JPH0776073A - 自動描画装置における描画方法 - Google Patents

自動描画装置における描画方法

Info

Publication number
JPH0776073A
JPH0776073A JP5169653A JP16965393A JPH0776073A JP H0776073 A JPH0776073 A JP H0776073A JP 5169653 A JP5169653 A JP 5169653A JP 16965393 A JP16965393 A JP 16965393A JP H0776073 A JPH0776073 A JP H0776073A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle unit
ink nozzle
distance
vehicle
drawn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5169653A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoyoshi Obata
元祥 小幡
Masahiro Shibata
昌洋 柴田
Akihiko Aizawa
昭彦 相沢
Toshiyuki Kaya
俊幸 賀谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHUO DENSHI KEISOKU KK
Nissan Motor Co Ltd
Altia Co Ltd
Original Assignee
CHUO DENSHI KEISOKU KK
Nissan Motor Co Ltd
Nissan Altia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CHUO DENSHI KEISOKU KK, Nissan Motor Co Ltd, Nissan Altia Co Ltd filed Critical CHUO DENSHI KEISOKU KK
Priority to JP5169653A priority Critical patent/JPH0776073A/ja
Publication of JPH0776073A publication Critical patent/JPH0776073A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 車両などの被描画対象の描画面(側板など)
に絵や文字などの画像を自動的に描画する自動描画装置
における描画方法を提供する。 【構成】 本発明は、車両などの被描画対象の描画面に
対して、複数のノズル3bを備えたインクノズルユニッ
ト3をX−Y方向に順次走査させつつ、インクノズルユ
ニット3の各ノズル3bから塗装インクを噴射させて描
画するようにした自動描画装置において、インクノズル
ユニット3またはその近傍に設けた被描画対象の描画面
との離間距離(Z方向距離)を求める距離検出センサS
3 を、描画に先立って、被描画対象の描画面に対してX
−Y方向に順次走査させて、予め当該被描画対象の描画
面Bとの離間距離データを読み取り、描画の際には、当
該離間距離データに基づいて、インクノズルユニット3
をZ方向に移動させつつ、X−Y方向に順次走査させて
描画するようにした自動描画装置における描画方法にあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両などの被描画対象
の描画面(側板など)に絵や文字などの画像を自動的に
描画する自動描画装置における描画方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】
【発明が解決しようとする課題】現在、車両の側板など
に絵や文字など描く場合には、一般に人手に頼っている
のが現状で、一部にインクノズルユニットをコンピュー
タ制御して自動的に描画する装置なども提案されてい
る。
【0003】しかしながら、上記人手による場合には、
描画に際して高度の熟練が必要とされるのみならず、イ
ンク(塗料)を筆や刷毛で塗るものであるため、描画イ
メージが限定される。例えば写真画のように微細な点の
集合からなる描画イメージを得ることは極めて困難であ
る。
【0004】これに対して、上記描画装置によると、コ
ンピュータ制御部を所定の如くセットするのみで、写真
画のような自在なイメージの画像を描画することができ
るものの、従来装置では、被描画対象が車両などのよう
に、描画時、1台1台がその都度搬入設置され、しか
も、その描画面が荷台側板などの特定エリアに限定され
る場合には、搬入車両と自動描画装置との位置合わせが
難しく、うまく対応できないなどの問題があった。特
に、トラックなどの車両にあっては、積載時の走行安定
性を確保する意味から、非積載時には荷台側が床高とな
って車両全体が傾いていることが一般的である。現在、
このような条件下にある対象に対して、簡単に水平画像
を描画する自動描画装置は、提案されていない。
【0005】そこで、本出願人等は、上記のような問題
点を解消する自動描画装置を既に提案しており(特願平
4−330990号)、これを図示すると、図3〜図6
の如くである。
【0006】これらの図において、1は自動描画装置、
2はその画像処理装置、3は被描画対象である例えば車
両Aの描画面(車両側板など)Bにカラー塗料などの塗
装インクを噴射させて絵や文字などの画像を描画する自
動描画装置1のインクノズルユニット、4は車両Aの描
画面Bに対向して設置され、上記インクノズルユニット
3を2次元方向(X−Y方向)にトラバースさせるノズ
ル駆動部、5はこのノズル駆動部3を制御する描画制御
部(コントローラ)、6は車両Aの外形図データD1
当該車両Aの描画面Bに描画する画像データD2 とが入
力される画像処理装置2のコンピュータ、メモリー、イ
ンターフェースなどの内蔵された画像処理部、S1 は例
えば上記インクノズルユニット3の可動部(スライダー
台)3aに装着されて車両Aの位置データD3 を検出し
て当該位置データD3 を画像処理部6に入力させるセン
サなどからなる位置検出手段、S2 は被描画対象の傾斜
角度データD4 を検出して当該傾斜角度データD4 を画
像処理部6に入力させるセンサなどからなる傾斜角度検
出手段、7は画像処理部6に接続されて車両Aの外形図
やその外形図の描画面Bに描画画像Cを嵌め込んだ状態
などを表示するディスプレ(モニター)である。
【0007】また、8は上記画像処理部6に接続されて
車両Aの描画面Bに描画画像Cを嵌め込んだ状態を試し
印刷などするためのプロッタやプリンタなどの印刷部
(出力部)、9は写真、絵、ドラフトなどの画像ソース
(資料)10a〜10bに描かれた絵などの画像データ
21〜D22を画像処理部6に入力させるためのイメージ
スキャナ、11は描画する文字などの画像データD23
直接画像処理部6に入力させるためのキーボード、12
はキャドシステムなどにより予めフロッピーデスク13
などに登録された車両Aの外形図データD1 を画像処理
部6に入力させるためのデスクドライバ、14は上記イ
メージスキャナ9と同様に写真などの画像ソース10a
〜10bに描かれた絵などの画像データD21〜D22を画
像処理部6に入力させるため電子カメラやビデオカメラ
などの電子式撮像機である。
【0008】上記ノズル駆動部4は、例えば図4に示し
たように、描画工場の床面に設置された枠部材4aとこ
の枠部材4aの上下部材間に装着され、水平方向(X方
向)に自在にトラバースする縦型スライダー部4bと上
記インクノズルユニット3が装着されると共に縦型スラ
イダー部4bの軸方向(上下方向=Y方向)に自在にト
ラバースするスライダー台3aとからなる。そして、縦
型スライダー部4bはこれに連繋されたネジシャフト4
cとモータM1 によりX方向に移動され、スライダー台
3aはこれに連繋されたネジシャフト4dとモータM2
によりY方向に移動される用になっているため、インク
ノズルユニット3は、車両Aの全描画面範囲を自在に走
査することができる。
【0009】上記インクノズルユニット3の構造は、例
えば図5〜図6に示したように、3原色と黒などの4個
のノズル3bを備えてなり、上記スライダー台3aに
は、例えば溝型案内部材3cおよびリニヤ型軸受け部材
3dなどを介して摺動自在に保持されている。そして、
このインクノズルユニット前面などに設けた距離検出セ
ンサS3 により、車両Aの描画面Bとの離間距離sを検
出し、例えば当該インクノズルユニット3とスライダー
台3a間に設置した駆動源3eによって、ノズル3b先
端の離間距離(Z方向距離)を常に一定に保持するよう
にしてある。
【0010】しかして、上記構成の自動描画装置1によ
ると、次のようにして、車両Aの描画面Bに所望の描画
画像Cを、ディスプレ7を見ながら、修正など加えつ
つ、正確にかつ迅速に処理することができる。先ず、描
画しようとする車両Aを本自動描画装置1の設置された
描画工場などのノズル駆動部4の脇に対向させて搬入設
置する。次に、この車両Aに対応した同一車両の外形図
データD1 を、例えば予め登録されたプロッピーデスク
13から選択し、デスクドライバ12により画像処理部
6に取り込み、これをディスプレ7上に表示させる。こ
の後、このディスプレ7上の車両Aの外形図に対して、
上記描画工場に搬入された搬入車両Aとの位置合わせを
行うため、上記ノズル駆動部4を駆動させて、上記位置
検出センサS1 をX−Y方向にトラバースさせ、車両A
の前後端などの位置データD3 を検出し、これらの位置
データD3 を画像処理部6に入力させ、この位置データ
3 を利用して、ディスプレ7上の車両外形図と搬入車
両Aとの位置を合わせを行う。
【0011】この位置合わせ後、ディスプレ7上の車両
外形図の描画面Bに対して、先ず、描画する絵や文字な
どの画像データD2 を嵌め込む。この画像データD2
嵌め込みは、絵などの画像データD21〜D22はイメージ
スキャナ8または電子撮像機14などの入力手段で読み
込ませ、文字などの画像データD23は直接キーボード1
1から入力させる。これにより各画像データD21〜D23
から合成された描画画像Cが作成される。この描画画像
Cの作成にあたっては、画像処理部6に内蔵されたコン
ピュータ機能により、ディスプレ7上の画面を見なが
ら、上記複数の絵柄の合成、回転、拡大加工、絵柄の必
要な部分の拡大、縮小入力、その配置、あるいは文字入
力、その拡大、縮小、位置決めなどを自在に調整し、修
正することができる。
【0012】上記位置合わせにより、ディスプレ7上の
描画画像Cは、搬入車両Aの描画面Bに対して、正確に
合致して嵌め込まれるため、この適正な描画画像Cの画
像データD2 を画像処理部6から描画制御部5に出力さ
せれば、ノズル駆動部4を対して、インクノズルユニッ
ト3がそのノズル3bから描画画像Cに対応したカラー
などの塗装インクを噴射させて、例えば描画面Bの上方
から下方にかけて順次走査(スキヤン)されるため、上
記描画画像Cに対応した絵や文字などの画像が自動的に
描かれる。
【0013】このような描画において、最適な塗装イン
クの噴射距離を確保するため、インクノズルユニット3
のノズル3b先端を、上記距離検出センサS3 の働きに
よって、車両Aの描画面Bから一定の離間距離(Z方向
距離)sで保持するように設定しているものの、このZ
方向への移動を高精度で、かつ、インクノズルユニット
3のX−Y方向への高速の走査に追随させて行うには、
(1)先ず、インクノズルユニット3のスライダー台3
a部分に付設された、例えば上記溝型案内部材3c、リ
ニヤ型軸受け部材3d、駆動源3eなどからなるZ方向
駆動部が結構大型で高性能の駆動部である必要があり、
当該駆動部自体のコスト上昇が避けられず、(2)ま
た、単にZ方向駆動部を高精度化するのみでは、車両A
の描画面Bの細かい不要な凹凸形状までも読み取る結果
となって、インクノズルユニット3のZ方向への移動が
追随不能となったり、(3)さらに、このような細かい
不要な凹凸形状にまでリアルタイムに対応するには、高
性能の内蔵コンピュータが必要となるなどの問題もあ
り、改善すべき余地があった。
【0014】本発明は、このような観点に立ってなされ
たもので、インクノズルユニットの被描画対象の描画面
からの離間距離(Z方向距離)を距離検出センサによっ
てリアルタイムに求めて対応するのではなく、予め離間
距離データを読み取り、この離間距離データを利用する
ことにより、上記問題を解消した自動描画装置における
描画方法を提供せんとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】かゝる本発明の構成は、
車両などの被描画対象の描画面に対して、ノズルを備え
たインクノズルユニットをX−Y方向に順次走査させつ
つ、当該インクノズルユニットのノズルから塗装インク
を噴射させて描画するようにした自動描画装置におい
て、前記インクノズルユニットまたはその近傍に前記被
描画対象の描画面との離間距離(Z方向距離)を求める
距離検出センサを設け、先ず、前記描画に先立って、当
該距離検出センサを、被描画対象の描画面に対してX−
Y方向に順次走査させて、予め当該被描画対象の描画面
との離間距離データを読み取り、前記描画の際には、当
該離間距離データに基づいて、前記インクノズルユニッ
トをZ方向に移動させつつ、X−Y方向に順次走査させ
て描画するようにしたことを特徴とする自動描画装置に
おける描画方法にある。
【0016】
【作用】このように本発明によると、インクノズルユニ
ットの被描画対象の描画面からの離間距離(Z方向距
離)を予め離間距離データとして読み取る方法であるた
め、インクノズルユニットのZ方向駆動部を、距離検出
センサでの検出と同時にリアルタイムに演算するなどし
て対応する必要がなくなる。これにより、インクノズル
ユニットのZ方向駆動部は、小型で、かつ簡単な構造で
十分対応できようになり、また、離間距離データの読み
取りピッチを大きく設定すれば、細かい不要な凹凸形状
によって影響されることもなくなり、さらに、描画処理
を同時に行う内蔵コンピュータの負担も大幅に低減させ
ることができる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明に係る自動描画装置における
描画方法を実施するための装置系の要部の一例を示した
ものである。かゝる本発明の描画方法を実施するための
自動描画装置も、基本的には、上述した図3〜図6の装
置とほぼ同様の構成からなり、同一ないし同種部分に
は、同一の符号を付してある。
【0018】つまり、本発明の描画方法を実施するため
の装置系の要部である、ノズル駆動部4は、上記図4の
ものとほぼ同構造で、インクノズルユニット3の装着さ
れたスライダー台3aは、モータM1 およびモータM2
の駆動により、被描画対象である車両の描画面Bの全範
囲を上方から下方に向けて、X−Y方向に順次走行(ス
キャン)できるようになっている。
【0019】また、インクノズルユニット3は、上記図
6ものとほぼ同様で、例えば溝型案内部材3cおよびリ
ニヤ型軸受け部材3dなどからなるZ方向駆動部30を
介して、スライダー台3aに摺動自在に保持されてい
て、当該インクノズルユニット3とスライダー台3a間
に設置した駆動源(図示省略)によって、Z方向に進退
移動できるようなっており、さらに、このインクノズル
ユニット3の前面などには距離検出センサS3 に設け、
車両の描画面Bとの離間距離sを検出し、離間距離デー
タとして読み取れるようになっている。
【0020】しかして、このような装置系において、本
発明の描画方法を実施するには、先ず、図1に示したよ
うに、描画に先立って、ノズル駆動部4を駆動させて、
インクノズルユニット3に設置された距離検出センサS
3 を一定位置に固定した状態で、車両の描画面Bに対し
てX−Y方向に順次走査させて、予め車両の描画面Bと
の離間距離データを読み取る。
【0021】このときの距離測定点は、図1中の○点
(例えばP11〜P1n→P2n〜P21・・・Pn1〜Pnn)部
分で示され、当該○点を結んだ軌跡が離間距離データ読
み取り時の走査線L1 となる。この測定点間のピッチ巾
は、その値が小さいほど、車両の描画面Bの凹凸形状や
傾斜形状などに忠実に対応することができるわけである
が、あまり細かいと、走査時間が掛り作業性が低下する
一方、上述したように細かい不要な凹凸形状などが必要
以上に読み取られる結果となって、かえって好ましくな
い。さらに、内蔵コンピュータにも過大な負担を与える
ことになる。したがって、ノズル3bの噴射ピッチよ
り、十分大きく取ることが好ましく、例えば100mm
〜200mm程度とするとよい。
【0022】このようにして読み取った上記離間距離デ
ータは、例えば自動描画装置1の描画処理部5や画像処
理部6などの部分に内臓させてある内臓コンピュータに
より所定の演算処理を施した後、所定のメモリ部分に格
納させる。例えば、上記図1において、距離測定点P11
→P12→P21→P22によって囲まれた描画面Bの分割エ
リアB1 を例に取ると、離間距離データの読み取りピッ
チが大きく、距離測定点が4個所しかないのに対して、
図2に示したように、ノズル3bのインク噴射点P
BL(図中黒点) の噴射ピッチは、さらに細かくなるた
め、描画時のノズル3bの噴射ピッチに対応した中間位
置の離間距離データは、上記内臓コンピュータによる補
完演算によって求め、その結果を上記のようにメモリ部
分に格納しておく。もちろん、他の分割エリアB2 〜B
n についても同様にして、ノズル3bの噴射ピッチに対
応した離間距離データを求め、メモリ部分に格納してお
く。このインク噴射点PBLを結んだ軌跡が描画のための
走査線L2 となる。また、この際のコンピュータ演算な
どには、かなりの負担と時間を要するものの、この場
合、距離検出センサS3 での検出と同時にリアルタイム
に処理する必要はないため、殆ど問題とならない。
【0023】このような離間距離データの読み取りおよ
び所定の演算処理が終わった後、本来の画像描画を行う
わけであるが、当該描画の際には、上記離間距離データ
に基づいて、インクノズルユニット3が各インク噴射点
BLに達した時点で、当該インクノズルユニット3をZ
方向に進退移動させつつ、ルズル3bからは画像データ
2 に対応した塗装インクを噴射させ、上記走査線L2
に沿ってX−Y方向に順次走査させれば、所望の画像を
車両の描画面Bに描画することができる。
【0024】なお、上記実施例では、距離検出センサS
3 をインクノズルユニット3に取り付け場合であった
が、本発明は、これに限定されず、被描画対象の描画面
Bとの離間距離が検出できる部分であればよく、スライ
ダー台3aなどのインクノズルユニット3の近傍などで
もよい。また、上記実施例の場合、被描画対象が車両の
場合であったが、車両のように描画の都度ノズル駆動部
4の脇に対向させて設置する必要のある物品にあって
は、同様に適用することができる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る自動描画装置における描画方法によれば、次のよ
うな優れた効果が得られる。
【0026】(1)先ず、描画に先立って、インクノズ
ルユニットの被描画対象の描画面からの離間距離(Z方
向距離)を予め離間距離データとして読み取る方法であ
るため、インクノズルユニットのZ方向駆動部を、距離
検出センサでの検出と同時にリアルタイムに演算処理し
て対応駆動させる必要がなくなり、小型で、かつ簡単な
構造の駆動部で十分対応することができるようになる。
つまり、Z方向駆動部自体のコストダウンが可能とな
る。まこ、この小型化により、インクノズルユニットや
スライダー台部分などが軽量化されるため、結果とし
て、ルズル駆動部全体の小型化および低コスト化も可能
となる。
【0027】(2)また、離間距離データの読み取りピ
ッチを、ノズルの噴射ピッチに比較して、大きく設定す
れば、読み取り時間の高速化が可能で、大幅な作業性の
低下を招くこともない。かえって、被描画対象の描画面
の細かい不要な凹凸形状などを必要以上に読み取るなど
の弊害がなくなるなどの利点が得られる。
【0028】(3)さらに、離間距離データの読み取り
ピッチ間のノズルの噴射ピッチに対応した中間位置の離
間距離データは、内蔵コンピュータによる補完演算によ
って求められるため、描画面の凹凸形状が平均化される
利点があると同時に、この平均化により、インクノズル
ユニットのZ方向駆動部における追随移動に無理がな
く、スムーズに行えるなどの利点もある。
【0029】(4)上記ノズルの噴射ピッチに対応した
全描画面の離間距離データの補完演算などでは、内蔵コ
ンピュータにかなりの負担と時間を要求するものの、こ
の演算などは、上記のように描画とは別行程で予め行わ
れるため、それほど高性能のコンピュータでなくとも十
分対応することができ、結果として、装置系のコストダ
ウンを達成することができる。
【0030】(5)さらにまた、上記被描画対象の描画
面に対する離間距離データは、例えば同一車種に対して
はほぼ同一となるため、一度測定した離間距離データ、
または予め車種毎に離間距離データを求めておき、これ
を保存管理することにより、逐次利用することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動描画装置における描画方法を
実施するための装置系の要部の一例を示した概略側面図
である。
【図2】本発明の描画方法による、離間距離データの測
定ピッチと描画時のノズル噴射ピッチとの関係を示した
概略説明図である。
【図3】本発明の描画方法が適用される自動描画装置の
全体の一例を示したブロック図である。
【図4】図3の自動描画装置におけるインクノズルユニ
ットをトラバースさせるノズル駆動部を示した概略側面
図である。
【図5】図3の自動描画装置におけるインクノズルユニ
ットを示した平面図である。
【図6】図3の自動描画装置におけるインクノズルユニ
ットを示した概略縦断面図である。
【符号の説明】
1 自動描画装置 2 描画処理装置 3 インクノズルユニット 3a スライダー台 3b ノズル 4 ノズル駆動部 5 描画制御部 6 画像処理部 7 ディスプレ 8 印刷部 9 イメージスキャナ 11 キーボード 12 デスクドライバ 13 フロッピッーデスク 14 撮像機 30 Z方向駆動部 A 被描画対象 B 被描画対象の描画面 B1 〜Bn 描画面の分割エリア C 描画画像 D1 外形図データ D2 画像データ D3 位置データ D4 傾斜角度データ S1 位置検出手段 S2 傾斜角度検出手段 S3 距離検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 昌洋 東京都港区三田3丁目5番28号 日産アル ティア株式会社内 (72)発明者 相沢 昭彦 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 賀谷 俊幸 広島県広島市東区牛田東2丁目10−25 中 央電子計測株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両などの被描画対象の描画面に対し
    て、ノズルを備えたインクノズルユニットをX−Y方向
    に順次走査させつつ、当該インクノズルユニットのノズ
    ルから塗装インクを噴射させて描画するようにした自動
    描画装置において、前記インクノズルユニットまたはそ
    の近傍に前記被描画対象の描画面との離間距離(Z方向
    距離)を求める距離検出センサを設け、先ず、前記描画
    に先立って、当該距離検出センサを、被描画対象の描画
    面に対してX−Y方向に順次走査させて、予め当該被描
    画対象の描画面との離間距離データを読み取り、前記描
    画の際には、当該離間距離データに基づいて、前記イン
    クノズルユニットをZ方向に移動させつつ、X−Y方向
    に順次走査させて描画するようにしたことを特徴とする
    自動描画装置における描画方法。
