JPH0775950A - 金属板研磨装置 - Google Patents
金属板研磨装置Info
- Publication number
- JPH0775950A JPH0775950A JP24645993A JP24645993A JPH0775950A JP H0775950 A JPH0775950 A JP H0775950A JP 24645993 A JP24645993 A JP 24645993A JP 24645993 A JP24645993 A JP 24645993A JP H0775950 A JPH0775950 A JP H0775950A
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- JP
- Japan
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- polishing
- polishing liquid
- metal plate
- roll
- abrasive grain
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- Pending
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- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属板の表面を長時間、連続的に研磨して、
優れた表面性状を得る。 【構成】 連続的に移動する金属板を研磨するための周
面が弾性体で覆われた研磨ロ−ルと、研磨ロ−ルと金属
板との噛み込み部分に、砥粒と水と研磨液を噴射させる
ノズルとからなる金属板研磨手段と、ノズルに、研磨液
を供給するための研磨液供給手段とからなり、研磨液供
給手段は、研磨液中の砥粒の濃度を均一に維持するため
の混合器と、砥粒の量に応じて水量を調節して、その濃
度を目標値に一致させるための砥粒濃度制御器とからな
る。更に、研磨ロ−ルの弾性体は、ブラシからなり、研
磨ロ−ルは、内部にスプレ−ノズルを有しており、水が
スプレ−ノズルから研磨ロ−ルの周面に向けて噴出す
る。更に、研磨ロ−ルを、軸線方向に移動させるための
ロ−ル移動制御機を有している。混合器は、凹型の半球
状混合槽と、混合槽の底部上に固定された邪魔板と、研
磨液を混合槽内に循環させる研磨液循環機とからなる。
優れた表面性状を得る。 【構成】 連続的に移動する金属板を研磨するための周
面が弾性体で覆われた研磨ロ−ルと、研磨ロ−ルと金属
板との噛み込み部分に、砥粒と水と研磨液を噴射させる
ノズルとからなる金属板研磨手段と、ノズルに、研磨液
を供給するための研磨液供給手段とからなり、研磨液供
給手段は、研磨液中の砥粒の濃度を均一に維持するため
の混合器と、砥粒の量に応じて水量を調節して、その濃
度を目標値に一致させるための砥粒濃度制御器とからな
る。更に、研磨ロ−ルの弾性体は、ブラシからなり、研
磨ロ−ルは、内部にスプレ−ノズルを有しており、水が
スプレ−ノズルから研磨ロ−ルの周面に向けて噴出す
る。更に、研磨ロ−ルを、軸線方向に移動させるための
ロ−ル移動制御機を有している。混合器は、凹型の半球
状混合槽と、混合槽の底部上に固定された邪魔板と、研
磨液を混合槽内に循環させる研磨液循環機とからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鋼帯等の金属板(本
願においては金属帯を含む)の砥粒を用いた機械研磨、
特に連続的な機械研磨処理を有利に行なうのに適した装
置に関するものである。
願においては金属帯を含む)の砥粒を用いた機械研磨、
特に連続的な機械研磨処理を有利に行なうのに適した装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属板の表面を連続的に機械研磨
する装置としては、例えば、特開昭59-169762 号公報(
以下、先行技術1 という) には、鋼板と金属板研磨ロ−
ルとの間に砥粒を供給して、鋼板の表面を研磨する方法
が提案されている。また、特開平3-49864(以下、先行技
術2 という)には、金属板と金属板研磨ロ−ルとの噛み
込み部分に、砥粒と水とからなる研磨液をノズルを介し
て噴射させて、金属板を長時間、連続研磨をする装置が
提案されている。
する装置としては、例えば、特開昭59-169762 号公報(
以下、先行技術1 という) には、鋼板と金属板研磨ロ−
ルとの間に砥粒を供給して、鋼板の表面を研磨する方法
が提案されている。また、特開平3-49864(以下、先行技
術2 という)には、金属板と金属板研磨ロ−ルとの噛み
込み部分に、砥粒と水とからなる研磨液をノズルを介し
て噴射させて、金属板を長時間、連続研磨をする装置が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術1の方法においては、鋼板と研磨ロ−ルの間に供給さ
れる砥粒の量が均一ではなかったために、鋼板の表面粗
さが不均一になるという問題があった。また、先行技術
2の装置においては、金属板研磨装置を長時間にわたっ
