるために、入力フ
ィールドの再配列を必要としない。
【0020】入力ビデオ信号のフィールドシーケンスの
モニタリングは、動き補償補間処理において用いる必要
がある入力フィールドまたは順次走査フレームの選択を
可能にする。例えば、1対のフィールド、1つの奇数及
び偶数フィールドは入力3232フィールドシーケンス
中の3及び2の各グループから選択することができ、各
対のフィールドは順次走査フレームを生成するために合
成され、動き補償時間的補間はそのように生成された順
次走査フレームの対の間で行われる。
【0021】実際は、これによって、3232シーケン
ス中で繰り返されるフィールドが除去され、元の24H
zのコマが残っているフィールドの対から復元はされ
る。しかしながら、各入力フィールドに対して1つの順
次走査フレームは、動きベクトルの取得を目的として発
生されるので、過度の複雑さは補間処理における同一の
順次走査フレームの利用によって避けられる。
【0022】従って、出力フィールドまたはフレーム
は、入力ビデオ信号の3232フィールドシーケンス中
の3及び2のグループの夫々のフィールドの1つに対応
する、選択された順次走査フレームを用いて生成される
ことが好ましい。それゆえに、24Hzのフィルムの各
コマに対応する1つの順次走査フレームが後の補間処理
で用いるために選択される。
【0023】従って、選択された順次走査フレームは、
一連の24Hzのコマに対応する。得られた動きベクト
ルは、単に動き補償補間処理の間に用いられる補間比率
を変えることによって、異なるフィールド/フレームの
割合に対応する出力フィールド/フレームを生成するた
めに用いることができる。2:1のインターレースフォ
ーマットの信号を50Hzで表示するために生成する
と、50Hzで表示されたときに、その画像では確実に
4パーセント速度が上昇するが、48フィールド/秒に
対応する出力フィールドが発生される。
【0024】選択された順次走査フレーム(これは上述
したように、事実上24Hzのコマである)から48H
zの出力フィールドを生成した場合、交互の出力フィー
ルドは、順次走査フレームの対の間で1/2:1/2の
補間比率で補間し得る。このように、交互の出力フィー
ルドは、順次走査フレームの対の間の時間的に中間の位
置で補間される。
【0025】残っている出力フィールドは、24Hzの
順次走査フレームと時間的に一致するので、これらのフ
ィールドは補間することなしに、対応する順次走査フレ
ームから直接得ることができる。しかしながら、出力信
号中の補間されたフィールドと補間されないフィールド
のと間で解像度の点においてその変動が目立つ。
【0026】従って、48Hzの出力フィールドが生成
される場合は、交互に出力されるフィールドが3/4:
1/4の補間比率で補間され、残りの出力フィールドが
1/4:3/4の補間比率で補間されることが好まし
い。従って、48Hzの出力フィールドシーケンスは順
次走査フレームの期間の1/4だけ24Hzの順次走査
フレームから実効的に時間的にずらされる。そして出力
フィールドは連続する順次走査フレームの間において1
/4と3/4で交互に補間される。
【0027】このようにして、全ての出力フィールドを
補間すると、出力信号が表示されるときに一貫した解像
度が確保される。50Hzで表示されるときに4パーセ
ント速度が増加するのを避けるために、選択される順次
走査フレームの対の間での動き補償時間的補間によって
適正な50Hzの出力フィールドを生成し得る。
【0028】このように、各出力フィールドに対する補
間比率は、それが生成される24Hzのコマの対に対す
る出力フィールドの時間的ずれに応じて設定される。入
力信号と異なるライン規格を持つ出力フィールドまたは
フレームが生成されるということがわかるであろう。
【0029】例えば、525ライン/フレームのライン
規格を持つ60Hzの映像は、625ライン/フレーム
のライン規格を持つ50Hzの映像に変換し得る。ライ
ン規格変換は、既知の補間手法を使用して達成でき、動
き補償時間的補間によって出力フィールド/フレームが
生成された後に行っても良い。
【0030】しかしながら、ライン変換を動き補償時間
的補間処理の一部として、或いは、例えば入力フィール
ドから順次走査フレームを生成する処理の一部として行
うこともできる。この発明は、前述の処理方法を達成す
るように構成された装置を提供するものである。
【0031】一般に、この発明の方法について述べる特
徴は、本発明の装置の特徴でもあり、その逆も同様であ
る。
【0032】
【実施例】以下に、図1を参照して本発明の一実施例に
ついて詳細に説明する。
【0033】図1の装置は、順次走査コンバータ1、シ
ーケンス検出回路2、制御論理回路3フレーム及びベク
トルフレームセレクタ4、出力フィールド発生回路5、
2つの遅延回路6a及び6bからなり、これら全ては図
に示されているように接続される。この装置は60H
z、525ライン/フレーム、3232プルダウンフォ
ーマットのビデオ信号がこの装置の入力端子7を介して
供給され、この装置の出力端子8に供給される50H
z、625ライン/フレーム、2:1のインターレース
フォーマットの出力ビデオ信号を発生するためにこの入
力ビデオ信号を処理する。
【0034】順次走査コンバーター1は、入力端子7に
供給される入力フィールドを、入力フィールドと同じ割
合(レート)で順次走査フォーマットのフレームに変換
する。(順次走査変換の詳細な説明は上記OB−A−2
231749号に記載されている。)
【0035】本実施例において、順次走査コンバータ1
は、周知のような垂直補間によって生成される525ラ
イン/フレームの順次走査フレームを対応する625ラ
イン/フレームに変換するためにライン規格コンバータ
を含む(図示せず)。
【0036】順次走査コンバータ1の出力は、一連の6
25ライン/フレームの順次走査フォーマットフレーム
であり、各フレームは入力フィールドの内の1つに対応
し、これらのフレームは、60フレーム/秒の割合でシ
ーケンス検出回路2に供給される。
【0037】シーケンス検出回路2は、入力端子7に供
給される60Hzのフィールドシーケンスをモニタ(監
視)する動作をし、夫々の連続する入力フィールドが対
応するフィールドシーケンスの段階を示す出力を制御論
理回路3に供給する。
【0038】シーケンス検出回路2の処理は、図2に関
連してより詳細に説明される。しかしながら、手短に言
えば、シーケンス検出回路2は、そこに供給される各順
次走査フレームの画素のブロックと、続くフレームの画
素のブロックをとを比較し、各フレームに対して順次走
査フレームと次のフレームの間のフレームの内容の動き
を表す1組の動きベクトルを得る。
【0039】この動きベクトルは、この後シーケンス検
出回路2に供給される各順次走査フレーム(従って、装
置に供給される各入力フィールド)が対応する入力フィ
ールドシーケンスの段階を示す出力を供給するために、
シーケンス検出回路2内部で処理される。
【0040】シーケンス検出回路2の出力は、フレーム
及びベクトルフレームセレクタ4の動作を制御するため
に制御論理回路3によって用いられる。制御論理回路3
の制御の下に、遅延回路6aを経て順次走査コンバータ
1によって供給されるいくつかの順次走査フレームは、
フレーム及びベクトルフレームセレクタ4内で一時的に
保持するため、及び次に50Hzの出力フィールドの発
生時に出力フィールド発生回路5によって使用するため
に選択される。
【0041】順次走査フレームの選択は、入力信号のフ
ィールドシーケンスに応じて、入力フィールドシーケン
ス中の3及び2の各グループに対応する唯一の順次走査
フレームがセレクタ4内に記憶されるようにして行われ
る。また、制御論理回路2は、遅延回路6bを経てシー
ケンス検出回路2からフレーム及びベクトルフレームセ
レクタ4に供給される動きベクトルのフレームのセレク
タ4への記憶を制御する。
