JPH077618Y2 - オートバイ用エンジンのクラッチ - Google Patents
オートバイ用エンジンのクラッチInfo
- Publication number
- JPH077618Y2 JPH077618Y2 JP1990006164U JP616490U JPH077618Y2 JP H077618 Y2 JPH077618 Y2 JP H077618Y2 JP 1990006164 U JP1990006164 U JP 1990006164U JP 616490 U JP616490 U JP 616490U JP H077618 Y2 JPH077618 Y2 JP H077618Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- cover
- plate dry
- dry clutch
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、オートバイ用エンジンのクラッチの改良に
関する。
関する。
(従来の技術) オートバイで、ロードレースなどに使用するものでは、
エンジンのサイドカバーの外側に多板乾式クラッチを配
置し、走行で受ける風をクラッチに当てて、摩擦熱を冷
却し、伝達トルクの低下を防いでいる。
エンジンのサイドカバーの外側に多板乾式クラッチを配
置し、走行で受ける風をクラッチに当てて、摩擦熱を冷
却し、伝達トルクの低下を防いでいる。
(考案が解決しようとする課題) ロードレースなどは、専門のライダーが服装を整えて乗
車するので、回転する多板乾式クラッチが露出していて
も問題ないが、一般的には、回転する多板乾式クラッチ
が露出していると、ズボンなどを引掛ける問題がある。
それで、樹脂又は金網などでカバーを作って被うように
したものがあり、当る心配はなくなるが、エンジン振動
を受けてびびり音を発生する不都合がある。
車するので、回転する多板乾式クラッチが露出していて
も問題ないが、一般的には、回転する多板乾式クラッチ
が露出していると、ズボンなどを引掛ける問題がある。
それで、樹脂又は金網などでカバーを作って被うように
したものがあり、当る心配はなくなるが、エンジン振動
を受けてびびり音を発生する不都合がある。
この考案は、かかる点に鑑み、上部でびびり音を発生す
ることがなく、しかも通気性があるクラッチカバーで多
板乾式クラッチをカバーし、ズボンなどを巻込むことも
ないオートバイ用エンジンのクラッチを得ることを目的
とする。
ることがなく、しかも通気性があるクラッチカバーで多
板乾式クラッチをカバーし、ズボンなどを巻込むことも
ないオートバイ用エンジンのクラッチを得ることを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案のオートバイ用エ
ンジンのクラッチは、エンジンのサイドカバーの外側に
多板乾式クラッチを配置し、厚肉のリブ部を放射状に設
け、薄い椀状部に多数の通気孔設けたクラッチカバーを
設け、該クラッチカバーを多板乾式クラッチに被せてサ
イドカバーに締着するようにしたことにある。
ンジンのクラッチは、エンジンのサイドカバーの外側に
多板乾式クラッチを配置し、厚肉のリブ部を放射状に設
け、薄い椀状部に多数の通気孔設けたクラッチカバーを
設け、該クラッチカバーを多板乾式クラッチに被せてサ
イドカバーに締着するようにしたことにある。
(作用) 椀状部に多数の通機孔を設けたクラッチカバーによっ
て、走行で受ける風が多板乾式クラッチに当ることがで
き、多板乾式クラッチを冷却して、伝達トルクの低下を
防止できる。又、クラッチカバーの多数の通気孔によっ
て、多板乾式クラッチの回転部分に、ズボンなどを巻込
むのを防止できる。そして、クラッチカバーは、放射状
に厚肉にしたリブ部が設けてあって、剛性を高くしてあ
り、エンジンの振動を受けて、びびり音を発生すること
もない。
て、走行で受ける風が多板乾式クラッチに当ることがで
き、多板乾式クラッチを冷却して、伝達トルクの低下を
防止できる。又、クラッチカバーの多数の通気孔によっ
て、多板乾式クラッチの回転部分に、ズボンなどを巻込
むのを防止できる。そして、クラッチカバーは、放射状
に厚肉にしたリブ部が設けてあって、剛性を高くしてあ
り、エンジンの振動を受けて、びびり音を発生すること
もない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面によって説明する。
エンジンのクランク軸1の端には、一次減速ピニオン2
が取付けてあって、カウンター軸3に軸着した一次減速
ギヤー4と噛合せてある。一次減速ギヤー4とカウンタ
ー軸3の間には、多板乾式クラッチ5を連結してあり、
多板乾式クラッチ5を、サイドカバー6の外側に配置し
てある。カウンター軸3には、多段歯車変速機が取付け
られる。多板乾式クラッチ5は、バネ7に抗してプレシ
ャープレート8をレリーズ9で引離して切ることができ
るようにしてあり、レリーズ9は、ピニオン10をレリー
ズ9のラック11に噛合せ、ピニオン10をレバーで回動さ
せて操作できるようにしてある。クラッチカバー12は、
軽合金などを用い、鋳造などで成形するもので、放射状
に厚肉のリブ部13を二乃至三個所設け、その周りを肉の
薄い椀状部14にし、この椀状部14に、スリット又は小孔
状の多数の通気孔15を設ける。クラッチカバー12には、
レリーズ9及びピニオン10を取付ける。クラッチカバー
12は、多板乾式クラッチ5に被せ、数個所でサイドカバ