て連続運転する場合、研磨液中の砥粒の濃度を制御する
ことができず、また、混合槽内で砥粒を水と十分に混合
し均一に懸濁させることが困難である。更に、金属板研
磨装置の運転が停止された場合に、研磨ロ−ルの内部お
よび表面に研磨液が固化し、研磨装置を再起動させた際
に研磨された鋼帯の表面に研磨ムラが発生する。また、
鋼帯を長時間連続して研磨する場合、鋼帯の板幅のナロ
−ダウン(研磨する鋼帯の板幅を狭くしていく操業)等
によって、研磨ロ−ルのロ−ル径が胴長方向に対して偏
磨耗するために、その後より広い板幅の鋼板を研磨した
ときに、鋼板の表面に研磨ムラが発生する。上述のよう
な問題があり、従来の技術では、長時間、連続的に鋼板
を研磨することが事実上不可能であった。
術1の方法においては、鋼板と研磨ロ−ルの間に供給さ
れる砥粒の量が均一ではなかったために、鋼板の表面粗
さが不均一になるという問題があった。また、先行技術
2の装置においては、金属板研磨装置を長時間にわたっ
て連続運転する場合、研磨液中の砥粒の濃度を制御する
ことができず、また、混合槽内で砥粒を水と十分に混合
し均一に懸濁させることが困難である。更に、金属板研
磨装置の運転が停止された場合に、研磨ロ−ルの内部お
よび表面に研磨液が固化し、研磨装置を再起動させた際
に研磨された鋼帯の表面に研磨ムラが発生する。また、
鋼帯を長時間連続して研磨する場合、鋼帯の板幅のナロ
−ダウン(研磨する鋼帯の板幅を狭くしていく操業)等
によって、研磨ロ−ルのロ−ル径が胴長方向に対して偏
磨耗するために、その後より広い板幅の鋼板を研磨した
ときに、鋼板の表面に研磨ムラが発生する。上述のよう
な問題があり、従来の技術では、長時間、連続的に鋼板
を研磨することが事実上不可能であった。
【0004】従って、本発明の目的は、上述した問題を
解決し、金属板の表面を均一にしかも平滑に研磨して金
属板表面の疵を除去し、しかも、長時間、連続的に金属
板の研磨をして、優れた表面性状の金属板を得るため
の、金属板研磨装置を提供することにある。
解決し、金属板の表面を均一にしかも平滑に研磨して金
属板表面の疵を除去し、しかも、長時間、連続的に金属
板の研磨をして、優れた表面性状の金属板を得るため
の、金属板研磨装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の装置は、連続
的に移動する金属板の少なくとも一方の面を研磨するた
めの周面を弾性体で覆われた研磨ロ−ルと、前記研磨ロ
−ルと前記金属板との噛み込み部分に、砥粒と水との混
合物からなる研磨液を噴射させるためのノズルとからな
る、少なくとも1つの金属板研磨手段と、前記ノズル
に、前記研磨液を供給するための研磨液供給手段とから
なり、前記研磨液供給手段は、前記研磨液中の前記砥粒
の濃度を均一に維持するための混合器と、前記混合器に
供給される前記砥粒量に応じて前記混合器に供給される
水量を調節して、前記研磨液中の前記砥粒の濃度を目標
値に一致させるための砥粒供給量制御器とからなること
を特徴とするものである。
的に移動する金属板の少なくとも一方の面を研磨するた
めの周面を弾性体で覆われた研磨ロ−ルと、前記研磨ロ
−ルと前記金属板との噛み込み部分に、砥粒と水との混
合物からなる研磨液を噴射させるためのノズルとからな
る、少なくとも1つの金属板研磨手段と、前記ノズル
に、前記研磨液を供給するための研磨液供給手段とから
なり、前記研磨液供給手段は、前記研磨液中の前記砥粒
の濃度を均一に維持するための混合器と、前記混合器に
供給される前記砥粒量に応じて前記混合器に供給される
水量を調節して、前記研磨液中の前記砥粒の濃度を目標
値に一致させるための砥粒供給量制御器とからなること
を特徴とするものである。
【0006】更に、前記研磨ロ−ルの弾性体は、ブラシ
からなること、前記研磨ロ−ルは、その内部にスプレ−
ノズルを有しており、水が前記スプレ−ノズルから前記
研磨ロ−ルの周面に向けて噴出するようになっているこ
と、前記研磨ロ−ルを、その軸線方向に沿って移動させ
るためのロ−ル移動制御機を有していること、および、
前記研磨液供給手段の前記混合器は、凹型の半球状混合
槽と、前記混合槽の底部上に固定された邪魔板と、前記
混合槽内の前記研磨液を、前記混合槽内に循環させるた
めの研磨液循環機とからなり、前記混合器内において、
前記砥粒と前記水とを均一に混合することに特徴を有す
るものである。
からなること、前記研磨ロ−ルは、その内部にスプレ−
ノズルを有しており、水が前記スプレ−ノズルから前記
研磨ロ−ルの周面に向けて噴出するようになっているこ
と、前記研磨ロ−ルを、その軸線方向に沿って移動させ
るためのロ−ル移動制御機を有していること、および、
前記研磨液供給手段の前記混合器は、凹型の半球状混合
槽と、前記混合槽の底部上に固定された邪魔板と、前記
混合槽内の前記研磨液を、前記混合槽内に循環させるた
めの研磨液循環機とからなり、前記混合器内において、
前記砥粒と前記水とを均一に混合することに特徴を有す
るものである。
【0007】
【作用】この発明の装置においては、周面が弾性体で覆
われた研磨ロ−ルと、ノズルから噴射された砥粒を含む
研磨液とによって、金属板の表面を連続的に研磨する。
