JPH0775901A - 棒材加工装置及び棒材加工方法 - Google Patents

棒材加工装置及び棒材加工方法

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JPH0775901A
JPH0775901A JP22339293A JP22339293A JPH0775901A JP H0775901 A JPH0775901 A JP H0775901A JP 22339293 A JP22339293 A JP 22339293A JP 22339293 A JP22339293 A JP 22339293A JP H0775901 A JPH0775901 A JP H0775901A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新材補給機構及び棒材供給機構を複雑化する
ことなく、棒材加工装置の全長を短縮するとともに、材
料交換に要する時間を短縮することができる棒材加工装
置及び棒材加工方法を提供する。 【構成】 棒材加工装置は、主軸21及びバイト24を
備えた旋盤2と、棒材Wを所定の移動設定量ずつ旋盤に
供給する棒材供給機1とを有する。棒材供給機は、新材
W′を補給する新材補給機構と、棒材Wを旋盤に供給す
る送り矢13とを備える。旋盤は、棒材の先端部を主軸
の前方に引出すためのサブチャック26を備え、送り矢
は、棒材の後端部を挿入可能な棒材挿入部13bを前端
に備える。棒材加工装置は、棒材供給機の専用コントロ
ーラC1、旋盤の専用コントローラC2及び協調制御用
コントローラC3を備える。コントローラC3は、送り
矢の駆動装置及びサブチャックの作動を制御し、棒材が
未だ製品加工可能な長さを有する段階で主軸のチャック
を閉じ且つ棒材送り部材を後退させるとともに、旋盤に
製品加工を続行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は棒材加工装置及び棒材加
工方法に関するものであり、より詳細には、製品を加工
する旋盤と、旋盤の製品加工工程に関連して棒材を旋盤
に順次供給する棒材供給機とを有する棒材加工装置及び
該棒材加工装置による棒材加工方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】予め設定された製品加工プログラムに基
づいて棒材の先端部分に切削加工を施すNC旋盤などの
自動旋盤が広く実用に供されている。この種の旋盤は、
一般に、棒材を高速回転させるスピンドルを備えた移動
型又は固定型の主軸と、該棒材に旋削加工を施す加工工
具とを備えており、棒材の先端部を製品形状に切削し、
該先端部から製品を突切る。また、比較的長尺の棒材を
旋盤に対して自動的に供給するように構成された自動棒
材供給機が知られている。かかる棒材供給機は、棒材を
旋盤に供給する棒材供給機構を備えており、棒材供給機
構は、棒材を旋盤に向かって給送する細長い棒材送り部
材と、駆動モータ及びチェーン等から構成される棒材送
り部材の駆動装置とを備えている。棒材送り部材は一般
に、送り矢と呼ばれており、送り矢は、駆動装置によっ
て前進方向の駆動力又は推力を与えられ、旋盤の製品加
工工程に応じて棒材を所定の移動設定量ずつ旋盤の主軸
に送り出す。棒材供給機は又、旋盤に供給すべき複数の
棒材(新材)をストックするために、材料棚等の新材補
給機構を備えている。新材補給機構は一般に、旋盤が棒
材から最終製品を突切った後、送り矢のフィンガーチャ
ックに保持された残材を排出し、しかる後、材料棚の新
材を棒材供給機構に補給する。
【0003】このような旋盤及び棒材供給機は、一般
に、互いに組み合わせられた状態で使用されており、全
体として棒材加工装置を構成する。ここに、棒材加工装
置を構成する棒材供給機の形式として、所謂ロングタイ
プ及びショートタイプと呼ばれる2つ形式が知られてい
る。ロングタイプの棒材供給機は、送り矢が加工軸線に
沿って直線的に往復動するように構成される。他方、シ
ョートタイプの棒材供給機は、材料棚からガイドレール
への新材投入時に送り矢を側方に退避させる送り矢スラ
イド装置と、送り矢が退避している間に、新材を所定の
範囲まで前進させる一次送り部材とを備えている。
【0004】
【発明が解決しよとうする課題】しかしながら、ロング
タイプの棒材供給機では、送り矢が最後端位置まで後退
したとき、送り矢の後端部は、かなり後方に位置する。
このため、棒材供給機の全長、従って、棒材加工装置の
全長(フロア寸法)を極めて大きく設計せざるを得な
い。他方、上記ショートタイプの棒材供給機は、送り矢
を側方に退避させ、新材を一次送り部材にて所定の範囲
まで前進させるように構成されているので、棒材供給機
