JPH0776110A - 自動描画装置 - Google Patents

自動描画装置

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JPH0776110A
JPH0776110A JP16965293A JP16965293A JPH0776110A JP H0776110 A JPH0776110 A JP H0776110A JP 16965293 A JP16965293 A JP 16965293A JP 16965293 A JP16965293 A JP 16965293A JP H0776110 A JPH0776110 A JP H0776110A
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JP
Japan
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color
component
black
ink
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JP16965293A
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English (en)
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Motoyoshi Obata
元祥 小幡
Masahiro Shibata
昌洋 柴田
Akihiko Aizawa
昭彦 相沢
Toshiyuki Kaya
俊幸 賀谷
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CHUO DENSHI KEISOKU KK
Nissan Motor Co Ltd
Altia Co Ltd
Original Assignee
CHUO DENSHI KEISOKU KK
Nissan Motor Co Ltd
Nissan Altia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 描画面(側板など)に絵や文字などの画像を
自動的に描画する自動描画装置。 【構成】 画像データD2 の各色の濃淡量データ成分に
対して、予め設定した量率を掛け合わせた各色の補足濃
淡量データ成分を演算する回路21と、これらの各補足
濃淡量データ成分のうち、最小値である最小補足濃淡量
データ成分を選び出す回路22とを有する色成分データ
処理部20を組み込み、描画時、イエロ、シアン、マゼ
ンダの各ノズル3b1 〜3b3 からは、画像データD2
の各色の濃淡量データ成分に対応した塗装インクを噴射
させる一方、色成分データ処理部20により最小補足濃
淡量データ成分が得られたとき、最小補足濃淡量データ
成分に対応した黒の塗装インクをインクノズルユニット
3の黒のノズル3b4 から噴射させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両などの被描画対象
の描画面(側板など)に絵や文字などの画像を自動的に
描画する自動描画装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【発明が解決しようとする課題】現在、車両の側板など
に絵や文字など描く場合には、一般に人手に頼っている
のが現状で、一部にインクノズルユニットをコンピュー
タ制御して自動的に描画する装置なども提案されてい
る。
【0003】しかしながら、上記人手による場合には、
描画に際して高度の熟練が必要とされるのみならず、イ
ンク(塗料)を筆や刷毛で塗るものであるため、描画イ
メージが限定される。例えば写真画のように微細な点の
集合からなる描画イメージを得ることは極めて困難であ
る。
【0004】これに対して、上記描画装置によると、コ
ンピュータ制御部を所定の如くセットするのみで、写真
画のような自在なイメージの画像を描画することができ
るものの、従来装置では、被描画対象が車両などのよう