研磨ロ−ル周面を覆う弾性体はブラシ形状とすることが
でき、そのブラシ糸に砥粒を含ませることができる。そ
して、研磨液供給手段により、所定の研磨仕様に従って
長時間連続して研磨をするために、所定の粒子サイズの
砥粒を含有した所定濃度の、砥粒が均一に懸濁した研磨
液を、長時間にわたって供給する。研磨液供給手段は、
混合器と砥粒濃度制御器とからなっている。混合器は、
混合槽とその底部上に固定された邪魔板と研磨液循環機
とからなり、混合槽で、砥粒と水とを混合して研磨液を
つくり、混合槽の外部に循環経路とポンプを設けて研磨
液をジェット流として混合槽に循環させ、そのジェット
流を邪魔板に衝突せて研磨液に乱流状態を与え、砥粒を
均一に懸濁させて、濃度を常に均一に保持することがで
きる。
われた研磨ロ−ルと、ノズルから噴射された砥粒を含む
研磨液とによって、金属板の表面を連続的に研磨する。
研磨ロ−ル周面を覆う弾性体はブラシ形状とすることが
でき、そのブラシ糸に砥粒を含ませることができる。そ
して、研磨液供給手段により、所定の研磨仕様に従って
長時間連続して研磨をするために、所定の粒子サイズの
砥粒を含有した所定濃度の、砥粒が均一に懸濁した研磨
液を、長時間にわたって供給する。研磨液供給手段は、
混合器と砥粒濃度制御器とからなっている。混合器は、
混合槽とその底部上に固定された邪魔板と研磨液循環機
とからなり、混合槽で、砥粒と水とを混合して研磨液を
つくり、混合槽の外部に循環経路とポンプを設けて研磨
液をジェット流として混合槽に循環させ、そのジェット
流を邪魔板に衝突せて研磨液に乱流状態を与え、砥粒を
均一に懸濁させて、濃度を常に均一に保持することがで
きる。
【0008】また、砥粒濃度制御器によって、研磨対象
物に適した研磨仕様に応じた砥粒濃度の研磨液の調製
を、長時間の連続運転中装置の運転を停止させずに行な
うことができる。砥粒濃度制御器は、砥粒濃度制御計と
砂自動計量器とからなり、混合槽に装入する砥粒量を砂
自動計量器によって計測し、砥粒濃度制御計はその値を
受けて混合槽に装入すべき水量を算出して水量を調整し
て、研磨液中の砥粒の濃度が目標値に一致するように維
持することができる。従って、所定濃度の研磨液を、研
磨ロ−ルと金属板との噛み込み部分にノズルを介して供
給することができる。
物に適した研磨仕様に応じた砥粒濃度の研磨液の調製
を、長時間の連続運転中装置の運転を停止させずに行な
うことができる。砥粒濃度制御器は、砥粒濃度制御計と
砂自動計量器とからなり、混合槽に装入する砥粒量を砂
自動計量器によって計測し、砥粒濃度制御計はその値を
受けて混合槽に装入すべき水量を算出して水量を調整し
て、研磨液中の砥粒の濃度が目標値に一致するように維
持することができる。従って、所定濃度の研磨液を、研
磨ロ−ルと金属板との噛み込み部分にノズルを介して供
給することができる。
【0009】ノズルから噴出した、砥粒が均一に懸濁し
た所定濃度の研磨液は、研磨ロ−ルと金属板との接触部
分に進入し、金属板表面は研磨液中の砥粒および/また
はブラシ糸中の砥粒によって均一粗さに研磨される。
た所定濃度の研磨液は、研磨ロ−ルと金属板との接触部
分に進入し、金属板表面は研磨液中の砥粒および/また
はブラシ糸中の砥粒によって均一粗さに研磨される。
【0010】ロ−ル移動制御機は、金属板を研磨中に研
磨ロ−ルを軸線方向に沿ってオッシレ−ションさせた
り、あるいは、オッシレ−ションに加えて所定の振幅の
往復運動をさせることによって、研磨ロ−ルの胴長全体
に亘り均等にロ−ル径を磨耗させて、偏磨耗するのを防
止することができる。
磨ロ−ルを軸線方向に沿ってオッシレ−ションさせた
り、あるいは、オッシレ−ションに加えて所定の振幅の
往復運動をさせることによって、研磨ロ−ルの胴長全体
に亘り均等にロ−ル径を磨耗させて、偏磨耗するのを防
止することができる。
【0011】次に、研磨液に懸濁した砥粒は、金属板研
磨装置の運転停止等によって研磨液が静止状態になると
固化するので、装置の運転再起動によって、砥粒の固ま
りにより金属板の表面に研磨ムラを発生させる。しか
し、研磨ロ−ルの内部水スプレ−ノズルから、装置停止
中研磨ロ−ルの内側から周面に向けてスプレ−水を適宜
噴射させて砥粒が固化するのを防止して、上記研磨ムラ
の発生を防止することができる。
磨装置の運転停止等によって研磨液が静止状態になると
固化するので、装置の運転再起動によって、砥粒の固ま
りにより金属板の表面に研磨ムラを発生させる。しか
し、研磨ロ−ルの内部水スプレ−ノズルから、装置停止
中研磨ロ−ルの内側から周面に向けてスプレ−水を適宜
噴射させて砥粒が固化するのを防止して、上記研磨ムラ
の発生を防止することができる。
【0012】更に、研磨ロ−ルの出側であって、通板方
向に対向する向きに配設した水スプレ−とその受皿とに
よって、金属板上に持ち逃げされる研磨液を回収するこ
とができる。また、研磨ロ−ルの下方に設けた受皿によ
って、使用済み研磨液を回収する。回収された研磨液
は、砥粒濃縮機能付き循環タンクへ回収され、濃縮分
は、更に鉄粉分離機およびスラッジ分離機を経て有効な
砥粒が回収される。
向に対向する向きに配設した水スプレ−とその受皿とに