の全長、従って、棒材加工装置の全長を大きく短縮し得
る。しかるに、ショートタイプの棒材供給機は、送り矢
スライド装置、一次送り部材及び一次送り部材の作動装
置等の一次送り装置を要する。このため、棒材供給機の
機構が複雑化するばかりでなく、棒材供給機の価格、従
って、棒材加工装置の設備費が高額化してしまう。ま
た、従来の棒材加工装置では、送り矢のフィンガーチャ
ックに把持された残材が送り矢から分離するまで、棒材
供給機の新材補給動作を開始し得ない。従って、材料交
換のための時間は、少なくとも残材排出及び新材補給の
両動作に要する時間以上に設定せざるを得ず、極めて短
縮し難い。しかも、ショートタイプの棒材供給機にあっ
ては、送り矢退避及び一次送り動作のための工程が新材
交換時に必要とされるので、材料交換時間が更に長期化
する難点がある。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、新材補給機構及び棒
材供給機構を複雑化することなく、棒材加工装置の全長
を短縮するとともに、材料交換に要する時間を短縮する
ことができる棒材加工装置及び棒材加工方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、棒材の挿通孔を備えた主軸および該棒材
に旋削加工を施す加工工具を備えた旋盤と、該旋盤の製
品加工工程に関連して前記棒材を所定の移動設定量ずつ
前記旋盤に供給する棒材供給機とを有し、前記旋盤は、
棒材を回転させる回転駆動手段と、棒材を把持するチャ
ックとを備え、前記棒材供給機は、複数の棒材の新材を
保持する新材補給機構と、新材補給機構によって補給さ
れた棒材を前記旋盤に供給する棒材供給機構とを備え、
該棒材供給機構は、棒材を前記旋盤に向かって給送する
棒材送り部材と、該棒材送り部材を駆動する駆動装置と
を備えた棒材加工装置において、前記旋盤は、棒材の先
端部を前記主軸の前方に引出すための棒材引出し装置を
有し、前記棒材送り部材は、棒材の後端部と分離可能に
係合する係合部を前端に備え、前記棒材供給機の駆動装
置及び前記旋盤の棒材引出し装置の作動を制御し、棒材
が未だ製品加工可能な長さを有する段階で前記棒材送り
部材を後退させるとともに、前記旋盤に製品加工を続行
させる制御装置が設けられたことを特徴とする棒材加工
装置を提供する。
【0007】上記構成の棒材加工装置によれば、棒材
は、未だ製品加工可能な段階で送り矢と分離する。棒材
供給機は、新材補給工程に移行し、旋盤は製品加工を続
行する。従って、新材補給工程と製品加工とが並行して
実行され、材料交換に要する時間が大幅に短縮する。ま
た、棒材送り部材は、主軸内に深く挿入されず、棒材が
比較的長い段階で後退する。従って、棒材送り部材の長
さが大幅に短縮する。かくして、一次送り装置を設ける
ことなく、棒材供給機の全長を短縮し、これにより、比
較的短い全長の棒材加工装置を設計できる。本発明の好
ましい実施態様においては、前記制御装置は、棒材送り
部材が後退した時点で前記チャックに残された棒材の全
長に基づき、該棒材により加工可能な製品数を演算し、
製品数に応じた製品加工を前記旋盤に続行させる。かか
る構成によれば、旋盤は、制御装置の制御下に、効率的
な製品加工を行うことができる。好ましくは、前記制御
装置は、前記係合部が前記主軸の後端部近傍に達したと
きに、前記棒材送り部材を後退させるように構成され、
前記棒材送り部材の係合部は、棒材の後端部が挿抜可能
に挿入される棒材挿入部を有する。かかる構成によれ
ば、棒材の後端部が主軸の後端部付近に達したときに、
送り矢が後退し、送り矢は、円滑に棒材の後端部から離
間する。
【0008】更に好ましくは、前記制御装置は、前記チ
ャック及び棒材引出し装置の作動を制御し、前記チャッ
クに残された残材を前記棒材引出し装置に保持させ、該
チャックを開放し、前記棒材引出し装置を前進させ、し
かる後、該棒材引出し装置に残材を解放させる。これに
より、棒材引出し装置は、残材排出装置として機能でき
る。従って、棒材供給機の残材排出装置を省略し得る。
好ましくは、前記棒材引出し装置は、前記主軸の前方に
配置され且つ該主軸と対向する開閉可能なサブチャック
と、該サブチャックを前記主軸と接近又は離間させる可
動キャリヤとを有し、前記サブチャックは、前記棒材を
把持及び解放するように開閉し、前記キャリヤは、棒材
の軸線方向に移動可能に配置され、前記サブチャックの
開閉及び前記可動キャリヤの移動は、前記制御装置によ
って制御される。本発明は又、他の観点より、棒材の挿
通孔を備えた主軸および該棒材に旋削加工を施す加工工
具を備えた旋盤と、該旋盤の製品加工工程に関連して前
記棒材を所定の移動設定量ずつ前記旋盤に供給する棒材
