JPH0776826A - 切削混合機 - Google Patents
切削混合機Info
- Publication number
- JPH0776826A JPH0776826A JP25021493A JP25021493A JPH0776826A JP H0776826 A JPH0776826 A JP H0776826A JP 25021493 A JP25021493 A JP 25021493A JP 25021493 A JP25021493 A JP 25021493A JP H0776826 A JPH0776826 A JP H0776826A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary shaft
- spokes
- main
- cutting
- cement milk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明はソイルセメント工法において、立孔を
掘削する際、土を細かく切削して均一にセメントミルク
を混合することを目的とする。 【構成】主回転軸１１の先端に取付けたカッタースポー
ク１５を水平回転させてその切刃１５Ｂによって土を細
かく切削し、また供給管１２からセメントミルクを供給
して拡散板１４によって水平方向に拡散し、カッタース
ポーク１５のスポーク１５Ａと切刃１５Ｂとの間に形成
されているガイド空間１５Ｃによって該セメントミルク
をガイドしてカッタースポーク１５全体にセメントミル
クを行きわたらせる。
掘削する際、土を細かく切削して均一にセメントミルク
を混合することを目的とする。 【構成】主回転軸１１の先端に取付けたカッタースポー
ク１５を水平回転させてその切刃１５Ｂによって土を細
かく切削し、また供給管１２からセメントミルクを供給
して拡散板１４によって水平方向に拡散し、カッタース
ポーク１５のスポーク１５Ａと切刃１５Ｂとの間に形成
されているガイド空間１５Ｃによって該セメントミルク
をガイドしてカッタースポーク１５全体にセメントミル
クを行きわたらせる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はソイルセメント工法に使
用される切削混合機に関するものである。
用される切削混合機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ソイルセメント工法とは切削混合機によ
って立孔を切削しつゝ、セメントミルクを供給し、切削
された土とセメントミルクとを立孔内において混合し、
これを仮設土留として用いる工法である。従来は例えば
図５に示すような切削ビット(1) を有する切削混合機が
使用されていた。該切削ビット(1) は駆動源によって回
転せしめられる回転軸(2) と該回転軸(2) の先端部に取
付けられているスクリュー刃(3) と、該スクリュー刃
(3)の先端に櫛状に垂下されている複数個の切刃(4) と
からなり、該回転軸(2) 内部にはセメントミルクの供給
管(5) が配設され、該供給管(5) は該回転軸（2)の先端
に開口する。上記切削混合機においては駆動源によって
回転軸(2) を回転させると共に切刃(4) を土中に押込ん
で土を切削し、かつ該供給管(5) からセメントミルクを
供給して切削された土と混合しつゝ、スクリュー刃(3)
によって該土を掘起して行く。
って立孔を切削しつゝ、セメントミルクを供給し、切削
された土とセメントミルクとを立孔内において混合し、
これを仮設土留として用いる工法である。従来は例えば
図５に示すような切削ビット(1) を有する切削混合機が
使用されていた。該切削ビット(1) は駆動源によって回
転せしめられる回転軸(2) と該回転軸(2) の先端部に取
付けられているスクリュー刃(3) と、該スクリュー刃
(3)の先端に櫛状に垂下されている複数個の切刃(4) と
からなり、該回転軸(2) 内部にはセメントミルクの供給
管(5) が配設され、該供給管(5) は該回転軸（2)の先端
に開口する。上記切削混合機においては駆動源によって
回転軸(2) を回転させると共に切刃(4) を土中に押込ん
で土を切削し、かつ該供給管(5) からセメントミルクを
供給して切削された土と混合しつゝ、スクリュー刃(3)
によって該土を掘起して行く。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の切削混合機においては、特に土が粘性土の場合には切