【0042】フレームがフレーム及びベクトルフレーム
セレクタ4に記憶される毎に、記憶されたフレームより
前のフレームと、記憶されたフレームとの間の動きを表
す動きベクトルのフレームは、50Hzの出力フィール
ドの生成時にこれを用いる出力フィールド発生回路5に
後に供給するためにフレーム及びベクトルフレームセレ
クタ4に一時的に記憶される。
【0043】制御論理回路3はまた、各出力フィールド
を生成するために補間係数を発生する。この補間係数
は、フレームおよびベクトルフレームセレクタ4を経て
出力フィールド発生回路5に供給される。出力フィール
ド発生回路5は、以下に更に説明するように、50H
z、2:1のインターレースフォーマットの出力フィー
ルドを発生するために、これに供給される順次走査フレ
ーム、動きベクトル及び補間係数を用いる。
【0044】シーケンス検出回路2の動作を、これより
図2を参照してより詳しく説明する。シーケンス検出回
路2は、ブロック照合回路10、動きベクトル推定回路
11、動きベクトルリデューサ(減衰器)12及びスレ
ショールド回路13からなり、全ては図に示されている
ように接続される。
【0045】順次走査コンバータ1によって60フレー
ム/秒で出力される順次走査フレームは、ブロック照合
回路10の入力端子の一方に直接供給される。入力フレ
ームはまた、1/60秒の遅延回路14を通じてブロッ
ク照合回路10の他方の入力端子に供給される。従っ
て、各順次走査フレームとそのすぐ前の順次走査フレー
ムは、連続するフレームが順次走査コンバータ1によっ
て出力されると同時に、ブロック照合回路10に使用さ
れる。
【0046】ブロック照合回路10、動きベクトル推定
回路11及び動きベクトルリデューサ12における処理
は、上述のOB−A−2231749号に詳細に説明さ
れている。しかしながら、手短に言えば、これらの構成
要素の動作は次に述べる通りである。
【0047】ブロック照合回路10は、遅延回路14か
ら出力されるフレームの画素ブロックの内容と、順次走
査コンバータ1からブロック照合回路10にすぐに後に
続いて供給されるフレームの画素ブロックの内容とを比
較する。この比較に基いて、ブロック照合回路10は2
つの順次走査フレームの比較された内容の違いを表す相
関面を発生する。
【0048】これらの相関面は、それから、動きベクト
ル推定回路11に供給され、この動きベクトル推定回路
11は、その相関面を解析し、2つのフレーム間のブロ
ックの内容の動きを表す各ブロックに対する動きベクト
ルを導出する。これらの動きベクトルは、この後、動き
ベクトルリデューサ12に供給され、ここで付加動きベ
クトルが、各ブロックに割当てられる。
【0049】付加動きベクトルは、注目している特定の
のブロックを囲むブロックのための独特な動きベクトル
及び「グローバル(高域的、全体的)な」動きベクトル
として知られている他の動きベクトルから選択される。
これらのグローバルな動きベクトルは、動きベクトルリ
デューサ12において動きベクトル推定回路11から供
給される動きベクトルを、与えられた入力フレームに対
し発生頻度の順に格付けすることによって決定される。
【0050】互いに異なる動きを十分に表す最も発生頻
度の高い4つの動きベクトルが、グローバルな動きベク
トルと呼ばれる。遅延回路6bへの動きベクトルリデュ
ーサ12の出力は、遅延回路14からブロック照合回路
10に供給されたフレーム内の全てのブロックに関する
動きベクトルを含む動きベクトルの「フレーム」から成
る。
【0051】ベクトルフレームが動きベクトルリデュー
サ12から遅延回路6bに出力されると同時に、動きベ
クトルリデューサ12は、そのフレームに対する全ての
ゼロ以外のグローバルな動きベクトルに関与する動きベ
クトルの全体の数を示す出力をスレショールド検出回路
13に供給する。
【0052】スレショールド検出回路13はこの後、動
きベクトルリデューサ12から供給された数と予め決め
られているスレショールド値の数とを比較する。スレシ
ョールド検出回路13の出力は動きフラグを構成する。
動きフラグは、もし動きベクトルリデューサ12から供
給される数が予め決められているスレショールドの数よ
り大きいか同じであれば、論理“1”がセットされ、も
し動きベクトルリデューサ12から供給される数が予め
決められているスレショールドの数より小さければ論理
“0”がセットされる。
【0053】図に明示されているスレショールド検出回
路13の出力は、シーケンス検出回路2の1つの出力a
を形成する。この出力は1/60秒の遅延時間の遅延回
路15aを通じてシーケンス検出回路2の2つ目の出力
bとなり、更に1/60秒の遅延時間の遅延回路15b
を通じてシーケンス検出回路2の3つ目の出力cとな
る。順次走査フレームが60フレーム/秒でシーケンス
検出回路2の入力端子に供給されるので、シーケンス検
出回路2の3つの並列出力a、b及びcの作用は、入力
端子に供給される各フレームに対応する動きフラグと、
そのフレームのすぐ前の2つのフレームに対する動きフ
ラグとを共に制御論理回路3に供給することである。
【0054】これらの3つの動きフラグは、動きフラグ
が現在出力端子aに供給されている順次走査フレームに
対応する元のフィールド入力シーケンスにおける段階を
示す。これを、今から、図3を参照してより詳細に説明
する。図3は、一連の順次走査フレームを示し、1、
2、3、・・・・と分けられたこれらの一連の順次走査
フレームは、シーケンス検出回路2の入力端子に供給さ
れ、フレーム1から60フレーム/秒のレートで始ま
る。
【0055】一連の順次走査フレームに対応する入力フ
ィールドの3232シーケンスも示されており、3及び
2のグループの間の境界が太い線によって示されてい
る。(ここでは、編集により入力信号のこの部分におけ
るフィールドシーケンスの中断(或いは崩壊)はないと
仮定する。)従って、図に示される3及び2の各グルー
プの順次走査フレームは、同じ24Hzのフィルムのコ
マから得られる入力フィールドから発生されたものであ
る。
【0056】それゆえに、事実上、各順次走査フレーム
は、3または2のグループが対応する元の24Hzのフ
ィルムのコマの複製であり、そして各グループのフレー
ムは略同一であるべきである。図2を参照して述べたよ
うに、遅延回路14からの順次走査フレームの出力は、
順次走査コンバータ1から直接供給されるすぐに後に続
く順次走査フレームと共に、ブロック照合回路10に供
給される。
【0057】シーケンス検出回路2は、この後、2つの
フレームの内容を比較し、2つのフレームの間で比較し
た内容の動きを表す動きベクトルを発生する。明らか
に、同じ3または2のグループの範囲内のフレームの対
において、2つのフレームの間に画像においての動きが
存在すべきでなく、従ってそうして得られた動きベクト
ルは、理論上では、全てゼロベクトルであるべきであ
る。
【0058】従って、それは、これらのフレームの対に
対し、論理的には動きベクトルリデューサ12内で得ら
れるゼロ以外のグローバルな動きベクトルが得られるべ
きではなく、それゆえに、スレショールド回路13に供
給される数はゼロであるべきであるということになる。
実際問題として、いくつかのエラーが処理動作によって
生じることがあるので、いくつかのゼロ以外のグローバ
ルな動きベクトルが識別されるであろう。
【0059】この場合、スレショールド検出回路13に
供給される数(ゼロ以外のグローバルなベクトルに関与
するものの数)は、ゼロよりも大きい動きベクトルであ
ろう。しかしながら、スレショールド検出回路13にセ
ットされる予め決められたスレショールドの数は、3ま
たは2の同じグループからの2つのフレームが比較され
るときはかならず“0”のフラグが出力されるように、
処理エラーの影響を考慮して或レベルにセットし得る。
【0060】スレショールド検出回路13内の予め決定
されるスレショールドに対する適切な値は、処理されて
いる画像の素材の個々のタイプに対応するが、実験で決
定し得る。
【0061】対照的に、図中の3のグループ及び2のグ
ループの間の境界に跨る2つの順次走査フレームは、異
なる24Hzのフィルムのコマの複製であり、それゆえ
に、それらのフレームの内容は異なるであろう。(更に
以下に述べられているように、元のフィルムのシーケン
ス中のこれらのフレームの間に実際に動きが存在すると
仮定して)。
【0062】このような対に対してかなりの割合のゼロ
以外の動きベクトルが得られ、そしてこれらのベクトル
の相当数は動きベクトルリデューサ12内で得られるグ
ローバルな動きベクトルに関与する。このような場合、
スレショールド検出回路13に動きベクトルリデューサ
12から供給される数は、この後スレショールド検出回
路13内にセットされている予め決定されたスレショー
ルドの数を超え、それゆえに、“1”の動きフラグがス
レショールド検出回路13によって出力される。
【0063】図3の列(a)は、一連の順次走査フレー
ムがシーケンス検出回路2に入力されるとき、このシー
ケンス検出回路2の出力aに現れる動きフラグのシーケ
ンスを示す。各動きフラグは、それが対応する入力フレ
ームに並べて示されている。例えば、順次走査コンバー
ター1からシーケンス検出回路2のフレーム4が供給さ
れると、すぐ前のフレームであるので、フレーム3がフ
レーム4と比較され、そしてフレーム3及び4は323
2シーケンス内の境界に跨るので、“1”の動きフラグ
を生じるであろう。
【0064】シーケンス検出回路2へ順次走査フレーム
5が供給されると、フレーム4及び5が入力シーケンス
内の同じグループ2に対応するので、“0”の動きフラ
グが生じるであろう。シーケンス検出回路2へフレーム
6が供給されると、フレーム5及び6が3232シーケ
ンス内の異なるグループ間の境界に再度跨るので、
“1”の動きフラグが生じるであろう。以下同様であ
る。
【0065】図3における列(b)は、シーケンス検出
回路2の出力bに現れる動きフラグのシーケンスを示
す。これは、単に1/60秒、即ち、1つの入力フレー
ム周期だけ遅延された出力aのなシーケンスである。同
様に、図3における列(c)は、シーケンス検出回路2
の出力cに現れる動きフラグのシーケンスを示し、これ
は単に、2/60秒、即ち、2つの入力フレーム周期だ
け遅延された出力aのシーケンスである。
【0066】図3から、シーケンス検出回路2の並列出
力a、b及びcが、一連の順次走査フレームの各フレー
ムが対応する入力3232フィールドシーケンスにおけ
る段階を示すことが分かるであろう。例えば、出力
(1、0、0)はグループ2内の最初のフレームを示
す。出力(0、1、0)はグループ2内の2番目のフレ
ームを示し、そして出力(1、0、1)はグループ3内
の最初のフレームを示す。
【0067】従って、シーケンス検出回路2の出力は、
動き補償時間的補間によって後に出力フレームを発生す
るのに用いるために、完全な入力フレームシーケンスか
ら選択すべき順次走査フレームを決定するために制御論
理回路3(図1参照)がこれを用いることができる。
【0068】3または2の各グループから1つだけの順
次走査フレームがこの処理のために必要とされる。この
実施例において、3及び2の各グループ内の最初のフレ
ームは図3中の矢印で示されるように選択される。従っ
て、例えば、シーケンス検出回路2の出力(1、0、
1)は制御論理回路3に入力フレームが選択されるべき
であるということを示す。
【0069】制御論理回路3は、選択されたフレーム及
びその選択されたフレームに対応する動きベクトルのフ
レームのフレーム及びベクトルフレームセレクタ4内の
各メモリ内への書き込みを制御するためのライトイネー
ブル信号を発生するためにこの入力を用いる。
【0070】フレーム及びベクトルフレームセレクタ4
の構成及び作用をこれより図4を参照して説明する。
【0071】図4において示される上記フレーム及びベ
クトルフレームセレクタ4は、図1の遅延回路6aから
60フレーム/秒だけ遅延された順次走査フレームを受
ける3つのフレームメモリF0、F1及びF2を含む。
上記フレーム及びベクトルフレームセレクタ4は、ま
た、フレームメモリF0〜F2に供給され、対応する順
次走査フレームと同期して図1の遅延回路6bから遅延
されたベクトルフレームを受ける3つのベクトルメモリ
V0、V1及びV2を含む。
【0072】各フレームメモリF0、F1及びF2並び
にベクトルメモリV0、V1及びV2はマルチプレクサ
20に接続される出力端子を持つ。ライトイネーブル信
号WE0、WE1及びWE2は、制御論理回路3から図
に示されているフレームメモリF0〜F2、ベクトルフ
レームV0〜V2に供給される。このライトイネーブル
信号WE0〜WE2は、入力シーケンス中の個々の順次
走査フレームが既に説明したように選択されるべきであ
るということを制御論理回路3にシーケンス検出回路2
の出力が指示する毎に、制御論理回路3から順次、且
つ、周期的に発生される。
【0073】従って、図1の遅延回路6a及び6bの目
的は、いかなるときでもシーケンス検出回路2の出力が
順次走査フレーム及びそのときに上記フレーム及びベク
トルフレームセレクタ4に供給されている対応するベク
トルフレームに対応するようにシーケンス検出回路2に
おける処理時間に対して補償することである。
【0074】入力フレーム次々に選択されると、これら
は、周期的に次にフレームメモリF0〜F2に記憶され
る。ライトイネーブル信号WE0〜WE2もまた、ベク
トルメモリV0〜V2に供給されるので、各選択された
順次走査フレームに対応する動きベクトルのフレーム
(即ち、そのフレームのベクトルはすぐ前の順次走査フ
レームと、選択された順次走査フレームとの間の動きを
表すベクトルのフレーム)が、対応するベクトルメモリ
V0〜V2に記憶される。
【0075】1つの順次走査フレームが入力フィールド
シーケンス中の3及び2の各グループ、従って夫々の元
の24Hzのフィルムのコマに対して選択されるので、
元のフィルムシーケンスに対応する連続する24Hzの
コマを表すこれらのフレームは、フレームメモリF0〜
F2に連続的に記憶される。
【0076】ベクトルメモリV0〜V2に連続的に記憶
されるそのフレームのベクトルは、従って、記憶された
24Hzのコマの連続する1つの間の画像内における動
きを説明している。フレームメモリF0〜F2及びベク
トルメモリV0〜V2に記憶される順次走査フレームと
フレーム及びそのフレームの動きベクトルは、動き補償
時間的補間によって50Hz、2:1のインターレース
フォーマットのビデオフィールドを発生するために出力
フィールド発生回路5によって用いられるものである。
【0077】図5は、フレームメモリF0〜F2に周期
的に記憶される24Hzのシーケンスの順次走査フレー
ム及びそこから奇数“0”、偶数“1”と交互に得られ
る50Hzのビデオフィールドとの時間的関係を示して
いる。各出力フィールドは、図中の矢印によって示され
ているように、順次走査フレームの対の中の画素から生
成し得る。
【0078】順次走査フレームの対の中の画素は、出力
フィールド中の画素を生成するために用いられるもので
あり、更に以下に説明するように、出力フィールド中の
画素は動きベクトルで決定される。出力画素を生成する
ために各順次走査フレーム内の画素の出力画素を結合す
る割合は、出力フィールド及び出力フィールドが生成さ
れる順次走査フレーム間の時間的ずれに対応する。
【0079】例えば、もし入力フィールドが時間的に2
つの順次走査フレーム間の8/10の距離なら、この
後、最初及び2番目の順次走査フレームは出力フィール
ド中の画素を生成するために2/10:8/10の割合
で結合される。従って、出力フィールドの位置に時間的
により接近している順次走査フレームがより大きく出力
画素に寄与する。
【0080】従って、各出力フィールドが出力フィール
ド発生回路5によって生成されるためには、フレームセ
レクタ4は対の順次走査フレーム、フレームの動きベク
トル及び順次走査フレームの対から出力フィールドを生
成するための時間的ずれの指示を与えなければならな
い。
【0081】再び図4に戻って説明すると、マルチプレ
クサ20は2つのフレーム出力A及びBを持ち、これら
2つのフレーム出力A及びBはフレームメモリF0〜F
2の1つに選択的に与えられる。ある時点にフレームメ
モリF0〜F2の1つに記憶されるフレームは、読み出
され、そしてマルチプレクサ20の出力Aとしてに供給
され、そして他のフレームメモリF0〜F2に記憶され
ているフレームは読み出され、そしてマルチプレクサ2
0の出力Bとして供給される。
【0082】マルチプレクサ20は、制御論理回路3か
ら2つの読み取られた制御カウント値CA及びCBを受
け取る。制御カウント値CAは、マルチプレクサ20の
出力Aにある1つの時点に接続されるフレームメモリF
0〜F2に記憶されたフレームを決定する。制御カウン
ト値CBは、マルチプレクサ20の出力Bにある1つの
時点に接続されるフレームメモリF0〜F2に記憶され
たフレームを決定する。
【0083】マルチプレクサ20は、同じく、ベクトル
メモリV0〜V2の内の1つの出力に選択的に接続され
る出力VBを有する。制御カウント値CBは、出力Vに
ある1つの時点に接続されるベクトルメモリV0〜V2
を制御する。このように、いかなるときにもマルチプレ
クサ20の出力Bに供給されている順次走査フレームに
対応する動きベクトルのフレームはマルチプレクサ20
の出力VBに与えられる。
【0084】マルチプレクサ20は同様に、読み取り制
御カウント値CA及びCBによって決定されるように、
マルチプレクサ20の出力A及びBに供給されるフレー
ムの対から生成される50Hzのフィールドの時間的ず
れを示す補間係数I(A:B)を制御論理回路3から受
け取る。この補間係数I(A:B)は、対応するフレー
ムの対が出力A及びBに供給されるように、マルチプレ
クサ20の更に次の出力に供給される。
【0085】制御論理回路3は、図6を参照してより詳
細に説明される。制御論理回路3は、モジュロ5カウン
タ及びデコーダ25を含み、このモジュロ5カウンタ及
びデコーダ25は図2に記載されているシーケンス検出
回路2の並列出力a、b及びcをその入力としている。
【0086】モジュロ5カウンタ及びデコーダ25は、
同様に、図1の遅延回路6aから60フレーム/秒で出
力される順次走査フレームに同期し、フレーム及びベク
トルフレームセレクタ4に供給される60Hzのクロッ
ク信号を受け取る。60Hzのクロック信号に対し、モ
ジュロ5カウンタは夫々連続するフレームがフレーム及
びベクトルフレームセレクタ4に供給される毎に1度カ
ウントを行い、0、1、2、3、4、0、1、・・・・
のカウントを通じて循環する。
【0087】このデコーダのために、モジュロ5カウン
タのカウント値が“0”にリセットされるときはいつも
入力a、b及びcは3232シーケンス中のグループ3
の最初のフレームを示す。即ち、図3に説明されている
ように、入力が(1、0、1)のときである。モジュロ
5カウンタが“0”にリセットされるときにはいつもデ
コーダはそこから出力26にリセット信号Rを発生す
る。このデコーダは、同じく、そこからモジュロ3カウ
ンタ28に接続される出力27にインクリメント信号I
NCを発生する。
【0088】インクリメント信号はモジュロ5カウンタ
が“0”または“3”のカウント値を示す毎に生成され
る。3232シーケンス中のグループ3内の最初のフレ
ームを示すシーケンス検出回路2の出力(1、0、1)
にモジュロ5カウンタのカウント値“0”が対応するの
で、モジュロ5カウンタでのカウント値“3”は、この
最初のフレームの後の3番目のフレーム、即ち、323
2シーケンス中のグループ2内の最初のフレームを示す
(図3参照)。
【0089】従って、インクリメント信号は、入力フレ
ームシーケンス中のグループ3または2の最初のフレー
ムが図1のフレーム及びベクトルフレーム検出回路4に
供給される毎にモジュロ3カウンタ28に供給される。
従って、インクリメント信号は、現在フレーム及びベク
トルフレームセレクタ4に供給されているフレームが、
フレームメモリF0〜F2の内の1つに書き込まれてい
ることを示す。
【0090】モジュロ3カウンタ28は、モジュロ5及
びデコーダ25の出力27からインクリメント信号を受
け取る毎に1度カウント値がインクリメントされ、0、
1、2、0、1、・・・・のカウントを通じて循環す
る。モジュロ3カウンタ28のそのときのカウント値
は、このカウント値を図4の対応するフレームメモリF
0、F1またはF0及びベクトルメモリV0、V1また
はV2に供給するためのライトイネーブル信号WE0、
WE1またはWE2に変換する。
【0091】従って、ライトイネーブル信号WE0〜W
E2は、モジュロ3カウンタ28が0、1、2、・・・
・のカウントを通じて循環するように、周期的に発生さ
れる。しかしながら、モジュロ3カウンタ28は、32
32フレームシーケンスゆえに不規則に増加させられ
る。各ライトイネーブル信号WE0〜WE2は、対応す
るモジュロ3カウンタ28のカウント値に一致する時間
の間でなく、1つの順次走査フレームの終わりまでの間
に発生されなければならない。
【0092】従って、モジュロ5カウンタ及びデコーダ
25の出力27のインクリメント信号は、デコーダ29
の「書き込み許可」の入力端子(WV)に供給される。
モジュロ3カウンタ28はインクリメント信号がそれに
供給されることによって毎回増加され、デコーダ29の
入力端子WVにインクリメント信号が供給される間だけ
デコーダ29からライトイネーブル信号WE0〜WE2
が発生される。
【0093】従って、各ライトイネーブル信号は、必要
とされる順次走査フレームが図4のフレームメモリF0
〜F2に周期的に(不規則ではあるが)書き込まれるよ
うに、1/60秒の周期で発生される。それは、モジュ
ロ5カウンタ及びデコーダ25の出力27のインクリメ
ント信号が60Hzで歩進するモジュロ5カウンタの状
態に依存するので、実際に入力フレームに動きがない場
合にもこれらの信号は生成され続ける。
【0094】動きがないとき、シーケンス検出回路2の
出力a、b及びcは引き続き“0”、“0”及び“0”
になり得る。モジュロ5カウンタは入力シーケンス中に
動きがないときには、まるで3232シーケンスが持続
されているかのように、フレーム及びベクトルフレーム
セレクタ4内に順次走査フレームが記憶され続けるよう
に、60Hzのクロックによって増加され続ける。
【0095】動きのない期間に続く入力シーケンスにお
いて動きが再び検出された場合は、モジュロ5カウンタ
の状態は、元の入力フィールドシーケンス中に編集ポイ
ントが存在した場合を除き、3232シーケンスに対す
る関係がまだ正しい関係であるべきである。入力シーケ
ンス中に編集ポイントが現れるときはいつでも、それが
どちらであるにせよ、シーケンス中に動きがあるの間
は、3232シーケンスが再度確立されたことを示すシ
ーケンス検出回路2からの次の入力“1”、“0”及び
“1”でモジュロ5カウンタはカウント値が“0”にリ
セットされる。
【0096】従って、モジュロ5カウンタの状態は編集
ポイントの後に修正され、順次走査フレームの選択がこ
の後、同様に続く。出力フィールドが生成されるのと同
じ割合、即ち、50Hzで図4のフレームメモリF0〜
F2の読み出しを行って出力フィールドを形成するため
にフレームの対が用いられることは望ましい。
【0097】従って、制御論理回路3で生成された読取
り制御カウント値CA及びCBは、出力フィールドが生
成されるフレームメモリF0〜F2内に記憶された24
コマ/秒のコマに対する時間的関係において50Hzで
生成されなければならない。モジュロカウンタ28が不