供給機とを有する棒材加工装置の制御装置において、前
記旋盤に設けられ且つ棒材の先端部を前記主軸の前方に
引出す棒材引出し装置の作動を制御する引出し制御手段
と、前記棒材を前記旋盤に向かって給送する棒材送り部
材の移動を制御する送り部材移動制御手段と、前記棒材
の長さを検出する長さ検出手段と、前記主軸に設けられ
且つ棒材を選択的に把持するチャックを開閉制御するチ
ャック制御手段と、棒材送り部材が後退した時点で前記
チャックに残された棒材の全長に基づき、該棒材により
加工可能な製品数を演算する演算手段と、前記棒材送り
部材が後退したときに、前記旋盤に製品加工を続行させ
る製品加工制御手段とを備えた制御装置を提供する。
【0009】かかる構成の制御装置を有する棒材加工装
置は、上述した加工サイクルを円滑に実行できる。本発
明は更に、棒材の挿通孔を備えた主軸および該棒材に旋
削加工を施す加工工具を備えた旋盤と、該旋盤の製品加
工工程に関連して前記棒材を所定の移動設定量ずつ前記
旋盤に供給する棒材供給機とを有する棒材加工装置によ
る棒材の加工方法において、棒材供給機の棒材送り部材
によって棒材を前記旋盤に供給し、棒材が、所定の長さ
まで短縮したときに、該棒材を拘束し、前記棒材送り部
材を後退させて、該棒材送り部材と棒材とを分離し、新
材を棒材送り部材の前方に補給し、棒材送り部材の前端
部に設けられた棒材係合部を前記新材の後端部と分離可
能に係合させ、前記主軸及び加工工具の作動により、短
縮した前記棒材を更に切削加工して、製品を製造し、前
記チャックを開放し、前記旋盤に設けられた棒材引出し
装置によって、棒材の残材を前記主軸の前方に引出し、
該残材を解放して排出し、前記棒材送り部材の後退工
程、新材補給工程及び棒材送り部材と新材との係合工程
と、主軸及び加工工具による前記製品製造工程とを同時
に実行することを特徴とする棒材加工方法を提供する。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に係る棒
材加工装置の好ましい実施例について、詳細に説明す
る。図1は、本発明の実施例に係る棒材加工装置の概略
平面図である。図1及び図2に示すように、棒材加工装
置は、切削加工すべき新材W′を供給する棒材供給機1
と、棒材の先端部分を製品形状に切削加工し、所望の製
品を突切る旋盤2とから構成される。棒材供給機1は、
本体フレーム11と、送り矢13を含む棒材供給機構
と、補給すべきストック材、即ち、複数の棒材の新材
W′を保持する新材補給機構とを備えている。本体フレ
ーム11は、複数のスタンド(図示せず)によって支持
され、旋盤2の加工軸線X−Xに沿って延びている。新
材補給機構は、新材Wを載置可能な材料棚12を備えて
いる。材料棚12は、複数の棚部材12aを有し、棚部
材12aは、本体フレーム11の側部に配置され、補給
すべき新材W′を支持する。各棚部材12aは、棒材供
給機1の長手方向に所定の間隔を隔てて配置され、本体
フレーム11から側方に突出している。
【0011】棒材供給機1の棒材供給機構は、加工軸線
X─Xに沿って新材W′を旋盤2に給送するための送り
矢13と、送り矢13に駆動力又は推力を伝達する無端
チェーン14とを備えている。一般に羽根と呼ばれる送
り矢13の突出部13aが無端チェーン14に係止され
る。送り矢13は、本体フレーム11上に固定されたガ
イドレール(図示せず)によって、加工軸線X−Xに沿
って前後方向に往復動可能に案内される。また、送り矢
13は、新材W′の後端部を回転可能に受入れる棒材挿
入部13bを備えている。無端チェーン14は、本体フ
レーム11の前端部及び後端部に回転可能に支持された
スプロケット15、15に巻き掛けられている。無端チ
ェーン14は又、駆動スプロケット(図示せず)に巻き
掛けられ、駆動スプロケットは、電磁クラッチ等を介し
て駆動モータ(図示せず)の出力軸に作動的に連結され
ている。棒材供給機1は又、ガイドレールに投入された
新材W′を挟持可能なクランプ装置16を備える。クラ
ンプ装置16は、開閉可能な左右のクランプ部材16
a、16bを有し、クランプ部材16a、16bは、互
いに接近して新材W′をクランプし、互いに離間して新
材W′を解放する。
【0012】棒材供給機1は更に、棒材供給機構及び新
材補給機構等の作動を制御するための専用コントローラ
C1と、送り矢13の位置を検出するための最前端位置
センサLS1及び最後端位置センサLS3と、クランプ
装置16の開閉を検出するためのクランプ開閉センサ
(図示せず)とを備えている。最前端位置センサLS1
および最後端位置センサLS3は夫々、送り矢13の突
出部13aとの接触によりON作動するリミットスイッ
チからなる。最前端位置センサLS1、最後端位置セン