に、描画時、1台1台がその都度搬入設置され、しか
も、その描画面が荷台側板などの特定エリアに限定され
る場合には、搬入車両と自動描画装置との位置合わせが
難しく、うまく対応できないなどの問題があった。特
に、トラックなどの車両にあっては、積載時の走行安定
性を確保する意味から、非積載時には荷台側が床高とな
って車両全体が傾いていることが一般的である。現在、
このような条件下にある対象に対して、簡単に水平画像
を描画する自動描画装置は、提案されていない。
【0005】そこで、本出願人等は、上記のような問題
点を解消する自動描画装置を既に提案しており(特願平
4−330990号)、これを図示すると、図2〜図5
の如くである。
【0006】これらの図において、1は自動描画装置、
2はその画像処理装置、3は被描画対象である例えば車
両Aの描画面(車両側板など)Bにカラー塗料などの塗
装インクを噴射させて絵や文字などの画像を描画する自
動描画装置1のインクノズルユニット、4は車両Aの描
画面Bに対向して設置され、上記インクノズルユニット
3を2次元方向(X−Y方向)にトラバースさせるノズ
ル駆動部、5はこのノズル駆動部3を制御する描画制御
部(コントローラ)、6は車両Aの外形図データD1
当該車両Aの描画面Bに描画する画像データD2 とが入
力される画像処理装置2のコンピュータ、メモリー、イ
ンターフェースなどの内蔵された画像処理部、S1 は例
えば上記インクノズルユニット3の可動部(スライダー
台)3aに装着されて車両Aの位置データD3 を検出し
て当該位置データD3 を画像処理部6に入力させるセン
サなどからなる位置検出手段、S2 は被描画対象の傾斜
角度データD4 を検出して当該傾斜角度データD4 を画
像処理部6に入力させるセンサなどからなる傾斜角度検
出手段、7は画像処理部6に接続されて車両Aの外形図
やその外形図の描画面Bに描画画像Cを嵌め込んだ状態
などを表示するディスプレ(モニター)である。
【0007】また、8は上記画像処理部6に接続されて
車両Aの描画面Bに描画画像Cを嵌め込んだ状態を試し
印刷などするためのプロッタやプリンタなどの印刷部
(出力部)、9は写真、絵、ドラフトなどの画像ソース
(資料)10a〜10bに描かれた絵などの画像データ
21〜D22を画像処理部6に入力させるためのイメージ
スキャナ、11は描画する文字などの画像データD23
直接画像処理部6に入力させるためのキーボード、12
はキャドシステムなどにより予めフロッピーデスク13
などに登録された車両Aの外形図データD1 を画像処理
部6に入力させるためのデスクドライバ、14は上記イ
メージスキャナ9と同様に写真などの画像ソース10a
〜10bに描かれた絵などの画像データD21〜D22を画
像処理部6に入力させるため電子カメラやビデオカメラ
などの電子式撮像機である。
【0008】上記ノズル駆動部4は、例えば図3に示し
たように、描画工場の床面に設置された枠部材4aとこ
の枠部材4aの上下部材間に装着され、水平方向(X方
向)に自在にトラバースする縦型スライダー部4bと上
記インクノズルユニット3が装着されると共に縦型スラ
イダー部4bの軸方向(上下方向=Y方向)に自在にト
ラバースするスライダー台3aとからなる。そして、縦
型スライダー部4bはこれに連繋されたネジシャフト4
cとモータM1 によりX方向に移動され、スライダー台
3aはこれに連繋されたネジシャフト4dとモータM2
によりY方向に移動される用になっているため、インク
ノズルユニット3は、車両Aの全描画面範囲を自在に走
査することができる。
【0009】上記インクノズルユニット3の構造は、例
えば図4〜図5に示したように、3原色と黒などの4個
のノズル3bを備えてなり、上記スライダー台3aに
は、例えば溝型案内部材3cおよびリニヤ型軸受け部材
3dなどを介して摺動自在に保持されている。そして、
このインクノズルユニット前面などに設けた距離検出セ
ンサS3 により、車両Aの描画面Bとの離間距離sを検
出し、例えば当該インクノズルユニット3とスライダー
台3a間に設置した駆動源3eによって、ノズル3b先
端の離間距離(Z方向距離)を常に一定に保持するよう