規則に増加されるので、3232フレームシーケンスを
考慮するよりも、要求されるタイミングの関係を与える
ために、50Hzでサンプルされる24Hzの基準信号
を得ることが必要である。
【0098】これはモジュロ5カウンタがカウント値が
“0”にリセットされる毎にモジュロ5カウンタ及びデ
コーダ25の出力26にリセット信号Rが供給されるか
らである。上述したように、モジュロ5カウンタのカウ
ント値“0”は、3232フレームシーケンス中のグル
ープ3内の最初のフレームを示す。従って、リセット信
号Rは入力順次走査フレーム内の5フレーム毎に1度、
即ち、5/60秒毎に発生される。
【0099】これらのリセット信号は、75KHzのク
ロック信号によって計測されるモジュロ3125カウン
タ30に供給される。モジュロ3125カウンタ30
は、75KHzのクロック信号によってカウント値が増
加され、0、1、2、・・・・3124、0、1、・・
・・のカウント値を通じて循環する。モジュロ5カウン
タ及びデコーダ25から供給されるリセット信号Rは、
最初のリセット信号Rの後にこのモジュロ3125カウ
ンタ30が入力順次走査フレームシーケンスと同期され
るように、モジュロ3125カウンタ30を“0”にリ
セットする。
【0100】再び、もし入力信号中の編集ポイントが結
果として3232シーケンスの中断(或いは崩壊)を生
じさせた場合、シーケンスが再び確立されたときに新た
なリセット信号Rが発生され、モジュロ3125カウン
タ30は再度同期される。モジュロ3125カウンタ3
0は、カウント値が“0”に戻る毎に自身でそこからの
リセット出力39に信号(r)を発生する。
【0101】リセット出力39に24Hzの信号を発生
することの効果は図7を参照して以下に説明する。図7
はフレーム及びベクトルフレームセレクタ4に供給され
る連続した順次走査フレームが太い線で示される5フレ
ームの境界で3232シーケンスを表すことを示してい
る。
【0102】上述したように、モジュロ3125カウン
タ30はモジュロ5カウンタ及びデコーダ25からのリ
セット信号Rによってグループ3の最初のフレームを示
す“0”にセットされる。従って、モジュロ3125カ
ウンタ30によって発生される最初の出力信号rは、図
に示すように、5つのフレームのグループの開始に同期
される。
【0103】3125という数は、この例においては、
625ラインを含む5つの各順次走査フレーム内の画素
のライン番号であるので、モジュロ3125カウンタ3
0であるカウンタ30が選択される。従って75KHz
(入力60フレーム/秒のフレームにおけるラインの割
合の2倍に等しい)で増加するカウンタを持つモジュロ
3125カウンタはフレーム及びベクトルフレームセレ
クタ4に供給される5つのフレーム毎に2倍の最大のカ
ウント周期を完了する。
【0104】従って、モジュロ3125カウンタ30は
21フレーム周期毎に1度、即ち、図7に示すように2
4Hzに1度出力信号rを発生する。従って、この24
Hzの信号は、50Hzの出力フィールドが得られる図
4のフレームメモリF0〜F2に記憶されている24H
zのタイミングを示す。
【0105】図6に戻って説明すると、モジュロ312
5カウンタ30の24Hzの出力信号は、カウント値が
1/24秒に1回増加されて、0、1、2、0、1、・
・・・のカウント値を通じて循環するモジュロ3カウン
タ31を増加するために用いられる。モジュロ3カウン
タ31は50Hzで計数されるサンプラー(S)32に
接続される。
【0106】モジュロ3カウンタ31の現在のカウント
値はこのように1/50秒に1度サンプルされ、そして
このサンプルされたカウント値はサンプラー32と同じ
50Hzの信号で計数される遅延回路33に供給され
る。遅延回路33は、最初に読まれた制御カウント値の
遅延出力としてサンプルされたカウント値が渡される前
に、3つの50Hzの周期のクロック信号によってサン
プルされたカウンタ値を遅延する。(遅延回路33の目
的は、適切な順次走査フレームが実際にフレームメモリ
F0〜F2に書き込まれる前に、読み取り制御カウント
値は発生されないということを確実にすることであ
る。)
【0107】従って、読み取り制御カウント値CAは、
図4のマルチプレクサ20に、フレームメモリF0、F
1またはF2に現在記憶されているフレームが夫々マル
チプレクサ20の出力Aに供給されるべきであるという
こと示すために“0”、“1”または“2”の値を取
る。マルチプレクサ20の2番目の制御カウント値CB
は1つのカウントによって制御カウント値CAの値をモ
ジュロ3カウンタ31が歩進することによって発生され
る。
【0108】また、“0”、“1”または“2”の値の
制御カウント値は、マルチプレクサ20に現在フレーム
メモリF0、F1またはF2に記憶されているフレーム
は夫々マルチプレクサ20の出力Bに供給されることを
示す。信号CBは同じく、マルチプレクサ20の出力V
Bに、対応するベクトルメモリV0、V1またはV2に
現在記憶されている動きベクトルの供給を起こす。
【0109】従って、制御カウント値CA及びCBは1
秒間に50回発生され、フレームメモリF0〜F2に記
憶されているフレームの対は、マルチプレクサ20の出
力Bに現在供給されるフレームに対応する動きベクトル
と共にマルチプレクサ20の出力に供給される。図6の
モジュロ3125カウンタ30のカウント値は同様に、
図4のマルチプレクサ20の出力A及びBに供給される
24のコマの対から発生される50Hzのフィールドに
対するI(A:B)の補間係数を発生するために用いら
れる。
【0110】これらの係数は、それが形成されるフレー
ムの対から生成される各出力フィールドの時間的ずれを
示す。例えば、もし、出力A及びBに供給される2つの
24のコマ間の時間的距離の8/10の位置で出力フィ
ールドが生成されるならば、補間係数I(A:B)は
0.8である。
【0111】補間係数I(A:B)を生成するために、
サンプラー32に供給されるのと同じ50Hzの信号に
よって計測されるサンプラー(S)36にモジュロ31
25カウンタ30の現在のカウント値が供給される。従
って、モジュロ3125カウンタ30のカウント値は出
力フィールドの割合でサンプルされ、サンプラー36で
サンプルされたカウント値の値は、24のコマに関する
出力フィールドの時間的位置の指標を与える。
【0112】サンプルされたカウント値は、サンプルさ
れたカウント値を補間係数I(A:B)に変換するスケ
ーリングPROM37に供給される。補間係数I(A:
B)は、対応する制御カウント値CA及びCBと共に同
期して遅延回路38を通じて図6のマルチプレクサ20
に供給される。マルチプレクサ20は、この後、その出
力A及びB上の対応するフレーム及びその出力VB上の
動きベクトルと共に補間係数I(A:B)をその出力に
供給する。
【0113】図8は、上述した制御論理回路3の動作を
説明するタイミングダイアグラムである。図8における
水平軸が、時間軸を表す。図8における最初のライン
(図8A)が、図7のモジュロ28カウントのカウント
値を示し、図8の各枠は図1のフレーム及びベクトルフ
レームセレクタ4に60フレーム/秒で供給される順次
走査フレームと同期した1/60秒を示す。
【0114】順次走査フレームの3232シーケンスに
各カウント値が対応している間、モジュロ3カウンタ2
8は、0、1、2、0、・・・・のカウント値を通じて
周期的に増加されることが示されている。図8における
2番目のライン(図8B)は、図4のフレームメモリF
0〜F2及びベクトルメモリV0〜V2への順次走査フ
レーム及び動きベクトルの書き込みを説明している。
【0115】このラインの枠内の番号のあるところはそ
の枠内の番号に対応するフレームメモリに1/60秒の
周期で書き込まれている間に順次走査フレームがフレー
ム及びベクトルフレームセレクタ4に供給されることを
示している(数字“0”、“1”及び“2”はフレーム
メモリF0、F1及びF2に夫々対応する)。
【0116】同時に、フレームメモリに書き込まれてい
るフレームに対応する動きベクトルは、枠内の数字に対
応するベクトルメモリV0、V1またはV2に書き込ま
れる。従って、選択されるフレーム(そして対応するフ
レームの動きベクトル)は、3232シーケンスに従っ
て不規則な割合でフレームメモリF0〜F2(そしてベ
クトルメモリV0〜V2)に周期的に書き込まれる。
【0117】図8における3番目のライン(図8C)は
60フレーム/秒のフレームに同期して24Hzの割合
で0、1、2、0、・・・・のカウント値を通じて循環
するモジュロ3カウンタ31のカウント値を示す。この
モジュロ3カウンタ31のカウント値が24Hzの規則
的な割合で増加されるモジュロ3カウンタ28のカウン
ト値に対応するということが分かるだろう。
【0118】図8における4番目のライン(図8D)
は、サンプラー32によて50Hzでサンプルされるモ
ジュロ3カウンタ31のカウント値を示す。従って、こ
のライン中の各枠の幅は1/50秒を表す。3番目のラ
イン内の枠に関連するこのラインの枠のタイミングはこ
れらが生成される出力フィールドのタイミング及び24
のコマの関連を示す。
【0119】図8における5番目のライン(図8E)
は、遅延回路33によってもたらされる3/50秒の遅
延後にサンプラー32によってサンプルされるカウント
値を示す。従って、このラインは、遅延回路33の出力
34の読み取り制御カウントCAの値を示す。図8にお
ける6番目のライン(図8F)は、夫々1/50秒の周
期に対して制御カウント値CA、CBの値を与える。
【0120】上述したように、これらのカウント値は、
2つのフレームメモリF0〜F2がある時点にマルチプ
レクサ20の出力A及びBに接続されることを示す。従
って、CA、CBに対する“2”、“0”の値は、フレ
ームメモリF2がマルチプレクサ20出力Aに接続さ
れ、マルチプレクサ20の出力BにフレームメモリF0
が接続されるということを示す。
【0121】上述したように、制御カウント値CBは同
じく、マルチプレクサ20の出力Bに現在供給されるフ
レームに対応する動きベクトルのフレームが出力VBに
供給されるように、マルチプレクサ20の出力VBにベ
クトルメモリV0〜V2が接続されることを示すために
用いられる。
【0122】図8の最も下のライン(図8G)は生成さ
れる50Hzの出力フィールドに対する補間係数のシー
ケンスを示している。各補間係数は、生成される出力フ
ィールドが置かれる24Hzのコマの対の間の距離の割
合を示す。上述したように、図8Dの4番目のラインの
枠の位置は、50Hzの出力フィールドのタイミング
が、図8Cの3番目のラインの枠の位置で表すように2
4Hzの順次走査フレームのタイミングに関連して生成
されることを示す。
【0123】従って、図の4番目のラインの最初の枠を
考えると、この枠は、0.36の補間係数を与える2つ
の24Hzのコマの間の0.36の距離に位置してい
る。4番目のラインの2番目の枠は、0.84の補間係
数を与える同じ2つの順次走査フレームの間の0.84
の距離に位置している。
【0124】4番目のラインの3番目の枠は、次の24
Hzのコマの対の0.32の距離に位置している。それ
ゆえに、制御論理回路3の制御の元に、フレームの動き
ベクトルと補間係数と共に、順次走査フレームの対は、
1秒間に50回フレーム及びベクトルフレームセレクタ
4から出力フィールド発生回路5に供給される。
【0125】出力フィールド発生回路は図9においてよ
り詳細に示されている。この図に示すように、マルチプ
レクサ20の出力は、補間回路41に接続される画素ベ
クトルセレクタ40の出力に供給される。マルチプレク
サ20の出力A及びBの順次走査フレームは、同様に、
その出力が補間回路41に供給される前に、画素ベクト
ルセレクタ40の処理時間に対して補償を行う遅延回路
42を通じて補間回路41に供給される。
【0126】マルチプレクサ20から出力される補間係
数I(A:B)は、同様に、同じ補償を行う遅延回路4
2を通じて補間回路41に供給される。画素ベクトルセ
レクタ40の目的は、生成される出力フィールドの各画
素の動きベクトルを入力フレームの動きベクトルから選
択することである。1つの画素ベクトルの選択処理は、
上述したOB−A−2231749号において詳細に説
明されている。
【0127】この実施例は、上述したOB−A−223
1749号に記載された処理の説明を簡単に引用してい
る。各出力画素のための、動きベクトルは、マルチプレ
クサ20の出力VBに供給され、この動きベクトルはそ
の位置が検出される出力画素の周りの画素ブロックに対
応する。この検出は、出力フィールドが、この出力フィ
ールドが生成される対のフレームの時間的ずれで決定さ
れるように、動きベクトルに沿った正確な割合の方向に
位置される出力画素の位置を考慮することを意味する。
このことは、既に説明したように、補間係数I(A:
B)によって与えられる。
【0128】図10は、2つの24Hzのコマから、つ
まりフレーム1とフレーム2の2つのフレームから発生
される出力フィールド52の出力画素50の検出を行う
ための動きベクトル(ベクトル1及びベクトル2)を図
式的に示している。この方法で考えた場合、各動きベク
トルの終わりは、順次走査フレームの各画素を指すこと
が分かる。例えば、ベクトル1はフレーム1及びフレー
ム2の各画素54を指す。入力フレーム中の画素54を
囲む5×5のパッチの画素の間の相関の度合いは、この
後計算される。
【0129】画素パッチの間の相関の度合いは、2つの
5×5の区画内の対応する位置の2つの画素間の輝度の
差分の絶対値を計算することによって決定される。これ
らの絶対輝度差分値は、この後、検出中の動きベクトル
に関連づけられる絶対輝度差分の合計を生成するために
加算される。
【0130】高い値の絶対輝度差分SADは、比較され
るパッチ間の相関の度合が低いことを示し、低い値の絶
対輝度差分SADは、これらのパッチ間の相関の度合い
が高いことを示す。絶対輝度差分SADの値は、各出力
画素について各動きベクトルが検出されるために計算さ
れ、動きベクトルが持つ一番低い絶対輝度差分SADの
値は、その出力画素に対する動きベクトルとして選択さ
れる。
【0131】出力画素ベクトルは、この後、画素ベクト
ルセレクタ40によって補間回路41に供給される。補
間回路41は各出力フィールドの画素を、それら出力フ
ィールドのためにそれに供給される2つの順次走査フレ
ームによって発生され、各出力フィールドは出力信号に
おいて必要とされる2:1のインターレースを与えるた
めに、そのフィールドが奇数フィールドか偶数フィール
ドかのどちらかに対応する交互の画素のラインを含む。
【0132】各出力画素に対し、補間回路41は、それ
らの出力画素に対して供給される動きベクトル、及び出
力画素を生成するために結合された順次走査フレームの
対の内に適当な画素を位置させるために、そこに供給さ
れる補間係数I(A:B)によって示されるように、そ
れらのフィールド内の出力画素に対する動きベクトルに
沿った正確な時間的位置を用いる。
【0133】各出力画素の値は、上述したように、補間
係数に対応する適当な重みを持つ順次走査フレーム中に
おいて位置される画素の値を結合することによって得ら
れる。例えば、0.8の補間係数は、出力フィールドに
より時間的に近いフレームが出力フィールドから時間的
により遠いフレームよりもより多く貢献するように、2
つの順次走査フレーム中に位置された画素の値が2/1
0:8/10の割合で結合されるということを示してい
る。
【0134】同様に、例えば0.2の補間係数は、出力
フィールドの画素は、8/10:2/10の割合(補間
率)で2つの順次走査フレーム中の画素を生成されるべ
きであるということを示している。補間回路41の出力