よって、金属板上に持ち逃げされる研磨液を回収するこ
とができる。また、研磨ロ−ルの下方に設けた受皿によ
って、使用済み研磨液を回収する。回収された研磨液
は、砥粒濃縮機能付き循環タンクへ回収され、濃縮分
は、更に鉄粉分離機およびスラッジ分離機を経て有効な
砥粒が回収される。
【0013】
【実施例】次に、この発明の装置を図面を参照しながら
説明する。 (実施例1)図1は、この発明の1実施態様を説明する
概略装置構成図であり、図2は、図1の部分拡大図であ
る。両図に示すように、ロ−ルの周面が弾性体からなる
研磨ロ−ル1 と、研磨液20を研磨ロ−ル1 と鋼帯15との
噛み込み部分に向けて噴射させるノズル3 とからなる2
対の金属板研磨手段A が、直列に設置されている。前記
弾性体24はナイロンブラシ糸等からなるブラシを用いる
ことができる。前記ブラシ糸径は、0.20〜6.5mmmまたは
特開平4-315582号公報に開示されている研磨用ロ−ルが
望ましい。
説明する。 (実施例1)図1は、この発明の1実施態様を説明する
概略装置構成図であり、図2は、図1の部分拡大図であ
る。両図に示すように、ロ−ルの周面が弾性体からなる
研磨ロ−ル1 と、研磨液20を研磨ロ−ル1 と鋼帯15との
噛み込み部分に向けて噴射させるノズル3 とからなる2
対の金属板研磨手段A が、直列に設置されている。前記
弾性体24はナイロンブラシ糸等からなるブラシを用いる
ことができる。前記ブラシ糸径は、0.20〜6.5mmmまたは
特開平4-315582号公報に開示されている研磨用ロ−ルが
望ましい。
【0014】前記研磨ロ−ル1 とそれに導入された鋼帯
15表面の境界の方向に向けて配設された研磨液噴射用の
ノズル3 から、砥粒12を含有した研磨液20が、混合槽12
からポンプ23a 等を介して供給される。また、前記研磨
ロ−ル1 の内部に水を噴射させるスプレ−ノズル4 が各
々の研磨ロ−ル1 の内部に取付られている。前記2 対の
金属板研磨手段A から導出された鋼帯15上面に残留した
研磨液を洗い落とすためのスプレ−ゾ−ン5 を配設して
いる。更に、前記2 対の金属板研磨手段A の入側、およ
び、前記スプレ−ゾ−ン5 の出側には、それぞれ1 対の
リンガ−ロ−ル2 が配設されて、前記2 対の金属板研磨
手段A および前記リンガ−ロ−ル2 などからなる系内へ
の水等の混入を防止し、且つ、前記系内から系外への水
および研磨液の流出を防止する。そして、受皿6 が前記
金属板研磨手段A 、前記スプレ−ゾ−ン5 および前記リ
ンガ−ロ−ル2 の下方に配設されており、これによって
各々のセクションから落下する水および研磨液が集めら
れて、砥粒濃縮機能付き循環タンク7 へ回収される。
15表面の境界の方向に向けて配設された研磨液噴射用の
ノズル3 から、砥粒12を含有した研磨液20が、混合槽12
からポンプ23a 等を介して供給される。また、前記研磨
ロ−ル1 の内部に水を噴射させるスプレ−ノズル4 が各
々の研磨ロ−ル1 の内部に取付られている。前記2 対の
金属板研磨手段A から導出された鋼帯15上面に残留した
研磨液を洗い落とすためのスプレ−ゾ−ン5 を配設して
いる。更に、前記2 対の金属板研磨手段A の入側、およ
び、前記スプレ−ゾ−ン5 の出側には、それぞれ1 対の
リンガ−ロ−ル2 が配設されて、前記2 対の金属板研磨
手段A および前記リンガ−ロ−ル2 などからなる系内へ
の水等の混入を防止し、且つ、前記系内から系外への水
および研磨液の流出を防止する。そして、受皿6 が前記
金属板研磨手段A 、前記スプレ−ゾ−ン5 および前記リ
ンガ−ロ−ル2 の下方に配設されており、これによって
各々のセクションから落下する水および研磨液が集めら
れて、砥粒濃縮機能付き循環タンク7 へ回収される。
【0015】前記砥粒濃縮機能付き循環タンク7 によっ
て、前記落下水および落下研磨液から前記砥粒が濃縮さ
れて、スラッジ分離機8 移送され、鉄粉と砥粒との混合
粒が回収される。前記混合粒は、砥粒選別機10に移送さ
れて前記鉄粉および不良砥粒が除去され、砥粒♯100 以
上の細粒砥粒は再使用するため、砥粒貯蔵タンク11に回
収され、再利用される。
て、前記落下水および落下研磨液から前記砥粒が濃縮さ
れて、スラッジ分離機8 移送され、鉄粉と砥粒との混合
粒が回収される。前記混合粒は、砥粒選別機10に移送さ
れて前記鉄粉および不良砥粒が除去され、砥粒♯100 以
上の細粒砥粒は再使用するため、砥粒貯蔵タンク11に回
収され、再利用される。
【0016】砥粒濃度制御計14は、砂自動計量器13から
混合槽12へ装入した砥粒量の値を受けて所定の砥粒濃度
とするために装入すべき水量を算出し、水量調節バルブ
の開度を調整して、混合槽12への流入水量を制御し、混
合槽12中の研磨液20の砥粒21の濃度は所定の値に保持さ
れ、または、変更するように制御される。なお、前記水
としては、新水の他、前記砥粒濃縮機能付き循環タンク
7 で分離された水も再使用する。
混合槽12へ装入した砥粒量の値を受けて所定の砥粒濃度
とするために装入すべき水量を算出し、水量調節バルブ
の開度を調整して、混合槽12への流入水量を制御し、混
合槽12中の研磨液20の砥粒21の濃度は所定の値に保持さ