にしてある。
【0010】しかして、上記構成の自動描画装置1によ
ると、次のようにして、車両Aの描画面Bに所望の描画
画像Cを、ディスプレ7を見ながら、修正など加えつ
つ、正確にかつ迅速に処理することができる。先ず、描
画しようとする車両Aを本自動描画装置1の設置された
描画工場などのノズル駆動部4の脇に対向させて搬入設
置する。次に、この車両Aに対応した同一車両の外形図
データD1 を、例えば予め登録されたプロッピーデスク
13から選択し、デスクドライバ12により画像処理部
6に取り込み、これをディスプレ7上に表示させる。こ
の後、このディスプレ7上の車両Aの外形図に対して、
上記描画工場に搬入された搬入車両Aとの位置合わせを
行うため、上記ノズル駆動部4を駆動させて、上記位置
検出センサS1 をX−Y方向にトラバースさせ、車両A
の前後端などの位置データD3 を検出し、これらの位置
データD3 を画像処理部6に入力させ、この位置データ
3 を利用して、ディスプレ7上の車両外形図と搬入車
両Aとの位置を合わせを行う。
【0011】この位置合わせ後、ディスプレ7上の車両
外形図の描画面Bに対して、先ず、描画する絵や文字な
どの画像データD2 を嵌め込む。この画像データD2
嵌め込みは、絵などの画像データD21〜D22はイメージ
スキャナ8または電子撮像機14などの入力手段で読み
込ませ、文字などの画像データD23は直接キーボード1
1から入力させる。これにより各画像データD21〜D23
から合成された描画画像Cが作成される。この描画画像
Cの作成にあたっては、画像処理部6に内蔵されたコン
ピュータ機能により、ディスプレ7上の画面を見なが
ら、上記複数の絵柄の合成、回転、拡大加工、絵柄の必
要な部分の拡大、縮小入力、その配置、あるいは文字入
力、その拡大、縮小、位置決めなどを自在に調整し、修
正することができる。
【0012】上記位置合わせにより、ディスプレ7上の
描画画像Cは、搬入車両Aの描画面Bに対して、正確に
合致して嵌め込まれるため、この適正な描画画像Cの画
像データD2 を画像処理部6から描画制御部5に出力さ
せれば、ノズル駆動部4を対して、インクノズルユニッ
ト3がそのノズル3bから描画画像Cに対応したカラー
などの塗装インクを噴射させて、例えば描画面Bの上方
から下方にかけて順次走査(スキヤン)されるため、上
記描画画像Cに対応した絵や文字などの画像が自動的に
描かれる。
【0013】このような描画において、インクノズルユ
ニット3の複数のノズル3bにあっては、画像データD
2 (D21〜D23)の「イエロ」、「シアン」、「マゼン
ダ」の各色の濃淡量データ成分に基づいて、それに対応
するイエロ、シアン、マゼンダの各ノズル3bから塗装
インクを噴射させて描画するわけであるが、その際、色
の3成分が等量存在するか否かなどを検出して、イエ
ロ、シアン、マゼンダの各ノズルの駆動とは別に黒(ブ
ラック)の塗装ノズルを駆動させて、黒の塗装インクを
噴射する方法を試みていたが、未だ不十分で改善すべき
余地があった。
【0014】本発明は、このような観点に立ってなされ
たもので、イエロ、シアン、マゼンダの各ノズルの駆動
とは別に黒(ブラック)のノズルを駆動させる際、その
駆動を簡単な回路系で実現すると共に、黒ないし黒の色
調部分をより理想的な形で鮮明(クリア)に描画するよ
うに自動描画装置を提供せんとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】かゝる本発明の構成は、
画像データの「イエロ」、「シアン」、「マゼンダ」の
各色の濃淡量データ成分に基づいて、複数のノズルを備
えたインクノズルユニットの各対応するイエロ、シア
ン、マゼンダの各ノズルから塗装インクを噴射させて描
画するようにした自動描画装置において、前記画像デー
タの各色の濃淡量データ成分に対して、予め設定した量
率を掛け合わせた各色の補足濃淡量データ成分を演算す
る回路と、これらの各補足濃淡量データ成分のうち、最
小値である最小補足濃淡量データ成分を選び出す回路と
を有する色成分データ処理部を組み込み、描画時、前記
イエロ、シアン、マゼンダの各ノズルからは、前記画像
データの各色の濃淡量データ成分に対応した塗装インク
を噴射させる一方、前記色成分データ処理部により最小
補足濃淡量データ成分が得られたとき、当該最小補足濃
淡量データ成分に対応した黒の塗装インクを前記インク
ノズルユニットの黒のノズルから噴射させることを特徴
とする自動描画装置にある。
【0016】
【作用】このように本発明によると、簡単な回路系で黒
の塗装インクによる描画が可能となり、しかも、黒の塗
装インクの補充は、3色の濃淡量データ成分が存在して
いて、イエロ、シアン、マゼンダの各ノズルから通常通
りのカラー塗装インクが噴射されてなる3色の混合塗装
による黒ないし黒の色調部分の発色領域に対して、追加
的に混合噴射されるため、当該発色領域の良否にかかわ
りなく、黒ないし黒の色調部分はより鮮明な黒として発
色される。また、このとき、補充される黒の塗装インク
量は、3色の濃淡量データ成分に対して、一定の量率を
掛けて求めた補足濃淡量データ成分のうち、最小補足濃
淡量データ成分に対応した少量とするため、上記のよう
に本来のカラー塗装インクによる黒の発色領域部分にお
いて、追加的に黒の塗装インクが補充されても、インク
量が多すぎて、過剰塗装となったりあるいはインク垂れ
が生じたりすることもない。かつ、黒の色特性から、少
量のインクであっても、上記混色による発色領域部分を
十分鮮明な黒として発色させることができる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明に係る自動描画装置の一実施
例の要部を示したものである。かゝる本発明の自動描画
装置も、基本的には、上述した図2〜図5の装置とほぼ
同様の構成からなり、同一ないし同種部分には、同一の
符号を付してある。
【0018】ただ、本発明の自動描画装置では、例えば
画像処理部6と描画制御部5との間に、描画しようとす
る画像データD2 の「イエロ」、「シアン」、「マゼン
ダ」の各色の濃淡量データ成分D2(Y),D2(C),D2(M)
に対して、予め設定した量率(例えばx%)を掛け合わ
せた各色の補足濃淡量データ成分を演算する回路すなわ
ち補足濃淡量データ成分作成回路21と、これらの各補
足濃淡量データ成分のうち最小値である最小補足濃淡量
データ成分D2(S)を選び出す回路すなわち最小値選択回
路22とを有する色成分データ処理部20を組み込こん
である。
【0019】そしてまた、ノズル駆動部4のインクノズ
ルユニット3では、複数のノズル3bに対して、イエロ
のノズル3b1 ,シアンのノズル3b2 ,マゼンダのノ
ズル3b3 ,さらに黒(ブラック)のノズル3b4 をそ
れぞれ割り当て、画像データD2 の「イエロ」、「シア
ン」、「マゼンダ」の各色の濃淡量データ成分D2(Y)
2(C),D2(M)に対応して、これらのイエロのノズル3
1 ,シアンのノズル3b2 およびマゼンダのノズル3
3 を駆動させる一方、上記最小値選択回路22で得ら
れた最小補足濃淡量データ成分D2(S)に対応して、黒
(ブラック)のノズル3b4 を駆動させるようにしてあ
る。
【0020】しかして、本発明の自動描画装置による
と、イメージスキャナ9などの種々の装置により取り込
まれた画像データD2 は、画像処理部6に入力され、所
望の処理が施された後、「イエロ」、「シアン」、「マ
ゼンダ」の各色の濃淡量データ成分D2(Y),D2(C),D
2(M)として、描画制御部5に入力させると同時に、途中
の色成分データ処理部20において、補足濃淡量データ
成分作成回路21が働き、上記「イエロ」、「シア
ン」、「マゼンダ」の各色の濃淡量データ成分D2(Y)
2(C),D2(M)に対して、予め設定した量率(例えば4
0%など)を掛け合わせて各色の補足濃淡量データ成分
を演算する。
【0021】そしてさらに、このようにして求めた補足
濃淡量データ成分から、最小値選択回路22によって、
最小補足濃淡量データ成分D2(S)を選び出し、この最小
補足濃淡量データ成分D2(S)をやはり描画制御部5に入
力させる。なお、各色の濃淡量データ成分D2(Y),D
2(C),D2(M)のうち、3成分が等量存在するときには完