削ビット(1) が構造的にみて土に食い込み易く、土が大
きな固まりのまゝで掘起されてしまうこと、また掘起さ
れた土の大きな固まりを潰擂するような構造とはなって
いないこと、更にセメントミルクは回転軸の先端のみか
ら供給されまた切削ビット(1) の構造からみて切削され
た土とセメントミルクとが均一に混合攪拌されないこ
と、その結果高強度の仮設土留が得られないことと云う
問題点があった。
の切削混合機においては、特に土が粘性土の場合には切
削ビット(1) が構造的にみて土に食い込み易く、土が大
きな固まりのまゝで掘起されてしまうこと、また掘起さ
れた土の大きな固まりを潰擂するような構造とはなって
いないこと、更にセメントミルクは回転軸の先端のみか
ら供給されまた切削ビット(1) の構造からみて切削され
た土とセメントミルクとが均一に混合攪拌されないこ
と、その結果高強度の仮設土留が得られないことと云う
問題点があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、駆動源によって回転せし
められる主回転軸(11)と、該主回転軸(11)内に配設され
該主回転軸(11)先端に開口するセメントミルクの供給管
(12)と、該供給管(12)の開口部(12A) に相対して配置さ
れているセメントミルクの拡散板(14)と、該主回転軸(1
1)先端に取付けられているカッタースポーク(15)とから
なり、該カッタースポーク(15)は該主回転軸(11)先端か
ら水平方向に差出されるスポーク(15A) と、該スポーク
(15A) から櫛状に垂下される複数個の切刃(15B) とから
なり、該スポークと該切刃(15B)との間にはセメントミ
ルクのガイド空間(15C) が形成されている切削混合機(1
0)を提供し、さらに上記主回転軸(11)の外側には駆動源
によって主回転軸(11)とは逆方向に回転せしめられる外
側回転軸(16)が取付けられており、更にカッタースポー
ク(15)より上側には潰擂スクリーン(17)が配されてお
り、該潰擂スクリーン(17)は該外側回転軸(16)側に取付
けられている上側スクリーン翼(18)と該主回転軸(11)側
に取付けられている下側スクリーン翼(19)とからなり、
該上側スクリーン翼(18)は該外側回転軸(16)から水平方
向に差出されるスポーク(18A) と、該スポーク(18A) か
ら櫛状に垂下される複数個の切刃(18B) とからなり、該
下側スクリーン翼(19)は該主回転軸(11)から横方向に差
出されるスポーク(19A) と、該スポーク(19A) から櫛状
に立上っている複数個の切刃(19B) とからなり、該上側
スクリーン翼(18)の切刃(18B) と該下側スクリーン翼(1
9)の切刃(19B) とは互い違いに配置されている切削混合
機(10)を提供するものである。
を解決するための手段として、駆動源によって回転せし
められる主回転軸(11)と、該主回転軸(11)内に配設され
該主回転軸(11)先端に開口するセメントミルクの供給管
(12)と、該供給管(12)の開口部(12A) に相対して配置さ
れているセメントミルクの拡散板(14)と、該主回転軸(1
1)先端に取付けられているカッタースポーク(15)とから
なり、該カッタースポーク(15)は該主回転軸(11)先端か
ら水平方向に差出されるスポーク(15A) と、該スポーク
(15A) から櫛状に垂下される複数個の切刃(15B) とから
なり、該スポークと該切刃(15B)との間にはセメントミ
ルクのガイド空間(15C) が形成されている切削混合機(1
0)を提供し、さらに上記主回転軸(11)の外側には駆動源
によって主回転軸(11)とは逆方向に回転せしめられる外
側回転軸(16)が取付けられており、更にカッタースポー
ク(15)より上側には潰擂スクリーン(17)が配されてお
り、該潰擂スクリーン(17)は該外側回転軸(16)側に取付
けられている上側スクリーン翼(18)と該主回転軸(11)側
に取付けられている下側スクリーン翼(19)とからなり、
該上側スクリーン翼(18)は該外側回転軸(16)から水平方
向に差出されるスポーク(18A) と、該スポーク(18A) か
ら櫛状に垂下される複数個の切刃(18B) とからなり、該
下側スクリーン翼(19)は該主回転軸(11)から横方向に差
出されるスポーク(19A) と、該スポーク(19A) から櫛状
に立上っている複数個の切刃(19B) とからなり、該上側