れ、または、変更するように制御される。なお、前記水
としては、新水の他、前記砥粒濃縮機能付き循環タンク
7 で分離された水も再使用する。
【0017】前記混合槽12は、その底面と側壁が半球状
凹型に一体化した形状に成形され、底部上には循環流を
攪乱するための邪魔板12a を設けている。そして、前記
混合槽12の内壁に設けられた流出口12b から流出した研
磨液20は、前記混合槽12外に配設されたポンプ23b およ
び循環経路22からなる研磨液循環機C によって、ジェッ
ト流となって前記混合槽12内に循環され、前記邪魔板12
a に衝突して攪拌される。ポンプ23b は、例えばジェッ
トポンプを使って前記研磨液にジェット流を形成させる
ことができる。このようにして、砥粒21が均一に懸濁し
た研磨液20が混合槽12内に準備される。従って、常に、
砥粒含有量が均一化された研磨液20が、研磨液噴射用の
前記ノズル3 に供給することができる。
凹型に一体化した形状に成形され、底部上には循環流を
攪乱するための邪魔板12a を設けている。そして、前記
混合槽12の内壁に設けられた流出口12b から流出した研
磨液20は、前記混合槽12外に配設されたポンプ23b およ
び循環経路22からなる研磨液循環機C によって、ジェッ
ト流となって前記混合槽12内に循環され、前記邪魔板12
a に衝突して攪拌される。ポンプ23b は、例えばジェッ
トポンプを使って前記研磨液にジェット流を形成させる
ことができる。このようにして、砥粒21が均一に懸濁し
た研磨液20が混合槽12内に準備される。従って、常に、
砥粒含有量が均一化された研磨液20が、研磨液噴射用の
前記ノズル3 に供給することができる。
【0018】この実施例において研磨液中の砥粒を均一
に懸濁させることは、特に細かい砥粒に対して重要であ
る。また、適した粒度よりも粗粒の砥粒を使用すると研
磨疵が発生する。砥粒は、珪砂その他の天然産出砂を始
めとする各種の人造ないし合成研磨砥粒であって、例え
ばJIS R6001 規格の微粉、即ち、粒度♯200 以上がよ
い。
に懸濁させることは、特に細かい砥粒に対して重要であ
る。また、適した粒度よりも粗粒の砥粒を使用すると研
磨疵が発生する。砥粒は、珪砂その他の天然産出砂を始
めとする各種の人造ないし合成研磨砥粒であって、例え
ばJIS R6001 規格の微粉、即ち、粒度♯200 以上がよ
い。
【0019】次に、図1および2に示した鋼帯の研磨装
置を用いて実施した研磨処理について述べる。 〔実験例1〕板厚1.0mm で表面粗さ(Ra)1.2 μm の冷延
鋼帯(JIS G 3141 SPCC) の表面に、大きさ3mm φで高さ
1 μm の凸状の疵を作り、下記研磨条件で処理した。 金属板研磨手段: No.1金属板研磨手段: 研磨ロ−ル : 上下ロ−ル共に、ナイロンブラシロ−
ル、 ナイロンブラシ: 上下ロ−ル共に、糸径 0.8mmで♯240
炭化珪素砥粒入り、 No.2金属板研磨手段: 研磨ロ−ル : 上下ロ−ル共に、ナイロンブラシロ−
ル、 ナイロンブラシ: 上下ロ−ル共に、糸径 0.20mm で砥粒
含まず、 ロ−ル周速: No.1, No.2研磨ロ−ル共に、1200m/min 、 研磨液 : ♯800 炭化珪素砥粒を5 wt.%含有し、残部
水、 研磨液流量: スプレ−方式にて、No.1、2 金属板研磨手
段共に、パイプ穿孔より10m3/Hr 、 研磨液ロ−ル内部スプレ−水: No.1、2 金属板研磨手段
共に、20m3/Hr 、 ロ−ルと鋼帯の接触圧力: 0.5 kg/cm2。 このようにして得られた冷延鋼帯の表面粗さ(Ra)は、0.
92μm となり、研磨前の表面粗さよりも細かくなり、表
面疵が消滅した。また、長時間の高水準の研磨を維持
し、連続研磨処理が可能であった。なお、研磨ロ−ル内
の水スプレ−を停止させ、金属板研磨装置を5 分間停止
させたところ、直ちにナイロンブラシロ−ルのブラシ糸
と研磨液とが固着し、研磨装置の再起動の際に鋼帯表面
に研磨条痕が発生した。
置を用いて実施した研磨処理について述べる。 〔実験例1〕板厚1.0mm で表面粗さ(Ra)1.2 μm の冷延
鋼帯(JIS G 3141 SPCC) の表面に、大きさ3mm φで高さ
1 μm の凸状の疵を作り、下記研磨条件で処理した。 金属板研磨手段: No.1金属板研磨手段: 研磨ロ−ル : 上下ロ−ル共に、ナイロンブラシロ−
ル、 ナイロンブラシ: 上下ロ−ル共に、糸径 0.8mmで♯240
炭化珪素砥粒入り、 No.2金属板研磨手段: 研磨ロ−ル : 上下ロ−ル共に、ナイロンブラシロ−
ル、 ナイロンブラシ: 上下ロ−ル共に、糸径 0.20mm で砥粒
含まず、 ロ−ル周速: No.1, No.2研磨ロ−ル共に、1200m/min 、 研磨液 : ♯800 炭化珪素砥粒を5 wt.%含有し、残部
水、 研磨液流量: スプレ−方式にて、No.1、2 金属板研磨手
段共に、パイプ穿孔より10m3/Hr 、 研磨液ロ−ル内部スプレ−水: No.1、2 金属板研磨手段
共に、20m3/Hr 、 ロ−ルと鋼帯の接触圧力: 0.5 kg/cm2。 このようにして得られた冷延鋼帯の表面粗さ(Ra)は、0.
92μm となり、研磨前の表面粗さよりも細かくなり、表
面疵が消滅した。また、長時間の高水準の研磨を維持
し、連続研磨処理が可能であった。なお、研磨ロ−ル内
の水スプレ−を停止させ、金属板研磨装置を5 分間停止
させたところ、直ちにナイロンブラシロ−ルのブラシ糸
と研磨液とが固着し、研磨装置の再起動の際に鋼帯表面
に研磨条痕が発生した。
【0020】〔実験例2〕実験例1と同様の実験におい
て、下記内容を確認した。図4は、本発明法によって長
時間にわたり連続操業した場合と、従来の手段を使用し
て操業した場合とにおける、混合槽内の研磨液中の砥粒
の濃度の操業時間経過に対する変化を示すグラフであ
る。同図から明らかなように、混合槽内の研磨液の砥粒
の濃度を自動的に制御する方式を採用しているため、半
永久的に混合槽内の研磨液の砥粒の濃度を一定に保持す
ることができる。
て、下記内容を確認した。図4は、本発明法によって長
時間にわたり連続操業した場合と、従来の手段を使用し
て操業した場合とにおける、混合槽内の研磨液中の砥粒
の濃度の操業時間経過に対する変化を示すグラフであ
る。同図から明らかなように、混合槽内の研磨液の砥粒
の濃度を自動的に制御する方式を採用しているため、半
永久的に混合槽内の研磨液の砥粒の濃度を一定に保持す
ることができる。
【0021】〔実験例3〕実験例1と同様の実験におい
て、下記内容を確認した。図5は、本発明法によって長
時間にわたり連続操業した場合と、従来の手段を使用し
て操業した場合とにおける、研磨液中からの砥粒回収率
を示すグラフである。本発明法においては、混合槽から
ポンプアップした研磨液を、鋼帯の研磨面にノズルから
吹き付けた。同図から明らかなように、従来法では砥粒
の回収およびリサイクルをすることはできないのに対し
て、本発明法によれば長時間の連続操業においても研磨
液中の砥粒のほぼ全量を回収することができる。
て、下記内容を確認した。図5は、本発明法によって長
時間にわたり連続操業した場合と、従来の手段を使用し
て操業した場合とにおける、研磨液中からの砥粒回収率
を示すグラフである。本発明法においては、混合槽から
ポンプアップした研磨液を、鋼帯の研磨面にノズルから
吹き付けた。同図から明らかなように、従来法では砥粒
の回収およびリサイクルをすることはできないのに対し
て、本発明法によれば長時間の連続操業においても研磨
液中の砥粒のほぼ全量を回収することができる。
【0022】(実施例2)図3は、本発明装置の第2の
実施例における、研磨ロ−ルをその軸線に沿ってオッシ
レ−ションさせるACサ−ボモ−タを備えた回転ロ−ル
対等の概略平面図を示す。同図は実施例1において、各
研磨ロ−ルのそれぞれに対して1ユニットのオッシレ−
ション用ACサ−ボモ−タ16を備え、更に、この機能を
有効に発揮させる補助機構として、鋼帯同志を連結させ
る溶接部および/または鋼帯の板幅変更部を検出する検
出器等を保持したセンサ−ユニット18を備え、その外に
予備ロ−ル群19を配置したものである。
実施例における、研磨ロ−ルをその軸線に沿ってオッシ
レ−ションさせるACサ−ボモ−タを備えた回転ロ−ル
対等の概略平面図を示す。同図は実施例1において、各
研磨ロ−ルのそれぞれに対して1ユニットのオッシレ−
ション用ACサ−ボモ−タ16を備え、更に、この機能を
有効に発揮させる補助機構として、鋼帯同志を連結させ
る溶接部および/または鋼帯の板幅変更部を検出する検
出器等を保持したセンサ−ユニット18を備え、その外に
予備ロ−ル群19を配置したものである。
【0023】オッシレ−ション用ACサ−ボモ−タ16お
よびセンサ−ユニット18は、連続操業中に、研磨される
鋼帯の板幅の変更位置を検出して、鋼帯エッジによって
研磨ロ−ル1 の胴長方向の径が偏磨耗をされるのを防止
するためのものである。オッシレ−ション用ACサ−ボ
モ−タ16は、センサ−ユニット18からの信号を受けて、
研磨ロ−ルスタンドを板幅方向に±250mm の範囲内を10
mm/minの速度で作動させる機能を有するものである。
よびセンサ−ユニット18は、連続操業中に、研磨される
鋼帯の板幅の変更位置を検出して、鋼帯エッジによって
研磨ロ−ル1 の胴長方向の径が偏磨耗をされるのを防止
するためのものである。オッシレ−ション用ACサ−ボ
モ−タ16は、センサ−ユニット18からの信号を受けて、
研磨ロ−ルスタンドを板幅方向に±250mm の範囲内を10
mm/minの速度で作動させる機能を有するものである。
【0024】上記研磨装置を用いて、下記操業条件で12
0 時間の連続運転を行なった。 研磨対象材 : 冷延鋼帯(JIS G 3141 SPCC)
、 板厚 :0.4〜2.0mm 、 板幅 :700〜1500mm、 研磨処理した鋼帯の重量: 11,000Ton 、 研磨ロ−ル : ブラシロ−ル、径300mm ×胴
長1880mm。 図5は、上記の本発明の第2実施例による操業時、また
は、従来法による操業時の、ブラシロ−ルの胴長方向の
位置とブラシロ−ルの磨耗量との関係を示すグラフであ
る。同図から明らかなように、長時間にわたる大量研磨
運転により、従来法ではブラシロ−ル径は胴長方向で大
きな偏磨耗をしたが、本発明法ではブラシブラシロ−ル
径の偏磨耗は認められず均一に磨耗した。
0 時間の連続運転を行なった。 研磨対象材 : 冷延鋼帯(JIS G 3141 SPCC)
、 板厚 :0.4〜2.0mm 、 板幅 :700〜1500mm、 研磨処理した鋼帯の重量: 11,000Ton 、 研磨ロ−ル : ブラシロ−ル、径300mm ×胴
長1880mm。 図5は、上記の本発明の第2実施例による操業時、また
は、従来法による操業時の、ブラシロ−ルの胴長方向の
位置とブラシロ−ルの磨耗量との関係を示すグラフであ
る。同図から明らかなように、長時間にわたる大量研磨
運転により、従来法ではブラシロ−ル径は胴長方向で大
きな偏磨耗をしたが、本発明法ではブラシブラシロ−ル
径の偏磨耗は認められず均一に磨耗した。
【0025】(実施例3)Zn系合金電気メッキ処理前の
鋼帯(板厚0.8mm)に対して、メッキ密着性を向上させる
ため、下記条件で研磨した。 金属板研磨手段: No.1金属板研磨手段: 研磨ロ−ル : 上下ロ−ル共に、ナイロンブラシロ−
ル、 ナイロンブラシ: 上下ロ−ル共に、糸径 1.6mmで♯100
炭化珪素砥粒入り、 No.2金属板研磨手段: 研磨ロ−ル : 上下ロ−ル共に、ナイロンブラシロ−
ル、 ナイロンブラシ: 上下ロ−ル共に、糸径 0.2mmで砥粒含
まず、 ロ−ル周速: No.1, No.2研磨ロ−ル共に、1200m/min 、 研磨液 : ♯1000炭化珪素砥粒を5 wt.%含有し、残部
水、 研磨液流量: スプレ−方式にて、No.1、2 金属板研磨手
段共に、パイプ穿孔より10m3/Hr 、 研磨ロ−ル内部スプレ−水: No.1、2 金属板研磨手段共
に、20m3/Hr 、 ロ−ルと鋼帯の接触圧力: 1 kg/cm2。 このよにして得られた冷延鋼帯の表面のPPI(鋼帯1inch
長さ当たりのピ−ク数) 、50μinch( 換算値0.127 μm)
以上に132 が確認され、その後、Zn-12%Niメッキ浴槽に
てメッキを施したところ、メッキ密着性および外観が共
に良好であった。また、長時間の高水準の研磨を維持
し、連続研磨をすることができた。
鋼帯(板厚0.8mm)に対して、メッキ密着性を向上させる
ため、下記条件で研磨した。 金属板研磨手段: No.1金属板研磨手段: 研磨ロ−ル : 上下ロ−ル共に、ナイロンブラシロ−
ル、 ナイロンブラシ: 上下ロ−ル共に、糸径 1.6mmで♯100
炭化珪素砥粒入り、 No.2金属板研磨手段: 研磨ロ−ル : 上下ロ−ル共に、ナイロンブラシロ−
ル、 ナイロンブラシ: 上下ロ−ル共に、糸径 0.2mmで砥粒含
まず、 ロ−ル周速: No.1, No.2研磨ロ−ル共に、1200m/min 、 研磨液 : ♯1000炭化珪素砥粒を5 wt.%含有し、残部
水、 研磨液流量: スプレ−方式にて、No.1、2 金属板研磨手
段共に、パイプ穿孔より10m3/Hr 、 研磨ロ−ル内部スプレ−水: No.1、2 金属板研磨手段共
に、20m3/Hr 、 ロ−ルと鋼帯の接触圧力: 1 kg/cm2。 このよにして得られた冷延鋼帯の表面のPPI(鋼帯1inch
長さ当たりのピ−ク数) 、50μinch( 換算値0.127 μm)
以上に132 が確認され、その後、Zn-12%Niメッキ浴槽に
てメッキを施したところ、メッキ密着性および外観が共
に良好であった。また、長時間の高水準の研磨を維持
し、連続研磨をすることができた。
【0026】(実施例4)メッキ不良が発生した板厚1.
0mm 、メッキ量片面100g/m2 の溶融亜鉛系合金メッキ鋼
帯のメッキ層を下記方法にて研磨した。 金属板研磨手段: No.1金属板研磨手段 研磨ロ−ル : 上下ロ−ル共に、重研♯20のブラシロ
−ル、 No.2金属板研磨手段: 研磨ロ−ル : 上下ロ−ル共に、ナイロンブラシロ−
ル、 ナイロンブラシ: 上下ロ−ル共に、糸径 2.5mmで、砥粒
♯400 炭化珪素入り。 ロ−ル周速: No.1, No.2研磨ロ−ル共に、1200m/min 、 研磨液 : ♯200 炭化珪素砥粒を30wt.%含有し、残部
水、 研磨液流量: スプレ−方式にて、No.1、2 金属板研磨手
段共に、パイプ穿孔より10m3/Hr 、 研磨ロ−ル内部スプレ−水: No.1、2 金属板研磨手段共
に、20m3/Hr 、 ロ−ルと鋼帯の接触圧力: 3 kg/cm2。 このよにして得られた鋼帯表面からはメッキ層が除去さ
れた。この鋼帯に対して再度メッキ処理を施したとこ
ろ、メッキ密着性が良好であった。また、長時間の高水
準の研磨を維持し、連続研磨をすることができた。
0mm 、メッキ量片面100g/m2 の溶融亜鉛系合金メッキ鋼
帯のメッキ層を下記方法にて研磨した。 金属板研磨手段: No.1金属板研磨手段 研磨ロ−ル : 上下ロ−ル共に、重研♯20のブラシロ
−ル、 No.2金属板研磨手段: 研磨ロ−ル : 上下ロ−ル共に、ナイロンブラシロ−
ル、 ナイロンブラシ: 上下ロ−ル共に、糸径 2.5mmで、砥粒
♯400 炭化珪素入り。 ロ−ル周速: No.1, No.2研磨ロ−ル共に、1200m/min 、 研磨液 : ♯200 炭化珪素砥粒を30wt.%含有し、残部
水、 研磨液流量: スプレ−方式にて、No.1、2 金属板研磨手
段共に、パイプ穿孔より10m3/Hr 、 研磨ロ−ル内部スプレ−水: No.1、2 金属板研磨手段共
に、20m3/Hr 、 ロ−ルと鋼帯の接触圧力: 3 kg/cm2。 このよにして得られた鋼帯表面からはメッキ層が除去さ
れた。この鋼帯に対して再度メッキ処理を施したとこ
ろ、メッキ密着性が良好であった。また、長時間の高水
準の研磨を維持し、連続研磨をすることができた。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
長時間連続運転において金属板の品種や用途に応じて常
に、混合槽中の研磨液中の砥粒を均一に懸濁させてその
濃度を均一に保持できるようにし、研磨液の砥粒の濃度
を制御できるようにし、そして、研磨ロ−ルの胴長方向
の偏磨耗を防止するように構成したので、高能率の金属
板研磨処理を長時間安定させ、且つ、連続して行なうこ
とができるようになり、しかも、金属板の表面疵を良好
に除去することができるので、品質低下による歩留低下
を防止して高歩留に転じさせ、また、安定して良好な表
面粗さを得ることができるので、密着性に優れたメッキ
原板を得ることができる、工業上、重要な効果がもたら
される。
長時間連続運転において金属板の品種や用途に応じて常
に、混合槽中の研磨液中の砥粒を均一に懸濁させてその
濃度を均一に保持できるようにし、研磨液の砥粒の濃度
を制御できるようにし、そして、研磨ロ−ルの胴長方向
の偏磨耗を防止するように構成したので、高能率の金属
板研磨処理を長時間安定させ、且つ、連続して行なうこ
とができるようになり、しかも、金属板の表面疵を良好
に除去することができるので、品質低下による歩留低下
を防止して高歩留に転じさせ、また、安定して良好な表
面粗さを得ることができるので、密着性に優れたメッキ
原板を得ることができる、工業上、重要な効果がもたら
される。
【図1】本発明の第1の実施態様を説明する概略装置構
成図である。
成図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】本発明の第2の実施態様を説明する、図1に付
加する構成装置の概略平面図である。