全な黒として、また、3成分の量にバラツキがあって存
在するときには、黒みがかった黒の色調として捉えられ
るが、いずれか1つの成分でも存在しないときには、上
記量率の乗算により「ゼロ」として算出されるため、当
然この最小補足濃淡量データ成分D2(S)の出力は得られ
ない。
【0022】上記「イエロ」、「シアン」、「マゼン
ダ」の各色の濃淡量データ成分D2(Y),D2(C),D2(M)
の描画制御部5への入力により、インクノズルユニット
3の各対応するカラーのノズル3b1 〜3b3 が駆動さ
れて、上記画像データD2 に対応した画像が描画され
る。一方、上記3成分D2(Y),D2(C),D2(M)の存在に
より、最小補足濃淡量データ成分D2(S)が得られたとき
には、当該最小補足濃淡量データ成分D2(S)に対応した
黒の濃淡量データ成分D2(Y)が描画制御部5から出力さ
れて、黒のノズル3b4 が駆動され、上記各色の濃淡量
データ成分D2(Y),D2(C),D2(M)の塗装インクに混入
して黒の塗装インクが塗装される。
【0023】したがって、イエロ、シアンおよびマゼン
ダの各カラーのノズル3b1 〜3b3 だけによって、各
色の濃淡量データ成分D2(Y),D2(C),D2(M)に対応し
たカラー塗装インクの混合塗装では、なかなかクリアな
黒や微妙な黒の色調などの発色が難しかったのに対し
て、このような黒のノズル3b4 の駆動により、よりク
リアな黒ないし微妙な黒の色調が発色されるようにな
る。つまり、3色の混合塗装による黒ないし黒の色調部
分の発色領域において、カラー塗装インクの発色特性
や、データ処理中の誤差、混合噴射時のノズル不良など
に起因して、良好な発色が難しいときでも、黒ないし黒
の色調部分はより鮮明な黒として発色される。
【0024】しかも、本発明では、黒の塗装インクの補
充にあたって、各色の濃淡量データ成分D2(Y)
2(C),D2(M)に対して、予め設定した量率を掛け合わ
せ、これにより得られた各色の補足濃淡量データ成分か
ら、さらに最も小さい最小補足濃淡量データ成分D2(S)
を選んで(求めて)補充するものであるため、本来のカ
ラー塗装インクによる黒の発色領域部分に対して、追加
的に黒の塗装インクを補充しても、インク量が多すぎ
て、過剰塗装となったりあるいはインク垂れが生じたり
することもない。かつ、黒の色特性(カラー塗装インク
に対して少量の黒インクを混ぜるのみで全体を明瞭な黒
とすることができる特性)から、少量のインクであって
も、この混色による発色領域部分を十分鮮明な黒として
発色させることができる。
【0025】なお、上記実施例では、色成分データ処理
部20を別体として、画像処理部6と描画制御部5との
間に組み込む構成であったが、本発明は、これに限定さ
れず、例えば画像処理部6や描画制御部5などの中に内
蔵させることもできる。また、上記実施例の場合、被描
画対象が車両の場合であったが、車両のように描画の都
度ノズル駆動部4の脇に対向させて設置する必要のある
物品にあっては、同様に適用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る自動描画装置によれば、次のような優れた効果が
得られる。
【0027】(1)先ず、簡単な回路系、すなわち補足
濃淡量データ成分作成回路と最小値選択回路とからなる
色成分データ処理部の組み込みにより、インクノズルユ
ニットの各イエロ、シアンおよびマゼンダの各ノズルと
は別に、黒のノズルを駆動させることかできる。
【0028】(2)この黒のノズルの駆動に際して、各
色の濃淡量データ成分に対して、予め設定した量率を掛
け合わせ、これにより得られた各色の補足濃淡量データ
成分から、さらに最も小さい最小補足濃淡量データ成分
を求めて、黒の塗装インクを補充するものであるため、
3成分が等量存在するときの完全な黒は、よりクリアな
黒として塗装されると同時に、3成分の量にバラツキが
あって黒みがかった黒の色調を呈するときでも、その最
小成分に関係付けて噴射されるため、微妙な黒の色調な
どをよりクリアに発色させることができる。