スクリーン翼(18)の切刃(18B) と該下側スクリーン翼(1
9)の切刃(19B) とは互い違いに配置されている切削混合
機(10)を提供するものである。
【０００５】
【作用】主回転軸(11)を駆動源によって回転せしめる
と、該主回転軸(11)の先端に取付けられているカッター
スポーク(15)が水平回転し、該カッタースポーク(15)の
切刃(15B) は土に食い込むことなく土の表面から細かく
切削して行く。その結果土は該カッタースポーク(15)に
よって掘起されない。セメントミルクは主回転軸(11)の
先端に位置する供給管(12)の開口部(12A) から吐出し、
該カッタースポーク(15)のスポーク（15A)と切刃(15B)
との間のガイド空間(15C) を介してカッタースポーク(1
5)の全長に行きわたり、該カッタースポーク(15)の攪拌
力によって細かく切削された土とセメントミルクとが均
一に混合される。更に主回転軸(11)のカッタースポーク
（15) の上側に潰擂スクリーン(17)を取付け、外側回転
軸(16)を主回転軸(11)とは反対方向に回転させると、該
カッタースポーク(15)により細かく切削されかつセメン
トミルクと混合された土が、該潰擂スクリーン(17)の上
側スクリーン翼(18)の切刃(18B) と下側スクリーン翼(1
9)の切刃(19B) との間で潰擂され、更に細かい土粒とな
ってセメントミルクと混合される。
と、該主回転軸(11)の先端に取付けられているカッター
スポーク(15)が水平回転し、該カッタースポーク(15)の
切刃(15B) は土に食い込むことなく土の表面から細かく
切削して行く。その結果土は該カッタースポーク(15)に
よって掘起されない。セメントミルクは主回転軸(11)の
先端に位置する供給管(12)の開口部(12A) から吐出し、
該カッタースポーク(15)のスポーク（15A)と切刃(15B)
との間のガイド空間(15C) を介してカッタースポーク(1
5)の全長に行きわたり、該カッタースポーク(15)の攪拌
力によって細かく切削された土とセメントミルクとが均
一に混合される。更に主回転軸(11)のカッタースポーク
（15) の上側に潰擂スクリーン(17)を取付け、外側回転
軸(16)を主回転軸(11)とは反対方向に回転させると、該
カッタースポーク(15)により細かく切削されかつセメン
トミルクと混合された土が、該潰擂スクリーン(17)の上
側スクリーン翼(18)の切刃(18B) と下側スクリーン翼(1
9)の切刃(19B) との間で潰擂され、更に細かい土粒とな
ってセメントミルクと混合される。
【０００６】
【実施例】本発明を図１〜図４に示す一実施例によって
説明すれば、(11)は主回転軸であり図示しない駆動源に
よって回転せしめられ、軸内にはセメントミルクの供給
管(12)が配設せられており、該供給管(12)は該主回転軸
(11)の先端に開口部(12A)を有している。該主回転軸(1
1)の先端には支柱(13)を介して該供給管(12)の開口部(1
2A) に相対する円錐状の拡散板(14)が取付けられてお
り、更にカッタースポーク(15)が取付けられている。該
カッタースポーク(15)は該主回転軸(11)から水平方向に
差出されている左右一対のスポーク(15A) と、該スポー
ク(15A) から櫛状に垂下される複数個の切刃(15B) とか
らなり、該カッタースポーク(15)は上向きに傾斜が付け
られており、また該スポーク(15A) は断面が略逆Ｕ字形
をしており、図２に示すようにスポーク(15A) と該切刃
(15B) との間にはセメントミルクのガイド空間(15C) が
形成されている。
説明すれば、(11)は主回転軸であり図示しない駆動源に
よって回転せしめられ、軸内にはセメントミルクの供給
管(12)が配設せられており、該供給管(12)は該主回転軸
(11)の先端に開口部(12A)を有している。該主回転軸(1
1)の先端には支柱(13)を介して該供給管(12)の開口部(1
2A) に相対する円錐状の拡散板(14)が取付けられてお
り、更にカッタースポーク(15)が取付けられている。該
カッタースポーク(15)は該主回転軸(11)から水平方向に
差出されている左右一対のスポーク(15A) と、該スポー
ク(15A) から櫛状に垂下される複数個の切刃(15B) とか
らなり、該カッタースポーク(15)は上向きに傾斜が付け
られており、また該スポーク(15A) は断面が略逆Ｕ字形
をしており、図２に示すようにスポーク(15A) と該切刃