は、連続する50Hz、2:1のインタレースフォーマ
ットのフィールドであり、このフィールドは、625ラ
イン/フレームに対応し、表示されたときに、高品質の
動画像を提供する。上述の実施例において、ライン規格
変換は、順次走査コンバータ1における入力信号の順次
走査変換の後に実行される。
【0135】しかしながら、ライン変換は、適宜、出力
画素の選択を行うことによって出力フィールド発生回路
5において実行されることは認識されよう。或いは、例
えばライン変換は、順次走査変換の一部として実行され
得る。上述の例においては、50Hz、2:1のインタ
ーレースフォーマットの出力信号の生成について説明し
たが、上述と同様の規則によって異なるフィールド/フ
レームの割合を持つ出力信号が発生できることは認識さ
れよう。
【0136】個々の例のように、50Hzの基準に従っ
て表示するために60Hzの入力信号を変換するとき
は、表示された画像内の動き率が結果として4パーセン
ト増加する50Hzで記録、再生される48Hzの出力
信号を発生するために容認し得る。48Hzの出力信号
は、図6のサンプラー36及び32並びに遅延回路33
に供給する50Hzのクロック信号を、図1のフレーム
及びベクトルフレームセレクタ4に供給される60フレ
ーム/秒のフレームに同期した48Hzの信号に置き換
えることによって上述の装置を用いて簡単に発生するこ
とができる。
【0137】これは、出力フィールドが生成される24
Hzのコマと48Hzの出力フィールドとの間の単純な
関係を説明する図11から分かるように、連続する出力
フィールドに対する補間係数“0”と“0.5”(即
ち、1:0と1/2:1/2の補間率が交互に)が交互
に結果として生じる。図11において示されるように、
交互の出力フィールドは、夫々の24Hzのコマと時間
的に一直線にされる。
【0138】従って、これらのフィールドは、そのフレ
ーム内の交互のラインの画素取り出すことによって、2
4Hzのコマから直接生成し得る。残っている出力フィ
ールドは、2つの順次走査フレーム間の時間的に中間の
距離にあり、そしてそれゆえに、残っている出力フィー
ルドは、夫々のフレームの対の中の画素の割合を等しく
して結合することによって生成され得る。
【0139】このシステムはいくつかの目的のために受
け入れられるかもしれないが、交互の出力フィールドは
動き補償時間的補間によってのみ発生されるので、補間
されたフィールドと補間されないフィールドとの間の解
像度の変動は表示された画像において目立つ可能性があ
る。これは、解像度に対する補間処理の結果によるもの
である。
【0140】従って、48Hzの出力フィールドが発生
されるところでは、図11に説明されているように、2
4Hzの順次走査フレームの時間的位置が、24Hzの
順次走査フレームの周期の4分の1で相殺されるという
ことが好まれる。この場合、連続した出力フィールド
は、24のコマの対の時間的位置の間の1/4及び3/
4の距離で交互に位置される。
【0141】従って、出力フィールドに対する補間係数
は、交互に0.25及び0.75となり、そして補間比
率は、交互に3/4:1/4及び1/4:3/4にな
る。全ての出力フィールドがこの後生成されるので、出
力信号が表示されたときの解像度の変動は避けられる。
24Hzのコマの周期の1/4による出力フィールドシ
ーケンスの時間的ずれは、勿論、フレーム及びベクトル
フレームセレクタ4に供給される60フレーム/秒の順
次走査フレームに関連して、制御論理回路3における4
8Hzのクロック信号のタイミングを調節することによ
って簡単に成し遂げ得る。この出力信号は、表示装置の
表示面上において高品質の画を描写表示する。
【0142】
【発明の効果】上述せる本発明ビデオ信号処理方法によ
れば、各フレームが入力フィールドの1つに夫々対応す
る一連の順次走査フォーマットフレームを入力信号から
生成し、フレーム間の各ブロックの内容の動きを表す動
きベクトルを得るために、各順次走査フレーム中の画素
ブロックと、続くフレーム中の画素ブロックとを比較
し、入力信号のフィールドシーケンスをモニタするため
に動きベクトルを利用し、少なくとも出力フィールド或
いはフレームのいくつかが上記動きベクトルを利用する
動き補償時間的補間によって生成され、入力フィールド
或いは入力信号のフィールドシーケンスに応じて選択さ
れる順次走査フレームを用いて出力ビデオ信号のフィー
ルド或いはフレームを生成するようにしたので、動き補
償時間的補間を用いた60Hzの3232プルダウンデ
ータの変換を行う際に出力ビデオ信号における動きの描
写の改善を、必要とされる最小限の処理の追加で達成で
き、効率的なシステムを提供することができる。
【0143】更に上述において本発明によれば、上記出
力フィールド或いはフレームは選択された順次走査フレ
ームを用いて生成し、その選択されたフレームは入力信
号の3232フィールドシーケンス中の各3及び2のグ
ループの1つのフィールドに対応させるようにしたの
で、上述の効果に加え、フィールドシーケンスを維持す
ることができる。
【0144】更に上述において本発明によれば、50フ
ィールド/秒に対応する出力フィールドは、選択された
順次走査フレームの対の間の動き補償時間的補間によっ
て生成するようにしたので、上述の効果に加え、例えば
モニタ等に表示したときに、その描写状態を良好(なめ
らか)にすることができる。
【0145】更に上述において本発明によれば、48フ
ィールド/秒に対応する出力フィールドが生成され、交
互の出力フィールドが1/2:1/2の補間率で、選択
された順次走査フレームの対の間の動き補償時間的補間
によって生成するようにしたので、上述の効果に加え、
例えばモニタ等に表示したときに、その描写状態を良好
(なめらか)にすることができる。
【0146】更に上述において本発明によれば、50フ
ィールド/秒で出力ビデオ信号を表示するようにしたの
で、上述の効果に加え、50フィールド/秒の出力ビデ
オ信号に対応する電子機器で使用(例えばモニタ上での
表示、ビデオ信号を処理する各種装置での使用)するこ
とができる。
【0147】更に上述において本発明によれば、48フ
ィールド/秒に対応する出力フィールドを選択された順
次走査フレームの対の間の動き補償時間的補間によって
生成し、交互の出力フィールドは3/4:1/4の補間
率で生成し、残りの出力フィールドを1/4:3/4の
補間率で生成するようにしたので、上述の効果に加え、
例えばモニタ等に表示したときに、その描写状態を良好
(なめらか)にすることができる。
【0148】更に上述において本発明によれば、48フ
ィールド/秒に対応する出力フィールドを選択された順
次走査フレームの対の間の動き補償時間的補間によって
生成し、交互の出力フィールドは3/4:1/4の補間
率で生成し、残りの出力フィールドを1/4:3/4の
補間率で生成する場合に、50フィールド/秒で出力ビ
デオ信号を表示するようにしたので、上述の効果に加
え、例えばモニタ等に表示したときに、その描写状態を
良好(なめらか)にすることができる。
【0149】更に上述において本発明によれば、出力フ
ィールド或いはフレームを入力信号と異なるライン規格
で生成するようにしたので、上述の効果に加え、様々な
ライン規格のビデオ信号に対応する電子機器で使用(例
えばモニタ上での表示、ビデオ信号を処理する各種装置
での使用)することができ、ライン規格の異なるビデオ
信号に互換性を持たせることができる。
【0150】また本発明ビデオ信号処理装置は、入力信
号から各フレームが入力フィールドの夫々1つ対応する
一連の順次走査フォーマットのフレームをフレーム生成
手段で生成し、各順次走査フレームにおける画素のブロ
ックを次のフレームの画素のブロックと比較し、フレー
ムの間の夫々のブロックの内容を表す動きベクトルを動
きベクトル導出手段で導出し、入力信号のシーケンスを
モニタするために動きベクトルを動きベクトル利用手段