加する構成装置の概略平面図である。
【図4】本発明法と従来法とにおける操業時間経過に対
する、混合槽内の研磨液中砥粒含有量の変化を示すグラ
フである。
する、混合槽内の研磨液中砥粒含有量の変化を示すグラ
フである。
【図5】本発明法と従来法とにおける研磨液中からの砥
粒回収率を示すグラフである。
粒回収率を示すグラフである。
【図6】本発明法または従来法による操業時の、ブラシ
ロ−ルの胴長方向の位置とブラシロ−ルの磨耗量との関
係を示すグラフである。
ロ−ルの胴長方向の位置とブラシロ−ルの磨耗量との関
係を示すグラフである。
A 金属板研磨手段、 B 砥粒濃度制御器 C 研磨液循環機、 1 研磨ロ−ル、 2 リンガ−ロ−ル、 3 ノズル、 4 スプレ−ノズル、 5 スプレ−ゾ−ン、 6 受皿、 7 濃縮機能付き循環タンク、 8 スラッジ分離機、 9 回収砥粒コンベア、 10 砥粒選別機、 11 砥粒貯蔵タンク、 12 混合槽、 12a 邪魔板、 12b 流出口、 12c 流入口、 13 砂自動計量器、 14 砥粒濃度制御計、 15 鋼帯、 16 オッシレ−ション用ACサ−ボモ−タ、 17 研磨ロ−ル駆動モ−タ、 18 センサ−ユニット、 19 予備ロ−ル群、 20 研磨液、 21 砥粒、 22 循環経路、 23a 研磨液供給用ポンプ、 23b 研磨液循環用ポンプ、 24 弾性体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 穂谷 節男 和歌山県海草郡野上町動木1425−2
Claims (5)
- 【請求項1】 連続的に移動する金属板の少なくとも一
方の面を研磨するための周面が弾性体で覆われた研磨ロ
−ルと、前記研磨ロ−ルと前記金属板との噛み込み部分
に、砥粒と水との混合物からなる研磨液を噴射させるた
めのノズルとからなる、少なくとも1つの金属板研磨手
段と、 前記ノズルに、前記研磨液を供給するための研磨液供給
手段とからなり、 前記研磨液供給手段は、前記研磨液中の前記砥粒の濃度
を均一に維持するための混合器と、前記混合器に供給さ
れる前記砥粒の量に応じて前記混合器に供給される水量
を調節して、前記研磨液中の前記砥粒の濃度を目標値に
一致させるための砥粒濃度制御器とからなることを特徴
とする金属板研磨装置。 - 【請求項2】 前記研磨ロ−ルの弾性体は、ブラシから
なることを特徴とする、請求項1に記載の金属板研磨装
置。 - 【請求項3】 前記研磨ロ−ルは、その内部にスプレ−
ノズルを有しており、水が前記スプレ−ノズルから前記
研磨ロ−ルの周面に向けて噴出するようになっているこ
とを特徴とする、請求項1または2に記載の金属板研磨
装置。 - 【請求項4】 前記研磨ロ−ルを、その軸線方向に沿っ
て移動させるためのロ−ル移動制御機を有していること
を特徴とする、請求項1、2または3に記載の金属板研
磨装置。 - 【請求項5】 前記研磨液供給手段の前記混合器は、凹
型の半球状混合槽と、前記混合槽の底部上に固定された
邪魔板と、前記混合槽内の前記研磨液を、前記混合槽内
に循環させるための研磨液循環機とからなり、前記混合
槽内において、前記砥粒と前記水とを均一に混合するこ
とを特徴とする、請求項1、2、3または4に記載の金
属板研磨装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24645993A JPH0775950A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 金属板研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24645993A JPH0775950A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 金属板研磨装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0775950A true JPH0775950A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=17148747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24645993A Pending JPH0775950A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 金属板研磨装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0775950A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000308967A (ja) * | 1999-04-23 | 2000-11-07 | Matsushita Electronics Industry Corp | 研磨剤の再生装置および研磨剤の再生方法 |
KR20020066427A (ko) * | 2001-02-10 | 2002-08-17 | 김윤호 | 유리가루 분리장치 |
JP2009291906A (ja) * | 2008-06-06 | 2009-12-17 | Ishii Hyoki Corp | 研磨装置及び研磨方法 |
-
1993
- 1993-09-07 JP JP24645993A patent/JPH0775950A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000308967A (ja) * | 1999-04-23 | 2000-11-07 | Matsushita Electronics Industry Corp | 研磨剤の再生装置および研磨剤の再生方法 |
KR20020066427A (ko) * | 2001-02-10 | 2002-08-17 | 김윤호 | 유리가루 분리장치 |
JP2009291906A (ja) * | 2008-06-06 | 2009-12-17 | Ishii Hyoki Corp | 研磨装置及び研磨方法 |
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