(15B) との間にはセメントミルクのガイド空間(15C) が
形成されている。
【０００７】該主回転軸(11)の外側には図示しない駆動
源によって主回転軸(11)とは逆方向に回転せしめられる
外側回転軸(16)が取付けられており、また該カッタース
ポーク(15)より上側には潰擂スクリーン(17)が配されて
いる。該潰擂スクリーン(17)は該外側回転軸(16)側に取
付けられている上側スクリーン翼(18)と、該主回転軸(1
1)側に取付けられている下側スクリ−ン翼(19)とからな
り、該上側スクリーン翼(18)は該外側回転軸(16)から水
平方向に差出されている左右一対のスポーク(18A) と、
該スポーク(18A) から櫛状に垂下される複数個の切刃(1
8B) とからなり、該下側スクリーン翼(19)は該主回転軸
(11)から水平方向に差出されている左右一対のスポーク
(19A) と、該スポーク(19A) から櫛状に立上っている複
数個の切刃(19B) とからなり、上側スクリーン翼(18)に
おいては左右の切刃(18B) は夫々逆傾斜を付けられてお
り、下側スクリーン翼(19)においても左右の切刃(19)B
は夫々逆傾斜を付けられている。そして図４に示すよう
に上側スクリーン翼(18)の切刃(18B) の傾斜θ1 は下側
スクリーン翼(19)の切刃(19B) の傾斜θ2 より大きく設
定されている。
源によって主回転軸(11)とは逆方向に回転せしめられる
外側回転軸(16)が取付けられており、また該カッタース
ポーク(15)より上側には潰擂スクリーン(17)が配されて
いる。該潰擂スクリーン(17)は該外側回転軸(16)側に取
付けられている上側スクリーン翼(18)と、該主回転軸(1
1)側に取付けられている下側スクリ−ン翼(19)とからな
り、該上側スクリーン翼(18)は該外側回転軸(16)から水
平方向に差出されている左右一対のスポーク(18A) と、
該スポーク(18A) から櫛状に垂下される複数個の切刃(1
8B) とからなり、該下側スクリーン翼(19)は該主回転軸
(11)から水平方向に差出されている左右一対のスポーク
(19A) と、該スポーク(19A) から櫛状に立上っている複
数個の切刃(19B) とからなり、上側スクリーン翼(18)に
おいては左右の切刃(18B) は夫々逆傾斜を付けられてお
り、下側スクリーン翼(19)においても左右の切刃(19)B
は夫々逆傾斜を付けられている。そして図４に示すよう
に上側スクリーン翼(18)の切刃(18B) の傾斜θ1 は下側
スクリーン翼(19)の切刃(19B) の傾斜θ2 より大きく設
定されている。
【０００８】上記構成の切削混合機(10)において、主回
転軸(11)を図１矢印イに示すように右回りに回転させ、
外側回転軸(16)を図１矢印ロに示すように左回りに回転
させ、供給管(12)からセメントミルクを供給する。上記
のようにして主回転軸(11)が右回りに回転するとそれに
つれてカッタースポーク(15)が右回りに水平回転し、切
削混合機(10)に図１矢印ハに示すように下向きの推進力
を及ぼすと該カッタースポーク(15)の切刃(15B) が土を
切削する。しかし該カッタースポーク(15)は水平回転し
ているから切刃(15B) は土の表面のみを切削して行き、
土を掘起すようなことはない。したがって土は粘性土で
あっても大きな固まりを生成することなく細かく切削さ
れる。セメントミルクは上記したように供給管(12)の開
口部(12A) から吐出されるが、図３矢印に示すように拡
散板(14)によって水平方向に拡散され、このようにして
拡散されたセメントミルクはカッタースポーク(15)のガ
イド空間(15C) によってガイドされてカッタースポーク
(15)の全体に行きわたり、カッタースポーク(15)によっ
て攪拌されて細かく切削された土とセメントミルクとが
均一に混合される。
転軸(11)を図１矢印イに示すように右回りに回転させ、
外側回転軸(16)を図１矢印ロに示すように左回りに回転
させ、供給管(12)からセメントミルクを供給する。上記
のようにして主回転軸(11)が右回りに回転するとそれに
つれてカッタースポーク(15)が右回りに水平回転し、切
削混合機(10)に図１矢印ハに示すように下向きの推進力
を及ぼすと該カッタースポーク(15)の切刃(15B) が土を
切削する。しかし該カッタースポーク(15)は水平回転し
ているから切刃(15B) は土の表面のみを切削して行き、
土を掘起すようなことはない。したがって土は粘性土で
あっても大きな固まりを生成することなく細かく切削さ
れる。セメントミルクは上記したように供給管(12)の開
口部(12A) から吐出されるが、図３矢印に示すように拡
散板(14)によって水平方向に拡散され、このようにして
拡散されたセメントミルクはカッタースポーク(15)のガ
イド空間(15C) によってガイドされてカッタースポーク
(15)の全体に行きわたり、カッタースポーク(15)によっ
て攪拌されて細かく切削された土とセメントミルクとが
均一に混合される。
【０００９】このようにして立孔を掘削して行くのであ
るが、カッタースポーク(15)の上側においてはカッター
スポーク(15)によって切削混合された土とセメントミル
クとの混合物が潰擂スクリーン(17)によって更に潰擂さ
れる。即ち上記潰擂スクリーン(17)において上側スクリ
ーン翼(18)は左回り、下側スクリーン翼(19)は右回りに
水平回転し、該土とセメントミルクとの混合物は上側ス
クリーン翼(18)の切刃(18B) と下側スクリーン翼(19)の
切刃(19B) との間で潰擂され、該混合物中の土は更に細
かい土粒となるが、該上側スクリーン翼(18)の切刃(18
B) の傾斜θ1 は該下側スクリーン翼(19)の切刃(19B)
の傾斜θ2 よりも大きく設定されているので、図４に示
すように切刃(18B) と切刃(19B) との間には上方に拡が
るるガイド間隙(20)が形成され、該混合物中に含まれて
いる礫(21)は容易に上方に排除されるようになってい
る。また上記潰擂スクリーン(17)の切刃(18B),(19B) は
出来るだけ長くして潰擂範囲を大きくとることが望まし
い。
るが、カッタースポーク(15)の上側においてはカッター
スポーク(15)によって切削混合された土とセメントミル
クとの混合物が潰擂スクリーン(17)によって更に潰擂さ
れる。即ち上記潰擂スクリーン(17)において上側スクリ
ーン翼(18)は左回り、下側スクリーン翼(19)は右回りに
水平回転し、該土とセメントミルクとの混合物は上側ス
クリーン翼(18)の切刃(18B) と下側スクリーン翼(19)の
切刃(19B) との間で潰擂され、該混合物中の土は更に細
かい土粒となるが、該上側スクリーン翼(18)の切刃(18
B) の傾斜θ1 は該下側スクリーン翼(19)の切刃(19B)
の傾斜θ2 よりも大きく設定されているので、図４に示
すように切刃(18B) と切刃(19B) との間には上方に拡が
るるガイド間隙(20)が形成され、該混合物中に含まれて
いる礫(21)は容易に上方に排除されるようになってい
る。また上記潰擂スクリーン(17)の切刃(18B),(19B) は
出来るだけ長くして潰擂範囲を大きくとることが望まし
い。
【００１０】このようにして切削混合機(10)によって掘
削された立孔内には細かい土粒が均一に分散したセメン
トミルクで充たされており、高強度の仮設土留を提供す
ることが出来る。
削された立孔内には細かい土粒が均一に分散したセメン
トミルクで充たされており、高強度の仮設土留を提供す
ることが出来る。
【００１１】上記実施例以外、本発明では潰擂スクリー
ンの上側クリーン翼の上側に攪拌翼を取付けてもよい。
ンの上側クリーン翼の上側に攪拌翼を取付けてもよい。
【００１２】
【発明の効果】したがって本発明では立孔掘削に際して
粘性土であっても大きな土塊が掘起されることなく、土
は細かく切断されセメントミルクと均一に混合されるか
ら、高強度の仮設土留を提供することが出来る。
粘性土であっても大きな土塊が掘起されることなく、土
は細かく切断されセメントミルクと均一に混合されるか
ら、高強度の仮設土留を提供することが出来る。
図１〜図４は本発明の一実施例を示すものである。
【図１】斜視図
【図２】図１におけるＡ−Ａ断面図
【図３】先端部分断面図
【図４】潰擂スクリーン断面図
【図５】従来例の斜視図
10 切削混合機 11 主回転軸 12 供給管 12A 開口部 14 拡散板 15 カッタースポーク 15A スポーク 15B 切刃 15C ガイド空間 16 外側回転軸 17 潰擂スクリーン 18 上側スクリーン翼 18A スポーク 18B 切刃 19 下側スクリーン翼 19A スポーク 19B 切刃
Claims (2)
- 【請求項１】駆動源によって回転せしめられる主回転軸
と、該主回転軸内に配設され該主回転軸先端に開口する
セメントミルクの供給管と、該供給管の開口部に相対し
て配置されているセメントミルクの拡散板と、該主回転
軸先端に取付けられているカッタースポークとからな
り、該カッタースポークは該主回転軸先端から水平方向
に差出されるスポークと、該スポークから櫛状に垂下さ
れる複数個の切刃とからなり、該スポークと該切刃との
間にはセメントミルクのガイド空間が形成されているこ
とを特徴とする切削混合機 - 【請求項２】上記主回転軸の外側には駆動源によって主
回転軸とは逆方向に回転せしめられる外側回転軸が取付
けられており、更にカッタースポークより上側には潰擂
スクリーンが配されており、該潰擂スクリーンは該外側
回転軸側に取付けられている上側スクリーン翼と該主回
転軸側に取付けられている下側スクリーン翼とからな
り、該上側スクリーン翼は該外側回転軸から水平方向に
差出されるスポークと、該スポークから櫛状に垂下され
る複数個の切刃とからなり、該下側スクリーン翼は該主
回転軸から横方向に差出されるスポークと、該スポーク
から櫛状に立上っている複数個の切刃とからなり、該上
側スクリーン翼の切刃と該下側スクリーン翼の切刃とは
互い違いに配置されている請求項１に記載の切削混合機
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25021493A JPH0776826A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 切削混合機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25021493A JPH0776826A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 切削混合機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0776826A true JPH0776826A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=17204529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25021493A Pending JPH0776826A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 切削混合機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0776826A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002332632A (ja) * | 2001-05-10 | 2002-11-22 | Haseko Corp | 地盤改良機の掘削撹拌装置 |
| JP2007255133A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Maeda Corp | 撹拌補助翼を備えたソイルセメント造成装置 |
| JP2019119998A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 三和機材株式会社 | 多軸式掘削撹拌装置および多軸式掘削撹拌方法 |
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1993
- 1993-09-09 JP JP25021493A patent/JPH0776826A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002332632A (ja) * | 2001-05-10 | 2002-11-22 | Haseko Corp | 地盤改良機の掘削撹拌装置 |
| JP2007255133A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Maeda Corp | 撹拌補助翼を備えたソイルセメント造成装置 |
| JP2019119998A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 三和機材株式会社 | 多軸式掘削撹拌装置および多軸式掘削撹拌方法 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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