【0029】(3)また、上記黒の塗装インクの補充に
関連して、ただ単に各色のいずれかの濃淡量データ成分
に対応した黒の塗装インクを補充したのでは、特に、各
色の3成分が等量となる完全な黒の場合、補充インク量
が多くなり過ぎて、インク垂れなどの問題が生じる恐れ
があるわけであるが、本発明では、上記のようにある量
率(例えば40%程度)を掛け合わせて、各色の濃淡量
データ成分量に対して減額された補足濃淡量データ成分
を求め、さらに、この中から最も小さい最小補足濃淡量
データ成分を選んで、補充するものであるため、本来の
カラー塗装インク部分に追加的に黒の塗装インクを補充
しても、インク量が多すぎて、過剰塗装となったりある
いはインク垂れが生じたりすることもない。 かつま
た、黒の色特性から、少量のインクであっても、この混
色による発色領域部分を十分鮮明な黒として発色させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動描画装置の一実施例になる要
部を概略説明図である。
【図2】本発明の適用される自動描画装置の全体の一例
を示したブロック図である。
【図3】図2の自動描画装置におけるインクノズルユニ
ットをトラバースさせるノズル駆動部を示した概略側面
図である。
【図4】図2の自動描画装置におけるインクノズルユニ
ットを示した平面図である。
【図5】図2の自動描画装置におけるインクノズルユニ
ットを示した概略縦断面図である。
【符号の説明】
1 自動描画装置 2 描画処理装置 3 インクノズルユニット 4 ノズル駆動部 5 描画制御部 6 画像処理部 7 ディスプレ 8 印刷部 9 イメージスキャナ 11 キーボード 12 デスクドライバ 13 フロッピッーデスク 14 撮像機 20 色成分データ処理部 21 補足濃淡量データ成分作成回路 22 最小値選択回路 A 被描画対象 B 被描画対象の描画面 C 描画画像 D1 外形図データ D2 画像データ D2(Y) 「イエロ」の濃淡量データ成分 D2(C) 「シアン」の濃淡量データ成分 D2(M) 「マゼンダ」の濃淡量データ成分 D3 位置データ D4 傾斜角度データ S1 位置検出手段 S2 傾斜角度検出手段 S3 距離検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 昌洋 東京都港区三田3丁目5番28号 日産アル ティア株式会社内 (72)発明者 相沢 昭彦 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 賀谷 俊幸 広島県広島市東区牛田東2丁目10−25 中 央電子計測株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データの「イエロ」、「シアン」、
    「マゼンダ」の各色の濃淡量データ成分に基づいて、複
    数のノズルを備えたインクノズルユニットの各対応する
    イエロ、シアン、マゼンダの各ノズルから塗装インクを
    噴射させて描画するようにした自動描画装置において、
    前記画像データの各色の濃淡量データ成分に対して、予
    め設定した量率を掛け合わせた各色の補足濃淡量データ
    成分を演算する回路と、これらの各補足濃淡量データ成
    分のうち、最小値である最小補足濃淡量データ成分を選
    び出す回路とを有する色成分データ処理部を組み込み、
    描画時、前記イエロ、シアン、マゼンダの各ノズルから
    は、前記画像データの各色の濃淡量データ成分に対応し
    た塗装インクを噴射させる一方、前記色成分データ処理
    部により最小補足濃淡量データ成分が得られたとき、当
    該最小補足濃淡量データ成分に対応した黒の塗装インク
    を前記インクノズルユニットの黒のノズルから噴射させ
    ることを特徴とする自動描画装置。
JP16965293A 1993-06-16 1993-06-16 自動描画装置 Pending JPH0776110A (ja)

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