サLS3およびクランプ開閉センサの各検出結果は、コ
ントローラC1に入力されるとともに、図示された信号
線を介して、協調制御用コントローラC3に入力され
る。コントローラC1、C3は夫々、操作部、作動制御
部及び警報部等を含むプログラマブルコンピュータを内
蔵しており、コントローラC1は、棒材供給機1の作動
を自動制御し、コントローラC3は、棒材供給機1及び
旋盤2の特定の作動を時期的に調整するための信号S
a、SbをコントローラC1及び旋盤2の専用コントロ
ーラC2に夫々入力し、棒材供給機1及び旋盤2の各種
構成要素の作動を協調制御する。旋盤2は主軸固定型の
NC旋盤であり、加工軸線X─Xに沿って所定位置に配
置された主軸21を有する。主軸21は、棒材を把持可
能なコレットチャックからなるメインチャック22と、
メインチャック22を高速回転させるスピンドル23と
を備え、メインチャック22にて把持した棒材を高速回
転させるように構成されている。主軸21の前方には、
棒材に切削加工を施すバイト24と、主軸21と同心に
配置されたサブチャック26とが配置される。バイト2
4は、図示しないツールホルダに支持され、ツールホル
ダの運動に応じて、加工軸線X─Xに対して接近又は離
間する。また、サブチャック26は、加工軸線X─Xと
平行に往復動可能な可動キャリヤ25に取付けられてお
り、主軸21に対して加工軸線X─X上で接近又は離間
し、棒材の引出し及び残材の排出を行う。
【0013】旋盤2は、メインチャック22の開閉を検
出するチャック開閉センサLS11と、サブチャック2
6の開閉を検出するチャック開閉センサLS12と、可
動キャリヤ25の位置を検出するためのロータリーエン
コーダEとを備えている。チャック開閉センサLS1
1、LS12及びロータリーエンコーダEの各検出結果
は、旋盤2の専用コントローラC2及び協調制御用コン
トローラC3に夫々入力される。図2は、送り矢13の
概略構造を示す縦断面図である。送り矢13は、突出部
13aの基端部に固定された棒材挿入管30と、棒材挿
入管30の後端部に螺着したナット31とを備えてい
る。ナット31は、棒材挿入管30の後端開口を閉塞す
る。棒材挿入管30の前端部外周には、棒材挿入部13
bが螺合しており、棒材挿入部13bは、スピンドル2
3の内装管23aと対向する前端開口を備えている。弾
性材料、例えば、ウレタン樹脂からなる円筒状ブッシュ
32が、棒材挿入部13bの内側に配置され、ブッシュ
32は、前端開口を画成する円環状の内方突起33と、
棒材挿入管30の前端面との間に位置決めされる。棒材
挿入管30、棒材挿入部13b及びブッシュ32は、加
工軸線X−Xと同心に配置され、棒材挿入部13bの前
端開口を介して、棒材Wの後端部を受入れる。ナット3
1は、送り矢13の前進方向に付与される駆動力によ
り、仮想線で示す如く棒材Wの後端面と当接し、棒材W
と送り矢13とが前進速度の相違により相対変位したと
き、実線で示す如くナット31から離間する。ブッシュ
32の内径は、棒材Wの外径よりも若干大きく設定され
ており、棒材Wを回転可能に支持する。
【0014】図1を参照すると、棒材供給機1は、送り
矢13を最後端位置まで後退させるとともに、クランプ
装置16のクランプ部材16a、16bを互いに離間さ
せており、図1には、新材供給開始前の棒材供給機1の
状態が図示されている。また、図1では、旋盤2は、メ
インチャック22及びサブチャック26を開放し、キャ
リヤ25を最前方位置に退避させ、バイト24を加工軸
線X−Xから離間させている。即ち、図1には、加工開
始前の旋盤2の状態が示されている。図5〜図17は、
以後の棒材加工装置の作動を段階的に示す概略平面図で
あり、図3及び図4は、コントローラC1、C2、C3
により実行される棒材加工装置の概略制御ルーチンを示
すフローチャートである。なお、図3及び図4におい
て、符号Sは、ステップを意味する。また、図5乃至図
17において、コントローラC3は図示を省略されてい
る。図1において、送り矢13の後端部13aが最後端
位置センサLS3と接触している。コントローラC1、
C3は、最後端位置センサLS1の検出信号に基づき、
送り矢13の最後端位置を検出する。コントローラC1
は、新材補給機構に新材W′の補給を指令し、新材補給
機構は、材料棚12上の新材W′を棒材供給機構のガイ
ドレールに投入する(S1)。コントローラC1は更
に、クランプ装置16のクランプ部材16a、16bを
閉位置に移動させるとともに、棒材供給機構の駆動モー
タを所定時間作動させる。クランプ部材16a、16b
は、ガイドレール上の棒材W(新材W′)を挟持し、拘
束し、無端チェーン14は、送り矢前進方向に走行し、
送り矢13を前進させる。この結果、棒材Wの後端部
は、図5に示す如く、送り矢13の棒材挿入部13bに
挿入される(S2)。なお、コントローラC1は、棒材
Wが棒材挿入部13bに挿入されると、クランプ装置1
6を開位置に切換える。
【0015】コントローラC3は、メインチャック22
の開放を確認した後、送り矢13の作動信号Saをコン
トローラC1に出力し、送り矢13をショートカット位
置まで前進させる(S3、4、5)。この結果、棒材W
の前端部は、メインチャック22の前方に突出する。な
お、棒材Wは、ショートカット装置(図示せず)によっ
て、図6に示すショートカット位置まで確実に移動され
る。コントローラC2は、メインチャック22を閉位置
に切換え、旋盤2に所謂ショートカット加工を実行させ
る(S7、8)。メインチャック22は棒材Wを把持
し、スピンドル23は駆動し、棒材Wは高速回転する。
また、バイト24は突切り位置に移動し、図7に示す如
く、ごく短い長さの切片Sを棒材Wの先端部から突切
り、一般に不整な棒材Wの先端面を切り揃える。コント
ローラC2は更に、サブチャック26の開放を確認し
(S9、10)、しかる後、キャリヤ25を駆動させ、
図8に示す如くサブチャック26を後退させる(S1
1、12)。コントローラC3は、ロータリーエンコー
ダEによってキャリヤ25の移動量を検出し、キャリヤ
25が所定の最後退位置まで移動したとき、チャック作
動信号SbをコントローラC2に出力する。コントロー
ラC2は、サブチャック26を閉位置に切換え且つメイ
ンチャック22を開位置に切換え(S13〜S16)、
更に、キャリヤ25を前進させる(S17)。図9に示
す如く、キャリヤ25の前進により、棒材Wはメインチ
ャック22から前方に引出される。
【0016】コントローラC3は、ロータリーエンコー
ダEによりキャリヤ25の移動量を検出し、サブチャッ
ク26が製品長に相応する長さ前進したとき、チャック
作動信号Sbにより、キャリヤ25の停止を指令し、コ
ントローラC2はキャリヤ25を停止させる(S18、
19)。コントローラC2は更に、メインチャック22
を閉位置に切換え且つサブチャック26の開位置に切換
え(S21、22)、しかる後、図10に示す如く、サ
ブチャック26を最前進端(初期位置)まで前方に移動
させる(S23、S24)。かくして、棒材Wは、メイ
ンチャック22から少なくとも所定の製品長、前方に突
出し、サブチャック26は、棒材Wから離間し、前方に
退避する。コントローラC2は、主軸21及びバイト2
4の駆動制御部に製品加工の実行を指令し(S25、2
6)、主軸21は、スピンドル23の回転により棒材W
を高速回転させ、バイト24は、棒材Wの外周に切削加
工を施し、所定長の製品を棒材Wの先端部から突切る。
図8乃至図10に示す工程は、製品が突切られる毎に、
反復実行される。即ち、主軸21及びバイト24の作動
により1個の製品が棒材Wの先端部から突切られる毎
に、サブチャック26は、製品長に相応する移動設定量
だけ棒材W及び送り矢13を前進させ、主軸21及びバ
イト24は、次の製品を棒材Wの先端部から製作し、こ
れを突切る。
【0017】かかる製品加工工程の反復実施により、棒
材Wの長さが短縮し、送り矢13は前進する。送り矢1
3の突出部13aが、図11に示す如く、所定位置にて
最後端位置センサLS1に接触すると、コントローラC
3は、チャック作動信号SbをコントローラC2に入力
し、コントローラC2は、メインチャック22を閉位置
に切換える(S20、27)。コントローラC3は、チ
ャック開閉センサLS11によりメインチャック22の
閉位置を確認すると(S28)、実質的に独立した棒材
供給機1及び旋盤2の制御をコントローラC1、C2に
夫々実行せしめ、棒材供給機1は、コントローラC1に
よる制御下に新材W′の補給動作を実行し(S29〜S
32)、旋盤2は、コントローラC3による制御下に製
品加工を続行する(S40〜S50)。先ず、メインチ
ャック22の閉作動後の棒材供給機1の動作について説
明する。コントローラC3は、コントローラC1に送り
矢13の後退を指令し、コントローラC1は、棒材供給
機構の駆動モータを逆転させる(S29)。無端チェー
ン14は、送り矢後退方向に走行して、送り矢13を後
退させる。送り矢13が主軸21から離間するとき、メ
インチャック22に把持された棒材Wは、送り矢13か
ら引抜かれる。従って、図12に示す如く、棒材Wは主
軸21に残され、送り矢13のみが後退する。
【0018】最後端位置センサLS3が図12に示す如
く突出部13aと接触すると、コントローラC1は、駆
動モータを停止させ(S30)、新材補給機構に新材
W′を補給を指令する。新材補給機構は、図13に示す
如く、材料棚12上の新材W′を棒材供給機構のガイド
レールに投入する(S31)。コントローラC1は更
に、上記ステップS2と実質的に同じ制御により、棒材
Wの後端部を送り矢13の棒材挿入部13bに挿入する
ように、各機構を作動させる(S32)。かかる棒材供
給機1の作動の間、旋盤2は以下の如く作動する。コン
トローラC2は、メインチャック22の閉作動後(S2
7、28)、棒材Wの残長L(図12)に基づき、棒材
Wから更に製作可能な製品個数を演算する(S40)。
送り矢13の長さは一定であり、しかも、棒材供給機1
と旋盤の位置関係は実質的に不変であるので、棒材Wの
残長Lは、最前端位置センサLS1の設定位置により逆
算可能な値である。コントローラC2は、棒材Wの残長
Lを演算し、製作可能な製品個数を、所定の製品長と残
長Lとに基づき、演算する。図12乃至図14に示す如
く、旋盤2は、コントローラC2の制御下に、棒材Wの
先端部から製品Pを製作し、これを突切り、棒材Wの残
長が製品加工不能な長さに短縮するまで、製品加工を反
復実行する(S41〜S43)。製品加工の間の棒材W
の前進及び製品加工は、上記ステップS9〜S26と実
質的に同じ動作によって実行される。かかる動作を概説
すると以下の通りである。 (1) メインチャック22の開放 (2) キャリヤ25の駆動によるサブチャック26の後退
(最後退位置まで) (3) サブチャック26の閉動作による棒材Wの前端部の
把持(図8参照) メインチャック22の開動作による棒材Wの解放 (4) キャリヤ25の駆動によるサブチャック26の前進
(製品長に相応する棒材Wの引出し)(図9参照) キャリヤ25の停止 (5) サブチャック26の開動作による棒材Wの前端部の
解放 メインチャック22の閉動作による棒材Wの把持 (6) サブチャック26の前進( 最前端位置(初期位置)
まで) (図10参照) (7) 製品加工 図14及び図15に示す如く、棒材Wの残長が製品加工
不能な長さに短縮すると、コントローラC2は、サブチ
ャック26にて棒材Wの残材Rを把持すべく、サブチャ
ック26を後退させ且つサブチャック26を閉じる。次
いで、コントローラC2は、図16に示す如く、棒材W
を主軸21から完全に引き出すように、サブチャック2
6を最前端位置まで前進させ、しかる後、図17に示す
如く、サブチャック26を開位置に切換え、残材Rを落
下させる(S44〜46)。
【0019】コントローラC2は、残材Rの落下、即
ち、残材排出を確認すると(S47)、コントローラC
3を介して、或いは、直接にコントローラC1に、送り
矢13の前進指令を出力し、コントローラC1は、棒材
供給機構の駆動モータを正転させ、送り矢13を前進さ
せる(S48、33、5)。以下、上記ステップS5以
下の制御が実行され、前述の如く、新材W′からの製品
加工が棒材供給機1及び旋盤2によって行われる。この
ように、本例の棒材加工装置は、棒材供給機1及び旋盤
2とを有し、旋盤2は、メインチャック22を備えた主
軸21と、主軸21と対向するように可動キャリヤ25
に支持されたサブチャック26とを備える。棒材加工装
置は更に、棒材供給機1のコントローラC1と旋盤2の
コントローラC2との協調制御を行うコントローラC3
を備え、コントローラC3には、棒材供給機1に配設さ
れた最前端位置センサLS1、最後端位置センサLS3
およびクランプ開閉センサの各検出結果と、旋盤2に配
設されたチャック開閉センサLS11、LS12及びロ
ータリーエンコーダEの各検出結果とが入力される。コ
ントローラC3は、これらの検出結果に基づき、コント
ローラC1、C2を介して、棒材供給機1の新材補給動
作及び棒材供給動作と、旋盤2のメインチャック22及
びサブチャック26の作動とを協調制御する。かかる構
成を備えた本例の棒材加工装置では、送り矢13は、主
軸21に近接したときに棒材Wと分離し、棒材Wを主軸
21に残したまま後退し、棒材供給機1は新材補給動作
に移行する。他方、旋盤2は、棒材供給機1が新材補給
動作を行っている間、棒材Wに対する製品加工工程を続
行し、残材Rを排出する。従って、棒材供給機1の新材
補給工程は、旋盤2の製品加工工程の間に実行され且つ
完了する。かくして、材料の交換時間が大幅に短縮され
るとともに、棒材供給機1の残材排出機能及び残材排出
工程を省略することが可能となる。
【0020】また、送り矢13は、主軸21のスピンド
ル23内に挿入される前に、後退するので、送り矢13
の長さを大幅に短縮できる。従って、上記構成によれ
ば、従来のショートタイプの棒材供給機の如く一次及び
二次送り機構を設けずに、送り矢13の長さと関連する
棒材供給機1の全長を短縮し、棒材加工装置全体の長さ
を短縮することができる。なお、本発明は、主軸固定型
自動旋盤に適用した上記実施例に限定されるものではな
く、主軸移動型自動旋盤に対しても同様に適用し得る。
また、上記実施例では、コントローラC3は、棒材加工
機及び旋盤の各専用コントローラC1、C2と別個又は
別体に設けられているが、コントローラC3の機能をコ
ントローラC1及び/又はコントローラC2に内蔵する
ことも可能である。更に、上記実施例における送り矢の
位置検出装置、即ち、接触型位置センサLS1、LS3
を、近接スイッチ又はエンコーダ等の他の位置検出手段
に置換し、或いは、キャリヤの位置検出装置、即ち、ロ
ータリーエンコーダを接触型又は非接触型のリミットス
イッチに置換しても良い。
【0021】また、上記実施例では、送り矢は棒材の後
端部を把持せずに単に挿入する新規形式のものである
が、フィンガーチャックを備えた従来構造の送り矢であ
っても良い。更に、上記実施例では、送り矢は、棒材挿
入部が主軸の後端部に接近したときに後退するが、送り
矢が或る程度主軸内に挿入された時点で送り矢を後退さ
せても良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の棒材加工装
置及び棒材加工方法によれば、新材補給機構及び棒材供
給機構を複雑化することなく、棒材加工装置の全長を短
縮するとともに、材料交換に要する時間を短縮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る棒材加工装置の概略平面
図である。
【図2】送り矢の概略構造を示す縦断面図である。
【図3】棒材加工装置の全コントローラにより実行され
る棒材加工装置の概略制御ルーチンを部分的に示すフロ
ーチャートである。
【図4】棒材加工装置の全コントローラにより実行され
る棒材加工装置の概略制御ルーチンを部分的に示すフロ
ーチャートである。
【図5】棒材の後端部を送り矢に挿入する工程を示す概
略平面図である。
【図6】送り矢の前進により棒材をショートカット位置
まで前進させた状態を示す棒材加工装置の概略平面図で
ある。
【図7】ショートカット工程を示す棒材加工装置の概略
平面図である。
【図8】サブチャックによる棒材の把持工程を示す棒材
加工装置の概略平面図である。
【図9】サブチャックによる棒材の引出し工程を示す棒
材加工装置の概略平面図である。
【図10】製品加工工程を示す棒材加工装置の概略平面
図である。
【図11】送り矢の前端部が主軸に接近した状態を示す
棒材加工装置の概略平面図である。
【図12】送り矢の後退工程を示す棒材加工装置の概略
平面図である。
【図13】並行して実行される新材補給工程及び製品加
工工程を示す棒材加工装置の概略平面図である。
【図14】並行して実行される新材挿入工程及び製品加
工工程を示す棒材加工装置の概略平面図である。
【図15】サブチャックによる残材の把持工程を示す棒
材加工装置の概略平面図である。
【図16】サブチャックによる残材の引出し工程を示す
棒材加工装置の概略平面図である。
【図17】サブチャックによる残材の排出工程を示す棒
材加工装置の概略平面図である。
【符号の説明】
1 棒材供給機 2 旋盤 11 本体フレーム 12 材料棚 13 送り矢(棒材送り部材) 13a 突出部 13b 棒材挿入部(係合部) 14 無端チェーン 15 スプロケット 16 クランプ装置 21 主軸 22 メインチャック 23 スピンドル(回転駆動手段) 24 バイト(加工工具) 25 可動キャリヤ 26 サブチャック(棒材引出し装置) C1、C2、C3 コントローラ(制御装置) LS1 最前端位置センサ LS3 最後端位置センサ LS11、LS12 チャック開閉センサ E ロータリーエンコーダ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒材の挿通孔を備えた主軸および該棒材
    に旋削加工を施す加工工具を備えた旋盤と、該旋盤の製
    品加工工程に関連して前記棒材を所定の移動設定量ずつ
    前記旋盤に供給する棒材供給機とを有し、前記旋盤は、
    棒材を回転させる回転駆動手段と、棒材を把持するチャ
    ックとを備え、前記棒材供給機は、複数の棒材の新材を
    保持する新材補給機構と、新材補給機構によって補給さ
    れた棒材を前記旋盤に供給する棒材供給機構とを備え、
    該棒材供給機構は、棒材を前記旋盤に向かって給送する
    棒材送り部材と、該棒材送り部材を駆動する駆動装置と
    を備えた棒材加工装置において、 前記旋盤は、棒材の先端部を前記主軸の前方に引出すた
    めの棒材引出し装置を有し、 前記棒材送り部材は、棒材の後端部と分離可能に係合す
    る係合部を前端に備え、 前記棒材供給機の駆動装置及び前記旋盤の棒材引出し装
    置の作動を制御し、棒材が未だ製品加工可能な長さを有
    する段階で前記棒材送り部材を後退させるとともに、前
    記旋盤に製品加工を続行させる制御装置が設けられたこ
    とを特徴とする棒材加工装置。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、棒材送り部材が後退し
    た時点で前記チャックに残された棒材の全長に基づき、
    該棒材により加工可能な製品数を演算し、製品数に応じ
    た製品加工を前記旋盤に続行させることを特徴とする請
    求項1に記載の棒材加工装置。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、前記係合部が前記主軸
    の後端部近傍に達したときに、前記棒材送り部材を後退
    させることを特徴とする請求項1又は2に記載の棒材加
    工装置。
  4. 【請求項4】 前記棒材送り部材の係合部は、棒材の後
    端部が挿抜可能に挿入される棒材挿入部を有することを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の棒材
    加工装置。
  5. 【請求項5】 前記制御装置は、前記チャック及び棒材
    引出し装置の作動を制御し、前記チャックに残された残
    材を前記棒材引出し装置に保持させ、該チャックを開放
    し、前記棒材引出し装置を前進させ、しかる後、該棒材
    引出し装置に残材を解放させることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれか1項に記載の棒材加工装置。
  6. 【請求項6】 前記棒材引出し装置は、前記主軸の前方
    に配置され且つ該主軸と対向する開閉可能なサブチャッ
    クと、該サブチャックを前記主軸と接近又は離間させる
    可動キャリヤとを有し、前記サブチャックは、前記棒材
    を把持及び解放するように開閉し、前記キャリヤは、棒
    材の軸線方向に移動可能に配置され、前記サブチャック
    の開閉及び前記可動キャリヤの移動は、前記制御装置に
    よって制御されることを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれか1項に記載の棒材加工装置。
  7. 【請求項7】 棒材の挿通孔を備えた主軸および該棒材
    に旋削加工を施す加工工具を備えた旋盤と、該旋盤の製
    品加工工程に関連して前記棒材を所定の移動設定量ずつ
    前記旋盤に供給する棒材供給機とを有する棒材加工装置
    の制御装置において、 前記旋盤に設けられ且つ棒材の先端部を前記主軸の前方
    に引出す棒材引出し装置の作動を制御する引出し制御手
    段と、 前記棒材を前記旋盤に向かって給送する棒材送り部材の
    移動を制御する送り部材移動制御手段と、 前記棒材の長さを検出する長さ検出手段と、 前記主軸に設けられ且つ棒材を選択的に把持するチャッ
    クを開閉制御するチャック制御手段と、 棒材送り部材が後退した時点で前記チャックに残された
    棒材の全長に基づき、該棒材により加工可能な製品数を
    演算する演算手段と、 前記棒材送り部材が後退したときに、前記旋盤に製品加
    工を続行させる製品加工制御手段とを備えた制御装置。
  8. 【請求項8】 棒材の挿通孔を備えた主軸および該棒材
    に旋削加工を施す加工工具を備えた旋盤と、該旋盤の製
    品加工工程に関連して前記棒材を所定の移動設定量ずつ
    前記旋盤に供給する棒材供給機とを有する棒材加工装置
    による棒材の加工方法において、 棒材供給機の棒材送り部材によって棒材を前記旋盤に供
    給し、棒材が、所定の長さまで短縮したときに、該棒材
    を拘束し、 前記棒材送り部材を後退させて、該棒材送り部材と棒材
    とを分離し、 新材を棒材送り部材の前方に補給し、棒材送り部材の前
    端部に設けられた棒材係合部を前記新材の後端部と分離
    可能に係合させ、 前記主軸及び加工工具の作動により、短縮した前記棒材
    を更に切削加工して、製品を製造し、 前記チャックを開放し、前記旋盤に設けられた棒材引出
    し装置によって、棒材の残材を前記主軸の前方に引出
    し、該残材を解放して排出し、 前記棒材送り部材の後退工程、新材補給工程及び棒材送
    り部材と新材との係合工程と、主軸及び加工工具による
    前記製品製造工程とを同時に実行することを特徴とする
    棒材加工方法。
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