JP5169653A 1993-06-16 1993-06-16 自動描画装置における描画方法 Pending JPH0776073A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5169653A JPH0776073A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 自動描画装置における描画方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5169653A JPH0776073A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 自動描画装置における描画方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0776073A true JPH0776073A (ja) 1995-03-20

Family

ID=15890459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5169653A Pending JPH0776073A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 自動描画装置における描画方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0776073A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000238254A (ja) * 1999-02-25 2000-09-05 Tenryu Ind Co Ltd 物品表面への模様形成方法及び装置
JP2020183036A (ja) * 2019-04-26 2020-11-12 長野日本無線株式会社 インクジェット式プリント方法及びプリント装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000238254A (ja) * 1999-02-25 2000-09-05 Tenryu Ind Co Ltd 物品表面への模様形成方法及び装置
JP2020183036A (ja) * 2019-04-26 2020-11-12 長野日本無線株式会社 インクジェット式プリント方法及びプリント装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0970811A1 (en) Automatic painting device
JP4958095B2 (ja) ハンドヘルドプリンタおよび印刷方法
US20060071957A1 (en) Droplet visualization of inkjetting
JPH09502936A (ja) 誤差検出装置およびその彫刻機における使用方法
JP6999873B2 (ja) 印刷装置、及び、制御方法
JP2003145733A (ja) 画像記録方法およびインクジェットプリンタ
US8348368B2 (en) Method for arraying head assemblies of inkjet printer and apparatus for performing the same
JP2002084407A (ja) データ生成装置及び立体表面記録装置
JPH0776073A (ja) 自動描画装置における描画方法
JP3644846B2 (ja) 描画装置の移動誤差検出装置及びその方法
JP3922325B2 (ja) 自動描画装置
JP2001162892A (ja) インクジェットヘッド組立装置、及びインクジェットヘッド組立方法
JPH06183194A (ja) 自動描画装置における画像処理装置
JP4137212B2 (ja) 高さ測定方法及び高さ測定装置
JPH0776110A (ja) 自動描画装置
JPS5981758A (ja) 車体自動塗装機の制御方法
CN115320254B (zh) 一种可对装订纸本进行打印的打印机和打印方法
JP6797814B2 (ja) プリンタのフラットベッド面上の媒体の位置を確立するための方法
KR101507917B1 (ko) 빌트인 캐드 인쇄 전자 시스템
KR101509046B1 (ko) 빌트인 캐드 인쇄 전자 시스템의 프린팅 방법
JP7428196B2 (ja) 印刷データの補正方法、プログラム及び印刷装置
EP0464672A1 (en) Apparatus for measuring amount of positional deviation of a recording sheet
JPH09230489A (ja) 撮像装置
JPH0783630A (ja) タイヤトレッドの断面形状測定方法
JP2021079384A (ja) 三次元プリント方法