で利用し、少なくとも出力フィールド或いはフレームの
いくつかを上記動きベクトルを利用する動き補償時間的
補間によって生成し、入力フィールド或いは入力信号の
フィールドシーケンスに応じて選択される順次走査フレ
ームを用いて出力ビデオ信号のフィールド或いはフレー
ムを出力ビデオ信号のフィールド或いはフレーム生成手
段で生成するようにしたので、動き補償時間的補間を用
いた60Hzの3232プルダウンデータの変換を行う
際に出力ビデオ信号における動きの描写の改善を、必要
とされる最小限の処理の追加で達成でき、効率的なシス
テムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、入力60Hz3232プルダウンフォ
ーマットのビデオ信号を50Hz2:1のインターレー
スフォーマットのビデオ信号に変換するための発明の具
体的装置の概略ブロック図である。
【図2】図2は、図1のシーケンス検出回路をより詳細
に説明する概略ブロック図である。
【図3】図3は、図2のシーケンス検出回路の処理の説
明に用いられる図である。
【図4】図4は、図1のフレーム及びベクトルフレーム
セレクタをより詳しく説明する概略ブロック図である。
【図5】図5は、一連の50Hzの出力フィールドと出
力フィールドから生成される24のコマとの間の関係を
説明する図である。
【図6】図6は、図1の制御論理をより詳しく説明する
概略ブロック図である。
【図7】図7は、図6の制御論理の一部の処理の説明に
用いられる図である。
【図8】図8は、図6の制御論理の処理を説明するタイ
ミング図である。
【図9】図9は、図1の出力フィールド発生回路をより
詳しく説明する概略ブロック図である。
【図10】図10は、図9の出力フィールド発生回路の
一部の処理の説明に用いられる図である。
【図11】図11は、図1の装置の処理の別のモードに
おける48Hzの出力フィールドを発生する1つの方法
を説明している。
【図12】図12は、図1の装置の処理の更に上のモー
ドにおける48Hzの出力フィールドの発生の更に上の
方法を説明している。本発明ビデオ信号処理方式の一実
施例を示す構成図である。
【図13】図13は、24Hzのフィルムと3232プ
ルダウンによってフィルムから得られる60Hz、2:
1インターレースフォーマットのビデオ信号との間の関
係を示す説明図である。
【図14】図14は、ビデオ編集による60Hzのビデ
オ信号中の3232プルダウンの中断(或いは崩壊)を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 順次走査コンバータ 2 シーケンス検出回路 3 制御論理回路 4 フレーム及びベクトルセレクタ 5 出力フィールド発生回路 6a、6b 遅延回路 10 ブロック照合回路 11 動きベクトル推定回路 12 動きベクトルリデューサ 13 スレショールド検出回路 14、15a、15b 遅延回路 F0、F1、F2 フレームメモリ V0、V1、V2 ベクトルメモリ 20 マルチプレクサ 25 モジュロ5カウンタ及びデコーダ 28、31 モジュロ3カウンタ 29 デコーダ 30 モジュロ3125カウンタ 32、36 サンプラー 37 スケーリングROM 38 遅延回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/79 H04N 9/79 K (72)発明者 スティーブン マーク キーティング イギリス国 RG6 3AB,バークシャ ー,レディング,ローワー アーリー,ハ ンティングドン クロース 28

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力ビデオ信号を生成するために323
    2プルダウンで発生される60フィールド/秒の入力ビ
    デオ信号を処理する方法であって、 各フレームが入力フィールドの1つに夫々対応する一連
    の順次走査フォーマットフレームを入力信号から生成す
    るステップと、 フレーム間の各ブロックの内容の動きを表す動きベクト
    ルを得るために、各順次走査フレーム中の画素ブロック
    と、続くフレーム中の画素ブロックとを比較するステッ
    プと、 入力信号のフィールドシーケンスをモニタするために動
    きベクトルを利用するステップと、 少なくとも出力フィールド或いはフレームのいくつかが
    上記動きベクトルを利用する動き補償時間的補間によっ
    て生成され、入力フィールド或いは入力信号のフィール
    ドシーケンスに応じて選択される順次走査フレームを用
    いて出力ビデオ信号のフィールド或いはフレームを生成
    するステップとを有することを特徴とするビデオ信号処
    理方法。
  2. 【請求項2】 上記出力フィールド或いはフレームは選
    択された順次走査フレームを用いて生成され、その選択
    されたフレームは入力信号の3232フィールドシーケ
    ンス中の各3及び2のグループの1つのフィールドに対
    応することを特徴とする請求項1記載のビデオ信号処理
    方法。
  3. 【請求項3】 上記50フィールド/秒に対応する出力
    フィールドは、選択された順次走査フレームの対の間の
    動き補償時間的補間によって生成されることを特徴とす
    る請求項2記載のビデオ信号処理方法。
  4. 【請求項4】 上記48フィールド/秒に対応する出力
    フィールドが生成され、交互の出力フィールドが1/
    2:1/2の補間率で、選択された順次走査フレームの
    対の間の動き補償時間的補間によって生成されることを
    特徴とする請求項2記載のビデオ信号処理方法。
  5. 【請求項5】 上記50フィールド/秒で出力ビデオ信
    号を表示することを特徴とする請求項4記載のビデオ信
    号処理方法。
  6. 【請求項6】 上記48フィールド/秒に対応する出力
    フィールドが選択された順次走査フレームの対の間の動
    き補償時間的補間によって生成され、交互の出力フィー
    ルドは3/4:1/4の補間率で生成され、残りの出力
    フィールドは1/4:3/4の補間率で生成されること
    を特徴とする請求項2記載のビデオ信号処理方法。
  7. 【請求項7】 上記50フィールド/秒で出力ビデオ信
    号を表示することを特徴とする請求項6記載のビデオ信
    号処理方法。
  8. 【請求項8】 上記出力フィールド或いはフレームは入
    力信号と異なるライン規格で生成されることを特徴とす
    る請求項1記載のビデオ信号処理方法。
  9. 【請求項9】 出力ビデオ信号を生成するために323
    2プルダウンによって発生される60フィールド/秒の
    入力ビデオ信号を処理する装置であって、 入力信号から各フレームが上記入力フィールドの夫々1
    つ対応する一連の順次走査フォーマットのフレームを生
    成するフレーム生成手段と、 各順次走査フレームにおける画素のブロックを次のフレ
    ームの画素のブロックと比較し、フレームの間の夫々の
    ブロックの内容を表す動きベクトルを導出する動きベク
    トル生成手段と、 入力信号のシーケンスをモニタするために動きベクトル
    を利用する動きベクトル利用手段と、 少なくとも出力フィールド或いはフレームのいくつかが
    上記動きベクトルを利用する動き補償時間的補間によっ
    て生成され、入力フィールド或いは入力信号のフィール
    ドシーケンスに応じて選択される順次走査フレームを用
    いて出力ビデオ信号のフィールド或いはフレームを生成
    する出力ビデオ信号のフィールド或いはフレーム生成手
    段とを有することを特徴とするビデオ信号処理装置。
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