ー6に締着する。
が取付けてあって、カウンター軸3に軸着した一次減速
ギヤー4と噛合せてある。一次減速ギヤー4とカウンタ
ー軸3の間には、多板乾式クラッチ5を連結してあり、
多板乾式クラッチ5を、サイドカバー6の外側に配置し
てある。カウンター軸3には、多段歯車変速機が取付け
られる。多板乾式クラッチ5は、バネ7に抗してプレシ
ャープレート8をレリーズ9で引離して切ることができ
るようにしてあり、レリーズ9は、ピニオン10をレリー
ズ9のラック11に噛合せ、ピニオン10をレバーで回動さ
せて操作できるようにしてある。クラッチカバー12は、
軽合金などを用い、鋳造などで成形するもので、放射状
に厚肉のリブ部13を二乃至三個所設け、その周りを肉の
薄い椀状部14にし、この椀状部14に、スリット又は小孔
状の多数の通気孔15を設ける。クラッチカバー12には、
レリーズ9及びピニオン10を取付ける。クラッチカバー
12は、多板乾式クラッチ5に被せ、数個所でサイドカバ
ー6に締着する。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案は、上述のように構成し
たので、クラッチカバーに設けた多数の通気孔を通し
て、走行で受ける風が多板乾式クラッチに当って冷却で
きて、多板乾式クラッチの伝達トルクの低下を防ぐこと
ができる。そして、クラッチカバーによって、多板乾式
クラッチの回転部分にズボンなどを巻込むのを防止でき
る。又、クラッチカバーは、椀状部が薄い肉にしてある
が、リブ部を厚肉にして剛性を持たせてあるので、エン
ジンの振動で、びびり音などを発生しないようにでき
る。そして、クラッチカバーを鋳造などで成形できるの
で生産性もよい。多数の通気孔は、スリット状などにす
ることによって、デザイン効果が得られる。
たので、クラッチカバーに設けた多数の通気孔を通し
て、走行で受ける風が多板乾式クラッチに当って冷却で
きて、多板乾式クラッチの伝達トルクの低下を防ぐこと
ができる。そして、クラッチカバーによって、多板乾式
クラッチの回転部分にズボンなどを巻込むのを防止でき
る。又、クラッチカバーは、椀状部が薄い肉にしてある
が、リブ部を厚肉にして剛性を持たせてあるので、エン
ジンの振動で、びびり音などを発生しないようにでき
る。そして、クラッチカバーを鋳造などで成形できるの
で生産性もよい。多数の通気孔は、スリット状などにす
ることによって、デザイン効果が得られる。
図は本考案の一実施例を示し、 第1図は縦断平面図、 第2図はクラッチカバー単体の側面図、 第3図は全体側面図、 である。 5……多板乾式クラッチ、6……サイドカバー、12……
クラッチカバー、13……リブ部、14……椀状部、15……
多数の通気孔。
クラッチカバー、13……リブ部、14……椀状部、15……
多数の通気孔。
Claims (1)
- 【請求項1】エンジンのサイドカバーの外側に多板乾式
クラッチを配置し、厚肉のリブ部を放射状に設け、薄い
椀状部に多数の通気孔を設けたクラッチカバーを設け、
該クラッチカバーを多板乾式クラッチに被せてサイドカ
バーに締着するようにしたことを特徴とするオートバイ
用エンジンのクラッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990006164U JPH077618Y2 (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | オートバイ用エンジンのクラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990006164U JPH077618Y2 (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | オートバイ用エンジンのクラッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0398336U JPH0398336U (ja) | 1991-10-11 |
JPH077618Y2 true JPH077618Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31509843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990006164U Expired - Fee Related JPH077618Y2 (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | オートバイ用エンジンのクラッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077618Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4975547B2 (ja) * | 2007-07-26 | 2012-07-11 | 本田技研工業株式会社 | パワーユニットの伝動ケースカバー |
-
1990
- 1990-01-29 JP JP1990006164U patent/JPH077618Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0398336U (ja) | 1991-10-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |